平成二十七年度公営企業会計決算特別委員会第二分科会速記録第一号

平成二十八年十月十九日(水曜日)
第二委員会室
午後二時十分開議
出席委員 十一名
委員長鈴木 隆道君
副委員長遠藤  守君
副委員長和泉 武彦君
副委員長今村 るか君
大門さちえ君
おときた駿君
斉藤やすひろ君
山内れい子君
里吉 ゆみ君
栗山 欽行君
河野ゆうき君

欠席委員 なし

出席説明員
水道局局長醍醐 勇司君
技監田村 聡志君
総務部長黒沼  靖君
職員部長筧   直君
経理部長加藤 英典君
サービス推進部長浅沼 寿一君
浄水部長青木 秀幸君
給水部長尾根田 勝君
建設部長特命担当部長兼務牧田 嘉人君
経営管理担当部長坂井 吉憲君
企画調整担当部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長
IWA世界会議準備担当部長兼務
小平 基晴君
設備担当部長横田 秀樹君
多摩水道改革推進本部本部長池田 俊明君
調整部長金子 弘文君
施設部長今井  滋君
技術調整担当部長本荘谷勇一君
下水道局局長石原 清次君
技監渡辺志津男君
総務部長津国 保夫君
職員部長久我 英男君
経理部長田中 宏治君
計画調整部長神山  守君
施設管理部長中島 義成君
建設部長池田 匡隆君
企画担当部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長
IWA世界会議準備担当部長兼務
飯田 一哉君
技術開発担当部長小団扇 浩君
施設管理担当部長廣木 健司君
流域下水道本部本部長坂根 良平君
管理部長関  雅広君
技術部長佐々木宏章君
病院経営本部本部長内藤  淳君
経営企画部長矢田部裕文君
サービス推進部長谷田  治君
経営戦略担当部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務大久保達也君
都市整備局東京都技監都市整備局長技監兼務邊見 隆士君
次長別宮 浩志君
技監都市づくり政策部長事務取扱上野 雄一君
理事佐藤  敦君
理事航空政策担当部長事務取扱佐藤 伸朗君
総務部長今村 保雄君
住宅政策推進部長桜井 政人君
都市基盤部長外かく環状道路担当部長兼務中島 高志君
市街地整備部長選手村担当部長兼務奥山 宏二君
市街地建築部長青柳 一彦君
都営住宅経営部長営繕担当部長兼務永島 恵子君
基地対策部長山口 祐一君
企画担当部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務佐々木 健君
防災都市づくり担当部長山下 幸俊君
多摩ニュータウン事業担当部長宮城 俊弥君
局務担当部長齊藤  敏君

本日の会議に付した事件
平成二十七年度東京都公営企業各会計決算の認定について
水道局関係
・平成二十七年度東京都水道事業会計決算(説明)
・平成二十七年度東京都工業用水道事業会計決算(説明)
下水道局関係
・平成二十七年度東京都下水道事業会計決算(説明)
病院経営本部関係
・平成二十七年度東京都病院会計決算(説明)
都市整備局関係
・平成二十七年度東京都都市再開発事業会計決算(説明)

○鈴木委員長 ただいまから平成二十七年度公営企業会計決算特別委員会第二分科会を開会いたします。
 このたび、第二分科会委員長に選任をいただきました鈴木隆道でございます。本日は、最初の分科会でございますので、一言ご挨拶を申し上げます。
 先日も申し上げましたので、短く。皆さんがそれぞれ慎重審議をしていただければ結構でありますので、そういうことで、認定に向けての協力をひとつよろしくお願いしたいと思います。
 以上であります。
 それでは、さきの委員会で決定をいたしました実施要領及び審査日程に従いまして、本日から分科会の審査を進めてまいりたいと思います。
 初めに、分科会の議席につきまして申し上げます。
 議席は、先ほどの打合会で、ただいまご着席のとおりとすることを申し合わせましたので、ご了承願います。
 なお、本委員会室の喫煙につきましては、先ほどの打合会で自粛とすることを申し合わせましたので、ご協力をお願いいたしたいと思います。
 次に、本分科会の担当書記を紹介させていただきます。
 議事課の担当書記の小関哲朗君です。四ノ宮昭紀君です。
 議案法制課の担当書記の前澤愛さんです。堅田愛さんです。
 よろしくお願いをいたします。
   〔書記挨拶〕

○鈴木委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、水道局、下水道局、病院経営本部及び都市整備局関係の決算の審査を行います。
 なお、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は後日の分科会で行いますので、ご了承を願います。
 これより水道局関係に入ります。
 初めに、水道局長から挨拶並びに幹部職員の紹介がございます。

○醍醐水道局長 水道局長の醍醐勇司でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 鈴木委員長を初め委員の皆様方には、日ごろから当局の事業につきましてご理解とご支援を賜り、厚く御礼を申し上げます。
 ご審議いただくに当たりまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 まず、技監の田村聡志でございます。多摩水道改革推進本部長の池田俊明でございます。総務部長の黒沼靖でございます。職員部長の筧直でございます。経理部長の加藤英典でございます。サービス推進部長の浅沼寿一でございます。浄水部長の青木秀幸でございます。給水部長の尾根田勝でございます。特命担当部長を兼務しております建設部長の牧田嘉人でございます。経営管理担当部長の坂井吉憲でございます。オリンピック・パラリンピック調整担当部長及びIWA世界会議準備担当部長を兼務いたします企画調整担当部長の小平基晴でございます。設備担当部長の横田秀樹でございます。多摩水道改革推進本部調整部長の金子弘文でございます。多摩水道改革推進本部施設部長の今井滋でございます。多摩水道改革推進本部技術調整担当部長の本荘谷勇一でございます。次に、当委員会との連絡に当たります総務課長の石井英男でございます。同じく主計課長の芹沢孝明でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○鈴木委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○鈴木委員長 これより決算の審査を行います。
 平成二十七年度東京都水道事業会計決算及び平成二十七年度東京都工業用水道事業会計決算を一括して議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○黒沼総務部長 平成二十七年度東京都水道事業会計及び工業用水道事業会計の決算につきまして、その概要をご説明申し上げます。
 初めに、お手元に配布してございます資料につきましてご案内申し上げます。資料は、それぞれ水道事業会計及び工業用水道事業会計の決算説明資料でございます。
 それではまず、東京都水道事業会計決算説明資料に基づきましてご説明申し上げます。
 一ページをお開き願います。決算報告書でございます。
 まず、収益的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 水道事業収益につきましては、予算額三千七百四十二億八千四百万円に対しまして、決算額は三千五百七十二億四千八百四万余円となってございます。
 営業収益のうち主なものは給水収益で、水道料金収入でございます。受託事業収益は、給水装置の新設や改造工事、他企業等からの依頼による工事に伴う収入でございます。その他営業収益の主なものは、下水道料金徴収に伴う下水道局からの繰入金でございます。
 営業外収益の主なものは、土地物件収益でございます。長期前受け金戻入は、資産の減価償却等に合わせまして、対応する補助金等を収益として計上したものでございます。
 二ページをお開き願います。支出の部でございます。
 水道経営費につきましては、予算額三千三百十三億五千七百万円に対しまして、決算額は三千百七十九億百九十七万余円となってございます。
 営業費用のうち主なものは、水道の供給に必要な原水、浄水、配水及び給水施設並びに徴収業務などの維持管理費と固定資産の減価償却費でございます。
 営業外費用の主なものは、支払い利息及び企業債取扱諸費でございます。
 特別損失は、会計制度の見直しに伴い計上しました退職給付引当金の過年度相当分でございます。
 なお、表の欄外に収支差引額を表示してございます。後ほどご参照願います。
 三ページをお開き願います。資本的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 資本的収入につきましては、予算額百億九千九百万円に対しまして、決算額は八十五億十二万余円となってございます。
 主なものは、企業債、国庫補助金及び一般会計出資金でございます。
 四ページをお開き願います。支出の部でございます。
 資本的支出につきましては、括弧書きで表示しております前年度からの繰越額を含めまして、予算額一千三百十四億八千万円に対しまして、決算額は一千百二十五億六千五百六万余円となってございます。
 建設改良費は、水源開発分担金、水道施設の建設改良などに伴う支出でございます。
 企業債償還金は、建設事業の財源として借り入れました企業債の償還金でございます。
 なお、表の欄外に資本的収支の差し引き及び補填財源を記載してございます。
 3の差引不足額は、括弧書きで表示しておりますとおり、消費税抜きの金額で九百五十四億九千五百六万余円となり、減価償却費などの損益勘定留保資金等で補填をいたしました。
 次の五ページから二八ページにかけましては、ただいまご説明いたしました決算報告書の内容を科目ごとに記載してございます。後ほどご参照をお願いいたします。
 恐れ入ります、飛びまして二九ページをお開き願います。損益計算書でございます。
 経営成績を明らかにするために、当年度に得た全ての収益と、これに対応する全ての費用を消費税抜きの金額で記載したものでございます。
 三〇ページをお開き願います。下から四行目にございますとおり、平成二十七年度の当年度純利益は三百四十七億一千百七十三万余円となってございます。
 三一ページをお開き願います。剰余金計算書でございます。
 本ページと次の三二ページにわたりまして、資本金の部及び資本剰余金の部を記載してございます。恐れ入ります、後ほどご参照願います。
 三三ページをお開き願います。利益剰余金の部の減債積立金につきましては、利益剰余金処分により積み立てました七十四億八千七百二十二万余円を企業債の償還に充てたものでございます。
 建設改良積立金につきましては、利益剰余金処分により積み立てました二百二十六億円を建設改良の財源に充てたものでございます。
 大規模浄水場更新積立金につきましては、利益剰余金処分により五十億円を積み立て、また、十三億二千九百四十七万余円を大規模浄水場の更新に向けた代替浄水施設整備の財源に充てたことによりまして、残額三百八十六億七千五十二万余円を繰り越しいたしました。
 三四ページをお開き願います。奥多摩水道施設整備積立金につきましては、一億二千五百六十六万余円を奥多摩町の基幹施設整備の財源に充て、残額九億四千二百六十五万余円を繰り越しいたしました。
 未処分利益剰余金につきましては、前年度末残高の一千八百二十二億三百十七万余円を全額処分いたしましたことから、処分後の残高はゼロ円となってございます。
 また、当年度末残高は六百六十二億五千四百十万余円となってございます。
 三六ページをお開き願います。剰余金処分計算書案でございます。
 中ほどにございます未処分利益剰余金の部でございますが、当年度末残高の六百六十二億五千四百十万余円を、資本金への組み入れに三百十五億四千二百三十六万余円、予算で定めました予定処分に基づく建設改良積立金に二百三億円、大規模浄水場更新積立金に五十億円、条例に基づく減債積立金に九十四億一千百七十三万余円と、それぞれ処分をすることといたします。この結果、処分後残高は零円となる予定でございます。
 次の三七ページからは貸借対照表を記載してございます。
 恐れ入ります、四〇ページをお開き願います。
 最下段の資産合計でございますが、平成二十七年度末は二兆六千四百六十五億余円でございまして、前年度と比較して三百十億余円減少してございます。
 四五ページをお開き願います。最下段の負債合計でございます。
 平成二十七年度末は六千二十九億余円でございまして、前年度と比較して六百七十三億余円減少してございます。
 四七ページをお開き願います。下から二行目の資本合計でございます。
 平成二十七年度末は二兆四百三十五億余円でございまして、前年度と比較し三百六十三億余円増加してございます。
 なお、増減内容等につきましては、右側の説明欄に記載してございますので、後ほどご参照願います。
 引き続きまして、東京都工業用水道事業会計決算説明資料に基づきましてご説明を申し上げます。
 それでは、恐れ入ります、一ページをお開き願います。決算報告書でございます。
 まず、収益的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 工業用水道事業収益につきましては、予算額十七億六千八百万円に対しまして、決算額は十六億二千百三十八万余円となってございます。
 営業収益のうち主なものは給水収益で、工業用水道料金収入でございます。
 営業外収益の主なものは、土地物件収益及び一般会計補助金でございます。
 二ページをお開き願います。支出の部でございます。
 工業用水道経営費につきましては、予算額十七億六千八百万円に対しまして、決算額は十六億三百六十一万余円となってございます。
 営業費用のうち主なものは、工業用水道の供給に必要な浄水、配水、給水施設の維持管理費と固定資産の減価償却費でございます。
 営業外費用のうちの主なものは雑支出で、会計制度の見直しに伴い計上いたしました退職給付引当金の過年度相当分でございます。
 なお、表の欄外に収支差引額を表示してございます。後ほどご参照をお願いいたします。
 三ページをお開き願います。資本的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 資本的収入につきましては、予算額三億百万円に対しまして、決算額は一億八千二百八十二万余円となってございます。主なものは、一般会計出資金でございます。
 四ページをお開き願います。支出の部でございます。
 資本的支出につきましては、予算額四億百万円に対しまして、決算額は二億五千七十一万余円となってございます。
 建設改良費は、浄水及び配水施設の設備改良などに伴う支出でございます。
 国庫補助金返還金は、財産処分に伴う返還金でございます。
 なお、表の欄外に資本的収支の差し引き及び補填財源を記載してございます。
 資本的収支の差引不足額は、括弧書きで表示しておりますとおり、消費税抜きの金額で五千十一万余円となり、減価償却費などの損益勘定留保資金で補填をいたしております。
 次の五ページから一五ページにかけましては、ただいまご説明いたしました決算報告書の内容を科目ごとに記載してございます。後ほどご参照をお願いいたします。
 恐縮ですが、一六ページをお開き願います。損益計算書でございます。
 経営成績を明らかにするために、当年度に得た全ての収益と、これに対応する全ての費用を消費税抜きの金額で記載したものでございます。
 一七ページをお開き願います。上から四行目にございますとおり、平成二十七年度の当年度純利益は零円で、収支が均衡いたしております。
 一八ページをお開き願います。剰余金計算書でございます。
 本ページと次の一九ページにわたりまして、資本金の部及び資本剰余金の部を記載してございます。後ほどご参照をお願いいたします。
 一九ページをお開き願います。利益剰余金の部につきましては、未処分利益剰余金の当年度末残高は零円ございます。
 二一ページをお開き願います。剰余金処分計算書でございます。
 当年度に処分すべき未処分利益剰余金はございません。
 次の二二ページからは貸借対照表を記載してございます。
 恐れ入ります、二四ページをお開き願います。最下段の資産合計でございます。
 平成二十七年度末は三百九億三十八万余円でございまして、前年度と比較し二億三千五百二十八万余円増加してございます。
 二六ページをお開き願います。最下段の負債合計でございます。
 平成二十七年度末は五十六億四千二百三十六万余円でございまして、前年度と比較し六千二百二十九万余円増加してございます。
 二七ページをお開き願います。下から二行目の資本合計でございます。
 平成二十七年度末は二百五十二億五千八百一万余円でございまして、前年度と比較し一億七千二百九十九万余円増加してございます。
 なお、増減内容等につきましては、右側の説明欄に記載してございます。後ほどご参照をお願いいたします。
 以上、簡単ではございますが、平成二十七年度東京都水道事業会計及び工業用水道事業会計の決算のご説明を終わります。よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。

○鈴木委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言を願います。

○里吉委員 それでは、資料要求させていただきます。
 一つ目、水需要予測と実績の推移。
 二つ目、八ッ場ダム建設事業費に係る東京都の負担。
 三つ目、多摩川水系、利根川、荒川水系の年間取水量の推移。
 四つ目、各浄水場における自然エネルギー等による発電状況。
 五つ目、水道管路における耐震継ぎ手化の計画と実績。
 六つ目、漏水率の推移。
 七つ目、未納カード発行枚数及び給水停止件数の推移。
 八つ目、監理団体への委託料及び主な委託内容。
 九つ目、国際貢献の新たな取り組みに関する海外出張に要した経費の一覧。
 十番目、収益的収支、資本的収支及び損益勘定留保資金の推移。
 十一番目、職員の超過勤務状況。これは昨年度の分をお願いしたいんですが、月別で六十時間以下、六十時間超えている者、八十時間超えている者、百時間超えている者のそれぞれの人数をよろしくお願いいたします。

○鈴木委員長 ほかにございませんでしょうか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○鈴木委員長 ただいま里吉委員から資料要求がありました。これを分科会の資料要求とすることにご異議ございませんでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○鈴木委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出を願いたいと思います。
 以上で水道局関係を終わります。

○鈴木委員長 これより下水道局関係に入ります。
 初めに、下水道局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○石原下水道局長 下水道局長の石原清次でございます。よろしくお願い申し上げます。
 ご審議をいただくに当たりまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 技監の渡辺志津男でございます。流域下水道本部長の坂根良平でございます。総務部長の津国保夫でございます。職員部長の久我英男でございます。経理部長の田中宏治でございます。計画調整部長の神山守でございます。施設管理部長の中島義成でございます。建設部長の池田匡隆でございます。企画担当部長でオリンピック・パラリンピック調整担当部長及びIWA世界会議準備担当部長を兼務いたします飯田一哉でございます。技術開発担当部長の小団扇浩でございます。施設管理担当部長の廣木健司でございます。流域下水道本部管理部長の関雅広でございます。流域下水道本部技術部長の佐々木宏章でございます。本委員会との連絡を担当いたします担当部長で総務課長事務取扱の鈴木豊でございます。総務部理財課長の池島英稔でございます。経理部会計課長の飯森隆士でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○鈴木委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○鈴木委員長 これより決算の審査を行います。
 平成二十七年度東京都下水道事業会計決算を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○田中経理部長 平成二十七年度東京都下水道事業会計決算の内容につきまして、お手元にお配りいたしました東京都下水道事業会計決算説明資料によりご説明を申し上げます。
 恐れ入りますが、一ページをお開き願います。
 まず、収益的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 1の下水道事業収益は、区部下水道の事業収益を計上したもので、決算額はBの欄にございますように、三千五百六十九億四千百余万円となっております。
 このうち営業収益の主なものは、下水道料金と一般会計補助金でございます。一般会計補助金は、雨水処理経費などの行政的経費を一般会計から繰り入れたものでございます。
 その下の営業外収益の主なものは、一般会計補助金と長期前受け金戻入となっております。一般会計補助金は、建設財源として発行した企業債に係る支払い利息のうち、雨水相当分などを一般会計から繰り入れたものでございます。長期前受け金戻入は、資産の減価償却などに合わせて対応する国庫補助金などを収益として計上したものでございます。
 二ページをお開き願います。
 2の流域下水道事業収益は、流域下水道の事業収益を計上したもので、決算額は二百九十九億四千五百余万円となっております。
 このうち営業収益の主なものは、流域下水道管理費負担金収入でございます。これは、流域下水道の維持管理に要する経費の市町村負担分でございます。
 営業外収益の主なものは長期前受け金戻入でございまして、区部と同様、資産の減価償却などに合わせて対応する国庫補助金などを収益として計上したものでございます。
 以上、区部と流域の収益的収入の合計は、最終行にございますように、予算額四千七十四億四千八百万円に対しまして、決算額は三千八百六十八億八千六百余万円となっております。
 三ページをお開き願います。支出の部でございます。
 1の下水道管理費は、区部下水道の施設の維持管理などに要した経費を計上したもので、決算額は三千百三十億四千八百余万円となっております。
 このうち営業費用の主なものは、管渠費、ポンプ場費、処理場費などの維持管理費用と固定資産の減価償却費でございます。
 また、営業外費用の主なものは、企業債の支払い利息でございます。
 特別損失は、地方公営企業会計制度の見直しに伴い計上した引当金の過年度相当分でございます。
 四ページをお開き願います。2の流域下水道経営費でございます。
 これは、流域下水道の施設の維持管理などに要した経費を計上したもので、決算額は二百九十六億三千五百余万円となっております。
 このうち営業費用の主なものは、処理場管理費などの維持管理費用と固定資産の減価償却費でございます。
 営業外費用の主なものは、企業債の支払い利息でございます。
 以上、区部と流域の収益的支出の合計は、最終行にございますように、予算額三千七百十六億円に対しまして、決算額は三千四百二十六億八千三百余万円となっております。
 なお、その下の表に記載してございますように、収益的収入合計と収益的支出合計の差引額は四百四十二億三百余万円でございまして、当期純利益は、括弧書きでお示しした消費税抜きの金額三百四十八億七千六百余万円となっております。
 五ページをお開き願います。資本的収入及び支出でございます。
 まず、収入の部でございますが、1の下水道事業資本的収入は、区部下水道の建設改良事業などに充当する収入を計上したもので、決算額は千六百九十七億四千百余万円となっております。
 その主なものは、企業債、一般会計出資金及び国庫補助金でございます。
 六ページをお開き願います。
 2の流域下水道事業資本的収入の決算額は百五十三億四千二百余万円となっており、その主なものは、企業債、国庫補助金及び市町村負担金収入でございます。
 以上、区部と流域の資本的収入の合計は、最終行にございますように、予算額二千四十七億三千七百万円に対しまして、決算額は一千八百五十億八千三百余万円となっております。
 七ページをお開き願います。支出の部でございます。
 1の下水道事業資本的支出は、区部下水道の建設改良事業費などを計上したもので、決算額は三千五百二十九億七千九百余万円となっております。
 このうち下水道建設改良費は、下水道の施設整備に要した工事費などを計上したものでございます。
 また、企業債償還金は、建設改良事業に充当した企業債の償還金を計上したものでございます。
 八ページをお開き願います。
 2の流域下水道事業資本的支出は、流域下水道の建設改良事業費などを計上したもので、決算額は二百三億三千二百余万円となっております。
 区部と流域の資本的支出の合計は、最終行にございますように、予算額四千三十八億一千六百余万円に対しまして、決算額は三千七百三十三億一千百余万円となっております。
 なお、その下の表には、資本的収支の差し引き及び差引資金不足額をお示ししてございます。
 差引資金不足額二千二十五億九千五百余万円は、括弧書きにございますように、前年度からの繰越工事資金及び損益勘定留保資金などで補填いたしました。
 次の九ページから二一ページまでは、ただいまご説明いたしました収入、支出の明細でございますので、後ほどご参照いただきたいと存じます。
 恐れ入りますが、二二ページに進ませていただきます。二二ページは、剰余金計算書でございます。
 金額欄のうち左側には、平成二十七年度における増減額を、また、右側には当年度末の残高を表示しております。
 まず、資本金でございますが、当年度末残高は二兆一千五十五億九百余万円となっております。
 次に、資本剰余金でございますが、国庫補助金などの科目ごとに、次のページにわたって表示をしております。
 二三ページをお開き願います。ページの下の方をごらん願います。
 ローマ数字のⅤは、資本剰余金の合計でございますが、当年度末残高は二千四百二十六億四千六百余万円となっております。
 二四ページをお開き願います。利益剰余金でございます。
 減債積立金などの科目ごとに、次のページにわたって表示しております。
 二五ページをお開き願います。ページの中ほどをごらん願います。ローマ数字のⅤは、未処分利益剰余金でございます。
 当年度末の未処分利益剰余金の残高は一千二百五十一億一千四百余万円となっております。
 右の説明欄の4、当年度変動額の(2)、その他の変動額は、積立金のうち当年度取り崩した額を未処分利益剰余金に振りかえたものでございます。
 二六ページをお開き願います。
 最後に、資本合計でございますが、当年度末残高は、金額欄の最終行にございますとおり、二兆四千七百四十八億二百余万円となっております。
 二七ページをお開き願います。剰余金処分計算書の案でございます。
 まず、科目欄の中段にございます資本剰余金ですが、当年度末残高は二千四百二十六億四千六百余万円となっております。
 この残高から、1、資本金への組み入れとして、売却した資産に対応する資本剰余金三千七百余万円を処分したいと存じます。
 次に、未処分利益剰余金ですが、当年度末残高は一千二百五十一億一千四百余万円となっております。
 この残高から、1、資本金への組み入れとして、当年度取り崩した積立金に相当する額七百八十七億一千六百余万円、2、減債積立金として、区部下水道事業の当期純利益のうち三百四十八億二千七百余万円、3、改良積立金として、流域下水道事業の繰越利益剰余金のうち七億七千九百万円をそれぞれ処分したいと存じます。
 これらの処分をした後の残高百七億九千百余万円を未処分利益剰余金として翌年度へ繰り越したいと存じます。
 次の二八ページ以降は、これまでご説明申し上げた内容を貸借対照表にまとめたものでございます。
 三一ページをお開き願います。ページの上から三段目の行をごらん願います。
 当年度末の資産合計でございますが、五兆八千三百八十九億四千余万円となっております。
 三三ページをお開き願います。ページの一番下の行をごらん願います。
 負債合計でございますが、三兆三千六百四十一億三千八百余万円となっております。
 三四ページをお開き願います。ページの下から二段目の行をごらん願います。
 資本合計でございますが、二兆四千七百四十八億二百余万円となりまして、その下の行にありますとおり、負債と資本を合わせた額は、資産と同額の五兆八千三百八十九億四千余万円となっております。
 以上、簡単ではございますが、平成二十七年度東京都下水道事業会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。

○鈴木委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言を願います。

○里吉委員 それでは、六点の資料要求をさせていただきます。
 一、二十三区における主な浸水被害状況の推移。
 二、監理団体への委託内容と委託料の推移。
 三、区部下水道事業における収益的収支、資本的収支及び損益勘定留保資金の推移。
 四、再生可能エネルギー等における主な発電設備の規模と発電量の実績と推移。
 五、下水道マンホールと下水道管の接続部の耐震化が完了した施設数の推移と仮設トイレの設置ができるマンホールの数。
 六、職員の超過勤務状況。これは昨年度の月別でお願いします。六十時間以下、六十時間超え、八十時間超え、百時間超え、それぞれの人数をよろしくお願いします。
 以上です。

○鈴木委員長 ほかにございますか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○鈴木委員長 ないようでありますので、里吉委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○鈴木委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出を願います。
 以上で下水道局関係を終わります。

○鈴木委員長 これより病院経営本部関係に入ります。
 初めに、病院経営本部長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○内藤病院経営本部長 病院経営本部長の内藤淳でございます。よろしくお願いいたします。
 鈴木委員長を初め委員の皆様方には、日ごろから病院経営本部所管の事務事業につきましてご指導、ご鞭撻を賜り、まことにありがとうございます。
 ご審議をいただくに当たりまして、当局の幹部職員をご紹介させていただきます。
 経営企画部長の矢田部裕文でございます。サービス推進部長の谷田治でございます。経営戦略担当部長でオリンピック・パラリンピック調整担当部長を兼務いたします大久保達也でございます。当分科会との連絡等に当たらせていただきます総務課長の船尾誠でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
   〔理事者挨拶〕

○鈴木委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○鈴木委員長 これより決算の審査を行います。
 平成二十七年度東京都病院会計決算を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○矢田部経営企画部長 平成二十七年度東京都病院会計決算の内容につきましてご説明申し上げます。
 なお、これから説明いたします内容のうち、金額につきましては、百万円未満を四捨五入して説明させていただきます。
 それでは、お手元にお配りしております資料、平成二十七年度東京都病院会計決算説明資料をごらんください。
 まず、目次の次の一ページをお開き願います。1、平成二十七年度東京都病院事業決算報告書でございます。これは、予算現額と消費税込みの決算額を対比したものでございます。
 (1)、収益的収入及び支出でございますが、これは、病院の運営に関する収支の状況をあらわしたもので、表の上段、病院事業収益は、予算現額千六百七十四億四千万円、決算額千五百八十一億三千六百万円で、執行率九四・四%となっております。
 表の中ほどにございます病院事業費用は、予算現額千六百六十七億三千六百万円、決算額千五百七十三億三千八百万円で、執行率九四・四%となっております。
 二ページをお開き願います。
 (2)、資本的収入及び支出でございますが、これは、施設と設備の整備に要する経費の経理状況をあらわしたもので、表の上段、資本的収入は、予算現額四十一億六千万円、決算額六十七億七千九百万円で、執行率一六二・九%となっております。
 表の中ほどにあります資本的支出は、予算現額百六十二億五千五百万円、決算額百三十八億四千六百万円で、執行率八五・二%となっております。
 なお、欄外の(注)1にございますように、資本的収入額が資本的支出額に不足する額七十億六千七百万円は、損益勘定留保資金等で補填いたしました。
 三ページをごらんください。2、平成二十七年度東京都病院事業損益計算書でございます。
 損益計算書は、事業活動の実態を見るという趣旨から、消費税抜きで表示しております。表の上段部分が収益、中ほどから下が費用でございます。
 下の小さな表の一段目の純利益欄をごらんください。平成二十七年度決算では七億四千六百万円の純利益を計上いたしました。
 次に、四ページをお開き願います。3、平成二十七年度東京都病院事業決算説明書でございます。
 この四ページから七ページにかけまして、病院事業収益及び病院事業費用の科目別、病院別内訳を総括的に記載してございますので、後ほどご参照いただきたいと存じます。
 次に、八ページをお開き願います。(3)、収益的収入及び支出でございます。
 この八ページから三七ページまでは、収入と支出の科目ごとに、平成二十六年度決算額との対比を行っております。
 初めに、八ページのア、収益的収入でございますが、表の上段、医業収益の決算額は千三百三十四億四千六百万円でございまして、前年度と比較して十七億二千万円の増となっております。
 その内訳といたしまして、まず、次の行にございます入院収益が、前年度に比較して五億八千二百万円の増となっております。
 表に、病院別の延べ入院患者数、金額及び患者一人当たりの単価をそれぞれ前年度と比較して記載しておりますので、ご参照いただきたいと存じます。
 次に、一〇ページをお開き願います。外来収益でございます。
 前年度と比較いたしまして十六億八千八百万円の増となっております。これは、駒込病院や多摩総合医療センターの患者数の増等に伴うものでございます。
 表に、病院別の延べ外来患者数等を同様に記載しておりますので、ご参照いただきたいと存じます。
 次に、一一ページをごらんください。一般会計負担金でございます。
 前年度と比較して六億七百万円の減となっております。
 一二ページから一四ページにかけましては、その他医業収益といたしまして、特別入院室料、診断書諸証明等を掲載しておりますので、後ほどご参照いただきたいと存じます。
 次に、一五ページをお開き願います。表の上段の医業外収益でございます。
 決算額は二百三十九億五千百万円でございまして、前年度と比較して六億千九百万円の減となっております。
 その内訳といたしましては、一五ページに記載しております受取利息及び配当金に続いて、一六ページに記載しております一般会計負担金、一七ページに記載しております一般会計補助金がございます。
 次の一八ページから二一ページまでは国庫補助金を、二二ページには長期前受け金戻入を、二三ページから次の二四ページには、その他医業外収益といたしまして土地賃貸料や不用品売却収益などを記載しております。後ほどご参照いただきたいと存じます。
 次に、二五ページをごらんください。特別利益でございます。
 決算額は六億七百万円でございます。これは、松沢病院敷地の一部有償所管がえなどによるものでございます。
 次に、二六ページをお開き願います。このページからは収益的支出を記載しております。
 まず、表の上段、医業費用の決算額は千四百九十五億六千三百万円でございまして、前年度と比較して二十億四千万円の増となっております。
 その内訳といたしまして、次の行の給与費でございますが、前年度と比較して十億七千八百万円の増となっております。
 次に、二八ページをお開き願います。材料費でございます。
 診療に必要な薬品や診療材料などでございますが、前年度と比較して二億六千七百万円の増となっております。これは、主に入院や外来の医業収益の増に伴うものでございます。
 次に、二九ページをごらんください。経費でございます。
 病院の運営に要する光熱水費や修繕料、委託料、賃借料などでございまして、前年度と比較して十二億五千万円の増となっております。これは、主に駒込病院及び多摩総合医療センターにおける医業収益増に伴う材料費見合い経費の増などによるものでございます。
 次の三〇ページ及び三一ページは減価償却費、三二ページは資産減耗費、三三ページには研究研修費を記載しておりますので、後ほどご参照いただきたいと存じます。
 次に、三四ページをお開き願います。このページから医業外費用でございます。
 決算額は、表の上段にございますように、七十五億二千三百万円で、その内訳は支払い利息及び企業債取扱諸費のほか、三五ページの長期前払い消費税勘定償却、三六ページの雑支出でございます。後ほどご参照いただきたいと存じます。
 次に、三七ページをごらんください。特別損失でございます。
 決算額は一億七千三百万円でございまして、これは、PCBの処理に備えるための環境安全対策引当金の計上等によるものでございます。
 次に、三八ページをお開き願います。(4)、資本的収入及び支出でございます。
 この三八ページから四八ページにかけましては、工事の有無等により、年度によって金額が大きく変わりますことから、予算現額と決算額との対比を行っております。
 初めに、三八ページのア、資本的収入でございます。
 資本的収入の主なものは企業債と一般会計出資金で、病院の施設整備及び企業債償還金等に充当したものでございます。
 次に、三九ページをごらんください。イ、資本的支出でございます。
 表の上段、建設改良費の決算額は八十四億三千三百万円でございます。
 内訳は、まず工事費が二十二億一千九百万円でございます。工事の詳細につきましては、この三九ページから四一ページにかけまして病院別にお示ししてございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 次に、四二ページをお開き願います。
 器械及び備品購入費で、決算額は四十八億五千五百万円でございます。
 詳細は、この四二ページから四四ページにかけまして病院別に記載してございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 続きまして、四五ページをごらんください。
 リース資産購入費で、決算額は九億五千百万円でございます。
 次に、四六ページをお開き願います。
 諸権利金で、決算額は九百万円でございます。これは、借り上げ職務住宅の敷金に要する経費でございます。
 下段は、建設改良諸費で、決算額は三億九千八百万円でございます。これは、工事に伴う設計委託やシステムの更新などに要する経費でございます。
 次に、四七ページをごらんください。
 企業債償還金で、決算額は五十四億千三百万円でございます。これは、病院建設等に当たって発行いたしました企業債元金の償還に要した経費でございます。
 次に、四八ページをお開き願います。
 国庫補助金返還金で、決算額は二十万円でございます。これは、病院運営に当たって受け入れた国庫補助金の返還に要した経費でございます。
 次に、四九ページをごらんください。4、平成二十七年度東京都病院事業剰余金計算書でございます。
 次の五〇ページにかけまして、事項ごとに当年度変動額の内訳を表示してございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 次に、五一ページをごらんください。5、平成二十七年度東京都病院事業剰余金処分計算書案でございます。
 表の右側にございます未処分利益剰余金の当年度末残高七億四千六百万円につきましては、全額を減債積立金として処分したいと存じます。
 次の五二ページから五七ページにかけましては、6、平成二十七年度東京都病院事業貸借対照表でございます。それぞれの事項ごとに増減説明を記載してございますので、後ほどご参照いただきたいと存じます。
 以上をもちまして、平成二十七年度東京都病院会計決算の説明を終わらせていただきます。ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。

○鈴木委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○里吉委員 それでは、八点の資料要求をさせていただきます。
 一、都立病院における経営指標の推移。
 二、施設整備関連経費の一般会計繰入金の推移。
 三、施設整備関連経費以外の一般会計繰入金の病院別推移。
 四、都立病院の医師、看護要員及び医療技術員等の定数及び現員の推移。
 五、各都立病院の産婦人科、小児科及び麻酔科常勤医師の定数及び現員の推移。
 六、各都立病院の分娩件数の推移及び周産期医療受け入れ件数の推移。
 七、各都立病院の薬剤師の定数及び現員の推移。
 八、各都立病院のその他医業収益のうち個室使用料の収入の推移。
 以上です。よろしくお願いします。

○鈴木委員長 ほかにございますか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○鈴木委員長 ないようでありますので、ただいま里吉委員から資料要求がありました。これを分科会の資料要求とすることにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○鈴木委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出を願います。
 以上で病院経営本部関係を終わります。

○鈴木委員長 これより都市整備局関係に入ります。
 初めに、東京都技監から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○邊見東京都技監 東京都技監の邊見隆士でございます。都市整備局長及び土木の技監を兼務してございます。
 鈴木委員長を初め委員の皆様方には、日ごろから当局の事務事業につきましてご指導、ご鞭撻を賜り、まことにありがとうございます。
 都市整備局といたしましては、事務事業の適切かつ円滑な運営を図るとともに、安全で快適な都市づくりを進めるために一層の努力をいたす所存でございます。よろしくお願いを申し上げます。
 それでは、お手元の理事者名簿に従いまして、当局の幹部職員をご紹介いたします。
 次長の別宮浩志でございます。技監で都市づくり政策部長事務取扱の上野雄一でございます。住宅担当理事の佐藤敦でございます。航空政策・交通基盤整備・交通政策担当理事で航空政策担当部長事務取扱の佐藤伸朗でございます。総務部長の今村保雄でございます。住宅政策推進部長の桜井政人でございます。都市基盤部長で外かく環状道路担当部長を兼務しております中島高志でございます。市街地整備部長で選手村担当部長を兼務しております奥山宏二でございます。市街地建築部長の青柳一彦でございます。都営住宅経営部長で営繕担当部長を兼務しております永島恵子でございます。基地対策部長の山口祐一でございます。企画担当部長でオリンピック・パラリンピック調整担当部長を兼務しております佐々木健でございます。防災都市づくり担当部長の山下幸俊でございます。多摩ニュータウン事業担当部長の宮城俊弥でございます。局務担当部長の齊藤敏でございます。当委員会との連絡などに当たらせていただきます担当部長で総務課長事務取扱の小泉雅裕でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○鈴木委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○鈴木委員長 これより決算の審査を行います。
 平成二十七年度東京都都市再開発事業会計決算を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○今村総務部長 平成二十七年度東京都都市再開発事業会計決算についてご説明申し上げます。
 お手元配布の東京都都市再開発事業会計決算説明資料、A4横でございますが、これをごらんいただきたいと存じます。
 まず、三ページをお開きください。この三ページから次の四ページにかけましては、決算の総括でございますが、これにつきましては、先ほどの委員会で決算の概要として都技監からご説明申し上げましたので、ここでの説明は省略をさせていただきます。
 続きまして、七ページをお開き願います。平成二十七年度東京都都市再開発事業会計決算報告書でございます。
 決算額は、予算額との対比のため、消費税額及び地方消費税額を含んだ額を表記しております。
 このページは、(1)、収益的収入及び支出のうち、収入でございます。
 第一項、営業収益は、予定しておりました敷地等の処分が行われず、処分収益が発生しなかったため、決算額はゼロとなっております。
 第二項の営業外収益は、受取利息などでございます。
 収益的収入の合計、表の一番下でございますが、予算現額に対する決算額は三千万余円、収入率は〇・〇%でございます。
 続きまして、八ページをお開き願います。
 支出でございますが、第一項の営業費用は、予定しておりました敷地等の処分が行われず、処分原価が発生しなかったことから、決算額は十三万余円となってございます。
 収益的支出の合計を表の一番下に記載してございますが、予算現額に対する決算額は十三万余円、執行率は〇・〇%でございます。
 続きまして、九ページをごらんください。(2)、資本的収入及び支出のうち収入でございます。
 主な事業内容についてご説明申し上げます。
 第一項、一般会計負担金は、公共施設の建設などの費用に充当する一般会計からの繰入金でございます。
 資本的収入の合計でございますが、予算現額に対する決算額は十六億四千六百万余円、収入率は七五・〇%でございます。
 一〇ページをお開き願います。続きまして、支出でございます。
 主な事業内容についてご説明申し上げます。
 第一項の都市再開発事業費は、事業に係る職員の人件費、用地費及び公共施設工事費などを支出したものでございます。
 資本的支出の合計でございますが、予算現額に対する決算額は十四億八千八百万余円、翌年度繰越額は八億二千八百万余円、執行率は五一・九%でございます。
 続きまして、一一ページから二二ページにかけましては、これまでにご説明申し上げた決算報告書の内容を各科目の目ごとに説明を加え、まとめたものでございます。
 また、さらに二三ページから二九ページまでは、損益計算書と剰余金計算書を記載してございます。
 少し飛びますが、三三ページをお開き願います。剰余金処分計算書でございます。
 未処分利益剰余金につきましては、当年度末残高が六十三億八千五百万余円となっておりまして、これにつきまして、全額を平成二十八年度への繰越利益剰余金にいたしたいと存じます。
 最後となりますが、三五ページ以降には貸借対照表を記載してございます。
 以上をもちまして、平成二十七年度東京都都市再開発事業会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○鈴木委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○里吉委員 二点の資料要求をさせていただきます。
 一点目、都市再開発事業会計施行三地区の事業費と財源及び施設建築物の規模。
 二つ目、三地区のこれまでの進捗状況と今後の予定。
 以上です。よろしくお願いします。

○鈴木委員長 ほかにございますか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○鈴木委員長 ないようでありますので、ただいま里吉委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○鈴木委員長 なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出を願います。
 以上で都市整備局関係を終わります。
 これをもちまして本日の分科会を閉会いたします。
   午後三時十一分散会

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