平成二十四年度公営企業会計決算特別委員会第二分科会速記録第一号

平成二十五年十月二十一日(月曜日)
第二委員会室
午後二時十八分開議
出席委員 十一名
委員長かち佳代子君
副委員長吉倉 正美君
副委員長あさの克彦君
副委員長鈴木 隆道君
小林 健二君
清水 孝治君
山内れい子君
尾崎あや子君
木村 基成君
川松真一朗君
林田  武君

欠席委員 なし

出席説明員
水道局局長吉田  永君
次長福田 良行君
総務部長松宮 庸介君
職員部長松丸 俊之君
経理部長石井 正明君
サービス推進部長冨田 英昭君
浄水部長佐々木史朗君
給水部長田村 聡志君
建設部長今井  滋君
企画担当部長斉田 典彦君
サービス企画担当部長宇井 利見君
設備担当部長佐久間 勝君
多摩水道改革推進本部本部長大村 雅一君
調整部長浅沼 寿一君
施設部長山田  廣君
技術調整担当部長青木 秀幸君
下水道局局長松浦 將行君
次長石原 清次君
総務部長小山 哲司君
職員部長安藤  博君
経理部長熊谷  透君
計画調整部長渡辺志津男君
施設管理部長坂根 良平君
建設部長中島 義成君
企画担当部長永野  実君
技術開発担当部長神山  守君
施設管理担当部長野口 毅水君
流域下水道本部本部長黒住 光浩君
管理部長須田  潔君
技術部長松島  修君
病院経営本部本部長醍醐 勇司君
経営企画部長和賀井克夫君
サービス推進部長中野  透君
経営戦略担当部長野瀬 達昭君
都市整備局東京都技監都市整備局長技監兼務藤井 寛行君
次長中嶋 正宏君
技監安井 順一君
理事櫻井  務君
理事佐野 克彦君
総務部長浅川 英夫君
都市づくり政策部長永島 恵子君
住宅政策推進部長細渕 順一君
都市基盤部長西倉 鉄也君
市街地整備部長鈴木 昭利君
市街地建築部長久保田浩二君
都営住宅経営部長上野 雄一君
企画担当部長福田  至君
防災都市づくり担当部長佐藤 伸朗君
多摩ニュータウン事業担当部長太田 誠一君

本日の会議に付した事件
平成二十四年度東京都公営企業各会計決算の認定について
水道局関係
・平成二十四年度東京都水道事業会計決算(説明)
・平成二十四年度東京都工業用水道事業会計決算(説明)
下水道局関係
・平成二十四年度東京都下水道事業会計決算(説明)
病院経営本部関係
・平成二十四年度東京都病院会計決算(説明)
都市整備局関係
・平成二十四年度東京都都市再開発事業会計決算(説明)

○かち委員長 ただいまから平成二十四年度公営企業会計決算特別委員会第二分科会を開会いたします。
 このたび、第二分科会委員長に選任いただきました、かち佳代子でございます。本日は、最初の分科会ですので、一言ご挨拶を申し上げます。
 当分科会は、水道局、下水道局、都市整備局、病院経営本部の四局を所管しております。いずれも都民生活にとって大変重要な部門であります。委員の皆様、理事者の皆様のご協力をいただきながら、充実した審議を行い、公正、公平かつ円滑な委員会運営に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、さきの委員会で決定いたしました実施要領及び審査日程に従いまして、本日から分科会の審査を進めてまいります。
 初めに、分科会の議席につきまして申し上げます。
 議席は、先ほどの打合会で、ただいまご着席のとおりとすることを申し合わせましたので、ご了承願います。
 分科会での喫煙につきましては、先ほどの打合会で自粛とすることを申し合わせましたので、ご協力をお願いいたします。
 本分科会の担当書記を紹介いたします。
 議事課の担当書記の中田隆行君、須田知宏君です。
 議案法制課の担当書記の津田公子さんです。宮本綾乃さんです。
 よろしくお願いいたします。
   〔書記挨拶〕

○かち委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、水道局、下水道局、病院経営本部及び都市整備局関係の決算の審査を行います。
 なお、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は後日の分科会で行いますので、ご了承願います。
 これより水道局関係に入ります。
 初めに、水道局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○吉田水道局長 水道局長の吉田永でございます。よろしくお願い申し上げます。
 かち委員長を初め委員の皆様方には、日ごろから当局事業につきましてご理解とご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
 ご審議いただくに当たりまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 次長の福田良行でございます。多摩水道改革推進本部長の大村雅一でございます。総務部長の松宮庸介でございます。職員部長の松丸俊之でございます。経理部長の石井正明でございます。サービス推進部長の冨田英昭でございます。浄水部長の佐々木史朗でございます。給水部長の田村聡志でございます。建設部長の今井滋でございます。企画担当部長の斉田典彦でございます。サービス企画担当部長の宇井利見でございます。設備担当部長の佐久間勝でございます。多摩水道改革推進本部調整部長の浅沼寿一でございます。多摩水道改革推進本部施設部長の山田廣でございます。多摩水道改革推進本部技術調整担当部長の青木秀幸でございます。次に、当委員会との連絡に当たります総務課長の小平基晴でございます。主計課長の市村敬正でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
   〔理事者挨拶〕

○かち委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○かち委員長 これより決算の審査を行います。
 平成二十四年度東京都水道事業会計決算及び平成二十四年度東京都工業用水道事業会計決算を一括して議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○松宮総務部長 平成二十四年度東京都水道事業会計及び工業用水道事業会計の決算につきまして、その概要をご説明申し上げます。
 初めに、お手元に配布してございます資料についてご案内申し上げます。資料は、それぞれ水道事業会計及び工業用水道事業会計の決算説明資料でございます。
 それではまず、東京都水道事業会計決算説明資料に基づきましてご説明申し上げます。
 一ページをお開き願います。平成二十四年度決算報告書でございます。
 まず、収益的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 水道事業収益につきましては、予算額三千六百二十七億三千七百万円に対しまして、決算額は三千四百二十三億四百七十八万余円となっております。
 営業収益のうち主なものは給水収益で、水道料金収入でございます。受託事業収益は、給水装置の新設や改造工事、他企業等からの依頼による工事に伴う収入でございます。その他営業収益の主なものといたしましては、下水道料金の徴収に伴う下水道局からの繰入金でございます。
 営業外収益の主なものは、土地物件収益でございます。
 特別利益の主なものは、固定資産売却益でございます。
 二ページをお開き願います。支出の部でございます。
 水道経営費につきましては、予算額三千二百十二億二千九百万円に対しまして、決算額は三千九十四億四千六百六十七万余円となっております。
 営業費用のうち主なものは、水道の供給に必要な原水、浄水、配水及び給水施設の維持管理費と固定資産の減価償却費でございます。
 営業外費用の主なものは、支払い利息及び企業債取扱諸費でございます。
 なお、表の欄外に収支差引額を表示してございます。ご参照願います。
 三ページをお開き願います。資本的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 資本的収入につきましては、予算額二百二十二億一千万円に対しまして、決算額は百六十五億二千八百十一万余円となっております。
 主なものは、企業債、国庫補助金及び一般会計出資金でございます。
 四ページをお開き願います。支出の部でございます。
 資本的支出につきましては、括弧書きで表示しております前年度からの繰越額を含めまして、予算額一千五百二十八億百万円に対しまして、決算額は一千百七十五億六千六百三十二万余円でございます。
 建設改良費は、水源開発分担金、水道施設の建設改良などに伴う支出でございます。
 企業債償還金は、建設事業の財源として借り入れた企業債の償還金でございます。
 なお、表の欄外に資本的収支の差し引き及び補填財源を記載してございます。
 3の差引額は、括弧書きで表示しておりますとおり、消費税抜きの金額で九百十六億三千六百三万余円の不足となり、減価償却費などの損益勘定留保資金等で補填いたしました。
 次の五ページから二八ページにかけましては、ただいまご説明いたしました決算報告書の内容を科目ごとに記載してございます。ご参照いただきたいと存じます。
 二九ページをお開き願います。平成二十四年度損益計算書でございます。
 経営成績を明らかにするために、当年度に得た全ての収益と、これに対応する全ての費用を消費税抜きの金額で記載したものでございます。
 三〇ページをお開き願います。下から三行目にございますように、平成二十四年度の純利益は二百九十四億三千六百十九万余円となっております。
 三一ページをお開き願います。平成二十四年度剰余金計算書でございます。
 本ページと次の三二ページに資本金の部及び資本剰余金の部を表示してございます。ご参照いただきたいと存じます。
 三三ページをお開き願います。利益剰余金の部の減債積立金につきましては、利益剰余金処分により積み立てた七十億九千九百四万余円を企業債の償還に充てたものでございます。
 建設改良積立金につきましては、利益剰余金処分により積み立てた百八十二億円を建設改良の財源に充てたものでございます。
 大規模浄水場更新積立金につきましては、利益剰余金処分により五十億円を積み立て、前年度からの積立額と合わせ二百五十億円を繰り越しました。
 三四ページをお開き願います。奥多摩水道施設整備積立金につきましては、一億二千五百九十五万円を奥多摩町の基幹施設整備の財源に充て、残額二十二億二千三百一万余円を繰り越しました。
 未処分利益剰余金につきましては、前年度末残高の三百二億九千九百四万余円を全額、減債積立金、建設改良積立金及び大規模浄水場更新積立金に処分したことから、処分後残高はゼロ円となっております。
 当年度末残高は、二百九十四億三千六百十九万余円となっております。
 三六ページをお開き願います。平成二十四年度剰余金処分計算書案でございます。
 未処分利益剰余金の部でございますが、当年度末残高の二百九十四億三千六百十九万余円を、予算で定めた予定処分に基づく建設改良積立金に百九十七億円、大規模浄水場更新積立金に五十億円、条例に基づく減債積立金に四十七億三千六百十九万余円、それぞれ処分することといたします。この結果、処分後残高はゼロ円となる予定でございます。
 次の三七ページからは貸借対照表を記載してございます。
 四〇ページをお開き願います。下段の資産合計でございますが、平成二十四年度末は二兆七千二百十二億余円であり、前年度と比較して二百十四億余円増加しております。
 四二ページをお開き願います。下段の負債合計でございますが、平成二十四年度末は二千九百四十三億余円であり、前年度と比較して九十億余円増加しております。
 四四ページをお開き願います。下から二行目の資本合計でございますが、平成二十四年度末は二兆四千二百六十九億余円であり、前年度と比較して百二十四億余円増加しております。
 なお、増減内容等につきましては、右側の説明欄に記載してございますので、ご参照願います。
 引き続き、東京都工業用水道事業会計決算説明資料に基づきましてご説明申し上げます。
 一ページをお開き願います。平成二十四年度決算報告書でございます。
 まず、収益的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 工業用水道事業収益につきましては、予算額十五億八百万円に対しまして、決算額は十二億五千五百五十五万余円となっております。
 営業収益のうち主なものは給水収益で、工業用水道料金収入でございます。
 営業外収益の主なものは、土地物件収益及び一般会計補助金でございます。
 二ページをお開き願います。支出の部でございます。
 工業用水道経営費につきましては、予算額十五億八百万円に対しまして、決算額は十二億五千二百三十一万余円となっております。
 営業費用のうち主なものは、工業用水道の供給に必要な浄水、配水及び給水施設の維持管理費と固定資産の減価償却費でございます。
 営業外費用の主なものは、消費税及び地方消費税でございます。
 なお、表の欄外に収支差引額を表示してございます。ご参照願います。
 三ページをお開き願います。資本的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 資本的収入につきましては、予算額六千百万円に対しまして、決算額は三千八百八十二万余円となっております。内容は、主に一般会計出資金でございます。
 四ページをお開き願います。支出の部でございます。
 資本的支出につきましては、予算額三億四千百万円に対しまして、決算額は六千八百四万余円となっております。
 建設改良費は、浄水及び配水施設の設備改良などに伴う支出でございます。
 なお、表の欄外に資本的収支の差し引き及び補填財源を記載してございます。
 資本的収支における差引額は、括弧書きで表示しておりますとおり、消費税抜きの金額で二千五百九十八万余円の不足となり、減価償却費などの損益勘定留保資金で補填いたしました。
 次の五ページから一五ページにかけましては、ただいまご説明いたしました決算報告書の内容を科目ごとに記載してございます。ご参照いただきたいと存じます。
 一六ページをお開き願います。平成二十四年度損益計算書でございます。
 経営成績を明らかにするため、当年度に得た全ての収益とこれに対応する全ての費用を消費税抜きの金額で記載したものでございます。
 一七ページをお開き願います。四行目にございますように、平成二十四年度の純利益はゼロ円で、収支が均衡しております。
 一九ページをお開き願います。
 利益剰余金の部につきましては、前年度及び当年度の未処分利益剰余金はゼロ円でございます。
 二一ページをお開き願います。平成二十四年度剰余金処分計算書でございます。
 当年度処分すべき未処分利益剰余金はございません。
 次の二二ページからは貸借対照表を記載してございます。
 二三ページをお開き願います。下段の資産合計でございますが、平成二十四年度末は三百五十億三百二万余円であり、前年度と比較して七千八百九十万余円増加しております。
 次に、二五ページをお開き願います。下段の負債合計でございますが、平成二十四年度末は一億八千四百七十六万余円であり、前年度と比較して四千十三万余円増加しております。
 次に、二六ページをお開き願います。下から二行目の資本合計でございますが、平成二十四年度末は三百四十八億一千八百二十五万余円であり、前年度と比較して三千八百七十六万余円増加しております。
 なお、増減内容等につきましては、右側の説明欄に記載してございますので、ご参照願います。
 以上、簡単ではございますが、平成二十四年度水道事業会計及び工業用水道事業会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。

○かち委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○尾崎委員 水需要予測と実績の推移をお願いします。
 もう一つは、八ッ場ダム建設事業費に係る東京都の負担額の推移です。
 三つ目が、多摩川水系の年間取水量の推移。
 次に、各浄水場における再生可能エネルギー等による発電規模と実績の推移。
 次に、水道管路における耐震継ぎ手化の計画と実績の推移。
 次に、未納カード発行枚数及び給水停止件数の推移。
 次に、監理団体への委託料の推移及び主な委託内容についてお願いします。
 次に、収益的収支、資本的収支及び損益勘定留保資金の推移。
 水道局の国際貢献の新たな取り組みに関する海外出張に要した経費の一覧。
 最後に、漏水率の推移をお願いいたします。

○かち委員長 ただいま尾崎委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○かち委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 以上で水道局関係を終わります。

○かち委員長 これより下水道局関係に入ります。
 初めに、下水道局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○松浦下水道局長 下水道局長の松浦將行でございます。よろしくお願い申し上げます。
 ご審議をいただくに当たりまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 次長の石原清次でございます。流域下水道本部長の黒住光浩でございます。総務部長の小山哲司でございます。職員部長の安藤博でございます。経理部長の熊谷透でございます。計画調整部長の渡辺志津男でございます。施設管理部長の坂根良平でございます。建設部長の中島義成でございます。企画担当部長の永野実でございます。技術開発担当部長の神山守でございます。施設管理担当部長の野口毅水でございます。流域下水道本部管理部長の須田潔でございます。流域下水道本部技術部長の松島修でございます。本委員会との連絡を担当いたします担当部長で総務部総務課長事務取扱の松本明子でございます。総務部理財課長の福島大起でございます。経理部会計課長の吉川正信でございます。
 以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○かち委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○かち委員長 これより決算の審査を行います。
 平成二十四年度東京都下水道事業会計決算を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○熊谷経理部長 平成二十四年度東京都下水道事業会計決算の内容につきまして、お手元にお配りいたしました東京都下水道事業会計決算説明資料によりご説明申し上げます。
 恐れ入りますが、一ページをお開き願います。平成二十四年度の決算の概況でございます。
 まず、収益的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 1の下水道事業収益は、区部下水道事業の事業収益を計上したもので、決算額はBの欄にございますように三千三十五億六千九百余万円となっております。
 このうち営業収益の主なものは、下水道料金と一般会計補助金でございます。一般会計補助金は、雨水処理経費などの行政的経費を一般会計から繰り入れたものでございます。
 その下の営業外収益の主なものは、一般会計補助金となっております。こちらは、建設財源として発行した企業債に係る支払い利息のうち、雨水相当分などを一般会計から繰り入れたものでございます。
 二ページをお開き願います。2の流域下水道事業収益は、流域下水道事業の事業収益を計上したもので、決算額は百八十三億六千九百余万円となっております。
 このうち営業収益の主なものは、流域下水道管理費負担金収入でございます。これは、流域下水道の維持管理に要する経費の関係市町村負担分でございます。
 営業外収益の主なものは一般会計補助金で、これは、建設財源として発行した企業債の支払い利息などを一般会計が負担するものでございます。
 以上、区部と流域の収益的収入を合計いたしますと、一番下の欄にございますように、予算額三千三百三十四億四千百万円に対しまして、決算額は三千二百十九億三千八百余万円となっております。
 三ページをお開き願います。支出の部でございます。
 1の下水道管理費は、区部の下水道施設の維持管理などに要した経費を計上したもので、決算額は二千七百三十一億七千五百余万円となっております。
 このうち営業費用の主なものは、管渠費、ポンプ場費、処理場費などの維持管理費用と固定資産の減価償却費でございます。
 また、営業外費用の主なものは、企業債の支払い利息でございます。
 四ページをお開き願います。2の流域下水道経営費でございます。これは、流域下水道施設の維持管理などに要した経費を計上したもので、決算額は二百億七千八百余万円となっております。
 このうち営業費用の主なものは、処理場管理費及び減価償却費でございます。
 営業外費用の主なものは、企業債の支払い利息でございます。
 以上、区部と流域の収益的支出の合計は、一番下の欄にございますように、予算額三千百五十六億五千七百万円に対しまして、決算額は二千九百三十二億五千三百余万円となっております。
 なお、その下、欄外に記載してございますように、収益的収入合計と収益的支出合計の差引額は二百八十六億八千四百余万円でございます。
 損益計算は消費税抜きで行うこととされておりますので、純利益は括弧書きでお示しした二百二十九億七千三百余万円となっております。
 五ページをお開き願います。資本的収入及び支出でございます。
 まず、収入の部でございますが、1の下水道事業資本的収入は、区部下水道の建設改良事業などに充当する収入を計上したもので、決算額はBの欄にございますとおり、千九百四十一億八千余万円となっております。
 その主なものは、企業債、一般会計出資金及び国庫補助金でございます。
 六ページをお開き願います。2の流域下水道事業資本的収入の決算額は百十四億八千五百余万円となっております。
 その主なものは、企業債、国庫補助金及び市町村負担金収入でございます。
 以上、区部と流域の資本的収入の合計は、一番下の欄にございますように、予算額二千百七十七億八千百万円に対しまして、決算額は二千五十六億六千六百余万円となっております。
 七ページをお開き願います。資本的支出の部でございます。
 1の下水道事業資本的支出は、区部下水道の建設改良事業費などを計上したもので、決算額は三千六百六十七億九千四百余万円となっております。
 このうち下水道建設改良費は、下水道の施設整備に要した工事費などを計上したものでございます。
 また、その下の企業債償還金は、建設改良事業に充当いたしました企業債の償還金を計上したものでございます。
 八ページをお開き願います。2の流域下水道事業資本的支出は、流域下水道の建設改良事業費などを計上したもので、決算額は二百一億六千二百余万円となっております。
 区部と流域の資本的支出の合計は、一番下の欄にございますように、予算額四千三百三十一億二千五百余万円に対しまして、決算額は三千八百六十九億五千七百余万円となっております。
 なお、その下、欄外には、資本的収支の差し引き及び差引資金不足額をお示ししてございます。
 差引資金不足額二千百八十三億七千百余万円は、括弧書きにございますように、前年度からの繰越工事資金及び減価償却費などの損益勘定留保資金などをもって補填いたしました。
 次の九ページから二一ページまでは、ただいまご説明申し上げました収入、支出の明細でございますので、後ほどご参照いただきたいと存じます。
 恐れ入りますが、二二ページの剰余金計算書に進ませていただきます。剰余金計算書でございます。
 まず、資本金でございます。金額の欄の左側には平成二十四年度における増減額を、また、その右側には当年度末の残高を表示しております。
 次に、資本剰余金には、国庫補助金など資本剰余金の項目ごとに、それぞれの増減額と当年度末残高を二三ページにわたって表示しております。
 恐れ入りますが、二四ページをお開き願います。利益剰余金でございます。
 ローマ数字Ⅰの減債積立金からⅢの改良積立金まで各種積立金の増減及び当年度末残高を表示しております。
 二五ページをお開き願います。ローマ数字のⅣは、未処分利益剰余金でございます。
 このうち、アラビア数字3の処分後残高、これは前年度の繰越利益剰余金ですが、百八億四千七百余万円に、4の当年度変動額、これは当年度の純利益ですが、二百二十九億七千三百余万円を加えた額が5の当年度末残高、すなわち平成二十四年度末の未処分利益剰余金でございます。その額は三百三十八億二千百余万円となっております。
 二六ページをお開き願います。資本合計を表示しております。
 当年度末残高は、金額欄の右下、最終行にありますとおり、六兆五千六百八十四億三千三百余万円となっております。
 二七ページをお開き願います。剰余金処分計算書の案でございます。
 まず、表の左側、科目欄の中段にあります資本剰余金ですが、当年度末残高は二兆七千四百十五億七百余万円となっております。
 この当年度末残高のうち、国費などを財源として建設した資産を撤去する際に発生した除却損への補填として七十三億七千余万円を未処分利益剰余金に処分したいと存じます。
 次に、未処分利益剰余金ですが、当年度末残高は三百三十八億二千百余万円となっております。
 先ほどの除却損への補填額のうち、区部下水道事業への補填分四十三億八千六百余万円と、区部下水道事業の経営から発生した純利益の二百四十九億五千七百余万円を合わせました二百九十三億四千三百余万円を、減債積立金として処分したいと存じます。
 これらの処分をした後の残高百十八億四千七百余万円を、翌年度への繰越利益剰余金といたします。
 次の二八ページ目以降は、これまでご説明申し上げました内容を貸借対照表にまとめたものでございますので、後ほどご参照いただきたいと存じます。
 以上、簡単ではございますが、平成二十四年度東京都下水道事業会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。

○かち委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○尾崎委員 一つ目は、二十三区における主な浸水被害状況の推移です。
 二つ目が、監理団体への委託内容と委託料の推移。
 三つ目が、区部下水道事業における収益的収支、資本的収支及び損益勘定留保資金の推移。
 四つ目が、下水管、マンホールの総数と浮き上がり抑制対策の計画と実績の推移。
 最後に、水再生センターにおける再生可能エネルギーの規模と発電実績の推移をお願いいたします。

○かち委員長 ただいま尾崎委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○かち委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 以上で下水道局関係を終わります。

○かち委員長 これより病院経営本部関係に入ります。
 初めに、病院経営本部長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○醍醐病院経営本部長 病院経営本部長の醍醐勇司でございます。
 かち委員長を初め委員の皆様方には、日ごろから病院事業につきましてご指導、ご鞭撻を賜りまして、まことにありがとうございます。
 ご審議をいただくに当たりまして、当本部の幹部職員を紹介させていただきます。
 経営企画部長の和賀井克夫でございます。サービス推進部長の中野透でございます。経営戦略担当部長の野瀬達昭でございます。当委員会との連絡等に当たらせていただきます担当部長総務課長事務取扱の谷田治でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○かち委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○かち委員長 これより決算の審査を行います。
 平成二十四年度東京都病院会計決算を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○和賀井経営企画部長 平成二十四年度東京都病院会計決算の内容につきましてご説明申し上げます。
 なお、これから説明いたします内容のうち、金額につきましては、百万円未満を四捨五入して説明をさせていただきます。
 それでは、お手元にお配りしてございます資料、平成二十四年度東京都病院会計決算説明資料をごらんください。
 まず、目次の次の一ページをお開き願います。1、平成二十四年度東京都病院事業決算報告書でございます。これは、予算現額と消費税込みの決算額を対比したものでございます。
 (1)、収益的収入及び支出でございますが、これは病院の運営に関する収支の状況をあらわしたもので、表の上段、病院事業収益は、予算現額一千五百九十八億二千五百万円、決算額一千五百二十六億二千万円で、執行率九五・五%となっております。
 表の中ほどにございます病院事業費用は、予算現額一千六百三十四億九千三百万円、決算額一千五百二十七億一千八百万円で、執行率九三・四%となっております。
 二ページをお開き願います。(2)、資本的収入及び支出でございますが、これは、施設と設備の整備に要した経費の経理状況をあらわしたもので、表の上段、資本的収入は、予算現額四十六億三千百万円、決算額七十億五千四百万円で、執行率一五二・三%となっております。
 表の中ほどにございます資本的支出は、予算現額百三十四億一千三百万円、決算額百九億一千三百万円で、執行率八一・四%となっております。
 なお、欄外の(注1)にございますように、資本的収入額が資本的支出額に不足いたします額に繰越額を加えた差引資金不足額三十八億二百万円は、損益勘定留保資金等で補填をいたしました。
 三ページをごらんください。2、平成二十四年度東京都病院事業損益計算書でございます。
 損益計算書は、事業活動の実態を見るという趣旨から、消費税抜きで表示しております。表の上段部分が収益、中ほどから下が費用でございます。
 下の小さな表の一段目の純損益欄をごらんください。平成二十四年度決算では一億一千七百万円の純損失を計上いたしました。
 次に、四ページをお開き願います。3、平成二十四年度東京都病院事業決算説明書でございます。
 このページから七ページにかけまして、病院事業収益及び病院事業費用の科目別、病院別内訳を総括的に記載してございますので、後ほどご参照いただきたいと存じます。
 次に、八ページをお開き願います。(3)、収益的収入及び支出でございます。
 このページから三六ページまでは、収入と支出の科目ごとに、平成二十三年度決算額との対比を行っております。
 初めに、八ページのア、収益的収入でございますが、表の上段、医業収益の決算額は一千二百七十八億五千九百万円でございまして、前年度と比較して六十九億九千八百万円の増となっております。
 その内訳といたしまして、まず、次の行にございます入院収益が、前年度に比較して四十一億七千三百万円の増となっております。これは、駒込病院の年間を通じた本格稼働に伴う患者数の増加や、新たな施設基準の取得などによる入院単価の増等によるものでございます。
 表に病院別の延べ入院患者数、金額及び患者一人当たりの単価をそれぞれ前年度と比較して記載しておりますので、ご参照いただきたいと存じます。
 次に、一〇ページをお開き願います。外来収益でございます。
 前年度と比較いたしまして、十五億八千三百万円の増となっております。これは、小児総合医療センターや大塚病院の患者数の増等に伴うものでございます。
 表に、病院別の延べ外来患者数等を記載しておりますので、ご参照いただきたいと存じます。
 次に、一一ページをごらんください。一般会計負担金でございます。
 前年度と比較して十億九千万円の増となっております。
 一二ページから一四ページにかけましては、その他医業収益といたしまして、特別入院室料、診断書諸証明等を掲載しておりますので、後ほどご参照いただきたいと存じます。
 次に、一五ページをごらんください。表の上段の医業外収益でございます。
 決算額は二百四十六億五千九百万円でございまして、前年度と比較して二十七億五千三百万円の減となっております。
 その内訳といたしまして、一五ページに記載しております受取利息及び配当金に続いて、一六ページに記載しております一般会計負担金と、一七ページに記載しております一般会計補助金がございます。
 次の一八ページから二一ページまでは国庫補助金を、二二ページにはその他医業外収益といたしまして土地賃貸料や不用品売却収益などを、また、二三ページには特別利益といたしまして過年度損益修正益を記載しております。後ほどご参照いただきたいと存じます。
 次に、二四ページをお開き願います。このページからは収益的支出を記載しております。
 まず、表の上段、医業費用の決算額は一千四百三十四億二千六百万円でございまして、前年度と比較して二十七億一千五百万円の増となっております。
 その内訳といたしまして、次の行の給与費でございますが、前年度と比較して二千百万円の増となっております。
 次に、二六ページをお開き願います。材料費でございます。
 診療に必要な薬品や診療材料などでございますが、前年度と比較して一億四千八百万円の減となっております。これは、主に松沢病院のPFI事業での運営開始による経費への科目振りかえに伴うものでございます。
 次に、二七ページをごらんください。経費でございます。
 病院の運営に要する光熱水費や修繕料、委託料、賃借料などでございまして、前年度と比較して十七億三千五百万円の増となっております。これは、主に松沢病院のPFI事業での運営開始による委託料の増等によるものでございます。
 次の二八ページ及び二九ページには有形固定資産の減価償却費等を、三〇ページには棚卸資産減耗費等を、三一ページには研究研修費を記載しておりますので、後ほどご参照いただきたいと存じます。
 次に、三二ページをお開き願います。このページから医業外費用でございます。
 決算額は、表の上段にございますように、六十二億五千万円で、その内訳は企業債に係る利息や企業債手数料などのほか、三三ページの繰延勘定償却、三四ページの雑支出でございます。後ほどご参照いただきたいと存じます。
 次に、三五ページをごらんください。特別損失でございます。
 決算額は二十九億六千六百万円でございまして、これは、主に旧清瀬小児病院及び旧梅ケ丘病院の建物の除却等によるものでございます。
 次に、三七ページをごらんください。(4)、資本的収入及び支出でございます。
 この三七ページから四六ページにかけましては、工事の有無等により、年度によって金額が大きく変わりますことから、予算現額と決算額との対比を行っております。
 初めに、三七ページのア、資本的収入でございます。
 資本的収入の主なものは企業債と一般会計出資金で、病院の施設整備及び医療器械の整備等に充当したものでございます。
 次に、三八ページをお開き願います。イ、資本的支出でございますが、表の上段、建設改良費の決算額は六十一億一千百万円でございます。
 内訳は、工事費が九億八千三百万円でございます。工事の詳細につきましては、この三八ページから四〇ページにかけまして病院別にお示ししてございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 次に、四一ページをごらんください。器械及び備品購入費で、決算額は三十一億六千四百万円でございます。
 詳細は、このページから四三ページにかけまして病院別に記載してございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 次に、四四ページをお開き願います。建物購入費で、決算額は十七億九千九百万円でございます。
 松沢病院の再編整備に係る建設工事に要した経費等でございます。
 下段の諸権利金は、借り上げ職務住宅の敷金に要した経費でございます。
 次に、四五ページをごらんください。建設改良諸費で、決算額は一億六千五百万円でございます。
 これは、工事に伴います設計委託などに要した経費でございます。
 次に、四六ページをお開き願います。企業債償還金で、決算額は四十八億二百万円でございます。これは、病院建設等に当たって発行いたしました企業債元金の償還に要した経費でございます。
 次に、四八ページをごらんください。4、平成二十四年度東京都病院事業剰余金計算書でございます。
 次の四九ページにかけまして、事項ごとに当年度変動額の内訳を表示してございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 次に、五〇ページをお開き願います。5、平成二十四年度東京都病院事業欠損金処理計算書でございます。
 当年度未処理欠損金二十四億三千百万円につきましては、全額を翌年度に繰り越しいたしました。
 次の五一ページから五五ページにかけましては、6、平成二十四年度東京都病院事業貸借対照表でございます。
 それぞれの事項ごとに増減説明を記載してございますので、後ほどご参照いただきたいと存じます。
 以上をもちまして、平成二十四年度東京都病院会計決算の説明を終わらせていただきます。ご審議のほどどうぞよろしくお願い申し上げます。

○かち委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○尾崎委員 一つが、都立病院における経営指標の推移です。
 二つ目が、一般会計繰入金の推移。施設整備関連経費を含むものと、もう一つは一般会計繰入金の推移で、それ以外のものを病院別にお願いいたします。
 三つ目が、都立病院の医師、看護要員及び医療技術員等の定員及び現員の推移。
 四つ目が、産科、小児科及び麻酔科医、常勤医師の定数と現員の推移。病院別でお願いいたします。
 五つ目が、各都立病院の分娩件数と周産期医療受け入れ件数の推移。
 最後に、病院別薬剤師の定数と現員。常勤、非常勤別でお願いいたします。

○かち委員長 ただいま尾崎委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○かち委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 以上で病院経営本部関係を終わります。

○かち委員長 これより都市整備局関係に入ります。
 初めに、東京都技監都市整備局長兼務から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。

○藤井東京都技監 東京都技監の藤井寛行でございます。都市整備局長及び技監を兼務しております。
 かち委員長を初め委員の先生方には、日ごろから当局の事務事業につきましてご指導、ご鞭撻を賜り、まことにありがとうございます。
 都市整備局といたしましては、事務事業の適切かつ円滑な運営を図るとともに、安全で快適な都市づくりを進めるために一層の努力をいたす所存でございますので、よろしくお願い申し上げます。
 それでは、お手元の理事者名簿に従いまして、当局の幹部職員をご紹介いたします。
 次長の中嶋正宏でございます。技監の安井順一でございます。住宅担当理事の櫻井務でございます。航空政策・交通基盤整備・地下鉄改革担当理事の佐野克彦でございます。総務部長の浅川英夫でございます。都市づくり政策部長の永島恵子でございます。住宅政策推進部長の細渕順一でございます。都市基盤部長の西倉鉄也でございます。市街地整備部長の鈴木昭利でございます。市街地建築部長の久保田浩二でございます。都営住宅経営部長の上野雄一でございます。企画担当部長の福田至でございます。防災都市づくり担当部長の佐藤伸朗でございます。多摩ニュータウン事業担当部長の太田誠一でございます。当委員会との連絡に当たらせていただきます総務課長の木村健治でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○かち委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○かち委員長 これより決算の審査を行います。
 平成二十四年度東京都都市再開発事業会計決算を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○浅川総務部長 平成二十四年度東京都都市再開発事業会計決算につきましてご説明申し上げます。
 お手元に配布してございます東京都都市再開発事業会計決算説明資料をごらんいただきたいと存じます。A4横の資料でございます。
 決算の総括につきましては、先ほど開かれました委員会で都技監からご説明申し上げましたので、説明を省略させていただきます。
 それでは、七ページをお開き願います。平成二十四年度東京都都市再開発事業会計決算報告書でございます。
 決算額は、予算額との対比のため、消費税額及び地方消費税額を含んだ額を表記してございます。
 まず、(1)、収益的収入及び支出のうち、収入でございます。
 第一項の営業収益は、大橋地区の敷地等処分収益などが主な内容でございます。
 第二項の営業外収益は、受取利息などでございます。
 収益的収入の合計を表の一番下に記載してございますが、予算現額に対する決算額は百八十四億四千九百九十五万余円、収入率は九六・四%でございます。
 八ページをお開き願います。支出でございますが、第一項の営業費用は、大橋地区の敷地等処分原価などが主な内容でございます。
 第二項の営業外費用は、消費税及び地方消費税でございます。
 収益的支出の合計を表の一番下に記載してございますが、予算現額に対する決算額は二百二十三億一千四百七十九万余円、執行率は九四・一%でございます。
 九ページをごらんください。(2)、資本的収入及び支出のうち、収入でございます。
 主な事業内容についてご説明いたします。
 第二項の一般会計負担金は、公共施設の建設などの費用に充当する一般会計からの繰入金でございます。
 また、第四項の都市再開発事業収入は、各地区における敷地の売却収入でございます。
 資本的収入の合計でございますが、予算現額に対する決算額は百九十三億七百九十八万余円、収入率は五六・三%でございます。
 一〇ページをお開き願います。支出でございます。
 主な事業内容についてご説明いたします。
 第一項の都市再開発事業費は、各地区における市街地再開発事業に係る職員の人件費、用地費、施設建築物工事費及び公共施設工事費などを支出したものでございます。
 第二項の企業債償還金は、企業債の償還金を支出したものでございます。
 また、第四項の一般会計繰出金は、一般会計への繰出金を支出したものでございます。
 資本的支出の合計でございますが、予算現額に対する決算額は六百九十七億四千三百五万余円、翌年度繰越額は十億九千百六十二万余円、執行率は八二・五%でございます。
 一一ページから三七ページにかけましては、これまでにご説明申し上げました決算報告書の内容を各目ごとに説明を加え、まとめたものでございます。
 また、三九ページから四五ページまでは、損益計算書と剰余金計算書を記載してございます。
 四九ページをお開き願います。剰余金処分計算書案でございます。
 未処分利益剰余金につきましては、当年度末残高が五百九億二千七百七十三万余円です。これについて、予算で定めた予定処分に基づき、都市再開発事業積立金の積み立てに九十九億八千万円を、同様に一般会計への繰り出しに四百億円を、それぞれ処分することといたしたいと存じます。この結果、繰越利益剰余金となります処分後残高は九億四千七百七十三万余円となる予定です。
 最後となりますが、五一ページ以降に貸借対照表を記載してございます。
 以上をもちまして、平成二十四年度東京都都市再開発事業会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○かち委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○尾崎委員 一つは、都市再開発事業会計施行三地区の事業費と財源及び施設建築物の規模。
 もう一つが、三地区のこれまでの進捗率と今後の予定についてです。
 以上です。

○かち委員長 ただいま尾崎委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○かち委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 以上で都市整備局関係を終わります。
 これをもちまして本日の分科会を閉会いたします。
   午後三時十九分散会

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