オリンピック・パラリンピック推進対策特別委員会速記録第八号

平成二十六年九月一日(月曜日)
第四委員会室
午後一時開議
出席委員 十六名
委員長高島なおき君
副委員長畔上三和子君
副委員長小磯 善彦君
副委員長村上 英子君
理事橘  正剛君
理事吉原  修君
理事吉田 信夫君
小林 健二君
山内れい子君
野上ゆきえ君
小山くにひこ君
山崎 一輝君
鈴木 隆道君
両角みのる君
林田  武君
酒井 大史君

欠席委員 二名

出席説明員
オリンピック・パラリンピック準備局局長中嶋 正宏君
次長理事兼務岡崎 義隆君
技監佐野 克彦君
技監邊見 隆士君
技監石山 明久君
総務部長鈴木  勝君
総合調整部長加藤 英典君
準備会議担当部長矢部 信栄君
事業推進担当部長福崎 宏志君
計画調整担当部長鈴木 一幸君
大会準備部長延與  桂君
連絡調整担当部長浦崎 秀行君
連絡調整担当部長小室 明子君
大会計画担当部長児玉英一郎君
競技担当部長根本 浩志君
施設整備担当部長小野寺弘樹君
輸送担当部長荒井 俊之君
スポーツ推進部長早崎 道晴君
スポーツ施設担当部長三浦  隆君

本日の会議に付した事件
二〇二〇年に開催される第三十二回オリンピック競技大会及び第十六回パラリンピック競技大会の開催に向けた調査・検討及び必要な活動を行う。
報告事項(説明)
・二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピック会場計画の再検討の状況について
・選手村の整備について

○高島委員長 ただいまからオリンピック・パラリンピック推進対策特別委員会を開会いたします。
 これより第三十二回オリンピック競技大会及び第十六回パラリンピック競技大会の開催に向けた事項について調査を行います。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、報告事項の聴取を行います。
 なお、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は九月十日の委員会で、六月二十三日に説明を聴取した報告事項の質疑とあわせて行いますので、ご了承願います。
 初めに、先般の組織改正及び人事異動に伴い、本委員会に出席する幹部職員に交代がありましたので、局長から紹介があります。

○中嶋オリンピック・パラリンピック準備局長 七月十六日付の組織改正及び人事異動によりまして変更のありましたオリンピック・パラリンピック準備局の幹部職員をご紹介申し上げます。
 次長の岡崎義隆でございます。岡崎は、スポーツ推進担当理事を兼ねてございます。技監の佐野克彦でございます。技監の石山明久でございます。総合調整部長の加藤英典でございます。準備会議担当部長の矢部信栄でございます。事業推進担当部長の福崎宏志でございます。計画調整担当部長の鈴木一幸でございます。連絡調整担当部長の浦崎秀行でございます。連絡調整担当部長の小室明子でございます。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。
   〔理事者挨拶〕

○高島委員長 紹介は終わりました。

○高島委員長 次に、理事者から報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。

○中嶋オリンピック・パラリンピック準備局長 それでは、私から会場計画の再検討の状況についてご報告いたします。
 資料第1号、二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピック会場計画の再検討の状況についてをごらんください。
 まず、これまでの経緯でございます。
 1、平成二十六年第二回定例会での知事発言として、本年六月十日の所信表明と、続く十七日の質疑における知事の発言をまとめております。
 この際、知事からは、会場計画の再検討を行う視点として、レガシー、都民生活への影響、整備費の三点を、また具体的な検討事項として、近隣県までを含めた既存施設の活用、環境などに配慮した会場設計、整備費の圧縮の三点をお示ししております。
 続いて、2、六月二十三日オリンピック・パラリンピック推進対策特別委員会ですが、本年六月二十三日に開催された本委員会において、知事から本会議での発言についてご説明するとともに、所信表明後の六月十三日、IOCのバッハ会長及びコーツ調整委員長に会場計画再検討の考えを伝えたことをご報告いたしました。
 また、この機会に会場計画再構築に向けた決意を表明し、改めて都議会のご協力をお願いしたところでございます。
 次に、3、IOC調整委員会でございます。
 第二回定例会閉会日の本年六月二十五日から二十七日の三日間、第一回目となりますIOC調整委員会の会議が東京で開催され、ここで会場計画の再検討を行う旨説明いたしました。
 会議終了後の記者会見では、コーツ委員長から、できるだけ早い段階から改善の作業をしていくことが非常に重要とのコメントがあり、再検討に一定の理解を得られたものと考えております。
 現在の検討状況ですが、4、再検討の状況にお示ししたとおり、個々の競技会場について、IOCを初め国内外の競技団体と協議しながら再検討を実施しております。
 このうち、都が新設する計画となっている十会場につきましては、この後、別紙に基づきご説明いたします。仮設会場及び既存施設を活用する会場については、現在、大会組織委員会において検討中でございます。
 それでは、資料を一枚おめくりいただきまして、別紙、都が整備する新設施設の状況をごらんください。都が新設する計画となっております十施設を大きく二つに分けて検討状況を記載しております。
 1、本年度基本設計を予定している施設は、1、オリンピック・アクアティクスセンターから6、若洲オリンピックマリーナまでの六施設で、整備規模が大きく、今年度基本設計について、所要の予算を計上しているものでございます。それぞれについて、会場予定地等の状況と今後の検討課題をお示ししています。
 2、その他の都立施設は、1、葛西臨海公園から4、夢の島公園までの四施設でございます。
 それでは、1、本年度基本設計を予定している施設からご説明いたします。
 1、オリンピック・アクアティクスセンターは、オリンピックで競泳、飛び込み、シンクロナイズドスイミングを実施する会場で、大会時の観客収容数が二万人、大会後は五千人に縮小する計画としています。
 会場予定地等の状況の欄をごらんください。具体的な検討事項である近隣県までを含めた既存施設の活用について調査検討したところ、都内及び近隣県には、オリンピックで求められる規模を満たす既存施設はございませんでした。また、大会後は五千人規模に縮小することで、その後の大会利用及び都民利用に有効活用されるものと見込んでおります。
 このため、今後の検討課題の欄にお示ししたとおり、大会後五千人規模に縮小する工事方法や大会後の利用について、基本設計を通じて検討していきたいと考えております。
 2、海の森水上競技場でございます。オリンピックでボートとカヌーのスプリント競技を実施する会場で、中央防波堤東西水路に整備を予定しております。
 ボート会場につきましても、水泳会場同様、近隣県も含め既存施設の調査検討を行いましたが、オリンピックで活用するためには、いずれも大規模な追加整備や民有地の買収などが必要となることが見込まれ、活用可能な既存施設はございません。
 一方で、現計画地での整備に当たりましては、予定地周辺の環境関連施設の移設など、当初の想定を超える規模の工事に伴い、整備費が高騰することも懸念されております。
 このため、会場レイアウトの変更など、整備費圧縮の方策などについて、基本設計を通じて検討していきたいと考えております。
 3、有明アリーナは、オリンピックのバレーボール会場となる体育館で、大会時の観客収容数は一万五千人の計画としております。
 バレーボールや、この後ご説明するバスケットボールに関しましても、活用可能な既存施設について調査検討を行っておりますが、この規模の屋内施設は近隣県を含めてもごく限られ、競技エリアや観客席以外に必要となるウオームアップエリアやメディアエリアなども考慮すると、条件はさらに厳しくなると考えております。
 計画地については、現況は更地であり、ここでの整備に関して都民生活への大きな影響はないものと考えております。
 このため、有明アリーナにつきましては、大会後に想定される利用方法などを踏まえた具体的な施設構造などを基本設計を通じて検討していきたいと考えております。
 続きまして、4、夢の島ユースプラザ・アリーナAと5、夢の島ユースプラザ・アリーナBとをあわせてご説明いたします。
 アリーナAは、オリンピックでバドミントン会場となる体育館で、観客収容数は七千人、アリーナBは、同じくバスケットボール会場で、観客収容数は一万八千人でございます。
 両施設は、都立夢の島公園内に現存するBumB東京スポーツ文化館を撤去して整備する計画であり、同施設や公園の利用者への影響についての検討が必要となります。
 また、現計画地は、清掃工場の跡地であることから、地歴調査を含め検討を行う必要があります。
 一方、先ほどご説明しましたとおり、バスケットボール会場の代替となり得る規模の既存施設は、近隣県を含めてもごく限られるのが現状でございます。
 こうした点を踏まえまして、ユースプラザ・アリーナA、Bにつきましては、代替となる既存施設の調査検討を行うとともに、現計画につきましても再検討を継続してまいります。
 最後に、6、若洲オリンピックマリーナでございます。
 セーリングの会場となる施設ですが、係留施設の整備に必要な防波堤工事などに工期を要し、工程に余裕がないこと、大会後に利用可能な陸域が狭く、セーリング施設としての後利用に懸念があることなどが課題となっております。また、施設整備上の課題とは別に、競技海域が羽田空港を発着する航空機の航路に近接することから、大会運営に制約を受けるおそれが指摘されております。
 このため、セーリング会場につきましては、代替となる既存施設の調査検討を行うとともに、現計画につきましても、整備規模の縮小等について引き続き検討してまいります。また、競技海域の設定につきましても、別途、調査検討を行います。
 以上、本年度基本設計を予定しております六施設についてご説明いたしました。
 繰り返しになりますが、オリンピック・アクアティクスセンター、海の森水上競技場、有明アリーナの三施設につきましては基本設計に着手することとし、夢の島ユースプラザ・アリーナA、B、若洲オリンピックマリーナの三施設につきましては、今しばらく現計画の再検討について継続したいと考えております。
 続きまして、2、その他の都立施設でございます。
 1、葛西臨海公園は、都立葛西臨海公園内にカヌースラローム会場を整備するものですが、第二回定例会での知事発言のとおり、隣接する下水道局用地を活用した施設配置について現在検討中でございます。
 2、武蔵野の森総合スポーツ施設は、二〇二〇年大会の開催決定前から整備を進めてきた施設でございます。オリンピックで近代五種、フェンシングの会場となるメーンアリーナについても本年三月に着工しており、引き続き着実に整備を進めてまいります。
 3、大井ホッケー競技場、4、夢の島公園は、それぞれ、大井ふ頭中央海浜公園内にホッケー場、都立夢の島公園内にアーチェリー場を整備するものですが、この二施設につきましても、知事がお示ししたレガシー、都民生活への影響、整備費などの視点から検討を行っております。
 甚だ雑駁ですが、二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピック会場計画の再検討の状況についての説明は以上でございます。

○荒井オリンピック・パラリンピック準備局輸送担当部長 最後に、選手村整備についてでございます。
 資料第2号、選手村の整備についてをごらんください。
 選手村は、大会において最も重要な施設の一つであり、大会開催に向けて着実に整備を進める必要があります。
 まず、選手村の施設概要をご説明申し上げます。
 選手村は、中央区晴海四、五丁目の約四十四ヘクタールの都有地に、オリンピック開催時には一万七千台のベッドを確保する計画となっています。
 基本的な事業スキームとしましては、宿泊棟は民間が整備し、大会終了後に住宅に改装して事業資金を回収し、ダイニングホールなどそれ以外の仮設物は大会組織委員会が整備する予定となっております。
 次に、宿泊棟の整備についてでありますが、整備に当たっては、大規模な基盤施設と住宅開発を一体的に進める必要があることから、都による市街地再開発事業にて進めることを、さきの第二回都議会定例会でご答弁申し上げました。
 市街地再開発事業においては、東京都は再開発事業施行者として、道路、盛り土等の基盤施設を整備するとともに、都市計画法など事業に向けた法、条例手続を担い、一方、民間事業者は再開発事業における特定建築者として、都から敷地を譲り受け、建物を整備することを予定しています。
 今後は、大会に向けて着実かつ速やかに事業を進めていく必要があり、次の三点の取り組みを予定しています。
 資料下部の概略工程をごらんください。
 一点目は、年内を目途に、再開発事業で整備する建築物のモデルプランを計画素案として策定してまいります。
 二点目は、この計画素案をもとに、都が、都市計画法等まちづくりに必要な手続を進めてまいります。
 三点目といたしましては、これらの手続を経て、平成二十八年春の市街地再開発事業の認可を目指してまいります。
 なお、このような取り組みを経た後には、まず、東京都による道路、盛り土等の基盤整備工事に着手し、次いで、民間事業者による宿泊棟の建築工事、さらには、大会組織委員会による仮設物の整備工事を順次進めてまいります。
 これらのさまざまな施設を整備していき、平成三十二年の大会開催に向けた準備を着実に進めてまいる所存です。
 簡単ではありますが、説明は以上です。

○高島委員長 報告は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。

○畔上委員 それでは、資料を二点お願いしたいと思います。
 一点目は、現時点での都が整備する施設整備費用の概算について、これは各施設ごとによろしくお願いいたします。
 それから二点目は、ロンドン・オリンピック・パラリンピックでの会場と観覧の席数の見直した状況について、資料をよろしくお願いいたします。

○高島委員長 他に資料要求はございませんか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○高島委員長 畔上副委員長から資料要求がありましたが、これを委員会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○高島委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出を願います。
 これをもちまして本日の委員会を閉会といたします。
   午後一時十五分散会

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