平成二十四年度公営企業会計決算特別委員会第一分科会速記録第一号

平成二十五年十月二十一日(月曜日)
第一委員会室
午後二時十八分開議
出席委員 十一名
委員長山加 朱美君
副委員長中山 信行君
副委員長近藤  充君
副委員長大島よしえ君
河野ゆうき君
塩村あやか君
中山ひろゆき君
栗山 欽行君
桜井 浩之君
新井ともはる君
神林  茂君

欠席委員 なし

出席説明員
交通局局長新田 洋平君
次長塩見 清仁君
総務部長鈴木 尚志君
職員部長小泉  健君
資産運用部長樋口 正勝君
電車部長太田  博君
自動車部長土岐 勝広君
車両電気部長石井 明彦君
建設工務部長遠藤 正宏君
企画担当部長広瀬 健二君
安全管理担当部長岡本 恭広君
バス事業経営改善担当部長根木 義則君
技術調整担当部長奥津 佳之君
技術管理担当部長野崎 誠貴君
中央卸売市場市場長塚本 直之君
管理部長坂巻政一郎君
事業部長野口 一紀君
新市場整備部長志村 昌孝君
市場政策担当部長日浦 憲造君
財政調整担当部長飯田 一哉君
移転支援担当部長高木 良明君
新市場事業計画担当部長加藤  仁君
基盤整備担当部長加藤 直宣君
施設整備担当部長中山  衛君
港湾局局長多羅尾光睦君
技監前田  宏君
総務部長岡崎 義隆君
企画担当部長古谷ひろみ君
港湾経営部長笹川 文夫君
港湾経営改革担当部長藏居  淳君
臨海開発部長石原 清志君
開発調整担当部長小野 恭一君
営業担当部長山口 祐一君
港湾整備部長石山 明久君
計画調整担当部長宮地  豊君
離島港湾部長大和田 元君
島しょ・小笠原空港整備担当部長小幡 和輝君

本日の会議に付した事件
平成二十四年度東京都公営企業各会計決算の認定について
交通局関係
・平成二十四年度東京都交通事業会計決算(説明)
・平成二十四年度東京都高速電車事業会計決算(説明)
・平成二十四年度東京都電気事業会計決算(説明)
中央卸売市場関係
・平成二十四年度東京都中央卸売市場会計決算(説明)
港湾局関係
・平成二十四年度東京都臨海地域開発事業会計決算(説明)
・平成二十四年度東京都港湾事業会計決算(説明)

○山加委員長 ただいまから平成二十四年度公営企業会計決算特別委員会第一分科会を開会いたします。
 このたび、第一分科会委員長に選任をいただきました山加朱美でございます。
 本日は最初の分科会ですので、一言ご挨拶を申し上げます。
 改めまして、第一分科会委員長を務めさせていただきます山加朱美でございます。
 第一分科会は、所管三局、交通局、港湾局、中央卸売市場、いずれも都民生活の一翼を担う重要な三局でございます。
 また、第一分科会、大変限られた時間の中で審議を進めていかなければなりません。中山副委員長、近藤副委員長、そして大島副委員長、委員の皆様におかれましては、どうぞ質疑におかれましては、お互いの質疑によく耳を傾け、重複を避け、そしてまた、決算審議でございますので、逸脱することのないよう、大変中身の濃い委員会に努めさせていただきたいと思っております。ご協力のほど、どうぞよろしくお願いを申し上げます。
 それでは、さきの委員会で決定をいたしました実施要領及び審査日程に従いまして、本日から分科会の審査を進めてまいります。
 初めに、分科会の議席について申し上げます。
 議席は、先ほどの打合会で、ただいまご着席のとおりとすることを申し合わせましたので、ご了承願います。
 なお、分科会での喫煙につきましては、先ほどの打合会で禁煙とすることを申し合わせましたので、ご協力をお願い申し上げます。
 次に、本分科会の担当書記を紹介いたします。
 議事課の担当書記は、粟田洋史君、野口里美さんです。
 議案法制課の担当書記は小林智美さんです。
 調査部の担当書記は、冨樫誉君です。
 よろしくお願いをいたします。
   〔書記挨拶〕

○山加委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、交通局、中央卸売市場及び港湾局関係の決算の審査を行います。
 なお、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は後日の分科会で行いますので、ご了承願います。
 これより交通局関係に入ります。
 初めに、交通局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○新田交通局長 交通局長の新田洋平でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 ご審議いただくに当たりまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 次長の塩見清仁でございます。総務部長の鈴木尚志でございます。職員部長の小泉健でございます。資産運用部長の樋口正勝でございます。電車部長の太田博でございます。自動車部長の土岐勝広でございます。車両電気部長の石井明彦でございます。建設工務部長の遠藤正宏でございます。企画担当部長の広瀬健二でございます。安全管理担当部長の岡本恭広でございます。バス事業経営改善担当部長の根木義則でございます。技術調整担当部長の奥津佳之でございます。技術管理担当部長の野崎誠貴でございます。続きまして、当委員会との連絡に当たります総務課長の相川準でございます。財務課長の串田治城でございます。
 以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○山加委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○山加委員長 これより決算の審査を行います。
 平成二十四年度東京都交通事業会計決算、平成二十四年度東京都高速電車事業会計決算及び平成二十四年度東京都電気事業会計決算を一括して議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○鈴木総務部長 それでは、平成二十四年度の決算につきまして、お手元の平成二十四年度決算説明資料によりご説明申し上げます。
 表紙をおめくりください。平成二十四年度決算の収支概要でございます。
 左側の表側にありますとおり、収益的収支と資本的収支に大別されます。
 上段の収益的収支につきましては、交通局が所管する三会計の合計で申し上げます。
 表頭の右端の合計欄、一段目の収入総額一千八百三十九億六千万円に対しまして、支出総額は、その下の一千七百三十一億九百万円でございます。この結果、純損益は、その下の百八億五千百万円の黒字となりました。
 以上の収益的収支につきましては、事業ごとの損益状況をご説明いたします。
 まず、表の一番左側の自動車運送事業でございます。表の中ほど二重線の二段上の経常損益でございますが、四億六百万円の赤字、その二段上の純損益は一億五千九百万円の赤字となりました。
 次に、軌道事業でございますが、経常損益は一億九千七百万円の赤字、純損益は一億八千二百万円の赤字となりました。
 次の新交通事業につきましては、経常損益が十七億五千四百万円の赤字、純損益が十七億三千八百万円の赤字となりました。
 また、懸垂電車事業につきましては、経常損益、純損益ともに二千三百万円の黒字となりました。
 以上、四事業を合計いたしました交通事業会計全体の経常損益は二十三億三千四百万円の赤字、純損益は二十億五千六百万円の赤字となりました。
 次に、高速電車事業会計でございますが、経常損益は百二十二億六千七百万円の黒字、純損益は百二十七億五千九百万円の黒字となりました。この結果、表の中ほど二重線の上の段の当年度末繰越損益予定額に示してございます累積欠損金は四千一億三千五百万円となりました。
 次に、電気事業会計でございます。経常損益は一億四千三百万円の黒字、純損益は一億四千七百万円の黒字となりました。
 次に、資本的収支をご説明いたします。三会計の合計で申し上げます。
 右端の合計欄の中ほどにございます二重線の下、一段目にございますように、収入総額は五百五十八億一千万円で、支出総額は、その一段下の一千二十六億七千八百万円となり、その三段下のとおり、差引資金不足額は五百四十一億九千七百万円となりました。この不足額につきましては、その一段下の補填財源等である損益勘定留保資金などにより補填いたしまして、一番下の段になりますが、当年度末の累積で一千三百七十三億四百万円の資金残となっております。
 なお、二枚おめくりいただきました一ページ以降に、平成二十四年度決算総括表、さらに、三ページ以降に、より詳細な内容が記載された決算総表がございますので、後ほどごらんいただければと存じます。
 続きまして、予算に対する決算の内容を各会計ごとにご説明いたします。
 八ページをごらんください。平成二十四年度交通事業決算報告書でございます。
 八ページから一四ページにかけて、自動車運送、軌道、新交通、懸垂電車の各事業ごとに、予算額、決算額、前年度決算額及びそれぞれの比較を記載しております。なお、予算、決算対比につきましては、予算が消費税及び地方消費税込みでございますので、決算も同様としております。
 まず、八ページの自動車運送事業の営業収益でございます。予算額三百九十六億五千八百万円に対しまして、決算額は三百七十七億四千八百万余円となりました。この大宗を占めておりますのは乗車料収入で、そのほかに賃貸料、広告料収入などがございます。
 営業外収益は、予算額十一億六千二百万円に対して、決算額は九億五千四百万余円となりました。主なものは一般会計補助金などでございます。
 特別利益は予算には計上しておりませんでしたが、決算額は二億四千七百万余円となってございます。
 次に、軌道事業の営業収益でございます。予算額は二十八億三千七百万円に対し、決算額は二十七億二千九百万余円となりました。
 営業外収益は、予算額十七億円に対し、決算額は一億五千百万余円となりました。
 特別利益は予算には計上しておりませんでしたが、決算額は一千五百万余円でございます。
 次に、新交通事業の営業収益でございます。予算額四十七億四千二百万円に対し、決算額は四十三億六千七百万余円となりました。
 営業外収益は、予算額六千五百万円に対して、決算額は七千七百万余円となりました。
 特別利益は予算には計上しておりませんでしたが、決算額は一千五百万余円でございます。
 次の九ページをごらんください。懸垂電車事業収益でございます。
 営業収益は、予算額一億四千万円に対して、決算額は一億二千六百万余円となりました。
 営業外収益は、予算額三千七百万円に対して、決算額は二百万余円でございます。
 特別利益は予算には計上しておりませんでしたが、決算額は四十八万余円でございます。
 以上、四事業を合わせました交通事業会計の収益的収入の合計が一番下の欄にございます。予算額五百三億四千百万円に対して、決算額は四百六十四億三千七百万余円で、予算に対する比率は九二・二%、前年度決算額との比率は一〇二・七%となりました。
 次の一〇ページをごらんください。支出でございます。
 まず、自動車運送事業の営業費用でございます。予算額四百三億六千二百万円に対して、決算額は三百七十七億三千八百万余円で、人件費、物件費、減価償却費でございます。
 営業外費用は、予算額十四億八千三百万円に対して、決算額は十二億五千六百万余円で、主なものは、消費税及び地方消費税の納付金などでございます。
 次に、軌道事業の営業費用でございます。予算額三十一億七百万円に対して、決算額は二十九億二百万余円となりました。
 営業外費用は、予算額十六億八千五百万円に対して、決算額は一億六千三百万余円でございます。
 次に、新交通事業の営業費用でございます。予算額六十億九千三百万円に対して、決算額は五十六億八千二百万余円となりました。
 営業外費用は、予算額八億円に対して、決算額は五億九百万余円でございます。
 次に、懸垂電車事業の営業費用でございます。予算額一億二千三百万円に対して、決算額は一億余円となりました。
 営業外費用は、予算額四千二百万円に対して、決算額は六百万余円でございます。
 以上、四事業を合わせました交通事業会計収益的支出の合計は、一番下の段にございますが、予算額五百三十六億九千五百万円に対して、決算額は四百八十三億六千万余円で、執行率は九〇・一%、前年度決算額との比率は九九・五%となりました。
 一二ページをごらんください。資本的収入及び支出でございます。
 まず、自動車運送事業の資本的収入でございます。予算額七千万円に対しまして、決算額は八千六百万余円となりました。
 次に、新交通事業の資本的収入でございます。予算額四十一億三百万円に対して、決算額は三十九億四千百万余円でございます。
 以上、二事業を合わせました交通事業会計の資本的収入の合計が一番下の欄にございます。予算額四十一億七千三百万円に対して、決算額は四十億二千七百万余円で、予算に対する比率は九六・五%となりました。
 次の一三ページをごらんください。資本的支出でございます。
 まず、自動車運送事業でございます。予算額七十八億七千万円に対しまして、決算額は四十二億九千百万余円でございます。
 次に、軌道事業でございます。予算額五億二千八百万円に対して、決算額は二億五千六百万余円でございます。
 次に、新交通事業でございます。予算額四十一億三百万円に対して、決算額は三十九億五千万余円でございます。
 以上、交通事業会計資本的支出の合計は、予算額百二十五億百万円に対しまして、決算額は八十四億九千九百万余円で、執行率は六八・〇%となりました。
 交通事業会計の決算につきましては、その概要をご説明いたしましたが、詳細な内容につきましては、一五ページ以降に記載しておりますので、後ほどごらんいただければと存じます。
 六七ページをごらんください。次に、高速電車事業会計をご説明いたします。
 平成二十四年度高速電車事業決算報告書でございます。
 まず、営業収益でございます。予算額一千四百十五億九千万円に対して、決算額は一千三百九十五億九千百万余円となりました。
 営業外収益は、予算額六十三億八千万円に対して、決算額は四十三億二千八百万余円となりました。
 特別利益は予算には計上しておりませんでしたが、決算額は四億九千五百万余円でございます。
 以上を合計したものが、一番上の段、高速電車事業収益でございます。予算額一千四百七十九億七千万円に対して、決算額は一千四百四十四億一千五百万余円で、予算に対する比率は九七・六%、前年度決算額との比率は一〇二・六%となりました。
 続きまして支出でございます。
 まず、営業費用でございます。予算額一千二百一億三千九百万円に対して、決算額は一千百三十九億九千万余円でございます。
 営業外費用は、予算額百九十九億二千百万円に対しまして、決算額は百六十六億九千万余円でございます。
 特別損失は予算には計上しておりませんでしたが、決算額は三百万余円でございます。
 以上を合計したものが、一番上の段、高速電車事業費でございます。予算額一千四百億六千万円に対しまして、決算額は一千三百六億八千四百万余円で、執行率は九三・三%、前年度決算額との比率は九九・五%となりました。
 次の六八ページをごらんください。資本的収入及び支出でございます。
 まず、資本的収入でございます。予算額五百九十九億四千万円に対しまして、決算額は五百十七億八千二百万余円で、予算に対する比率は八六・四%となりました。
 次の六九ページをごらんください。資本的支出でございます。予算額一千二百七十七億八千六百万円に対しまして、決算額は九百五十一億六千四百万余円で、執行率は七四・五%となりました。
 以上、高速電車事業会計の決算につきまして、その概要をご説明いたしましたが、詳細な内容につきましては、次の七〇ページ以降に記載しておりますので、後ほどごらんいただければと存じます。
 九九ページをごらんいただきたいと存じます。最後に、電気事業会計をご説明いたします。
 平成二十四年度電気事業決算報告書でございます。
 まず、電気事業収益でございます。予算額十億四千五百万円に対しまして、決算額は十億五千百万余円でございます。予算に対する比率は一〇〇・六%、前年度決算額との比率は一〇二・三%となっております。
 次に、電気事業費でございます。予算額十億四千二百万円に対して、決算額は九億二百万余円となりました。執行率は八六・六%、前年度決算額との比率は九四・四%となりました。
 次の一〇〇ページをごらんいただきたいと存じます。資本的支出でございます。予算額三億八千四百万円に対しまして、決算額は三千万余円で、執行率は八・〇%となりました。
 なお、資本的収入につきましては、予算額、決算額ともにございません。
 詳細な内容につきましては、次の一〇一ページ以降に記載しております。
 また、一〇八ページからは剰余金計算書でございますので、後ほどごらんいただければと存じます。
 次に、一一一ページをごらんいただきたいと存じます。利益剰余金の処分につきましては、剰余金処分計算書(案)に基づきご説明申し上げます。
 右端一番上の段にございますように、当年度末における未処分利益剰余金は一億四千七百万余円となりました。これにつきまして、その二段下から下に向かって順に、利益積立金に十五万余円を、中小水力発電開発改良積立金に二千六百万余円を、建設改良積立金に一億二千万余円をそれぞれ積み立てたいと存じます。
 以上で、平成二十四年度の交通局関係の決算説明を終わらせていただきます。よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。

○山加委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。

○大島委員 四点お願いします。
 一つ目は、事業別職員数及び人件費割合の推移について、過去五年分。
 二つ目、事業別非常勤職員数、臨時職員数の推移、過去五年分。
 三、廃止、短縮した都営バス路線について、過去五年分。
 四、日暮里・舎人ライナー各駅の乗降人員の推移について、過去五年分。
 以上です。よろしくお願いします。

○山加委員長 ただいま、大島副委員長から四点の資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○山加委員長 異議なしと認めます。理事者においては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 以上で交通局関係を終わります。

○山加委員長 これより中央卸売市場関係に入ります。
 初めに、中央卸売市場長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○塚本中央卸売市場長 中央卸売市場長の塚本直之でございます。
 山加委員長を初め委員の皆様方には、日ごろから中央卸売市場所管の事務事業につきましてご指導、ご鞭撻を賜り、厚くお礼申し上げます。
 今後とも、生鮮食品流通を支える重要な役割を担っております市場運営に全力を挙げて取り組んでまいりますので、よろしくお願い申し上げます。
 それでは、当局の幹部職員をご紹介させていただきます。
 管理部長の坂巻政一郎でございます。事業部長の野口一紀でございます。新市場整備部長の志村昌孝でございます。市場政策担当部長の日浦憲造でございます。財政調整担当部長の飯田一哉でございます。移転支援担当部長の高木良明でございます。新市場事業計画担当部長の加藤仁でございます。基盤整備担当部長の加藤直宣でございます。施設整備担当部長の中山衛でございます。最後に、当委員会との連絡に当たります総務課長の古川浩二でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○山加委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○山加委員長 これより決算の審査を行います。
 平成二十四年度東京都中央卸売市場会計決算を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○坂巻管理部長 平成二十四年度東京都中央卸売市場会計決算につきまして、お手元の東京都中央卸売市場会計決算説明資料に基づいてご説明申し上げます。
 目次をお開きいただきたいと存じます。
 この資料の内容は、1、平成二十四年度東京都中央卸売市場事業決算報告書、2、決算説明書、3、剰余金計算書、4、欠損金処理計算書(案)、5、貸借対照表から成ってございます。なお、決算額は、予算現額と対比させるために消費税を含んだ金額で表示してございます。
 一ページをお開き願います。まず、決算報告書でございます。
 この報告書では、市場の業務運営に関する収益的収入及び支出と、市場の施設整備に関する資本的収入及び支出の総括的な内容を記載してございます。
 まず、(1)、収益的収入及び支出のア、収入でございます。
 表の一番上の市場事業収益でございますが、予算現額が百八十五億三千八百万円に対しまして、決算額は百七十八億一千九百十九万余円で、執行率は九六・一%となってございます。
 次に、下段の表のイ、支出でございます。
 表の一番上の市場事業費でございますが、予算現額百九十三億五千百万円に対しまして、決算額は百六十六億九千四百九十一万余円で、執行率は八六・三%となってございます。
 二ページをお開き願います。(2)、資本的収入及び支出のア、収入でございます。
 表の一番上の市場資本的収入は、予算現額五百六十七億二百万円に対しまして、決算額は八十七億七千九百四十九万余円で、執行率は一五・五%となっております。
 次に、下段の表のイ、支出でございます。
 表の一番上の市場資本的支出は、予算現額七百二十五億八千百九十万余円に対しまして、決算額は百九十一億二千二百六十七万余円で、執行率は二六・三%となっております。
 続いて、三ページをごらんください。決算説明書でございます。
 ここからは、ただいまご説明申し上げました収益的収支及び資本的収支の内訳となります。
 まず、(1)の収益的収入及び支出のア、収入でございます。
 市場事業収益のうちの営業収益ですが、決算額は百四十五億一千三百九万余円で、前年度対比は一〇一・三%となっております。
 このうちの売上高割使用料ですが、決算額は三十億四千四百四十八万余円で、前年度対比は一〇〇・三%となっております。市場別の内訳につきましては一覧表のとおりでございます。
 四ページをお開き願います。施設使用料でございますが、決算額は八十三億六百十一万余円で、前年度対比は九九・一%となっております。市場別の内訳につきましては一覧表のとおりでございます。
 五ページをごらん願います。雑収益でございます。決算額は三十一億六千二百四十九万余円で、前年度対比は一〇八・六%となっております。これは、主に市場関係業者の使用した電気料等の受け入れ収入で、市場別の内訳につきましては一覧表のとおりでございます。
 六ページをお開き願います。営業外収益でございます。決算額は三十三億六百十万余円で、前年度対比は九一・一%となっております。
 このうちの受取利息及び配当金ですが、これは資金の運用等による収入で、決算額は二億一千百二十九万余円でございます。
 次に、一般会計補助金ですが、決算額は二十三億三百十三万余円でございます。
 次の国庫支出金ですが、収入はございませんでした。
 その下の消費税及び地方消費税還付金ですが、平成二十四年度は三億八千八十七万余円の還付となりました。
 七ページをごらん願います。雑収益ですが、これは土地賃貸料等の収入で、決算額は四億一千七十九万余円でございます。
 八ページをお開き願います。イ、支出でございます。
 市場事業費のうちの営業費用ですが、決算額は百五十六億二千四十一万余円で、前年度対比は一〇一・三%となっております。
 このうちの管理費ですが、市場施設の維持管理に要した経費でございます。決算額は百四億六百八十万余円で、このページから一〇ページにかけて内訳を記載してございます。
 一一ページをごらん願います。業務費ですが、各市場の取引に係る指導監督及び統計等に要した経費でございます。決算額は一億一千六万余円で、内訳は下の欄に記載したとおりでございます。
 一二ページをお開き願います。減価償却費ですが、固定資産の減価償却に関する経費で、決算額は四十六億六百三十五万余円でございます。
 次の資産減耗費ですが、これは固定資産の除却に関する経費で、決算額は四億九千七百二十万余円でございます。
 一三ページをごらん願います。営業外費用ですが、決算額は十億七千四百四十九万余円で、前年度対比は五一・一%となっております。
 このうちの生鮮食料品流通対策費ですが、決算額は八億二千八百三万余円で、内訳は下の欄に記載したとおりでございます。
 一四ページをお開き願います。支払い利息及び企業債取扱諸費ですが、これは企業債に対する利息等に関する経費で、決算額は二億四千三十六万余円でございます。
 次の繰延勘定償却ですが、これは企業債発行差金の償却に要した経費で、決算額は二百五十九万余円でございます。
 その下の消費税及び地方消費税ですが、平成二十四年度は、還付となったため納付はございませんでした。
 一五ページをごらん願います。雑支出ですが、これは過年度分の還付金等の経費で、決算額は三百四十九万余円でございます。
 一六ページをお開き願います。(2)、資本的収入及び支出のア、収入でございます。
 市場資本的収入の企業債ですが、予算現額は五百六十三億六千九百万円に対しまして、決算額は六十七億八千二百十一万余円で、執行率は一二・〇%となっております。
 次の国庫補助金は、予算現額三億二千七百万円に対しまして、決算額は五億三千二百二十六万余円で、執行率は一六二・八%でございます。
 その下のその他資本収入ですが、予算現額六百万円に対しまして、決算額は十四億六千五百十一万余円でございます。その内訳は、下段の長期貸付金返還金収入、その他資本収入でございます。
 一七ページをごらん願います。イ、支出でございます。
 市場資本的支出の建設改良費ですが、予算現額は七百十一億六千五百三十六万余円に対しまして、決算額は百七十七億一千五百六十七万余円で、執行率は二四・九%でございます。
 このうちの施設拡張費ですが、決算額は百五十七億四千七百九十二万余円でございます。このページから一八ページにかけて、市場別の内訳と前年度からの繰り越しの内訳を記載しておりますので、ご参照願います。
 一九ページをごらん願います。施設改良費ですが、決算額は五億三千三百四十七万余円でございます。内訳は下の欄に記載したとおりでございます。
 二〇ページをお開き願います。資産購入費ですが、決算額は二百五十万余円でございます。
 その下の建設利息ですが、決算額は十四億三千百七十七万余円でございます。
 次の企業債償還金ですが、決算額は十四億七百万円でございます。
 次の国庫補助金返納金につきましては、支出はございませんでした。
 以上、決算説明書につきましてご説明申し上げました。
 続いて、二一ページをごらん願います。剰余金計算書でございます。
 資本金、資本剰余金、利益剰余金の前年度末残高、当年度変動額、当年度末残高等をお示ししてございます。
 二二ページをお開き願います。欠損金処理計算書(案)でございます。
 表の二段目の議会の議決による処分額の欄に記載してあるとおり、資本剰余金二億四千五百七十一万余円について、未処理欠損金を減少させるよう処分したいと存じます。これは、固定資産の取得時に国庫補助金等として計上した資本剰余金について、当年度中に生じた固定資産の除却損の計上に当たって処分を行うものでございます。
 この処分により、処分後残高は、資本剰余金が五百七十八億七千七百十二万余円、未処理欠損金が五十九億六百九十六万余円となります。
 二三ページをごらん願います。貸借対照表でございます。
 このページから二六ページにかけて記載してございますので、後ほどご参照いただきたいと存じます。
 以上で、平成二十四年度東京都中央卸売市場会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○山加委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。

○大島委員 二点お願いします。
 一つ目は、豊洲新市場の建設、土壌汚染対策などの整備費について、予算、執行額の推移。
 二つ目は、築地市場、足立市場、北足立市場の耐震改修費、維持補修費の推移、これは過去十年分お願いいたします。
 以上です。

○山加委員長 ただいま、大島副委員長から二点の資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○山加委員長 異議なしと認めます。理事者においては、要求された委員と調整の上、ご提出を願います。
 以上で中央卸売市場関係を終わります。

○山加委員長 これより港湾局関係に入ります。
 初めに、港湾局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○多羅尾港湾局長 港湾局長の多羅尾光睦でございます。
 山加委員長を初め各委員の皆様方には、港湾局の事務事業につきまして、日ごろから特段のご配慮を賜り、厚く御礼申し上げます。
 今後とも、事務事業の執行に当たりましては一層努力してまいりますので、引き続きご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
 続きまして、港湾局の幹部職員を紹介させていただきます。
 技監の前田宏でございます。総務部長の岡崎義隆でございます。企画担当部長の古谷ひろみでございます。港湾経営部長の笹川文夫でございます。港湾経営改革担当部長の藏居淳でございます。臨海開発部長の石原清志でございます。開発調整担当部長の小野恭一でございます。営業担当部長の山口祐一でございます。港湾整備部長の石山明久でございます。計画調整担当部長の宮地豊でございます。離島港湾部長の大和田元でございます。島しょ・小笠原空港整備担当部長の小幡和輝でございます。当委員会との連絡に当たります総務課長の相田佳子でございます。同じく企画計理課長の深井稔でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○山加委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○山加委員長 これより決算の審査を行います。
 平成二十四年度東京都臨海地域開発事業会計決算及び平成二十四年度東京都港湾事業会計決算を一括して議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○岡崎総務部長 平成二十四年度臨海地域開発事業会計及び港湾事業会計の決算につきましてご説明申し上げます。
 最初に、お手元にお配りしてございます、この横版の資料1、平成二十四年度東京都臨海地域開発事業会計決算説明資料に基づきましてご説明させていただきます。
 一ページから四ページにかけましては、先ほどの委員会におきまして局長がご説明申し上げた決算の総括でございますので、説明を省略させていただきまして、七ページをお開き願います。平成二十四年度東京都臨海地域開発事業会計決算報告書でございます。
 まず、(1)、収益的収入及び支出のうちの収入でございます。
 開発事業収益の第一項、営業収益は、土地の処分収益と賃貸料収益でございます。
 第二項、営業外収益は、受取利息、雑収益等でございます。このうち雑収益は、土地の一時貸付料等でございます。
 第三項、特別利益は実績がございませんでした。
 以上、収益的収入の合計は、一番下の段に記載してございますとおり、予算現額八百二十七億三千万円に対しまして、決算額五百五十九億一千七百四十八万余円で、収入率は六七・六%となってございます。
 八ページをお開き願います。支出でございます。
 開発事業費用の第一項、営業費用は、土地の処分原価、一般管理費等でございます。このうち一般管理費は、土地の管理、処分に要する経費と人件費等でございます。
 第二項、営業外費用は支払い利息等でございます。
 第三項、特別損失は、不納欠損に伴う損失でございます。
 以上、収益的支出の合計は、一番下の段に記載してございますとおり、予算現額五百三十八億四千二百万円に対しまして、決算額二百六十億七百二十四万余円で、執行率は四八・三%となってございます。
 九ページをごらん願います。(2)、資本的収入及び支出のうちの収入でございます。
 資本的収入の第一項、雑収入は、受託工事の収入等でございます。
 以上、資本的収入の合計は、一番下の段に記載してございますとおり、予算現額二十五億一千万円に対しまして、決算額二十億六千八百十九万余円で、収入率は八二・四%となってございます。
 一〇ページをお開き願います。支出でございます。
 資本的支出の第一項の埋立事業費のうち、第一目、埋立地造成費から第五目、埋立諸費にかけましては、臨海副都心地域を除く埋立地に係る経費でございます。
 まず第一目、埋立地造成費は、大井ふ頭その一、その二間水域埋立造成の経費等でございます。
 第二目、環境整備費は海上公園の整備を行ったものでございます。
 第三目、道路橋梁整備費は実績がございませんでした。
 第四目、埋立改良費は、道路、橋梁及び公園施設の改修経費等でございます。
 第五目、埋立諸費は、埋立地の造成に必要な調査費と人件費等でございます。
 続きまして、第六目、臨海副都心建設費から第八目、臨海副都心諸費にかけましては、臨海副都心地域の埋立地に係る経費でございます。
 第六目、臨海副都心建設費は、臨海副都心の開発に必要な建設費と開発者負担金等でございます。
 第七目、臨海副都心改良費は、設備改良費等でございます。
 最後に、第八目、臨海副都心諸費は、臨海副都心の開発に必要な調査費等でございます。
 続きまして、第二項、投資は実績がございませんでした。これは、投資として国債等の債券を購入することを想定していたところ、金利の動向を踏まえまして、利回り面で有利であった預金で資金運用を行ったことによるものでございます。
 第三項、企業債費は、企業債の元金償還金等を支出したものでございます。
 以上、資本的支出の合計は、一番下の段に記載してございますとおり、予算現額一千四十六億一千四百七十一万余円に対しまして、決算額百六十五億一千二百八十四万余円、翌年度繰越額二十三億二千六百八十九万余円で、執行率は一五・八%となってございます。
 次のページの一一ページから三四ページにかけましては、これまでご説明申し上げました決算報告書の内容を、各目ごとに説明を加えて掲げてございます。
 また、三七ページには損益計算書をお示ししてございます。
 四一ページは剰余金計算書でございます。
 四五ページをお開き願います。四五ページは剰余金処分計算書でございます。
 左から四列目の未処分利益剰余金につきましては、当年度末残高が二百九十九億五千九百九十八万余円となっておりまして、これにつきまして、全額を平成二十五年への繰越利益剰余金といたしたいと存じます。
 四九ページから五五ページにかけまして、これが貸借対照表でございます。
 以上で、平成二十四年度臨海地域開発事業会計決算の説明を終わらせていただきます。
 続きまして、港湾事業会計の決算を、お手元にお配りしてございます資料の2、平成二十四年度東京都港湾事業会計決算説明資料に基づきましてご説明させていただきます。
 一ページから四ページにかけましては、先ほどの委員会におきまして局長がご説明申し上げた決算の総括でございますので、説明を省略させていただきまして、七ページをお開き願います。
 七ページ、平成二十四年度東京都港湾事業会計決算報告書でございます。
 まず、(1)、収益的収入及び支出のうちの収入でございます。
 港湾事業収益の第一項、営業収益は、港湾施設の使用料収入でございます。
 第二項、営業外収益は、受取利息、雑収益等でございます。このうち雑収益は、財産運用収入、光熱水費受け入れ等でございます。
 第三項、特別利益は実績がございませんでした。
 以上、収益的収入の合計は、一番下の段に記載してございますとおり、予算現額四十七億六千万円に対しまして、決算額四十七億一千九十三万余円で、収入率は九九・〇%となってございます。
 八ページをお開き願います。支出でございます。
 港湾事業費用の第一項、営業費用は、港湾施設の管理運営に要する経費のほか、減価償却費等でございます。
 第二項、営業外費用は、支払い利息等でございます。
 第三項、特別損失は実績がございませんでした。
 以上、収益的支出の合計は、一番下の段に記載してございますとおり、予算現額三十一億二千七百万円に対しまして、決算額二十八億二千九百九十八万余円で、執行率は九〇・五%となってございます。
 九ページをごらん願います。(2)、資本的収入及び支出のうちの収入でございます。
 資本的収入の第一項、雑収入は、工事負担金の収入等でございます。
 以上、資本的収入の合計は、一番下の段に記載してございますとおり、予算現額八百万円に対しまして、決算額三百二十七万余円、収入率は四〇・九%となってございます。
 一〇ページをお開き願います。支出でございます。
 資本的支出の第一項、建設改良費は港湾施設の整備費等でございます。
 第二項、投資は実績がございませんでした。これは、投資として国債等の債券を購入することを想定したところ、金利の動向を踏まえまして、利回り面で有利であった預金で資金運用を行ったことによるものでございます。
 第三項、企業債費は、企業債の元金償還金を支出したものでございます。
 以上、資本的支出の合計は、一番下の段に記載してございますとおり、予算現額百五十億二千五百九十万円に対しまして、決算額十七億五百九十八万余円、翌年度の繰越額九千二百十五万円で、執行率は一一・四%となってございます。
 次のページの一一ページから二七ページにかけましては、これまでご説明申し上げた決算報告書の内容を、各目ごとに説明を加えて掲げております。
 また、三一ページは損益計算書でございます。
 三五ページは剰余金計算書でございます。
 三九ページをお開き願います。剰余金処分計算書(案)でございます。
 左から四列目、未処分利益剰余金につきましては、当年度末残高が九十八億九千七百九十三万余円となっておりまして、これについて、減債積立金に三億四千七百十一万余円を積み立て、残額の九十五億五千八十二万余円を平成二十五年度への繰越利益剰余金といたしたいと存じます。
 四三ページから四六ページは貸借対照表でございます。
 以上で、平成二十四年度臨海地域開発事業会計及び港湾事業会計につきましての決算説明を終わらせていただきます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。

○山加委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。

○大島委員 臨海地域開発事業会計について五点お願いいたします。
 一、豊洲新市場、産業技術研究センター、特別支援学校等、公共用地として売却した場合の各用途、面積、処分額の一覧、過去五年分。
 二、投資運用額、運用益の推移、過去五年分。
 三、預金額、預金利息の推移、過去五年分。
 四、完成埋立地、未完成埋立地の臨海副都心地域埋立地域別の面積及び処分実績、過去五年分。
 五、臨海ホールディングス株式会社の長期借入金、当期純利益、預金、投資金の推移、過去五年分。
 以上です。よろしくお願いします。

○山加委員長 ただいま、大島副委員長から五点の資料要求がありました。これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○山加委員長 異議なしと認めます。理事者においては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 以上で港湾局関係を終わります。
 これをもちまして本日の分科会を閉会といたします。
   午後三時七分散会

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