平成二十三年度公営企業会計決算特別委員会第一分科会速記録第一号

平成二十四年十月十五日(月曜日)
第一委員会室
   午後二時十六分開議
 出席委員 十一名
委員長大西さとる君
副委員長中村ひろし君
副委員長橘  正剛君
副委員長きたしろ勝彦君
田中  健君
栗林のり子君
矢島 千秋君
柳ヶ瀬裕文君
伊藤 ゆう君
高木 けい君
石毛しげる君

 欠席委員 なし

 出席説明員
交通局局長中村  靖君
次長宮川  昭君
総務部長鈴木 尚志君
職員部長廣瀬 秀樹君
資産運用部長室星  健君
電車部長小泉  健君
自動車部長土岐 勝広君
車両電気部長石井 明彦君
建設工務部長遠藤 正宏君
企画担当部長広瀬 健二君
安全管理担当部長岡本 恭広君
バス事業経営改善担当部長太田  博君
技術調整担当部長奥津 佳之君
技術管理担当部長川合 康文君
中央卸売市場市場長塚本 直之君
管理部長塩見 清仁君
事業部長横山  宏君
新市場整備部長志村 昌孝君
市場政策担当部長江藤  巧君
企画調整担当部長森本 博行君
移転支援担当部長高木 良明君
新市場事業計画担当部長加藤  仁君
新市場事業推進担当部長日浦 憲造君
基盤整備担当部長加藤 直宣君
施設整備担当部長久保田浩二君
港湾局局長多羅尾光睦君
技監前田  宏君
総務部長黒田 祥之君
企画担当部長古谷ひろみ君
港湾経営部長笹川 文夫君
港湾経営改革担当部長野瀬 達昭君
臨海開発部長石原 清志君
開発調整担当部長大和田 元君
営業担当部長山口 祐一君
港湾整備部長石山 明久君
計画調整担当部長大釜 達夫君
離島港湾部長渡辺  滋君
島しょ・小笠原空港整備担当部長小幡 和輝君

本日の会議に付した事件
平成二十三年度東京都公営企業各会計決算の認定について
交通局関係
・平成二十三年度東京都交通事業会計決算(説明)
・平成二十三年度東京都高速電車事業会計決算(説明)
・平成二十三年度東京都電気事業会計決算(説明)
中央卸売市場関係
・平成二十三年度東京都中央卸売市場会計決算(説明)
港湾局関係
・平成二十三年度東京都臨海地域開発事業会計決算(説明)
・平成二十三年度東京都港湾事業会計決算(説明)

○大西委員長 ただいまから平成二十三年度公営企業会計決算特別委員会第一分科会を開会いたします。
 このたび、第一分科会委員長に選任いただきました大西さとるでございます。本日は、最初の分科会ですので、一言ごあいさつを申し上げます。
 このたび、第一分科会の委員長になりました大西さとるでございます。この第一分科会は、交通局と、そして港湾局、中央卸売市場の三局という所管になっております。どの局をとってみても、都民生活に直結した大変重要な局でございます。また、そこにはたくさんの都民の税金も使われているのがまた事実でございます。効率的に、そして中身の濃い運営を、協議を、質疑をさせていただきたい、そのように考えております。副委員長の皆様、そして理事の皆様、そして委員の皆様のご協力のもとに精いっぱい頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。
 それでは、さきの委員会で決定いたしました実施要領並びに審査日程に従いまして、本日から分科会の審査を進めてまいります。
 初めに、分科会の議席について申し上げます。
 議席は、先ほどの打合会で、ただいまご着席のとおりとすることを申し合わせしましたので、ご了承願います。
 なお、分科会での喫煙につきましては、先ほどの打ち合わせ会で自粛とすることを申し合わせましたので、ご協力をお願いいたします。
 次に、本分科会の担当書記を紹介いたします。
 議事課の担当書記は、二瓶純一君、平野光城君です。よろしくお願いします。
 議案法制課の担当書記は、小森繁樹君です。よろしくお願いします。
 調査部の担当書記は、冨樫誉君です。どうぞよろしくお願いをいたします。
   〔書記あいさつ〕

○大西委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、交通局、中央卸売市場及び港湾局関係の決算の審査を行います。
 なお、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は後日の分科会で行いますので、ご了承願います。
 これより交通局関係に入ります。
 初めに、交通局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○中村交通局長 交通局長の中村靖でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 ご審議をいただくに当たりまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 次長の宮川昭でございます。総務部長の鈴木尚志でございます。職員部長の廣瀬秀樹でございます。資産運用部長の室星健でございます。電車部長の小泉健でございます。自動車部長の土岐勝広でございます。車両電気部長の石井明彦でございます。建設工務部長の遠藤正宏でございます。企画担当部長の広瀬健二でございます。安全管理担当部長の岡本恭広でございます。バス事業経営改善担当部長の太田博でございます。技術調整担当部長の奥津佳之でございます。技術管理担当部長の川合康文でございます。続きまして、当委員会との連絡に当たります総務課長の相川準でございます。財務課長の稲垣敦子でございます。
 以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
   〔理事者あいさつ〕

○大西委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○大西委員長 次に、決算の審査を行います。
 平成二十三年度東京都交通事業会計決算、平成二十三年度東京都高速電車事業会計決算及び平成二十三年度東京都電気事業会計決算を一括して議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○鈴木総務部長 それでは、平成二十三年度の決算につきまして、お手元の平成二十三年度決算説明資料によりご説明申し上げます。
 まず、表紙をおめくりいただきたいと存じます。平成二十三年度決算の収支概要でございます。
 左側の表側にありますとおり、収益的収支と資本的収支に大別されます。
 上段の収益的収支につきましては、交通局が所管する三会計の合計で申し上げます。
 表頭の右端の合計欄、一段目の収入総額一千七百九十三億五千四百万円に対しまして、支出総額は、その下の一千七百四十二億九千四百万円でございます。この結果、純損益は、その下の五十億六千万円の黒字となりました。
 以上の収益的収支につきまして、事業ごとの損益状況をご説明いたします。
 まず、表の一番左側の自動車運送事業でございます。表の中ほど二重線の二段上の経常損益は十八億四千三百万円の赤字、その二段上の純損益は十七億九千三百万円の赤字となりました。
 次に、軌道事業でございますが、経常損益、純損益ともに一億九千百万円の赤字、次の新交通事業につきましては、経常損益、純損益ともに十七億一千七百万円の赤字、また懸垂電車事業につきましては、経常損益、純損益ともに四千三百万円の黒字となりました。
 以上、四事業を合計いたしました交通事業会計全体の経常損益は三十七億七百万円の赤字、純損益は三十六億五千七百万円の赤字となりました。
 次に、高速電車事業会計でございますが、経常損益は八十六億三千四百万円の黒字、純損益は八十六億五千万円の黒字となりました。この結果、表の中ほど二重線の上の段、当年度末繰越損益予定額に示しております累積欠損金は四千百二十八億九千五百万円となりました。
 次に、電気事業会計でございます。経常損益、純損益ともに六千六百万円の黒字となりました。
 次に、資本的収支をご説明申し上げます。三会計の合計で申し上げます。
 右端の合計欄の中ほどにございます二重線の下、一段目にございますように、収入総額は六百十五億八千二百万円で、支出総額は、その一段下の一千百六十七億一千六百万円となり、その三段下のとおり、差引資金不足額は六百四十六億六千三百万円となりました。この不足額につきましては、その一段下の補てん財源等である損益勘定留保資金などにより補てんいたしまして、一番下の段になりますが、当年度末の累積で八百二億六千四百万円の資金残となっております。
 なお、二枚おめくりいただきました一ページ以降に、平成二十三年度決算総括表、さらに三ページ以降に、より詳細な内容が記載された決算総表がございますので、後ほどごらんいただければと存じます。
 続きまして、予算に対する決算の内容を各会計ごとにご説明いたします。
 八ページをごらんいただきたいと存じます。平成二十三年度交通事業決算報告書でございます。
 八ページから一四ページにかけまして、自動車運送、軌道、新交通、懸垂電車の各事業ごとに、予算額、決算額、前年度決算額及びそれぞれの比較を記載しております。
 なお、予算決算対比につきましては、予算が消費税及び地方消費税込みでございますので、決算も同様としております。
 まず、八ページの自動車運送事業の営業収益でございます。予算額三百八十六億四千百万円に対しまして、決算額は三百六十五億七千六百万余円となりました。この大宗を占めておりますのは乗車料収入で、そのほかに賃貸料、広告料収入などがございます。
 営業外収益は、予算額三十八億七千万円に対しまして、決算額は十二億三千百万余円となりました。主なものは一般会計補助金などでございます。
 特別利益は、予算には計上しておりませんでしたが、決算額は五千万余円でございます。
 次に、軌道事業の営業収益でございます。予算額二十九億四千九百万円に対し、決算額は二十七億七千九百万余円となりました。
 営業外収益は、予算額四億七千三百万円に対しまして、決算額は一億四千万余円となりました。
 次に、新交通事業の営業収益でございます。予算額四十六億円に対しまして、決算額は四十二億五千九百万余円となりました。
 営業外収益は、予算額四千四百万円に対しまして、決算額は三千三百万余円となりました。
 次に、九ページをごらんください。懸垂電車事業収益でございます。
 営業収益は、予算額一億三千九百万円に対しまして、決算額は一億四千二百万余円となりました。
 営業外収益は、予算額三千七百万円に対しまして、決算額は三百万余円でございます。
 以上、四事業を合わせました交通事業会計の収益的収入の合計が一番下の欄にございます。予算額五百七億五千三百万円に対しまして、決算額は四百五十二億一千八百万余円で、予算に対する比率は八九・一%、前年度決算額との比率は九四・七%となりました。
 次の一〇ページをお開きいただきたいと存じます。支出でございます。
 まず、自動車運送事業の営業費用でございます。予算額四百七億五千五百万余円に対しまして、決算額は三百八十二億三千九百万余円で、人件費、物件費、減価償却費でございます。
 営業外費用は、予算額十四億五千百万円に対しまして、決算額が十二億四千六百万余円で、主なものは消費税及び地方消費税の納付金などでございます。
 次に、軌道事業の営業費用でございます。予算額三十二億一千九百万余円に対しまして、決算額は二十九億五千八百万余円となりました。
 営業外費用は、予算額四億四千八百万円に対しまして、決算額は一億三千三百万余円でございます。
 次に、新交通事業の営業費用でございます。予算額五十九億五千二百万円に対しまして、決算額は五十五億五千四百万余円となりました。
 営業外費用は、予算額九億二千百万円に対しまして、決算額は三億八千九百万余円でございます。
 次に、懸垂電車事業の営業費用でございます。予算額一億二千七百万円に対しまして、決算額は九千百万余円となりました。
 営業外費用は、予算額四千二百万円に対しまして、決算額一千百万余円でございます。
 以上、四事業を合わせました交通事業会計収益的支出の合計は、一番下の段にございますが、予算額五百二十九億一千五百万余円に対しまして、決算額四百八十六億二千四百万余円で、執行率は九一・九%、前年度決算額との比率は一〇一・五%となりました。
 次に、一二ページをお開きいただきたいと存じます。資本的収入及び支出でございます。
 まず、自動車運送事業の資本的収入でございます。予算額十億九千四百万円に対しまして、決算額は四千八百万余円となりました。
 次に、軌道事業の資本的収入でございます。予算額六億三千二百万円に対しまして、決算額はございません。
 次に、新交通事業の資本的収入でございます。予算額五十億五千三百万円に対しまして、決算額は五十億三千六百万余円でございます。
 以上、三事業を合わせました交通事業会計の資本的収入の合計が一番下の欄にございます。予算額六十七億七千九百万円に対しまして、決算額は五十億八千五百万余円で、予算に対する比率は七五・〇%となりました。
 次の一三ページをお開きいただきたいと存じます。資本的支出でございます。
 まず、自動車運送事業でございます。予算額九十三億百万円に対しまして、決算額は六十億二百万余円でございます。
 次に、軌道事業でございます。予算額六億七千四百万円に対しまして、決算額は四億二千三百万余円でございます。
 次に、新交通事業でございます。予算額五十三億一千百万円に対しまして、決算額は五十二億百万余円でございます。
 以上、交通事業会計資本的支出の合計は、予算額百五十二億八千六百万円に対しまして、決算額は百十六億二千七百万余円で、執行率は七六・一%となりました。
 交通事業会計の決算につきましては、その概要をご説明いたしましたが、詳細な内容につきましては、一五ページ以降に記載しておりますので、後ほどごらんいただければと存じます。
 少しページが飛びますが、六九ページをお開きいただきたいと存じます。
 次に、高速電車事業会計をご説明申し上げます。
 平成二十三年度高速電車事業決算報告書でございます。
 まず、営業収益でございます。予算額一千四百三十八億九千五百万円に対しまして、決算額は一千三百四十一億二千二百万余円となりました。
 営業外収益は、予算額七十八億三千二百万円に対しまして、決算額は六十六億七千万余円となりました。
 特別利益は、予算には計上しておりませんでしたが、決算額は一千七百万余円でございます。
 以上を合計したものが、一番上の段、高速電車事業収益でございます。予算額一千五百十七億二千七百万円に対しまして、決算額は一千四百八億一千万余円で、予算に対する比率は九二・八%、前年度決算額との比率は九六・二%となりました。
 続きまして、支出でございます。
 まず、営業費用でございます。予算額一千二百五億四千五百万余円に対しまして、決算額は一千百三十三億七千五百万余円でございます。
 営業外費用は、予算額二百七億四千八百万円に対しまして、決算額は百七十九億四千百万余円でございます。
 特別損失は、予算に計上しておりませんでしたが、決算額は百万余円でございます。
 以上を合計したものが、一番上の段、高速電車事業費でございます。予算額一千四百十二億九千三百万余円に対しまして、決算額は一千三百十三億一千八百万余円で、執行率は九二・九%、前年度決算額との比率は九六・八%となりました。
 次の七〇ページをお開きください。資本的収入及び支出でございます。
 まず、資本的収入でございます。予算額七百六十七億六千七百万円に対しまして、決算額は五百六十四億九千六百万余円で、予算に対する比率は七三・六%となりました。
 次の七一ページをお開きください。資本的支出でございます。予算額一千三百十五億二千百万円に対しまして、決算額は一千五十九億八千二百万余円で、執行率は八〇・六%となりました。
 以上、高速電車事業会計の決算につきまして、その概要をご説明いたしましたが、詳細な内容につきましては、次の七二ページ以降に記載しておりますので、後ほどごらんいただければと存じます。
 また、少しページが飛びますが、一〇二ページをごらんいただきたいと存じます。
 最後に、電気事業会計をご説明いたします。
 平成二十三年度電気事業決算報告書でございます。
 まず、電気事業収益でございます。予算額十一億一千四百万円に対しまして、決算額は十億二千七百万余円でございます。予算に対する比率は九二・二%、前年度決算額との比率は一〇三・二%となっております。
 次に、電気事業費でございます。予算額十億九千六百万円に対しまして、決算額は九億五千五百万余円となりました。執行率は八七・二%、前年度決算額との比率は一〇九・六%となりました。
 次の一〇三ページをお開きください。資本的支出でございます。予算額二億六千三百万円に対しまして、決算額は一億一千五百万余円で、執行率は四三・八%となりました。
 なお、資本的収入は予算額、決算額ともにございません。
 詳細な内容につきましては、次の一〇四ページ以降に記載しております。
 また、一一一ページからは剰余金計算書でございますので、後ほどごらんいただければと存じます。
 次に、一一四ページをお開き願います。利益剰余金の処分につきまして、剰余金処分計算書(案)に基づきご説明申し上げます。
 右端一番上の段にございますように、当年度末における未処分利益剰余金は六千六百万余円となりました。これにつきまして、その二段下から下に向かって順に、利益積立金に三万余円を、中小水力発電開発改良積立金に二千六百万余円を、建設改良積立金に三千九百万余円をそれぞれ積み立てたいと存じます。
 以上で、平成二十三年度の交通局関係の決算説明を終わらせていただきます。よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。

○大西委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○大西委員長 なければ、資料要求はなしと確認させていただきます。
 以上で交通局関係を終わります。

○大西委員長 これより中央卸売市場関係に入ります。
 初めに、中央卸売市場長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○塚本中央卸売市場長 中央卸売市場長の塚本直之でございます。
 大西委員長を初め委員の皆様方には、日ごろから中央卸売市場所管の事務事業につきましてご指導、ご鞭撻を賜り、厚くお礼申し上げます。
 今後とも、都民生活を支える重要な役割を担っております市場運営に全力を挙げて取り組んでまいりますので、よろしくお願い申し上げます。
 ご審議いただくに当たりまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 管理部長の塩見清仁でございます。事業部長の横山宏でございます。新市場整備部長の志村昌孝でございます。市場政策担当部長の江藤巧でございます。企画調整担当部長の森本博行でございます。移転支援担当部長の高木良明でございます。新市場事業計画担当部長の加藤仁でございます。新市場事業推進担当部長の日浦憲造でございます。基盤整備担当部長の加藤直宣でございます。施設整備担当部長の久保田浩二でございます。最後に、当委員会との連絡に当たります総務課長の古川浩二でございます。
 以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
   〔理事者あいさつ〕

○大西委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○大西委員長 次に、決算の審査を行います。
 平成二十三年度東京都中央卸売市場会計決算を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○塩見管理部長 平成二十三年度東京都中央卸売市場会計決算につきまして、お手元の東京都中央卸売市場会計決算説明資料に基づいてご説明申し上げます。
 目次をお開き願いたいと存じます。
 この資料の内容は、1、平成二十三年度東京都中央卸売市場事業決算報告書、2、決算説明書、3、剰余金計算書、4、欠損金処理計算書、5、貸借対照表から成っております。なお、決算額は、予算現額と対比させるために消費税を含んだ金額で表示しております。
 一ページをお開き願います。まず、決算報告書でございます。
 この報告書では、市場の業務運営に関する収益的収入及び支出と、市場の施設整備に関する資本的収入及び支出の総括的な内容を記載しております。
 まず、(1)、収益的収入及び支出のア、収入でございます。
 表の一番上の市場事業収益でございますが、予算現額百九十二億九千万円に対しまして、決算額は百七十九億五千七百十二万余円で、執行率は九三・一%となっております。
 次に、下段の表のイ、支出でございます。
 表の一番上の市場事業費でございますが、予算現額二百六億七千五百万円に対しまして、決算額は百七十五億一千四百九十八万余円で、執行率は八四・七%となっております。
 二ページをお開き願います。(2)、資本的収入及び支出のア、収入でございます。
 表の一番上の市場資本的収入は、予算現額二十四億九百万円に対しまして、決算額は四億一千四百四十九万余円で、執行率は一七・二%となっております。
 次に、下段の表のイ、支出でございます。
 表の一番上の市場資本的支出は、予算現額百九十五億三千五百八十五万余円に対しまして、決算額は九十五億五千七百五十八万余円で、執行率は四八・九%となっております。
 続いて、三ページをごらんください。決算説明書でございます。
 ここからは、ただいまご説明申し上げました収益的収支及び資本的収支の内訳となります。
 まず、(1)の収益的収入及び支出のア、収入でございます。
 市場事業収益のうち営業収益ですが、決算額は百四十三億二千七百八十六万余円で、前年度対比九八・〇%となっております。
 このうち売上高割使用料ですが、決算額は三十億三千五百四十九万余円で、前年度対比は九五・六%となっております。なお、市場別の内訳につきましては一覧表のとおりでございます。
 四ページをお開き願います。施設使用料でございます。決算額は八十三億七千九百八十万余円で、前年度対比は九九・三%となっております。市場別の内訳につきましては一覧表のとおりでございます。
 五ページをごらん願います。雑収益でございます。決算額は二十九億一千二百五十六万余円で、前年度対比は九六・八%となっております。これは、主に市場関係業者の使用した電気料等の受け入れ収入で、市場別の内訳につきましては一覧表のとおりでございます。
 六ページをお開き願います。営業外収益ですが、決算額は三十六億二千九百二十六万余円で、前年度対比は一三八・五%となっております。
 このうち、受取利息及び配当金ですが、これは資金の運用等による収入で、決算額は二億一千五百八十八万余円でございます。
 次に、一般会計補助金ですが、決算額は三十億二百十九万余円でございます。
 次の国庫支出金ですが、決算額は四百五十七万余円でございます。
 七ページをごらん願います。雑収益ですが、これは土地賃貸料等の収入で、決算額は四億六百六十万余円でございます。
 八ページをお開き願います。イ、支出でございます。
 市場事業費のうちの営業費用ですが、決算額は百五十四億一千三百五十八万余円で、前年度対比は九九・三%となっております。
 このうちの管理費ですが、市場施設の維持管理に要した経費でございます。決算額は百一億四千三百十四万余円で、このページから一〇ページにかけて内訳を記載しております。
 一一ページをごらん願います。業務費ですが、各市場の取引に係る指導監督及び統計等に要した経費でございます。決算額は一億六百二十二万余円で、内訳は下の欄に記載したとおりでございます。
 一二ページをお開き願います。減価償却費及び資産減耗費ですが、これは固定資産の減価償却等に要した経費で、決算額は、減価償却費が四十七億一千七百十六万余円、資産減耗費が四億四千七百四万余円でございます。
 一三ページをごらん願います。営業外費用ですが、決算額は二十一億百四十万余円で、前年度対比は二五九・五%となっております。
 このうち生鮮食料品流通対策費ですが、決算額は十五億五百十九万余円で、内訳は下の欄に記載したとおりでございます。
 一四ページをお開き願います。支払い利息及び企業債取扱諸費ですが、これは企業債に対する利息等に関する経費で、決算額は二億九千二百二十八万余円でございます。
 次の繰延勘定償却ですが、これは企業債発行差金の償却に要した経費でございます。
 その下の消費税及び地方消費税ですが、平成二十三年度は二億五千百八十四万余円の納付となりました。
 一五ページをごらん願います。雑支出ですが、これは過年度分の還付金等の経費でございます。
 一六ページをお開き願います。(2)、資本的収入及び支出のア、収入でございます。
 市場資本的収入ですが、企業債及び国庫補助金につきましては、収入はございませんでした。
 その下のその他資本収入ですが、決算額は四億一千四百四十九万余円で、内訳は長期貸付金返還金収入及びその他資本収入となっております。
 一七ページをごらん願います。イ、支出でございます。
 市場資本的支出のうち建設改良費ですが、決算額は五十五億七千三百八十万余円でございます。
 このうち施設拡張費ですが、決算額は三十八億二千四百七十五万余円でございます。このページから一八ページにかけて、市場別の内訳と前年度からの繰り越しの内訳を記載しておりますので、ご参照願います。
 一九ページをごらん願います。施設改良費ですが、決算額は四億二千百二十六万余円でございます。このページから二〇ページにかけて、市場別の内訳と前年度からの繰り越しの内訳を記載しておりますので、ご参照願います。
 二一ページをごらん願います。資産購入費ですが、決算額は五百四十五万余円でございます。
 その下の建設利息ですが、決算額は十三億二千二百三十二万余円でございます。
 次の企業債償還金ですが、決算額は二十四億三千四百七十七万余円でございます。
 次の投資ですが、これは、市場の代金決済機能を維持するために卸売業者等へ支出した長期貸付金でございまして、決算額は十五億四千九百万円でございます。
 次の国庫補助金返納金につきましては、支出はございませんでした。
 以上で、決算説明書についてご説明いたしました。
 なお、二二ページから二七ページにかけて、剰余金計算書、欠損金処理計算書、貸借対照表をお示ししてございます。後ほどご参照いただきたいと思います。
 以上で、平成二十三年度東京都中央卸売市場会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○大西委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○大西委員長 なければ、資料要求はなしと確認させていただきます。
 以上で中央卸売市場関係を終わります。

○大西委員長 これより港湾局関係に入ります。
 初めに、港湾局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○多羅尾港湾局長 港湾局長の多羅尾光睦でございます。
 大西委員長を初め各委員の皆様方には、港湾局の事務事業につきまして日ごろから特段のご配慮を賜り、厚く御礼申し上げます。
 今後とも、事務事業の執行に当たりましては一層努力してまいりますので、引き続きご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
 続きまして、港湾局の幹部職員を紹介させていただきます。
 技監の前田宏でございます。総務部長の黒田祥之でございます。企画担当部長の古谷ひろみでございます。港湾経営部長の笹川文夫でございます。港湾経営改革担当部長の野瀬達昭でございます。臨海開発部長の石原清志でございます。開発調整担当部長の大和田元でございます。営業担当部長の山口祐一でございます。港湾整備部長の石山明久でございます。計画調整担当部長の大釜達夫でございます。離島港湾部長の渡辺滋でございます。島しょ・小笠原空港整備担当部長の小幡和輝でございます。当委員会との連絡に当たります総務課長の有金浩一でございます。同じく企画計理課長の小泉雅裕でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者あいさつ〕

○大西委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○大西委員長 次に、決算の審査を行います。
 平成二十三年度東京都臨海地域開発事業会計決算及び平成二十三年度東京都港湾事業会計決算を一括して議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○黒田総務部長 平成二十三年度臨海地域開発事業会計及び港湾事業会計の決算につきましてご説明を申し上げます。
 まず最初に、お手元にお配りしてございます、A4横長の冊子になりますが、資料1、平成二十三年度東京都臨海地域開発事業会計決算説明資料に基づきましてご説明させていただきます。
 一ページから四ページにかけましては、先ほどの委員会におきまして局長がご説明申し上げました決算の総括でございますので、省略をさせていただきます。
 それでは、恐れ入りますが、冊子の七ページをお開きいただきたいと存じます。平成二十三年度東京都臨海地域開発事業会計決算報告書でございます。
 まず、収益的収入及び支出のうちの収入でございます。
 第一項の営業収益は、臨海副都心地域の土地及びその他埋立地につきましての処分収入と賃貸料収入でございます。
 第二項の営業外収益は、預金利息及び土地の一時貸付料等でございます。
 第三項の特別利益は、実績がございませんでした。
 以上、収益的収入の合計は、最下段に記載してございますとおり、予算現額二百二十二億九百万円に対しまして、決算額百五十四億七千九百十六万余円で、収入率は六九・七%となってございます。
 続きまして、八ページをお開き願いたいと存じます。支出でございます。
 第一項の営業費用は、臨海副都心地域の土地及びその他埋立地につきましての処分原価、管理、処分に要する経費と人件費等でございます。
 第二項の営業外費用は、企業債利息、企業債手数料と取扱費等でございます。
 第三項の特別損失は、実績がございませんでした。
 以上、収益的支出の合計は、最下段に記載してございますとおり、予算現額百十四億八千万円に対しまして、決算額六十六億四千百十二万余円で、執行率は五七・八%となってございます。
 その次の九ページをごらんいただきたいと思います。資本的収入及び支出のうちの収入でございます。
 第一項の雑収入は、受託工事の収入等でございます。
 以上、資本的収入の合計は、最下段に記載してございますとおり、予算現額十八億六千五百万円に対しまして、決算額三億一千二百五十四万余円でございまして、収入率は一六・八%となってございます。
 続きまして、一〇ページをお開き願います。支出でございます。
 第一項の埋立事業費のうち、第一目の埋立地造成費から第五目の埋立諸費にかけましては、臨海副都心地域を除く埋立地に係る経費でございます。
 まず、第一目の埋立地造成費は、豊洲・晴海地区の防潮護岸整備費等でございます。
 第二目の環境整備費は、海上公園の整備を行ったものでございます。
 第三目の道路橋梁整備費は、実績がございませんでした。
 第四目の埋立改良費は、道路、橋梁及び公園施設の改修経費等でございます。
 第五目の埋立諸費は、埋立地の造成に必要な諸調査と人件費等でございます。
 続きまして、第六目の臨海副都心建設費から第八目の臨海副都心諸費にかけましては、臨海副都心地域の埋立地に係る経費でございます。
 まず、第六目の臨海副都心建設費は、臨海副都心の開発に必要な建設費と開発者負担金等でございます。
 第七目の臨海副都心改良費は、設備改良費等でございます。
 最後に、第八目の臨海副都心諸費は、臨海副都心の開発に必要な開発調査費等でございます。
 第二項の企業債費は、企業債の元金償還金等を支出したものでございます。
 以上、資本的支出の合計は、最下段に記載してございますとおり、予算現額三百二十六億八千二百十万余円に対しまして、決算額二百四十二億三千二百四十三万余円、翌年度繰越額十八億一千七十一万余円で、執行率は七四・一%となってございます。
 次のページの一一ページから三三ページにかけましては、これまでにご説明申し上げました決算報告書の内容を各目ごとに説明を加え、まとめたものをお示ししてございます。
 また、三五ページから四一ページにかけましては、損益計算書、剰余金計算書をお示ししてございます。
 続きまして、四五ページをお開き願います。剰余金処分計算書(案)でございます。
 未処分利益剰余金につきましては、当年度末残高が八十六億九千四百六十六万余円となっております。これにつきまして、全額を減債積立金として積み立てることといたしたいと存じます。
 四七ページ以降には、貸借対照表をお示ししてございます。後ほどごらんいただければと存じます。
 以上で、平成二十三年度臨海地域開発事業会計決算の説明を終わらせていただきます。
 続きまして、港湾事業会計の決算を、お手元にお配りしております、同じくA4横長の冊子になりますが、資料2、平成二十三年度東京都港湾事業会計決算説明資料に基づきまして説明をさせていただきます。
 一ページから四ページにかけましては、先ほどの委員会におきまして局長がご説明申し上げました決算の総括でございますので、省略をさせていただきます。
 恐れ入りますが、七ページをお開き願いたいと存じます。平成二十三年度東京都港湾事業会計決算報告書でございます。
 まず、収益的収入及び支出のうちの収入でございます。
 第一項の営業収益は、本会計が所管しております上屋等の港湾施設につきましての使用料収入でございます。
 第二項の営業外収益は、預金利息のほか、財産運用収入、光熱水費受け入れ等の雑収益でございます。
 第三項の特別利益は、実績がございませんでした。
 以上、収益的収入の合計は、最下段に記載してございますとおり、予算現額四十七億九千万円に対しまして、決算額は四十六億六千三百五十一万余円で、収入率は九七・四%となってございます。
 八ページをお開き願いたいと存じます。支出でございます。
 第一項の営業費用は、上屋、荷役機械等港湾施設の管理運営に要します経費のほか、減価償却費等でございます。
 第二項の営業外費用は、企業債利息等でございます。
 第三項の特別損失は、実績がございませんでした。
 以上、収益的支出の合計は、最下段に記載してございますとおり、予算現額三十五億二千五百万円に対しまして、決算額は三十一億四千九百三十四万余円で、執行率は八九・三%となってございます。
 九ページをごらんいただきたいと存じます。資本的収入及び支出のうちの収入でございます。
 第一項の雑収入は、工事負担金の収入でございます。
 以上、資本的収入の合計は、最下段に記載してございますとおり、予算現額二億八百万円に対しまして、決算額は七千四百九十一万余円、収入率は三六%となってございます。
 続きまして、一〇ページをお開き願いたいと存じます。支出でございます。
 第一項の建設改良費は、野積み場等の港湾施設につきましての整備費等でございます。
 第二項の企業債費は、企業債の元金償還金を支出したものでございます。
 以上、資本的支出の合計は、最下段に記載してございますとおり、予算現額四十八億一千八百六十八万円に対しまして、決算額は二十五億七千二百五十八万余円、翌年度繰越額三千九百九十万円で、執行率は五三・四%となってございます。
 次のページの一一ページから二六ページにかけましては、これまでにご説明申し上げました決算報告書の内容を各目ごとに説明を加え、まとめたものをお示しさせていただいております。
 また、二七ページから三三ページにかけましては、損益計算書、剰余金計算書をお示ししてございます。
 続きまして、三七ページをお開き願いたいと存じます。剰余金処分計算書(案)でございます。
 未処分利益剰余金につきましては、当年度末残高が八十四億一千八百三十八万余円となっております。これにつきまして、減債積立金に三億三千七百九十一万余円を積み立てまして、残額の八十億八千四十六万余円を平成二十四年度への繰越利益剰余金といたしたいと存じます。
 三九ページ以降には、貸借対照表をお示ししてございます。後ほどごらんいただければと存じます。
 以上で、平成二十三年度臨海地域開発事業会計及び港湾事業会計につきましての決算説明を終わらせていただきます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。

○大西委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。

○伊藤委員 臨海地域におけるプロムナードの過去五年間の使用料額と使用回数と使用者、事業者数の推移のわかるものをお願いします。

○大西委員長 ほかにございませんか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○大西委員長 ただいま伊藤委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○大西委員長 異議なしと認めます。理事者においては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 以上で港湾局関係を終わります。
 これをもちまして本日の分科会を閉会いたします。
   午後三時四分散会

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