オリンピック・パラリンピック及びラグビーワールドカップ推進対策特別委員会速記録第十四号

平成三十年六月十四日(木曜日)
第四委員会室
午後一時開議
出席委員 二十三名
委員長小山くにひこ君
副委員長大松あきら君
副委員長吉原  修君
副委員長伊藤 ゆう君
理事加藤 雅之君
理事両角みのる君
理事石川 良一君
理事山崎 一輝君
理事あぜ上三和子君
森澤 恭子君
おときた駿君
川松真一朗君
栗林のり子君
龍円あいり君
白戸 太朗君
入江のぶこ君
山口  拓君
里吉 ゆみ君
谷村 孝彦君
桐山ひとみ君
とくとめ道信君
木村 基成君
高島なおき君

欠席委員 なし

出席説明員
オリンピック・パラリンピック準備局局長潮田  勉君
次長理事兼務延與  桂君
技監相場 淳司君
理事西村 泰信君
理事中澤 基行君
総務部長中村 倫治君
調整担当部長雲田 孝司君
大会企画調整担当部長中嶋 初史君
自治体調整担当部長小池 和孝君
計画推進部長根本 浩志君
運営担当部長田中  彰君
競技・渉外担当部長川瀬 航司君
事業推進担当部長丸山 雅代君
パラリンピック部長萱場 明子君
障害者スポーツ担当部長越  秀幸君
大会施設部長鈴木 一幸君
開設準備担当部長鈴木 研二君
施設担当部長砂田  覚君
施設整備担当部長草野 智文君
施設調整担当部長湯川 雅史君
選手村担当部長斉藤  有君
スポーツ施設担当部長藤木 仁成君
輸送担当部長片寄 光彦君
スポーツ推進部長小室 明子君
ラグビーワールドカップ準備担当部長篠  祐次君
ラグビーワールドカップ会場運営担当部長
国際大会準備担当部長兼務
小久保 修君

本日の会議に付した事件
二〇二〇年に開催される第三十二回オリンピック競技大会及び第十六回パラリンピック競技大会並びに二〇一九年に開催される第九回ラグビーワールドカップ二〇一九TMの開催に向けた調査・検討及び必要な活動を行う。
報告事項(説明)
・東京二〇二〇大会開催準備に関わる主な取組について
・東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会大会ボランティア募集要項及び都市ボランティア募集要項について
・持続可能性に配慮した運営計画第二版について
閉会中の継続調査について

○小山委員長 ただいまからオリンピック・パラリンピック及びラグビーワールドカップ推進対策特別委員会を開会いたします。
 これより第三十二回オリンピック競技大会及び第十六回パラリンピック競技大会並びに第九回ラグビーワールドカップ二〇一九の開催に向けた事項について調査を行います。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、報告事項の聴取及び閉会中の継続調査の申し出の決定を行います。
 なお、報告事項、東京二〇二〇大会開催準備に関わる主な取組については、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は後日の委員会で行います。
 また、報告事項、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会大会ボランティア募集要項及び都市ボランティア募集要項について及び持続可能性に配慮した運営計画第二版については、説明を聴取することにとどめます。ご了承を願います。
 それでは、理事者から報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。
 初めに、東京二〇二〇大会開催準備に関わる主な取組についての報告を聴取いたします。

○根本オリンピック・パラリンピック準備局計画推進部長 それでは、私から、報告事項、東京二〇二〇大会開催準備に関わる主な取組につきましてご説明いたします。
 お手元の資料第1号をごらんください。
 本資料は、東京二〇二〇大会開催準備にかかわる主な取り組みに関しまして、これまでの実施状況と今後の取り組みの概要をまとめたものでございます。
 主な取り組みを大会運営、施設・輸送等、機運醸成、連携協力、レガシー、大会経費の管理の六つに分類いたしまして、三十の事項に整理しております。
 恐れ入りますが、一枚おめくりをいただきまして、二ページをごらんください。大会運営の欄の事項1、ボランティアをご説明させていただきます。
 これまでの実施状況といたしましては、官民さまざまな団体が参画する東京都ボランティア活動推進協議会を平成二十七年九月に設置して以降、シンポジウムの開催等、ボランティアの参加機運の醸成や裾野拡大を図ってまいりました。また、平成二十八年十二月、組織委員会と一体的に東京二〇二〇大会に向けたボランティア戦略を策定するとともに、去る十一日には都市ボランティア募集要項を組織委員会の大会ボランティア募集要項とともに公表いたしました。
 今後の取り組みにつきましては、九月からボランティアの募集を開始するとともに、募集後は計画的に研修を実施してまいります。また、四月から開始しているラグビーワールドカップ二〇一九組織委員会によるボランティアの募集が七月まで行われます。ラグビーワールドカップにおいて都内で活動したボランティアで、希望する方々につきましては、東京二〇二〇大会においてもご活躍いただき、経験、ノウハウを継承してまいります。
 恐れ入りますが、二枚おめくりをいただきまして、四ページをごらんください。施設・輸送等の欄の事項10、施設整備をご説明させていただきます。
 あわせて、一〇ページの別添資料、新規恒久施設等の整備状況もごらんください。都で整備する新規恒久施設等につきましては、昨年十一月、武蔵野の森総合スポーツプラザが開業し、現在、残り七施設についても工事を進めております。
 このうち東京アクアティクスセンターは、汚染土壌の適切な処理などのため工程の見直しを行った結果、竣工見込みが平成三十二年二月に変更となりました。
 また、海の森水上競技場は、オリンピック施設に関するコースの認証項目について関係機関と詳細な調整を行い、工程の見直しを行った結果、竣工見込みが平成三十一年五月となりました。
 恐れ入りますが、五ページをごらんください。機運醸成の欄の事項15、聖火リレーをご説明させていただきます。
 これまでの実施状況といたしましては、昨年二月、聖火リレーのコンセプトやルート策定の基本方針等について検討する聖火リレー検討委員会を組織委員会において設置するとともに、九月には全国知事会において聖火リレー準備会議を設置いたしました。また、本年四月には調整会議が開催され、オリンピック聖火リレーコンセプトの内容が公表されました。
 今後につきましては、都道府県ごとに実行委員会を設置し、ルート、ランナーの選定等について検討を進めてまいります。
 その他の事項につきましては、後ほどお目通しをいただければと思います。
 説明は以上でございます。

○小山委員長 報告は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。

○あぜ上委員 二点お願いいたします。
 一点目が、アクセシビリティ・ガイドラインに基づく対策の進捗状況。
 二点目が、被災地との大会に向けた取り組みについての協議状況。
 以上です。

○小山委員長 ただいま、あぜ上理事から資料要求がありましたが、これを委員会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小山委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出を願います。

○小山委員長 次に、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会大会ボランティア募集要項及び都市ボランティア募集要項について外一件の報告を聴取いたします。

○田中オリンピック・パラリンピック準備局運営担当部長 それでは、私から、初めに、報告事項、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会大会ボランティア募集要項及び都市ボランティア募集要項につきましてご説明いたします。
 恐れ入りますが、お手元の資料第2号をごらんください。
 ボランティアの募集要項案につきましては、先月の本委員会にてご報告させていただいたところですが、去る十一日、組織委員会と都はそれぞれ、大会ボランティアと都市ボランティアの募集要項を公表しましたので、改めてご報告いたします。
 初めに、1、ボランティアの概要でございますが、組織委員会が運営する大会ボランティアは八万人、都が運営する都市ボランティアは三万人でございます。
 なお、注釈に記載のとおり、都市ボランティアには、東京都観光ボランティアとラグビーワールドカップにおいて都内で活動したボランティアなど一万人程度の方々に活躍していただくことを予定しております。
 ボランティアなど地域活動に参加されている方々の都内区市町村からの推薦等につきましても、応募開始の時期までに検討してまいります。
 次に、2、募集の概要でございます。
 応募可能な方の年齢は、二〇〇二年四月一日以前に生まれた方であり、また、活動日数につきましては、大会ボランティアは十日以上を基本とするという表現に改め、これを下回る場合がある旨を記載しております。都市ボランティアはこれまでどおり五日以上としております。
 なお、ボランティアは十八歳以上の方々を対象に募集を行いますが、次世代を担う中学、高校生が大会運営等に参加できる仕組みについて、組織委員会と連携し、検討してまいります。
 次に、3、活動に当たりお渡しするものでございます。
 ユニフォーム一式、活動中の飲食、ボランティア活動向けの保険に加え、今回新たに、活動期間中における滞在先から活動場所まで一定程度の交通費相当を追加いたしました。
 裏面をごらんください。4、主なスケジュールですが、本年九月中旬から募集を開始し、十二月上旬まで応募を受け付けてまいります。
 なお、参考資料として、大会ボランティア及び都市ボランティアの募集要項本文を添付させていただきました。後ほどごらんいただければと存じます。
 引き続きまして、報告事項、持続可能性に配慮した運営計画第二版についてご説明させていただきます。
 お手元の資料第3号をごらんください。
 本計画案につきましても、先月の本委員会にてご報告させていただいたところですが、去る十一日に組織委員会より本計画が公表されましたので、改めてご報告いたします。
 1、基本的な考え方でございますが、本計画は、持続可能な大会の準備、運営に向けて、組織委員会や東京都、国などの取り組み方針や目標、施策を示しております。
 今回新たに、大会の持続可能性のコンセプトとして、ビー・ベター・トゥゲザー、よりよい未来へ、ともに進もうを掲げたところでございます。
 なお、大会の取り組みを通じて、国連の持続可能な開発目標、SDGsに貢献していくこととしております。
 次に、2、主要テーマごとの大目標と主な施策でございます。
 (1)、気候変動、(2)、資源管理、(3)、大気・水・緑・生物多様性等、(4)、人権・労働、公正な事業慣行等への配慮、(5)、参加・協働、情報発信(エンゲージメント)の五つの主要テーマを掲げており、テーマごとに、具体的にどのように行動しようとしているのかを示す大目標と、それを達成するための主な施策を記載しております。
 最後に、3、今後の予定でございますが、モニタリングを通じ、取り組み状況につきまして、平成三十一年春以降、順次計画的に公表する予定でございます。
 なお、参考資料1として本計画の報道発表資料、参考資料2として要旨及び概要版、参考資料3として本文をそれぞれ添付させていただきました。
 なお、参考資料2の要旨は、先般の本委員会において、よりわかりやすい資料にすべきとのご意見があったことも踏まえまして作成したものでございます。
 また、参考資料4として持続可能性に配慮した調達コード(第二版)を添付いたしております。後ほどごらんいただければと存じます。
 説明は以上でございます。

○小山委員長 報告は終わりました。

○小山委員長 次に、本委員会に付託されております調査事件についてお諮りをいたします。
 本件は、今定例会中に調査を終了することができませんので、閉会中の継続調査の申し出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小山委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時十一分散会

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