オリンピック・パラリンピック及びラグビーワールドカップ推進対策特別委員会速記録第二十四号

平成三十一年三月二十二日(金曜日)
第四委員会室
午後一時開議
出席委員 二十三名
委員長小山くにひこ君
副委員長高倉 良生君
副委員長伊藤 ゆう君
副委員長吉原  修君
理事うすい浩一君
理事両角みのる君
理事石川 良一君
理事山崎 一輝君
理事あぜ上三和子君
藤井あきら君
池川 友一君
細田いさむ君
斉藤れいな君
おときた駿君
川松真一朗君
白戸 太朗君
とや英津子君
入江のぶこ君
山口  拓君
中山 信行君
桐山ひとみ君
木村 基成君
高島なおき君

欠席委員 なし

出席説明員
オリンピック・パラリンピック準備局局長潮田  勉君
次長理事兼務延與  桂君
次長岩瀬 和春君
技監相場 淳司君
理事西村 泰信君
理事中澤 基行君
総務部長中村 倫治君
調整担当部長雲田 孝司君
大会企画調整担当部長中嶋 初史君
自治体調整担当部長小池 和孝君
計画推進部長根本 浩志君
運営担当部長田中  彰君
競技・渉外担当部長川瀬 航司君
事業推進担当部長丸山 雅代君
パラリンピック部長萱場 明子君
障害者スポーツ担当部長越  秀幸君
大会施設部長鈴木 一幸君
開設準備担当部長鈴木 研二君
施設担当部長砂田  覚君
施設整備担当部長草野 智文君
施設調整担当部長湯川 雅史君
選手村担当部長斉藤  有君
スポーツ施設担当部長藤木 仁成君
輸送担当部長片寄 光彦君
スポーツ推進部長小室 明子君
ラグビーワールドカップ準備担当部長篠  祐次君
ラグビーワールドカップ会場運営担当部長
国際大会準備担当部長兼務
田中 愛子君

本日の会議に付した事件
二〇二〇年に開催される第三十二回オリンピック競技大会及び第十六回パラリンピック競技大会並びに二〇一九年に開催される第九回ラグビーワールドカップ二〇一九™の開催に向けた調査・検討及び必要な活動を行う。
報告事項(説明)
・東京二〇二〇オリンピック聖火リレーについて
・東京二〇二〇大会における都市オペレーションセンター運営計画について
・「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」における小型家電等の回収終了について
・ラグビーワールドカップ二〇一九™東京都交通輸送実施計画について
・ラグビーワールドカップ二〇一九™の都内の公認チームキャンプ地決定について
閉会中の継続調査について

○小山委員長 ただいまからオリンピック・パラリンピック及びラグビーワールドカップ推進対策特別委員会を開会いたします。
 初めに、委員の辞任及び選任について申し上げます。
 議長から、去る二月十三日付をもって、栗下善行委員の辞任を許可し、新たに斉藤れいな委員を選任した旨、通知がありましたので、ご報告いたします。
 この際、新任の委員を紹介いたします。
 斉藤れいな委員です。

○斉藤委員 よろしくお願いします。

○小山委員長 紹介は終わりました。

○小山委員長 次に、議席について申し上げます。
 議席は、ただいまご着席のとおりといたしますので、ご了承を願います。

○小山委員長 これより第三十二回オリンピック競技大会及び第十六回パラリンピック競技大会並びに第九回ラグビーワールドカップ二〇一九の開催に向けた事項について調査を行います。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、報告事項の聴取及び閉会中の継続調査の申し出の決定を行います。
 なお、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は後日の委員会で行いますので、ご了承を願います。
 理事者から、東京二〇二〇オリンピック聖火リレーについて外四件の報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。

○小池オリンピック・パラリンピック準備局自治体調整担当部長 それでは、報告事項、東京二〇二〇オリンピック聖火リレーについてご説明いたします。
 恐れ入りますが、お手元の資料第1号をごらんください。
 公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会におきまして、去る三月十二日及び三月二十日に、それぞれ聖火リレーに関する発表がございました。
 まず、三月十二日には、東京二〇二〇オリンピック聖火リレー復興の火の展示場所につきまして、二〇二〇年三月二十日から三月二十五日までの間、宮城県、岩手県、福島県の順番で各二日間、復興の火が展示されることが公表されました。
 また、東京二〇二〇オリンピック聖火リレーのグランドスタート会場につきまして、福島県のJヴィレッジになることが決定されました。
 次に、三月二十日には、東京二〇二〇オリンピック聖火リレーエンブレム、トーチの発表及び東京二〇二〇聖火リレー公式アンバサダーの発表がございました。
 詳細につきましては、参考資料といたしまして組織委員会の資料を添付しておりますので、後ほどごらんいただければと存じます。
 簡単ではございますが、説明は以上でございます。

○田中オリンピック・パラリンピック準備局運営担当部長 それでは、私から、東京二〇二〇大会における都市オペレーションセンター運営計画についてご説明いたします。
 恐れ入りますが、お手元に配布してございます資料第2号をごらんください。
 まず、1、計画の位置づけでございますが、円滑な大会運営を支援するとともに、大会が都民生活に与える影響の軽減を図るため、昨年公表いたしました東京二〇二〇大会における都市運営に係る基本方針に基づき、都市オペレーションセンターを設置することとしております。
 本計画は、センターの組織構成、機能、オペレーション等について定めるものでございます。
 今後、テストイベント等を通じ、組織体制、連絡系統などの検証を行い、継続的に見直し、改善を図ってまいります。
 次に、2、計画の概要の(1)、都市オペレーションセンターの機能でございますが、〔1〕、大会運営に係る総合的な連絡調整として、都市情報の集約、分析、重大事案への対処方針の検討などを行います。
 また、〔2〕、競技会場周辺対応といたしまして、駅から競技会場までのいわゆるラストマイルにおいて、観客への暑さ対策、救護対応、シティキャストによる案内などの取り組みを実施いたします。
 さらに、ラストマイルを安全に保ち、事故等の発生を防止するとともに、万が一、事案が発生した際には迅速に対応いたします。
 次に、(2)、都市オペレーションセンターの設置場所ですが、都庁に設置することとしております。
 なお、組織委員会が設置するメーンオペレーションセンター及び輸送センターとの調整を行うため、支部を設置するとともに、ラストマイルの運営、事案への対処等を行うため、現地に職員を派遣いたします。
 恐れ入りますが、一枚おめくりください。(3)、設置期間、運営時間でございますが、二〇二〇年七月一日から九月十三日まで設置し、大会開催期間中は二十四時間体制で運営いたします。
 次に、(4)、主なオペレーションでございます。都市オペレーションセンターでは、情報集約、分析、ラストマイルの運営などの通常時のオペレーションのほか、事案発生時には、都市運営に影響を及ぼし得る事案を分類し、対応してまいります。
 〔1〕、通常時におきましては、都市情報を集約、分析し、大会運営への影響を把握し、メーンオペレーションセンター等への情報提供などを行います。
 また、〔2〕、事案発生時におきましては、現場のみで対応可能な軽微な事案は現場で判断することとし、影響が複数の会場にまたがるものや、大会運営に著しい影響を及ぼす事案につきましては、都市オペレーションセンター本部で判断し、対応してまいります。
 さらに、都全体に影響が及ぶ大規模災害などは、災害対策本部等のもと、大会関係者の避難など、大会運営に関係する対応を実施いたします。
 最後に、(5)、大会後のレガシーといたしまして、ICTツールの活用により、さまざまな情報を集約し、今後の都政運営に活用する仕組みを検討するほか、大会に向けて構築する関係機関との連携体制を大会後の国際イベントに活用するなどの取り組みを行ってまいります。
 なお、参考資料として、東京二〇二〇大会における都市オペレーションセンター運営計画の本文を添付させていただきました。後ほどごらんいただければと存じます。
 説明は以上でございます。

○川瀬オリンピック・パラリンピック準備局競技・渉外担当部長 それでは、私から、都市鉱山からつくるみんなのメダルプロジェクトにおける小型家電等の回収終了についてご説明いたします。
 恐縮ですが、お手元の資料第3号をごらんください。
 平成三十一年二月八日、東京二〇二〇組織委員会は、メダル製作に必要な金属量を確保できる見通しとなったことから、メダルプロジェクトとしての小型家電等の回収受け付けを、本年三月三十一日までとすることを公表いたしました。
 メダルプロジェクトの進捗状況でございますが、平成三十年十月末までの回収分で、確保済み金属量が、金につきましては二十八・四キログラム、進捗率九三・七%となっております。
 また、銀につきましては三千五百キログラム、進捗率八五・四%となっており、いずれもこのままのペースで推移すれば目標を達成する見込みと聞いております。
 一枚おめくりください。参考資料として、組織委員会の報道発表資料を添付しております。後ほどご参照いただければと存じます。
 説明は以上でございます。

○田中オリンピック・パラリンピック準備局ラグビーワールドカップ会場運営担当部長国際大会準備担当部長兼務 それでは、ラグビーワールドカップ二〇一九東京都交通輸送実施計画についてご説明いたします。
 お手元の資料第4号をごらんください。
 まず、1、計画の前提についてでございます。
 計画の位置づけ、役割分担につきましては、一般観客を安心・安全を第一に、限られた時間で円滑に輸送するための計画で、ラグビーワールドカップ二〇一九組織委員会が策定するガイドラインを踏まえ開催都市が作成するものであり、昨年三月策定の東京都交通輸送基本計画に基づき作成し、本年三月末に組織委員会に提出を予定しております。
 観客の入退場推計につきましては、来場者数は一試合当たり約五万人を想定しており、地域別来場者数は、約三割が外国人、交通分担率は、観客の七割以上が飛田給駅を利用し、入退場分布は、試合前、終了後六十分に入退場客が集中すると推計しております。
 続きまして、2、主な内容についてでございます。
 まず、(1)、公共交通機関で来場する観客への対応でございます。
 シャトルバス輸送計画につきましては、入場時は調布、多磨、武蔵境、狛江の近隣四駅から、十から二十五分間隔で運行を予定しており、退場時は入場時の四駅に武蔵小金井駅も加え、数分程度の短い間隔で運行を予定しております。
 歩行者誘導計画につきましては、最寄り駅の飛田給駅、西調布駅、多磨駅とスタジアム間の動線上に、大会仕様の案内サインを配置いたします。
 鉄道輸送計画につきましては、飛田給駅では、試合開始四時間前から終了一・五時間後ごろまで、特急、準特急の臨時停車を実施いたします。
 なお、資料の右側に、案内サインの例を記載させていただいております。
 続きまして、次のページをごらんください。(2)、その他の手段で来場する観客への対応でございます。
 自動車につきましては、車椅子利用者等の特別に許可する者以外は、公共交通機関の利用を徹底するとともに、関係者等車両の集中による渋滞の発生と、それによる周辺交通の混乱を避けるため、スタジアム通りへの一般車両の通行を制限してまいります。
 タクシーにつきましては、乗降場を飛田給駅前と多磨駅前に設定し、多磨駅前についてはシャトルバスとの接続により、障害者等も円滑に会場までアクセス可能となっております。
 二輪車、自転車につきましては、近隣からの来場を想定して、約千台分の駐輪場を確保してまいります。
 なお、資料の右側に、スタジアム周辺車両関係図を記載させていただいております。
 次に、(3)、交通広報につきましては、観客への広報及び一般への広報について記載しております。
 次に、(4)、交通輸送実施体制、(5)、その他の対応についてそれぞれ記載してございます。
 最後に、資料の右下の今後のスケジュールでございますが、本計画は、三月末に組織委員会に提出し、四月以降、計画の更新を行い、組織委員会の承認を得ていくことを予定しております。
 なお、参考としまして、ラグビーワールドカップ二〇一九東京都交通輸送実施計画の冊子もあわせてお配りしております。後ほどごらんいただきたく存じます。
 続きまして、ラグビーワールドカップ二〇一九の都内の公認チームキャンプ地決定についてご説明いたします。
 お手元の資料第5号をごらんください。
 まず、1、概要でございます。
 公認チームキャンプ地とは、大会期間中に出場チームが練習及び調整を行うために滞在する場所のことでございます。
 平成三十年四月二十日、組織委員会が公認チームキャンプ地を内定し公表しましたが、その内容につきましては、五月二十四日に開催された本委員会においてご報告いたしております。
 本年三月十一日に、組織委員会が内定した各自治体との契約手続を経て、公認チームキャンプ地を決定し、これを公表いたしました。
 次に、2、都内の公認チームキャンプ地の決定状況でございます。
 (1)、立候補した都内自治体についてです。内定時からの変更点としましては、武蔵野市に滞在するチームがルーマニアからロシアに変更になりました。府中市にはイングランドとフランスに加え、決勝トーナメントに出場するチームのいずれかが滞在することになりました。町田市にはアフリカ地区代表としてナミビアが決定しました。
 (2)、組織委員会が独自に追加確保したものについてですが、東京都Bにオーストラリアと決勝トーナメントに出場するチームのいずれか、東京都Cに決勝トーナメントに出場するチームのいずれかの滞在が追加になりました。
 なお、いずれの公認チームキャンプ地についても、セキュリティー確保の観点から、施設の名称や滞在期間については非公表となっています。
 参考資料としまして、三月十一日に組織委員会がリリースしたプレス資料をおつけしておりますので、後ほどご参照ください。
 説明は以上です。

○小山委員長 報告は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○小山委員長 それでは、資料要求はなしと確認させていただきます。

○小山委員長 次に、本委員会に付託されております調査事件についてお諮りをいたします。
 本件は、今定例会中に調査を終了することができませんので、閉会中の継続調査の申し出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小山委員長 異議なしと認め、そのように決定をいたしました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時十三分散会

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