令和六年度公営企業会計決算特別委員会第二分科会速記録第一号

令和七年十月十七日(金曜日)
第二委員会室
午後一時五十六分開議
出席委員 十一名
委員長藤井とものり君
副委員長本橋たくみ君
副委員長福手ゆう子君
副委員長荒木ちはる君
高橋  巧君
江崎さなえ君
高田 清久君
寺前ももこ君
山田あさみ君
三雲 崇正君
斉藤まりこ君

欠席委員 なし

出席説明員
水道局局長山口  真君
技監鈴木  理君
総務部長内田 知子君
職員部長大谷 俊也君
経理部長高角 和道君
サービス推進部長荒畑 克彦君
浄水部長特命担当部長兼務石田 紀彦君
給水部長藤川 和久君
建設部長塩田  勉君
経営改革推進担当部長小澤 賢治君
企画調整担当部長DX推進担当部長女性活躍推進担当部長兼務鈴木美奈子君
設備担当部長野澤 光徳君
多摩水道改革推進本部本部長長嶺 浩子君
調整部長清水 英彦君
施設部長青山 忠史君
技術調整担当部長成田 岳人君
下水道局局長藤橋 知一君
次長相田 佳子君
総務部長村西 紀章君
職員部長和田 慎一君
経理部長佐々木 珠君
計画調整部長家壽田昌司君
施設管理部長井上  潔君
建設部長杉山  純君
企画担当部長DX推進担当部長女性活躍推進担当部長兼務池野 大介君
技術開発担当部長川上 直之君
施設管理担当部長須賀 隆行君
設備調整担当部長小池 利和君
施設整備担当部長武藤  真君
流域下水道本部本部長末村 智子君
管理部長池島 英稔君
技術部長秋山  真君
都市整備局東京都技監都市整備局長技監兼務谷崎 馨一君
次長山崎 太朗君
技監栗谷川哲雄君
理事三宮  隆君
総務部長小泉 雅裕君
市街地整備部長澤井 正明君
防災都市づくり担当部長神子 信之君

本日の会議に付した事件
令和六年度東京都公営企業各会計決算の認定について
水道局関係
・令和六年度東京都水道事業会計決算(説明)
下水道局関係
・令和六年度東京都下水道事業会計決算(説明)
都市整備局関係
・令和六年度東京都都市再開発事業会計決算(説明)

○藤井委員長 ただいまから令和六年度公営企業会計決算特別委員会第二分科会を開会いたします。
 このたび、第二分科会委員長に選任をいただきました藤井とものりでございます。本日は最初の分科会でございますので、一言ご挨拶を申し上げます。
 この委員会、非常に都民生活に直結をする大変重要な分科会でございます。三名の副委員長をはじめ委員の皆様方、そして理事者の皆様方、事務局の皆様方のご指導をいただきながら、円滑な、そして有意義な運営に努めてまいりたいと思いますので、何とぞご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
 それでは、さきの委員会で決定いたしました実施要領及び審査日程に従いまして、本日から分科会の審査を進めてまいります。
 初めに、分科会の議席につきまして申し上げます。
 議席は、先ほどの打合会で、ただいまご着席のとおりとすることを申し合わせましたので、ご了承願います。
 次に、本分科会の担当書記を紹介いたします。
 議事課の担当書記の粟田洋史君でございます。吉村智之君でございます。
 議案法制課の担当書記の渡辺貴之君でございます。
 よろしくお願いいたします。
   〔書記挨拶〕

○藤井委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、水道局、下水道局及び都市整備局関係の決算の審査を行います。
 なお、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は後日の分科会で行いますので、ご了承をお願い申し上げます。
 これより水道局関係に入ります。
 初めに、水道局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○山口水道局長 水道局長の山口真でございます。よろしくお願い申し上げます。
 藤井委員長をはじめ委員の皆様方には、日頃から当局の事業にご理解とご支援を賜り、厚く御礼を申し上げます。
 ご審議いただくに当たりまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 技監の鈴木理でございます。多摩水道改革推進本部長の長嶺浩子でございます。総務部長の内田知子でございます。職員部長の大谷俊也でございます。経理部長の高角和道でございます。サービス推進部長の荒畑克彦でございます。特命担当部長を兼務いたします浄水部長の石田紀彦でございます。給水部長の藤川和久でございます。建設部長の塩田勉でございます。経営改革推進担当部長の小澤賢治でございます。DX推進担当部長及び女性活躍推進担当部長を兼務並びに子供政策連携室企画調整担当部長及びスタートアップ戦略推進本部スタートアップ戦略推進担当部長を併任いたします企画調整担当部長の鈴木美奈子でございます。設備担当部長の野澤光徳でございます。多摩水道改革推進本部調整部長の清水英彦でございます。多摩水道改革推進本部施設部長の青山忠史でございます。多摩水道改革推進本部技術調整担当部長の成田岳人でございます。次に、当分科会との連絡に当たります総務課長の秋元康子でございます。主計課長の米澤龍太郎でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
   〔理事者挨拶〕

○藤井委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○藤井委員長 これより決算の審査を行います。
 令和六年度東京都水道事業会計決算を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○内田総務部長 令和六年度東京都水道事業会計につきまして、その概要をご説明申し上げます。
 お手元に配布してございます令和六年度東京都水道事業会計決算説明資料をご覧いただきたいと存じます。
 一ページをご覧ください。決算報告書でございます。
 まず、収益的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 水道事業収益につきましては、予算額三千八百四億千七百万円に対しまして、決算額は三千七百十億六千四百万余円となっております。
 営業収益の主なものは給水収益で、水道料金収入でございます。
 営業外収益の主なものは、土地物件収益でございます。
 特別利益は、下水道料金徴収費繰入金の過年度分の収入でございます。
 二ページをご覧ください。支出の部でございます。
 水道経営費につきましては、予算額三千七百九十二億六百万円に対しまして、決算額は三千五百八十億九千三百万余円となっております。
 営業費用の主なものは、浄水場や水道管などの施設の維持補修に係る浄水費や配水費、料金徴収に係る業務費、固定資産の減価償却費でございます。
 営業外費用の主なものは、支払い利息及び企業債取扱諸費でございます。
 なお、表の欄外に収支差引額を表示してございます。後ほどご参照願います。
 三ページをご覧ください。資本的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 資本的収入につきましては、予算額六百二十六億三千四百万円に対しまして、決算額は五百四十九億一千九百万余円となっております。
 主なものは、企業債及び一般会計出資金でございます。
 四ページをご覧ください。支出の部でございます。
 資本的支出につきましては、括弧書きで表示しております前年度からの繰越額を含めました予算額千八百七億六千四百万円に対しまして、決算額は千四百四十七億六千四百万余円となっております。
 建設改良費は、施設の建設改良などに要した支出でございます。
 企業債償還金は、建設改良費の財源として借り入れた企業債の償還金でございます。
 なお、表の欄外に資本的収支の差引き及び補填財源を記載してございます。
 3の差引不足額は、括弧書きで表示しておりますとおり、消費税抜きの金額で八百四十四億四千万余円となり、減価償却費などの損益勘定留保資金等で補填いたしました。
 次の五ページから二九ページにかけましては、ただいまご説明いたしました決算報告書の内容を科目ごとに記載してございます。後ほどご参照願います。
 三〇ページをご覧ください。損益計算書でございます。
 経営成績を明らかにするために、令和六年度に得た全ての収益とこれに対応する全ての費用を消費税抜きの金額で記載したものでございます。
 三一ページをご覧ください。
 下から四行目にございますように、令和六年度の当年度純利益は十二億三千万余円となっております。
 三二ページをご覧ください。剰余金計算書でございます。
 本ページと次の三三ページに、資本金の部及び資本剰余金の部の変動を記載してございます。後ほどご参照願います。
 三四ページをご覧ください。
 利益剰余金の部の減債積立金につきましては、六十九億六千百万余円を企業債の償還に充てたことにより、当年度末残高はゼロ円となりました。
 大規模浄水場更新積立金につきましては、九億四千百万円を大規模浄水場の更新に向けた代替浄水施設整備の財源に充てたことにより、当年度末残高は七百三十六億三千五百万余円となりました。
 未処分利益剰余金につきましては、前年度末残高の二百二億七千二百万余円から百八十一億九千四百万余円を処分したことから、処分後の残高は二十億七千八百万余円となっております。また、当年度末残高は百十二億一千百万余円となっております。
 三七ページをご覧ください。剰余金処分計算書案でございます。
 中ほどにあります未処分利益剰余金の部でございますが、当年度末残高の百十二億一千百万余円につきまして、資本金への組入れに七十九億二百万余円、条例に基づく減債積立金に六千二百万円と、それぞれ処分することといたします。この結果、繰越利益剰余金は三十二億四千六百万余円となる予定でございます。
 次の三八ページからは貸借対照表を記載してございます。
 四一ページをご覧ください。
 最下段の資産合計でございますが、令和六年度末は二兆九千百三十六億八千百万余円であり、前年度と比較しまして二百二十七億五千七百万余円増加してございます。
 四六ページをご覧ください。
 最下段の負債合計でございますが、令和六年度末は六千六百二十一億四千七百万余円であり、前年度と比較して百九十四億五千五百万余円増加してございます。
 四八ページをご覧ください。
 下から二行目の資本合計でございますが、令和六年度末は二兆二千五百十五億三千三百万余円であり、前年度と比較して三十三億二百万余円増加しております。
 なお、増減内容等につきましては、右側の説明欄に記載してございますので、後ほどご参照願います。
 以上、簡単ではございますが、令和六年度東京都水道事業会計の説明を終わります。よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。

○藤井委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○福手委員 九点の資料をお願いいたします。
 一、水需要予測と実績の推移を過去五年分。
 二、多摩川水系、利根川、荒川水系の年間取水量の推移、過去五年分。
 三、各浄水場等における再生可能エネルギー等の導入及び発電状況、過去五年分。
 四、水道管路における耐震継ぎ手化の計画と実績を過去五年分。
 五、水道管路の布設年度別管理延長。
 六、未納カード発行枚数及び給水停止件数の推移、過去五年分。
 七、政策連携団体への委託料及び主な委託内容、過去五年分。
 八、政策連携団体における法人税等と株主配当の推移を過去五年分。
 九、水道料金の減免実績です。
 よろしくお願いします。

○三雲委員 私の方からは、七点ございます。
 まず最初は、水道施設取水場、浄水場、給水場の耐震化状況を示す資料。
 それから、政令指定都市との上下水道の料金の比較、過去五年分。
 それから、上下水道料金の減免実績、過去五年分。
 政策連携団体におけるプロパー従業員、局からの退職者や異動によらず、政策連携団体が直接雇用した従業員に関する技術系職、事務系職ごとの正規、非正規社員の人数、平均年収及び平均勤続年数、過去五年分。
 政策連携団体における技術系職、事務系職ごとの外国人従業員数及びこれら外国人従業員の平均勤続年数、過去五年分。
 政策連携団体における団体交渉の実施状況、日時、議題、過去五年分。
 水道局及び政策連携団体における障害者雇用数と障害者雇用率、過去五年分。
 お願いします。

○藤井委員長 ただいま福手副委員長、三雲委員より資料要求がございましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○藤井委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 以上で水道局関係を終わります。

○藤井委員長 これより下水道局関係に入ります。
 初めに、下水道局長から挨拶並びに幹部職員の紹介がございます。

○藤橋下水道局長 下水道局長の藤橋知一でございます。
 藤井委員長をはじめ委員の皆様方には、日頃より下水道事業にご理解、ご支援を賜りまして、厚く御礼を申し上げます。
 ご審議をいただくに当たりまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 次長の相田佳子でございます。流域下水道本部長の末村智子でございます。総務部長の村西紀章でございます。職員部長の和田慎一でございます。経理部長の佐々木珠でございます。計画調整部長の家壽田昌司でございます。施設管理部長の井上潔でございます。建設部長の杉山純でございます。企画担当部長でDX推進担当部長及び女性活躍推進担当部長兼務子供政策連携室企画調整担当部長及びスタートアップ戦略推進本部スタートアップ戦略推進担当部長を併任いたします池野大介でございます。技術開発担当部長の川上直之でございます。施設管理担当部長の須賀隆行でございます。設備調整担当部長の小池利和でございます。施設整備担当部長の武藤真でございます。流域下水道本部管理部長の池島英稔でございます。流域下水道本部技術部長の秋山真でございます。続きまして、本委員会との連絡に当たります総務課長の中山草文でございます。理財課長の小川則之でございます。会計課長の堀和憲でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○藤井委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○藤井委員長 これより決算の審査を行います。
 令和六年度東京都下水道事業会計決算を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○佐々木経理部長 令和六年度東京都下水道事業会計決算の内容につきまして、お手元の横版の資料、東京都下水道事業会計決算説明資料によりご説明申し上げます。
 恐れ入りますが、一ページをお開き願います。決算の概況でございます。決算額は、予算額との対比のため、消費税額及び地方消費税額を含んだ額で記載しております。
 まず、収益的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 1の下水道事業収益は、区部下水道の事業収益を計上したもので、決算額は、Bの列の一番上、三千七百十六億七千八百万余円となっております。
 営業収益の主なものは、下水道料金と一般会計補助金でございます。
 一般会計補助金は、雨水処理費など行政的経費を一般会計から繰り入れたものでございます。
 営業外収益の主なものは、土地物件収益と長期前受金戻入でございます。
 長期前受金戻入は、資産の減価償却などの費用に対応して、その資産の取得に充てた国庫補助金などを収益として計上したものでございます。
 特別利益は、企業債の繰上償還に伴う一般会計からの繰入金等でございます。
 二ページをご覧ください。
 2の流域下水道事業収益は、多摩地域における流域下水道の事業収益を計上したもので、決算額は、Bの列の一番上、三百六十二億七千九百万余円となっております。
 営業収益の主なものは、流域下水道管理費負担金収入で、これは流域下水道の維持管理に要する経費の市町村負担分でございます。
 営業外収益の主なものは、長期前受金戻入でございます。
 特別利益は、企業債の繰上償還に伴う一般会計からの繰入金でございます。
 以上、区部と流域を合わせた収益的収入の合計は、表の一番下、予算額四千百五十七億七千五百万円に対して、決算額は四千七十九億五千八百万余円となっております。
 三ページをご覧ください。支出の部でございます。
 1の下水道管理費は、区部下水道の施設の維持管理などに要した費用を計上したもので、決算額は、Bの列の一番上、三千四百七十九億八千六百万余円となっております。
 営業費用の主なものは、管渠費、ポンプ場費、処理場費などの維持管理費用と固定資産の減価償却費で、営業外費用の主なものは、企業債の支払い利息でございます。
 特別損失は、企業債の繰上償還に伴う補償金等でございます。
 四ページをご覧ください。
 2の流域下水道経営費は、流域下水道の施設の維持管理などに要した費用を計上したもので、決算額は、Bの列の一番上、三百八十一億七千四百万余円となっております。
 営業費用の主なものは、処理場管理費などの維持管理費用と固定資産の減価償却費で、営業外費用の主なものは、企業債の支払い利息でございます。
 特別損失は、企業債の繰上償還に伴う補償金でございます。
 以上、区部と流域を合わせた収益的支出の合計は、表の一番下、予算額四千三十一億九千三百万円に対して、決算額は三千八百六十一億六千百万余円となっております。
 なお、その下の表は、収益的収支の差引きをお示ししております。純利益は、表の一番下の括弧の中、消費税抜きの金額で七十四億五千百万余円となっております。
 五ページをご覧ください。次に、資本的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 1の下水道事業資本的収入は、区部下水道の建設改良事業などに充当する収入を計上したもので、決算額は、Bの列の一番上、一千九百七十億六千万余円となっております。
 その主なものは、企業債、一般会計出資金及び国庫補助金でございます。
 六ページをご覧ください。
 2の流域下水道事業資本的収入の決算額は百八十一億二千七百万余円となっております。
 その主なものは、企業債、国庫補助金及び市町村負担金収入でございます。
 以上、区部と流域を合わせた資本的収入の合計は、表の一番下、予算額二千二百八十億七千九百万円に対して、決算額は二千百五十一億八千八百万余円となっております。
 七ページをご覧ください。支出の部でございます。
 1の下水道事業資本的支出は、区部下水道の建設改良事業費と企業債の元金償還金を計上したもので、決算額は、Bの列の一番上、三千五百九十八億五千二百万余円となっております。
 八ページをご覧ください。
 2の流域下水道事業資本的支出は、流域下水道の建設改良事業費などを計上したもので、決算額は二百二十四億七千万余円となっております。
 以上、区部と流域を合わせた資本的支出の合計は、表の一番下、予算額四千百八十億九千三百万余円に対して、決算額は三千八百二十三億二千三百万余円となっております。
 なお、その下の表に、資本的収支の差引き及び補填財源をお示ししております。
 差引資金不足額は、一千九百五十一億八千七百万余円となり、前年度からの繰越工事資金及び損益勘定留保資金などで補填いたしました。
 次の九ページから二一ページまでは、ただいまご説明いたしました収入、支出の明細でございますので、後ほどご参照いただきたいと存じます。
 恐れ入りますが、二二ページをお開き願います。剰余金計算書でございます。
 初めに、資本金でございます。
 当年度末残高は二兆七千九百八十五億八千三百万余円となっております。
 次に、資本剰余金でございます。
 国庫補助金など科目ごとにお示しし、ページをおめくりいただきまして、二三ページ、ローマ数字のⅣに資本剰余金合計を記載してございます。当年度末残高は二千四百五十七億九百万余円となっております。
 二四ページをご覧ください。利益剰余金でございます。
 減債積立金など科目ごとにお示しし、恐れ入りますが、ページをおめくりいただきまして、二五ページ、ローマ数字のⅤに利益剰余金合計を記載してございます。当年度末残高は百九十億一千九百万余円となっております。
 資本金、資本剰余金及び利益剰余金を合わせた資本合計の当年度末残高は、表の一番下、三兆六百三十三億一千二百万余円となっております。
 二六ページをご覧ください。剰余金処分計算書の案でございます。
 科目欄の中段にございます未処分利益剰余金につきまして、資本金への組入れに九十二億二百万余円、減債積立金に九十六億五千万余円をそれぞれ処分したいと存じます。
 また、建設積立金三千八百万余円及び改良積立金二億八千四百万余円を取り崩し、未処分利益剰余金を増加させるよう処分したいと存じます。この結果、繰越利益剰余金となります処分後残高は一億六千五百万余円となる予定でございます。
 次の二七ページ以降は、貸借対照表の明細をお示ししたものでございます。
 恐れ入りますが、二九ページをお開きいただきまして、ページの一番下、令和六年度末の資産合計は五兆八千八百七十三億六百万余円となっております。
 三二ページをご覧ください。
 ページの一番下、負債合計は二兆八千二百三十九億九千三百万余円となっております。
 恐れ入りますが、三三ページをご覧ください。
 下から二段目、資本合計は三兆六百三十三億一千二百万余円となっております。
 最後に、表の一番下の負債資本合計は、資産と同額の五兆八千八百七十三億六百万余円となっております。
 以上、簡単ではございますが、令和六年度東京都下水道事業会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○藤井委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○斉藤委員 七点あります。
 一点目、二十三区、多摩地域における主な浸水被害状況の推移、五年分。
 二点目、政策連携団体への委託内容と委託料の推移、十年分。
 三点目、再生可能エネルギーによる主な発電設備の規模と発電量の実績の推移、五年分。
 四点目、下水道マンホールと下水道管の接続部の耐震化が完了した施設数の推移、五年分。
 五点目、仮設トイレの設置ができるマンホールの数、区部でお願いします。
 六点目、区部における下水道料金減免実績、五年分。
 七点目、政策連携団体における法人税等と株式配当の推移、十年分、お願いします。

○三雲委員 三点ございます。
 下水道の施設、管路の耐震化状況を示す資料。
 それから、下水道局における障害者雇用者数と障害者雇用率、過去五年分。
 三点目、国からの要請に基づく下水道全国特別重点調査の実施状況を示す資料をお願いいたします。

○藤井委員長 斉藤委員並びに三雲委員より資料要求がございましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○藤井委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出をお願い申し上げます。
 以上で下水道局関係を終わります。

○藤井委員長 これより都市整備局関係に入ります。
 初めに、東京都技監から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○谷崎東京都技監 東京都技監の谷崎馨一でございます。都市整備局長及び局の技監を兼務しております。
 藤井委員長をはじめ委員の皆様方には、当局の事務事業につきまして日頃からご指導、ご鞭撻を賜り、誠にありがとうございます。
 今後とも、事務事業の適切かつ円滑な運営を図るとともに、安全で快適な都市づくりを進めるために一層の努力をいたす所存でございます。よろしくお願い申し上げます。
 それでは、理事者名簿に従いまして、当局の幹部職員を紹介いたします。
 次長の山崎太朗でございます。技監の栗谷川哲雄でございます。航空政策・交通基盤整備・交通政策担当理事の三宮隆でございます。総務部長の小泉雅裕でございます。市街地整備部長の澤井正明でございます。防災都市づくり担当部長の神子信之でございます。当分科会との連絡等に当たらせていただきます総務課長の川崎秀一でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○藤井委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○藤井委員長 これより決算の審査を行います。
 令和六年度東京都都市再開発事業会計決算を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○小泉総務部長 令和六年度東京都都市再開発事業会計決算につきましてご説明申し上げます。
 東京都都市再開発事業会計決算説明資料をご覧いただきたいと存じます。
 三ページの決算の総括につきましては、先ほど開かれました委員会で都技監からご説明申し上げましたので、説明を省略させていただきます。
 七ページをご覧ください。令和六年度東京都都市再開発事業会計決算報告書でございます。
 まず、(1)、収益的収入及び支出のうち、ア、収入でございます。
 第一項の営業外収益は、受取利息などでございます。
 収益的収入の合計を表の一番下に記載してございますが、予算現額に対しまして、決算額は三千百万余円、収入率は三八・八%でございます。
 八ページをご覧ください。イ、支出でございますが、第一項の営業費用は、一般管理費でございます。
 収益的支出の合計を表の一番下に記載してございますが、予算現額に対しまして、決算額はゼロ円でございます。これは、整備完了地区における修繕に係る経費を計上しておりましたが、実績がなかったためでございます。
 九ページをご覧ください。(2)、資本的収入及び支出のうち、ア、収入でございます。
 表の一番下に合計を記載してございますが、予算現額に対しまして、決算額は三十七億三千五百万余円、収入率は八五・七%でございます。
 一〇ページをご覧ください。イ、支出でございます。
 こちらも表の一番下に合計を記載してございますが、予算現額に対しまして、決算額は三十七億五千九百万余円、執行率は八五・〇%でございます。
 収入及び支出の主な事業内容についてご説明いたします。
 一九ページをご覧ください。
 収入の第二項、公営企業会計負担金は、市街地再開発事業に充当する高速電車事業会計からの負担金を収入したものでございます。
 二五ページをご覧ください。
 支出の第二目、泉岳寺駅地区都市再開発事業費は、用地費、施設建築物工事費などを支出したものでございます。
 二七ページから三三ページにかけましては、損益計算書と剰余金計算書を記載してございます。
 三七ページをご覧ください。剰余金処分計算書案でございます。
 資料の右端の未処分利益剰余金につきましては、当年度末残高が五十九億七千三百万余円となっておりまして、これにつきまして、都市再開発事業積立金の積立てに三千余円を処分することといたしたいと存じます。この結果、繰越利益剰余金となります処分後残高は五十九億七千三百万余円となる予定です。
 最後になりますが、三九ページ以降に貸借対照表を記載してございます。
 簡単ではございますが、以上をもちまして令和六年度東京都都市再開発事業会計決算の説明を終わらせていただきます。どうぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○藤井委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。――なければ、資料要求はなしと確認をさせていただきます。
 以上で都市整備局関係を終わります。
 これをもちまして本日の分科会を閉会いたします。
   午後二時三十三分散会