平成二十六年度公営企業会計決算特別委員会第二分科会速記録第一号

平成二十七年十月十六日(金曜日)
第二委員会室
午後二時十三分開議
出席委員 十一名
委員長河野ゆりえ君
副委員長菅野 弘一君
副委員長遠藤  守君
副委員長西沢けいた君
上田 令子君
和泉なおみ君
神野 次郎君
高椙 健一君
島田 幸成君
高橋 信博君
山田 忠昭君

欠席委員 なし

出席説明員
水道局局長醍醐 勇司君
技監田村 聡志君
総務部長黒沼  靖君
職員部長松丸 俊之君
経理部長冨田 英昭君
サービス推進部長浅沼 寿一君
浄水部長青木 秀幸君
給水部長今井  滋君
建設部長山田  廣君
企画担当部長斉田 典彦君
特命担当部長加藤 英典君
サービス企画担当部長金子 弘文君
設備担当部長横田 秀樹君
多摩水道改革推進本部本部長石井  玲君
調整部長石井 正明君
施設部長牧田 嘉人君
技術調整担当部長芦田 裕志君
下水道局局長石原 清次君
技監渡辺志津男君
総務部長坂巻政一郎君
職員部長久我 英男君
経理部長安藤  博君
計画調整部長神山  守君
建設部長池田 匡隆君
企画担当部長永野  実君
技術開発担当部長小団扇 浩君
施設管理担当部長田中 宏治君
流域下水道本部本部長坂根 良平君
管理部長関  雅広君
技術部長佐々木宏章君
病院経営本部本部長真田 正義君
経営企画部長中野  透君
サービス推進部長野瀬 達昭君
経営戦略担当部長高野  豪君
都市整備局東京都技監都市整備局長技監兼務安井 順一君
次長浅川 英夫君
技監邊見 隆士君
理事榎本 雅人君
理事佐藤 伸朗君
総務部長今村 保雄君
都市づくり政策部長上野 雄一君
住宅政策推進部長桜井 政人君
都市基盤部長中島 高志君
市街地整備部長奥山 宏二君
市街地建築部長妹尾 高行君
都営住宅経営部長永島 恵子君
基地対策部長筧   直君
企画担当部長荒井 俊之君
防災都市づくり担当部長山下 幸俊君
多摩ニュータウン事業担当部長宮城 俊弥君
局務担当部長森  高志君

本日の会議に付した事件
平成二十六年度東京都公営企業各会計決算の認定について
水道局関係
・ 平成二十六年度東京都水道事業会計決算(説明)
・平成二十六年度東京都工業用水道事業会計決算(説明)
下水道局関係
・平成二十六年度東京都下水道事業会計決算(説明)
病院経営本部関係
・平成二十六年度東京都病院会計決算(説明)
都市整備局関係
・平成二十六年度東京都都市再開発事業会計決算(説明)

○河野委員長 ただいまから平成二十六年度公営企業会計決算特別委員会第二分科会を開会いたします。
 このたび、第二分科会委員長に選任いただきました河野ゆりえでございます。本日は、最初の分科会ですので、一言ご挨拶を申し上げます。
 当分科会は、水道局、下水道局、都市整備局、病院経営本部の四局を所管しています。いずれも都民生活にとって大変重要な部門です。委員の皆様、理事者の皆様のご協力をいただき、十分な審議ができますように、公平、公正で円滑な委員会運営に努めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、さきの委員会で決定いたしました実施要領及び審査日程に従いまして、本日から分科会の審査を進めてまいります。
 初めに、分科会の議席につきまして申し上げます。
 議席は、先ほどの打合会で、ただいまご着席のとおりとすることを申し合わせましたので、ご了承願います。
 なお、本委員会室の喫煙につきましては、先ほどの打合会で自粛とすることを申し合わせましたので、ご協力をお願いいたします。
 次に、本分科会の担当書記を紹介いたします。
 議事課の担当書記の五井恵子さんです。堀口耕佑君です。
 議案法制課の担当書記の前澤愛さんです。堀尚君です。
 よろしくお願いいたします。
   〔書記挨拶〕

○河野委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、水道局、下水道局、病院経営本部及び都市整備局関係の決算の審査を行います。
 なお、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は後日の分科会で行いますので、ご了承願います。
 これより水道局関係に入ります。
 初めに、水道局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○醍醐水道局長 水道局長の醍醐勇司でございます。よろしくお願い申し上げます。
 河野委員長を初め委員の皆様方には、日ごろから当局の事業につきましてご理解とご支援を賜り、厚く御礼を申し上げます。
 ご審議いただくに当たりまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 技監の田村聡志でございます。多摩水道改革推進本部長の石井玲でございます。総務部長の黒沼靖でございます。職員部長の松丸俊之でございます。経理部長の冨田英昭でございます。サービス推進部長の浅沼寿一でございます。浄水部長の青木秀幸でございます。給水部長の今井滋でございます。建設部長の山田廣でございます。企画担当部長の斉田典彦でございます。特命担当部長の加藤英典でございます。サービス企画担当部長の金子弘文でございます。設備担当部長の横田秀樹でございます。多摩水道改革推進本部調整部長の石井正明でございます。多摩水道改革推進本部施設部長の牧田嘉人でございます。多摩水道改革推進本部技術調整担当部長の芦田裕志でございます。次に、当委員会との連絡に当たります総務課長の石井英男でございます。主計課長の市村敬正でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○河野委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○河野委員長 これより決算の審査を行います。
 平成二十六年度東京都水道事業会計決算及び平成二十六年度東京都工業用水道事業会計決算を一括して議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○黒沼総務部長 平成二十六年度東京都水道事業会計及び工業用水道事業会計の決算につきまして、その概要をご説明申し上げます。
 初めに、お手元にお配りしてございます資料についてご案内を申し上げます。資料は、それぞれ水道事業会計及び工業用水道事業会計の決算説明資料でございます。
 それではまず、平成二十六年度東京都水道事業会計決算説明資料に基づきましてご説明を申し上げます。
 恐れ入ります。一ページをお開き願います。平成二十六年度決算報告書でございます。
 まず、収益的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 水道事業収益につきましては、予算額三千七百二十億八千百万円に対しまして、決算額は三千五百十億四千三百万余円となってございます。
 営業収益のうち主なものは給水収益で、水道料金収入でございます。受託事業収益は、給水装置の新設や改造工事、他企業等からの依頼による工事に伴う収入でございます。その他営業収益の主なものは、下水道料金の徴収に伴う下水道局からの繰入金でございます。
 営業外収益の主なものは、土地物件収益でございます。長期前受け金戻入は、資産の減価償却等に合わせまして、対応する補助金等を収益として計上したものでございます。
 二ページをお開き願います。支出の部でございます。
 水道経営費につきましては、予算額三千二百四十三億四千二百万円に対しまして、決算額は三千百十七億八千七十八万余円となってございます。
 営業費用のうち主なものは、水道の供給に必要な原水、浄水、配水及び給水施設の維持管理費と固定資産の減価償却費でございます。
 営業外費用の主なものは、支払い利息及び企業債取扱諸費でございます。
 特別損失は、会計制度の見直しに伴い計上いたしました引当金の過年度相当分でございます。
 なお、表の欄外下の部分でございますが、収支差引額を表示してございます。ご参照願います。
 三ページをお開き願います。資本的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 資本的収入につきましては、予算額百五億九百万円に対しまして、決算額は六十一億八千六百七十五万余円となってございます。
 主なものは、企業債、国庫補助金及び一般会計出資金でございます。
 四ページをお開き願います。支出の部でございます。
 資本的支出につきましては、括弧書きで表示しております前年度からの繰越額を含めまして、予算額一千三百六十四億四千九百万円に対しまして、決算額は一千百三十八億八千五万余円となってございます。
 建設改良費は、水源開発分担金、水道施設の建設改良などに伴う支出でございます。
 企業債償還金は、建設事業の財源として借り入れました企業債の償還金でございます。
 なお、表の欄外下の部分に資本的収支の差し引き及び補填財源を記載してございます。
 その最下段の3の差引不足額でございますが、括弧書きで表示しておりますとおり、消費税抜きの金額で九百七十二億七千八百四十六万余円となっており、減価償却費などの損益勘定留保資金等で補填をいたしております。
 次の五ページから二八ページにかけましては、ただいまご説明しました決算報告書の内容を科目ごとに記載してございます。恐縮でございます。後ほどご参照をお願いいたします。
 それでは、二九ページをお開き願います。平成二十六年度損益計算書でございます。
 経営成績を明らかにするために、当年度に得た全ての収益と、これに対応する全ての費用を消費税抜きの金額で記載したものでございます。
 三〇ページをお開き願います。下から四行目にございますように、平成二十六年度の当年度純利益は三百五十億八千七百二十二万余円となってございます。
 三一ページをお開き願います。平成二十六年度剰余金計算書でございます。
 本ページと次の三二ページにわたりまして、資本金の部及び資本剰余金の部を記載してございます。ご参照をお願いいたします。
 三三ページをお開き願います。利益剰余金の部の減債積立金につきましては、利益剰余金処分により積み立てました七十二億百四十六万余円を企業債の償還に充てたものでございます。
 建設改良積立金につきましては、利益剰余金処分により積み立てました二百億円を建設改良の財源に充てたものでございます。
 大規模浄水場更新積立金につきましては、利益剰余金処分によりまして五十億円を積み立て、前年度からの積立額と合わせまして三百五十億円を繰り越しいたしました。
 三四ページをお開き願います。奥多摩水道施設整備積立金につきましては、五億二千八百七十五万余円を奥多摩町の基幹施設整備の財源に充て、残額十億六千八百三十二万余円を繰り越しいたしました。
 未処分利益剰余金につきましては、前年度末残高の三百二十二億百四十六万余円を全額、減債積立金、建設改良積立金及び大規模浄水場更新積立金に処分いたしましたことから、処分後残高はゼロ円となってございます。
 また、当年度末残高は、一千八百二十二億三百十七万余円となってございます。
 三六ページをお開き願います。平成二十六年度剰余金処分計算書案でございます。
 未処分利益剰余金の部でございますが、当年度末残高の一千八百二十二億三百十七万余円を、資本金への組み入れに一千四百七十一億一千五百九十四万余円、予算で定めた予定処分に基づく建設改良積立金に二百二十六億円、大規模浄水場更新積立金に五十億円、条例に基づく減債積立金に七十四億八千七百二十二万余円と、それぞれ処分することといたします。その結果、処分後残高は零円となる予定でございます。
 次の三七ページからは貸借対照表を記載してございます。
 恐れ入ります。四〇ページをお開き願います。最下段の資産合計でございますが、平成二十六年度末は二兆六千七百七十五億余円でございまして、前年度と比較して二百八十四億余円減少してございます。
 四五ページをお開き願います。同じく最下段の負債合計でございますが、平成二十六年度末は六千七百二億余円でございまして、前年度と比較して三千九百五十五億余円増加してございます。
 四七ページをお開き願います。下から二行目の資本合計でございますが、平成二十六年度末は二兆七十二億余円でございまして、前年度と比較して四千二百四十億余円減少してございます。
 なお、増減内容等につきましては、右側の説明欄に記載してございますので、後ほどご参照をお願いいたします。
 引き続きまして、工業用水道事業会計決算につきましてご説明を申し上げます。
 恐れ入りますが、平成二十六年度東京都工業用水道事業会計決算説明資料をごらんいただきたいと存じます。
 恐縮です。一ページをお開き願います。平成二十六年度決算報告書でございます。
 まず、収益的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 工業用水道事業収益につきましては、予算額十五億九千二百万円に対しまして、決算額は十三億六千二百五十六万余円となってございます。
 営業収益のうち主なものは給水収益で、工業用水道料金収入でございます。
 営業外収益の主なものは、土地物件収益及び一般会計補助金でございます。
 二ページをお開き願います。支出の部でございます。
 工業用水道経営費につきましては、予算額十五億九千二百万円に対しまして、決算額は十三億五千五百六十七万余円となってございます。
 営業費用のうち主なものは、工業用水道の供給に必要な浄水、配水、給水施設の維持管理費と固定資産の減価償却費でございます。
 営業外費用のうち主なものは雑支出で、会計制度の見直しに伴い計上いたしました引当金の過年度相当分でございます。
 なお、表の欄外、下の部分でございますが、収支差引額を表示してございます。ご参照をお願いいたします。
 三ページをお開き願います。資本的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 資本的収入につきましては、予算額一億三千三百万円に対しまして、決算額は七千七百三十九万余円となってございます。主なものは、一般会計出資金でございます。
 四ページをお開き願います。支出の部でございます。
 資本的支出につきましては、予算額三億二千七百万円に対しまして、決算額は九千八百十万余円となってございます。
 建設改良費のうち主なものは、浄水及び配水施設の設備改良などに伴う支出でございます。
 なお、表の欄外、下の部分に資本的収支の差し引き及び補填財源を記載してございます。
 資本的収支の差引不足額は、括弧書きで表示しておりますとおり、消費税抜きの金額で一千三百八十一万余円となり、減価償却費などの損益勘定留保資金で補填をいたしました。
 次の五ページから一五ページにかけましては、ただいまご説明申し上げました決算報告書の内容を科目ごとに記載してございます。後ほどご参照をお願いいたします。
 それでは、恐縮です。一六ページをお開き願います。平成二十六年度損益計算書でございます。
 経営成績を明らかにするために、当年度に得ました全ての収益と、これに対応する全ての費用を消費税抜きの金額で記載したものでございます。
 一七ページをお開き願います。四行目にございますように、平成二十六年度の当年度純利益は零円で、収支が均衡をいたしております。
 一八ページをお開き願います。平成二十六年度剰余金計算書でございます。
 本ページと次の一九ページにわたりまして、資本金の部及び資本剰余金の部を記載してございます。ご参照をお願いいたします。
 一九ページを、恐縮ですが、お開きいただきます。利益剰余金の部につきましては、未処分利益剰余金の前年度末残高は零円でございます。
 二一ページをお開き願います。平成二十六年度剰余金処分計算書案でございます。
 未処分利益剰余金の部でございますが、当年度末残高の十二億一千九十五万余円の全額を資本金に組み入れ、処分することといたします。この結果、処分後残高は零円となる予定でございます。
 次の二二ページからは貸借対照表を記載してございます。
 それでは、二四ページを、恐縮ですが、お開き願います。最下段の資産合計でございますが、平成二十六年度末は三百六億六千五百十万余円でございまして、前年度と比較して四十四億九千六百七十八万余円減少いたしております。
 二六ページをお開き願います。同じく最下段の負債合計でございますが、平成二十六年度末は五十五億八千七万余円でございまして、前年度と比較して五十三億二千九百三十三万余円増加をいたしております。
 二七ページをお開き願います。下から二行目の資本合計でございますが、平成二十六年度末は二百五十億八千五百二万余円でございまして、前年度と比較して九十八億二千六百十一万余円減少いたしております。
 なお、増減内容等につきましては、右側の説明欄に記載してございますので、ご参照をお願いいたします。
 以上、簡単ではございますが、平成二十六年度東京都水道事業会計及び工業用水道事業会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。

○河野委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○和泉委員 十一の資料をお願いいたします。
 一、水需要予測と実績の推移。
 二、八ッ場ダム建設事業費に係る東京都の負担。
 三、多摩川水系、利根川、荒川水系の年間取水量の推移。
 四、各浄水場における自然エネルギー等による発電状況。
 五、水道管路における耐震継ぎ手化の計画と実績。
 六、漏水率の推移。
 七、未納カード発行枚数及び給水停止件数の推移。
 八、監理団体への委託料及び主な委託内容。
 九、国際貢献の新たな取り組みに関する海外出張に要した経費の一覧。
 十、収益的収支、資本的収支及び損益勘定留保資金の推移。
 十一、料金減免を受けている生活保護世帯数及び世帯人数別一覧。
 以上です。

○上田委員 七点お願いをいたします。
 水道水源における民間林の購入事業のこれまでの経過と実績、金額がわかるもの。
 監理団体、報告団体における社員数、都派遣者数、固有社員数及び都退職者数、過去五年間。
 三番目、監理団体、報告団体の社員数の推移、過去五年間。
 四、水道局の定数、職員数の推移、過去五年間。
 工事請負契約の実績二年以内がある民間企業への局退職者の就職者数、過去三年間。
 水源別の取水能力と取水実績、過去五年間。
 浄水場間の水の融通状況と実績、過去五年間。
 よろしくお願いいたします。

○河野委員長 ほかによろしいですか。--ただいま和泉委員、上田委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○河野委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 以上で水道局関係を終わります。

○河野委員長 これより下水道局関係に入ります。
 初めに、下水道局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○石原下水道局長 下水道局長の石原清次でございます。よろしくお願いを申し上げます。
 ご審議をいただくに当たりまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 技監の渡辺志津男でございます。流域下水道本部長の坂根良平でございます。総務部長の坂巻政一郎でございます。職員部長の久我英男でございます。経理部長の安藤博でございます。計画調整部長の神山守でございます。建設部長の池田匡隆でございます。企画担当部長の永野実でございます。技術開発担当部長の小団扇浩でございます。施設管理担当部長の田中宏治でございます。流域下水道本部管理部長の関雅広でございます。流域下水道本部技術部長の佐々木宏章でございます。本委員会との連絡を担当いたします担当部長で総務課長事務取扱の後藤徹也でございます。総務部理財課長の鈴木豊でございます。経理部会計課長の吉川正信でございます。
 なお、施設管理部長の中島義成は、所用のため、本日の分科会を欠席いたしております。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○河野委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○河野委員長 これより決算の審査を行います。
 平成二十六年度東京都下水道事業会計決算を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○安藤経理部長 平成二十六年度東京都下水道事業会計決算の内容につきまして、お手元にお配りいたしました東京都下水道事業会計決算説明資料によりご説明申し上げます。
 恐れ入りますが、一ページをお開き願います。
 まず、収益的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 1の下水道事業収益は、区部下水道の事業収益を計上したもので、決算額はBの欄にございますように、三千九百九十億四千四百余万円となっております。
 このうち営業収益の主なものは、下水道料金と一般会計補助金でございます。一般会計補助金は、雨水処理経費などの行政的経費を一般会計から繰り入れたものでございます。
 その下の営業外収益の主なものは、一般会計補助金と長期前受け金戻入となっております。一般会計補助金は、建設財源として発行した企業債に係る支払い利息のうち、雨水相当分などを一般会計から繰り入れたものでございます。長期前受け金戻入は、資産の減価償却等に合わせて対応する国庫補助金などを収益として計上したものでございます。
 特別利益は、芝浦水再生センターの上部に建設された業務商業ビルの借地権設定による収入でございます。
 二ページをお開き願います。2の流域下水道事業収益は、流域下水道の事業収益を計上したもので、決算額は三百三億百余万円となっております。
 このうち営業収益の主なものは、流域下水道管理費負担金収入でございます。これは、流域下水道の維持管理に要する経費の市町村負担分でございます。
 営業外収益の主なものは長期前受け金戻入でございますが、区部と同様、資産の減価償却等に合わせて、対応する国庫補助金などを収益として計上したものでございます。
 以上、区部と流域の収益的収入の合計は、最終行にございますように、予算額四千五百二十八億九千六百万円に対しまして、決算額は四千二百九十三億四千六百余万円となっております。
 三ページをお開き願います。支出の部でございます。
 1の下水道管理費は、区部下水道の施設の維持管理などに要した経費を計上したもので、決算額は三千九十八億八百余万円となっております。
 このうち営業費用の主なものは、管渠費、ポンプ場費、処理場費などの維持管理費用と固定資産の減価償却費でございます。
 また、営業外費用の主なものは、企業債の支払い利息でございます。
 特別損失は、地方公営企業会計制度の見直しに伴い計上した引当金の過年度相当分でございます。
 四ページをお開き願います。2の流域下水道経営費でございます。これは、流域下水道の施設の維持管理などに要した経費を計上したもので、決算額は三百七億六千五百余万円となっております。
 このうち営業費用の主なものは、処理場管理費などの維持管理費用と固定資産の減価償却費でございます。
 営業外費用の主なものは、企業債の支払い利息でございます。
 特別損失は、土地の減損損失及び会計制度の見直しに伴い計上した引当金の過年度相当分でございます。
 以上、区部と流域の収益的支出の合計は、最終行にございますように、予算額三千六百九十五億四千八百万円に対しまして、決算額は三千四百五億七千四百余万円となっております。
 なお、その下の表に記載してございますように、収益的収入合計と収益的支出合計の差引額は八百八十七億七千百余万円でございまして、当期純利益は括弧書きでお示しした消費税抜きの金額七百七十二億六千八百余万円となっております。
 五ページをお開き願います。資本的収入及び支出でございます。
 まず、収入の部でございますが、1の下水道事業資本的収入は、区部下水道の建設改良事業などに充当する収入を計上したもので、決算額は二千一億七千余万円となっております。
 その主なものは、企業債、一般会計出資金及び国庫補助金でございます。
 六ページをお開き願います。2の流域下水道事業資本的収入の決算額は百四十億九百余万円となっており、その主なものは、企業債、国庫補助金及び市町村負担金収入でございます。
 以上、区部と流域の資本的収入の合計は、最終行にございますように、予算額二千二百十八億九千五百万円に対しまして、決算額は二千百四十一億七千九百余万円となっております。
 七ページをお開き願います。支出の部でございます。
 1の下水道事業資本的支出は、区部下水道の建設改良事業費などを計上したもので、決算額は四千百一億九千六百余万円となっております。
 このうち下水道建設改良費は、下水道の施設整備に要した工事費などを計上したものでございます。
 また、企業債償還金は、建設改良事業に充当いたしました企業債の償還金を計上したものでございます。
 上部利用施設購入費は、芝浦水再生センターの上部に建設された業務商業ビルの取得費を計上したものでございます。
 八ページをお開き願います。2の流域下水道事業資本的支出は、流域下水道の建設改良事業費などを計上したもので、決算額は二百四億四千六百余万円となっております。
 区部と流域の資本的支出の合計は、最終行にございますように、予算額四千六百九十五億一千四百余万円に対しまして、決算額は四千三百六億四千二百余万円となっております。
 なお、その下の表には、資本的収支の差し引き及び差引資金不足額をお示ししてございます。
 差引資金不足額二千四百三十億七千二百余万円は、括弧書きにございますように、前年度からの繰越工事資金及び損益勘定留保資金などで補填いたしました。
 次の九ページから二一ページまでは、ただいまご説明いたしました収入、支出の明細でございますので、後ほどご参照いただきたいと存じます。
 恐れ入りますが、二二ページに進ませていただきます。二二ページは、剰余金計算書でございます。
 金額欄のうち左側には、平成二十六年度における増減額を、また、右側には当年度末の残高を表示しております。
 まず、資本金でございますが、当年度末残高は二兆二百九十六億九千百余万円となっております。
 右の説明欄の4、当年度変動額の(1)、会計制度見直しによる移行処理は、従来、資本金に整理していた企業債を負債に移行したものでございます。
 次に、資本剰余金でございますが、国庫補助金などの科目ごとに、次のページにわたって表示しております。
 二三ページをお開き願います。ローマ数字のⅤは、資本剰余金の合計でございますが、当年度末残高は二千二百五十五億二千七百余万円となっております。
 右の説明欄の4、当年度変動額の(1)、会計制度見直しによる移行処理は、従来、資本剰余金に整理していた国庫補助金などのうち償却資産に係るものを負債に移行したものでございます。
 二四ページをお開き願います。利益剰余金でございます。
 減債積立金などの科目ごとに、次のページにわたって表示しております。
 二五ページをお開き願います。ローマ数字のⅣは、未処分利益剰余金でございます。
 当年度末の未処分利益剰余金の残高は、千二百七十億七千七百余万円となっております。
 右の説明欄の4、当年度変動額の(2)、その他の変動額は、積立金のうち当年度取り崩した額を未処分利益剰余金に振りかえたものでございます。
 最後に、資本合計でございますが、当年度末残高は、金額欄の最終行にございますとおり、二兆三千八百四十三億二千二百余万円となっております。
 二六ページをお開き願います。剰余金処分計算書の案でございます。
 まず、科目欄の中段にございます資本剰余金ですが、当年度末残高は二千二百五十五億二千七百余万円となっております。
 この残高から、1、資本金への組み入れとして、会計制度の見直しに伴い、過去に撤去された資産に係る損失を補填する額十一億八千六百余万円を処分したいと存じます。
 次に、未処分利益剰余金ですが、当年度末残高は千二百七十億七千七百余万円となっております。
 この残高から、1、資本金への組み入れとして、当年度取り崩した積立金に相当する額三百七十三億三千三百余万円を、2、減債積立金として、区部下水道事業の当期純利益のうち三百三十二億七百余万円を、3、建設積立金として、流域下水道事業の繰越利益剰余金のうち二億円を、4、上部利用施設購入積立金として、既に予算書において予定処分しましたとおり、芝浦水再生センターの上部に建設された業務商業ビルの借地権設定による収益四百四十八億一千六百万円をそれぞれ処分したいと存じます。
 これらの処分をした後の残高百十五億二千余万円を未処分利益剰余金として翌年度へ繰り越したいと存じます。
 次の二七ページ以降は、これまでご説明申し上げました内容を貸借対照表にまとめたものでございますので、後ほどご参照いただきたいと存じます。
 以上、簡単ではございますが、平成二十六年度東京都下水道事業会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。

○河野委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○和泉委員 六点ほど資料をお願いいたします。
 二十三区における主な浸水被害状況の推移。
 監理団体への委託内容と委託料の推移。
 区部下水道事業における収益的収支、資本的収支及び損益勘定留保資金の推移。
 再生可能エネルギー等による主な発電設備の規模と発電量の実績の推移。
 下水道マンホールと下水道管の接続部の耐震化が完了した施設数の推移と仮設トイレの設置ができるマンホールの数。
 料金減免を受けている生活保護世帯数及び世帯人数別一覧。
 以上です。よろしくお願いいたします。

○上田委員 私からは、七点お願いします。
 大雨時に合流式下水道から河川、海へ、汚水の一部やごみ、汚濁負荷が流れた年間回数、過去五年間。
 海上保安庁からの海洋汚染防止法に基づいた汚水放水の通報回数、過去五年間。
 三番目が、監理団体、報告団体における社員数、都派遣者数、固有社員数及び都退職者数、過去五年間。
 監理団体、報告団体の社員数の推移、過去五年間。
 五番目は、定数、職員数の推移、過去五年間。
 六番目が、工事請負契約の実績二年以内がある民間企業への局退職者の就職者数、過去三年間。
 七番目は、芝浦水再生センターを初め都内の各排水処理場における簡易処理の実績、直近一年分。
 以上、よろしくお願いいたします。

○河野委員長 ほかによろしいですか。--ただいま和泉委員、上田委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○河野委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出をお願いします。
 以上で下水道局関係を終わります。

○河野委員長 これより病院経営本部関係に入ります。
 初めに、病院経営本部長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○真田病院経営本部長 病院経営本部長の真田正義でございます。
 河野委員長を初め委員の皆様方には、病院経営本部所管の事務事業につきまして日ごろから特段のご理解を賜りまして、厚く御礼を申し上げます。今後とも、一層のご指導のほどよろしくお願い申し上げます。
 それでは、当本部の幹部職員を紹介させていただきます。
 経営企画部長の中野透でございます。サービス推進部長の野瀬達昭でございます。経営戦略担当部長の高野豪でございます。当委員会との連絡等に当たらせていただきます総務課長の大久保達也でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○河野委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○河野委員長 これより決算の審査を行います。
 平成二十六年度東京都病院会計決算を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○中野経営企画部長 平成二十六年度東京都病院会計決算の内容につきましてご説明申し上げます。
 なお、これから説明いたします内容のうち、金額につきましては、百万円未満を四捨五入して説明させていただきます。
 それでは、お手元にお配りしてございます資料、平成二十六年度東京都病院会計決算説明資料をごらんいただきたいと存じます。
 まず、目次の次の一ページをお開き願います。1、平成二十六年度東京都病院事業決算報告書でございます。これは、予算現額と消費税込みの決算額を対比したものでございます。
 (1)、収益的収入及び支出でございますが、これは、病院の運営に関する収支の状況をあらわしたもので、表の上段、病院事業収益は、予算現額二千百二十六億六千七百万円、決算額二千二十六億八千二百万円で、執行率九五・三%となっております。
 表の中ほどにございます病院事業費用でございますが、予算現額二千三十四億二千八百万円、決算額一千九百四十八億五千六百万円で、執行率九五・八%となっております。
 二ページをお開き願います。(2)、資本的収入及び支出でございます。これは、施設と設備の整備に要する費用の経理状況をあらわしたもので、表の上段、資本的収入は、予算現額四十九億一千四百万円、決算額二十億二千九百万円で、執行率四一・三%となっております。
 表の中ほどにございます資本的支出は、予算現額二百十九億六千三百万円、決算額百九十六億六千四百万円で、執行率八九・五%となっております。
 なお、欄外の(注1)にございますように、資本的収入額が資本的支出額に不足する額に前年度繰越額を加えた差引資金不足額百六十九億四千百万円は、損益勘定留保資金等で補填いたしました。
 三ページをごらんいただきたいと存じます。2、平成二十六年度東京都病院事業損益計算書でございます。
 損益計算書は、事業活動の実態を見るという趣旨から、消費税抜きで表示しております。表の上段部分が収益、中ほどから下が費用でございます。
 下の小さな表の一段目の純利益欄をごらんいただきたいと存じます。平成二十六年度決算では七十七億八千六百万円の純利益を計上いたしました。
 次に、四ページをお開き願います。3、平成二十六年度東京都病院事業決算説明書でございます。
 この四ページから七ページにかけまして、病院事業収益及び病院事業費用の科目別、病院別内訳を総括的に記載してございますので、後ほどごらんいただきたいと存じます。
 恐れ入りますが、八ページをお開き願います。(3)、収益的収入及び支出でございます。
 この八ページから三七ページまでは、収入と支出の科目ごとに、平成二十五年度決算額との対比を行っております。
 初めに、八ページのア、収益的収入でございますが、表の上段、医業収益の決算額は一千三百十七億二千六百万円でございまして、前年度と比較いたしまして二十五億三千四百万円の増となっております。
 その内訳といたしまして、まず、次の行にございます入院収益が、前年度に比較しまして一億八百万円の増となっております。
 表に、病院別の延べ入院患者数、金額及び患者一人当たりの単価をそれぞれ前年度と比較して記載してございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 次に、一〇ページをお開き願います。外来収益でございます。
 前年度と比較いたしまして、十六億七百万円の増となっております。これは、駒込病院や多摩総合医療センターの患者数の増等によるものでございます。
 表に、病院別の延べ外来患者数等を同様に記載してございますので、ご参照願いたいと存じます。
 次に、一一ページをごらんいただきたいと存じます。一般会計負担金でございます。
 前年度と比較いたしまして七億七千三百万円の増となっております。
 次の一二ページから一四ページにかけましては、その他医業収益といたしまして、特別入院室料、診断書諸証明等を掲載してございますので、後ほどご参照いただきたいと存じます。
 恐れ入りますが、一五ページをお開き願います。表の上段の医業外収益でございます。
 決算額は二百四十五億七千百万円でございまして、前年度と比較いたしまして一億五千九百万円の増となっております。
 その内訳といたしまして、一五ページに記載してございます受取利息及び配当金、続きまして、一六ページに記載しております一般会計負担金、それから、一七ページに記載してございます一般会計補助金がございます。
 次の一八ページから二一ページまでは国庫補助金を、二二ページには長期前受け金戻入を、二三ページから次の二四ページにかけましては、その他医業外収益といたしまして土地賃貸料や不用品売却収益などを記載してございます。後ほどご参照いただきたいと存じます。
 恐れ入りますが、二五ページをお開き願います。特別利益でございます。
 決算額は四百六十二億一千七百万円でございます。これは、地方公営企業会計基準の見直しによる引当金の計上に対し、一般会計繰入金を受け入れたことなどによるものでございます。
 次に、二六ページをお開き願います。このページからは収益的支出を記載してございます。
 まず、表の上段、医業費用の決算額は一千四百七十五億二千三百万円でございまして、前年度と比較して三十五億一千百万円の増となっております。
 その内訳といたしまして、次の行の給与費でございますが、前年度と比較して二十四億四千八百万円の増となっております。
 次に、二八ページをお開き願います。材料費でございます。
 診療に必要な薬品や診療材料などでございますが、前年度と比較いたしまして六千三百万円の増となっております。これは、主に入院や外来の医業収益の増に伴うものでございます。
 次に、二九ページをお開き願います。経費でございます。
 病院の運営に要する光熱水費や修繕料、委託料、賃借料などでございまして、前年度と比較して八億二千七百万円の増となっております。これは、主に駒込病院及び多摩総合医療センターにおける医業収益の増に伴う材料費見合い経費の増等によるものでございます。
 次の三〇ページ及び三一ページは有形固定資産の減価償却費等、三二ページは棚卸資産減耗費等を、また、三三ページには研究研修費を記載してございますので、後ほどご参照願いたいと存じます。
 恐れ入りますが、三四ページをお開き願います。このページからは医業外費用でございます。
 決算額は、表の上段にございますように、七十六億三千百万円で、その内訳は企業債に係る利息や企業債手数料などのほか、三五ページの長期前払い消費税勘定償却、三六ページの雑支出でございます。後ほどご参照いただきたいと存じます。
 恐れ入ります。三七ページをお開き願います。特別損失でございます。
 決算額は三百九十五億七千四百万でございまして、これは、主に地方公営企業会計基準の見直しによる引当金の計上等によるものでございます。
 次に、三八ページをお開き願います。(4)、資本的収入及び支出でございます。
 この三八ページから四七ページにかけましては、工事の有無等により、年度によって金額が大きく変わりますことから、予算現額と決算額との対比を行っております。
 初めに、三八ページのア、資本的収入でございます。
 資本的収入の主なものは企業債で、病院の施設整備及び医療機器の整備等に充当したものでございます。
 次の三九ページをごらんいただきたいと存じます。イ、資本的支出でございますが、表の上段、建設改良費の決算額は七十一億五千九百万円でございます。
 内訳は、まず工事費が二十三億八千三百万円でございます。工事の詳細につきましては、三九ページから四一ページにかけまして病院別にお示ししてございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 次に、四二ページをお開き願います。器械及び備品購入費でございまして、決算額は四十二億七百万円でございます。
 詳細は、この四二ページから四四ページにかけまして病院別に記載してございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 恐れ入りますが、四五ページをお開き願います。リース資産購入費でございまして、決算額は二億二千九百万円でございます。
 次に、四六ページをお開き願います。諸権利金でございまして、決算額は二百万円でございます。これは、借り上げ職務住宅の敷金に要する経費でございます。
 下段は、建設改良諸費で、決算額は三億三千八百万円でございます。これは、工事に伴います設計委託などに要する経費でございます。
 次に、四七ページをごらんいただきたいと存じます。企業債償還金で、決算額は百二十五億五百万円でございます。これは、病院建設等に当たって発行いたしました企業債元金の償還に要した経費でございます。
 次に、四八ページをお開き願います。4、平成二十六年度東京都病院事業剰余金計算書でございます。
 次の四九ページにかけまして、事項ごとに当年度変動額の内訳を表示してございますので、ご参照願いたいと存じます。
 次に、五〇ページをお開き願います。5、平成二十六年度東京都病院事業剰余金処分計算書案でございます。
 表の右側にございます未処分利益剰余金の当年度末残高九十八億一千四百万円につきましては、全額を減債積立金として処分いたしたいと存じます。
 次の五一ページから五六ページにかけましては、6、平成二十六年度東京都病院事業貸借対照表でございます。それぞれの事項ごとに増減説明を記載してございますので、後ほどご参照いただきたいと存じます。
 以上をもちまして、平成二十六年度東京都病院会計決算の説明を終わらせていただきます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。

○河野委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○和泉委員 九点の資料をお願いいたします。
 都立病院における経営指標の推移。
 施設整備関連経費の一般会計繰入金の推移。
 施設整備関連経費以外の一般会計繰入金の病院別推移。
 都立病院の医師、看護要員及び医療技術員等の定数及び現員の推移。
 各都立病院の産婦人科、小児科及び麻酔科常勤医師の定数及び現員の推移。
 各都立病院の分娩件数の推移及び周産期医療受け入れ件数の推移。
 各都立病院の薬剤師の定数及び現員の推移。
 各都立病院のその他医業収益のうち個室使用料の収入の推移。
 各都立病院の生活保護による医療扶助を受けた患者の数及び当該医療費の推移。
 以上です。よろしくお願いいたします。

○上田委員 ちょっと多いんですけれども、二十六件お願いします。
 都立病院における精神救急の人数、該当病院別。
 次、精神科の病院別外来人数、小児と大人を分けたもの。
 次に、小児も含めデイケアの結果、効果がわかるものとプログラムの内容。
 次に、社会復帰病棟ができてから入院回数別再入院している比率、開設から現在まで。
 次に、精神疾患による入院患者のうち生活保護者の数、未成年の入院人数。
 次に、精神科病床を有する都立病院について、精神科病床における病院ごとの統計、精神疾患による入院期間別入院患者数、変化がわかるもの。
 次に、精神疾患による入院患者数及びその入院形態の内訳、というのは、任意入院患者数、医療保護入院患者数、措置入院患者数、その他と分けていただきたいと思います。
 次に、松沢病院につきまして四件。
 松沢病院退院患者の転帰。治癒、改善、不変、悪化、死亡、その他、理由を述べたもの、過去三年分。
 次に、松沢病院における死亡退院患者について、死亡原因及び年齢別の内訳、過去五年分。
 松沢病院における行動制限を受ける患者の数、身体拘束及び隔離、過去五年分。
 次に、松沢病院における電気けいれん療法の実施数、過去五年分。
 次に、都立小児総合医療センターの児童・思春期精神科の入院、外来患者、都立大塚病院児童精神科外来患者に対する向精神薬の処方実態についての実績、特に適応外処方と多剤併用処方、二剤以上併用する処方の件数、直近でわかるもの一年分。
 次に、都立病院におけます病院別医療事故件数、内容、過去五年間。
 都立病院での死亡事故及び過誤の院別件数、内容と事由がわかるもの、過去五年分。
 都立病院における医療訴訟件数、内容と事由がわかるもの、過去五年分。
 都立病院における院長、副院長、各診療科長など幹部職医師が外部から収入を得ている状況がわかるもの、過去三年分。
 都立病院における病院内事故による警察への通報件数、原因別、病院別内訳、過去三年。
 都立病院各病院における誤嚥対策の取り組みがわかるもの。
 次に、都立病院における各病院別インシデント・アクシデント・レポートの報告件数と主たる事由、過去五年分。
 都立病院医療安全推進委員会の開催状況とその内容がわかるもの、過去三年。
 次に、虐待についてです。
 虐待の疑いによる病院別通報件数、児童、高齢者、障害者、DVなど内訳入り、過去三年分。
 虐待の疑いに対する対応手順のフローチャート、これは、警察、学校、福祉施設、区市町村等関係機関との連携体制を確認するものでございます。
 次に、救急体制です。
 都立病院での各病院別の緊急搬送を受け入れられなかった月別件数と理由の内訳、直近一年分。
 次に、救急救命部門職種別、病院別、定数及び現員の推移、過去三年。
 最後に、経営戦略について二件。
 高度先進医療及び保険外診療、いわゆる混合診療の病院別実施実績、直近一年分。
 最後に、各病院別債権放棄額一覧、過去五年間、病院別決算規模も明記をしていただきたいと思います。
 以上です。よろしくお願いいたします。

○河野委員長 ほかによろしいですか。--ただいま和泉委員、上田委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ございませんか。--異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出を願います。
 以上で病院経営本部関係を終わります。

○河野委員長 これより都市整備局関係に入ります。
 初めに、東京都技監から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○安井東京都技監 東京都技監の安井順一でございます。都市整備局長及び技監を兼務しております。
 河野委員長を初め委員の皆様には、日ごろから当局の事務事業につきましてご指導、ご鞭撻を賜り、まことにありがとうございます。
 都市整備局では、事務事業の適切かつ円滑な運営を図るとともに、安全で快適な都市づくりを進めるために一層の努力をいたす所存でございます。よろしくお願い申し上げます。
 それでは、お手元の理事者名簿に従いまして、当局の幹部職員を紹介いたします。
 次長の浅川英夫でございます。技監の邊見隆士でございます。住宅担当理事の榎本雅人でございます。航空政策・交通基盤整備・交通政策担当理事の佐藤伸朗でございます。総務部長の今村保雄でございます。都市づくり政策部長の上野雄一でございます。住宅政策推進部長の桜井政人でございます。都市基盤部長の中島高志でございます。市街地整備部長の奥山宏二でございます。市街地建築部長の妹尾高行でございます。都営住宅経営部長の永島恵子でございます。基地対策部長の筧直でございます。企画担当部長の荒井俊之でございます。防災都市づくり担当部長の山下幸俊でございます。多摩ニュータウン事業担当部長の宮城俊弥でございます。局務担当部長の森高志でございます。当委員会との連絡に当たらせていただきます総務課長の小泉雅裕でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○河野委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○河野委員長 これより決算の審査を行います。
 平成二十六年度東京都都市再開発事業会計決算を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○今村総務部長 平成二十六年度東京都都市再開発事業会計決算についてご説明申し上げます。
 お手元の東京都都市再開発事業会計決算説明資料、A4判横になりますが、その資料をごらんいただきたいと存じます。
 一ページの総括につきましては、先ほど開かれました委員会で東京都技監よりご説明申し上げましたので、説明は省略させていただきます。
 続いて、七ページをお開き願います。平成二十六年度東京都都市再開発事業会計決算報告書でございます。
 決算額は、予算額との対比のため、消費税額及び地方消費税額を含んだ額を表記してございます。
 まず、(1)、収益的収入及び支出のうち、収入でございます。
 第一項の営業収益は、環状二号線地区の敷地等処分収益などが主な内容でございます。
 第二項の営業外収益は、受取利息などでございます。
 収益的収入の合計を表の一番下に記載してございますが、予算現額に対する決算額は一千八百四十四億九千九百万余円、収入率は五六・九%でございます。
 八ページをお開き願います。支出でございますが、第一項の営業費用は、環状第二号線地区の敷地等処分原価などが主な内容でございます。
 第二項の営業外費用は、消費税及び地方消費税でございます。
 第三項の特別損失は、固定資産売却に伴う損失を計上したものでございます。
 収益的支出の合計を表の一番下に記載してございますが、予算現額に対する決算額は一千七百九十八億七千六百万余円、執行率は五五・七%でございます。
 九ページをごらんください。(2)、資本的収入及び支出のうちの収入でございます。
 主な事業内容でございますが、第一項の一般会計負担金は、公共施設の建設などの費用に充当する一般会計からの繰入金でございます。
 また、第二項の都市再開発事業収入は、各地区における敷地の売却収入でございます。
 資本的収入の合計でございますが、予算現額に対する決算額は三十五億五千百万余円、収入率は六二・六%でございます。
 一〇ページをお開き願います。支出でございます。
 主な事業内容についてご説明いたします。
 第一項の都市再開発事業費は、各地区における市街地再開発事業に係る職員の人件費、用地費、施設建築物工事費及び公共施設工事費などを支出したものでございます。
 第二項の企業債償還金は、企業債の償還金を支出したものでございます。
 資本的支出の合計でございますが、予算現額に対する決算額は百五十六億九千七百万余円、翌年度繰越額は六億七千万余円、執行率は八四・五%でございます。
 一一ページから三四ページにかけましては、これまでにご説明申し上げました決算報告書の内容を各目ごとに説明を加え、まとめたものでございます。
 また、その先、三五ページから四一ページまでは、損益計算書と剰余金計算書を記載してございます。
 ちょっと飛んで恐縮でございますが、四五ページをお開き願います。これは剰余金処分計算書でございます。
 未処分利益剰余金につきましては、当年度末残高が六十三億五千五百万余円となっておりまして、これにつきまして、全額を平成二十七年度への繰越利益剰余金といたしたいと存じます。
 最後となりますが、四七ページ以降には貸借対照表を記載してございます。
 簡単ではございますが、以上をもちまして平成二十六年度東京都都市再開発事業会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○河野委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○和泉委員 二点の資料をお願いいたします。
 都市再開発事業会計施行三地区の事業費と財源及び施設建築物の規模。
 三地区のこれまでの進捗状況と今後の予定。
 以上です。よろしくお願いいたします。

○上田委員 一点お願いします。
 これまでに完了した公営企業会計対象事業の一覧、施工から竣工までの年次別決算額を入れたものを過去三年度分いただければと思います。
 どうぞよろしくお願いいたします。

○河野委員長 ほかによろしいですか。--ただいま和泉委員、上田委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○河野委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 以上で都市整備局関係を終わります。
 これをもちまして本日の分科会を閉会いたします。
   午後三時二十一分散会

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