平成二十五年度公営企業会計決算特別委員会第二分科会速記録第一号

平成二十六年十月十日(金曜日)
第二委員会室
午後二時十四分開議
出席委員 十一名
委員長松村 友昭君
副委員長田中  健君
副委員長大松あきら君
副委員長桜井 浩之君
栗山よしじ君
みやせ英治君
まつば多美子君
松田やすまさ君
北久保眞道君
大島よしえ君
早坂 義弘君

欠席委員 なし

出席説明員
水道局局長吉田  永君
次長福田 良行君
総務部長黒沼  靖君
職員部長松丸 俊之君
経理部長石井 正明君
サービス推進部長冨田 英昭君
浄水部長田村 聡志君
給水部長青木 秀幸君
建設部長今井  滋君
企画担当部長斉田 典彦君
サービス企画担当部長宇井 利見君
設備担当部長横田 秀樹君
多摩水道改革推進本部本部長石井  玲君
施設部長山田  廣君
技術調整担当部長芦田 裕志君
下水道局局長松田 芳和君
技監渡辺志津男君
総務部長小山 哲司君
職員部長安藤  博君
経理部長熊谷  透君
計画調整部長坂根 良平君
施設管理部長神山  守君
建設部長中島 義成君
企画担当部長永野  実君
技術開発担当部長前田 淳一君
施設管理担当部長田中 宏治君
流域下水道本部本部長黒住 光浩君
管理部長関  雅広君
技術部長松島  修君
病院経営本部本部長醍醐 勇司君
経営企画部長中野  透君
サービス推進部長野瀬 達昭君
経営戦略担当部長高野  豪君
都市整備局局長技監兼務安井 順一君
次長浅川 英夫君
技監佐野 克彦君
理事櫻井  務君
理事西倉 鉄也君
総務部長細渕 順一君
都市づくり政策部長上野 雄一君
住宅政策推進部長今村 保雄君
都市基盤部長佐藤 伸朗君
市街地整備部長鈴木 昭利君
市街地建築部長久保田浩二君
都営住宅経営部長永島 恵子君
基地対策部長筧   直君
企画担当部長福田  至君
防災都市づくり担当部長佐々木 健君
多摩ニュータウン事業担当部長太田 誠一君

本日の会議に付した事件
平成二十五年度東京都公営企業各会計決算の認定について
水道局関係
・平成二十五年度東京都水道事業会計決算(説明)
・平成二十五年度東京都工業用水道事業会計決算(説明)
下水道局関係
・平成二十五年度東京都下水道事業会計決算(説明)
病院経営本部関係
・平成二十五年度東京都病院会計決算(説明)
都市整備局関係
・平成二十五年度東京都都市再開発事業会計決算(説明)

○松村委員長 ただいまから平成二十五年度公営企業会計決算特別委員会第二分科会を開会いたします。
 このたび、第二分科会委員長に選任いただきました松村友昭でございます。本日は、最初の分科会ですので、一言ご挨拶申し上げます。
 当分科会は、水道局、下水道局、都市整備局、病院経営本部の四局を所管しております。いずれも都民生活にとって大変重要な部門であります。委員の皆様、理事者の皆様のご協力をいただき、十分な審議ができますように、公正、公平かつ円滑な委員会運営に努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、さきの委員会で決定いたしました実施要領及び審査日程に従いまして、本日から分科会の審議を進めてまいります。
 初めに、分科会の議席につきまして申し上げます。
 議席は、先ほどの打合会で、ただいまご着席のとおりとすることを申し合わせましたので、ご了承願います。
 本分科会の担当書記を紹介いたします。
 議事課の担当書記の村和枝さんです。荻原秀幸さんです。
 議案法制課の担当書記の堀尚さんです。高砂進さんです。
 よろしくお願いいたします。
   〔書記挨拶〕

○松村委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、水道局、下水道局、病院経営本部及び都市整備局関係の決算の審査を行います。
 なお、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は後日の分科会で行いますので、ご了承願います。
 これより水道局関係に入ります。
 初めに、水道局長から挨拶及び幹部職員の紹介があります。

○吉田水道局長 水道局長の吉田永でございます。よろしくお願い申し上げます。
 松村委員長を初め委員の皆様方には、日ごろから当局事業につきましてご理解とご支援を賜り、厚く御礼を申し上げます。
 ご審議いただくに当たりまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 次長の福田良行でございます。多摩水道改革推進本部長の石井玲でございます。総務部長の黒沼靖でございます。職員部長の松丸俊之でございます。経理部長の石井正明でございます。サービス推進部長の冨田英昭でございます。浄水部長の田村聡志でございます。給水部長の青木秀幸でございます。建設部長の今井滋でございます。企画担当部長の斉田典彦でございます。サービス企画担当部長の宇井利見でございます。設備担当部長の横田秀樹でございます。多摩水道改革推進本部施設部長の山田廣でございます。多摩水道改革推進本部技術調整担当部長の芦田裕志でございます。次に、当委員会との連絡に当たります担当部長の小平基晴でございます。主計課長の市村敬正でございます。なお、多摩水道改革推進本部調整部長の浅沼寿一は、病気療養によりまして本日の分科会を欠席させていただいております。
 以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○松村委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○松村委員長 これより決算の審査を行います。
 平成二十五年度東京都水道事業会計決算及び平成二十五年度東京都工業用水道事業会計決算を一括して議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○黒沼総務部長 平成二十五年度東京都水道事業会計及び工業用水道事業会計の決算につきまして、その概要をご説明申し上げます。
 初めに、お手元にお配りしてございます資料につきましてご案内申し上げます。資料は、それぞれ水道事業会計及び工業用水道事業会計の決算説明資料でございます。
 それではまず、東京都水道事業会計決算説明資料に基づきましてご説明申し上げます。
 一ページをお開き願います。平成二十五年度決算報告書でございます。
 まず、収益的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 水道事業収益につきましては、予算額三千五百八十七億五千万円に対しまして、決算額は三千四百二十七億九千四百十二万余円となっております。
 営業収益のうち主なものは給水収益で、水道料金収入でございます。受託事業収益は、給水装置の新設や改造工事、他企業等からの依頼による工事に伴う収入でございます。その他営業収益の主なものは、下水道料金の徴収に伴う下水道局からの繰入金でございます。
 営業外収益の主なものは、土地物件収益でございます。
 特別利益は、民有林購入事業における山林取得に係る新規水源開発基金の取り崩しによるものでございます。
 二ページをお開き願います。支出の部でございます。
 水道経営費につきましては、予算額三千百六十五億一千八百万円に対しまして、決算額は三千六十七億五千六百五十九万余円となっております。
 営業費用のうち主なものは、水道の供給に必要な原水、浄水、配水及び給水施設の維持管理費と固定資産の減価償却費でございます。
 営業外費用の主なものは、支払い利息及び企業債取扱諸費でございます。
 なお、表の欄外に収支差引額を表示してございます。ご参照願います。
 三ページをお開き願います。資本的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 資本的収入につきましては、予算額百五十七億九千八百万円に対しまして、決算額は八十九億七千八百十一万余円となっております。
 主なものは、企業債、国庫補助金及び一般会計出資金でございます。
 四ページをお開き願います。支出の部でございます。
 資本的支出につきましては、括弧書きで表示しております前年度からの繰越額を含めまして、予算額一千四百十二億九千四百万円に対しまして、決算額は一千百二十四億二千七百八十八万余円でございます。
 建設改良費は、水源開発分担金、水道施設の建設改良などに伴う支出でございます。
 企業債償還金は、建設事業の財源として借り入れた企業債の償還金でございます。
 国庫補助金返還金及び一般会計出資金返還金は、ともに利根川、荒川水系の水道水源開発事業の精算に伴う返還金でございます。
 なお、表の欄外に資本的収支の差し引き及び補填財源を記載してございます。
 欄外3の差引不足額は、括弧書きで表示しておりますとおり、消費税抜きの金額で九百七十四億一千七十一万余円となり、減価償却費などの損益勘定留保資金等で補填いたしました。
 次の五ページから二八ページにかけましては、ただいまご説明いたしました決算報告書の内容を科目ごとに記載してございます。ご参照願います。
 恐れ入りますが、二九ページをお開き願います。平成二十五年度損益計算書でございます。
 経営成績を明らかにするために、当年度に得た全ての収益と、これに対応する全ての費用を消費税抜きの金額で記載したものでございます。
 三〇ページをお開き願います。下から三行目にございますように、平成二十五年度の純利益は三百二十二億百四十六万余円となってございます。
 三一ページをお開き願います。平成二十五年度剰余金計算書でございます。
 本ページと次の三二ページに資本金の部及び資本剰余金の部を表示してございます。ご参照いただきたく存じます。
 三三ページをお開き願います。利益剰余金の部の減債積立金につきましては、利益剰余金処分により積み立てました四十七億三千六百十九万余円を企業債の償還に充てたものでございます。
 建設改良積立金につきましては、利益剰余金処分により積み立てた百九十七億円を建設改良の財源に充てたものでございます。
 大規模浄水場更新積立金につきましては、利益剰余金処分により五十億円を積み立て、前年度からの積立額と合わせ三百億円を繰り越しいたしました。
 三四ページをお開き願います。奥多摩水道施設整備積立金につきましては、六億二千五百九十三万余円を奥多摩町の基幹施設整備の財源に充て、残額十五億九千七百七万余円を繰り越しいたしました。
 未処分利益剰余金につきましては、前年度末残高の二百九十四億三千六百十九万余円を全額、減債積立金、建設改良積立金及び大規模浄水場更新積立金に処分したことから、処分後残高はゼロ円となってございます。
 当年度末残高は、三百二十二億百四十六万余円となってございます。
 三六ページをお開き願います。平成二十五年度剰余金処分計算書案でございます。
 未処分利益剰余金の部でございますが、当年度末残高の三百二十二億百四十六万余円を、予算で定めた予定処分に基づく建設改良積立金に二百億円、大規模浄水場更新積立金に五十億円、条例に基づく減債積立金に七十二億百四十六万余円、それぞれ処分することといたします。この結果、処分後残高はゼロ円となる予定でございます。
 次の三七ページからは貸借対照表を記載してございます。
 恐れ入りますが、四〇ページをお開き願います。最下段の資産合計でございますが、平成二十五年度末は二兆七千六十億余円であり、前年度と比較して百五十一億余円減少しております。
 四二ページをお開き願います。最下段の負債合計でございますが、平成二十五年度末は二千七百四十七億余円であり、前年度と比較しまして百九十五億余円減少いたしております。
 四四ページをお開き願います。下から二行目の資本合計でございますが、平成二十五年度末は二兆四千三百十三億余円であり、前年度と比較しまして四十四億余円増加しております。
 なお、増減内容等につきましては、右側の説明欄に記載してございますので、ご参照願います。
 引き続きまして、別冊の東京都工業用水道事業会計決算説明資料に基づきましてご説明申し上げます。
 恐れ入ります、一ページをお開き願います。平成二十五年度決算報告書でございます。
 まず、収益的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 工業用水道事業収益につきましては、予算額十六億三千六百万円に対しまして、決算額は十三億七千六百八十八万余円となっております。
 営業収益のうち主なものは給水収益で、工業用水道料金収入でございます。
 営業外収益の主なものは、土地物件収益及び一般会計補助金でございます。
 二ページをお開き願います。支出の部でございます。
 工業用水道経営費につきましては、予算額十六億三千六百万円に対しまして、決算額は十三億七千九十九万余円となってございます。
 営業費用のうち主なものは、工業用水道の供給に必要な浄水、配水及び給水施設の維持管理費と固定資産の減価償却費でございます。
 営業外費用のうちの主なものは、消費税及び地方消費税でございます。
 なお、表の欄外に収支差引額を表示してございます。ご参照願います。
 三ページをお開き願います。資本的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 資本的収入につきましては、予算額五千八百万円に対しまして、決算額は九千二百八十八万余円となってございます。内容は、主に一般会計出資金でございます。
 四ページをお開き願います。支出の部でございます。
 資本的支出につきましては、予算額三億三千万円に対しまして、決算額は一億二千三百七十一万余円となってございます。
 建設改良費は、浄水及び配水施設の設備改良などに伴う支出でございます。
 なお、表の欄外に資本的収支の差し引き及び補填財源を記載してございます。
 資本的収支における差引不足額は、括弧書きで表示しておりますとおり、消費税抜きの金額で二千四百九十四万余円となり、減価償却費などの損益勘定留保資金で補填いたしました。
 次の五ページから一五ページにかけましては、ただいまご説明いたしました決算報告書の内容を科目ごとに記載してございます。ご参照願います。
 恐れ入りますが、一六ページをお開き願います。平成二十五年度損益計算書でございます。
 経営成績を明らかにするために、当年度に得た全ての収益とこれに対応する全ての費用を消費税抜きの金額で記載したものでございます。
 一七ページをお開き願います。四行目にございますように、平成二十五年度の純利益はゼロ円で、収支が均衡いたしております。
 一八ページをお開き願います。平成二十五年度剰余金計算書でございます。
 本ページに資本金の部及び資本剰余金の部を表示してございます。ご参照願います。
 一九ページをお開き願います。利益剰余金の部につきましては、前年度及び当年度の未処分利益剰余金ともゼロ円でございます。
 二一ページをお開き願います。平成二十五年度剰余金処分計算書でございます。
 当年度処分すべき未処分利益剰余金はございません。
 次の二二ページからは貸借対照表を記載してございます。
 二三ページをお開き願います。最下段の資産合計でございますが、平成二十五年度末は三百五十一億六千百八十八万余円であり、前年度と比較して一億五千八百八十六万余円増加しております。
 二五ページをお開き願います。最下段の負債合計でございますが、平成二十五年度末は二億五千七十四万余円であり、前年度と比較して六千五百九十八万余円増加しております。
 二六ページをお開き願います。下から二行目の資本合計でございますが、平成二十五年度末は三百四十九億一千百十三万余円であり、前年度と比較して九千二百八十八万余円増加いたしております。
 なお、増減内容等につきましては、右側の説明欄に記載してございます。参照願います。
 以上、簡単ではございますが、平成二十五年度東京都水道事業会計及び工業用水道事業会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

○松村委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○大島委員 一、水需要予測と実績の推移。
 二、八ッ場ダム建設事業費に係る東京都の負担額の推移。
 三、多摩川水系、利根川、荒川水系の年間取水量の推移。
 四、各浄水場における再生可能エネルギー等による発電規模と実績の推移。
 五、水道管路における耐震継ぎ手化の計画と実績の推移。
 六、未納カード発行枚数及び給水停止件数の推移。
 七、監理団体への委託料の推移及び主な委託内容。
 八、収益的収支、資本的収支及び損益勘定留保資金の推移。
 九、水道局の国際貢献の新たな取り組みに関する海外出張に要した経費の一覧。
 十、漏水率の推移。
 以上です。よろしくお願いします。

○松村委員長 ほかにございますか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○松村委員長 それでは、ただいま大島委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○松村委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 それでは、以上で水道局関係を終わります。

○松村委員長 これより下水道局関係に入ります。
 初めに、下水道局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○松田下水道局長 下水道局長の松田芳和でございます。よろしくお願い申し上げます。
 ご審議をいただくに当たりまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 技監の渡辺志津男でございます。流域下水道本部長の黒住光浩でございます。総務部長の小山哲司でございます。職員部長の安藤博でございます。経理部長の熊谷透でございます。計画調整部長の坂根良平でございます。施設管理部長の神山守でございます。建設部長の中島義成でございます。企画担当部長の永野実でございます。技術開発担当部長の前田淳一でございます。施設管理担当部長の田中宏治でございます。流域下水道本部管理部長の関雅広でございます。流域下水道本部技術部長の松島修でございます。本委員会との連絡を担当いたします総務部総務課長の後藤徹也でございます。総務部理財課長の鈴木豊でございます。経理部会計課長の吉川正信でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○松村委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○松村委員長 これより決算の審査を行います。
 平成二十五年度東京都下水道事業会計決算を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○熊谷経理部長 平成二十五年度東京都下水道事業会計決算の内容につきまして、お手元にお配りいたしました東京都下水道事業会計決算説明資料によりご説明申し上げます。
 恐れ入りますが、一ページをお開き願います。平成二十五年度の決算の概況でございます。
 まず、収益的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 1の下水道事業収益は、区部下水道事業の事業収益を計上したもので、決算額はBの欄にございますように三千三十七億三千八百余万円となっております。
 このうち営業収益の主なものは、下水道料金と一般会計補助金でございます。一般会計補助金は、雨水処理経費などの行政的経費を一般会計から繰り入れたものでございます。
 その下の営業外収益の主なものは、一般会計補助金となっております。こちらは、建設財源として発行した企業債に係る支払い利息のうち、雨水相当分などを一般会計から繰り入れたものでございます。
 二ページをお開き願います。2の流域下水道事業収益は、流域下水道事業の事業収益を計上したもので、決算額は百八十二億四千四百余万円となっております。
 このうち営業収益の主なものは、流域下水道管理費負担金収入でございます。これは、流域下水道の維持管理に要する経費の関係市町村負担分でございます。
 営業外収益の主なものは一般会計補助金で、これは、建設財源として発行した企業債の支払い利息などを一般会計が負担するものでございます。
 以上、区部と流域の収益的収入の合計は、一番下の欄にございますように、予算額三千三百五億一千万円に対しまして、決算額は三千二百十九億八千三百余万円となっております。
 三ページをお開き願います。支出の部でございます。
 1の下水道管理費は、区部の下水道施設の維持管理などに要した経費を計上したもので、決算額は二千六百九十四億八千百余万円となっております。
 このうち営業費用の主なものは、管渠費、ポンプ場費、処理場費などの維持管理費用と固定資産の減価償却費でございます。
 また、営業外費用の主なものは、企業債の支払い利息でございます。
 四ページをお開き願います。2の流域下水道経営費でございます。これは、流域下水道施設の維持管理などに要した経費を計上したもので、決算額は二百二十三億九千五百余万円となっております。
 このうち営業費用の主なものは、処理場管理費などの維持管理費用と固定資産の減価償却費及び資産減耗費でございます。
 営業外費用の主なものは、企業債の支払い利息でございます。
 以上、区部と流域の収益的支出の合計は、一番下の欄にございますように、予算額三千三十二億六千万円に対しまして、決算額は二千九百十八億七千六百余万円となっております。
 なお、その下、欄外に記載してございますように、収益的収入合計と収益的支出合計の差引額は三百一億六百余万円でございます。
 損益計算は消費税抜きで行うこととされておりますので、純利益は括弧書きでお示しした二百四十億五千九百余万円となっております。
 五ページをお開き願います。資本的収入及び支出でございます。
 まず、収入の部でございますが、1の下水道事業資本的収入は、区部下水道の建設改良事業などに充当する収入を計上したもので、決算額はBの欄にございますとおり、二千百十九億七千六百余万円となっております。
 その主なものは、企業債、一般会計出資金及び国庫補助金でございます。
 六ページをお開き願います。2の流域下水道事業資本的収入の決算額は百四十六億三千三百余万円となっております。
 その主なものは、企業債、国庫補助金及び市町村負担金収入でございます。
 以上、区部と流域の資本的収入の合計は、一番下の欄にございますように、予算額二千三百四十億七千三百万円に対しまして、決算額は二千二百六十六億一千余万円となっております。
 七ページをお開き願います。支出の部でございます。
 1の下水道事業資本的支出は、区部下水道の建設改良事業費などを計上したもので、決算額は三千九百三十億二千百余万円となっております。
 このうち下水道建設改良費は、下水道の施設整備に要した工事費などを計上したものでございます。
 また、その下の企業債償還金は、建設改良事業に充当いたしました企業債の償還金を計上したものでございます。
 八ページをお開き願います。2の流域下水道事業資本的支出は、流域下水道の建設改良事業費などを計上したもので、決算額は二百九億六千七百余万円となっております。
 区部と流域の資本的支出の合計は、一番下の欄にございますように、予算額四千四百七十二億二百余万円に対しまして、決算額は四千百三十九億八千九百余万円となっております。
 なお、その下、欄外には、資本的収支の差し引き及び差引資金不足額をお示ししてございます。
 差引資金不足額二千百二十九億四千三百余万円は、括弧書きにございますように、前年度からの繰越工事資金及び減価償却費などの損益勘定留保資金などで補填いたしました。
 次の九ページから二一ページまでは、ただいまご説明申し上げました収入、支出の明細でございますので、後ほどご参照いただきたいと存じます。
 恐れ入りますが、二二ページに進ませていただきたいと思います。二二ページは、剰余金計算書でございます。
 金額の欄の左側には、平成二十五年度における増減額を、また、その右側には、当年度末の残高を表示しております。
 まず、資本金でございますが、当年度末残高は三兆七千六百八十億七千三百余万円となっております。
 次に、資本剰余金でございますが、国庫補助金など資本剰余金の項目ごとに、それぞれの増減額と当年度末残高を二三ページにわたって表示しております。
 二三ページをお開き願います。資本剰余金の当年度末残高は、金額欄の最終行にございますとおり二兆七千九百四十七億三千七百余万円となっております。
 二四ページをお開き願います。利益剰余金でございます。
 減債積立金など、利益剰余金の項目ごとに、それぞれの増減額と当年度末残高を二五ページにわたって表示しております。
 二五ページをお開き願います。ローマ数字のⅣは、利益剰余金のうちの未処分利益剰余金でございます。
 平成二十五年度末の未処分利益剰余金の残高は三百五十九億七百余万円となっております。
 二六ページをお開き願います。資本合計でございます。
 当年度末残高は、金額欄の最終行にございますとおり、六兆六千十八億六千七百余万円となっております。
 二七ページをお開き願います。剰余金処分計算書の案でございます。
 まず、表の左側、科目欄の中段にございます資本剰余金ですが、当年度末残高は二兆七千九百四十七億三千七百余万円となっております。
 この当年度末残高のうちから、国費などを財源として建設した資産を撤去する際に発生した除却損への補填として百二十七億七千八百余万円を未処分利益剰余金に処分したいと存じます。
 次に、未処分利益剰余金ですが、当年度末残高は三百五十九億七百余万円となっております。
 この残高に先ほどの除却損への補填分百二十七億七千八百余万円を加えた額のうちから、区部下水道事業の除却損への補填分と区部下水道事業の当期純利益を合わせました三百六十二億九百余万円を減債積立金として処分したいと存じます。
 これらの処分をした後の残高百二十四億七千六百余万円は、翌年度への繰越利益剰余金といたします。
 次の二八ページ以降は、これまでご説明申し上げました内容を貸借対照表にまとめたものでございますので、後ほどご参照いただきたいと存じます。
 以上、簡単ではございますが、平成二十五年度東京都下水道事業会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。

○松村委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○大島委員 一、二十三区における主な浸水被害状況の推移。
 二、監理団体への委託内容と委託料の推移。
 三、区部下水道事業における収益的収支、資本的収支及び損益勘定留保資金の推移。
 四、下水管マンホールの総数と浮き上がり抑制対策の計画と実績の推移。
 五、水再生センターにおける再生可能エネルギーの規模と発電実績の推移。
 六、災害対策の取り組み状況の推移。
 以上です。よろしくお願いします。

○松村委員長 ほかにございませんか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○松村委員長 ただいま大島委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○松村委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 以上で下水道局関係を終わります。

○松村委員長 これより病院経営本部関係に入ります。
 初めに、病院経営本部長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○醍醐病院経営本部長 病院経営本部長の醍醐勇司でございます。
 松村委員長を初め委員の皆様方には、日ごろから病院事業につきましてご指導、ご鞭撻を賜り、まことにありがとうございます。
 ご審議をいただくに当たりまして、当本部の幹部職員を紹介させていただきます。
 経営企画部長の中野透でございます。サービス推進部長の野瀬達昭でございます。経営戦略担当部長の高野豪でございます。当委員会との連絡等に当たらせていただきます総務課長の大久保達也でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○松村委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○松村委員長 これより決算の審査を行います。
 平成二十五年度東京都病院会計決算を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○中野経営企画部長 平成二十五年度東京都病院会計決算の内容につきましてご説明申し上げます。
 なお、これから説明いたします内容のうち、金額につきましては、百万円未満を四捨五入して説明させていただきます。
 それでは、お手元にお配りしてございます資料、平成二十五年度東京都病院会計決算説明資料をごらんください。
 まず、恐れ入りますが、目次の次の一ページをお開き願います。1、平成二十五年度東京都病院事業決算報告書でございます。これは、予算現額と消費税込みの決算額を対比したものでございます。
 (1)、収益的収入及び支出でございますが、これは、病院の運営に関する収支の状況をあらわしたもので、表の上段、病院事業収益は、予算現額千六百六十一億三千九百万円、決算額千五百七十八億九千八百万円で、執行率九五・〇%となっております。
 表の中ほどにございます病院事業費用は、予算現額千六百三十億七千万円、決算額千五百三十三億六千五百万円で、執行率九四・〇%となっております。
 二ページをお開き願います。(2)、資本的収入及び支出でございますが、これは、施設と設備の整備に要する経費の経理状況をあらわしたもので、表の上段、資本的収入は、予算現額七十三億五百万円、決算額七十億六千七百万円で、執行率九六・七%となっております。
 表の中ほどにあります資本的支出は、予算現額百六十六億二千二百万円、決算額百四十億九千九百万円で、執行率八四・八%となっております。
 なお、欄外の(注1)にございますように、資本的収入額が資本的支出額に不足する額に繰越額を加えた差引資金不足額七十七億一千二百万円は、損益勘定留保資金等で補填いたしました。
 三ページをごらんいただきたいと思います。2、平成二十五年度東京都病院事業損益計算書でございます。
 損益計算書は、事業活動の実態を見るという趣旨から、消費税抜きで表示しております。表の上段部分が収益、中ほどから下が費用でございます。
 下の小さな表の一段目の純利益欄をごらんください。平成二十五年度決算では四十五億一千三百万円の純利益を計上いたしました。
 次に、四ページをお開き願います。3、平成二十五年度東京都病院事業決算説明書でございます。
 この四ページから七ページにかけまして、病院事業収益及び病院事業費用の科目別、病院別内訳を総括的に記載してございますので、後ほどご参照いただきたいと存じます。
 次に、恐れ入りますが八ページをお開き願います。(3)、収益的収入及び支出でございます。
 この八ページから三五ページまでは、収入と支出の科目ごとに、平成二十四年度決算額との対比を行っております。
 初めに、八ページのア、収益的収入でございますが、表の上段、医業収益の決算額は千二百九十一億九千二百万円でございまして、前年度と比較いたしまして十三億三千三百万円の増となっております。
 その内訳といたしまして、まず、次の行にございます入院収益が、前年度に比較して十億五千七百万円の増となっております。これは、松沢病院の年間を通じた本格稼働に伴う患者数の増加や、新たな施設基準の取得などによる入院単価の増等によるものでございます。
 表に、病院別の延べ入院患者数、金額及び患者一人当たりの単価をそれぞれ前年度と比較して記載しておりますので、ご参照いただければと存じます。
 次に、一〇ページをお開き願います。外来収益でございます。
 前年度と比較いたしまして、十億三千八百万円の増となっております。これは、駒込病院や多摩総合医療センターの患者数の増等に伴うものでございます。
 表に、病院別の延べ外来患者数等を同様に記載しておりますので、ご参照いただければと存じます。
 次に、一一ページをお開き願います。一般会計負担金でございます。
 前年度と比較いたしまして七億八千九百万円の減となっております。
 一二ページから一四ページにかけましては、その他医業収益といたしまして、特別入院室料、診断書諸証明等を記載してございますので、後ほどご参照願いたいと思います。
 次に、一五ページをお開き願います。表の上段の医業外収益でございます。
 決算額は二百四十四億一千二百万円でございまして、前年度と比較して二億四千七百万円の減となっております。
 その内訳といたしまして、一五ページに記載しております受取利息及び配当金に続いて、一六ページに記載しております一般会計負担金と、一七ページに記載しております一般会計補助金がございます。
 次の一八ページから二一ページまでは国庫補助金を、それから、二二ページにはその他医業外収益といたしまして土地賃貸料や不用品売却収益などを記載してございます。後ほどご参照いただければと存じます。
 次に、二三ページをお開きいただきたいと存じます。特別利益でございます。
 決算額は四十一億八千七百万円でございます。これは、旧梅ケ丘病院跡地の一部有償所管がえ等によるものでございます。
 次に、二四ページをお開き願います。このページからは収益的支出を記載しております。
 まず、表の上段、医業費用の決算額は千四百四十億一千二百万円でございまして、前年度と比較して五億八千六百万円の増となっております。
 その内訳といたしまして、次の行の給与費でございますが、前年度と比較して二億八千六百万円の減となっております。
 次に、二六ページをお開き願います。材料費でございます。
 診療に必要な薬品や診療材料などでございますが、前年度と比較して七千百万円の増となっております。これは、主に入院や外来の医業収益の増に伴うものでございます。
 次に、二七ページをごらんいただきたいと存じます。経費でございます。
 病院の運営に要する光熱水費や修繕料、委託料、賃借料などでございまして、前年度と比較して十億二千三百万円の増となっております。これは、主に多摩総合医療センター及び小児総合医療センターにおける医業収益増に伴う材料費見合い経費の増等によるものでございます。
 次の二八ページ及び二九ページは有形固定資産の減価償却費等、三〇ページは棚卸資産減耗費等を、三一ページには研究研修費を記載しておりますので、後ほどご参照いただければと存じます。
 次に、三二ページをお開き願います。このページからは医業外費用でございます。
 決算額は、表の上段にございますように、六十億五千五百万円で、その内訳は企業債に係る利息や企業債手数料などのほか、三三ページの繰延勘定償却、三四ページの雑支出でございます。後ほどご参照いただきたいと存じます。
 次に、三五ページをお開き願います。特別損失でございます。
 決算額は三十二億一千百万円でございまして、これは、主に旧府中病院の建物の除却等によるものでございます。
 次に、三六ページをお開き願います。(4)、資本的収入及び支出でございます。
 この三六ページから四五ページにかけましては、工事の有無等により、年度によって金額が大きく変わりますことから、予算現額と決算額との対比を行っております。
 初めに、三六ページのア、資本的収入でございます。
 資本的収入の主なものは企業債と一般会計出資金で、病院の施設整備及び医療器械の整備等に充当したものでございます。
 次に、三七ページをごらんください。イ、資本的支出でございますが、表の上段、建設改良費の決算額は九十一億四千九百万円でございます。
 内訳は、まず工事費が三十九億一千三百万円でございます。工事の詳細につきましては、この三七ページから三九ページにかけまして病院別にお示ししてございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 次に、四〇ページをお開き願います。器械及び備品購入費で、決算額は四十二億三千七百万円でございます。
 詳細は、この四〇ページから四二ページにかけまして病院別に記載してございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 次に、四三ページをお開き願います。建物購入費で、決算額は七億五千万円でございます。松沢病院の再編整備に係る建設工事に要する経費等でございます。
 下段の諸権利金は、借り上げ職務住宅の敷金に要する経費でございます。
 次に、四四ページをお開き願います。建設改良諸費で、決算額は二億四千八百万円でございます。これは、工事に伴います設計委託などに要する経費でございます。
 次に、四五ページをごらんいただきたいと存じます。企業債償還金で、決算額は四十九億五千万円でございます。これは、病院建設等に当たって発行いたしました企業債元金の償還に要した経費でございます。
 次に、四六ページをお開き願います。4、平成二十五年度東京都病院事業剰余金計算書でございます。
 次の四七ページにかけまして、事項ごとに当年度変動額の内訳を表示してございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 次に、四八ページをお開き願います。5、平成二十五年度東京都病院事業剰余金処分計算書案でございます。
 表の右側にございます未処分利益剰余金の当年度末残高二十億八千二百万円につきましては、全額を減債積立金として処分したいと存じます。
 次の四九ページから五三ページにかけましては、6、平成二十五年度東京都病院事業貸借対照表でございます。それぞれの事項ごとに増減説明を記載してございますので、後ほどご参照いただきたいと思います。
 以上をもちまして、平成二十五年度東京都病院会計決算の説明を終わらせていただきます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。

○松村委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○大島委員 一、都立病院における経営指標の推移。
 二、一般会計繰入金の推移。これは施設整備関連経費を含むものをお願いします。
 三、一般会計繰入金の推移で、それ以外のものを病院別でお願いします。
 四、都立病院の医師、看護要員及び医療技術員等の定数及び現員の推移。
 五、産科、小児科及び麻酔科医、常勤医師の定数と現員の推移。これは病院別でお願いします。
 六、各都立病院の分娩件数と周産期医療受け入れ件数の推移。
 七、病院別薬剤師の定数と現員。常勤、非常勤別にお願いします。
 八、都立病院における災害対策の状況について。
 以上、よろしくお願いします。

○松村委員長 ほかにございませんか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○松村委員長 それでは、ただいま大島委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○松村委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 以上で病院経営本部関係を終わります。

○松村委員長 これより都市整備局関係に入ります。
 初めに、都市整備局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○安井都市整備局長 都市整備局長の安井順一でございます。建築の技監を兼務してございます。
 松村委員長を初め委員の皆様には、日ごろから当局の事務事業につきましてご指導、ご鞭撻を賜り、まことにありがとうございます。
 都市整備局といたしましては、事務事業の適切かつ円滑な運営を図るとともに、安全で快適な都市づくりを進めるために一層の努力をいたす所存でございます。よろしくお願い申し上げます。
 それでは、お手元の理事者名簿に従いまして、当局の幹部職員をご紹介いたします。
 次長の浅川英夫でございます。技監の佐野克彦でございます。住宅担当理事の櫻井務でございます。航空政策・交通基盤整備・交通政策担当理事の西倉鉄也でございます。総務部長の細渕順一でございます。都市づくり政策部長の上野雄一でございます。住宅政策推進部長の今村保雄でございます。都市基盤部長の佐藤伸朗でございます。市街地整備部長の鈴木昭利でございます。市街地建築部長の久保田浩二でございます。都営住宅経営部長の永島恵子でございます。基地対策部長の筧直でございます。企画担当部長の福田至でございます。防災都市づくり担当部長の佐々木健でございます。多摩ニュータウン事業担当部長の太田誠一でございます。当委員会との連絡に当たらせていただきます担当部長で総務課長事務取扱の木村健治でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○松村委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○松村委員長 これより決算の審査を行います。
 平成二十五年度東京都都市再開発事業会計決算を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○細渕総務部長 平成二十五年度東京都都市再開発事業会計決算につきましてご説明申し上げます。
 お手元に配布してございます東京都都市再開発事業会計決算説明資料を、A4横のものでございますが、ごらんいただきたいと存じます。
 決算の総括につきましては、先ほど開かれました委員会で局長からご説明申し上げましたので、省略させていただきます。
 それでは、七ページをお開き願います。平成二十五年度東京都都市再開発事業会計決算報告書でございます。
 決算額は、予算額との対比のため、消費税額及び地方消費税額を含んだ額を表記してございます。
 まず、(1)、収益的収入及び支出のうち、収入でございます。
 第一項の営業収益は、北新宿地区の敷地等処分収益などが主な内容でございます。
 第二項の営業外収益は、消費税及び地方消費税還付金などでございます。
 収益的収入の合計を表の一番下に記載してございますが、予算現額に対する決算額は四十八億六千三百万余円、収入率は一八・〇%でございます。
 八ページをお開き願います。支出でございます。
 第一項の営業費用は、北新宿地区の敷地等処分原価などが主な内容でございます。
 第二項の営業外費用は、消費税及び地方消費税の納付金が発生しなかったことから、決算額はゼロ円となってございます。
 収益的支出の合計を表の一番下に記載してございますが、予算現額に対する決算額は三十四億六千百万余円、執行率は一二・八%でございます。
 九ページをごらんください。(2)、資本的収入及び支出のうち、収入でございます。
 主な事業内容についてご説明いたします。
 第一項の一般会計負担金は、公共施設の建設などの費用に充当する一般会計からの繰入金でございます。
 また、第二項の都市再開発事業収入は、各地区における敷地の売却収入でございます。
 資本的収入の合計でございますが、予算現額に対する決算額は百六十七億三千三百万余円、収入率は九二・二%でございます。
 一〇ページをお開き願います。支出でございます。
 主な事業内容についてご説明いたします。
 第一項の都市再開発事業費は、各地区における市街地再開発事業に係る職員の人件費、用地費、施設建築物工事費及び公共施設工事費などを支出したものでございます。
 第二項の企業債償還金は、企業債の償還金を支出したものでございます。
 資本的支出の合計でございますが、予算現額に対する決算額は二百九十億四千七百万余円、翌年度繰越額は十三億九千四百万余円、執行率は七二・〇%でございます。
 一一ページから三四ページにかけましては、これまでにご説明申し上げました決算報告書の内容を各目ごとに説明を加え、まとめたものでございます。
 また、三五ページから四一ページまでは、損益計算書と剰余金計算書を記載してございます。
 それでは、四五ページをお開き願います。剰余金処分計算書でございます。
 未処分利益剰余金につきましては、当年度末残高が十八億二百万余円となっておりまして、これにつきまして、全額を平成二十六年への繰越利益剰余金といたしたいと存じます。
 最後となりますが、四七ページ以降に貸借対照表を記載してございます。
 簡単ではございますが、以上をもちまして平成二十五年度東京都都市再開発事業会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○松村委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○大島委員 一、都市再開発事業会計施行三地区の事業費と財源及び施設建築物の規模について。
 二、三地区のこれまでの進捗率と今後の予定について。
 三、大橋地区における景気スライド条項による敷地譲渡価格の変更額及びその経緯について。
 以上、よろしくお願いします。

○松村委員長 ただいま大島委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○松村委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 以上で都市整備局関係を終わります。
 これをもちまして本日の分科会を閉会いたします。
   午後三時十二分散会