令和四年度公営企業会計決算特別委員会第一分科会速記録第一号

令和五年十月十六日(月曜日)
第一委員会室
午後二時三分開議
出席委員 十一名
委員長柴崎 幹男君
副委員長関野たかなり君
副委員長尾崎あや子君
副委員長高倉 良生君
もり  愛君
関口健太郎君
たかく則男君
平田みつよし君
保坂まさひろ君
山加 朱美君
あぜ上三和子君

欠席委員 なし

出席説明員
交通局局長久我 英男君
次長梅村 拓洋君
総務部長豊田 義博君
職員部長市川 雅明君
資産運用部長小林 弘史君
電車部長神永 貴志君
自動車部長櫻庭 裕志君
車両電気部長生越 啓史君
建設工務部長坂口 淳一君
企画担当部長DX推進担当部長兼務渡貫 貴浩君
技術企画担当部長一條 勝夫君
安全管理担当部長太田 純也君
鉄軌道事業戦略担当部長築田 直樹君
バス事業経営改善担当部長佐藤 和哉君
技術調整担当部長神田 隆司君
技術管理担当部長飯沼 健一君
中央卸売市場市場長早川 剛生君
次長松田 健次君
管理部長前田  豊君
事業部長大谷 俊也君
渉外調整担当部長DX推進担当部長兼務若井 太郎君
市場政策担当部長石井 浩二君
財政調整担当部長萩原 功夫君
環境改善担当部長萩原 清志君
港湾局局長松川 桂子君
技監片寄 光彦君
総務部長上林山 隆君
企画担当部長DX推進担当部長兼務石井  均君
調整担当部長千田  敏君
港湾経営部長野平雄一郎君
港湾振興担当部長三浦  知君
開発調整担当部長島しょ空港技術担当部長兼務福永 太平君
臨海副都心まちづくり推進担当部長大野 克明君
港湾整備部長村田 拓也君
計画調整担当部長山本 康太君
港湾計画担当部長港湾DX推進担当部長兼務水飼 和典君
離島港湾部長佐藤 賢治君
島しょ・小笠原空港整備担当部長渡邊 正也君

本日の会議に付した事件
令和四年度東京都公営企業各会計決算の認定について
交通局関係
・令和四年度東京都交通事業会計決算(説明)
・令和四年度東京都高速電車事業会計決算(説明)
・令和四年度東京都電気事業会計決算(説明)
中央卸売市場関係
・令和四年度東京都中央卸売市場会計決算(説明)
港湾局関係
・令和四年度東京都臨海地域開発事業会計決算(説明)
・令和四年度東京都港湾事業会計決算(説明)

○柴崎委員長 ただいまから令和四年度公営企業会計決算特別委員会第一分科会を開会いたします。
 このたび、第一分科会委員長に選任いただきました柴崎幹男でございます。本日は最初の分科会ですので、一言ご挨拶申し上げます。
 本日より、この第一分科会におきまして、交通局、中央卸売市場、港湾局という都民の生活に密接に関わる分野の決算を審査してまいります。限られた時間ではありますが、十分な審査が行えますよう、各副委員長、委員の皆様方のご協力をいただきながら円滑な委員会運営に努めてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、さきの委員会で決定いたしました実施要領及び審査日程に従いまして、本日から分科会の審査を進めてまいります。
 初めに、分科会の議席につきまして申し上げます。
 議席は、先ほどの打合会で、ただいまご着席のとおりとすることを申し合わせましたので、ご了承願います。
 次に、本分科会の担当書記を紹介いたします。
 議事課の担当書記の粟田洋史君です。小塩祐一朗君です。
 議案法制課の担当書記の阿部友紀子さんです。
 よろしくお願いいたします。
   〔書記挨拶〕

○柴崎委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、交通局、中央卸売市場及び港湾局関係の決算の審査を行います。
 なお、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は後日の分科会で行いますので、ご了承願います。
 これより交通局関係に入ります。
 初めに、交通局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○久我交通局長 交通局長の久我英男でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 ご審議いただくに当たりまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 次長の梅村拓洋でございます。総務部長の豊田義博でございます。職員部長の市川雅明でございます。資産運用部長の小林弘史でございます。電車部長の神永貴志でございます。自動車部長の櫻庭裕志でございます。車両電気部長の生越啓史でございます。建設工務部長の坂口淳一でございます。DX推進担当部長兼務並びに子供政策連携室企画調整担当部長及びスタートアップ・国際金融都市戦略室スタートアップ戦略推進担当部長を併任いたします企画担当部長の渡貫貴浩でございます。技術企画担当部長の一條勝夫でございます。安全管理担当部長の太田純也でございます。鉄軌道事業戦略担当部長の築田直樹でございます。バス事業経営改善担当部長の佐藤和哉でございます。技術調整担当部長の神田隆司でございます。技術管理担当部長の飯沼健一でございます。続きまして、当委員会との連絡に当たります総務課長の大谷賢司でございます。財務課長の山下英樹でございます。
 以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○柴崎委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○柴崎委員長 これより決算の審査を行います。
 令和四年度東京都交通事業会計決算、令和四年度東京都高速電車事業会計決算及び令和四年度東京都電気事業会計決算を一括して議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○豊田総務部長 それでは、令和四年度の決算につきまして、お手元の令和四年度決算説明資料によりご説明いたします。
 表紙をおめくりください。令和四年度決算の収支概要でございます。
 左の表側にありますとおり、収益的収支と資本的収支に大別されます。
 まず、上段の収益的収支につきまして、交通局が所管する三会計の合計で申し上げます。
 表の右端の合計欄、一行目の収入総額一千九百三十五億七千五百万円に対しまして、支出総額は、その下の一千九百五十六億八千六百万円でございます。この結果、純損益は、その下の二十一億一千百万円の赤字となりました。
 この収益的収支につきまして、事業ごとに損益の状況をご説明いたします。
 まず、表の一番左側の自動車運送事業でございます。表の中ほど二重線の二行上の経常損益は十七億七千九百万円の赤字、その二行上の純損益は十七億八千六百万円の赤字となりました。
 次に、軌道事業でございますが、経常損益、純損益ともに一億五千九百万円の黒字となりました。
 次に、新交通事業につきましては、経常損益、純損益ともに二億一千二百万円の赤字となりました。
 懸垂電車事業につきましては、令和元年十一月から運行を休止しており、経常損益、純損益ともに決算額はございません。
 以上、四事業を合計しました交通事業会計全体の経常損益は十八億三千百万円の赤字、純損益は十八億三千九百万円の赤字となりました。
 次に、高速電車事業会計でございますが、経常損益、純損益ともに四億四千八百万円の赤字となりました。
 次に、電気事業会計でございますが、経常損益、純損益ともに一億七千六百万円の黒字となりました。
 続きまして、資本的収支をご説明いたします。三会計の合計で申し上げます。
 右端、合計欄の中ほど二重線の下にございますように、収入総額は五百四十億八千六百万円で、支出総額は、その一行下の八百四十五億五千万円となり、その三行下の差引資金不足額は三百四十二億四千四百万円となりました。この不足額につきましては、その一行下の補填財源である損益勘定留保資金などにより補填いたしまして、一番下の行の当年度末累積資金残は九百十九億三千九百万円となりました。
 なお、二枚おめくりいただきました一ページ以降に令和四年度決算総括表、さらに三ページ以降に、より詳細な内容が記載された決算総表がございますので、後ほどご覧いただければと存じます。
 続きまして、予算に対する決算の内容を各会計ごとにご説明いたします。
 一〇ページをご覧ください。令和四年度交通事業決算報告書でございます。
 一〇ページから一七ページにかけて、自動車運送、軌道、新交通の各事業ごとに、予算額、決算額、前年度決算額及びそれぞれの比較を記載しております。
 なお、予算、決算対比につきましては、予算が消費税及び地方消費税込みでございますので、決算も同様としております。
 まず、一〇ページの収益的収入及び支出のうち、収入でございます。
 自動車運送事業の営業収益は、予算額四百四億五千六百万円に対しまして、決算額は四百十三億百万余円となりました。この大宗を占めておりますのは乗車料収入で、そのほかに賃貸料、広告料収入などがございます。
 営業外収益は、予算額十八億六千二百万円に対して、決算額は十八億五千二百万余円となりました。主なものは一般会計補助金などでございます。
 特別利益は予算に計上しておりませんでしたが、決算額は一千四百万余円でございます。
 次に、軌道事業の営業収益は、予算額三十億四千四百万円に対し、決算額は三十一億五千万余円となりました。
 営業外収益は、予算額八十二億六千三百万円に対して、決算額は四十三億九千八百万余円となりました。
 次に、新交通事業の営業収益は、予算額六十億六千七百万円に対し、決算額は六十二億九千百万余円となりました。
 営業外収益は、予算額十四億六千四百万円に対して、決算額は十五億二千百万余円となりました。
 次に、一一ページをご覧ください。
 以上、交通事業会計の収益的収入の合計でございますが、予算額六百十一億五千六百万円に対して、決算額は五百八十五億三千万余円で、予算に対する比率は九五・七%、前年度決算額との比率は一一〇・二%となりました。
 次に、一二ページをご覧ください。支出でございます。
 まず、自動車運送事業の営業費用は、予算額四百四十九億五百万円に対して、決算額は四百三十億三千四百万余円で、主なものは人件費、物件費、減価償却費でございます。
 営業外費用は、予算額十八億七千万円に対して、決算額は十五億五百万余円で、主なものは消費税及び地方消費税の納付金などでございます。
 特別損失は、予算額二千万円に対して、決算額は二千百万余円でございます。
 次に、軌道事業の営業費用は、予算額三十二億三千二百万円に対して、決算額は二十八億八千二百万余円となりました。
 営業外費用は、予算額八十二億七千七百万円に対して、決算額は四十五億百万余円でございます。
 次に、新交通事業の営業費用は、予算額六十五億二千二百万円に対して、決算額は六十一億六千三百万余円となりました。
 営業外費用は、予算額十六億六千八百万円に対して、決算額は十五億四千九百万余円でございます。
 以上、交通事業会計収益的支出の合計は、予算額六百六十四億九千四百万円に対して、決算額は五百九十六億五千七百万余円で、執行率は八九・七%、前年度決算額との比率は一〇一・二%となりました。
 続きまして、一四ページをご覧ください。資本的収入及び支出のうち、収入でございます。
 まず、自動車運送事業資本的収入は、予算額五十一億四千七百万円に対して、決算額は三十八億八千五百万余円でございます。
 次に、軌道事業資本的収入は、予算額一億三千六百万円に対して、決算額は五千四百万円でございます。
 次に、新交通事業資本的収入は、予算額五十九億九千百万円に対して、決算額は五十五億七千三百万円でございます。
 次に、一五ページをご覧ください。
 以上、交通事業会計の資本的収入の合計でございますが、予算額百十二億七千四百万円に対して、決算額は九十五億一千二百万余円で、予算に対する比率は八四・四%となりました。
 次に、一六ページをご覧ください。支出でございます。
 まず、自動車運送事業資本的支出は、予算額七十一億四千八百万円に対して、決算額は六十三億三千二百万余円でございます。
 次に、軌道事業資本的支出は、予算額一億三千七百万円に対して、決算額は六千七百万余円でございます。
 次に、新交通事業資本的支出は、予算額七十億九百万円に対して、決算額は六十五億九千百万余円でございます。
 以上、交通事業会計資本的支出の合計は、予算額百四十二億九千四百万円に対して、決算額は百二十九億九千百万余円で、執行率は九〇・九%となりました。
 詳細な内容につきましては、一八ページ以降に記載しておりますので、後ほどご覧いただければと存じます。
 次に、高速電車事業会計をご説明いたします。
 恐れ入りますが、七〇ページをご覧ください。令和四年度高速電車事業決算報告書でございます。
 まず、収益的収入及び支出のうち、収入でございます。
 営業収益は、予算額一千三百八十二億七千三百万円に対して、決算額は一千三百六十四億七千百万余円となりました。
 営業外収益は、予算額百四十一億二千百万円に対して、決算額は百三十二億二千八百万余円となりました。
 以上を合計したものが、一番上の行、高速電車事業収益で、予算額一千五百二十三億九千四百万円に対して、決算額は一千四百九十七億余円で、予算に対する比率は九八・二%、前年度決算額との比率は一一一・一%となりました。
 続きまして、支出でございます。
 営業費用は、予算額一千四百四十二億七千五百万余円に対して、決算額は一千三百九十八億百万余円となりました。
 営業外費用は、予算額百二億二千三百万円に対して、決算額は七十三億六千四百万余円となりました。
 以上を合計したものが、一番上の行、高速電車事業費で、予算額一千五百四十四億九千八百万余円に対して、決算額は一千四百七十一億六千五百万余円で、執行率は九五・三%、前年度決算額との比率は一〇七・三%となりました。
 次に、七一ページをご覧ください。資本的収入及び支出のうち、収入でございます。
 まず、高速電車事業資本的収入は、予算額六百二十五億七千二百万円に対して、決算額は四百四十五億八千万余円で、予算に対する比率は七一・二%となりました。
 次に、七二ページをご覧ください。支出でございます。
 高速電車事業資本的支出は、予算額一千十八億八千八百万円に対して、決算額は七百四十九億九千四百万余円で、執行率は七三・六%となりました。
 詳細な内容につきましては、七三ページ以降に記載しておりますので、後ほどご覧いただければと存じます。
 最後に、電気事業会計をご説明いたします。
 恐れ入りますが、一〇六ページをご覧ください。令和四年度電気事業決算報告書でございます。
 まず、収益的収入及び支出のうち、収入でございます。
 電気事業収益は、予算額十二億三千七百万円に対して、決算額は十一億一千九百万余円で、予算に対する比率は九〇・五%、前年度決算額との比率は八二・四%となりました。
 次に、支出でございます。
 電気事業費は、予算額十四億八千四百万円に対して、決算額は九億三千六百万余円で、執行率は六三・一%、前年度決算額との比率は九一・七%となりました。
 次に、一〇七ページをご覧ください。電気事業資本的収入及び支出でございます。
 資本的収入は、予算額、決算額ともにございません。
 資本的支出は、予算額二億一千八百万円に対して、決算額は八千六百万余円で、執行率は三九・七%となりました。
 詳細な内容につきましては、次の一〇八ページ以降に記載しておりますので、後ほどご覧いただければと存じます。
 次に、一一八ページをご覧ください。電気事業剰余金処分計算書(案)でございます。
 右端一番上の行にございますように、当年度末における未処分利益剰余金は一億七千五百万余円となりました。これにつきまして、その二行下の建設改良積立金に全額を積み立てたいと存じます。
 以上で令和四年度の交通局関係の決算説明を終わらせていただきます。よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。

○柴崎委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。

○尾崎委員 九点をお願いいたします。
 一、都営地下鉄におけるホームからの転落事故件数の推移。
 二、事業別の正規職員の新規採用数と非常勤の職員の推移。
 三、地下鉄事業におけるバリアフリー化した内容と昨年度の費用及びホームドア設置の状況、過去五年分と昨年度の取組実績。
 四、都営地下鉄駅の民間委託状況と駅別職員配置数。
 五、都営地下鉄におけるホームドア未整備駅の点状ブロック整備状況。
 六、バス停の音声案内設置箇所数及びシグナルエイドに対応する箇所数。
 七、コミュニティバスの受託状況。
 八、都営バス車両における低公害車両の導入の推移、五年分をお願いします。
 九、都営地下鉄における痴漢等犯罪行為の対応件数、防犯カメラ映像の警察への提供件数及び警察との連携実績、過去五年分をお願いいたします。
 以上です。

○柴崎委員長 ただいま尾崎副委員長から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○柴崎委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 以上で交通局関係を終わります。

○柴崎委員長 これより中央卸売市場関係に入ります。
 初めに、中央卸売市場長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○早川中央卸売市場長 中央卸売市場長の早川剛生でございます。
 柴崎委員長をはじめ委員の皆様方には、日頃から中央卸売市場所管の事務事業につきましてご指導、ご鞭撻を賜り、厚く御礼を申し上げます。
 今後とも、当局の事業運営に全力で取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。
 続きまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 次長の松田健次でございます。管理部長の前田豊でございます。事業部長の大谷俊也でございます。渉外調整担当部長でDX推進担当部長兼務の若井太郎でございます。市場政策担当部長で子供政策連携室企画調整担当部長及びスタートアップ・国際金融都市戦略室スタートアップ戦略推進担当部長兼務の石井浩二でございます。財政調整担当部長の萩原功夫でございます。環境改善担当部長の萩原清志でございます。本委員会との連絡等に当たらせていただきます総務課長の鶴田勝でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○柴崎委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○柴崎委員長 これより決算の審査を行います。
 令和四年度東京都中央卸売市場会計決算を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○前田管理部長 令和四年度東京都中央卸売市場会計決算につきまして、お手元の東京都中央卸売市場会計決算説明資料に基づいてご説明申し上げます。
 一ページをお開き願います。1、令和四年度東京都中央卸売市場事業決算報告書でございます。
 この報告書では、市場の業務運営に関する収益的収入及び支出と、市場の施設整備等に関する資本的収入及び支出の総括的な内容を記載しております。
 なお、決算額は、予算現額と対比させるために、消費税及び地方消費税を含んだ金額で表示しております。
 まず、(1)、収益的収入及び支出のア、収入でございます。
 表の科目欄の一番上にあります市場事業収益でございますが、予算現額二百二十四億七千万円に対しまして、決算額は二百九億六千七百七十四万余円で、執行率は九三・三%となっております。
 次に、下段の表のイ、支出でございます。
 表の一番上の市場事業費でございますが、予算現額四百三十四億七千五百万円に対しまして、決算額は三百九十八億二千三百三十二万余円で、執行率は九一・六%となっております。
 二ページをお開き願います。(2)、資本的収入及び支出のア、収入でございます。
 表の一番上の市場資本的収入は、予算現額、決算額ともにございませんでした。
 次に、下段の表のイ、支出でございます。
 表の一番上の市場資本的支出は、表頭左から三番目の項目にございます予算現額百九億二千六百五十万余円に対しまして、決算額は八十七億六千二百四万余円で、執行率は八〇・二%となっております。
 続いて、三ページをご覧ください。2、令和四年度東京都中央卸売市場事業決算説明書でございます。
 ここからは、ただいまご説明申し上げました収益的収入及び支出並びに資本的収入及び支出の内訳となります。
 まず、(1)、収益的収入及び支出のア、収入でございます。
 市場事業収益のうちの営業収益ですが、決算額は百六十七億三千五百六十万余円で、前年度対比は一〇三・六%となっております。
 このうちの売上高割使用料でございますが、決算額は三十四億二千九百十一万余円で、前年度対比は一〇六・六%となっております。市場別の内訳につきましては、一覧表のとおりでございます。
 四ページをお開き願います。施設使用料でございますが、決算額は八十九億六千六百二万余円で、前年度対比は一〇〇・〇%となっております。市場別の内訳につきましては、一覧表のとおりでございます。
 五ページをご覧願います。雑収益でございます。
 決算額は四十三億四千四十六万余円で、前年度対比は一〇九・六%となっております。これは、主に市場業者の使用した電気料等の受入れ収入で、市場別の内訳につきましては、一覧表のとおりでございます。
 六ページをお開き願います。営業外収益でございますが、決算額は四十二億三千二百十三万余円で、前年度対比は九五・四%となっております。
 このうちの受取利息及び配当金ですが、これは預金利息等による収入で、決算額は九千二百八十九万余円でございます。
 次に、一般会計補助金でございますが、決算額は二十三億三百四十五万余円でございます。
 次の長期前受金戻入ですが、これは国庫補助金等の減価償却見合い分などを収益化したもので、決算額は十一億八千六百九十五万余円でございます。
 七ページをご覧願います。雑収益でございますが、土地賃貸料等の収入で、決算額は六億四千八百八十三万余円でございます。
 次に、特別利益でございますが、収入はございませんでした。
 八ページをお開き願います。イ、支出でございます。
 市場事業費のうちの営業費用でございますが、決算額は三百九億一千九百九十九万余円で、前年度対比は一〇五・五%、となっております。
 このうちの管理費ですが、市場施設の維持管理に関する経費でございます。決算額は百七十三億六千二百一万余円で、このページから一〇ページにかけまして内訳を記載しております。
 一一ページをお開き願います。業務費ですが、各市場の取引に係る指導監督及び統計等に関する経費でございます。決算額は八千六百六十五万余円で、内訳は、下の欄に記載したとおりでございます。
 一二ページをお開き願います。減価償却費ですが、固定資産の減価償却に関する経費で、決算額は百二十六億五千二百四十万余円でございます。
 次の資産減耗費でございますが、固定資産の除却に関する経費で、決算額は八億一千八百九十二万余円でございます。
 一三ページをご覧願います。営業外費用でございますが、決算額は二十一億二千五百五十三万余円で、前年度対比は八九・二%となっております。
 このうちの生鮮食料品流通対策費ですが、これは生鮮食料品の情報提供、地方卸売市場の指導監督、助成及び豊洲市場移転支援事業等に関する経費で、決算額は十億三千九百九十八万余円でございます。内訳は、下の欄に記載したとおりでございます。
 一四ページをお開き願います。支払い利息及び企業債取扱諸費でございますが、企業債に対する利息等に関する経費で、決算額は九億九千五百九十万余円でございます。
 次の繰延勘定償却ですが、企業債発行差金の償却に関する経費で、決算額は百九十万余円でございます。
 その下の消費税及び地方消費税でございますが、決算額は五千二百二十四万余円でございます。
 一五ページをご覧願います。雑支出でございますが、非課税売上げにおける消費税不控除分等の経費で、決算額は三千五百四十八万余円でございます。
 次に、特別損失でございますが、これは旧築地市場解体工事に伴う固定資産の除却損等の経費で、決算額は六十七億七千七百七十九万余円でございます。
 一六ページをお開き願います。ここからは、(2)、資本的収入及び支出についてご説明いたします。
 ア、収入でございます。
 市場資本的収入は、予算現額、決算額ともにございませんでした。
 一七ページをご覧願います。イ、支出でございます。
 市場資本的支出の建設改良費でございますが、予算現額四十一億二千三百九十六万余円に対しまして、決算額は十九億七千八百四万余円で、執行率は四八・〇%となっております。
 このうちの施設拡張費でございますが、決算額は一億五千八百六十八万余円でございます。このページから一八ページにかけまして、市場別の内訳と前年度からの繰越分の内訳を記載しておりますので、ご参照願います。
 一九ページをお開き願います。施設改良費でございますが、決算額は十八億一千二百八十万余円でございます。内訳は、このページから二〇ページにかけまして記載したとおりでございます。
 二一ページをお開き願います。資産購入費でございますが、決算額は六百五十五万余円でございます。
 次の企業債償還金でございますが、決算額は六十七億八千四百万円でございます。
 次の投資ですが、支出はございませんでした。
 その下の国庫補助金返納金につきましても、支出はございませんでした。
 以上、令和四年度東京都中央卸売市場事業決算説明書につきましてご説明いたしました。
 続きまして、二二ページをお開き願います。3、令和四年度東京都中央卸売市場事業剰余金計算書でございます。
 表頭左から順に、資本金、資本剰余金、利益剰余金につきまして、表側では上から、前年度末残高、当年度変動額、当年度末残高等をお示ししてございます。
 二三ページをご覧願います。4、令和四年度東京都中央卸売市場事業剰余金処分計算書(案)でございます。
 表の二段目の議会の議決による処分額の欄に記載してございますとおり、その他未処分利益剰余金変動額八十五億八千四百五十一万余円につきまして、資本金を増加させるよう処分したいと存じます。これは減債積立金及び建設改良積立金の当年度使用分を資本金へ組み入れるために行うものでございます。
 次に、資本剰余金一千九百二十八万余円につきましては、資本金を増加させるよう処分したいと存じます。これは除却した資産に対応する資本剰余金を資本金へ組み入れるために行うものでございます。
 この処分によりまして、処分後残高は、資本金が五千二百七十六億九千八十五万余円、資本剰余金が百十二億八千八百二十七万余円、未処分利益剰余金が七百八十三億一千三百九十九万余円となります。
 二四ページをお開き願います。5、令和四年度東京都中央卸売市場事業貸借対照表でございます。このページから二八ページにかけまして記載してございますので、後ほどご参照いただきたいと存じます。
 以上で令和四年度東京都中央卸売市場会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○柴崎委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。

○あぜ上委員 四点、お願いいたします。
 二〇二二年度の豊洲市場の地下水質、空気調査結果等。
 二点目が、十一市場の耐震改修等工事費及び修繕工事費の推移、十年分。
 三点目が、豊洲市場等の生鮮食料品の取扱数量及び金額の推移、過去三年分。
 四点目が、二〇一二年度以降に発行した企業債と元金償還金の推移。
 以上です。

○柴崎委員長 ほかはよろしいですね。——ただいま、あぜ上委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○柴崎委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 以上で中央卸売市場関係を終わります。

○柴崎委員長 これより港湾局関係に入ります。
 初めに、港湾局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○松川港湾局長 港湾局長の松川桂子でございます。
 柴崎委員長をはじめ各委員の皆様方には、港湾局の事務事業につきまして日頃から特段のご配慮を賜り、厚く御礼申し上げます。
 今後とも、事務事業の執行に当たりましては一層努力してまいりますので、引き続き、ご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
 続きまして、港湾局の幹部職員を紹介させていただきます。
 技監の片寄光彦でございます。総務部長の上林山隆でございます。企画担当部長でDX推進担当部長を兼務しております石井均でございます。調整担当部長の千田敏でございます。港湾経営部長の野平雄一郎でございます。港湾振興担当部長の三浦知でございます。開発調整担当部長で島しょ空港技術担当部長を兼務しております福永太平でございます。臨海副都心まちづくり推進担当部長の大野克明でございます。港湾整備部長の村田拓也でございます。計画調整担当部長の山本康太でございます。港湾計画担当部長で港湾DX推進担当部長を兼務しております水飼和典でございます。離島港湾部長の佐藤賢治でございます。島しょ・小笠原空港整備担当部長の渡邊正也でございます。当委員会との連絡に当たります担当部長で総務課長事務取扱の下羅智宏でございます。企画計理課長の佐々木康隆でございます。
 なお、臨海開発部長の松本達也につきましては、所用のため、本日の委員会を欠席させていただいております。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○柴崎委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○柴崎委員長 これより決算の審査を行います。
 令和四年度東京都臨海地域開発事業会計決算及び令和四年度東京都港湾事業会計決算を一括して議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○上林山総務部長 令和四年度臨海地域開発事業会計及び港湾事業会計の決算につきましてご説明申し上げます。
 最初に、お手元にお配りしてございます資料1、令和四年度東京都臨海地域開発事業会計決算説明資料に基づきましてご説明させていただきます。
 三ページ及び四ページは、先ほどの委員会におきまして局長がご説明申し上げた決算の総括でございますので、省略をさせていただきます。
 恐れ入りますが、七ページをお開き願います。令和四年度東京都臨海地域開発事業会計決算報告書でございます。
 まず、収益的収入及び支出のうちの収入でございます。
 開発事業収益の第一項、営業収益は、土地の処分収益と賃貸料収益でございます。
 第二項、営業外収益は、受取利息、雑収益等でございます。このうち、雑収益は、土地の一時貸付料等でございます。
 第三項、特別利益は実績がございませんでした。
 以上、収益的収入の合計は、一番下の段に記載してございますとおり、予算現額四百二十億八千二百万円に対しまして、決算額四百一億三千八百三十六万余円で、収入率は九五・四%となってございます。
 次に、八ページをお開き願います。支出でござsいます。
 開発事業費用の第一項、営業費用は、土地の処分原価、一般管理費等でございます。このうち一般管理費は、土地の管理、処分に要する経費と人件費等でございます。
 第二項、営業外費用は、支払い利息等でございます。
 第三項の特別損失は、埋立地譲与等に伴う損失でございます。
 以上、収益的支出の合計は、一番下の段に記載してございますとおり、予算現額二百八十億三千百万円に対しまして、決算額二百五十八億三千七十八万余円で、執行率は九二・二%となってございます。
 次に、九ページをご覧願います。資本的収入及び支出のうちの収入でございます。
 資本的収入の第一項、雑収入は、工事負担金等の収入でございます。
 資本的収入の合計は、一番下の段に記載してございますとおり、予算現額百万円に対しまして、決算額一千八百八十一万余円で、収入率は著増となってございます。
 次に、一〇ページをお開き願います。支出でございます。
 資本的支出の第一項、埋立事業費のうち、第一目、埋立地造成費から第五目、埋立諸費にかけましては、臨海副都心地域を除く埋立地に係る経費でございます。
 まず、第一目、埋立地造成費は、護岸の改修経費等でございます。
 第二目、環境整備費は、海上公園の整備を行ったものでございます。
 第三目、道路橋梁整備費は実績がございませんでした。
 第四目、埋立改良費は、道路、橋梁の改修経費等でございます。
 第五目、埋立諸費は、埋立地の造成に必要な調査費と人件費等でございます。
 続きまして、第六目、臨海副都心建設費から第八目、臨海副都心諸費にかけましては、臨海副都心地域の埋立地に係る経費でございます。
 第六目、臨海副都心建設費は、臨海副都心の開発に必要な建設費と開発者負担金等でございます。
 第七目、臨海副都心改良費は、公園改良費等でございます。
 第八目、臨海副都心諸費は、臨海副都心の開発に必要な調査費等でございます。
 以上、資本的支出の合計は、一番下の段に記載してございますとおり、予算現額百二十五億六千八百六十四万余円に対しまして、決算額七十一億九千七百九十五万余円、翌年度繰越額八千六百五万余円で、執行率は五七・三%となってございます。
 なお、一三ページから三〇ページにかけましては、これまでご説明申し上げました決算報告書の内容を目ごとに説明を加えてお示ししてございます。
 また、三三ページ及び三四ページには損益計算書をお示ししてございます。
 三七ページには剰余金計算書をお示ししてございます。
 四一ページをお開き願います。剰余金処分計算書でございます。
 左から四列目、未処分利益剰余金につきましては、当年度末残高が一千三百八十六億三千二万余円となっております。これについて、全額を令和五年度への繰越利益剰余金といたしたいと存じます。
 四五ページ以降には貸借対照表をお示ししてございます。後ほどご覧いただきたいと存じます。
 以上で令和四年度臨海地域開発事業会計決算の説明を終わらせていただきます。
 続きまして、港湾事業会計の決算を、お手元にお配りしてございます資料2、令和四年度東京都港湾事業会計決算説明資料に基づきまして説明させていただきます。
 三ページ及び四ページは、先ほどの委員会におきまして局長がご説明申し上げた決算の総括でございますので、省略をさせていただきます。
 恐れ入りますが、七ページをお開き願います。令和四年度東京都港湾事業会計決算報告書でございます。
 まず、収益的収入及び支出のうちの収入でございます。
 港湾事業収益の第一項、営業収益は、港湾施設の使用料収入でございます。
 第二項、営業外収益は、受取利息、雑収益等でございます。このうち雑収益は、財産運用収入、光熱水費受入れ等でございます。
 第三項、特別利益は実績がございませんでした。
 以上、収益的収入の合計は、一番下の段に記載してございますとおり、予算現額四十九億七千三百万円に対しまして、決算額四十九億四百七十万余円で、収入率は九八・六%となってございます。
 次に、八ページをお開き願います。支出でございます。
 港湾事業費用の第一項、営業費用は、港湾施設の管理運営に要する経費のほか、減価償却費等でございます。
 第二項、営業外費用は、支払い利息等でございます。
 第三項の特別損失は実績がございませんでした。
 以上、収益的支出の合計は、一番下の段に記載してございますとおり、予算現額四十億五千百万円に対しまして、決算額三十五億六千三百四万余円で、執行率は八八・〇%となってございます。
 次に、九ページをご覧願います。資本的収入及び支出のうちの収入でございます。
 資本的収入の第一項、企業債は実績がございませんでした。
 第二項、雑収入も実績がございませんでした。
 資本的収入の合計は、一番下の段に記載してございますとおり、予算現額八億一千七百万円に対しまして、決算額ゼロ円でございます。
 次に、一〇ページをお開き願います。支出でございます。
 資本的支出の第一項、建設改良費は、港湾施設の整備費等でございます。
 第二項、投資は、東京港埠頭株式会社への長期貸付を行ったものでございます。
 第三項の企業債費は、企業債の元金償還金を支出したものでございます。
 以上、資本的支出の合計は、一番下の段に記載してございますとおり、予算現額三十三億四千九万余円に対しまして、決算額十五億八千五百六十六万余円、翌年度繰越額ゼロ円で、執行率は四七・五%となってございます。
 なお、一三ページから二八ページにかけましては、これまでご説明申し上げました決算報告書の内容を目ごとに説明を加えてお示ししてございます。
 また、三一ページには損益計算書をお示ししてございます。
 続いて、三五ページには剰余金計算書をお示ししてございます。
 次に、三九ページをお開き願います。剰余金処分計算書(案)でございます。
 左から四列目、未処分利益剰余金につきましては、当年度末残高が二百十五億二百七十八万余円となっております。これについて、資本金に七百十四万余円を組み入れ、残額の二百十四億九千五百六十四万余円を令和五年度への繰越利益剰余金といたしたいと存じます。
 続いて、四三ページ以降には貸借対照表をお示ししてございます。後ほどご覧いただきたいと存じます。
 以上で令和四年度臨海地域開発事業会計及び港湾事業会計の決算説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○柴崎委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。

○あぜ上委員 七点、お願いいたします。
 一点目が、臨海地域開発事業会計における土地処分の状況。
 二点目が、臨海地域開発事業会計における公共用途での土地処分実績。
 三点目が、臨海地域開発事業会計における資金運用益の推移。
 四点目が、臨海副都心の土地処分実績の推移。
 五点目が、埋立地の土地処分実績の推移。
 六点目が、臨海関係第三セクタービルの入居率の推移。
 七点目が、臨海副都心用地の長期貸付等に係る賃貸料の収入の推移。
 以上です。よろしくお願いします。

○柴崎委員長 ほかはよろしいですね。——ただいま、あぜ上委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○柴崎委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 以上で港湾局関係を終わります。
 これをもちまして本日の分科会を閉会いたします。
   午後二時五十五分散会

ページ先頭に戻る

ページ先頭に戻る