委員長 | 橘 正剛君 |
副委員長 | 山加 朱美君 |
副委員長 | 林田 武君 |
副委員長 | 松下 玲子君 |
加藤 雅之君 | |
笹本ひさし君 | |
かち佳代子君 | |
三宅 茂樹君 | |
斉藤あつし君 | |
くまき美奈子君 | |
大津 浩子君 |
欠席委員 なし
出席説明員水道局 | 局長 | 尾崎 勝君 |
次長 | 小山 隆君 | |
総務部長 | 森 祐二郎君 | |
職員部長 | 坂内 顕宏君 | |
経理部長 | 猪熊 純子君 | |
サービス推進部長 | 内海 正彰君 | |
浄水部長 | 吉田 永君 | |
給水部長 | 酒井 晃君 | |
建設部長 | 今井 茂樹君 | |
企画担当部長 | 高原 俊幸君 | |
設備担当部長 | 吉田 進君 | |
参事 | 松丸 俊之君 | |
多摩水道改革推進本部 | 本部長 | 増子 敦君 |
調整部長 | 大平 晃司君 | |
施設部長 | 野口 芳男君 | |
参事 | 木村 康則君 | |
下水道局 | 局長 | 松田 二郎君 |
技監 | 小川 健一君 | |
総務部長 | 細野 友希君 | |
職員部長 | 佐藤 仁貞君 | |
経理部長 | 須田 潔君 | |
計画調整部長 | 宇田川孝之君 | |
技術開発担当部長 | 東郷 展君 | |
施設管理部長 | 黒住 光浩君 | |
建設部長 | 松浦 將行君 | |
参事 | 小山 哲司君 | |
参事 | 尾崎 篤司君 | |
流域下水道本部 | 本部長 | 山本 洋一君 |
管理部長 | 梶原 明君 | |
技術部長 | 高相 恒人君 | |
病院経営本部 | 本部長 | 中井 敬三君 |
経営企画部長 | 黒田 祥之君 | |
サービス推進部長 | 牛島 和美君 | |
経営戦略・再編整備担当部長 | 斎藤 真人君 | |
都市整備局 | 局長技監理事兼務 | 河島 均君 |
次長 | 岳野 尚代君 | |
技監 | 升 貴三男君 | |
理事 | 加藤 英夫君 | |
総務部長 | 石野 利幸君 | |
都市づくり政策部長 | 安井 順一君 | |
住宅政策推進部長 | 紺野 秀之君 | |
都市基盤部長外かく環状道路担当部長兼務 | 座間 充君 | |
市街地整備部長 | 遠藤 正宏君 | |
市街地建築部長 | 瀧本 裕之君 | |
都営住宅経営部長 | 清水 文夫君 | |
企画担当部長 | 横溝 良一君 | |
民間開発担当部長 | 石川 進君 | |
多摩ニュータウン事業担当部長 | 小澤 弘君 |
本日の会議に付した事件
平成二十年度東京都公営企業各会計決算の認定について
水道局関係
・平成二十年度東京都水道事業会計決算(説明)
・平成二十年度東京都工業用水道事業会計決算(説明)
下水道局関係
・平成二十年度東京都下水道事業会計決算(説明)
病院経営本部関係
・平成二十年度東京都病院会計決算(説明)
都市整備局関係
・平成二十年度東京都都市再開発事業会計決算(説明)
○橘委員長 ただいまから平成二十年度公営企業会計決算特別委員会第二分科会を開会いたします。
このたび第二分科会委員長に選任いただきました橘でございます。最初の分科会でございますので、一言ごあいさつをさせていただきます。
第二分科会は、水道局、下水道局、都市整備局、病院経営本部の四局を所管しております。いずれも都民生活に密接した部門でございますので、濃密な審議を行ってまいりますので、委員、また理事者の皆様方のご協力、よろしくお願い申し上げます。
それでは、さきの委員会で決定いたしました実施要領及び審査日程に従いまして、本日から分科会の審査を進めてまいります。
初めに、分科会の議席につきまして申し上げます。
議席は、先ほどの打合会で、ただいまご着席のとおりとすることを申し合わせましたので、ご了承をお願いいたします。
本分科会の担当書記を紹介いたします。
議事課の担当書記の古徳裕一郎君です。同じく三井康寛君です。
議案法制課の担当書記の河野和美さんです。同じく矢嶋満君です。
よろしくお願いいたします。
〔書記あいさつ〕
○橘委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、水道局、下水道局、病院経営本部及び都市整備局関係の決算の審査を行います。
なお、本日は、説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は後日の分科会で行いたいと思いますので、ご了承願います。
これより水道局関係に入ります。
初めに、水道局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。
○尾崎水道局長 水道局長の尾崎勝でございます。よろしくお願い申し上げます。
橘委員長を初め委員の皆様方には、日ごろから当局事業につきましてご理解とご支援を賜り、厚く御礼を申し上げます。
ご審議をいただくに当たりまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
次長の小山隆でございます。多摩水道改革推進本部長の増子敦でございます。総務部長の森祐二郎でございます。職員部長の坂内顕宏でございます。経理部長の猪熊純子でございます。サービス推進部長の内海正彰でございます。企画担当部長の高原俊幸でございます。参事、サービス企画担当の松丸俊之でございます。浄水部長の吉田永でございます。給水部長の酒井晃でございます。建設部長の今井茂樹でございます。設備担当部長の吉田進でございます。多摩水道改革推進本部調整部長の大平晃司でございます。同じく施設部長の野口芳男でございます。多摩水道改革推進本部参事、技術調整担当の木村康則でございます。次に、当委員会との連絡に当たります総務課長の加藤英典でございます。主計課長の斉田典彦でございます。
以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
〔理事者あいさつ〕
○橘委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。
○橘委員長 これより決算の審査を行います。
平成二十年度東京都水道事業会計決算及び平成二十年度東京都工業用水道事業会計決算を一括して議題といたします。
本件について理事者の説明を求めます。
○森総務部長 平成二十年度東京都水道事業会計及び工業用水道事業会計の決算につきまして、その概要をご説明申し上げます。
お手元に水道事業会計及び工業用水道事業会計の決算説明資料をお配りしてあると存じます。
まず、水道事業会計決算説明資料に基づきまして、決算の概要をご説明申し上げます。
一ページをお開き願います。平成二十年度決算報告書でございます。
まず、収益的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
水道事業収益につきましては、予算額三千六百二十億四千五百万円に対しまして、決算額は三千五百三十六億五千二百九十一万余円となっております。
営業収益のうち、主なものは給水収益で、水道料金収入でございます。
受託事業収益は、給水装置の新設や改造工事、他企業等からの依頼による工事に伴う収入でございます。
その他営業収益の主なものは、下水道料金の徴収に伴う下水道局からの繰入金でございます。
営業外収益の主なものは、土地物件収益でございます。
特別利益は、固定資産売却益を計上したものでございます。
二ページをお開き願います。支出の部でございます。
水道経営費につきましては、予算額三千二十一億八千三百万円に対しまして、決算額は二千八百六十五億四百六十六万余円となっております。
営業費用のうち主なものは、水道の供給に必要な原水、浄水、配水及び給水施設の維持管理費と固定資産の減価償却費でございます。
営業外費用の主なものは、支払い利息及び企業債取扱諸費でございます。
なお、表の欄外に収支差引額を表示してございます。ご参照願います。
三ページをお開き願います。資本的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
資本的収入につきましては、予算額二百六十七億八千八百万円に対しまして、決算額は二百九億四千三百十九万余円となっております。
主なものは、企業債、国庫補助金及び一般会計出資金でございます。
四ページをお開き願います。支出の部でございます。
資本的支出につきましては、括弧書きで表示しております前年度からの繰越額を含めまして、予算額一千五百二十五億八千七百万円に対しまして、決算額は一千四百十億九千八百六万余円でございます。
建設改良費は、水源開発分担金、水道施設の建設改良などに伴う支出でございます。
企業債償還金は、建設事業の財源として借り入れた企業債の償還金でございます。
なお、表の欄外に、資本的収支の差し引き及び補てん財源を記載してございます。
3の差引不足額は、括弧書きで表示しておりますとおり、消費税抜きの金額で一千二百六億七千八百七十九万余円となり、減価償却費などの損益勘定留保資金等で補てんいたしました。
次の五ページから二八ページにかけましては、ただいまご説明いたしました決算報告書の内容を科目ごとに記載してございます。ご参照いただきたいと存じます。
二九ページをお開きいただきたいと存じます。平成二十年度損益計算書でございます。
経営成績を明らかにするために、当年度に得たすべての収益とこれに対応するすべての費用を消費税抜きの金額で記載したものでございます。
三〇ページをお開き願います。下から三行目にございますように、平成二十年度の純利益は六百四十億九千五百五万余円となっております。
三一ページをお開き願います。平成二十年度剰余金計算書でございます。
利益剰余金の部の減債積立金につきましては、利益剰余金処分により積み立てた三百六十億一千七百十九万余円を企業債の償還に充てております。
建設改良積立金につきましては、利益剰余金処分により積み立てた二百七十九億円を建設改良の財源に充てております。
大規模浄水場更新積立金につきましては、利益剰余金処分により五十億円を積み立てましたが、平成二十年度は全額を繰り越しました。
三二ページをお開き願います。上段にございます未処分利益剰余金につきましては、前年度未処分利益剰余金の六百八十九億一千七百十九万余円を全額、減債積立金、建設改良積立金及び大規模浄水場更新積立金に処分したことから、繰越利益剰余金はゼロ円となっております。
当年度未処分利益剰余金は、中段にありますように六百四十億九千五百五万余円となっております。
また、本ページと次の三三ページに資本剰余金の部を表示してございます。ご参照いただきたいと存じます。
三四ページをお開き願います。平成二十年度剰余金処分計算書案でございます。
当年度未処分利益剰余金の六百四十億九千五百五万余円を、法令に基づく減債積立金に三百七億九千五百五万余円、予算で定めた予定処分に基づく建設改良積立金に二百八十三億円、大規模浄水場更新積立金に五十億円、それぞれ処分することといたします。この結果、翌年度繰越利益剰余金はゼロ円となる予定でございます。
次の三五ページからは貸借対照表を記載してございます。
三八ページをお開き願います。下段の資産合計でございますが、平成二十年度末は二兆五千七百七十五億余円であり、前年度と比較して五百四十三億余円増加しております。
次に、四〇ページをお開き願います。下段の負債合計でございますが、平成二十年度末は二千四百十四億余円であり、前年度と比較して二百三十三億余円増加しております。
次に、四二ページをお開き願います。下から二行目の資本合計でございますが、平成二十年度末は二兆三千三百六十一億余円であり、前年度と比較して三百九億余円増加しております。
なお、増減内容等につきましては、右側の説明欄に記載してございますので、ご参照願います。
引き続きまして、工業用水道事業会計決算説明資料に基づきまして、決算の概要についてご説明申し上げます。
東京都工業用水道事業会計決算説明資料の一ページをお開き願います。平成二十年度決算報告書でございます。
まず、収益的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
工業用水道事業収益につきましては、予算額十七億三千六百万円に対しまして、決算額は十四億九千七百七十三万余円となっております。
営業収益は、給水収益など営業活動に伴う収益を計上いたしております。
営業外収益の主なものは、土地物件収益及び一般会計補助金でございます。
二ページをお開き願います。支出の部でございます。
工業用水道経営費につきましては、予算額十七億三千六百万円に対しまして、決算額は十四億九千五百六万余円となっております。
営業費用のうち主なものは、工業用水道の供給に必要な浄水、配水及び給水施設の維持管理費と固定資産の減価償却費でございます。
営業外費用の主なものは、消費税及び地方消費税でございます。
なお、表の欄外に収支差引額を表示してございます。ご参照願います。
三ページをお開き願います。資本的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
資本的収入につきましては、予算額八千五百万円に対しまして、決算額は六千三百三十七万余円となっております。
内容は、一般会計出資金でございます。
四ページをお開き願います。支出の部でございます。
資本的支出につきましては、予算額三億九千三百万円に対しまして、決算額は五千五百九十五万余円となっております。
建設改良費は、浄水及び配水施設の設備改良などに伴う支出でございます。
なお、表の欄外に資本的収支の差し引きを記載してございます。
資本的収支における差引剰余額は、括弧書きで表示しておりますとおり、消費税抜きの金額で一千八万余円となりました。
次の五ページから一六ページにかけましては、ただいまご説明いたしました決算報告書の内容を科目ごとに記載してございます。ご参照いただきたいと存じます。
一七ページをお開き願います。平成二十年度損益計算書でございます。
経営成績を明らかにするために、当年度に得たすべての収益と、これに対応するすべての費用を消費税抜きの金額で記載したものでございます。
一八ページをお開き願います。下から三行目にございますように、平成二十年度の純利益はゼロ円で、収支が均衡しております。
一九ページをお開き願います。平成二十年度剰余金計算書でございます。
利益剰余金の部の前年度及び当年度の未処分利益剰余金はゼロ円でございます。
また、本ページと次の二〇ページに資本剰余金の部を表示してございます。ご参照いただきたいと存じます。
二一ページをお開き願います。平成二十年度剰余金処分計算書でございます。
当年度処分すべき未処分利益剰余金はございません。
次の二二ページからは、貸借対照表を記載してございます。
二三ページをお開き願います。下段の資産合計でございますが、平成二十年度末は三百五十億三千六百八十三万余円であり、前年度と比較して二千六十万余円減少しております。
次に、二五ページをお開き願います。下段の負債合計でございますが、平成二十年度末は三億二千六百三十八万余円であり、前年度と比較して八千百九十万余円減少しております。
次に、二六ページをお開き願います。下から二行目の資本合計でございますが、平成二十年度末は三百四十七億一千四十五万余円であり、前年度と比較して六千百三十万余円増加しております。
なお、増減内容等につきましては、説明欄に記載してございますので、ご参照願います。
以上、簡単ではございますが、平成二十年度水道事業会計及び工業用水道事業会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。
○橘委員長 説明は終わりました。
この際、資料要求のある方はご発言願います。
○斉藤委員 では、二点資料要求いたします。
ここ十年間の水需要の変動について、グラフで示していただきたいと思います。また、その中から工業用水の需要についても別個にお願いいたします。
二点目といたしましては、多摩地区の水道経営改善基本計画に基づいて行われております各市の水道業務の受託の当時のサービスコストと、現在の受託ではなく直接東京都が行っているサービスステーションの業務の際のコスト、この比較をお願いしたいと思います。
以上です。
○かち委員 まず、将来水需要及び配水量の推移について。
二番目に、八ッ場ダム建設事業費に係る東京都の負担の推移。
三番目、東京都の地下水量の推移。
四番目、公立小学校の水飲栓直結給水化モデル事業の計画と実績について。
次に、監理団体への委託料及び委託内容の推移。
次に、口径群別給水数の推移及び主な使用者層の推移。
次に、水道料未納カード発行枚数及び給水停止数の推移。
次に、水道局におけるオリンピック招致活動への協力に関する予算決算の推移。
次に、東京緊急対策Ⅱにおける、水道局のかかわる公共事業年度内発注の増加への取り組み、補正予算と二十年度分の決算。
次に、「東京水」のペットボトルの製造経費と販売実績。
次に、水道局におけるオリンピック招致への協力事業の実績。
次に、収益的収支、資本的収支、損益勘定、それから留保資金の推移について。
以上、十二点、よろしくお願いします。
○橘委員長 ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○橘委員長 ただいま斉藤委員、かち委員から資料要求がございましたけれども、これを分科会の資料要求とすることにご異議ございませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○橘委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
以上で水道局関係を終わります。
○橘委員長 これより下水道局関係に入ります。
初めに、下水道局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。
○松田下水道局長 下水道局長の松田二郎でございます。よろしくお願いを申し上げます。
ご審議をいただくに当たりまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
技監の小川健一でございます。流域下水道本部長の山本洋一でございます。総務部長の細野友希でございます。職員部長の佐藤仁貞でございます。経理部長の須田潔でございます。計画調整部長の宇田川孝之でございます。技術開発担当部長の東郷展でございます。施設管理部長の黒住光浩でございます。建設部長の松浦將行でございます。参事、経営企画担当の小山哲司でございます。参事、施設管理担当の尾崎篤司でございます。流域下水道本部管理部長の梶原明でございます。流域下水道本部技術部長の高相恒人でございます。本委員会との連絡を担当いたします総務部総務課長の熊谷透でございます。総務部理財課長の久我英男でございます。経理部会計課長の伊藤満臣でございます。
以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
〔理事者あいさつ〕
○橘委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。
○橘委員長 これより決算の審査を行います。
平成二十年度東京都下水道事業会計決算を議題といたします。
本件について理事者の説明を求めます。
○須田経理部長 平成二十年度下水道事業会計決算の内容につきまして、お手元にお配りいたしました東京都下水道事業会計決算説明資料によりご説明申し上げます。
恐れ入りますが、一ページをお開き願います。まず、収益的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
1の下水道事業収益は、区部下水道事業の事業収益を計上したもので、決算額は、B欄にございますように三千二百四十四億一千六百余万円となっております。
内訳欄の営業収益における主なものは、下水道料金と一般会計補助金でございます。一般会計補助金は、雨水処理費等の行政的経費を一般会計から繰り入れたものでございます。
また、営業外収益の主なものは、一般会計補助金でございます。これは、建設財源として発行した企業債に係る支払い利息のうち、雨水相当分等を一般会計から繰り入れたものでございます。
二ページをお開き願います。2の流域下水道事業収益は、流域下水道事業の事業収益を計上したもので、決算額は百九十三億二千二百余万円となっております。
営業収益の主なものは、流域下水道管理費負担金収入でございます。これは、維持管理に要する経費の関係市町村負担分でございます。
営業外収益の主なものは一般会計補助金で、これは、建設財源として発行した企業債の支払い利息等を一般会計が負担するものでございます。
以上、区部と流域の収益的収入を合計いたしますと、一番下の欄にございますように、予算額三千五百十七億五千七百万円に対しまして、決算額は三千四百三十七億三千九百余万円となっております。
三ページをお開き願います。支出の部でございます。
1の下水道管理費は、区部下水道施設の維持管理等に要した経費を計上したもので、決算額は二千九百二十五億四千九百余万円となっております。
このうち営業費用の主なものは、管渠費、ポンプ場費、処理場費などの維持管理費用と固定資産の減価償却費でございます。
また、営業外費用の主なものは、企業債の支払い利息でございます。
四ページをお開き願います。2の流域下水道経営費でございますが、これは、流域下水道施設の維持管理等に要した経費を計上したもので、決算額は百七十一億二千六百余万円となっております。
このうち営業費用の主なものは、処理場管理費及び減価償却費でございます。
また、営業外費用の主なものは、企業債支払い利息でございます。
以上、区部と流域の収益的支出を合計いたしますと、一番下の欄にございますように、予算額三千二百五十六億三千万円に対しまして、決算額は三千九十六億七千六百余万円となっております。
なお、その下、欄外に記載してございますように、収益的収入合計と収益的支出合計の差引額は三百四十億六千三百余万円でございます。
損益計算は消費税抜きで行うこととされておりますので、純利益は括弧書きでお示ししました二百九十七億八千七百余万円となっております。
五ページをお開きいただきます。資本的収入及び支出でございます。
収入の部でございますが、1の下水道事業資本的収入は、区部下水道の建設改良事業等に充当する収入を計上したもので、決算額はB欄の二千三十七億一千五百余万円となっております。
なお、その主なものは、企業債、一般会計出資金及び国庫補助金でございます。
六ページをお開き願います。2の流域下水道事業資本的収入の決算額は百二十三億五千三百余万円となっており、その主なものは、企業債、一般会計出資金、国庫補助金、市町村負担金収入でございます。
以上、区部と流域の資本的収入を合計いたしますと、一番下の欄にございますように、予算額二千三百五十六億一千八百万円に対しまして、決算額は二千百六十億六千九百余万円となっております。
七ページをお開き願います。資本的支出の部でございます。
1の下水道事業資本的支出は、区部下水道の建設改良事業費等を計上したもので、決算額は三千四百六十六億六千四百余万円となっております。
内訳の下水道建設改良費は、施設整備に要した工事費等を計上したもので、その下の欄の企業債償還金は、建設改良事業に充当いたしました企業債の償還金を計上したものでございます。
八ページをお開き願います。2の流域下水道事業資本的支出は、流域下水道の建設改良事業費等を計上したもので、決算額は百七十八億六千九百余万円となっております。
区部と流域の資本的支出の合計は、一番下の欄にございますように、予算額四千二百九十一億八千九百余万円に対しまして、決算額は三千六百四十五億三千三百余万円となっております。
なお、その下、欄外には、資本的収支の差し引き及び差引資金不足額をお示ししてございます。
差引資金不足額一千八百九十三億七千六百余万円は、括弧書きにございますように、前年度からの繰越工事資金及び減価償却費などの損益勘定留保資金等をもって補てんいたしました。
次の九ページから二一ページまでは、ただいまご説明いたしました収入、支出の明細でございますので、後ほどご参照いただきたいと存じます。
恐れ入りますが、二二ページの剰余金計算書に進ませていただきます。二二ページでございます。
まず、利益剰余金の部でございます。
ローマ数字のⅠからⅣは、減債積立金を初めとする各種積立金の増減を表示したものでございます。平成二十年度における取り崩し額等による増減額を金額欄の中央に表示し、年度末の残高をその右側に表示したものでございます。二重線で表示してあります五十七億二千八百万余円が、平成二十年度末の積立金合計額となっております。
二三ページをお開き願います。ローマ数字のⅤは未処分利益剰余金でございます。
当年度、すなわち平成二十年度末の未処分利益剰余金は、金額欄の四行目の前年度からの繰越利益剰余金年度末残高百一億一千余万円に、その下の当年度純利益二百九十七億八千七百余万円を加えまして、二重線でお示ししてございますように、三百九十八億九千八百余万円となっております。
次の資本剰余金の部には、国庫補助金など資本剰余金の増減額を各事項ごとに二四ページまで表示してございます。ご参照いただきたいと存じます。
二五ページをお開き願います。Ⅳの剰余金処分計算書でございます。
Ⅰの当年度未処分利益剰余金三百九十八億九千八百余万円のうち、区部下水道事業の経営から発生しました未処分利益剰余金二百七十七億一千七百余万円の全額を減債積立金として処分いたしました。二重線でお示ししております残額の百二十一億八千余万円が翌年度、すなわち二十一年度への繰越利益剰余金となっております。
なお、二六ページ以降には、これまでご説明しました内容を貸借対照表にまとめてございますので、ご参照いただきたいと思います。
以上、簡単ではございますが、平成二十年度下水道事業会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。
○橘委員長 説明は終わりました。
この際、資料要求のある方はご発言願います。
○かち委員 六点、お願いします。
まず、二十三区における主な浸水被害状況の推移。
次に、監理団体への委託内容と委託料の推移。
三番目に、入札不調件数の推移。
四番目に、下水道局におけるオリンピック招致活動への協力事業と経費について。
五番目に、東京緊急対策Ⅱにおける下水道局にかかわる公共事業年度内発注の増加への取り組みの実績。
六番目に、区部下水道事業における収益収支、資本的収支及び損益勘定留保資金の推移のわかるもの。
以上、六点、よろしくお願いします。
○橘委員長 ほかにございますでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○橘委員長 ただいま、かち委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○橘委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
以上で下水道局関係を終わります。
○橘委員長 これより病院経営本部関係に入ります。
初めに、病院経営本部長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。
○中井病院経営本部長 病院経営本部長の中井敬三でございます。よろしくお願い申し上げます。
橘委員長を初め委員の皆様方には、日ごろから病院事業につきましてご指導、ご鞭撻を賜り、厚く御礼申し上げます。
ご審議をいただくに当たりまして、私から当本部の幹部職員を紹介させていただきます。
経営企画部長の黒田祥之でございます。サービス推進部長の牛島和美でございます。経営戦略・再編整備担当部長の斎藤真人でございます。当委員会との連絡等に当たらせていただきます総務課長の栗岡祥一でございます。
以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
〔理事者あいさつ〕
○橘委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。
○橘委員長 これより決算の審査を行います。
平成二十年度東京都病院会計決算を議題といたします。
本件について理事者の説明を求めます。
○黒田経営企画部長 平成二十年度東京都病院会計の決算の内容につきましてご説明申し上げます。
お手元にお配りしてございます資料は、横長の平成二十年度東京都病院会計決算説明資料でございます。以下、この資料によりましてご説明いたします。
まず、目次の次の一ページをお開き願います。平成二十年度東京都病院事業決算報告書でございます。これは、予算現額と消費税込みの決算額を対比したものでございます。
(1)、収益的収入及び支出でございますが、これは病院の運営に関する収支の状況をあらわしたもので、表の上段、病院事業収益は、予算現額一千四百三十四億五千三百二十二万余円、決算額一千三百七十一億七千八百五十五万余円で、執行率九五・六%となっております。
表の中ほどにございます病院事業費用は、予算現額一千四百二十八億七千百二十二万余円、決算額一千三百五十四億四千九十六万余円で、執行率九四・八%となっております。
二ページ目をお開き願います。(2)、資本的収入及び支出でございますが、これは施設と設備の整備に要する経費の経理状況をあらわしたものでございます。
表の上段、資本的収入は、予算現額二百六十八億四千八百十五万余円、決算額三百十四億二千五百六万余円で、執行率一一七・〇%となっております。
表の中ほどにあります資本的支出は、予算現額三百八十七億一千三百二十万円、決算額三百七十五億四千三十八万余円で、執行率九七・〇%となっております。
なお、欄外の(注1)にございますように、資本的収入額が資本的支出額に不足する六十一億一千五百三十一万余円は、損益勘定留保資金等で補てんいたしました。
三ページをごらんください。2、平成二十年度東京都病院事業損益計算書でございます。
損益計算書は、事業活動の実態を見るという趣旨から、消費税抜きで表示しております。表の上段部分が収益、中ほどから下が費用でございます。
下の小さな表の一段目の純損益欄をごらんください。平成二十年度決算では、十六億一千八百万余円の純利益を計上いたしました。
次に、四ページをお開き願います。3、平成二十年度東京都病院事業決算説明書でございます。
この四ページから七ページにかけまして、病院事業収益及び病院事業費用の科目別、病院別内訳を総括的に記載してございますので、後ほどごらんいただきたいと存じます。
次に、八ページをお開き願います。(3)、収益的収入及び支出でございます。
この八ページから三二ページまでは、収入と支出の科目ごとに、平成十九年度決算額との対比を行っております。
初めに、八ページのア、収益的収入でございますが、表の上段、医業収益の決算額は一千七十億三百九十六万余円でございまして、前年度と比較して二十億四千五百十七万余円の増となっております。
その内訳といたしまして、まず、次の行にございます入院収益が、前年度に比較しまして六億四千四百七十六万余円の増となっております。
表に、病院別の入院延べ患者数、金額及び患者一人当たりの単価をそれぞれ前年度と比較して記載しておりますので、ご参照いただきたいと存じます。
次に、一〇ページをお開き願います。外来収益でございます。
前年度と比較しまして五億五千百二十二万余円の増となっております。
表に、病院別の外来延べ患者数等を同様に記載しておりますので、ご参照いただきたいと存じます。
次に、一二ページをお開き願います。一般会計負担金でございます。
この一般会計負担金は、救急医療経費や精神科病院運営経費などに対するもので、決算額は百七十六億四千八百万円で、前年度と比較しまして八億五千五百四十八万余円の増となっております。
一三ページから一五ページにかけましては、その他医業収益といたしまして、特別入院室料、診断書諸証明等を掲載しておりますので、後ほどご参照いただければと思います。
次に、一六ページをお開き願います。表の上段の医業外収益でございます。
決算額は三百億七千五百五十三万余円でございまして、前年度と比較して十九億八千七百八十六万余円の増となっております。
その内訳といたしまして、一六ページに記載しております受取利息及び配当金に続きまして、一七ページに記載しております一般会計負担金と、次の一八ページに記載しております一般会計補助金がございます。
次の一九ページ及び二〇ページには国庫補助金を、二一ページにはその他医業外収益としまして土地賃貸料や不用品売却収益などを記載しております。後ほどご参照いただきたいと存じます。
次に、二二ページをごらんください。このページからは収益的支出を記載しております。
まず、表の上段、医業費用の決算額は一千二百九十五億三千四百八十二万余円でございまして、前年度と比較して二十四億三千七百六十万余円の増となっております。
その内訳といたしまして、次の行の給与費でございますが、前年度と比較して七億二千百六十八万余円の増となっております。これは主に医師の処遇改善としての初任給調整手当及び特別勤務手当の増額などによるものでございます。
次に、二四ページをお開き願います。材料費でございます。
診療に必要な薬品や診療材料などでございますが、前年度と比較して三億三千三百五十九万余円の増となっております。これは主に薬品費が入外収益の増加に伴って増加したことによるものでございます。
次に、二五ページをお開き願います。経費でございます。
病院の運営に要する光熱水費や修繕料、委託料、賃借料などでございまして、前年度と比較して十一億五千八百九十二万余円の増となっております。
次の二六ページ及び二七ページは有形固定資産の減価償却費等、二八ページは棚卸資産減耗費等、二九ページには研究研修費を記載しておりますので、後ほどご参照いただきたいと存じます。
次に、三〇ページをごらんください。このページから医業外費用でございます。
決算額は、表の上段にございますように、五十九億二千六百六十五万余円で、その内訳は、企業債に係る利息や企業債手数料などのほか、三一ページの繰り延べ勘定償却、三二ページの雑支出でございます。後ほどご参照いただきたいと存じます。
次に、三三ページをごらんください。(4)、資本的収入及び支出でございます。
この三三ページから四六ページにかけましては、工事の有無等により、年度によって金額が大きく変わりますことから、予算現額と決算額との対比を行っております。
初めに、三三ページのア、資本的収入でございます。
資本的収入の主なものは企業債と一般会計出資金で、病院の施設整備及び医療器械の整備等に充当したものでございます。
次に、三四ページをお開き願います。イ、資本的支出でございますが、表の上段、建設改良費の決算額は三百十九億四千六百五十三万余円でございます。
内訳は、まず工事費が十四億四千七百三十五万余円でございます。工事の詳細につきましては、この三四ページから三九ページにかけまして病院別にお示ししてございますので、ご参照いただきたいと存じます。
次に、四〇ページをごらんください。器械及び備品購入費でございます。決算額は三十五億八千二百二十五万余円でございます。
詳細は、このページから四三ページにかけまして病院別に記載してございますので、ご参照いただきたいと存じます。
次に、四四ページをごらんください。建物購入費で、決算額は二百四十六億五千六百十八万余円でございます。がん・感染症医療センター、仮称でございまして、現在の駒込病院でございますが、これの整備に係る建設工事に要する経費等でございます。
中ほどの諸権利金は、広尾病院等の借り上げ職務住宅の敷金に要する経費でございます。
次に、四五ページをごらんください。建設改良諸費で、決算額は二十二億四千二百七十六万余円でございます。これは、工事に伴います設計委託などに要する経費でございます。
次に、四六ページをお開き願います。企業債償還金で、決算額は五十五億九千三百八十五万余円でございます。これは、病院建設等に当たって発行いたしました企業債元金の償還に要した経費でございます。
次に、四七ページをごらんください。4、平成二十年度東京都病院事業剰余金計算書でございます。
次の四八ページにかけまして、事項ごとに当年度の発生額及び処分額の内訳を表示してございますので、ご参照いただきたいと存じます。
次に、四九ページをごらんください。5、平成二十年度東京都病院事業剰余金処分計算書でございます。
当年度未処分利益剰余金十六億一千八百万余円につきましては、法令に基づき全額を減債積立金といたしました。
次の五〇ページから五三ページにかけましては、平成二十年度東京都病院事業貸借対照表でございます。
それぞれの事項ごとに増減説明を記載してございますので、後ほどご参照いただきたいと存じます。
以上をもちまして平成二十年度東京都病院会計決算の説明を終わらせていただきます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。
○橘委員長 説明は終わりました。
この際、資料要求のある方はご発言願います。
○斉藤委員 一点だけお願いします。都立松沢病院の入院患者の在院日数の分布について資料をお願いいたします。
以上です。
○かち委員 九点お願いします。
まず、都立病院における経営指標の推移。
二番目に、一般会計繰入金の推移、施設整備関連経費を含むもの。関連して、一般会計繰入金の推移で、施設整備費関連経費以外のもの。それぞれ病院別にお願いします。
次に、都立病院の医師、看護要員及び医療技術員等の定数及び現員の推移。
次に、都立病院の産婦人科、小児科、新生児科、麻酔医師の定数及び現員の推移。病院ごとにお願いします。
次に、産科を標榜している各都立病院ごとの分娩件数の推移。
次に、都立病院における看護要員の中途退職者数の推移。
次に、三つの都立病院の各PFI契約における契約金額、落札率、契約年月日、契約期間、契約先、VFM、応募状況などのわかる一覧。
次に、東京緊急対策Ⅱで取り組まれた新規事業それぞれの予算と進捗状況。
以上、九点お願いします。
○橘委員長 ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○橘委員長 ただいま斉藤委員、かち委員から資料要求がありましたけれども、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○橘委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
以上で病院経営本部関係を終わります。
○橘委員長 これより都市整備局関係に入ります。
初めに、都市整備局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。
○河島都市整備局長 都市整備局長の河島均でございます。技監及び航空政策担当理事を兼務しております。
橘委員長を初め委員の皆様には、当局の事務事業につきまして日ごろからご指導、ご鞭撻を賜り、まことにありがとうございます。
都市整備局といたしましては、事務事業の適切かつ円滑な運営を図るとともに、安全で快適な都市づくりを進めるために一層の努力をいたす所存でございます。よろしくお願いいたします。
それでは、お手元の理事者名簿に従いまして、当局の幹部職員をご紹介いたします。
次長の岳野尚代でございます。技監の升貴三男でございます。住宅担当理事の加藤英夫でございます。総務部長の石野利幸でございます。都市づくり政策部長の安井順一でございます。住宅政策推進部長の紺野秀之でございます。都市基盤部長で外かく環状道路担当部長を兼務しております座間充でございます。市街地整備部長の遠藤正宏でございます。市街地建築部長の瀧本裕之でございます。都営住宅経営部長の清水文夫でございます。企画担当部長の横溝良一でございます。民間開発担当部長の石川進でございます。多摩ニュータウン事業担当部長の小澤弘でございます。当委員会との連絡に当たらせていただきます総務課長の須藤栄でございます。
以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
〔理事者あいさつ〕
○橘委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。
○橘委員長 これより決算の審査を行います。
平成二十年度東京都都市再開発事業会計決算を議題といたします。
本件について理事者の説明を求めます。
○石野総務部長 平成二十年度東京都都市再開発事業会計決算につきましてご説明申し上げます。
お手元にお配りしてございますA4横でございますが、A4横の資料、東京都都市再開発事業会計決算説明資料をごらんいただきたいと存じます。
決算の総括につきましては、先ほど開かれました委員会で局長からご説明申し上げましたので、説明を省略させていただきます。
それでは、七ページをお開き願いたいと思います。平成二十年度東京都都市再開発事業会計決算報告書でございます。
決算額は、予算額との対比のため、消費税額及び地方消費税額を含んだ額を表記してございます。
まず、(1)、収益的収入及び支出のうち、収入でございます。二十年度は敷地等の処分が行われず、処分収益が発生しなかったため、営業収益はゼロとなってございます。
第一項の営業外収益は、預金利息及び土地建物の賃貸料収入などが主な内容でございます。
収益的収入の合計を表の一番下に記載してございますが、予算現額に対する決算額は二億二千八百万余円、収入率は一八九・九%でございます。
八ページをお開き願いたいと思います。支出でございますが、第一項の営業費用は、該当する修繕費用が発生しなかったため、決算額はゼロとなってございます。
第二項の営業外費用は、国費を充当して買収した土地の賃貸料収入について、その一部を国に返納したものでございます。
収益的支出の合計を表の一番下に記載してございますが、予算現額に対する決算額は二千六百万余円、執行率は二九・二%でございます。
九ページをごらんください。(2)、資本的収入及び支出のうちの収入でございます。主な事業内容についてご説明申し上げます。
第二項の一般会計負担金は、公共施設の建設などの費用に充当する一般会計からの繰入金でございます。
また、第四項の都市再開発事業収入は、各地区における敷地の売却収入でございます。
資本的収入の合計でございますが、予算現額に対する決算額は二百三十一億一千四百万余円、収入率は九一・四%でございます。
一〇ページをお開き願いたいと思います。支出でございます。主な事業内容についてご説明いたします。
第一項の都市再開発事業費は、各地区における市街地再開発事業に係る職員の人件費、用地費、施設建築物工事費及び公共施設工事費などを支出したものでございます。
また、第二項の企業債償還金は、企業債の償還金額を支出したものでございます。
資本的支出の合計でございますが、予算現額に対する決算額は二百四十九億八千万余円、翌年度繰越額は十六億四千万余円、執行率は八六・九%でございます。
一一ページから三四ページにかけましては、これまでにご説明申し上げました決算報告書の内容を各目ごとに説明を加え、まとめたものでございます。
また、三五ページ以降には、損益計算書、剰余金計算書、剰余金処分計算書及び貸借対照表を記載してございます。
簡単ではございますが、以上をもちまして平成二十年度東京都都市再開発事業会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○橘委員長 説明は終わりました。
この際、資料要求のある方はご発言願います。
○かち委員 三点お願いします。
まず、再開発事業三地区それぞれの総事業費とこれまでの進捗状況と今後の予定を一覧にしていただきたい。
二番目に、再開発事業三地区における従前対象人数と、地権者、借地、借家人の当該地域に居住継続するそれぞれの人数と割合のわかるものにしてください。
それから、三番目に、大橋地区一の一棟にかかわる特定建築者の入札の経緯と落札価格と落札率について。
以上、三点です。
○橘委員長 ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○橘委員長 ただいま、かち委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○橘委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
以上で都市整備局関係を終わります。
これをもちまして本日の分科会を閉会いたします。
午後三時十二分散会
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