平成二十二年度公営企業会計決算特別委員会第二分科会速記録第一号

平成二十三年十月十七日(月曜日)
第二委員会室
   午後二時十七分開議
 出席委員 十一名
委員長谷村 孝彦君
副委員長石森たかゆき君
副委員長山下ようこ君
副委員長山田 忠昭君
山崎 一輝君
斉藤やすひろ君
星 ひろ子君
島田 幸成君
かち佳代子君
原田  大君
吉田康一郎君

 欠席委員 なし

 出席説明員
水道局局長増子  敦君
次長森 祐二郎君
総務部長福田 良行君
職員部長松宮 庸介君
経理部長松丸 俊之君
サービス推進部長高原 俊幸君
浄水部長酒井  晃君
給水部長今井 茂樹君
建設部長木村 康則君
企画担当部長黒沼  靖君
サービス企画担当部長吉野  明君
設備担当部長佐久間 勝君
多摩水道改革推進本部本部長吉田  永君
調整部長古澤健太郎君
施設部長佐々木史朗君
技術調整担当部長田村 聡志君
下水道局局長松田 二郎君
技監小川 健一君
総務部長石原 清次君
職員部長小山 哲司君
経理部長須田  潔君
計画調整部長黒住 光浩君
施設管理部長渡辺志津男君
建設部長野村 俊夫君
企画担当部長熊谷  透君
技術開発担当部長中里  隆君
施設管理担当部長永野  実君
流域下水道本部本部長松浦 將行君
管理部長安藤  博君
技術部長堀内 清司君
病院経営本部本部長川澄 俊文君
経営企画部長藤田 裕司君
サービス推進部長別宮 浩志君
経営戦略・再編整備担当部長齊藤 和弥君
都市整備局局長技監兼務飯尾  豊君
次長長谷川 明君
技監安井 順一君
理事松井多美雄君
理事藤井 寛行君
総務部長田崎 輝夫君
都市づくり政策部長町田 修二君
住宅政策推進部長鈴木 尚志君
都市基盤部長石川  進君
市街地整備部長遠藤 正宏君
市街地建築部長砂川 俊雄君
都営住宅経営部長瀧本 裕之君
企画担当部長邊見 隆士君
民間開発担当部長藤塚  仁君
多摩ニュータウン事業担当部長五十嵐 誠君

本日の会議に付した事件
 平成二十二年度東京都公営企業各会計決算の認定について
水道局関係
・平成二十二年度東京都水道事業会計決算(説明)
・平成二十二年度東京都工業用水道事業会計決算(説明)
下水道局関係
・平成二十二年度東京都下水道事業会計決算(説明)
病院経営本部関係
・平成二十二年度東京都病院会計決算(説明)
都市整備局関係
・平成二十二年度東京都都市再開発事業会計決算(説明)

○谷村委員長 ただいまから平成二十二年度公営企業会計決算特別委員会第二分科会を開会いたします。
 このたび第二分科会委員長に選任いただきました谷村孝彦でございます。最初の分科会ですので、一言ごあいさつをさせていただきます。
 第二分科会は、ご存じのとおり、水道局、下水道局、都市整備局、病院経営本部の四局を所管しており、いずれも都民生活に密着した大変大事な部門でございます。
 委員の皆さんに活発な議論をしていただきながら、意義あるものにしてまいりたいと思います。委員各位、また理事者の皆様のご協力をお願い申し上げます。
 石森副委員長、山下副委員長、山田副委員長とともに、効率的な運営に努めさせていただきますことを改めて申し上げ、ごあいさつにかえさせていただきます。
 それでは、さきの委員会で決定いたしました実施要領及び審査日程に従いまして、本日から分科会の審査を進めてまいります。
 初めに、分科会の議席につきまして申し上げます。
 議席は、先ほどの打合会で、ただいまご着席のとおりとすることを申し合わせましたので、ご了承願います。
 なお、分科会での喫煙につきましては、先ほどの打合会で自粛とすることで申し合わせましたので、ご協力をお願いいたします。
 次に、本分科会の担当書記を紹介いたします。
 議事課の担当書記の片山明子さんです。西原寛美さんです。
 議案法制課の担当書記の小森繁樹君です。高砂進君です。
 よろしくお願いいたします。
   〔書記あいさつ〕

○谷村委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、水道局、下水道局、病院経営本部及び都市整備局関係の決算の審査を行います。
 なお、本日は、説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は後日の分科会で行います。ご了承願います。
 これより水道局関係に入ります。
 初めに、水道局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○増子水道局長 水道局長の増子敦でございます。よろしくどうぞお願いいたします。
 谷村委員長を初め委員の皆様方には、日ごろから当局事業につきましてご理解とご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
 ご審議いただくに当たりまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 次長の森祐二郎でございます。多摩水道改革推進本部長の吉田永でございます。総務部長の福田良行でございます。職員部長の松宮庸介でございます。経理部長の松丸俊之でございます。サービス推進部長の高原俊幸でございます。浄水部長の酒井晃でございます。給水部長の今井茂樹でございます。建設部長の木村康則でございます。企画担当部長の黒沼靖でございます。サービス企画担当部長の吉野明でございます。設備担当部長の佐久間勝でございます。多摩水道改革推進本部調整部長の古澤健太郎でございます。多摩水道改革推進本部施設部長の佐々木史朗でございます。多摩水道改革推進本部技術調整担当部長の田村聡志でございます。次に、当委員会との連絡に当たります総務課長の斉田典彦でございます。主計課長の坂井吉憲でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
   〔理事者あいさつ〕

○谷村委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○谷村委員長 これより決算の審査を行います。
 平成二十二年度東京都水道事業会計決算及び平成二十二年度東京都工業用水道事業会計決算を一括して議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○福田総務部長 平成二十二年度東京都水道事業会計及び工業用水道事業会計の決算につきまして、その概要をご説明申し上げます。
 初めに、お手元に配布してございます資料についてご案内申し上げます。資料は、A4横のそれぞれ水道事業会計及び工業用水道事業会計の決算説明資料でございます。
 それでは、まず、水道事業会計決算説明資料に基づきまして、決算の概要についてご説明申し上げます。
 一ページをお開き願います。平成二十二年度決算報告書でございます。
 まず、収益的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 水道事業収益につきましては、予算額三千六百億六千三百万円に対しまして、決算額は三千五百三億三千九百十万余円となっております。
 営業収益のうち主なものは給水収益で、水道料金収入でございます。
 受託事業収益は、給水装置の新設や改造工事、他企業等からの依頼による工事に伴う収入でございます。
 その他営業収益の主なものといたしましては、下水道料金の徴収に伴う下水道局からの繰入金でございます。
 営業外収益の主なものは、土地物件収益でございます。
 二ページをお開き願います。支出の部でございます。
 水道経営費につきましては、予算額二千九百六十五億二千七百万円に対しまして、決算額は二千九百二十一億二百八十八万余円となっております。
 営業費用のうち主なものは、水道の供給に必要な原水、浄水、配水及び給水施設の維持管理費と固定資産の減価償却費でございます。
 営業外費用の主なものは、支払い利息及び企業債取扱諸費でございます。
 なお、表の欄外に収支差引額を表示してございます。ご参照願います。
 三ページをお開き願います。資本的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 資本的収入につきましては、予算額二百五十四億七千五百万円に対しまして、決算額は百八十二億八千百六十五万余円となっております。
 主なものは、企業債、国庫補助金及び一般会計出資金でございます。
 四ページをお開き願います。支出の部でございます。
 資本的支出につきましては、括弧書きで表示しております前年度からの繰越額を含めて、予算額は千五百四十六億四百万円に対しまして、決算額は千二百三十六億一千七百二十三万余円でございます。
 建設改良費は、水源開発分担金、水道施設の建設改良などに伴う支出でございます。
 企業債償還金は、建設事業の財源として借り入れた企業債の償還金でございます。
 なお、表の欄外に資本的収支の差し引き及び補てん財源を記載してございます。
 3の差引不足額は、括弧書きで表示しておりますとおり、消費税抜きの金額で一千八十九億八千二十二万余円となり、減価償却費などの損益勘定留保資金等で補てんいたしました。
 次の五ページから二八ページにかけましては、ただいま説明いたしました決算報告書の内容を科目ごとに記載してございます。ご参照いただきたいと存じます。
 二九ページをお開き願います。平成二十二年度損益計算書でございます。
 経営成績を明らかにするため、当年度に得たすべての収益とこれに対応するすべての費用を消費税抜きの金額で記載したものでございます。
 三〇ページをお開き願います。下から三行目にございますように、平成二十二年度の純利益は五百四十八億三千四百三万余円となっております。
 三一ページをお開き願います。平成二十二年度剰余金計算書でございます。
 利益剰余金の部の減債積立金につきましては、利益剰余金処分により積み立てた二百五十三億三千三百八十二万余円を企業債の償還に充てたものでございます。
 建設改良積立金につきましては、利益剰余金処分により積み立てた三百十九億円を建設改良の財源に充てたものでございます。
 大規模浄水場更新積立金につきましては、利益剰余金処分により五十億円を積み立て、前年度からの積立額と合わせ百五十億円を繰り越しました。
 三二ページをお開き願います。奥多摩水道施設整備積立金につきましては、利益剰余金処分により二十四億円を積み立てましたが、平成二十二年度は全額を繰り越しました。
 未処分利益剰余金につきましては、前年度未処分利益剰余金の六百四十六億三千三百八十二万余円を全額、減債積立金、建設改良積立金、大規模浄水場更新積立金及び奥多摩水道施設整備積立金に処分したことから、繰越利益剰余金はゼロ円となっております。
 当年度未処分利益剰余金は、五百四十八億三千四百三万余円となっております。
 また、本ページと次の三三ページに資本剰余金の部を表示してございます。ご参照いただきたいと存じます。
 三四ページをお開き願います。平成二十二年度剰余金処分計算書案でございます。
 当年度未処分利益剰余金の五百四十八億三千四百三万余円を、法令に基づく減債積立金に百九十七億三千四百三万余円、予算で定めた予定処分に基づく建設改良積立金に三百一億円、大規模浄水場更新積立金に五十億円、それぞれ処分することといたします。この結果、翌年度繰越利益剰余金はゼロ円となる予定でございます。
 次の三五ページからは貸借対照表を記載してございます。
 三八ページをお開き願います。下段、一番下の段の資産合計でございますが、平成二十二年度末は二兆六千六百二億円余りであり、前年度と比較して五百七十一億余円増加しております。
 次に、四〇ページをお開き願います。下段の負債合計でございますが、平成二十二年度末は二千六百四億余円であり、前年度と比較して百九十九億余円増加しております。
 次に、四二ページをお開き願います。下から二行目の資本合計でございますが、平成二十二年度末は二兆三千九百九十八億余円であり、前年度と比較して三百七十一億余円増加しております。
 なお、増減内容等につきましては、右側の説明欄に記載してございますので、ご参照願います。
 引き続き、工業用水道事業会計決算説明資料に基づきまして、決算の概要につきましてご説明申し上げます。
 一ページをお開き願います。平成二十二年度決算報告書でございます。
 まず、収益的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 工業用水道事業収益につきましては、予算額十六億五百万円に対しまして、決算額は十三億三千百九万余円となっております。
 営業収益のうち主なものは給水収益で、工業用水道料金収入でございます。
 営業外収益の主なものは、土地物件収益及び一般会計補助金でございます。
 二ページをお開き願います。支出の部でございます。
 工業用水道経営費につきましては、予算額十六億五百万円に対しまして、決算額は十三億二千五百九十三万余円となっております。
 営業費用のうち主なものは、工業用水道の供給に必要な浄水、配水及び給水施設の維持管理費と固定資産の減価償却費でございます。
 営業外費用の主なものは、消費税及び地方消費税でございます。
 なお、表の欄外に収支差引額を表示してございます。ご参照願います。
 三ページをお開き願います。資本的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 資本的収入につきましては、予算額三千八百万円に対しまして、一千九十六万余円となっております。
 主なものは、一般会計出資金でございます。
 四ページをお開き願います。支出の部でございます。
 資本的支出につきましては、予算額三億六千四百万円に対しまして、決算額は一億八百二十八万余円となっております。
 建設改良費は、浄水及び配水施設の設備改良などに伴う支出でございます。
 なお、表の欄外に資本的収支の差し引き及び補てん財源を記載してございます。
 資本的収支における差引不足額は、括弧書きで表示しておりますとおり、消費税抜きの金額で九千二百十五万余円となり、減価償却費などの損益勘定留保資金で補てんいたしました。
 次の五ページから一五ページにかけましては、ただいまご説明いたしました決算報告書の内容を科目ごとに記載してございます。ご参照していただきたいと存じます。
 一六ページをお開き願います。平成二十二年度損益計算書でございます。
 経営成績を明らかにするために、当年度に得たすべての収益とこれに対応するすべての費用を消費税抜きの金額で記載したものでございます。
 一七ページをお開き願います。下から三行目にございますように、平成二十二年度の純利益はゼロ円で、収支が均衡しております。
 一八ページをお開き願います。平成二十二年度剰余金計算書でございます。
 利益剰余金の部の前年度及び当年度の未処分利益剰余金はゼロ円でございます。
 また、本ページと次の一九ページに資本剰余金の部を表示してございます。ご参照いただきたいと存じます。
 二〇ページをお開き願います。平成二十二年度剰余金処分計算書でございます。
 当年度処分すべき未処分利益剰余金はございません。
 次の二一ページからは貸借対照表を記載してございます。
 二二ページをお開き願います。下段、一番下の段の資産合計でございますが、平成二十二年度末は三百五十億二千二百五十一万余円であり、前年度と比較して三千六百一万余円減少しております。
 次に、二四ページをお開き願います。下段の負債合計でございますが、平成二十二年度末は二億三千五百一万余円であり、前年度と比較して三千四百二十万余円減少しております。
 次に、二五ページをお開き願います。下から二行目の資本合計でございますが、平成二十二年度末は三百四十七億八千七百四十九万余円であり、前年度と比較して百八十万余円減少しております。
 なお、増減内容等につきましては、右側の説明欄に記載してございますので、ご参照願います。
 以上、簡単ではございますが、平成二十二年度水道事業会計及び工業用水道事業会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。

○谷村委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○かち委員 八点お願いします。
 水需要予測と実績の推移。
 一日最大配水量及び一日平均配水量の推移。
 八ッ場ダム建設費に係る東京都の負担の推移。
 未納カード発行枚数及び給水停止数の推移。
 監理団体への委託料及び主な委託内容。
 それから、収益的収支、資本的収支及び損益勘定留保資金の推移。
 水道管の耐震継ぎ手化計画と実績の推移。
 各浄水場における再生可能エネルギー事業への取り組み状況とそれぞれの発電力についてお願いします。
 以上です。

○谷村委員長 ほかによろしいでしょうか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○谷村委員長 ただいま、かち委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○谷村委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 以上で水道局関係を終わります。

○谷村委員長 これより下水道局関係に入ります。
 初めに、下水道局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○松田下水道局長 下水道局長の松田二郎でございます。よろしくお願いを申し上げます。
 ご審議をいただくに当たりまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 技監の小川健一でございます。流域下水道本部長の松浦將行でございます。総務部長の石原清次でございます。職員部長の小山哲司でございます。経理部長の須田潔でございます。計画調整部長の黒住光浩でございます。施設管理部長の渡辺志津男でございます。建設部長の野村俊夫でございます。企画担当部長の熊谷透でございます。技術開発担当部長の中里隆でございます。施設管理担当部長の永野実でございます。流域下水道本部管理部長の安藤博でございます。流域下水道本部技術部長の堀内清司でございます。本委員会との連絡を担当いたします総務部総務課長の久我英男でございます。総務部理財課長の後藤徹也でございます。経理部会計課長の田中宏治でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者あいさつ〕

○谷村委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○谷村委員長 これより決算の審査を行います。
 平成二十二年度東京都下水道事業会計決算を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○須田経理部長 平成二十二年度東京都下水道事業会計決算の内容につきまして、お手元にお配りいたしました東京都下水道事業会計決算説明資料によりご説明申し上げます。
 恐れ入りますが、一ページをお開き願います。まず、収益的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 1の下水道事業収益は、区部下水道事業の事業収益を計上したもので、決算額はB欄にございますように三千百五十億三百余万円となっております。
 営業収益における主なものは、下水道料金と一般会計補助金でございます。一般会計補助金は、雨水処理経費などの行政的経費を一般会計から繰り入れるものでございます。
 また、営業外収益の主なものは、一般会計補助金でございます。これは、建設財源として発行した企業債に係る支払い利息のうち、雨水相当分などを一般会計から繰り入れたものでございます。
 二ページをお開き願います。2の流域下水道事業収益は、流域下水道事業の事業収益を計上したもので、決算額は百八十五億五百余万円となっております。
 営業収益の主なものは、流域下水道管理費負担金収入でございます。これは、維持管理に要する経費の関係市町村負担分でございます。
 営業外収益の主なものは一般会計補助金で、これは、建設財源として発行した企業債の支払い利息などを一般会計が負担するものでございます。
 以上、区部と流域の収益的収入を合計いたしますと、一番下の欄にございますように、予算額三千四百十八億二千二百万円に対しまして、決算額は三千三百三十五億八百余万円となっております。
 三ページをお開き願います。支出の部でございます。
 1の下水道管理費は、区部下水道施設の維持管理などに要した経費を計上したもので、決算額は二千八百五十九億五千五百余万円となっております。
 このうち営業費用の主なものは、管渠費、ポンプ場費、処理場費などの維持管理費用と固定資産の減価償却費でございます。
 また、営業外費用の主なものは、企業債の支払い利息でございます。
 四ページをお開き願います。2の流域下水道経営費でございますが、これは、流域下水道施設の維持管理などに要した経費を計上したもので、決算額は百八十八億一千九百余万円となっております。
 このうち営業費用の主なものは、処理場管理費及び減価償却費でございます。
 営業外費用の主なものは、企業債の支払い利息でございます。
 また、特別損失は固定資産の売却損でございます。
 以上、区部と流域の収益的支出を合計いたしますと、一番下の欄にございますように、予算額三千百八十一億五千七百万円に対しまして、決算額は三千四十七億七千四百余万円となっております。
 なお、その下、欄外に記載してございますように、収益的収入合計と収益的支出合計の差引額は二百八十七億三千三百余万円でございます。
 損益計算は消費税抜きで行うこととされておりますので、純利益は括弧書きでお示しいたしました二百四十億七百余万円となっております。
 五ページをお開き願います。資本的収入及び支出でございます。
 収入の部でございますが、1の下水道事業資本的収入は、区部下水道の建設改良事業などに充当する収入を計上したもので、決算額はB欄の一千九百二億五千六百余万円となっております。
 その主なものは、企業債、一般会計出資金及び国庫補助金でございます。
 六ページをお開き願います。2の流域下水道事業資本的収入の決算額は百三十三億一千二百余万円となっており、その主なものは、企業債、一般会計出資金、国庫補助金及び市町村負担金収入でございます。
 以上、区部と流域の資本的収入を合計いたしますと、一番下の欄にございますように、予算額二千二百六億八千二百万円に対しまして、決算額は二千三十五億六千八百余万円となっております。
 七ページをお開き願います。資本的支出でございます。
 1の下水道事業資本的支出は、区部下水道の建設改良事業費などを計上したもので、決算額は三千五百五十三億八千八百余万円となっております。
 内訳の下水道建設改良費は、施設整備に要した工事費などを計上したもので、企業債償還金は、建設改良事業に充当いたしました企業債の償還金を計上したものでございます。
 八ページをお開き願います。2の流域下水道事業資本的支出は、流域下水道の建設改良事業費などを計上したもので、決算額は百九十三億二千余万円となっております。
 区部と流域の資本的支出の合計は、一番下の欄にございますように、予算額四千百九十四億九千百余万円に対しまして、決算額は三千七百四十七億九百余万円となっております。
 なお、その下、欄外には、資本的収支の差し引き及び差引資金不足額をお示ししてございます。
 差引資金不足額一千九百九十億二千九百余万円は、括弧書きにございますように、前年度からの繰越工事資金及び減価償却費などの損益勘定留保資金等をもって補てんいたしました。
 次の九ページから二一ページまでは、ただいまご説明をいたしました収入、支出の明細でございますので、後ほどご参照いただきたいと存じます。
 恐れ入りますが、二二ページの剰余金計算書に進まさせていただきます。二二ページは剰余金計算書でございます。
 まず、利益剰余金の部でございます。
 ローマ数字のⅠからⅣは、減債積立金を初めとする各種積立金の増減を表示したものでございます。金額欄の中央に、平成二十二年度における取り崩しなどによる増減額を表示し、その右側に、年度末の残高を表示しております。二重線で表示してございます四十一億九千余万円が、平成二十二年度末の積立金合計となっております。
 二三ページをお開き願います。ローマ数字のⅤは、未処分利益剰余金でございます。
 当年度、すなわち平成二十二年度末の未処分利益剰余金は、金額欄、右側三行目の前年度からの繰越利益剰余金年度末残高百二十七億二千七百余万円に、その下の当年度純利益二百四十億七百余万円を加えまして、二重線でお示ししてございますように、三百六十七億三千四百余万円となっております。
 次の資本剰余金の部は、国庫補助金などの資本剰余金の増減額を各事項ごとに二四ページまで表示しております。ご参照いただきたいと存じます。
 二五ページをお開き願います。二五ページは剰余金処分計算書でございます。
 Ⅰの当年度未処分利益剰余金三百六十七億三千四百余万円のうち、区部下水道事業の経営から発生いたしました未処分利益剰余金二百四十五億三千三百余万円の全額を減債積立金として処分いたしました。
 二重線でお示ししております残額の百二十二億百余万円が翌年度、すなわち平成二十三年度への繰越利益剰余金となっております。
 次の二六ページ以降には、これまでご説明いたしました内容を貸借対照表にまとめたものでございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 以上、簡単ではございますが、平成二十二年度東京都下水道事業会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議をお願いいたします。

○谷村委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○かち委員 六点お願いします。
 まず、二十三区における主な浸水被害状況の推移。
 監理団体の委託内容と委託料の推移。
 区部下水道事業における収益収支、資本的収支及び損益勘定留保資金の推移。
 下水道、マンホールの総数と、浮き上がり防止対策の計画と実績の推移。個数でお願いします。
 水再生センターにおける再生エネルギー事業の取り組み状況とそれぞれの発電力。
 三・一一地震における下水道施設の被害状況をお願いします。
 以上です。

○谷村委員長 ほかにございませんでしょうか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○谷村委員長 ただいま、かち委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○谷村委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 以上で下水道局関係を終わります。

○谷村委員長 これより病院経営本部関係に入ります。
 初めに、病院経営本部長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○川澄病院経営本部長 病院経営本部長の川澄俊文でございます。よろしくお願い申し上げます。
 谷村委員長を初め委員の皆様方には、日ごろから病院事業につきましてご指導、ご鞭撻を賜り、厚く御礼を申し上げます。
 ご審議をいただくに当たりまして、私から当本部の幹部職員を紹介させていただきます。
 経営企画部長の藤田裕司でございます。サービス推進部長の別宮浩志でございます。経営戦略・再編整備担当部長の齊藤和弥でございます。当委員会との連絡等に当たらせていただきます担当部長総務課長事務取扱の児玉英一郎でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者あいさつ〕

○谷村委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○谷村委員長 これより決算の審査を行います。
 平成二十二年度東京都病院会計決算を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○藤田経営企画部長 平成二十二年度東京都病院会計決算の内容につきましてご説明申し上げます。
 お手元にお配りしてございます資料は、横長の平成二十二年度東京都病院会計決算説明資料でございます。以下、この資料によりましてご説明いたします。
 まず、目次の次の一ページをお開き願います。1、平成二十二年度東京都病院事業決算報告書でございます。これは、予算現額と消費税込みの決算額を対比したものでございます。
 (1)、収益的収入及び支出でございますが、これは病院の運営に関する収支の状況をあらわしたものでございまして、表の上段、病院事業収益は、予算現額一千五百九億三千三百万円、決算額一千四百二十七億七千六百五十一万余円で、執行率九四・六%となっております。
 表の中ほどにございます病院事業費用は、予算現額一千五百七億四千百万円、決算額一千四百二十一億九千五百四十二万余円で、執行率九四・三%となっております。
 二ページをお開き願います。(2)、資本的収入及び支出でございますが、これは施設と設備の整備に要する経費の経理状況をあらわしたものでございます。
 表の上段、資本的収入は、予算現額二百十五億七千八百十五万余円、決算額百九十五億二千九百六十八万余円で、執行率九〇・五%となっております。
 表の中ほどにあります資本的支出は、予算現額三百七十六億七千七百万円、決算額三百二十六億三百三十八万余円で、執行率八六・五%となっております。
 なお、欄外の(注1)にございますように、資本的収入額が資本的支出額に不足する百三十億七千三百六十九万余円は、損益勘定留保資金等で補てんいたしました。
 三ページをごらんください。2、平成二十二年度東京都病院事業損益計算書でございます。
 損益計算書は、事業活動の実態を見るという趣旨から、消費税抜きで表示しております。表の上段部分が収益、中ほどから下が費用でございます。
 下の小さな表の一段目の純損益欄をごらんください。平成二十二年度決算では四億九千九百三十九万余円の純利益を計上いたしました。
 次に、四ページをお開き願います。3、平成二十二年度東京都病院事業決算説明書でございます。
 この四ページから七ページにかけまして、病院事業収益及び病院事業費用の科目別、病院別内訳を総括的に記載してございますので、後ほどご参照いただきたいと存じます。
 次に、八ページをお開き願います。(3)、収益的収入及び支出でございます。
 この八ページから三五ページまでは、収入と支出の科目ごとに、平成二十一年度決算額との対比を行っております。
 初めに、八ページのア、収益的収入でございますが、表の上段、医業収益の決算額は一千百十六億六千四百五十八万余円でございまして、前年度と比較して八十一億五千七百二十一万余円の増となっております。
 その内訳といたしまして、まず、次の行にございます入院収益が、前年度に比較して七十六億七千七百四万余円の増となっております。これは、多摩総合医療センター及び小児総合医療センターのフルオープンに伴う患者数の増加や、新たな施設基準の取得などによる入院単価の増等によるものでございます。
 表に、病院別の入院延べ患者数、金額及び患者一人当たりの単価をそれぞれ前年度と比較して記載しておりますので、ご参照いただきたいと存じます。
 次に、一〇ページをお開き願います。外来収益でございます。
 前年度と比較いたしまして十二億八千四百七十一万余円の増となっております。これは、主に墨東病院や大塚病院の患者数の増等に伴うものでございます。
 表に、病院別の外来延べ患者数等を同様に記載しておりますので、ご参照いただきたいと存じます。
 次に、一二ページをお開き願います。一般会計負担金でございます。
 決算額は百九十九億九千四百六十万余円でございまして、前年度と比較して九億五千九百十二万余円の減となっております。
 一三ページから一五ページにかけましては、その他医業収益といたしまして、特別入院室料、診断書諸証明等を記載しておりますので、後ほどご参照いただきたいと存じます。
 次に、一六ページをお開き願います。表の上段、医業外収益でございます。
 決算額は三百十億四千二十四万余円でございまして、前年度と比較して一億四千五百八十七万余円の減となっております。
 その内訳といたしまして、一六ページに記載しております受取利息及び配当金に続いて、一七ページに記載しております一般会計負担金と、一八ページに記載しております一般会計補助金がございます。
 また、一九ページから二二ページまでは国庫補助金を、二三ページにはその他医業外収益といたしまして土地賃貸料や不用品売却収益などを記載しております。後ほどご参照いただきたいと存じます。
 次に、二四ページをお開き願います。このページからは収益的支出を記載しております。
 まず、表の上段、医業費用の決算額は一千三百四十五億百七十三万余円でございまして、前年度と比較して七十九億二千百六十四万余円の増となっております。
 その内訳といたしまして、次の行の給与費でございますが、前年度と比較いたしまして三十五億九千三百三十六万余円の増となっております。これは、主に再編整備に伴う職員数の増によるものでございます。
 次に、二六ページをお開き願います。材料費でございます。
 診療に必要な薬品や診療材料などでございますが、前年度と比較して六十三億五千百八十六万余円の減となっております。これは、主に多摩総合医療センター及び小児総合医療センターのPFI事業での運営業務の開始による経費への科目振りかえ等によるものでございます。
 次に、二七ページをごらんください。経費でございます。
 病院の運営に要する光熱水費や修繕料、委託料、賃借料などでございまして、前年度と比較して七十一億一千四百万余円の増となっております。これは、同様に多摩総合医療センター及び小児総合医療センターのPFI事業での運営業務の開始による材料費からの振りかえ等によるものでございます。
 次の二八ページ及び二九ページは有形固定資産の減価償却費等、三〇ページは棚卸資産減耗費等を、また、三一ページには研究研修費を記載しておりますので、後ほどご参照いただきたいと思います。
 次に、三二ページをお開き願います。このページから医業外費用でございます。
 決算額は、表の上段にございますように、六十一億一千八十三万余円で、その内訳は、企業債に係る利息や企業債手数料などのほか、三三ページの繰延勘定償却、三四ページの雑支出でございます。後ほどご参照いただきたいと存じます。
 次に、三五ページをごらんください。特別損失でございます。
 決算額は十五億九千二百八十五万余円でございまして、これは駒込病院の改修に伴う固定資産除却費等でございます。
 次に、三六ページをお開き願います。(4)、資本的収入及び支出でございます。
 この三六ページから四六ページにかけましては、工事の有無等により、年度によって金額が大きく変わりますことから、予算現額と決算額との対比を行ってございます。
 初めに、三六ページのア、資本的収入でございます。
 資本的収入の主なものは企業債で、病院の施設整備及び医療器械の整備等に充当したものでございます。
 次に、三七ページをごらんください。イ、資本的支出でございますが、表の上段、建設改良費の決算額は二百五十二億一千九百六十八万余円でございます。
 内訳は、まず工事費が十八億二千五十五万余円でございます。工事の詳細につきましては、この三七ページから三九ページにかけまして病院別にお示ししてございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 次に、四〇ページをお開きください。器械及び備品購入費で、決算額は四十億七千九百九十万余円でございます。
 詳細は、このページから四二ページにかけまして病院別に記載してございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 次に、四三ページをごらんください。建物購入費で、決算額は百七十三億二千四百二万余円でございます。
 がん・感染症医療センター、駒込病院のことでございますけれども、この整備に係る建設工事に要する費用経費等でございます。
 下段の諸権利金は、墨東病院の借り上げ職務住宅の敷金に要する経費でございます。
 次に、四四ページをお開き願います。建設改良諸費で、決算額は十九億八千八百三十四万余円でございます。
 これは、工事に伴います設計委託などに要する経費でございます。
 次に、四五ページをごらんください。企業債償還金で、決算額は七十三億三千三百六十八万余円でございます。
 これは、病院建設等に当たって発行いたしました企業債元金の償還に要した経費でございます。
 次に、四六ページをお開きください。国庫補助金返還金で、決算額は五千一万円でございます。
 これは、病院運営に当たって受け入れた国庫補助金の返還に要した経費でございます。
 次に、四七ページをごらんください。4、平成二十二年度東京都病院事業剰余金計算書でございます。
 次の四八ページにかけまして、事項ごとに当年度の発生額及び処分額の内訳を表示してございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 次に、四九ページをごらんください。5、平成二十二年度東京都病院事業剰余金処分計算書でございます。
 当年度未処分利益剰余金四億九千九百三十九万余円につきましては、法令に基づき全額を減債積立金といたしました。
 次の五〇ページから五四ページにかけましては、6、平成二十二年度東京都病院事業貸借対照表でございます。
 それぞれの事項ごとに増減説明を記載してございますので、後ほどご参照いただきたいと存じます。
 以上をもちまして平成二十二年度東京都病院会計決算の説明を終わらせていただきます。ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。

○谷村委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○かち委員 七点お願いします。
 まず、都立病院における経営指標の推移。
 一般会計繰入金の推移、施設整備関連経費について。
 もう一つは、一般会計繰入金の推移で、施設整備関連経費以外を病院別にお願いします。
 都立病院の医師、看護要員及び医療技術者の定数及び現員の推移について。
 都立病院の産科、小児科及び麻酔科常勤医師数及び現員の推移。
 各病院の分娩件数の推移及び周産期医療受け入れ件数の推移。
 災害時自家発電及びコージェネレーションシステムの設置状況について、それぞれお願いします。
 以上です。

○谷村委員長 そのほかございませんか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○谷村委員長 ただいま、かち委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○谷村委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 以上で病院経営本部関係を終わります。

○谷村委員長 これより都市整備局関係に入ります。
 初めに、都市整備局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○飯尾都市整備局長 都市整備局長の飯尾豊でございます。技監を兼務しております。
 谷村委員長を初め委員の皆様には、当局の事務事業につきまして日ごろからご指導、ご鞭撻を賜り、まことにありがとうございます。
 都市整備局といたしましては、事務事業の適切かつ円滑な運営を図るとともに、安全で快適な都市づくりを進めるために一層の努力をいたす所存でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 それでは、お手元の理事者名簿に従いまして、当局の幹部職員をご紹介いたします。
 次長の長谷川明でございます。技監の安井順一でございます。住宅担当理事の松井多美雄でございます。航空政策・交通基盤整備担当理事の藤井寛行でございます。総務部長の田崎輝夫でございます。都市づくり政策部長の町田修二でございます。住宅政策推進部長の鈴木尚志でございます。都市基盤部長の石川進でございます。市街地整備部長の遠藤正宏でございます。市街地建築部長の砂川俊雄でございます。都営住宅経営部長の瀧本裕之でございます。企画担当部長の邊見隆士でございます。民間開発担当部長の藤塚仁でございます。多摩ニュータウン事業担当部長の五十嵐誠でございます。当委員会との連絡に当たらせていただきます総務課長の小林忠雄でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者あいさつ〕

○谷村委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○谷村委員長 これより決算の審査を行います。
 平成二十二年度東京都都市再開発事業会計決算を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○田崎総務部長 平成二十二年度東京都都市再開発事業会計決算につきましてご説明を申し上げます。
 お手元に配布してございます、A4判の横の形になってございますが、東京都都市再開発事業会計決算説明資料をごらんいただきたいと存じます。
 決算の総括につきましては、先ほど開かれました委員会で局長からご説明申し上げておりますので、説明を省略させていただきます。
 A4判横の決算説明資料の七ページを、恐縮ですが、お開き願います。平成二十二年度東京都都市再開発事業会計決算報告書でございます。
 決算額は、予算額との対比のため、消費税額及び地方消費税額を含んだ額を表記してございます。
 まず、(1)の収益的収入及び支出のうち、収入でございます。
 第一項の営業収益は、予定しておりました敷地等の処分が行われず、処分収益が発生しなかったため、決算額はゼロとなってございます。
 第二項の営業外収益は、預金利息及び土地建物の賃貸料収入などが主な内容でございます。
 収益的収入の合計欄を表の一番下に記載してございますが、予算現額に対する決算額は四千五百七十二万余円、収入率は〇・七%でございます。
 次に、八ページをお開き願います。支出でございます。
 第一項の営業費用は、予定していた敷地等の処分が行われず、処分原価が発生しなかったため、決算額はゼロとなってございます。
 第二項の営業外費用は、未収となってございました契約違約金について、不納欠損処理を行ったことによる経費を計上したものでございます。
 収益的支出の合計を表の一番下に記載してございますが、予算現額に対する決算額は二十八万余円、執行率は〇・〇%でございます。
 次に、九ページをごらんください。(2)の資本的収入及び支出のうち、収入でございます。
 主な事業内容についてご説明申し上げます。
 第二項の一般会計負担金は、公共施設の建設などの費用に充当する一般会計からの繰入金でございます。
 また、第四項の都市再開発事業収入は、各地区におけます敷地の売却収入でございます。
 資本的収入の合計でございますが、予算現額に対する決算額は三百五十九億六千七百七十九万余円、収入率は七七・三%でございます。
 次に、一〇ページをお開き願います。支出でございます。
 主な事業内容についてご説明を申し上げます。
 第一項の都市再開発事業費は、各地区における市街地再開発事業に係る職員の人件費、用地費、施設建築物工事費及び公共施設工事費などを支出したものでございます。
 また、第二項の企業債償還金は、企業債の償還金額を支出したものでございます。
 資本的支出の合計でございますが、予算現額に対する決算額は三百七十一億五千六百四十五万余円、翌年度繰越額は二十五億五千七百四万余円、執行率は七二・七%でございます。
 一一ページから三六ページにかけましては、これまでにご説明を申し上げました決算報告書の内容を各目ごとにご説明を加え、まとめてございます。
 また、三七ページ以降には、損益計算書、剰余金計算書、剰余金処分計算書及び貸借対照表を記載してございます。
 以上をもちまして平成二十二年度東京都都市再開発事業会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○谷村委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○かち委員 二点お願いします。
 まず、都市再開発事業会計施行三地区の事業と財源及び施設建築物の規模について示してください。
 それから、三地区のこれまでの進捗状況と今後の予定についてお示しください。
 以上です。

○谷村委員長 ほかにございませんでしょうか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○谷村委員長 ただいま、かち委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○谷村委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 以上で都市整備局関係を終わります。
 これをもちまして本日の分科会を閉会いたします。
   午後三時十五分散会

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