令和三年度公営企業会計決算特別委員会第二分科会速記録第一号

令和四年十月十七日(月曜日)
第二委員会室
午後二時二十分開議
出席委員 十一名
委員長うすい浩一君
副委員長おじま紘平君
副委員長曽根はじめ君
副委員長川松真一朗君
玉川ひでとし君
土屋 みわ君
もり  愛君
渋谷のぶゆき君
米川大二郎君
西崎つばさ君
和泉なおみ君

欠席委員 なし

出席説明員
水道局局長古谷ひろみ君
技監松田 信夫君
総務部長石井 英男君
職員部長長嶺 浩子君
経理部長西川 泰永君
サービス推進部長坂井 吉憲君
浄水部長特命担当部長兼務佐藤 清和君
給水部長石田 紀彦君
建設部長藤村 和彦君
経営改革推進担当部長高畠 信次君
企画調整担当部長工業用水道事業調整担当部長兼務尾関  元君
設備担当部長小泉 正一君
事業調整担当部長山田  廣君
多摩水道改革推進本部本部長小平 基晴君
調整部長小山 伸樹君
施設部長鈴木  理君
技術調整担当部長橋本 英樹君
下水道局局長奥山 宏二君
次長松川 桂子君
総務部長田中  彰君
職員部長後藤 徹也君
経理部長鈴木  豊君
計画調整部長猪八重 勇君
施設管理部長袰岩 滋之君
建設部長新谷 康之君
企画担当部長松井  裕君
技術開発担当部長家壽田昌司君
施設管理担当部長福島 大起君
設備調整担当部長井上  潔君
施設整備担当部長杉山  純君
流域下水道本部本部長佐々木 健君
管理部長高角 和道君
技術部長佐々木宏章君
福祉保健局局長西山 智之君
技監感染症危機管理担当部長事務取扱成田 友代君
理事谷田  治君
総務部長高野 克己君
企画部長山本 謙治君
都立病院支援部長齋藤 善照君
企画担当部長大出  仁君
都市整備局局長福田  至君
次長小沼 博靖君
技監安部 文洋君
技監小野 幹雄君
理事谷崎 馨一君
総務部長打田 武彦君
都市づくり政策部長景観・プロジェクト担当部長兼務山崎 弘人君
都市基盤部長朝山  勉君
市街地整備部長三宮  隆君
市街地建築部長飯泉  洋君
基地対策部長金子 光博君
企画担当部長長尾 肇太君
防災都市づくり担当部長池内 光介君
多摩ニュータウン事業担当部長泉水  一君
担当部長末元  清君

本日の会議に付した事件
令和三年度東京都公営企業各会計決算の認定について
令和四年度東京都病院会計決算の認定について
水道局関係
・令和三年度東京都水道事業会計決算(説明)
・令和三年度東京都工業用水道事業会計決算(説明)
下水道局関係
・令和三年度東京都下水道事業会計決算(説明)
福祉保健局関係
・令和三年度東京都病院会計決算(説明)
・令和四年度東京都病院会計決算(説明)
都市整備局関係
・令和三年度東京都都市再開発事業会計決算(説明)

○うすい委員長 ただいまから令和三年度公営企業会計決算特別委員会第二分科会を開会いたします。
 このたび、第二分科会委員長に選任いただきました、うすい浩一でございます。本日は最初の分科会ですので、一言、ご挨拶を申し上げます。
 この分科会は、水道局、下水道局、福祉保健局、そして都市整備局を審議する分科会であり、いずれの局も都民生活に直結する重要な事業を展開する局でございます。
 ぜひとも委員の皆様の活発な決算審議を通じまして、今後の都政の発展に反映できるよう、実りある委員会にしてまいりたいと思います。委員の皆様、理事者の皆様、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 それでは、さきの委員会で決定いたしました実施要領及び審査日程に従いまして、本日から分科会の審査を進めてまいります。
 初めに、傍聴人の数についてお諮りいたします。
 本委員会室の傍聴人の定員は、当面の間、委員会傍聴規則第五条第二項の規定により、四名にいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○うすい委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○うすい委員長 次に、分科会の議席について申し上げます。
 議席は、先ほどの打合会で協議の結果、お手元配布の議席案のとおりとすることを申し合わせしましたので、ご了承願います。
 次に、本分科会の担当書記を紹介いたします。
 議事課の担当書記の石川真広君です。中川賢君です。
 議案法制課の担当書記の小塩祐一朗君です。
 よろしくお願いいたします。
   〔書記挨拶〕

○うすい委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、水道局、下水道局、福祉保健局及び都市整備局関係の決算の審査を行います。
 なお、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は後日の分科会で行いますので、ご了承願います。
 これより水道局関係に入ります。
 初めに、水道局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○古谷水道局長 水道局長の古谷ひろみでございます。よろしくお願い申し上げます。
 うすい委員長をはじめ委員の皆様方には、日頃から当局の事業につきましてご理解とご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
 ご審議いただくに当たりまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 技監の松田信夫でございます。多摩水道改革推進本部長の小平基晴でございます。総務部長の石井英男でございます。福祉保健局新型コロナウイルス感染症対策連絡調整担当部長を併任いたします職員部長の長嶺浩子でございます。経理部長の西川泰永でございます。サービス推進部長の坂井吉憲でございます。特命担当部長を兼務いたします浄水部長の佐藤清和でございます。給水部長の石田紀彦でございます。建設部長の藤村和彦でございます。経営改革推進担当部長の高畠信次でございます。工業用水道事業調整担当部長を兼務及び子供政策連携室子供政策調整担当部長を併任いたします企画調整担当部長の尾関元でございます。設備担当部長の小泉正一でございます。事業調整担当部長の山田廣でございます。多摩水道改革推進本部調整部長の小山伸樹でございます。多摩水道改革推進本部施設部長の鈴木理でございます。多摩水道改革推進本部技術調整担当部長の橋本英樹でございます。次に、当委員会との連絡に当たります総務課長の小澤常裕でございます。主計課長の鳥生幹夫でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
   〔理事者挨拶〕

○うすい委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○うすい委員長 これより決算の審査を行います。
 令和三年度東京都水道事業会計決算及び令和三年度東京都工業用水道事業会計決算を一括して議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○石井総務部長 それでは、令和三年度東京都水道事業会計及び工業用水道事業会計の決算につきまして、その概要をご説明申し上げます。
 初めに、お手元に配布してございます資料についてご案内申し上げます。
 資料は、令和三年度東京都水道事業会計決算説明資料及び令和三年度東京都工業用水道事業会計決算説明資料でございます。
 それでは、まず、東京都水道事業会計決算説明資料に基づきましてご説明申し上げます。
 一ページをお開き願います。決算報告書でございます。
 まず、収益的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 水道事業収益につきましては、予算額三千六百四十三億八千五百万円に対しまして、決算額は三千五百二十二億二千六百七十七万余円となっております。
 営業収益の主なものは給水収益で、水道料金収入でございます。
 営業外収益の主なものは、土地物件収益でございます。
 特別利益の主なものは、原子力発電所の事故に伴う東京電力からの損害賠償金でございます。
 二ページをお開き願います。支出の部でございます。
 水道経営費につきましては、予算額三千五百十四億七千四百万円に対しまして、決算額は三千百九十億八千六百九十六万余円となっております。
 営業費用の主なものは、浄水場や水道管などの施設の維持補修に係る浄水費や配水費、料金徴収に係る業務費、固定資産の減価償却費でございます。
 営業外費用の主なものは、消費税及び地方消費税でございます。
 なお、表の欄外に収支差引額を表示してございます。後ほどご参照願います。
 三ページをご覧ください。資本的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 資本的収入につきましては、予算額五百二十六億七千八百万円に対しまして、決算額は二百六十八億六千七百三十六万余円となっております。
 主なものは、企業債及び一般会計出資金でございます。
 四ページをお開き願います。支出の部でございます。
 資本的支出につきましては、括弧書きで表示をしております前年度からの繰越額を含めました予算額一千七百三十三億九千九百万円に対しまして、決算額は千三百五十四億六百四十一万余円となっております。
 建設改良費は、施設の建設改良などに要した支出でございます。
 企業債償還金は、建設改良費の財源として借り入れた企業債の償還金でございます。
 なお、表の欄外に資本的収支の差引き及び補填財源を記載してございます。
 3の差引不足額は、括弧書きで表示しておりますとおり、消費税抜きの金額で九百六十六億九千四百八十一万余円となり、減価償却費などの損益勘定留保資金等で補填をいたしました。
 次の五ページから二八ページにかけましては、ただいまご説明をいたしました決算報告書の内容を科目ごとに記載したものでございます。後ほどご参照願います。
 二九ページをご覧ください。損益計算書でございます。
 経営成績を明らかにするため、令和三年度に得た全ての収益とこれに対応する全ての費用を消費税抜きの金額で記載したものでございます。
 三〇ページをお開き願います。下から四行目にございますように、令和三年度の当年度純利益は二百五十一億五千三百七十万余円となっております。
 三一ページをご覧ください。剰余金計算書でございます。
 本ページと次の三二ページに、資本金の部及び資本剰余金の部の変動を記載してございます。後ほどご参照願います。
 三三ページをご覧ください。利益剰余金の部の減債積立金につきましては、利益剰余金処分により積み立てた百二十八億三千三百二十万余円を企業債の償還に充てたものでございます。
 大規模浄水場更新積立金につきましては、利益剰余金処分により三十億円を積み立て、また、一億五千二百万円を大規模浄水場の更新に向けた代替浄水施設整備の財源に充てたことにより、当年度末残高は七百六十二億八千七百十八万余円となりました。
 工業用水道事業施設等移管経費積立金につきましては、利益剰余金処分により四十億円を積み立てております。
 三四ページをお開き願います。未処分利益剰余金につきましては、前年度末残高の三百二十億六百八十七万余円を全額処分したことから、処分後残高はゼロ円となっております。また、当年度末残高は三百八十一億三千八百九十万余円となっております。
 三六ページをお開き願います。剰余金処分計算書案でございます。
 中ほどにあります未処分利益剰余金の部でございますが、当年度末残高の三百八十一億三千八百九十万余円につきまして、資本金への組入れ、百二十九億八千五百二十万余円、工業用水道事業施設等移管経費積立金に四十億円、条例に基づく減債積立金に二百十一億五千三百七十万余円と、それぞれ処分することといたします。この結果、処分後残高はゼロ円となる予定でございます。
 三七ページからは貸借対照表を記載してございます。
 四〇ページをお開き願います。最下段の資産合計でございますが、令和三年度末は二兆八千百五十三億六百六十万余円であり、前年度と比較して三百八十三億四千八百二十七万余円増加をしております。
 四五ページをお開き願います。最下段の負債合計でございますが、令和三年度末は五千九百六億七千四百九十二万余円であり、前年度と比較して百二十七億七千七十七万余円増加しております。
 四七ページをお開き願います。下から二行目の資本合計でございますが、令和三年度末は二兆二千二百四十六億三千百六十七万余円であり、前年度と比較して二百五十五億七千七百四十九万余円増加しております。
 なお、増減内容等につきましては、右側の説明欄に記載してございますので、後ほどご参照願います。
 次に、東京都工業用水道事業会計決算説明資料に基づきましてご説明を申し上げます。
 それでは、資料の一ページをおめくりください。決算報告書でございます。
 まず、収益的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 工業用水道事業収益につきましては、予算額十九億一千万円に対しまして、決算額は十八億一千五百七十五万余円となっております。
 営業収益のうちの主なものは給水収益で、工業用水道料金収入でございます。
 営業外収益の主なものは、土地物件収益及び一般会計補助金でございます。
 二ページをお開き願います。支出の部でございます。
 工業用水道経営費につきましては、予算額八十億七千九百万円に対しまして、決算額は六十億六千百十九万余円となっております。
 営業費用のうち主なものは、固定資産の減価償却費及び資産減耗費でございます。
 営業外費用は、雑用水料金の不納欠損等を計上しております。
 特別損失は、工業用水道事業の廃止に伴う上水道への切替えの工事費等を計上しております。
 なお、表の欄外に収支差引額を表示してございます。後ほどご参照願います。
 三ページをご覧ください。資本的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 資本的収入につきましては、予算額一億一千六百万円に対しまして、決算額は七十万余円となっております。固定資産の売却収入を計上してございます。
 四ページをお開き願います。
 資本的支出につきましては、予算額一億三千七百万円に対しまして、決算額は六百七十七万余円となっております。
 建設改良費は、機械及び器具の取得などに伴う支出でございます。
 なお、表の欄外に資本的収支の差引きを記載してございます。括弧書きで表示してありますとおり、消費税抜きの金額で五百四十五万余円の資金不足となっております。
 次の五ページから一六ページにかけましては、ただいまご説明いたしました決算報告書の内容を科目ごとに記載してございます。後ほどご参照願います。
 飛びまして、一七ページをお開きください。損益計算書でございます。
 経営成績を明らかにするために、令和三年度に得た全ての収益とこれに対応する全ての費用を消費税抜きの金額で記載したものでございます。
 一八ページをお開き願います。下から四行目にございますように、令和三年度の当年度純損失は四十二億四千六百五万余円となっております。
 一九ページをご覧ください。剰余金計算書でございます。
 本ページから二一ページにかけて、資本金の部、各項目の変動を記載してございます。後ほどご参照願います。
 二二ページをお開き願います。欠損金処理計算書でございます。
 未処理欠損金の当年度末残高三十五億五百四十三万余円につきましては、繰越欠損金といたします。
 次の二三ページから貸借対照表を記載してございます。
 二五ページをお開き願います。最下段の資産合計でございますが、令和三年度末は二百九十一億一千六百三十二万余円であり、前年度と比較して三十八億五千八百三十五万余円減少しております。
 二七ページをお開き願います。最下段の負債合計でございますが、令和三年度末は六十二億三千三百八十八万余円であり、前年度と比較して三億八千七百七十万余円増加しております。
 二八ページをお開き願います。下から二行目の資本合計でございますが、令和三年度末は二百二十八億八千二百四十三万余円であり、前年度と比較して四十二億四千六百五万余円減少しております。
 なお、増減内容等につきましては、右側の説明欄に記載してございますので、後ほどご参照願います。
 以上、簡単ではございますが、令和三年度東京都水道事業会計及び工業用水道事業会計決算の説明を終わります。よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。

○うすい委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○和泉委員 水道局の決算審査に当たりまして、十一点、資料をお願いいたします。
 まず一つ目、水需要予測と実績の推移。
 二つ目は、多摩川水系、利根川水系、荒川水系の年間取水量の推移。
 三つ目は、各浄水場における自然エネルギー等による発電状況。
 四つ目は、水道管路における耐震継ぎ手化の計画と実績。
 五つ目は、水道管の経年別管理延長。
 六つ目は、未納カード発行枚数及び給水停止件数の推移。
 七つ目は、政策連携団体への委託料及び主な委託内容。
 八つ目、政策連携団体である株式会社の法人税額及び株主配当の推移を会社別に過去五年間分。
 九つ目、水道料金の減免実績。
 そして、十個目が、過去十年間における災害時の他自治体への応援を含めての対応実績。
 そして、十一個目が、新型コロナ対策での支払い猶予件数を、口径別、年度別に直近までのものでご用意いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

○うすい委員長 ただいま和泉委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○うすい委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 以上で水道局関係を終わります。

○うすい委員長 これより下水道局関係に入ります。
 初めに、下水道局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○奥山下水道局長 下水道局長の奥山宏二でございます。
 うすい委員長をはじめ委員の皆様方には、日頃より下水道事業にご指導、ご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
 ご審議をいただくに当たりまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 次長の松川桂子でございます。流域下水道本部長の佐々木健でございます。総務部長の田中彰でございます。職員部長の後藤徹也でございます。経理部長の鈴木豊でございます。計画調整部長の猪八重勇でございます。施設管理部長の袰岩滋之でございます。建設部長の新谷康之でございます。企画担当部長で子供政策連携室子供政策調整担当部長を併任いたします松井裕でございます。技術開発担当部長の家壽田昌司でございます。施設管理担当部長で福祉保健局新型コロナウイルス感染症対策連絡調整担当部長を併任いたします福島大起でございます。設備調整担当部長の井上潔でございます。施設整備担当部長の杉山純でございます。流域下水道本部管理部長の高角和道でございます。流域下水道本部技術部長の佐々木宏章でございます。続きまして、本委員会との連絡に当たります担当部長で総務課長事務取扱の須藤哲でございます。理財課長の織田亨でございます。会計課長の田中直樹でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○うすい委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○うすい委員長 これより決算の審査を行います。
 令和三年度東京都下水道事業会計決算を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○鈴木経理部長 令和三年度東京都下水道事業会計決算の内容につきまして、お手元にお配りいたしました東京都下水道事業会計決算説明資料によりご説明申し上げます。
 恐れ入りますが、一ページをお開き願います。まず、収益的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 1の下水道事業収益は、区部下水道の事業収益を計上したもので、決算額は、Bの欄の一番上、三千五百十六億八千七百三十七万余円でございます。
 営業収益の主なものは、下水道料金と一般会計補助金でございます。
 一般会計補助金は、雨水処理費など行政的経費を一般会計から繰り入れたものでございます。
 営業外収益の主なものは、土地物件収益と長期前受金戻入でございます。
 長期前受金戻入は、資産の減価償却などの費用に対応して、その資産の取得に充てた国庫補助金などを収益として計上したものでございます。
 二ページをご覧ください。2、流域下水道事業収益は、流域下水道の事業収益を計上したもので、決算額は三百十七億五千三百二十四万余円となっております。
 営業収益の主なものは、流域下水道管理費負担金収入、これは、流域下水道の維持管理に要する経費の市町村負担分でございます。
 営業外収益の主なものは、長期前受金戻入となっております。
 特別利益は、旧流域下水道本部庁舎用地の売却に伴う収入差益でございます。この用地は一般会計の負担で取得したものでございますので、この売却益をもって一般会計補助金を減額しております。
 以上、区部と流域を合わせました収益的収入の合計は、最終行にございますように、予算額三千九百七十七億九千六百万円に対しまして、決算額は三千八百三十四億四千六十一万余円となってございます。
 三ページをお開き願います。支出の部でございます。
 1の下水道管理費は、区部下水道の施設の維持管理などに要した費用を計上したもので、決算額は三千二百五十二億五千百四十九万余円となってございます。
 営業費用の主なものは、管渠費、ポンプ場費、処理場費など施設の維持管理費用と固定資産の減価償却費で、営業外費用の主なものは、企業債の支払い利息でございます。
 特別損失は固定資産の除却費用を計上したものでございます。
 四ページをご覧ください。2、流域下水道経営費でございます。
 これは、流域下水道の施設の維持管理などに要した費用を計上したもので、決算額は三百二十億九千三百五十二万余円となっております。
 営業費用の主なものは、処理場管理費など施設の維持管理費用と固定資産の減価償却費で、営業外費用の主なものは、企業債の支払い利息でございます。
 以上、区部と流域を合わせました収益的支出の合計は、予算額三千七百二十八億六千八百万円に対しまして、決算額は三千五百七十三億四千五百二万余円となってございます。
 なお、その下の表の最終行に収益的収支の差引額をお示ししてございます。当期純利益は、括弧の中、消費税抜きの金額で百四十億五千九百五十四万余円でございます。
 五ページをお開き願います。資本的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 1の下水道事業資本的収入は、区部下水道の建設改良事業などに充当する収入を計上したもので、決算額は千五百二十一億七百二十一万余円となってございます。
 その主なものは、企業債、一般会計出資金及び国庫補助金でございます。
 六ページをご覧ください。2、流域下水道事業資本的収入の決算額は百四十一億二千百五十六万余円となっておりまして、その主なものは、一般会計出資金、国庫補助金及び市町村負担金収入でございます。
 以上、区部と流域を合わせました資本的収入の合計は、最終行にございますように、予算額千九百十五億九千二百万円に対しまして、決算額は千六百六十二億二千八百七十七万余円となっております。
 七ページをお開き願います。支出の部でございます。
 1の下水道事業資本的支出は、区部下水道の建設改良事業費と企業債の元金償還金を計上したもので、決算額は三千二百二十九億五千四百五十五万余円となっております。
 八ページをご覧ください。2、流域下水道事業資本的支出は、流域下水道の建設改良事業費などを計上したもので、決算額は百八十八億一千六十万余円でございます。
 区部と流域を合わせました資本的支出の合計は、予算額四千六十六億三千九百六十四万余円に対しまして、決算額は三千四百十七億六千五百十五万余円でございます。
 なお、その下の表の最終行に資本的収支の差引資金不足額をお示ししておりまして、二千百五十九億一千二百十三万余円につきましては、欄外の括弧書きにありますとおり、前年度からの繰越工事資金及び損益勘定留保資金などで補填いたしました。
 次の九ページから二一ページまで、ただいまご説明いたしました収入、支出の明細を記載してございますので、後ほどご参照いただきたいと存じます。
 恐れ入ります、二二ページまで進ませていただきます。二二ページをご覧ください。剰余金計算書でございます。
 初めに、資本金でございます。当年度末残高は二兆六千四百八十三億三千二百三十九万余円でございます。
 次に、資本剰余金は、国庫補助金、工事負担金、それから、次のページ、二三ページに受贈財産評価額をお示しし、ローマ数字のⅣに資本剰余金の合計を記載してございます。当年度末残高は二千四百五十八億九千百六十八万余円となっております。
 次に、二四ページをご覧ください。利益剰余金でございます。
 減債積立金など科目ごとに、次の二五ページにわたってお示しをし、ローマ数字のⅤに利益剰余金の合計を記載してございます。当年度末残高は四百六億九千七百八十一万余円でございます。
 資本金、資本剰余金及び利益剰余金を合わせた資本合計の当年度末残高は二兆九千三百四十九億二千百八十八万余円でございます。
 二六ページをご覧ください。剰余金処分計算書の案でございます。
 科目欄の中段にございます資本剰余金から資本金への組入れとして、売却した資産に対応する額五十三万余円を処分いたしたいと存じます。
 次に、科目欄の下段にございます未処分利益剰余金から資本金への組入れとして、当年度取り崩しました積立金に相当する額百八十一億六千九百八十五万余円を処分いたしたいと存じます。
 また、区部下水道事業の当期純利益百四十六億四千八百七十七万余円を減債積立金に処分したいと存じます。
 処分後の残高七十五億五千六百三十七万余円につきましては、翌年度へ繰り越したいと存じます。
 次の二七ページ以降は、貸借対照表の明細をお示ししてございます。
 三〇ページをお開き願います。上から三段目、令和三年度末の資産の合計でございますが、五兆九千五十五億五千八百五十八万余円でございます。
 三二ページをお開き願います。ページの一番下、負債合計でございますが、二兆九千七百六億三千六百六十九万余円でございます。
 三三ページをお開き願います。下から二段目、資本合計は二兆九千三百四十九億二千百八十八万余円でございます。
 最後に、表の一番下の負債と資本を合わせた額は、資産と同額の五兆九千五十五億五千八百五十八万余円となっております。
 以上、簡単ではございますが、令和三年度東京都下水道事業会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。

○うすい委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○曽根委員 それでは、下水道局にお願いする決算の要求資料を申し上げます。
 一点目、二十三区及び多摩地域における主な浸水被害状況の推移、過去五年分お願いします。
 二点目、政策連携団体への委託内容と委託料の推移、過去十年分お願いします。
 三点目、再生可能エネルギーによる主な発電設備の規模と発電量の実績の推移、過去五年分お願いします。
 四点目、下水道マンホールと下水道管の接続部の耐震化が完了した施設数の推移、過去五年分、また、仮設トイレの設置ができるマンホール数をお願いします。
 五点目、下水道料金の減免の件数と減免額の実績。
 六点目、災害時における他都市への支援実績、過去十年分。
 以上、お願いいたします。

○うすい委員長 ただいま曽根副委員長から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○うすい委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 以上で下水道局関係を終わります。

○うすい委員長 これより福祉保健局関係に入ります。
 初めに、福祉保健局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○西山福祉保健局長 福祉保健局長の西山智之でございます。
 福祉保健局職員一同、事務事業の適切かつ円滑な執行に全力で取り組んでまいりますので、うすい委員長をはじめ委員の皆様方には、ご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
 それでは、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 技監で教育庁技監兼務及び感染症危機管理担当部長事務取扱の成田友代でございます。理事の谷田治でございます。総務部長の高野克己でございます。企画部長で政策企画局新型コロナウイルス感染症対策広報担当部長、子供政策連携室子供政策調整担当部長兼務の山本謙治でございます。都立病院支援部長で子供政策連携室子供政策調整担当部長兼務の齋藤善照でございます。企画担当部長の大出仁でございます。当委員会との連絡に当たらせていただきます総務課長の柳橋祥人でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○うすい委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○うすい委員長 これより決算の審査を行います。
 令和三年度東京都病院会計決算及び令和四年度東京都病院会計決算を一括して議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○高野総務部長 令和三年度及び令和四年度東京都病院会計決算の内容につきましてご説明申し上げます。
 なお、これからご説明いたします内容について、金額は百万円未満を四捨五入して説明させていただきます。
 初めに、令和三年度東京都病院会計決算の内容につきまして、お手元にお配りしてございます資料、令和三年度東京都病院会計決算説明資料によりご説明申し上げます。
 まず、目次の次の一ページをお開き願います。1、令和三年度東京都病院事業決算報告書でございます。これは、予算現額と消費税込みの決算額を対比したものでございます。
 (1)、収益的収入及び支出でございますが、病院の運営に関する収支の状況を表したものでございます。
 表の上段、病院事業収益は、予算現額千八百四十七億二千万円、決算額千八百八十六億八千二百万円で、収入率は一〇二・一%となっております。
 表の中ほどにございます病院事業費用は、予算現額千八百四十七億二千万円、決算額千七百六十三億七千四百万円で、執行率は九五・五%となっております。
 二ページをお開き願います。(2)、資本的収入及び支出でございますが、施設と設備の整備に要する経費の経理状況を表したものでございます。
 表の上段、資本的収入は、予算現額百二十九億二千七百万円、決算額百四十億五千九百万円で、収入率は一〇八・八%となっております。
 表の中ほどにございます資本的支出は、予算現額三百二億二百万円、決算額二百七十六億五百万円で、執行率は九一・四%となっております。
 なお、欄外の(注)1にございますように、資本的収入額が資本的支出額に不足する額に繰越額を加えた差引資本不足額百二十六億二千九百万円は、損益勘定留保資金等で補填いたしました。
 三ページをご覧ください。2、令和三年度東京都病院事業損益計算書でございます。損益計算書は、事業活動の実態を見るという趣旨から、消費税抜きで表示しております。表の上段部分が収益、中ほどから下が費用でございます。
 下の小さな表、一段目の純損益欄をご覧ください。令和三年度決算では百二十二億二千四百万円の純利益を計上いたしました。これは、国庫補助金等の医業外収益の伸びが、給与費、経費等の医業費用の伸びを上回ったこと等によるものでございます。
 また、四ページをお開き願います。3、令和三年度東京都病院事業決算説明書でございます。
 このページから七ページにかけまして、病院事業収益及び病院事業費用の科目別、病院別内訳を総括的に記載してございます。後ほどご参照いただきたいと存じます。
 次に、八ページをお開き願います。(3)、収益的収入及び支出でございます。
 八ページから三六ページまでは、収入と支出の科目ごとに令和二年度決算額との対比を行っております。
 初めに、八ページのア、収益的収入でございますが、表の上段、医業収益の決算額は千三百十七億六百万円でございまして、前年度と比較して三十七億六千三百万円の増となっております。
 その内訳といたしまして、まず、次の行にございます入院収益が前年度に比較して三十億五千六百万円の増となっております。
 表に、病院別の延べ入院患者数、金額及び患者一人当たりの単価をそれぞれ前年度と比較して記載してございます。
 次に、一〇ページをお開き願います。外来収益でございます。
 前年度に比較して十四億七千五百万円の増となっております。
 表に、病院別の延べ外来患者数等を同様に記載しております。
 続きまして、一一ページをご覧ください。一般会計負担金でございます。
 前年度と比較して十二億六千三百万円の減となっております。
 一二ページから一四ページにかけましては、その他医業収益といたしまして、特別入院室料、診断書諸証明等を記載しております。
 次に、一五ページをご覧ください。表の上段の医業外収益でございます。
 決算額は五百六十七億三千七百万円でございまして、前年度と比較して三十七億九千万円の増となっております。
 その内訳といたしまして、一五ページに受取利息及び配当金を、一六ページに一般会計負担金を、一七ページに一般会計補助金を記載しております。
 次の一八ページから二一ページまでは国庫補助金を、二二ページには長期前受金戻入を、二三ページから次の二四ページには、その他医業外収益としまして、土地賃貸料や不用品売却収益などを記載しております。
 続きまして、二五ページをご覧ください。特別利益でございます。
 決算額は三千百万円でございまして、薬品返品に伴う過年度損益修正によるものでございます。
 次に、二六ページをお開き願います。このページから収益的支出を記載しております。
 まず、表の上段、医業費用の決算額は千六百七十六億四千五百万円でございまして、前年度と比較して五十一億九千九百万円の増となっております。
 その内訳といたしまして、次の行の給与費でございますが、前年度と比較して十五億七百万円の増となっております。これは、主に特殊勤務手当の実績増等によるものでございます。
 次に、二八ページをお開き願います。材料費でございます。
 診療に必要な薬品や診療材料などでございますが、前年度と比較して五億二千七百万円の増となっております。これは、主に入院や外来の医業収益の増に伴うものでございます。
 続きまして、二九ページをご覧ください。経費でございます。
 病院の運営に要する光熱水費や修繕料、委託料、賃借料などでございまして、前年度と比較して二十七億一千七百万円の増となっております。これは、主に多摩総合医療センターにおける新型コロナウイルスワクチン大規模接種会場の運営に伴う経費及び新型コロナウイルス感染症患者専用医療施設の運営に伴う経費の増等によるものでございます。
 次の三〇ページ及び三一ページは減価償却費、三二ページは資産減耗費、三三ページは研究研修費を記載しております。
 次に、三四ページをお開き願います。このページからは医業外費用について記載しております。
 決算額は、表の上段にございますように八十六億五百万円で、その内訳は、支払い利息及び企業債取扱諸費のほか、三五ページの長期前払い消費税勘定償却、三六ページの雑支出でございます。
 次に、三七ページをご覧ください。(4)、資本的収入及び支出でございます。
 工事の有無等により、年度によって金額が大きく変わりますことから、このページから四七ページにかけまして、予算現額と決算額との対比を行っております。
 初めに、三七ページのア、資本的収入でございます。
 資本的収入の主なものは企業債と一般会計出資金で、病院の施設整備、医療器械の整備及び企業債償還金に充当したものでございます。
 続きまして、三八ページをお開き願います。イ、資本的支出でございますが、表の上段、建設改良費の決算額は百三十六億七千四百万円でございます。
 その内訳といたしまして、まず、次の行にございます工事費が四十億九千四百万円でございます。
 工事の詳細につきましては、三八ページから四〇ページにかけまして、病院別にお示ししてございます。
 次に、四一ページをご覧ください。器械及び備品購入費で、決算額は五十六億八千六百万円でございます。
 詳細は、四一ページから四三ページにかけまして、病院別に記載しております。
 続きまして、四四ページをお開き願います。リース資産購入費で、決算額は二十五億六千二百万円でございます。
 次に、四五ページをご覧ください。下段の建設改良諸費の決算額は十三億三千三百万円でございます。これは、工事に伴う設計委託等に要する経費でございます。
 続きまして、四六ページをお開き願います。企業債償還金で、決算額は百三十九億三千百万円でございます。これは、病院建設等に当たって発行いたしました企業債元金の償還に要した経費でございます。
 次に、四七ページをご覧ください。国庫補助金返還金で、決算額は十九万円でございます。これは、設備整備に当たって受け入れた国庫補助金の返還に要した経費でございます。
 次に、四八ページをお開き願います。4、令和三年度東京都病院事業剰余金計算書でございます。
 四九ページにかけまして、事項ごとに当年度変動額の内訳を記載してございます。
 次に、五〇ページをお開き願います。5、令和三年度東京都病院事業剰余金処分計算書でございます。
 表の右側にございます未処分利益剰余金の当年度末残高百二十二億二千四百万円につきましては、全額を繰越利益剰余金といたしました。
 五一ページから五六ページにかけましては、6、令和三年度東京都病院事業貸借対照表でございます。
 それぞれの事項ごとに増減説明を記載してございます。後ほどご参照いただきたいと存じます。
 次に、令和四年度東京都病院会計決算の内容につきましてご説明申し上げます。
 お手元にお配りしてございます資料、令和四年度東京都病院会計決算説明資料をご覧ください。
 なお、都立病院は、本年七月一日に地方独立行政法人東京都立病院機構へ移行し、東京都病院事業は六月末をもって廃止したため、令和四年度の事業期間は三か月間となっております。
 まず、目次の次の一ページをお開き願います。1、令和四年度東京都病院事業決算報告書でございます。これは、予算現額と消費税込みの決算額を対比したものでございます。
 (1)、収益的収入及び支出でございますが、病院の運営に関する収支の状況を表したものでございまして、表の上段、病院事業収益は、予算現額四百六十二億一千三百万円、決算額四百九十四億円で、収入率は一〇六・九%となっております。
 表の中ほどにございます病院事業費用は、予算現額四百六十二億一千三百万円、決算額四百三十七億一千九百万円で、執行率は九四・六%となっております。
 二ページをお開き願います。(2)、資本的収入及び支出でございますが、施設と設備の整備に要する経費の経理状況を表したものでございます。
 表の上段、資本的収入は、予算現額二千八百万円、決算額八千二百万円で、収入率は二九二・一%となっております。
 表の中ほどにございます資本的支出は、予算現額二十八億八千二百万円、決算額二十二億円で、執行率は七六・四%となっております。
 なお、欄外の(注)1にございますように、資本的収入額が資本的支出額に不足する額に繰越額を加えた差引資金不足額十七億五百万円は、損益勘定留保資金等で補填いたしました。
 三ページをご覧ください。2、令和四年度東京都病院事業損益計算書でございます。損益計算書は、事業活動の実態を見るという趣旨から、消費税抜きで表示しております。表の上段部分が収益、中ほどから下が費用でございます。
 下の小さな表、一段目の純損益欄をご覧ください。令和四年度決算では五十六億七千九百万円の純利益を計上いたしました。
 次に、四ページをお開き願います。3、令和四年度東京都病院事業決算説明書でございます。
 このページから七ページにかけまして、病院事業収益及び病院事業費用の科目別、病院別内訳を総括的に記載してございます。後ほどご参照いただきたいと存じます。
 次に、八ページをお開き願います。(3)、収益的収入及び支出でございます。
 八ページから三五ページまでは、収入と支出の科目ごとに令和三年度決算額との対比を行っております。
 初めに、八ページのア、収益的収入でございますが、表の上段、医業収益の決算額は三百二十六億二百万円でございまして、前年度と比較して九百九十一億四百万円の減となっております。
 その内訳といたしまして、まず、次の行にございます入院収益が前年度に比較して五百八十六億四千七百万円の減となっております。
 表に、病院別の延べ入院患者数、金額及び患者一人当たりの単価をそれぞれ前年度と比較して記載してございます。
 次に一〇ページをお開き願います。外来収益でございます。
 前年度に比較して二百五十四億七百万円の減となっております。
 表に、病院別の延べ外来患者数等を同様に記載してございます。
 続きまして、一一ページをご覧ください。一般会計負担金でございます。
 前年度と比較して百三十二億七千七百万円の減となっております。
 一二ページから一四ページにかけましては、その他医業収益といたしまして、特別入院室料、診断書諸証明等を記載しております。
 次に、一五ページをご覧ください。表の上段、医業外収益でございます。
 決算額は百三十億七千百万円でございまして、前年度と比較して四百三十六億六千六百万円の減となっております。
 その内訳といたしまして、一五ページに受取利息及び配当金を、一六ページに一般会計負担金を、一七ページに一般会計補助金を記載しております。
 次の一八ページから二〇ページまでは国庫補助金を、二一ページには長期前受金戻入を、二二ページから次の二三ページには、その他医業外収益といたしまして、土地賃貸料や不用品売却収益などを記載しております。
 続きまして、二四ページをお開き願います。特別利益でございます。
 決算額は三十六億二千六百万円でございまして、退職給付引当金の戻入によるものでございます。
 次に、二五ページをご覧ください。このページからは収益的支出を記載しております。
 まず、表の上段、医業費用の決算額は四百十四億九千三百万円でございまして、前年度と比較して千二百六十一億五千三百万円の減となっております。
 その内訳といたしまして、次の行の給与費でございますが、前年度と比較して六百三十九億八百万円の減となっております。
 次に、二七ページをご覧ください。材料費でございます。
 診療に必要な薬品や診療材料などでございますが、前年度と比較して九十二億八千三百万円の減となっております。
 続きまして、二八ページをお開き願います。経費でございます。
 病院の運営に要する光熱水費や修繕料、委託料、賃借料などでございまして、前年度と比較して四百十億八千五百万円の減となっております。
 次の二九ページ及び三〇ページは減価償却費、三一ページは資産減耗費、三二ページは研究研修費を記載しております。
 次に、三三ページをご覧ください。このページからは医業外費用について記載しております。
 決算額は、表の上段にございますように二十一億二千七百万円で、その内訳は、支払い利息及び企業債取扱諸費のほか、三四ページの長期前払い消費税勘定償却、三五ページの雑支出でございます。
 次に、三六ページをお開き願います。(4)、資本的収入及び支出でございます。
 工事の有無等により、年度によりまして金額が大きく変わりますことから、このページから四三ページにかけまして、予算現額と決算額との対比を行っております。
 初めに、三六ページのア、資本的収入でございます。
 資本的収入は、その他資本収入及び国庫補助金で、病院建設改良事業に対する公益財団法人東京都保健医療公社からの負担金等を収入したものでございます。
 続きまして、三七ページをご覧ください。イ、資本的支出でございますが、表の上段、建設改良費の決算額は二十二億円でございます。
 その内訳といたしまして、まず、次の行にございます工事費が四億七千七百万円でございます。
 工事の詳細につきましては、三七ページから次の三八ページにかけまして、病院別にお示ししてございます。
 次に、三九ページをご覧ください。器械及び備品購入費で、決算額は七億三千七百万円でございます。
 詳細は、三九ページから四一ページにかけまして、病院別に記載しております。
 続きまして、四二ページをお開き願います。リース資産購入費で、決算額は九億二千八百万円でございます。
 次に、四三ページをご覧ください。下段の建設改良諸費の決算額は五千八百万円でございます。これは、工事に伴う設計委託等に要する経費でございます。
 次に、四四ページをお開き願います。4、令和四年度東京都病院事業剰余金計算書でございます。
 四五ページにかけまして、事項ごとに当年度変動額の内訳を記載してございます。
 次に、四六ページをお開き願います。5、令和四年度東京都病院事業剰余金処分計算書でございます。
 表の右側にございます未処分利益剰余金の当年度末残高百七十九億三百万円につきましては、全額を繰越利益剰余金といたしました。
 四七ページから五二ページにかけましては、6、令和四年度東京都病院事業貸借対照表でございます。
 それぞれの事項ごとに増減説明を記載してございます。後ほどご参照いただきたいと存じます。
 以上をもちまして令和三年度及び令和四年度東京都病院会計決算の説明を終わらせていただきます。ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。

○うすい委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○和泉委員 十点の資料をお願いいたします。
 一、都立病院における経営指標の推移。
 二、一般会計繰入金の推移、施設整備関連経費のものを。
 三、一般会計繰入金の推移、これは施設整備関連経費以外のものを病院別にお願いいたします。
 四、都立病院の医師、看護要員及び医療技術員等の定数及び現員の推移。
 五、各都立病院の産婦人科、小児科及び麻酔科常勤医師の定数及び現員の推移。
 六、各都立病院の分娩件数の推移及び周産期医療受入件数の推移。
 七、各都立病院の薬剤師の定数及び現員の推移。
 八、各都立病院の個室使用料の収益の推移。
 九、新型コロナウイルス感染症対応のために購入した医療機器及び実施した施設整備、令和三年度及び令和四年度分をお願いいたします。
 十点目です。独法化準備経費の金額と内訳を年度別にお願いいたします。
 以上です。

○うすい委員長 ただいま和泉委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○うすい委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出を願います。
 以上で福祉保健局関係を終わります。

○うすい委員長 これより都市整備局関係に入ります。
 初めに、都市整備局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○福田都市整備局長 都市整備局長の福田至でございます。
 うすい委員長をはじめ委員の皆様方には、当局の事務事業につきまして、日頃からご指導、ご鞭撻を賜り、誠にありがとうございます。
 今後とも、事務事業の適切かつ円滑な運営を図るとともに、安全で快適な都市づくりを進めるために、一層の努力をいたす所存でございます。よろしくお願い申し上げます。
 それでは、お手元の理事者名簿に従いまして、当局の幹部職員をご紹介いたします。
 次長の小沼博靖でございます。技監の安部文洋でございます。同じく技監の小野幹雄でございます。航空政策・交通基盤整備・交通政策担当理事の谷崎馨一でございます。総務部長の打田武彦でございます。都市づくり政策部長で景観・プロジェクト担当部長を兼務しております山崎弘人でございます。都市基盤部長の朝山勉でございます。市街地整備部長の三宮隆でございます。市街地建築部長の飯泉洋でございます。基地対策部長の金子光博でございます。企画担当部長の長尾肇太でございます。防災都市づくり担当部長の池内光介でございます。多摩ニュータウン事業担当部長の泉水一でございます。担当部長の末元清でございます。当分科会との連絡等に当たらせていただきます担当部長で総務課長事務取扱の佐藤義昭でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○うすい委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○うすい委員長 これより決算の審査を行います。
 令和三年度東京都都市再開発事業会計決算を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○打田総務部長 令和三年度東京都都市再開発事業会計決算につきましてご説明申し上げます。
 お手元に配布してございますA4横の東京都都市再開発事業会計決算説明資料をご覧いただきたいと存じます。
 三ページの決算の総括につきましては、先ほど開かれました委員会で局長からご説明申し上げましたので、説明を省略させていただきます。
 続いて、七ページをお開き願います。令和三年度東京都都市再開発事業会計決算報告書でございます。決算額は、予算額との対比のため、消費税額及び地方消費税額を含んだ額を表記してございます。
 まず、(1)、収益的収入及び支出のうち、ア、収入でございます。
 第一項の営業外収益は、受取利息などでございます。
 収益的収入の合計を表の一番下に記載してございますが、予算現額に対しまして、決算額は一億五千四百万余円、収入率は一二九・七%でございます。
 八ページをお開き願います。イ、支出でございますが、第一項の営業費用は一般管理費でございます。
 収益的支出の合計を表の一番下に記載してございますが、予算現額に対しまして、決算額はゼロ円でございます。これは、整備完了地区における修繕に係る経費を計上しておりましたが、実績がなかったためでございます。
 九ページをご覧ください。(2)、資本的収入及び支出のうち、ア、収入でございます。
 表の一番下に資本的収入の合計を記載してございますが、予算現額に対しまして、決算額は二十九億九百万余円、収入率は五一・二%でございます。
 一〇ページをお開き願います。イ、支出でございます。
 こちらも表の一番下に資本的支出の合計を記載してございますが、予算現額に対しまして、決算額は二十七億四千三百万余円、翌年度繰越額は一億五千二百万余円、執行率は四七・二%でございます。
 収入及び支出の主な事業内容についてご説明いたします。
 二〇ページをお開き願います。収入の第二項、公営企業会計負担金は、市街地再開発事業に充当する高速電車事業会計からの負担金を収入したものでございます。
 次に、二二ページをお開き願います。収入の第四項、都市再開発事業収入は、泉岳寺駅地区の市街地再開発事業に係る施設建築敷地の処分に係る予納金を収入したものでございます。
 二六ページをお開き願います。支出の第二目、泉岳寺駅地区都市再開発事業費は、用地費、公共施設工事費などを支出したものでございます。
 次に、二七ページをお開き願います。第二項、長期借入金償還金は、高速電車事業会計からの借入金に係る償還金を支出したものでございます。
 二九ページから三五ページにかけましては、損益計算書と剰余金計算書を記載してございます。
 続きまして、三九ページをお開き願います。剰余金処分計算書案でございます。
 資料右端の未処分利益剰余金につきましては、当年度末残高が五十九億二千七百万余円となっておりまして、これにつきまして、都市再開発事業積立金の積立てに一億二百万余円を処分することといたしたいと存じます。この結果、繰越利益剰余金となります処分後残高は五十八億二千五百万余円となる予定です。
 最後になりますが、四一ページ以降に貸借対照表を記載してございます。
 簡単ではございますが、以上をもちまして令和三年度東京都都市再開発事業会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願いいたします。

○うすい委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○曽根委員 一点だけ資料要求をお願いいたします。
 都がこれまで行ってきた第二種市街地再開発事業における各事業への都の財政支出と事業の収支バランスについて、資料をお願いいたします。
 以上です。

○うすい委員長 ただいま曽根副委員長から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○うすい委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 以上で都市整備局関係を終わります。
 これをもちまして本日の分科会を閉会いたします。
   午後三時二十九分散会

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