オリンピック・パラリンピック推進対策特別委員会速記録第三十七号

令和二年五月二十七日(水曜日)
第十五委員会室
午後一時四十三分開議
出席委員 二十三名
委員長小山くにひこ君
副委員長吉原  修君
副委員長長橋 桂一君
副委員長伊藤 ゆう君
理事山崎 一輝君
理事上野 和彦君
理事両角みのる君
理事ひぐちたかあき君
理事あぜ上三和子君
古城まさお君
けいの信一君
藤井あきら君
川松真一朗君
白戸 太朗君
奥澤 高広君
桐山ひとみ君
山口  拓君
とや英津子君
池川 友一君
入江のぶこ君
里吉 ゆみ君
木村 基成君
高島なおき君

欠席委員 なし

出席説明員
オリンピック・パラリンピック準備局局長潮田  勉君
次長理事兼務延與  桂君
次長総務部長事務取扱中村 倫治君
計画推進部長田中  彰君
運営推進担当部長関口 尚志君
連携推進担当部長高角 和道君
開設準備担当部長利用促進担当部長兼務柏原 弘幸君
スポーツ施設担当部長原田 和生君
スポーツ推進部長鈴木 研二君
国際大会準備担当部長篠  祐次君

本日の会議に付した事件
第三十二回オリンピック競技大会及び第十六回パラリンピック競技大会の開催に向けた調査・検討及び必要な活動を行う。
議席について
報告事項(説明)
・東京二〇二〇大会の開催延期等について
・持続可能性大会前報告書について
閉会中の継続調査について

○小山委員長 ただいまからオリンピック・パラリンピック推進対策特別委員会を開会いたします。
 初めに、一言申し上げます。
 三月二十七日の本会議におきまして、本委員会設置要綱が一部改正され、本委員会の名称等が変更となりました。
 大会を成功に導くため、引き続きさまざまな視点から政策提言を含めた活発な議論を展開し、有意義な調査を進めてまいりたいと思いますので、委員の皆様におかれましては、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
 次に、委員会運営要領の改正について申し上げます。
 本委員会設置要綱の一部改正に伴い、先ほどの理事会におきまして、本委員会の運営要領をお手元配布のとおり改正することを申し合わせましたので、ご了承を願います。

○小山委員長 次に、議席についてお諮りいたします。
 今定例会中におけます議席は、ただいまご着席のとおりといたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小山委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○小山委員長 次に、本委員会の担当書記に交代がありましたので、紹介をいたします。
 議事課の担当書記の吉村智之君です。
 議案法制課の担当書記の中沢美巳さんです。
 調査部の担当書記の長澤竜哉君です。
 よろしくお願いいたします。
   〔書記挨拶〕

○小山委員長 これより第三十二回オリンピック競技大会及び第十六回パラリンピック競技大会の開催に向けた事項について調査を行います。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、報告事項の聴取及び閉会中の継続調査の申し出の決定を行います。
 なお、報告事項については、説明を聴取することにとどめます。ご了承を願います。
 初めに、先般の人事異動に伴い、本委員会に出席する幹部職員に交代がありましたので、局長から紹介があります。

○潮田オリンピック・パラリンピック準備局長 四月一日付の人事異動により、当局の幹部職員に異動がございましたので、ご紹介申し上げます。
 連携推進担当部長の高角和道でございます。開設準備担当部長の柏原弘幸でございます。柏原は利用促進担当部長を兼ねてございます。スポーツ施設担当部長の原田和生でございます。スポーツ推進部長の鈴木研二でございます。国際大会準備担当部長の篠祐次でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
   〔理事者挨拶〕

○小山委員長 紹介は終わりました。

○小山委員長 次に、理事者から、東京二〇二〇大会の開催延期等について外一件の報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。

○田中オリンピック・パラリンピック準備局計画推進部長 それでは、私から、東京二〇二〇大会の開催延期等についてご説明いたします。
 お手元の資料第1号をごらんください。
 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、東京二〇二〇大会の二〇二〇年開催は延期となり、今後、二〇二一年に向けて大会準備を進めてまいります。
 初めに、1、開催延期の経緯についてご説明いたします。
 三月二十三日、IOC理事会で大会延期も含めた検討を進めることが合意されました。
 翌日の三月二十四日、安倍内閣総理大臣とIOCバッハ会長の電話会談が、小池東京都知事、森東京二〇二〇組織委員会会長、菅内閣官房長官、橋本オリンピック・パラリンピック担当大臣の同席のもと行われました。
 アスリート、各国国際競技連盟、各国オリンピック委員会等の意向に鑑み、大会中止が選択肢にないこと、世界の状況が継続的に悪化していることから、本年七月の開催、さらには年内の開催も不可能であり、延期とせざるを得ないこと、おおむね一年程度延期することを軸として、遅くとも二〇二一年夏までの開催に向けて具体的に検討していくことで一致しました。
 そして、電話会談後に開催されたIOC理事会で、遅くとも二〇二一年の夏までの時期に延期すること等が承認されました。
 これに合わせて、IOCと組織委員会の共同声明において、大会を二〇二一年の夏までの時期に延期することの結論に達したこと、聖火を日本にとどめること、東京二〇二〇大会の名称を東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会のままとすることで合意したことなどが発表されました。
 恐れ入りますが、次のページをごらんください。大会延期に関して、小池知事が、都としても、全力を挙げて、選手や観客の皆様初め全ての方々にとって安全・安心な大会の開催を実施するため、組織委員会、国など関係者と一丸となって、しっかりと準備を進めていくとのコメントを発表しております。
 三月三十日には、小池知事、バッハ会長、森会長、橋本大臣が大会日程について協議を行い、オリンピックは二〇二一年七月二十三日から八月八日、パラリンピックは八月二十四日から九月五日で合意いたしました。
 これに引き続き開催されたIOC臨時理事会において、新たな開催日程が承認されました。
 これについて、小池知事が、今後、全力を挙げて、新型コロナウイルスに打ちかち、安全・安心な東京二〇二〇大会の実施に向け、組織委員会、国など関係者と一丸となって準備を進めていくとのコメントを発表しております。
 次に、2、延期決定後の動きについてでございます。
 (1)でございますが、四月十六日に開催されたエグゼクティブプロジェクトレビューにおきまして、IOCと組織委員会は、東京二〇二〇大会延期に伴う今後の大会準備の枠組みについて合意いたしました。
 主な内容は、一点目が、二〇二一年夏に大会を開催するプロセスは、コーツ委員長と森会長が率いるジョイント・ステアリング・コミッティーにより統括されること。
 二点目が、大会では、全ての関係者と調整の上に決定した会場と競技スケジュールを踏襲することが望ましいこと。
 三点目が、アジェンダ二〇二〇に基づき、サービスレベルの水準を最適化、合理化する施策を検討するとともに、延期によるコスト削減を図る。IOCと日本側は共同で、延期のもたらす影響について引き続き評価と議論を行うこと。
 四点目が、新型コロナウイルス感染症の影響につき、必要な対応策を二〇二一年の大会運営計画に盛り込むことでございます。
 (2)でございますが、五月十四日に開催されたIOC理事会におきまして、IOCは新型コロナウイルス感染症の危機に対処するため、最大八億米ドルの財務計画を承認しております。
 現時点で詳細は明らかになっておりませんが、サービスレベルの水準の最適化、合理化や大会延期に伴うコスト縮減などについて、引き続き議論を行ってまいります。
 一枚おめくりください。参考資料として、IOCの大会延期を含めた検討に係る報道発表資料、英文のほか、ただいまの説明に関連する十一件の資料を添付しております。後ほどご参照いただければと存じます。
 説明は以上でございます。

○関口オリンピック・パラリンピック準備局運営推進担当部長 それでは、私から、報告事項、持続可能性大会前報告書についてご説明いたします。
 お手元の資料第2号をごらんください。
 1、概要でございます。
 東京二〇二〇大会では、持続可能性に配慮した運営計画第二版に基づき、持続可能な大会の準備、運営に向けた取り組みを推進しております。
 運営計画では、その取り組みの進捗状況を持続可能性報告書で公表することとしておりまして、このたび二回目となる報告書を令和二年四月に組織委員会が公表いたしました。
 全体の構成は前回と同様で、テーマや目標の変更はなく、二〇一九年の取り組みを中心に報告しております。また、幅広く発信するため、概要版も作成しております。
 次に、2、大会前報告書の主な構成、内容でございます。
 報告書では、五つの主要テーマに加え、横断的なテーマである持続可能性に配慮した調達、会場整備について、取り組みの進捗が説明されておりまして、各テーマにおける主な取り組みはごらんのとおりでございます。
 最後に、3、今後の予定でございます。
 組織委員会は、今後の変更等により生じる重要な事項につきまして、適切な時期、手段等により報告を行うこととしております。
 また、大会終了後に、持続可能性大会後報告書を公表する予定でございます。
 なお、参考資料1といたしまして組織委員会の報道発表資料、参考資料2といたしまして概要版、参考資料3といたしまして本文を、それぞれ添付させていただきました。後ほどご参照いただければと存じます。
 説明は以上でございます。

○小山委員長 報告は終わりました。

○小山委員長 次に、本委員会に付託されております調査事件についてお諮りをいたします。
 本件は、今定例会中に調査を終了することができませんので、閉会中の継続調査の申し出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小山委員長 異議なしと認め、そのように決定をいたしました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時五十三分散会

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