令和六年度公営企業会計決算特別委員会第一分科会速記録第一号

令和七年十月十七日(金曜日)
第一委員会室
午後一時五十七分開議
出席委員 十一名
委員長あかねがくぼかよ子君
副委員長細田いさむ君
副委員長ほっち易隆君
副委員長宮瀬 英治君
藤崎こうき君
おけやまさと君
谷  公代君
おぎの 稔君
さいとう和樹君
天沼ひろし君
尾崎あや子君

欠席委員 なし

出席説明員
交通局局長堀越弥栄子君
次長横山 正彦君
総務部長櫻庭 裕志君
職員部長佐藤 和哉君
資産運用部長後藤 和宏君
電車部長稲垣 宏昌君
自動車部長渡貫 貴浩君
車両電気部長生越 啓史君
建設工務部長坂口 淳一君
企画担当部長女性活躍推進担当部長兼務大谷 賢司君
経営改革推進担当部長DX推進担当部長兼務若井 太郎君
技術企画担当部長一條 勝夫君
安全管理担当部長内山 裕道君
鉄軌道事業戦略担当部長木元 隆平君
バス事業経営改善担当部長和田  明君
技術調整担当部長神田 隆司君
技術管理担当部長周郷 友義君
中央卸売市場市場長猪口 太一君
次長松田 健次君
管理部長住野 英進君
事業部長飯野 雄資君
渉外調整担当部長DX推進担当部長兼務東山 正行君
市場政策担当部長女性活躍推進担当部長兼務石井 浩二君
財政調整担当部長高橋 葉夏君
環境改善担当部長中井  宏君
港湾局局長田中  彰君
次長樋口 隆之君
技監村田 拓也君
総務部長戸谷 泰之君
企画担当部長DX推進担当部長女性活躍推進担当部長兼務石井  均君
調整担当部長勝見 恭子君
港湾経営部長野平雄一郎君
港湾振興担当部長原田 幸定君
臨海開発部長若林  憲君
開発調整担当部長島しょ空港技術担当部長兼務水飼 和典君
臨海副都心まちづくり推進担当部長渡邊 正也君
港湾整備部長佐藤 賢治君
計画調整担当部長廣松 智樹君
港湾計画担当部長港湾DX推進担当部長兼務儀間  潔君
離島港湾部長原田 和生君
島しょ・小笠原空港整備担当部長松本 祐一君

本日の会議に付した事件
令和六年度東京都公営企業各会計決算の認定について
 交通局関係
・令和六年度東京都交通事業会計決算(説明)
・令和六年度東京都高速電車事業会計決算(説明)
・令和六年度東京都電気事業会計決算(説明)
 中央卸売市場関係
・令和六年度東京都中央卸売市場会計決算(説明)
 港湾局関係
・令和六年度東京都臨海地域開発事業会計決算(説明)
・令和六年度東京都港湾事業会計決算(説明)

〇あかねがくぼ委員長 ただいまから令和六年度公営企業会計決算特別委員会第一分科会を開会いたします。
 このたび、第一分科会委員長に選任いただきました、あかねがくぼかよ子でございます。本日は最初の分科会ですので、一言ご挨拶を申し上げます。
 本日より、この第一分科会におきまして、交通局、中央卸売市場、港湾局という、都民の生活に密接に関わる分野の決算を審査してまいります。限られた時間ではありますが、十分な審査が行えますよう、各副委員長、そして委員の皆様のご協力をいただきながら円滑な委員会運営に努めてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、さきの委員会で決定いたしました実施要領及び審査日程に従いまして、本日から分科会の審査を進めてまいります。
 初めに、分科会の議席について申し上げます。
 議席は、先ほどの打合会で、ただいまご着席のとおりとすることを申し合わせましたので、ご了承願います。
 次に、本分科会の担当書記を紹介いたします。
 議事課の担当書記の関優佳さんです。木田小百合さんです。
 議案法制課の担当書記の大畑陽平君です。
 よろしくお願いいたします。
   〔書記挨拶〕

〇あかねがくぼ委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、交通局、中央卸売市場及び港湾局関係の決算の審査を行います。
 なお、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は後日の分科会で行いますので、ご了承ください。
 これより交通局関係に入ります。
 初めに、交通局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

〇堀越交通局長 交通局長の堀越弥栄子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 ご審議いただくに当たりまして、当局の幹部職員をご紹介いたします。
 次長の横山正彦でございます。総務部長の櫻庭裕志でございます。職員部長の佐藤和哉でございます。資産運用部長の後藤和宏でございます。電車部長の稲垣宏昌でございます。自動車部長の渡貫貴浩でございます。車両電気部長の生越啓史でございます。建設工務部長の坂口淳一でございます。女性活躍推進担当部長兼務並びに子供政策連携室企画調整担当部長を併任いたします企画担当部長の大谷賢司でございます。DX推進担当部長兼務並びにスタートアップ戦略推進本部スタートアップ戦略推進担当部長を併任いたします経営改革推進担当部長の若井太郎でございます。技術企画担当部長の一條勝夫でございます。安全管理担当部長の内山裕道でございます。鉄軌道事業戦略担当部長の木元隆平でございます。バス事業経営改善担当部長の和田明でございます。技術調整担当部長の神田隆司でございます。技術管理担当部長の周郷友義でございます。続きまして、当委員会との連絡に当たります総務課長の上村雄二でございます。財務課長の平岡誠一郎でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

〇あかねがくぼ委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

〇あかねがくぼ委員長 これより決算の審査を行います。
 令和六年度東京都交通事業会計決算、令和六年度東京都高速電車事業会計決算及び令和六年度東京都電気事業会計決算を一括して議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

〇櫻庭総務部長 それでは、令和六年度の決算につきまして、お手元の令和六年度決算説明資料によりましてご説明いたします。
 表紙の次のページ、令和六年度決算の収支概要をご覧ください。
 左の表側にございますとおり、収益的収支と資本的収支に大別されます。
 まず、上段の収益的収支につきまして、交通局が所管する三つの会計の合計で申し上げます。
 表の右端の合計欄、一行目の収入総額二千二百八十億五千万円に対しまして、支出総額は、その下の一千九百八十四億一千五百万円でございます。この結果、純損益は、その下の二百九十六億三千五百万円の黒字となりました。
 この収益的収支につきまして、事業ごとに損益の状況をご説明いたします。
 まず、表の一番左側の列、自動車運送事業でございます。表の中ほど二重線の二行上の経常損益は十六億二千三百万円の黒字、その二行上の純損益は十六億一千万円の黒字となりました。
 これを前年度末繰越欠損金に充当した結果、二重線の上の当年度末繰越欠損金は百億七千六百万円となりました。
 その右の列の軌道事業でございますが、経常損益、純損益ともに二億二千百万円の黒字となりました。
 これを前年度末繰越欠損金に充当した結果、当年度末繰越欠損金は七億一千九百万円となりました。
 その右の列の新交通事業につきましては、経常損益、純損益ともに二億五千百万円の黒字となりました。
 これを前年度末繰越欠損金に充当した結果、当年度末繰越欠損金は百八十六億五千三百万円となりました。
 その右の列、以上、三事業を合計いたしました交通事業会計全体の経常損益は二十億九千六百万円の黒字、純損益は二十億八千三百万円の黒字となりました。
 これを前年度末繰越欠損金に充当いたしました結果、当年度末繰越欠損金は二百九十四億四千九百万円となりました。
 次に、その右の列の高速電車事業会計でございますが、経常損益は二百五億六千万円の黒字、純損益は二百六十三億八千三百万円の黒字となりました。
 これを前年度末繰越欠損金に充当した結果、当年度末繰越欠損金は一千七百七億七千九百万円となりました。
 次に、その右の列の電気事業会計でございます。経常損益、純損益ともに十一億六千九百万円の黒字となりました。
 なお、電気事業会計の当年度末繰越損益予定額につきましては、後ほど剰余金処分計算書(案)でご説明申し上げます。
 続きまして、その下の資本的収支をご説明いたします。三つの会計の合計で申し上げます。
 表の右端、合計欄の中ほど二重線の下にございますように、収入総額は三百七十二億七千七百万円で、支出総額は、その一行下の八百六十三億一千百万円となり、その三行下の差引資金不足額は五百二十二億八千七百万円となりました。
 この不足額につきましては、その一行下の補填財源である損益勘定留保資金などにより補填いたしまして、一番下の行の当年度末累積資金残は一千三百四十九億七千二百万円となりました。
 なお、一ページ以降に決算総括表、三ページ以降に、総括表の収入、支出の各科目をより詳細に説明した決算総表がございますので、後ほどご覧いただければと存じます。
 続きまして、予算に対する決算の内容を各会計ごとにご説明いたします。
 一〇ページをご覧ください。交通事業の決算報告書でございます。
 一〇ページから一六ページにかけまして、自動車運送事業、軌道事業、新交通事業の各事業ごとに、予算、決算、前年度決算及びそれぞれの比較を記載しております。
 なお、予算、決算対比につきましては、予算が消費税及び地方消費税込みでございますので、決算も同様に消費税込みで記載しております。
 まず、一〇ページは、収益的収支における収入でございます。
 1の自動車運送事業につきまして、営業収益は、表の一番左にあります予算額四百四十一億六千二百万円に対しまして、その右の列の決算額四百五十四億八千四百万余円となりました。この大宗を占めておりますのは乗車料収入で、そのほかに賃貸料、広告料収入などがございます。
 その一行下の営業外収益は、予算額十九億一千四百万円に対して、決算額は十九億八千七百万余円となりました。主なものは一般会計補助金などでございます。
 その一行下の特別利益は、予算には計上しておりませんでしたが、決算額は七万余円となりました。
 その下、2の軌道事業でございますが、営業収益は、予算額三十二億八千万円に対して、決算額は三十一億九千百万余円となりました。
 その一行下の営業外収益は、予算額五十億九千二百万円に対して、決算額は十八億五千九百万余円となりました。
 3の新交通事業でございますが、営業収益は、予算額六十五億九千九百万円に対して、決算額は七十億九千三百万余円となりました。
 その一行下の営業外収益は、予算額十七億一千九百万円に対して、決算額は十四億一千四百万余円となりました。
 最下段が、以上の三つの事業を合わせました交通事業会計の収益的収入の合計でございます。予算額六百二十七億六千六百万円に対して、決算額は六百十億三千百万余円で、二列右の予算に対する比率は九七・二%、一番右の前年度決算額との比率は一〇五・八%となりました。
 次に、一一ページをご覧ください。支出でございます。
 まず、1の自動車運送事業ですが、営業費用は、予算額四百五十七億四千二百万円に対して、決算額は四百三十四億四千四百万余円で、主なものは人件費、物件費、減価償却費でございます。
 営業外費用は、予算額二十二億七千九百万円に対して、決算額は十九億六千三百万余円で、主なものは消費税及び地方消費税の納付金などでございます。
 特別損失は、予算額二千万円に対して、決算額は一千三百万余円となりました。
 2の軌道事業につきまして、営業費用は、予算額三十三億八千四百万円に対して、決算額は二十八億八千九百万余円となりました。
 営業外費用は、予算額五十億九千四百万円に対して、決算額が十九億一千八百万余円となりました。
 特別損失は、予算には計上しておりませんでしたが、決算額は七千余円となりました。
 3の新交通事業につきましては、営業費用は、予算額七十三億二千八百万円に対して、決算額は六十四億四千三百万余円となりました。
 営業外費用は、予算額十八億九千七百万円に対して、決算額は十五億二千六百万余円となりました。
 特別損失は、予算には計上しておりませんでしたが、決算額は四千余円となりました。
 一二ページをご覧ください。以上の三つの事業を合わせた交通事業会計の収益的支出の合計は、予算額六百五十七億四千四百万円に対して、決算額は五百八十一億九千九百万余円で、執行率は八八・五%、前年度決算額との比率は一〇五・一%となりました。
 続きまして、一三ページをご覧ください。資本的収支における収入でございます。
 まず、自動車運送事業の資本的収入は、予算額四十六億八千六百万円に対して、決算額は二十一億一千五百万余円でございます。
 次に、軌道事業の資本的収入は、予算額五億六千五百万円に対して、決算額は二億余円でございます。
 次に、新交通事業の資本的収入は、予算額三十三億百万円に対して、決算額は二十一億二千三百万余円でございます。
 次の一四ページが交通事業会計の資本的収入の合計でございまして、予算額八十五億五千二百万円に対して、決算額は四十四億三千八百万余円で、予算に対する比率は五一・九%となりました。
 次に、一五ページをご覧ください。資本的収支における支出でございます。
 まず、自動車運送事業の資本的支出は、予算額九十九億八千百万円に対して、決算額は七十九億二千七百万余円でございます。
 次に、軌道事業の資本的支出は、予算額五億六千五百万円に対して、決算額は二億一千七百万余円でございます。
 次に、新交通事業の資本的支出は、予算額三十四億五千二百万円に対して、決算額は三十二億五千六百万余円でございます。
 以上、交通事業会計の資本的支出の合計は、予算額百三十九億九千八百万円に対して、決算額は百十四億百万余円で、執行率は八一・五%となりました。
 詳細な内容につきましては、一七ページ以降に記載しておりますので、後ほどご覧いただければと存じます。
 次に、高速電車事業会計をご説明いたします。
 恐れ入りますが、飛びまして七〇ページをご覧ください。高速電車事業の決算報告書でございます。
 まず、収益的収支でございまして、上の表が収入でございます。
 まず、上から二行目ですが、営業収益は、予算額一千五百二十九億五千八百万円に対して、決算額は一千六百一億五千万余円となりました。
 営業外収益は、予算額百七十八億四千九百万円に対して、決算額は百七十億三千百万余円となりました。
 特別利益は、予算額五十二億八千百万円に対して、決算額は五十八億二千二百万余円となりました。
 以上を合計したものが、一番上の行にあります高速電車事業収益で、予算額一千七百六十億八千八百万円に対して、決算額は一千八百三十億四百万余円で、予算に対する比率は一〇三・九%、前年度決算額との比率は一〇七・五%となりました。
 下の表が支出でございます。
 上から二行目、営業費用は、予算額一千五百六十二億五千三百万余円に対して、決算額は一千四百四十四億六千五百万余円となりました。
 営業外費用は、予算額百十七億三千二百万円に対して、決算額は九十四億一千百万余円となりました。
 特別損失は、予算には計上しておりませんでしたが、決算額は三十六万余円となりました。
 以上を合計したものが、一番上の行、高速電車事業費で、予算額一千六百七十九億八千五百万余円に対して、決算額は一千五百三十八億七千七百万余円で、執行率は九一・六%、前年度決算額との比率は一〇三・一%となりました。
 次に、七一ページ、次のページをご覧ください。資本的収支における収入でございます。
 一番上の行でございますが、予算額五百七十九億円に対して、決算額は三百二十八億四千二百万余円で、予算に対する比率は五六・七%となりました。
 次の七二ページが支出でございます。
 一番上の行、予算額一千八十一億八千九百万余円に対して、決算額は七百七十四億九千二百万余円で、執行率は七一・六%となりました。
 以上の詳細な内容につきましては、七三ページ以降に記載しておりますので、後ほどご覧いただければと存じます。
 最後に、電気事業会計をご説明いたします。
 恐れ入りますが、一〇六ページをご覧ください。電気事業の決算報告書でございまして、収益的収支のうち、上の表が収入でございます。
 一行目にございますが、予算額二十二億一千七百万円に対して、決算額は二十三億七千九百万余円で、予算に対する比率は一〇七・四%、前年度決算額との比率は二一二・二%となりました。
 下の表が支出でございます。
 予算額十三億八千万円に対して、決算額は十一億五千四百万余円で、執行率は八三・七%、前年度決算額との比率は一〇一・〇%となりました。
 一〇七ページをご覧ください。電気事業の資本的収入と支出でございます。
 資本的収入は、予算には計上しておりませんでしたが、決算額は一万余円となりました。
 資本的支出は、予算額六億七千二百万円に対して、決算額は六億一千三百万余円で、執行率は九一・二%となりました。
 詳細につきましては、次の一〇八ページ以降に記載しておりますので、後ほどご覧いただければと存じます。
 最後に、一一九ページをご覧ください。電気事業剰余金処分計算書(案)でございます。
 地方公営企業法の規定に従いまして、交通事業会計と高速電車事業会計におきましては、繰越欠損金がございますことから、純利益はその欠損金に充てられますけれども、電気事業会計におきましては、繰越欠損金がないところにおきまして、純利益を含む未処分利益剰余金が生じましたことから、その処分についてお諮りするものでございます。
 右端の一番上の行にございます未処分利益剰余金の当年度末残高十二億一千万余円のうち、その二行下ですが、当年度に取り崩しました積立金に相当する額四千百万余円を資本金に組み入れまして、その下の行の当年度純利益十一億六千九百万余円を建設改良積立金に積み立てたいと存じます。
 ご説明は以上でございます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。

〇あかねがくぼ委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。

〇尾崎委員 九点の資料をお願いいたします。
 一、都営地下鉄におけるホームからの転落事故件数の推移。
 二、事業別の正規職員の新規採用数と非常勤の職員の推移。
 三、地下鉄事業におけるバリアフリー化した内容と昨年度の費用及びホームドア設置の状況、過去五年分と昨年度の取組実績。
 四、都営地下鉄駅の民間委託状況と駅別職員配置数。
 五、バス停の音声案内設置箇所数及びシグナルエイドに対応する箇所数。
 六、コミュニティバスの受託状況。
 七、都営バスの種類別車両の導入の推移、過去五年分。
 八、都営地下鉄における痴漢等犯罪行為の対応件数、防犯カメラ映像の警察への提供件数及び警察との連携実績、過去五年分。
 九、都営交通のワンデーパスの販売実績、過去五年分。
 以上です。

〇宮瀬委員 私の方からは、地下鉄の混雑率の推移をお願いしたいのと、もう一点は、乗客の検挙数の推移をお願いします。
 以上です。

〇あかねがくぼ委員長 以上でよろしいでしょうか。——ただいま宮瀬副委員長、尾崎委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇あかねがくぼ委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 以上で交通局関係を終わります。

〇あかねがくぼ委員長 これより中央卸売市場関係に入ります。
 初めに、中央卸売市場長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

〇猪口中央卸売市場長 中央卸売市場長の猪口太一でございます。
 あかねがくぼ委員長をはじめ委員の皆様方には、日頃から、市場所管の事務事業につきましてご指導、ご鞭撻を賜り、厚く御礼申し上げます。
 今後とも、当局の事業運営に全力で取り組んでまいりますので、よろしくお願い申し上げます。
 続きまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 次長の松田健次でございます。管理部長の住野英進でございます。事業部長の飯野雄資でございます。渉外調整担当部長でDX推進担当部長兼務の東山正行でございます。市場政策担当部長で女性活躍推進担当部長、子供政策連携室企画調整担当部長及びスタートアップ戦略推進本部スタートアップ戦略推進担当部長兼務の石井浩二でございます。財政調整担当部長の高橋葉夏でございます。環境改善担当部長の中井宏でございます。本分科会との連絡等に当たらせていただきます総務課長の織田洋輔でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

〇あかねがくぼ委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

〇あかねがくぼ委員長 これより決算の審査を行います。
 令和六年度東京都中央卸売市場会計決算を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

〇住野管理部長 令和六年度東京都中央卸売市場会計決算につきまして、お手元の東京都中央卸売市場会計決算説明資料によりご説明申し上げます。
 一ページをご覧ください。1、令和六年度東京都中央卸売市場事業決算報告書でございます。
 この報告書では、市場の業務運営に関する収益的収入及び支出と、市場の施設整備等に関する資本的収入及び支出の総括的な内容を記載しております。
 なお、決算額は、予算現額と対比させるために、消費税及び地方消費税を含んだ金額で表示してございます。
 まず、(1)、収益的収入及び支出のア、収入でございます。
 表の科目欄の一番上にあります市場事業収益でございますが、予算現額二百三十五億二千九百四十万円に対しまして、決算額は二百二十五億四千三百七十五万余円で、執行率は九五・八%となっております。
 次に、下段の表のイ、支出でございます。
 表の一番上の市場事業費でございますが、予算現額四百五十三億四千九百三十四万余円に対しまして、決算額は四百十三億四千三百四十四万余円で、執行率は九一・二%となっております。
 二ページをご覧ください。(2)、資本的収入及び支出のア、収入でございます。
 表の一番上の市場資本的収入は、予算現額、決算額ともにございませんでした。
 次に、下段の表のイ、支出でございます。
 表の一番上の市場資本的支出は、予算現額四百二十億四百七十一万余円に対しまして、決算額は三百九十九億四千百二十二万余円で、執行率は九五・一%となっております。
 続いて、三ページをご覧ください。2、令和六年度東京都中央卸売市場事業決算説明書でございます。
 ここからは、ただいまご説明申し上げました収益的収入及び支出並びに資本的収入及び支出の内訳となります。
 まず、(1)、収益的収入及び支出のア、収入でございます。
 市場事業収益のうちの営業収益ですが、決算額は百七十五億六千八百五十二万余円で、前年度対比は九八・一%となっております。
 このうちの売上高割使用料ですが、決算額は三十七億六百九十五万余円で、前年度対比は一〇五・七%となっております。市場別の内訳につきましては、一覧表のとおりでございます。
 四ページをご覧ください。施設使用料でございますが、決算額は八十九億三千二百五十万余円で、前年度対比は九九・八%となっております。市場別の内訳につきましては、一覧表のとおりでございます。
 五ページをご覧ください。雑収益でございます。
 決算額は四十九億二千九百六万余円で、前年度対比は九〇・六%となっております。これは、主に市場業者の使用した電気料等の受入れ収入で、市場別の内訳につきましては、一覧表のとおりでございます。
 六ページをご覧ください。営業外収益ですが、決算額は四十九億七千五百二十二万余円で、前年度対比は一一八・三%となっております。
 このうちの受取利息及び配当金ですが、これは預金利息等による収入で、決算額は六億六千八百九十四万余円でございます。
 次に、一般会計補助金ですが、決算額は二十四億五千八百六十九万余円でございます。
 次の長期前受金戻入ですが、これは国庫補助金等の減価償却見合い分等を収益化したもので、決算額は十一億六千五百十一万余円でございます。
 七ページをご覧ください。雑収益ですが、土地賃貸料等の収入で、決算額は六億八千二百四十七万余円でございます。
 次に、特別利益ですが、収入はございませんでした。
 八ページをご覧ください。イ、支出でございます。
 市場事業費のうちの営業費用ですが、決算額は三百十二億九千五百四十三万余円で、前年度対比は一〇三・六%となっております。
 このうちの管理費ですが、市場施設の維持管理に関する経費でございます。決算額は百七十九億五千八百七十三万余円で、このページから一〇ページにかけまして内訳を記載しております。
 一一ページをご覧ください。業務費ですが、各市場の取引に係る指導監督及び統計等に関する経費でございます。決算額は一億四千八百六十五万余円で、内訳は、下の欄に記載したとおりでございます。
 一二ページをご覧ください。減価償却費ですが、固定資産の減価償却に関する経費で、決算額は百二十五億五千二百十三万余円でございます。
 次の資産減耗費ですが、固定資産の除却に関する経費で、決算額は六億三千五百九十一万余円でございます。
 一三ページをご覧ください。営業外費用ですが、決算額は三十八億九千八百七十四万余円で、前年度対比は一九四・三%となっております。
 このうちの生鮮食料品流通対策費ですが、これは生鮮食料品の情報提供及び地方卸売市場の指導監督、助成等に関する経費でございます。決算額は十一億一千八百二十一万余円で、内訳は、下の欄に記載したとおりでございます。
 一四ページをご覧ください。支払利息及び企業債取扱諸費ですが、企業債に対する利息等に関する経費で、決算額は六億五千四百六十五万余円でございます。
 次の繰延勘定償却ですが、支出はございませんでした。
 その下の消費税及び地方消費税ですが、決算額は十七億三百六十六万余円でございます。
 一五ページをご覧ください。雑支出ですが、非課税売上げにおける消費税不控除分等の経費で、決算額は四億二千二百二十一万余円でございます。
 次に、特別損失ですが、これは旧築地市場における固定資産の撤去費等の経費で、決算額は六十一億四千九百二十六万余円でございます。
 一六ページをご覧ください。ここからは、(2)、資本的収入及び支出についてご説明申し上げます。
 ア、収入でございます。
 市場資本的収入は、予算現額、決算額ともにございませんでした。
 一七ページをご覧ください。イ、支出でございます。
 市場資本的支出の建設改良費ですが、予算現額五十九億七千六百十六万余円に対しまして、決算額は三十九億三千百二十二万余円で、執行率は六五・八%となっております。
 このうちの施設拡張費ですが、決算額は八億百六十三万余円でございます。このページから一八ページにかけまして、市場別の内訳と前年度からの繰越分の内訳を記載しております。
 一九ページをご覧ください。施設改良費ですが、決算額は三十億七千九百六十九万余円でございます。市場別の内訳は、下の表のとおりでございます。
 二〇ページをご覧ください。資産購入費ですが、決算額は四千九百八十九万余円でございます。
 次の企業債償還金ですが、決算額は三百六十億一千万円でございます。
 次の投資ですが、支出はございませんでした。
 その下の国庫補助金返納金につきましても、支出はございませんでした。
 以上、令和六年度東京都中央卸売市場事業決算説明書につきましてご説明いたしました。
 続きまして、二一ページをご覧ください。3、令和六年度東京都中央卸売市場事業剰余金計算書でございます。
 表頭では、左から順に、資本金、資本剰余金、利益剰余金をお示ししており、また、表側では前年度末残高、当年度変動額、当年度末残高等をお示ししてございます。
 二二ページをご覧ください。4、令和六年度東京都中央卸売市場事業剰余金処分計算書(案)でございます。
 表の二段目の議会の議決による処分額の欄に記載してございますとおり、その他未処分利益剰余金変動額三百九十五億八千六百四十九万余円につきまして、資本金を増加させるよう処分いたしたいと存じます。これは減債積立金及び建設改良積立金の当年度使用分を資本金へ組み入れるために行うものでございます。
 次に、資本剰余金三百二十七万余円につきまして、資本金を増加させるよう処分いたしたいと存じます。これは除却した資産に対応する資本剰余金を資本金へ組み入れるために行うものでございます。
 この処分により、処分後残高は、資本金が六千百九億八千九十七万余円、資本剰余金が百十二億七千三百三十二万余円、未処分利益剰余金が四百四十三億五千五十八万余円となります。
 二三ページをご覧ください。5、令和六年度東京都中央卸売市場事業貸借対照表でございます。このページから二七ページにかけまして記載してございますので、後ほどご参照いただきたいと存じます。
 以上で令和六年度東京都中央卸売市場会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願いを申し上げます。

〇あかねがくぼ委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。

〇尾崎委員 六点の資料要求をお願いしたいと思います。
 一、二〇二四年度の豊洲市場の地下水質、空気調査結果等。
 二、十一市場の耐震改修等工事費及び修繕工事費の推移、十年分。
 三、豊洲市場等の生鮮食料品の取扱数量及び金額の推移、過去三年分。
 四、二〇一二年度以降に発行した企業債と元金償還金の推移。
 五、中央卸売市場会計の経常収支の予算額及び決算額並びに現金預金残高の推移、過去十年分。
 六、市場内での事故件数及び重大事故件数、市場別で過去十年分。
 お願いします。

〇あかねがくぼ委員長 ほかはよろしいでしょうか。──ただいま尾崎委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇あかねがくぼ委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 以上で中央卸売市場関係を終わります。

〇あかねがくぼ委員長 これより港湾局関係に入ります。
 初めに、港湾局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

〇田中港湾局長 港湾局長の田中彰でございます。
 あかねがくぼ委員長をはじめ各委員の皆様方には、港湾局の事務事業につきまして日頃から特段のご理解を賜り、厚く御礼を申し上げます。
 今後とも、事務事業の執行に当たりましては一層努力をしてまいりますので、引き続き、ご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
 続きまして、港湾局の幹部職員を紹介させていただきます。
 次長の樋口隆之でございます。技監の村田拓也でございます。総務部長の戸谷泰之でございます。企画担当部長でDX推進担当部長及び女性活躍推進担当部長を兼務しております石井均でございます。調整担当部長の勝見恭子でございます。港湾経営部長の野平雄一郎でございます。港湾振興担当部長の原田幸定でございます。臨海開発部長の若林憲でございます。開発調整担当部長で島しょ空港技術担当部長を兼務しております水飼和典でございます。臨海副都心まちづくり推進担当部長の渡邊正也でございます。港湾整備部長の佐藤賢治でございます。計画調整担当部長の廣松智樹でございます。港湾計画担当部長で港湾DX推進担当部長を兼務しております儀間潔でございます。離島港湾部長の原田和生でございます。島しょ・小笠原空港整備担当部長の松本祐一でございます。当委員会との連絡に当たります担当部長で総務課長事務取扱の神戸友成でございます。企画計理課長の寺田篤史でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

〇あかねがくぼ委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

〇あかねがくぼ委員長 これより決算の審査を行います。
 令和六年度東京都臨海地域開発事業会計決算及び令和六年度東京都港湾事業会計決算を一括して議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

〇戸谷総務部長 令和六年度臨海地域開発事業会計及び港湾事業会計の決算につきましてご説明を申し上げます。
 最初に、お手元にお配りしてございます資料の1、令和六年度東京都臨海地域開発事業会計決算説明資料で説明をさせていただきます。
 七ページをお開きいただきたいと思います。令和六年度東京都臨海地域開発事業会計の決算報告書でございます。
 まず、(1)、収益的収入及び支出のうちのアの収入でございます。
 開発事業収益の第一項の営業収益は、土地の処分収益と賃貸料収益でございます。
 第二項の営業外収益は、受取利息、雑収益等でございます。このうち、雑収益は、土地の一時貸付料などでございます。
 第三項の特別利益は、固定資産の処分益でございます。
 以上、収益的収入の合計は、一番下の段に記載してございますとおり、予算現額三百二十一億九千九百万円に対しまして、決算額二百三十七億五千九百六万余円でございまして、収入率は七三・八%となってございます。
 続きまして、八ページをご覧いただきたいと思います。イの支出でございます。
 開発事業費用の第一項、営業費用でございますが、これは土地の処分原価や一般管理費等でございます。このうち、一般管理費は、土地の管理、処分に要する経費と人件費等でございます。
 第二項、営業外費用は、支払利息等でございます。
 第三項の特別損失は、埋立地譲与等に伴う損失でございます。
 以上、収益的支出の合計は、一番下の段に記載してございますとおり、予算現額三百八十一億九千八百万円に対しまして、決算額三百三十一億百二十六万余円で、執行率は八六・七%となってございます。
 九ページをご覧願います。(2)の資本的収入及び支出のうちのアの収入でございます。
 資本的収入の第一項、雑収入は、還付金等の収入でございます。
 資本的収入の合計は、一番下の欄に記載してございますとおり、予算現額一億九千二百万円に対しまして、決算額百七十三万余円で、収入率は〇・九%となってございます。
 続きまして、一〇ページをご覧願います。イの支出でございます。
 資本的支出の第一項、埋立事業費のうち、第一目、埋立地造成費から第五目の埋立諸費にかけましては、臨海副都心地域を除く埋立地に係る経費でございます。
 まず、第一目の埋立地造成費は、護岸の改修経費等でございます。
 第二目、環境整備費及び第三目の道路橋梁整備費は実績がございませんでした。
 第四目の埋立改良費は、道路、橋梁の改修経費等でございます。
 第五目の埋立諸費は、埋立地の造成に必要な調査費と人件費等でございます。
 続く第六目の臨海副都心建設費から第八目、臨海副都心諸費にかけましては、臨海副都心地域の埋立地に係る経費でございます。
 第六目、臨海副都心建設費は、臨海副都心の開発に必要な建設費と開発者負担金等でございます。
 第七目の臨海副都心改良費は、公園改良費などでございます。
 第八目の臨海副都心諸費は、臨海副都心の開発に必要な調査費等でございます。
 続きまして、第二項の企業債費は、企業債の元金償還金等を支出したものでございます。
 以上、資本的支出の合計は、一番下の欄に記載してございますとおり、予算現額一千百九十六億三千八百五十六万余円に対しまして、決算額一千七十三億八千九百十万余円となっておりまして、翌年度繰越額二十七億四十四万余円でございまして、執行率は八九・八%となってございます。
 続く一三ページから三一ページにかけましては、ただいまご説明申し上げました決算報告書の内容を目ごとに説明を加えてお示ししてあるものでございます。
 少し飛びますが、三五ページから三六ページにかけましては損益計算書をお示ししてございまして、三九ページには剰余金計算書をお示ししてございます。
 四三ページをお開きいただけますでしょうか。こちらが剰余金処分計算書でございます。
 左から四列目の未処分利益剰余金につきましては、当年度末の残高が一千三百三十億八千二百三十万余円となってございます。これについて、全額を令和七年度への繰越利益剰余金といたしたいと存じます。
 四七ページ以降には貸借対照表をお示ししてございます。これにつきましては、後ほどご覧いただければと思います。
 以上が令和六年度臨海地域開発事業会計決算の内容でございます。
 続きまして、港湾事業会計の決算についてご説明いたします。
 お手元にお配りしております資料の2の令和六年度東京都港湾事業会計決算説明資料に基づいてご説明をさせていただきます。
 資料の2の七ページをお開きいただけますでしょうか。こちらが令和六年度東京都港湾事業会計の決算報告書でございます。
 まず、(1)、収益的収入及び支出のうちのアの収入でございます。
 港湾事業収益の第一項、営業収益は、港湾施設の使用料収入でございます。
 第二項の営業外収益は、受取利息、雑収益等でございます。このうち、雑収益は、財産運用収入や光熱水費の受入れなどでございます。
 第三項の特別利益は、固定資産の処分益でございます。
 以上の収益的収入の合計は、一番下の欄に記載してございますとおり、予算現額四十八億九千八百万円に対しまして、決算額四十八億七千百九十万余円でございまして、収入率は九九・五%となってございます。
 続いて、八ページをご覧いただけますでしょうか。イの支出でございます。
 港湾事業費用の第一項、営業費用は、港湾施設の管理運営に要する経費のほか、減価償却費等でございます。
 第二項の営業外費用は、控除対象外消費税等でございます。
 第三項の特別損失は、過年度損益修正損等でございます。
 以上、収益的支出の合計は、一番下の欄に記載してございますとおり、予算現額六十五億八千四百万円に対しまして、決算額五十四億五千九百三十九万余円でございまして、執行率は八二・九%となってございます。
 次の九ページでございます。(2)の資本的収入及び支出のうちのアの収入でございます。
 資本的収入の第一項の企業債は、実績がございませんでした。
 第二項の固定資産売却収入は、業務用車両の売却に伴う収入でございます。
 第三項の雑収入は、クリーンエネルギー自動車導入促進補助金の収入でございます。
 資本的収入の合計は、一番下の段に記載してございますとおり、予算現額七億二千百万円に対しまして、決算額百五十三万余円で、収入率は〇・二%となってございます。
 続きまして、一〇ページをお開き願います。イの支出でございます。
 資本的支出の第一項、建設改良費は、港湾施設の整備費等でございます。
 第二項の投資は、東京港埠頭株式会社への長期貸付を行ったものでございます。
 以上、資本的支出の合計は、一番下の段に記載してございますとおり、予算現額四十六億四千七百六十万余円に対しまして、決算額が十七億一千四十一万余円、翌年度繰越額が三億二千四百七十四万円となってございまして、執行率は三六・八%でございます。
 また、次の一三ページから二八ページにかけましては、これまでご説明を申し上げました決算報告書の内容を目ごとに説明を加えてお示ししてあるものでございます。
 また、三一ページには損益計算書をお示ししてございまして、続く三五ページには剰余金計算書をお示ししてございます。
 その次の三九ページをお開きいただけますでしょうか。こちらが剰余金処分計算書でございます。
 左から四列目、未処分利益剰余金につきましては、当年度末残高が二百二十億六千九百八十一万余円となってございます。これにつきまして、令和七年度への繰越利益剰余金といたしたいと存じます。
 次に、四三ページ以降には貸借対照表をお示ししてございますので、後ほどご覧いただければと思います。
 以上で令和六年度臨海地域開発事業会計及び港湾事業会計の決算説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願いを申し上げます。

〇あかねがくぼ委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。

〇尾崎委員 では、私の方からは八点の資料をお願いしたいと思います。
 一、臨海地域開発事業会計における土地処分の状況。
 二、臨海地域開発事業会計における公共用途での土地処分実績。
 三、臨海地域開発事業会計における資産運用益の推移。
 四、臨海副都心の土地処分実績の推移。
 五、埋立地の土地処分実績の推移。
 六、臨海関係第三セクタービルの入居率の推移。
 七、臨海副都心用地の長期貸付等に関わる賃貸料の収入の推移。
 八番目、ODAIBAファウンテンの検討経過が分かるもの。
 お願いいたします。

〇おけや委員 港湾局関係の四点の資料を要求させていただきます。
 一点目、ODAIBAファウンテンの基本設計、実施設計の仕様書。
 二、同じく基本設計、実施設計の成果物。
 三、株式会社東京臨海ホールディングス傘下の三セクビルごとの入居率及び東京都及び東京都関連団体の入居状況。
 四、臨海副都心における進出事業者からの地代収入一覧、過去五年分。
 以上です。よろしくお願いいたします。

〇あかねがくぼ委員長 ただいま尾崎委員、おけや委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇あかねがくぼ委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 以上で港湾局関係を終わります。
 これをもちまして本日の分科会を閉会いたします。
   午後二時五十四分散会