平成二十九年度公営企業会計決算特別委員会第二分科会速記録第一号

平成三十年十月十五日(月曜日)
第二委員会室
午後二時十一分開議
出席委員 十一名
委員長藤井  一君
副委員長柴崎 幹男君
副委員長斉藤まりこ君
副委員長関野たかなり君
滝田やすひこ君
田村 利光君
うすい浩一君
おときた駿君
あかねがくぼかよ子君
つじの栄作君
増田 一郎君

欠席委員 なし

出席説明員
水道局局長中嶋 正宏君
技監田村 聡志君
理事黒沼  靖君
総務部長松丸 俊之君
職員部長金子 弘文君
経理部長志村 昌孝君
サービス推進部長小山 伸樹君
浄水部長青木 秀幸君
給水部長尾根田 勝君
建設部長特命担当部長兼務狩野 裕二君
経営改革推進担当部長石井 英男君
企画調整担当部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務小平 基晴君
設備担当部長横谷  守君
多摩水道改革推進本部本部長岸本 良一君
調整部長坂井 吉憲君
施設部長今井  滋君
技術調整担当部長本荘谷勇一君
下水道局局長小山 哲司君
技監神山  守君
総務部長安藤  博君
職員部長白川  敦君
経理部長久我 英男君
計画調整部長池田 匡隆君
施設管理部長佐々木 健君
建設部長猪八重 勇君
企画担当部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務鈴木  豊君
技術開発担当部長袰岩 滋之君
施設管理担当部長井上 佳昭君
流域下水道本部本部長中島 義成君
管理部長飯田 一哉君
技術部長小団扇 浩君
病院経営本部本部長堤  雅史君
経営企画部長児玉英一郎君
サービス推進部長山口  真君
経営戦略担当部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務樋口 隆之君
計画調整担当部長末村 智子君
都市整備局局長技監兼務佐藤 伸朗君
次長小泉  健君
技監上野 雄一君
理事今村 保雄君
理事中島 高志君
総務部長桜井 政人君
都市づくり政策部長久保田浩二君
住宅政策推進部長佐々木秀之君
都市基盤部長荒井 俊之君
市街地整備部長選手村担当部長兼務山下 幸俊君
市街地建築部長青柳 一彦君
都営住宅経営部長佐藤 千佳君
基地対策部長高原 俊幸君
企画担当部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務朝山  勉君
防災都市づくり担当部長安部 文洋君
多摩ニュータウン事業担当部長松崎 浩一君
局務担当部長齊藤  敏君

本日の会議に付した事件
平成二十九年度東京都公営企業各会計決算の認定について
水道局関係
・平成二十九年度東京都水道事業会計決算(説明)
・平成二十九年度東京都工業用水道事業会計決算(説明)
下水道局関係
・平成二十九年度東京都下水道事業会計決算(説明)
病院経営本部関係
・平成二十九年度東京都病院会計決算(説明)
都市整備局関係
・平成二十九年度東京都都市再開発事業会計決算(説明)

○藤井委員長 ただいまから平成二十九年度公営企業会計決算特別委員会第二分科会を開会いたします。
 このたび、第二分科会委員長に選任をいただきました藤井一でございます。本日は最初の分科会ですので、一言、ご挨拶を申し上げます。
 この分科会は、水道局、下水道局、都市整備局、そして病院経営本部を審議する分科会でございます。いずれの局も、都民の生活に大変密接で重要なお仕事をされている局でございますので、ぜひ決算の審議を通じまして来年度の予算に反映できるよう、実りある審議をお願いしたいと思います。
 委員の皆様、理事者の皆様にご協力をお願いいたしまして、一言、ご挨拶といたします。
 それでは、さきの委員会で決定いたしました実施要領及び審議日程に従いまして、本日から分科会の審査を進めてまいります。
 初めに、分科会の議席について申し上げます。
 議席は、先ほどの打合会で、ただいまご着席のとおりとすることを申し合わせましたので、ご了承願います。
 次に、本分科会の担当書記を紹介いたします。
 議事課の担当書記の五井恵子さんです。次に、田辺怜君です。
 議案法制課の担当書記の中沢美巳さんです。吉田瑛爾君です。
 以上、よろしくお願いいたします。
   〔書記挨拶〕

○藤井委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、水道局、下水道局、病院経営本部及び都市整備局関係の決算の審査を行います。
 なお、本日は説明を聴取し、資料要求をするにとどめ、質疑は後日の分科会で行いますので、了承願います。
 これより水道局関係に入ります。
 初めに、水道局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○中嶋水道局長 水道局長の中嶋正宏でございます。よろしくお願い申し上げます。
 藤井委員長を初め委員の皆様方には、日ごろから当局事業につきましてご理解とご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
 ご審議いただくに当たりまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 技監の田村聡志でございます。多摩水道改革推進本部長の岸本良一でございます。理事の黒沼靖でございます。総務部長の松丸俊之でございます。職員部長の金子弘文でございます。経理部長の志村昌孝でございます。サービス推進部長の小山伸樹でございます。浄水部長の青木秀幸でございます。給水部長の尾根田勝でございます。特命担当部長を兼務いたします建設部長の狩野裕二でございます。経営改革推進担当部長の石井英男でございます。オリンピック・パラリンピック調整担当部長を兼務いたします企画調整担当部長の小平基晴でございます。設備担当部長の横谷守でございます。多摩水道改革推進本部調整部長の坂井吉憲でございます。多摩水道改革推進本部施設部長の今井滋でございます。多摩水道改革推進本部技術調整担当部長の本荘谷勇一でございます。次に、当委員会との連絡に当たります総務課長の芹沢孝明でございます。主計課長の平賀隆でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○藤井委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○藤井委員長 これより決算の審査を行います。
 平成二十九年度東京都水道事業会計決算及び平成二十九年度東京都工業用水道事業会計決算を一括して議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○松丸総務部長 平成二十九年度東京都水道事業会計及び工業用水道事業会計の決算につきまして、その概要をご説明申し上げます。
 初めに、お手元に配布してございます資料についてご案内申し上げます。
 資料は、平成二十九年度東京都水道事業会計決算説明資料及び平成二十九年度東京都工業用水道事業会計決算説明資料でございます。
 それではまず、東京都水道事業会計決算説明資料に基づきましてご説明申し上げます。
 一ページをお開き願います。決算報告書でございます。
 まず、収益的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 水道事業収益につきましては、予算額三千七百二十二億六千二百万円に対しまして、決算額は三千六百二十七億四千百七十六万余円となっております。
 営業収益の主なものは給水収益で、水道料金収入でございます。
 営業外収益の主なものは、土地物件収益でございます。
 特別利益は、退職給付引当金の戻入益でございます。
 二ページをお開き願います。支出の部でございます。
 水道経営費につきましては、予算額三千七百十三億六千二百万円に対しまして、決算額は三千二百六十一億千七百六十九万余円となっております。
 営業費用の主なものは、浄水場や水道管などの施設の維持補修に係る浄水費や配水費、料金徴収に係る業務費、固定資産の減価償却費でございます。
 営業外費用の主なものは、支払い利息及び企業債取扱諸費でございます。
 特別損失の主なものは、会計制度の見直しに伴い計上いたしました退職給付引当金の過年度相当分でございます。
 なお、表の欄外に収支差引額を表示してございます。後ほどご参照願います。
 三ページをお開き願います。資本的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 資本的収入につきましては、予算額六百四十五億三千二百万円に対しまして、決算額は四百六十六億二千六百四十二万余円となっております。
 主なものは、企業債、国庫補助金及び一般会計出資金でございます。
 四ページをお開き願います。支出の部でございます。
 資本的支出につきましては、括弧書きで表示しております前年度からの繰越額を含めまして、予算額千五百十億一千五百万円に対しまして、決算額は一千二百一億六千二百二十三万余円となっております。
 建設改良費は、水源開発分担金、施設の建設改良などに要した支出でございます。
 企業債償還金は、建設改良費の財源として借り入れた企業債の償還金でございます。
 なお、表の欄外に資本的収支の差し引き及び補填財源を記載してございます。
 3の差引不足額は、括弧書きで表示しておりますとおり、消費税抜きの金額で八百三十一億四百六十八万余円となり、減価償却費などの損益勘定留保資金等で補填いたしました。
 次の五ページから二九ページにかけましては、ただいまご説明いたしました決算報告書の内容を科目ごとに記載してございます。後ほどご参照願います。
 三〇ページをお開き願います。損益計算書でございます。
 経営成績を明らかにするために、当年度に得た全ての収益と、これに対する全ての費用を消費税抜きの金額で記載したものでございます。
 三一ページをお開き願います。下から四行目にございますように、平成二十九年度の当年度純利益は二百九十七億四千六百七十七万余円となっております。
 三二ページをお開き願います。剰余金計算書でございます。
 本ページと次の三三ページに、資本金の部及び資本剰余金の部を記載してございます。後ほどご参照願います。
 三四ページをお開き願います。利益剰余金の部の減債積立金につきましては、利益剰余金処分により積み立てた百二十七億三千六百八十三万余円を企業債の償還に充てたものでございます。
 建設改良積立金につきましては、利益剰余金処分により積み立てた百五十八億円を建設改良の財源に充てたものでございます。
 大規模浄水場更新積立金につきましては、利益剰余金処分により五十億円を積み立て、また、四十六億五千二百三十五万余円を大規模浄水場の更新に向けた代替浄水施設整備の財源に充てたことにより、残額四百二十六億二千百八十九万余円を繰り越しました。
 三五ページをお開き願います。奥多摩水道施設整備積立金につきましては、前年度末残高の四億七千七百三十六万余円を奥多摩町から引き継いだ施設の整備の財源に充てたことから、残額はゼロ円となりました。
 未処分利益剰余金につきましては、前年度末残高の六百五十一億一千十三万余円を全額処分したことから、処分後残高はゼロ円となっております。また、当年度末残高は六百三十四億一千三百三十三万余円となっております。
 三七ページをお開き願います。剰余金処分計算書案でございます。
 中ほどにあります未処分利益剰余金の部でございますが、当年度末残高の六百三十四億一千三百三十三万余円を、資本金への組み入れに三百三十六億六千六百五十五万余円、予算で定めた予定処分に基づく建設改良積立金に四億円、大規模浄水場更新積立金に九十三億円、条例に基づく減債積立金に二百億四千六百七十七万余円と、それぞれ処分することといたします。この結果、処分後残高はゼロ円となる予定でございます。
 次の三八ページからは貸借対照表を記載してございます。
 四一ページをお開き願います。最下段の資産合計でございますが、平成二十九年度末は二兆六千八百三十七億余円であり、前年度と比較して四百八十九億余円増加しております。
 四六ページをお開き願います。最下段の負債合計でございますが、平成二十九年度末は五千七百二十六億余円であり、前年度と比較して百六十五億余円増加しております。
 四八ページをお開き願います。下から二行目の資本合計でございますが、平成二十九年度末は二兆一千百十一億余円であり、前年度と比較して三百二十三億余円増加しております。
 なお、増減内訳等につきましては、右側の説明欄に記載してございますので、後ほどご参照願います。
 引き続き、もう一つの資料、東京都工業用水道事業会計決算説明資料に基づきましてご説明申し上げます。
 一ページをお開き願います。決算報告書でございます。
 まず、収益的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 工業用水道事業収益につきましては、予算額二十億七千万円に対しまして、決算額は十八億一千七百五十三万余円となっております。
 営業収益のうち、主なものは給水収益で、工業用水道料金収入でございます。
 営業外収益の主なものは、土地物件収益及び一般会計補助金でございます。
 二ページをお開き願います。支出の部でございます。
 工業用水道経営費につきましては、予算額二十億七千万円に対しまして、決算額は十七億九千四百五十四万余円となっております。
 営業費用のうち主なものは、工業用水道の供給に必要な浄水、配水及び給水施設の維持管理費と固定資産の減価償却費でございます。
 営業外費用のうち、主なものは雑支出で、会計制度の見直しに伴い計上した退職給付引当金の過年度相当分でございます。
 なお、表の欄外に収支差引額を表示してございます。後ほどご参照願います。
 三ページをお開き願います。資本的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 資本的収入につきましては、予算額一億七千六百万円に対しまして、決算額は二億八千六百九十四万余円となっております。
 主なものは、一般会計出資金でございます。
 四ページをお開き願います。支出の部でございます。
 資本的支出につきましては、予算額三億三千万円に対しまして、決算額は三億一千二百三万余円となっております。
 建設改良費は、浄水費及び配水施設の設備改良などに伴う支出でございます。
 なお、表の欄外に資本的収支の差し引き及び補填財源を記載してございます。
 資本的収支の差引不足額は、括弧書きで表示しておりますとおり、消費税抜きの金額で二百十万余円となり、減価償却費などの損益勘定留保資金で補填いたしました。
 次の五ページから一五ページにかけましては、ただいまご説明いたしました決算報告書の内容を科目ごとに記載してございます。後ほどご参照願います。
 一六ページをお開き願います。損益計算書でございます。
 経営成績を明らかにするために、当年度に得た全ての収益と、これに対応する全ての費用を消費税抜きの金額で記載したものでございます。
 一七ページをお開き願います。四行目にございますように、平成二十九年度の当年度純利益はゼロ円で、収支が均衡しております。
 一八ページをお開き願います。剰余金計算書でございます。
 本ページと次の一九ページに、資本金の部及び資本剰余金の部を記載してございます。
 一九ページをお開き願います。利益剰余金の部につきましては、未処分利益剰余金の当年度末残高はゼロ円でございます。
 二一ページをお開き願います。剰余金処分計算書でございます。
 当年度処分すべき未処分利益剰余金はございません。
 次の二二ページからは貸借対照表を記載してございます。
 二四ページをお開き願います。最下段の資産合計でございますが、平成二十九年度末は三百十六億三百十四万余円であり、前年度と比較して二億二千六百二万余円増加しております。
 二六ページをお開き願います。最下段の負債合計でございますが、平成二十九年度末は五十八億一千七百五十一万余円であり、前年度と比較して六千七十万余円減少しております。
 二七ページをお開き願います。下から二行目の資本合計でございますが、平成二十九年度末は二百五十七億八千五百六十二万余円であり、前年度と比較して二億八千六百七十三万余円増加しております。
 なお、増減内容等につきましては、右側の説明欄に記載してございますので、後ほどご参照願います。
 以上、簡単ではございますが、平成二十九年度東京都水道事業会計及び工業用水道事業会計決算の説明を終わります。よろしくご審議を賜りますよう、お願い申し上げます。

○藤井委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○斉藤委員 私からは、十点ほどお願いいたします。
 一つ目が、水需要予測と実績の推移。
 二つ目、八ッ場ダム建設事業費に係る東京都の負担の推移。
 三つ目、多摩川水系、利根川水系、荒川水系の年間取水量の推移。
 四つ目、各浄水場における自然エネルギー等による発電状況。
 五つ目、水道管路における耐震継ぎ手化の計画と実績。
 六つ目、水道管の経年別管理延長。
 七つ目、未納カード発行枚数及び給水停止件数の推移。
 八つ目、監理団体への委託料及び主な委託内容。
 九つ目、国際貢献の新たな取り組みに関する海外出張に要した経費の一覧。
 十点目が、水道料金の減免実績。
 以上、十点をよろしくお願いいたします。

○藤井委員長 ほかにいらっしゃいますか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○藤井委員長 ただいま斉藤副委員長から資料要求がありました。これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○藤井委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 以上で水道局関係を終わります。

○藤井委員長 これより下水道局関係に入ります。
 初めに、下水道局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○小山下水道局長 下水道局長の小山哲司でございます。よろしくお願い申し上げます。
 ご審議をいただくに当たりまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 技監の神山守でございます。流域下水道本部長の中島義成でございます。総務部長の安藤博でございます。職員部長の白川敦でございます。経理部長の久我英男でございます。計画調整部長の池田匡隆でございます。施設管理部長の佐々木健でございます。建設部長の猪八重勇でございます。企画担当部長でオリンピック・パラリンピック調整担当部長を兼務いたします鈴木豊でございます。技術開発担当部長の袰岩滋之でございます。施設管理担当部長の井上佳昭でございます。流域下水道本部管理部長の飯田一哉でございます。流域下水道本部技術部長の小団扇浩でございます。本委員会との連絡を担当いたします総務部総務課長の池島英稔でございます。総務部理財課長の松井裕でございます。経理部会計課長の浦崎祥子でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○藤井委員長 よろしくお願いします。

○藤井委員長 これより決算の審査を行います。
 平成二十九年度東京都下水道事業会計決算を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○久我経理部長 平成二十九年度東京都下水道事業会計決算の内容につきまして、お手元にお配りいたしました東京都下水道事業会計決算説明資料によりご説明申し上げます。
 恐れ入りますが、一ページをお開き願います。まず、収益的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 1の下水道事業収益は、区部下水道の事業収益を計上したもので、決算額は、B欄の一番上、四千五百九億四千六百余万円となっております。
 このうち営業収益の主なものは、下水道料金と一般会計補助金でございます。
 一般会計補助金は、雨水処理経費などの行政的経費を一般会計から繰り入れたものでございます。
 その下の営業外収益の主なものは、一般会計補助金と長期前受け金戻入となっております。
 一般会計補助金は、建設財源として発行した企業債に係る支払い利息のうち、雨水処理費用相当分などを一般会計から繰り入れたものでございます。
 長期前受け金戻入は、資産の減価償却などの費用に対応して、その資産の取得に充てた国庫補助金などを収益として計上したものでございます。
 特別利益は、銭瓶町ポンプ所の再構築に向けて地権者として参画している常盤橋街区再開発プロジェクトにおいて実施した権利変換に伴う収益などでございます。
 二ページをお開き願います。2の流域下水道事業収益は、流域下水道の事業収益を計上したもので、決算額は三百十三億五百余万円となっております。
 営業収益の主なものは流域下水道管理費負担金収入で、これは流域下水道の維持管理に要する経費の市町村負担分でございます。
 営業外収益の主なものは長期前受け金戻入で、区部と同様、資産の減価償却などに合わせて、対応する国庫補助金などを収益として計上したものでございます。
 以上、区部と流域の収益的収入の合計は、最終行にございますように、予算額四千九百二十二億五千百万円に対しまして、決算額は四千八百二十二億五千二百余万円となっております。
 三ページをお開き願います。支出の部でございます。
 1の下水道管理費は、区部下水道の施設の維持管理などに要した費用を計上したもので、決算額は三千百四十四億三千二百余万円となっております。
 営業費用の主なものは、管渠費、ポンプ場費、処理場費などの維持管理費用と固定資産の減価償却費で、営業外費用の主なものは、企業債の支払い利息でございます。
 特別損失は、ポリ塩化ビフェニル廃棄物、いわゆるPCB廃棄物の処理費用の支出に備えるために計上した環境安全対策引当金でございます。
 四ページをお開き願います。2の流域下水道経営費でございます。これは流域下水道の施設の維持管理などに要した費用を計上したもので、決算額は三百十二億九千四百余万円となっております。
 営業費用の主なものは、処理場管理費などの維持管理費用と固定資産の減価償却費で、営業外費用の主なものは、企業債の支払い利息でございます。
 特別損失は、区部下水道と同様、PCB廃棄物の処理費用の支出に備えるために計上した環境安全対策引当金でございます。
 以上、区部と流域の収益的支出の合計は、最終行にございますように、予算額三千六百四十九億四千三百万円に対しまして、決算額は三千四百五十七億二千六百余万円となっております。
 なお、その下の表に記載してございますように、収益的収入合計と収益的支出合計の差引額は千三百六十五億二千五百余万円で、当期純利益は、その下の括弧の中、消費税抜きの金額一千二百七十二億一千七百余万円でございます。
 五ページをお開き願います。次に、資本的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 1の下水道事業資本的収入は、区部下水道の建設改良事業などに充当する収入を計上したもので、決算額は一千六百八十億八百余万円となっております。
 その主なものは、企業債、一般会計出資金及び国庫補助金でございます。
 六ページをお開き願います。2の流域下水道事業資本的収入の決算額は百四十七億六千余万円となっており、その主なものは、企業債、国庫補助金及び市町村負担金収入でございます。
 以上、区部と流域の資本的収入の合計は、最終行にございますように、予算額二千百二十億四千七百万円に対しまして、決算額は一千八百二十七億六千八百余万円となっております。
 七ページをお開き願います。支出の部でございます。
 1の下水道事業資本的支出は、区部下水道の建設改良事業費などを計上したもので、決算額は四千二百六十七億二千余万円となっております。
 このうち下水道建設改良費は、下水道の施設整備に要した工事費などを計上したものでございます。
 また、企業債償還金は、建設改良事業に充当いたしました企業債の償還金を計上したものでございます。
 再開発事業施設購入費は、常盤橋街区再開発プロジェクトの権利変換により、新たに取得した施設などの購入費用を計上したものでございます。
 八ページをお開き願います。2の流域下水道事業資本的支出は、流域下水道の建設改良費などを計上したもので、決算額は百八十三億八千百余万円となっております。
 区部と流域の資本的支出の合計は、最終行にありますように、予算額五千五十九億五千余万円に対しまして、決算額は四千四百五十一億二百余万円となっております。
 なお、その下の表には、資本的収支の差し引き及び差引資金不足額をお示ししてございます。
 差引資金不足額三千十八億四千八百余万円は、下の括弧書きのとおり、前年度からの繰越工事資金及び損益勘定留保資金などで補填いたしました。
 次の九ページから二一ページまでは、ただいまご説明しました収入、支出の明細でございますので、後ほどごらんいただきたいと存じます。
 恐れ入りますが、二二ページに進ませていただきます。二二ページから二五ページまでは剰余金計算書でございます。
 金額欄のうち、左側には平成二十九年度における増減の動きを、右側には当年度末の残高を表示しております。
 まず、資本金でございます。当年度末残高は二兆二千九百六十四億四千九百余万円となっております。
 次に、資本剰余金でございます。国庫補助金などの科目ごとに、次のページにわたって表示しております。
 二三ページをお開き願います。ローマ数字のⅣに資本剰余金の合計を記載してございます。当年度末残高は二千四百四十五億四千七百余万円となっております。
 二四ページをお開き願います。利益剰余金でございます。減債積立金などの科目ごとに、次のページにわたって表示しております。
 二五ページをお開き願います。ローマ数字のⅤに利益剰余金の合計を記載してございます。当年度末残高は千七百八十四億八千四百余万円となっております。
 最後に、資本金、資本剰余金及び利益剰余金を合わせた資本合計でございますが、当年度末残高は、金額欄の最終行にございますとおり、二兆七千百九十四億八千百余万円となっております。
 二六ページをお開き願います。剰余金処分計算書の案でございます。
 科目欄の下段、未処分利益剰余金をごらんください。未処分利益剰余金の当年度末残高は千七百五十五億四千七百余万円でございます。
 この残高から、1、資本金への組み入れとして、当年度取り崩した積立金に相当する額三百九十億二百余万円を、2、減債積立金として、区部下水道事業の当期純利益のうち三百六十八億七千六百余万円を、3、再開発事業施設購入積立金として、常盤橋街区再開発プロジェクトにおける権利変換に伴う収益九百四億四千二百万円をそれぞれ処分したいと存じます。
 これらの処分をした後の残高九十二億二千六百余万円を未処分利益剰余金として翌年度に繰り越したいと存じます。
 次の二七ページ以降は、貸借対照表の明細をお示ししたものでございます。
 三〇ページをお開き願います。ページの上から三段目、平成二十九年度末の貸借対照表の資産合計でございますが、五兆九千百九十三億一千二百余万円となっております。
 三二ページをお開き願います。ページの一番下、負債合計は三兆一千九百九十八億三千百余万円でございます。
 三三ページをお開き願います。ページの下から二段目、資本合計は二兆七千百九十四億八千百余万円でございます。
 最後に、表の一番下の負債と資本を合わせた額は、資産と同額の五兆九千百九十三億一千二百余万円となっております。
 以上、簡単ではございますが、平成二十九年度東京都下水道事業会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議を賜りますよう、お願い申し上げます。

○藤井委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○斉藤委員 六点、お願いいたします。
 一つ目が、二十三区における主な浸水被害状況の推移。
 二つ目、監理団体への委託内容と委託料の推移。
 三つ目、再生可能エネルギー等における主な発電設備の規模と発電量の実績と推移。
 四つ目、下水道マンホールと下水道管の接続部の耐震化が完了した施設数の推移と、仮設トイレの設置ができるマンホールの数。
 五つ目、料金減免を受けている生活扶助世帯の減免件数と減免金額及び世帯人数別一覧。
 それから、下水道事業における公共雨水浸透ますの設置状況。
 以上の六点になります。

○藤井委員長 ほかにありますか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○藤井委員長 ただいま斉藤副委員長から資料要求がありました。これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○藤井委員長 異議なしと認め、理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 以上で下水道局関係を終わります。

○藤井委員長 これより病院経営本部関係に入ります。
 初めに、病院経営本部長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○堤病院経営本部長 病院経営本部長の堤雅史でございます。
 病院経営本部職員一同、事務事業の適切かつ円滑な執行に全力で取り組んでまいりますので、藤井委員長を初め委員の皆様方には、ご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
 それでは、当本部の幹部職員を紹介させていただきます。
 経営企画部長の児玉英一郎でございます。サービス推進部長の山口真でございます。経営戦略担当部長でオリンピック・パラリンピック調整担当部長を兼務いたします樋口隆之でございます。計画調整担当部長の末村智子でございます。当委員会との連絡に当たらせていただきます総務課長の船尾誠でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○藤井委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○藤井委員長 これより決算の審査を行います。
 平成二十九年度東京都病院会計決算を議題といたします。
 本件につきまして理事者の説明を求めます。

○児玉経営企画部長 平成二十九年度東京都病院会計決算の内容につきましてご説明申し上げます。
 なお、これからご説明いたします内容のうち、金額につきましては百万円未満を四捨五入して説明させていただきます。
 それでは、お手元にお配りしてございます資料、平成二十九年度東京都病院会計決算説明資料をごらんください。
 まず、目次の次の一ページをお開き願います。1、平成二十九年度東京都病院事業決算報告書でございます。これは、予算現額と消費税込みの決算額を対比したものでございます。
 (1)、収益的収入及び支出でございますが、これは病院の運営に関する収支の状況をあらわしたものでございます。
 表の上段、病院事業収益は、予算現額一千七百十二億六千二百万円、決算額一千六百五億四千四百万円で、収入率は九三・七%となっております。
 表の中ほどにございます病院事業費用は、予算現額一千七百十八億三千五百万円、決算額一千六百二十九億七千三百万円で、執行率は九四・八%となっております。
 二ページをお開き願います。(2)、資本的収入及び支出でございますが、これは施設と設備の整備に要する経費の経理状況をあらわしたものでございます。
 表の上段、資本的収入は、予算現額三十四億七千万円、決算額六十八億四千六百万円で、収入率は一九七・三%となっております。
 表の中ほどにあります資本的支出は、予算現額百七十七億六千七百万円、決算額百五十七億五千六百万円で、執行率は八八・七%となっております。
 なお、欄外の(注)1にございますように、資本的収入額が資本的支出額に不足する額八十九億一千万円は、損益勘定留保資金及び減債積立金取り崩し額等で補填いたしました。
 三ページをごらんください。2、平成二十九年度東京都病院事業損益計算書でございます。損益計算書は、事業活動の実態を見るという趣旨から、消費税抜きで表示しております。表の上段部分が収益、中ほどから下が費用でございます。
 下の小さな表の一段目の純損益欄をごらんください。平成二十九年度決算では二十四億六千二百万円の純損失を計上いたしました。これは、給与費、材料費等の医業費用の伸びが、入院収益、外来収益等の医業収益の伸びを上回ったこと等によるものでございます。
 次に、四ページをお開き願います。3、平成二十九年度東京都病院事業決算説明書でございます。
 四ページから七ページにかけまして、病院事業収益及び病院事業費用の科目別、病院別内訳を総括的に記載してございます。後ほどご参照いただきたいと存じます。
 次に、八ページをお開き願います。(3)、収益的収入及び支出でございます。
 八ページから三六ページまでは、収入と支出の科目ごとに平成二十八年度決算額との対比を行っております。
 初めに、八ページのア、収益的収入でございますが、表の上段、医業収益の決算額は一千三百五十三億三千四百万円でございまして、前年度と比較して二億七千四百万円の増となっております。
 その内訳といたしまして、まず、次の行にございます入院収益が前年度に比較して三億六千七百万円の増となっております。
 表に、病院別の延べ入院患者数、金額及び患者一人当たりの単価をそれぞれ前年度と比較して記載してございます。後ほどご参照いただきたいと存じます。
 次に、一〇ページをお開き願います。外来収益でございます。
 前年度と比較しまして三億三千九百万円の増となっております。
 表に、病院別の延べ外来患者数等を同様に記載しております。後ほどご参照いただきたいと存じます。
 次に、一一ページをごらんください。一般会計負担金でございます。
 前年度と比較して四億七千五百万円の減となっております。
 一二ページから一四ページにかけましては、その他医業収益といたしまして、特別入院室料、診断書諸証明等を記載しております。こちらにつきましても、後ほどご参照いただきたいと存じます。
 次に、一五ページをお開き願います。表の上段の医業外収益でございます。
 決算額は二百五十一億一千二百万円でございまして、前年度と比較して二億一千五百万円の増となっております。
 その内訳といたしまして、一五ページに記載しております受取利息及び配当金、次ページの一六ページに記載しております一般会計負担金、その下の一七ページに記載しております一般会計補助金がございます。
 次の一八ページから二一ページまでは国庫補助金を、その先の二二ページをごらんいただきますと長期前受け金戻入を、二三ページから次の二四ページには、その他医業外収益としまして、土地賃貸料や不用品売却収益などを記載しております。後ほどご参照いただきたいと存じます。
 次に、二五ページをごらんください。このページからは収益的支出を記載しております。
 まず、表の上段、医業費用の決算額は一千五百四十七億四千五百万円でございまして、十七億五千五百万円の増となっております。
 その内訳といたしまして、次の行の給与費でございますが、前年度と比較して九億七百万円の増となっております。これは、主に人員増や給与改定等によるものでございます。
 次に、二七ページをお開き願います。材料費でございます。
 診療に必要な薬品や診療材料などでございますが、前年度と比較して三億八千八百万円の増となっております。これは、主に入院や外来の医業収益の増に伴うものでございます。
 続きまして、二八ページをお開き願います。経費でございます。
 病院の運営に要する光熱水費や修繕料、委託料、賃借料などでございまして、前年度と比較して一億九千九百万円の増となっております。
 次の二九ページ及び三〇ページは減価償却費、その先の三一ページは資産減耗費、一枚おめくりいただきまして、三二ページには研究研修費を記載しております。後ほどご参照いただきたいと存じます。
 次に、三三ページをごらんください。このページから医業外費用でございます。
 決算額は、表の上段にございますように七十七億四千八百万円で、その内訳は、支払い利息及び企業債取扱諸費のほか、次の三四ページの長期前払い消費税勘定償却、三五ページの雑支出でございます。後ほどご参照いただきたいと存じます。
 次に、三六ページをお開き願います。特別損失でございます。
 決算額は四億一千六百万円でございまして、これは旧府中病院の建物等の撤去などによるものでございます。
 次に、三七ページをごらんください。(4)、資本的収入及び支出でございます。
 三七ページから四六ページにかけましては、工事の有無等により、年度によって金額が大きく変わりますことから、予算現額と決算額との対比を行っております。
 初めに、三七ページのア、資本的収入でございます。
 資本的収入の主なものは企業債と一般会計出資金で、病院の施設整備、医療機器の整備及び企業債償還金等に充当したものでございます。
 次に、三八ページをお開き願います。イ、資本的支出でございますが、表の上段、建設改良費の決算額は九十一億一千六百万円でございます。
 内訳は、まず工事費が十四億三千四百万円でございます。工事の詳細につきましては、三八ページから四〇ページにかけまして、病院別にお示ししてございます。
 次に、四一ページをお開き願います。器械及び備品購入費で、決算額は五十億四千三百万円でございます。詳細は、四一ページから四三ページにかけまして、病院別に記載してございます。後ほどご参照いただければと存じます。
 続きまして、四四ページをお開き願います。リース資産購入費で、決算額は二十億三千四百万円でございます。
 次に、四五ページをごらんください。諸権利金で、決算額は三十九万円でございます。これは、借り上げ職務住宅の敷金に要する経費でございます。
 下段は建設改良諸費で、決算額は六億四百万円でございます。これは、工事に伴う設計委託やシステムの更新などに要する経費でございます。
 次に、四六ページをお開き願います。企業債償還金で、決算額は六十六億四千万円でございます。これは、病院建設等に当たって発行いたしました企業債元金の償還に要した経費でございます。
 次に、四七ページをごらんください。4、平成二十九年度東京都病院事業剰余金計算書でございます。
 次の四八ページにかけまして、事項ごとに当年度変動額の内訳を記載してございます。
 四八ページの表の中央下段をごらんください。未処分利益剰余金の当年度末残高は五億二千三百万円となってございます。これは、減債積立金の使用二十九億八千五百万円と当年度純損失二十四億六千二百万円との差し引きによるものでございます。
 次に、四九ページをごらんください。5、平成二十九年度東京都病院事業剰余金処分計算書案でございます。
 表の右側にございます未処分利益剰余金の当年度末残高五億二千三百万円につきましては、全額を資本金として処分したいと存じます。
 次の五〇ページから五五ページにかけましては、6、平成二十九年度東京都病院事業貸借対照表でございます。
 それぞれの事項ごとに増減説明を記載してございます。後ほどご参照いただきたいと存じます。
 以上をもちまして平成二十九年度東京都病院会計決算の説明を終わらせていただきます。ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。

○藤井委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○斉藤委員 八点、要求させていただきます。
 一つ目が、都立病院における経営指標の推移。
 二つ目、一般会計繰入金の推移と、そのうち施設整備関連経費。
 三つ目、施設整備関連経費以外の一般会計繰入金の病院別推移。
 四つ目、都立病院の医師、看護要員及び医療技術員等の定員及び現員の推移。
 五つ目、各都立病院の産婦人科、小児科及び麻酔科の常勤医師の定数及び現員の推移。
 六つ目、各都立病院の分娩件数の推移及び周産期医療受け入れ件数の推移。
 七つ目、各都立病院の薬剤師の定数及び現員の推移。
 八つ目、各都立病院の個室使用料の収入の推移。
 以上です。よろしくお願いします。

○藤井委員長 ほかにいらっしゃいますか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○藤井委員長 ただいま斉藤副委員長から資料要求がありました。これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○藤井委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 以上で病院経営本部関係を終わります。

○藤井委員長 これより都市整備局関係に入ります。
 初めに、都市整備局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○佐藤都市整備局長 都市整備局長の佐藤伸朗でございます。局の技監を兼務しております。
 藤井委員長を初め委員の皆様方には、当局の事務事業につきまして、日ごろからご指導、ご鞭撻を賜り、まことにありがとうございます。
 今後とも、事務事業の適切かつ円滑な運営を図るとともに、安全で快適な都市づくりを進めるため、一層の努力をいたす所存でございます。よろしくお願い申し上げます。
 それでは、お手元の理事者名簿に従いまして、当局の幹部職員をご紹介いたします。
 次長の小泉健でございます。技監の上野雄一でございます。住宅担当理事の今村保雄でございます。航空政策・交通基盤整備・交通政策担当理事の中島高志でございます。総務部長の桜井政人でございます。都市づくり政策部長の久保田浩二でございます。住宅政策推進部長の佐々木秀之でございます。都市基盤部長の荒井俊之でございます。市街地整備部長で選手村担当部長を兼務しております山下幸俊でございます。市街地建築部長の青柳一彦でございます。都営住宅経営部長の佐藤千佳でございます。基地対策部長の高原俊幸でございます。企画担当部長でオリンピック・パラリンピック調整担当部長を兼務しております朝山勉でございます。防災都市づくり担当部長の安部文洋でございます。多摩ニュータウン事業担当部長の松崎浩一でございます。局務担当部長の齊藤敏でございます。当委員会との連絡等に当たらせていただきます、担当部長で総務課長事務取扱の佐久間巧成でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○藤井委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○藤井委員長 これより決算の審査を行います。
 平成二十九年度東京都都市再開発事業会計決算を議題といたします。
 本件につきまして理事者の説明を求めます。

○桜井総務部長 平成二十九年度東京都都市再開発事業会計決算につきましてご説明申し上げます。
 お手元に配布の東京都都市再開発事業会計決算説明資料--A4横でございます--をごらんいただきたいと存じます。
 三ページの決算の総括につきましては、先ほど開かれました委員会で局長からご説明申し上げましたので、説明を省略させていただきます。
 続いて、七ページをお開き願います。平成二十九年度東京都都市再開発事業会計決算報告書でございます。決算額は、予算額との対比のため、消費税額及び地方消費税額を含んだ額を表記してございます。
 まず、(1)、収益的収入及び支出のうち、収入でございます。
 第一項の営業外収益は、受取利息などでございます。
 収益的収入の合計を表の一番下に記載してございますが、予算現額に対しまして、決算額は二百九十万余円、収入率は一七・五%でございます。
 八ページをお開き願います。支出でございますが、第一項の営業費用は一般管理費でございます。
 収益的支出の合計を表の一番下に記載してございますが、予算現額に対しまして、決算額は五百七十万余円、執行率は三六・二%でございます。
 九ページをごらんください。(2)、資本的収入及び支出のうち、収入でございます。
 表の一番下に合計を記載してございますが、予算現額に対しまして、決算額は八億六千四百万余円、収入率は五八・六%でございます。
 一〇ページをお開き願います。支出でございます。
 こちらも表の一番下に合計を記載してございますが、予算現額に対しまして、決算額は六億一千万余円、執行率は四一・四%でございます。
 収入及び支出の主な事業内容についてご説明いたします。
 一八ページをお開き願います。収入の第一項、公営企業会計出資金は、市街地再開発事業に充当する高速電車事業会計からの出資金を収入したものでございます。
 次に、二二ページをお開き願います。支出の第二目、泉岳寺駅地区都市再開発事業費は、用地費、施設建築物工事費などを支出したものでございます。
 二三ページから二九ページにかけましては、損益計算書と剰余金計算書を記載してございます。
 三三ページをお開き願います。剰余金処分計算書でございます。
 資料右端の未処分利益剰余金につきましては、当年度末残高が五十七億六千四百万余円となっておりまして、これにつきまして、全額を平成三十年度への繰越利益剰余金といたしたいと存じます。
 最後となりますが、三五ページ以降に貸借対照表を記載してございます。
 簡単ではございますが、以上をもちまして平成二十九年度東京都都市再開発事業会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○藤井委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○藤井委員長 なければ、資料要求はなしと確認させていただきます。
 以上で都市整備局関係を終わります。
 これをもちまして本日の分科会を閉会いたします。
   午後三時十四分散会

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