令和元年度公営企業会計決算特別委員会第二分科会速記録第一号

令和二年十月十四日(水曜日)
第二委員会室
午後二時十五分開議
出席委員 十一名
委員長長橋 桂一君
副委員長藤田りょうこ君
副委員長川松真一朗君
副委員長鈴木 邦和君
藤井とものり君
うすい浩一君
伊藤しょうこう君
とくとめ道信君
鳥居こうすけ君
後藤 なみ君
木下ふみこ君

欠席委員 なし

出席説明員
水道局局長浜 佳葉子君
技監相場 淳司君
理事総務部長事務取扱岡安 雅人君
職員部長石井 英男君
経理部長金子 光博君
サービス推進部長金子 弘文君
浄水部長特命担当部長兼務尾根田 勝君
給水部長藤村 和彦君
建設部長田中 慎一君
経営改革推進担当部長鈴木美奈子君
企画調整担当部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務清水 英彦君
多摩水道改革推進本部本部長鈴木  勝君
調整部長小山 伸樹君
施設部長今井  滋君
技術調整担当部長松田 信夫君
下水道局局長和賀井克夫君
技監神山  守君
総務部長小林 忠雄君
職員部長白川  敦君
経理部長坂井 吉憲君
計画調整部長佐々木 健君
施設管理部長猪八重 勇君
建設部長青木 秀幸君
企画担当部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務福島 大起君
技術開発担当部長袰岩 滋之君
施設管理担当部長鈴木  豊君
流域下水道本部本部長矢岡 俊樹君
管理部長後藤 徹也君
技術部長小団扇 浩君
病院経営本部本部長堤  雅史君
経営企画部長谷田  治君
サービス推進部長西川 泰永君
経営戦略担当部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務藤本  誠君
計画調整担当部長船尾  誠君
都市整備局局長技監兼務上野 雄一君
次長桜井 政人君
技監福田  至君
理事安部 文洋君
総務部長木村 健治君
都市づくり政策部長小野 幹雄君
都市基盤部長特命担当部長兼務谷崎 馨一君
市街地整備部長選手村担当部長兼務朝山  勉君
市街地建築部長山崎 弘人君
基地対策部長三木 暁朗君
企画担当部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務三宮  隆君
防災都市づくり担当部長鈴木  理君
多摩ニュータウン事業担当部長八嶋 吉人君
局務担当部長奥秋 聡克君

本日の会議に付した事件
令和元年度東京都公営企業各会計決算の認定について
水道局関係
・令和元年度東京都水道事業会計決算(説明)
・令和元年度東京都工業用水道事業会計決算(説明)
下水道局関係
・令和元年度東京都下水道事業会計決算(説明)
病院経営本部関係
・令和元年度東京都病院会計決算(説明)
都市整備局関係
・令和元年度東京都都市再開発事業会計決算(説明)

○長橋委員長 ただいまから令和元年度公営企業会計決算特別委員会第二分科会を開会いたします。
 このたび、第二分科会委員長に選任いただきました長橋桂一でございます。本日は最初の分科会ですので、一言、ご挨拶を申し上げます。
 この分科会は、水道局、下水道局、そして都市整備局、さらには病院経営本部を審議する分科会でございます。いずれの局も、都民生活に密着した事業を展開する局でございます。ぜひとも来年の予算編成に反映できるよう、実りある審議をよろしくお願い申し上げます。ご協力をよろしくお願いします。
 それでは、さきの委員会で決定いたしました実施要領及び審査日程に従いまして、本日から分科会の審査を進めてまいります。
 初めに、分科会の議席につきまして申し上げます。
 議席は、先ほどの打合会で、ただいまご着席のとおりとすることを申し合わせましたので、ご了承願います。
 本分科会の担当書記を紹介いたします。
 議事課の担当書記の小林智美さんです。吉村智之さんです。
 議案法制課の担当書記の村瀬健大君です。高嶋典子さんです。
 よろしくお願いいたします。
   〔書記挨拶〕

○長橋委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、水道局、下水道局、病院経営本部及び都市整備局関係の決算の審査を行います。
 なお、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は後日の分科会で行いますので、ご了承願います。
 これより水道局関係に入ります。
 初めに、水道局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○浜水道局長 水道局長の浜佳葉子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 長橋委員長を初め委員の皆様方には、日ごろから当局の事業につきましてご理解とご支援を賜りまして、まことにありがとうございます。
 ご審議いただくに当たりまして、当局の幹部職員をご紹介させていただきます。
 技監の相場淳司でございます。多摩水道改革推進本部長の鈴木勝でございます。理事で総務部長事務取扱の岡安雅人でございます。福祉保健局新型コロナウイルス感染症対策連絡調整担当部長を併任いたします職員部長の石井英男でございます。経理部長の金子光博でございます。サービス推進部長の金子弘文でございます。特命担当部長を兼務いたします浄水部長の尾根田勝でございます。給水部長の藤村和彦でございます。建設部長の田中慎一でございます。経営改革推進担当部長の鈴木美奈子でございます。オリンピック・パラリンピック調整担当部長を兼務いたします企画調整担当部長の清水英彦でございます。多摩水道改革推進本部調整部長の小山伸樹でございます。多摩水道改革推進本部施設部長の今井滋でございます。多摩水道改革推進本部技術調整担当部長の松田信夫でございます。次に、当委員会との連絡に当たります総務課長の小澤賢治でございます。主計課長の平賀隆でございます。
 なお、設備担当部長の岩崎恭士につきましては、所用のため、本日の分科会を欠席させていただいております。
 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
   〔理事者挨拶〕

○長橋委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○長橋委員長 これより決算の審査を行います。
 令和元年度東京都水道事業会計決算及び令和元年度東京都工業用水道事業会計決算を一括して議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○岡安理事 令和元年度東京都水道事業会計及び工業用水道事業会計の決算につきまして、その概要をご説明申し上げます。
 初めに、お手元に配布してございます資料につきましてご案内申し上げます。
 資料は、令和元年度東京都水道事業会計決算説明資料及び令和元年度東京都工業用水道事業会計決算説明資料でございます。
 それではまず、東京都水道事業会計決算説明資料に基づきましてご説明申し上げます。
 一ページをお開き願います。決算報告書でございます。
 まず、収益的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 水道事業収益につきましては、予算額三千七百九十六億二千七百万円に対しまして、決算額は三千六百五十八億九千百五十九万余円となっております。
 営業収益の主なものは給水収益で、水道料金収入でございます。
 営業外収益の主なものは、土地物件収益でございます。
 二ページをお開き願います。支出の部でございます。
 水道経営費につきましては、予算額三千七百五十九億二千六百万円に対しまして、決算額は三千二百八十八億四百一万余円となっております。
 営業費用の主なものは、浄水場や水道管などの施設の維持補修に係る浄水費や配水費、料金徴収に係る業務費、固定資産の減価償却費でございます。
 営業外費用の主なものは、消費税及び地方消費税でございます。
 なお、表の欄外に収支差引額を表示してございます。後ほどご参照願います。
 三ページをごらんください。資本的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 資本的収入につきましては、予算額四百四十八億六百万円に対しまして、決算額は百八十三億六千百三十一万余円となっております。
 主なものは、企業債、国庫補助金及び一般会計出資金でございます。
 四ページをお開き願います。支出の部でございます。
 資本的支出につきましては、括弧書きで表示しております前年度からの繰越額を含めまして、予算額一千六百六十六億七千五百万円に対しまして、決算額は一千百四十七億五千四百九十七万余円となっております。
 建設改良費は、水源開発分担金、施設の建設改良などに要した支出でございます。
 企業債償還金は、建設改良費の財源として借り入れた企業債の償還金でございます。
 なお、表の欄外に資本的収支の差し引き及び補填財源を記載してございます。
 3の差引不足額は、括弧書きで表示しておりますとおり、消費税抜きの金額で八百九十二億五十九万余円となり、減価償却費などの損益勘定留保資金等で補填いたしました。
 次の五ページから二七ページにかけましては、ただいまご説明いたしました決算報告書の内容を科目ごとに記載してございます。後ほどご参照願います。
 二八ページをお開き願います。損益計算書でございます。
 経営成績を明らかにするために、当年度に得た全ての収益とこれに対応する全ての費用を、消費税抜きの金額で記載したものでございます。
 二九ページをごらんください。下から四行目にございますように、令和元年度の当年度純利益は二百九十八億七千六百八十四万余円となっております。
 三〇ページをお開き願います。剰余金計算書でございます。
 本ページと次の三一ページに、資本金の部及び資本剰余金の部を記載してございます。後ほどご参照願います。
 三二ページをお開き願います。利益剰余金の部の減債積立金につきましては、利益剰余金処分により百八十二億五千二百九十三万余円を積み立て、また、百八十九億二千六百十六万余円を企業債の償還の財源に充てたことにより、残額一千五百四十三万余円を繰り越しました。
 建設改良積立金につきましては、利益剰余金処分により積み立てた二十七億円を建設改良の財源に充てたものでございます。
 大規模浄水場更新積立金につきましては、利益剰余金処分により八十三億円を積み立て、また、五億百三十一万余円を大規模浄水場の更新に向けた代替浄水施設整備の財源に充てたことにより、残額五百九十七億二千五十八万余円を繰り越しました。
 三三ページをごらんください。工業用水道事業施設等移管経費積立金につきましては、利益剰余金処分により四十億円を積み立てました。
 未処分利益剰余金につきましては、前年度末残高の五百三十億一千百六万余円を全額処分したことから、処分後残高はゼロ円となっております。また、当年度末残高は五百二十億四百三十一万余円となっております。
 三五ページをお開き願います。剰余金処分計算書案でございます。
 中ほどにあります未処分利益余剰金の部でございますが、当年度末残高の五百二十億四百三十一万余円を、資本金への組み入れに二百二十一億二千七百四十七万余円、予算で定めた予定処分に基づく建設改良積立金に十七億円、大規模浄水場更新積立金に百四十一億円、工業用水道事業施設等移管経費積立金に四十億円、条例に基づく減債積立金に百億七千六百八十四万余円と、それぞれ処分することといたします。この結果、処分後残高はゼロ円となる予定でございます。
 次の三六ページからは貸借対照表を記載してございます。
 三九ページをお開き願います。最下段の資産合計でございますが、令和元年度末は二兆七千七百九十八億三千六百一万余円であり、前年度と比較して二百六十億七十一万余円増加しております。
 四四ページをお開き願います。最下段の負債合計でございますが、令和元年度末は六千十億五千九百三十三万余円であり、前年度と比較して五十四億三千三百九十八万余円減少しております。
 四六ページをお開き願います。下から二行目の資本合計でございますが、令和元年度末は二兆一千七百八十七億七千六百六十八万余円であり、前年度と比較して三百十四億三千四百六十九万余円増加しております。
 なお、増減内容等につきましては、右側の説明欄に記載してございますので、後ほどご参照願います。
 引き続き、もう一つの資料、東京都工業用水道事業会計決算説明資料に基づきましてご説明申し上げます。
 一ページをお開き願います。決算報告書でございます。
 まず、収益的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 工業用水道事業収益につきましては、予算額五十八億三千百万円に対しまして、決算額は二十五億四千五百四十四万余円となっております。
 営業収益のうち、主なものは給水収益で、工業用水道料金収入でございます。
 営業外収益の主なものは、土地物件収益及び一般会計補助金でございます。
 特別利益は、資本金の減少によるものでございます。
 二ページをお開き願います。支出の部でございます。
 工業用水道経営費につきましては、予算額五十八億三千百万円に対しまして、決算額は二十四億八千四百二十一万余円となっております。
 営業費用のうち主なものは、工業用水道の供給に必要な浄水、配水及び給水施設の維持管理費と固定資産の減価償却費でございます。
 営業外費用のうち、主なものは事業整理費で、工業用水道事業の廃止に伴う会計システムの改修費でございます。
 特別損失は、工業用水道事業の廃止に伴う上水道への切りかえの工事費等を計上しております。
 なお、表の欄外に収支差引額を表示してございます。後ほどご参照願います。
 三ページをごらんください。資本的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 資本的収入につきましては、予算額二億百万円に対しまして、決算額は三億五千八百六十八万余円となっております。全て一般会計からの出資金でございます。
 四ページをお開き願います。支出の部でございます。
 資本的支出につきましては、予算額八億八千四百万円に対しまして、決算額は七億五千八百九十六万余円となっております。
 建設改良費は、浄水及び配水施設の設備改良などに伴う支出でございます。
 なお、表の欄外に資本的収支の差し引き及び補填財源を記載してございます。
 資本的収支の差引不足額は、括弧書きで表示しておりますとおり、消費税抜きの金額で三億三千九百五万余円となり、減価償却費などの損益勘定留保資金で補填いたしました。
 次の五ページから一七ページにかけましては、ただいまご説明いたしました決算報告書の内容を科目ごとに記載してございます。後ほどご参照願います。
 一八ページをお開き願います。損益計算書でございます。
 経営成績を明らかにするために、当年度に得た全ての収益とこれに対応する全ての費用を、消費税抜きの金額で記載したものでございます。
 一九ページをごらんください。下から四行目にございますように、令和元年度の当年度純利益はゼロ円で、収支が均衡してございます。
 二〇ページをお開き願います。剰余金計算書でございます。
 本ページと次の二一ページに、資本金の部及び資本剰余金の部を記載してございます。
 二一ページをごらんください。利益剰余金の部につきましては、未処分利益剰余金の当年度末残高はゼロ円でございます。
 二三ページをお開き願います。剰余金処分計算書でございます。
 当年度処分すべき未処分利益剰余金はございません。
 次の二四ページからは貸借対照表を記載してございます。
 二六ページをお開き願います。最下段の資産合計でございますが、令和元年度末は三百九億九千四百十一万余円であり、前年度と比較して五億六千五百八十三万余円減少しております。
 二八ページをお開き願います。最下段の負債合計でございますが、令和元年度末は五十五億三千四十一万余円であり、前年度と比較して五百七十万余円減少しております。
 二九ページをごらんください。下から二行目の資本合計でございますが、令和元年度末は二百五十四億六千三百六十九万余円であり、前年度と比較して五億六千十三万余円減少しております。
 なお、増減内容等につきましては、右側の説明欄に記載してございますので、後ほどご参照願います。
 また、工業用水道事業会計につきましては、監査委員からの決算審査意見書におきまして、資本金減少に係る決算書類の作成を適正に行うべきとの指摘を受けております。この指摘を踏まえ、既に修正を進めております。
 以上、簡単ではございますが、令和元年度東京都水道事業会計及び工業用水道事業会計決算の説明を終わります。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○長橋委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○とくとめ委員 それでは、水道局の資料要求を行います。十四項目あります。
 まず一番目が、水需要予測と実績の推移。
 二つ目が、八ッ場ダム建設事業費にかかわる東京都の負担の推移。
 三つ目が、多摩川水系、利根川水系、荒川水系の年間取水量の推移。
 四つ目が、各浄水場における自然エネルギー等による発電状況。
 五つ目が、水道管路における耐震継ぎ手化の計画と実績。
 六つ目が、水道管の経年別管理延長。
 七つ目が、未納カード発行枚数及び給水停止件数の推移。
 八つ目が、政策連携団体への委託料及び主な委託内容。
 九つ目が、国際貢献の新たな取り組みに関する海外出張に要した経費の一覧。
 十個目が、水道料金の減免実績。
 十一項目めが、過去十年間における災害時の他自治体への応援を含めての対応実績。
 十二個目が、月別の水道使用量と料金収入を、二〇一八年度、二〇一九年度の直近までの実績。
 十三個目が、新型コロナ対策での支払い猶予件数を口径別にお願いします。
 最後、十四個目が、浸水などの水害の被害に遭った世帯に水道料金の減免を行った全国及び都内自治体と、その内容がわかればお願いいたします。
 以上です。

○長橋委員長 ありませんか。--ただいま、とくとめ委員から資料要求がありました。これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○長橋委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出をお願いいたします。
 以上で水道局関係を終わります。

○長橋委員長 これより下水道局関係に入ります。
 初めに、下水道局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○和賀井下水道局長 下水道局長の和賀井克夫でございます。よろしくお願い申し上げます。
 ご審議をいただくに当たりまして、当局の幹部職員をご紹介させていただきます。
 技監の神山守でございます。流域下水道本部長の矢岡俊樹でございます。総務部長の小林忠雄でございます。職員部長の白川敦でございます。経理部長の坂井吉憲でございます。計画調整部長の佐々木健でございます。施設管理部長の猪八重勇でございます。建設部長の青木秀幸でございます。オリンピック・パラリンピック調整担当部長を兼務いたします企画担当部長の福島大起でございます。技術開発担当部長の袰岩滋之でございます。施設管理担当部長の鈴木豊でございます。流域下水道本部管理部長の後藤徹也でございます。流域下水道本部技術部長の小団扇浩でございます。続きまして、本委員会との連絡を担当いたします総務課長の須藤哲でございます。同じく理財課長の石橋健治でございます。同じく会計課長の吉川和也でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○長橋委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○長橋委員長 これより決算の審査を行います。
 令和元年度東京都下水道事業会計決算を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○坂井経理部長 令和元年度東京都下水道事業会計決算の内容につきまして、お手元にお配りいたしました東京都下水道事業会計決算説明資料によりご説明申し上げます。
 恐れ入りますが、一ページをお開き願います。まず、収益的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 1の下水道事業収益は、区部下水道の事業収益を計上したもので、決算額は、Bの欄の一番上、三千六百二十六億五千六百余万円となっております。
 このうち営業収益の主なものは、下水道料金と一般会計補助金でございます。
 一般会計補助金は、雨水処理経費などの行政経費を一般会計から繰り入れたものでございます。
 その下の営業外収益の主なものは、一般会計補助金と長期前受け金戻入となっております。
 一般会計補助金は、建設財源として発行した企業債に係る支払い利息のうち、雨水処理費用相当分などを一般会計から繰り入れたものでございます。
 長期前受け金戻入は、資産の減価償却などの費用に対応して、その資産の取得に充てた国庫補助金などを収益として計上したものでございます。
 二ページをお開き願います。2の流域下水道事業収益は、流域下水道の事業収益を計上したもので、決算額は三百二十六億七千三百余万円となっております。
 営業収益の主なものは流域下水道管理費負担金収入で、これは流域下水道の維持管理に要する経費の市町村負担分でございます。
 営業外収益の主なものは長期前受け金戻入で、区部と同様、資産の減価償却などに合わせて、その資産の取得に充てた国庫補助金などを収益として計上したものでございます。
 特別利益は、土地の売却による収入差益でございます。
 以上、区部と流域の収益的収入の合計は、最終行にございますように、予算額四千二十二億五千二百万円に対しまして、決算額は三千九百五十三億三千余万円となっております。
 三ページをお開き願います。支出の部でございます。
 1の下水道管理費は、区部下水道の施設の維持管理などに要した費用を計上したもので、決算額は三千二百四十七億一千九百余万円となっております。
 営業費用の主なものは、管渠費、ポンプ場費、処理場費などの維持管理費用と固定資産の減価償却費で、営業外費用の主なものは、企業債の支払い利息でございます。
 四ページをお開き願います。2の流域下水道経営費でございます。これは流域下水道の施設の維持管理などに要した費用を計上したもので、決算額は三百二十四億六千二百余万円となっております。
 営業費用の主なものは、処理場管理費などの維持管理費用と固定資産の減価償却費で、営業外費用の主なものは、企業債の支払い利息でございます。
 以上、区部と流域の収益的支出の合計は、最終行にございますように、予算額三千七百三十億二千七百万円に対しまして、決算額は三千五百七十一億八千二百余万円となっております。
 なお、その下の表に記載してございますように、決算額の収益的収入の合計と収益的支出の合計の差引額でございますけれども、これは三百八十一億四千八百余万円で、当期純利益は、その下の括弧の中、消費税抜きの金額でございまして、二百七十一億四百余万円でございます。
 五ページをお開き願います。次に、資本的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 1の下水道事業資本的収入は、区部下水道の建設改良事業などに充当する収入を計上したもので、決算額は千六百六十九億三千六百余万円となっております。
 その主なものは、企業債、一般会計出資金及び国庫補助金でございます。
 六ページをお開き願います。2の流域下水道事業資本的収入の決算額は百二十七億二千九百余万円となっており、その主なものは、企業債、国庫補助金及び市町村負担金収入でございます。
 以上、区部と流域の資本的収入の合計は、最終行にございますように、予算額一千九百十億六千五百万円に対しまして、決算額は千七百九十六億六千五百余万円となっております。
 七ページをお開き願います。支出の部でございます。
 1の下水道事業資本的支出は、区部下水道の建設改良事業費などを計上したもので、決算額は三千三百五十六億九百余万円となっております。
 このうち下水道建設改良費は、下水道の施設整備に要した工事費などを計上したものでございます。
 また、企業債償還金は、建設改良事業に充当いたしました企業債の償還金を計上したものでございます。
 八ページをお開き願います。2の流域下水道事業資本的支出は、流域下水道の建設改良事業費などを計上したもので、決算額は百八十億五千二百余万円となっております。
 区部と流域の資本的支出の合計は、最終行にございますように、予算額四千百四十三億三千三百余万円に対しまして、決算額は三千五百三十六億六千百余万円となっております。
 なお、その下の表には、決算額の資本的収支の差し引き及び差引資金不足額をお示ししてございます。
 差引資金不足額二千二百九十五億七千百余万円は、下の括弧書きのとおり、前年度からの繰越工事資金及び損益勘定留保資金などで補填いたしました。
 次の九ページから二一ページまでは、ただいまご説明いたしました収入、支出の明細でございますので、後ほどご参照いただきたいと存じます。
 恐れ入りますが、二二ページに進ませていただきます。二二ページから二五ページまでは剰余金計算書でございます。
 金額欄のうち、左側には令和元年度における増減の動きを、右側には当年度末の残高を表示してございます。
 まず、資本金でございます。当年度末残高は二兆五千三百六十三億四千五百余万円となっております。
 次に、資本剰余金でございます。国庫補助金、工事負担金、次のページでございますが、受贈財産評価額を表示してございます。
 二三ページをお開き願います。ローマ数字のⅣに資本剰余金の合計を記載してございます。当年度末残高は二千四百五十九億余万円となっております。
 二四ページをお開き願います。利益剰余金でございます。
 減債積立金などの科目ごとに、次のページにわたって表示しております。
 二五ページをお開き願います。ローマ数字のⅤに利益剰余金の合計を記載してございます。当年度末残高は七百三十八億三千八百余万円となっております。
 資本金、資本剰余金及び利益剰余金を合わせた資本合計でございますが、当年度末残高は、金額欄の最終行にございますとおり、二兆八千五百六十億八千四百余万円となっております。
 二六ページをお開き願います。剰余金処分計算書の案でございます。
 まず、科目欄の中段にございます資本剰余金でございますが、当年度末残高は二千四百五十九億余万円となっております。
 この残高から、1、資本金への組み入れとして、売却した資産に対応する資本剰余金九百余万円を処分したいと存じます。
 次に、未処分利益剰余金でございますが、当年度末残高は七百二十四億八千三百余万円でございます。
 この残高から、1、資本金への組み入れとして、当年度取り崩した積立金に相当する額三百七十一億八千四百余万円を、2、減債積立金として、区部下水道事業の当期純利益のうち二百七十億七千四百余万円をそれぞれ処分したいと存じます。
 これらを処分した後の残高八十二億二千五百余万円を未処分利益剰余金として翌年度へ繰り越したいと存じます。
 次の二七ページ以降は、貸借対照表の明細をお示ししたものでございます。
 恐れ入りますが、三〇ページをお開き願います。ページの上から三段目、令和元年度末の資産合計でございますが、五兆九千五百七億三千七百余万円となっております。
 三二ページをお開き願います。ページの一番下、負債合計でございますが、三兆九百四十六億五千三百余万円でございます。
 三三ページをお開き願います。ページの下から二段目、資本合計でございますが、二兆八千五百六十億八千四百余万円でございます。
 最後に、表の一番下の負債と資本を合わせた額は、資産と同額の五兆九千五百七億三千七百余万円となっております。
 以上、簡単ではございますが、令和元年度東京都下水道事業会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。

○長橋委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○とくとめ委員 それでは、下水道局関係、資料要求は八点ございます。
 一点目は、二十三区における主な浸水被害状況。
 二点目は、政策連携団体への委託内容と委託料の推移。
 三つ目が、再生可能エネルギー等における主な発電設備の規模別の実績と推移。
 四つ目が、下水道マンホールと下水道管の接続部の耐震化が完了した施設数の推移と、仮設トイレの設置ができるマンホールの数。
 五つ目が、料金減免を受けている生活扶助世帯の減免件数と減免金額及び世帯別の一覧。
 六点目が、下水道事業における公共雨水浸透ますの設置状況。
 七つ目が、過去十年間における災害時の自治体への応援を含めての対応実績。
 最後、八つ目が、二〇一九年の台風十九号に関連して行った流出解析シミュレーション技術の活用に向けた検討の経過。
 以上です。

○長橋委員長 ただいま、とくとめ委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○長橋委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出を願います。
 以上で下水道局関係を終わります。

○長橋委員長 これより病院経営本部関係に入ります。
 初めに、病院経営本部長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○堤病院経営本部長 病院経営本部長の堤雅史でございます。
 病院経営本部職員一同、事務事業の適切かつ円滑な執行に全力で取り組んでまいりますので、長橋委員長を初め委員の皆様には、ご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いを申し上げます。
 それでは、当本部の幹部職員をご紹介いたします。
 経営企画部長の谷田治でございます。サービス推進部長の西川泰永でございます。経営戦略担当部長でオリンピック・パラリンピック調整担当部長を兼務いたします藤本誠でございます。計画調整担当部長の船尾誠でございます。当委員会との連絡に当たらせていただきます担当部長で総務課長事務取扱の斎藤圭司でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○長橋委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○長橋委員長 これより決算の審査を行います。
 令和元年度東京都病院会計決算を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○谷田経営企画部長 令和元年度東京都病院会計決算の内容につきましてご説明申し上げます。
 なお、これからご説明いたします内容のうち、金額は百万円未満を四捨五入して説明をさせていただきます。
 それでは、お手元にお配りしてございます資料、令和元年度東京都病院会計決算説明資料をごらんください。
 まず、目次の次の一ページをお開き願います。1、令和元年度東京都病院事業決算報告書でございます。これは、予算現額と消費税込みの決算額を対比したものでございます。
 (1)、収益的収入及び支出でございますが、病院の運営に関する収支の状況をあらわしたものでございます。
 表の上段、病院事業収益は、予算現額一千七百三十億四千四百万円、決算額一千六百六十億七千六百万円で、収入率は九六・〇%となっております。
 表の中ほどにございます病院事業費用は、予算現額一千七百二十二億四千四百万円、決算額一千六百九十四億一千四百万円で、執行率は九八・四%となっております。
 二ページをお開き願います。(2)、資本的収入及び支出でございますが、施設と設備の整備に要する経費の経理状況をあらわしたものでございます。
 表の上段、資本的収入は、予算現額二十六億七千七百万円、決算額七億一千百万円で、収入率は二六・六%となっております。
 表の中ほどにございます資本的支出は、予算現額三百二十億六千五百万円、決算額二百九十二億九千万円で、執行率は九一・三%となっております。
 なお、欄外の(注)1にございますように、資本的収入額が資本的支出額に不足する額に繰越額を加えた差引資金不足額二百九十四億四千四百万円は、損益勘定留保資金等で補填いたしました。
 三ページをごらんください。2、令和元年度東京都病院事業損益計算書でございます。損益計算書は、事業活動の実態を見るという趣旨から、消費税抜きで表示をしております。表の上段部分が収益、中ほどから下が費用でございます。
 下の小さな表、一段目の純損益欄をごらんください。令和元年度決算では三十三億九千二百万円の純損失を計上いたしました。これは、給与費、経費等の医業費用の伸びが、入院収益、外来収益等の医業収益の伸びを上回ったこと等によるものでございます。
 次に、四ページをお開き願います。3、令和元年度東京都病院事業決算説明書でございます。
 このページから七ページにかけまして、病院事業収益及び病院事業費用の科目別、病院別内訳を総括的に記載してございます。後ほどご参照いただきたいと存じます。
 次に、八ページをお開き願います。(3)、収益的収入及び支出でございます。
 八ページから三七ページまでは、収入と支出の科目ごとに平成三十年度決算額との対比を行っております。
 初めに、八ページのア、収益的収入でございますが、表の上段、医業収益の決算額は一千四百十億七千万円でございまして、前年度と比較して三十億九千九百万円の増となっております。
 その内訳といたしまして、まず、次の行にございます入院収益が前年度に比較して八億四千三百万円の増となっております。
 表に、病院別の延べ入院患者数、金額及び患者一人当たりの単価を、それぞれ前年度と比較して記載してございます。
 次に、一〇ページをお開き願います。外来収益でございます。
 前年度に比較して十六億三千九百万円の増となっております。
 表に、病院別の延べ外来患者数等を同様に記載しております。
 続きまして、一一ページをごらんください。一般会計負担金でございます。
 前年度と比較して六億四千五百万円の増となっております。
 一二ページから一四ページにかけましては、その他医業収益といたしまして、特別入院室料、診断書諸証明等を記載しております。
 次に、一五ページをお開き願います。表の上段の医業外収益でございます。
 決算額は二百三十九億四千万円でございまして、前年度と比較して四億九千八百万円の増となっております。
 その内訳といたしまして、一五ページに受取利息及び配当金を、一六ページに一般会計負担金を、一七ページに一般会計補助金を記載しております。
 次の一八ページから二一ページまでは国庫補助金を、二二ページには長期前受け金戻入を、二三ページから次の二四ページにかけましては、その他医業外収益としまして、土地賃貸料や不用品売却収益などを記載しております。
 続きまして、二五ページをごらんください。特別利益でございます。
 決算額は九億八千八百万円でございまして、松沢病院敷地の一部有償所管がえなどによるものでございます。
 次に、二六ページをお開き願います。このページからは収益的支出を記載しております。
 まず、表の上段、医業費用の決算額は一千六百十二億六百万円でございまして、前年度と比較して四十二億六千万円の増となっております。
 その内訳といたしまして、次の行の給与費でございますが、前年度と比較して十五億四千万円の増となっております。これは、主に給与改定等によるものでございます。
 次に、二八ページをお開き願います。材料費でございます。
 診療に必要な薬品や診療材料などでございますが、前年度と比較して一千三百万円の減となっております。これは、主に入院や外来患者数の減に伴うものでございます。
 続きまして、二九ページをごらんください。経費でございます。
 病院の運営に要する光熱水費や修繕料、委託料、賃借料などでございまして、前年度と比較して二十四億八千三百万円の増となっております。これは、主に駒込病院及び多摩総合医療センターにおける医業収益増に伴う材料費見合い経費の増等によるものでございます。
 次の三〇ページ及び三一ページは減価償却費、三二ページは資産減耗費、三三ページには研究研修費を記載しております。
 次に、三四ページをお開き願います。このページからは医業外費用について記載しております。
 決算額は、表の上段にございますように八十億一千三百万円で、その内訳は、支払い利息及び企業債取扱諸費のほか、三五ページの長期前払い消費税勘定償却、三六ページの雑支出でございます。
 続きまして、三七ページをごらんください。特別損失でございます。
 決算額は一億七千百万円でございまして、多摩総合医療センターにおける建物等の撤去及び除却などによるものでございます。
 次に、三八ページをお開き願います。(4)、資本的収入及び支出でございます。
 工事の有無等により、年度によって金額が大きく変わりますことから、このページから四七ページにかけまして、予算現額と決算額との対比を行っております。
 初めに、三八ページのア、資本的収入でございます。
 資本的収入の主なものは企業債で、医療器械の整備に充当したものでございます。
 続きまして、三九ページをごらんください。イ、資本的支出でございますが、表の上段、建設改良費の決算額は百九億九百万円でございます。
 その内訳といたしまして、まず、工事費が二十八億五千三百万円でございます。
 工事の詳細につきましては、三九ページから四一ページにかけまして、病院別にお示ししてございます。
 次に、四二ページをお開き願います。器械及び備品購入費で、決算額は五十五億一千四百万円でございます。
 詳細は、四二ページから四四ページにかけまして、病院別に記載をしております。
 続きまして、四五ページをごらんください。リース資産購入費で、決算額は二十三億二千百万円でございます。
 次に、四六ページをお開き願います。諸権利金で、決算額は九万円でございます。
 下段は建設改良諸費で、決算額は二億二千百万円でございます。これは、工事に伴う設計委託等に要する経費でございます。
 続きまして、四七ページをごらんください。企業債償還金で、決算額は百八十三億八千百万円でございます。これは、病院建設等に当たって発行いたしました企業債元金の償還に要した経費でございます。
 次に、四八ページをお開き願います。4、令和元年度東京都病院事業剰余金計算書でございます。
 四九ページにかけまして、事項ごとに当年度変動額の内訳を記載してございます。
 四九ページの表の中央下段にございます未処分利益剰余金の当年度末残高、当年度未処理欠損金は七億八千万円となってございます。これは、繰越利益剰余金二十六億一千二百万円と当年度純損失三十三億九千二百万円との差し引きによるものでございます。
 次に、五〇ページをお開き願います。5、令和元年度東京都病院事業欠損金処理計算書でございます。
 表の右側にございます未処分利益剰余金の当年度末残高となる未処理欠損金七億八千万円につきましては、全額を翌年度に繰り越しいたしました。
 五一ページから五六ページにかけましては、6、令和元年度東京都病院事業貸借対照表でございます。
 それぞれの事項ごとに増減説明を記載してございます。後ほどご参照いただきたいと存じます。
 以上をもちまして令和元年度東京都病院会計決算の説明を終わらせていただきます。ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。

○長橋委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○藤田委員 病院経営本部に十二点の資料を要求したいと思います。
 一点目、都立病院における経営指標の推移。
 二点目、一般会計繰入金の推移と、そのうち施設整備関連経費。
 三点目、施設整備関連経費以外の一般会計繰入金の病院別推移。
 四点目、都立病院の医師、看護要員及び医療技術員等の定員及び現員の推移。
 五点目、各都立病院の産婦人科、小児科及び麻酔科の常勤医師の定数及び現員の推移。
 六点目、各都立病院の分娩件数の推移及び周産期医療受け入れ件数の推移。
 七点目、各都立病院の薬剤師の定員及び現員の推移、十年分。
 八点目、各都立病院の個室使用料の収入の推移。
 九点目、各都立病院の昨年度の平均在院日数及び病床利用率、月ごと。
 十点目、各都立病院の医業収支を月ごと、二〇一七年度以降。
 十一点目、都立病院の職種ごとの定数と現員、令和元年十月一日現在。
 十二点目、新型コロナウイルス感染症対応のために購入した機材とふやした人員及び行った施設整備。
 以上です。

○長橋委員長 ただいま藤田副委員長から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○長橋委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出を願います。
 以上で病院経営本部関係を終わります。

○長橋委員長 これより都市整備局関係に入ります。
 初めに、都市整備局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○上野都市整備局長 都市整備局長の上野雄一でございます。局の技監を兼務しております。
 長橋委員長を初め委員の皆様方には、当局の事務事業につきまして、日ごろからご指導、ご鞭撻を賜り、まことにありがとうございます。
 今後とも、事務事業の適切かつ円滑な運営を図るとともに、安全で快適な都市づくりを進めるために、一層の努力をいたす所存でございます。よろしくお願い申し上げます。
 それでは、お手元の理事者名簿に従いまして、当局の幹部職員をご紹介いたします。
 次長の桜井政人でございます。技監の福田至でございます。航空政策・交通基盤整備・交通政策担当理事の安部文洋でございます。総務部長の木村健治でございます。都市づくり政策部長の小野幹雄でございます。都市基盤部長で特命担当部長を兼務しております谷崎馨一でございます。市街地整備部長で選手村担当部長を兼務しております朝山勉でございます。市街地建築部長の山崎弘人でございます。基地対策部長の三木暁朗でございます。企画担当部長でオリンピック・パラリンピック調整担当部長を兼務しております三宮隆でございます。防災都市づくり担当部長の鈴木理でございます。多摩ニュータウン事業担当部長の八嶋吉人でございます。局務担当部長の奥秋聡克でございます。当委員会との連絡等に当たらせていただきます総務課長の赤塚慎一でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○長橋委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○長橋委員長 これより決算の審査を行います。
 令和元年度東京都都市再開発事業会計決算を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○木村総務部長 令和元年度東京都都市再開発事業会計決算につきましてご説明申し上げます。
 お手元に配布の東京都都市再開発事業会計決算説明資料、A4横をごらんいただきたいと存じます。
 三ページの決算の総括につきましては、先ほど開かれました委員会で局長からご説明申し上げましたので、説明を省略させていただきます。
 続いて、七ページをお開き願います。令和元年度東京都都市再開発事業会計決算報告書でございます。決算額は、予算額との対比のため、消費税額及び地方消費税額を含んだ額を表記してございます。
 まず、(1)、収益的収入及び支出のうち、ア、収入でございます。
 第一項の営業外収益は、受取利息などでございます。
 収益的収入の合計を表の一番下に記載してございますが、予算現額に対しまして、決算額は一千百万余円、収入率は二七・八%でございます。
 八ページをお開き願います。イ、支出でございますが、第一項の営業費用は一般管理費でございます。
 収益的支出の合計を表の一番下に記載してございますが、予算現額に対しまして、決算額はゼロ円でございます。これは、整備完了地区における修繕に係る経費を計上しておりましたが、実績がなかったためでございます。
 九ページをごらんください。(2)、資本的収入及び支出のうち、ア、収入でございます。
 表の一番下に合計を記載してございますが、予算現額に対しまして、決算額は七十三億八千六百万余円、収入率は五〇・〇%でございます。
 一〇ページをお開き願います。イ、支出でございます。
 こちらも表の一番下に合計を記載してございますが、予算現額に対しまして、決算額は七十二億二千三百万余円、翌年度繰越額は四億一千八百万余円、執行率は四八・六%でございます。
 収入及び支出の主な事業内容についてご説明申し上げます。
 二一ページをお開き願います。収入の第四項、長期借入金は、市街地再開発事業に充当する高速電車事業会計からの借入金を収入したものでございます。
 次に、二五ページをお開き願います。支出の第二目、泉岳寺駅地区都市再開発事業費は、用地費、公共施設工事費などを支出したものでございます。
 二七ページから三三ページにかけましては、損益計算書と剰余金計算書を記載してございます。
 恐れ入りますが、三七ページをお開き願います。剰余金処分計算書案でございます。
 資料右端の未処分利益剰余金につきましては、当年度末残高が五十七億七千八百万余円となっておりまして、これにつきまして、都市再開発事業積立金の積み立てに八百万余円を処分することといたしたいと存じます。この結果、繰越利益剰余金となります処分後残高は五十七億六千九百万余円となる予定でございます。
 最後になりますが、三九ページ以降に貸借対照表を記載してございます。
 簡単ではございますが、以上をもちまして令和元年度東京都都市再開発事業会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○長橋委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○藤田委員 一点、資料を要求いたします。
 泉岳寺駅地区市街地再開発事業において特定建築者制度を導入した経過についてです。
 よろしくお願いします。

○長橋委員長 ただいま藤田副委員長から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○長橋委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 以上で都市整備局関係を終わります。
 これをもちまして本日の分科会を閉会いたします。
   午後三時十七分散会

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