公営企業会計決算特別委員会第二分科会速記録第一号

平成十八年十月十六日(月曜日)
第三委員会室
   午後二時十三分開議
 出席委員 十一名
委員長東野 秀平君
副委員長臼井  孝君
副委員長松村 友昭君
副委員長大塚たかあき君
中山 信行君
高橋 信博君
山口 文江君
かち佳代子君
門脇ふみよし君
倉林 辰雄君
新藤 義彦君

 欠席委員 なし

 出席説明員
水道局局長御園 良彦君
次長東岡 創示君
総務部長鈴木 孝三君
職員部長小山  隆君
経理部長山本 憲一君
サービス推進部長大平 晃司君
浄水部長尾崎  勝君
給水部長増子  敦君
建設部長長岡 敏和君
企画担当部長鈴木 慶一君
設備担当部長永島 公明君
多摩水道改革推進本部本部長滝沢 優憲君
調整部長松井 庸司君
施設部長今井 茂樹君
参事原薗 一矢君
下水道局局長前田 正博君
次長今里伸一郎君
総務部長野口  孝君
職員部長阿部 義博君
経理部長佐藤 仁貞君
計画調整部長小川 健一君
施設管理部長桜井 義紀君
建設部長伊東 三夫君
参事梶原  明君
参事黒住 光浩君
流域下水道本部本部長中村 益美君
管理部長大西登喜雄君
技術部長宇田川孝之君
病院経営本部本部長大塚 孝一君
経営企画部長及川 繁巳君
サービス推進部長鈴木  茂君
参事岸上  隆君
都市整備局局長柿堺  至君
次長南雲 栄一君
技監福島 七郎君
技監只腰 憲久君
理事河島  均君
総務部長安藤  明君
都市づくり政策部長野本 孝三君
住宅政策推進部長矢島 達郎君
都市基盤部長石井 恒利君
市街地整備部長宮村 光雄君
市街地建築部長金子 敏夫君
都営住宅経営部長小林 計代君
企画・技術担当部長村尾 公一君
開発プロジェクト推進担当部長戸田 敬里君
住宅政策担当部長水流潤太郎君
区市町村調整担当部長中沢 弘行君
民間住宅施策推進担当部長山室 善博君
多摩ニュータウン事業担当部長今井  光君
都市景観担当部長安井 順一君
経営改革担当部長小宮 三夫君
参事並木 勝市君
参事笠井 謙一君
参事山口  明君
参事座間  充君
参事小澤  弘君
参事清水 文夫君
参事宇多田裕久君

本日の会議に付した事件
平成十七年度東京都公営企業各会計決算の認定について
水道局関係
・平成十七年度東京都水道事業会計決算(説明)
・平成十七年度東京都工業用水道事業会計決算(説明)
下水道局関係
・平成十七年度東京都下水道事業会計決算(説明)
病院経営本部関係
・平成十七年度東京都病院会計決算(説明)
都市整備局関係
・平成十七年度東京都都市再開発事業会計決算(説明)

○東野委員長 ただいまから平成十七年度公営企業会計決算特別委員会の第二分科会を開会いたします。
 このたび第二分科会委員長に選任いただきました、東野でございます。一言ごあいさつをさせていただきます。
 当委員会の所管する水道局、下水道局、そして病院経営本部、さらには都市整備局と、都民生活には非常に関係の深い局を所管する委員会でございます。委員の先生方には、よろしくご審議のほど、ご協力をよろしくお願いしたいと思います。それと同時に、各局の方のご協力をよろしくお願いして、スムーズな委員会運営を進めてまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、さきの委員会で決定いたしました実施要領及び審査日程に従いまして、本日から分科会の審査を進めてまいります。
 初めに、分科会の議席につきまして申し上げます。
 議席は、先ほどの打合会で、ただいまご着席のとおりとすることを申し合わせましたので、ご了承願います。
 なお、委員会におきましては、委員会中の喫煙は自粛することで申し合わせされております。本第二分科会におきましても、自粛するということにさせていただきたいと思いますので、ご協力よろしくお願いいたします。
 次に、本分科会の担当書記を紹介いたします。
 議事課の担当書記は、渡辺進君です。石井順子さんでございます。
 議事部の議案法制課担当書記は、野口里美さん、中沢美巳さんでございます。
 よろしくお願いいたします。
   〔書記あいさつ〕

○東野委員長 本日は、水道局、下水道局、病院経営本部及び都市整備局関係の決算の審査を行います。
 なお、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は後日の分科会で行いたいと思います。ご了承願います。
 これより水道局関係に入ります。
 初めに、水道局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○御園水道局長 水道局長の御園良彦でございます。どうぞよろしくお願いします。
 東野委員長を初め委員の皆様方には、日ごろから当局事業につきましてご理解とご支援を賜り、厚く御礼を申し上げます。
 ご審議いただくに当たりまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 次長の東岡創示でございます。多摩水道改革推進本部長の滝沢優憲でございます。総務部長の鈴木孝三でございます。職員部長の小山隆でございます。経理部長の山本憲一でございます。サービス推進部長の大平晃司でございます。浄水部長の尾崎勝でございます。給水部長の増子敦でございます。建設部長の長岡敏和でございます。企画担当部長の鈴木慶一でございます。設備担当部長の永島公明でございます。多摩水道改革推進本部調整部長の松井庸司でございます。同じく施設部長の今井茂樹でございます。多摩水道改革推進本部参事の原薗一矢でございます。次に、当委員会との連絡に当たります総務課長の福田良行でございます。主計課長の石井正明でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
   〔理事者あいさつ〕

○東野委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○東野委員長 これより決算の審査を行います。
 平成十七年度東京都水道事業会計決算及び平成十七年度東京都工業用水道事業会計決算を一括して議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○鈴木総務部長 平成十七年度東京都水道事業会計及び工業用水道事業会計の決算につきまして、その概要をご説明申し上げます。
 初めに、お手元に配布してございます資料についてご案内申し上げます。資料は、それぞれ水道事業会計及び工業用水道事業会計の決算説明資料でございます。
 それでは、まず、水道事業会計決算説明資料に基づきまして、決算の概要についてご説明申し上げます。
 一ページをお開き願います。平成十七年度決算報告書でございます。
 まず、収益的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 水道事業収益につきましては、予算額三千六百六億三千二百万円に対しまして決算額は三千五百五十二億二千二百七十二万余円となっております。
 営業収益のうち主なものは給水収益で、水道料金収入でございます。
 受託事業収益は、給水装置の新設や改造工事、他企業等からの依頼による工事に伴う収入でございます。
 その他営業収益の主なものといたしましては、下水道料金の徴収に伴う下水道局からの繰入金でございます。
 営業外収益の主なものは、土地物件収益でございます。
 特別利益は、固定資産売却益を計上したものでございます。
 二ページをお開き願います。支出の部でございます。
 水道経営費につきましては、予算額三千百九十六億二千二百万円に対しまして決算額は二千九百八十五億二千百八十六万余円となっております。
 営業費用のうち主なものは、水道の供給に必要な原水、浄水、配水及び給水施設の維持管理費と固定資産の減価償却費でございます。
 営業外費用の主なものは、支払い利息及び企業債取扱諸費でございます。
 なお、下の欄外に収支差引額を表示してございます。ご参照願います。
 三ページをお開き願います。資本的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 資本的収入につきましては、予算額四百九十億九千九百万円に対しまして決算額は三百十三億六千六百九十万余円となっております。
 主なものは、企業債、国庫補助金及び一般会計出資金でございます。
 四ページをお開き願います。支出の部でございます。
 資本的支出につきましては、括弧書きで表示しております前年度からの繰越額を含めまして、予算額千八百七十二億七千七百万円に対しまして決算額は千六百八十九億四千四百十五万余円でございます。
 建設改良費は、水源開発等の分担金、水道施設の建設改良などに伴う支出でございます。
 企業債償還金は、建設事業の財源として借り入れた企業債の償還金でございます。
 なお、下の欄外に、資本的収支の差し引き及び補てん財源を記載してございます。
 3の差引不足額は、括弧書きで表示してありますとおり、消費税抜きの金額で千三百二十九億六千二百七十六万余円となっており、減価償却費などの損益勘定留保資金等で補てんいたしました。
 次の五ページから二八ページにかけましては、ただいまご説明いたしました決算報告書の内容を各科目ごとに記載したものでございます。ご参照いただきたいと存じます。
 二九ページをお開き願います。平成十七年度損益計算書でございます。
 経営成績を明らかにするために、当年度に得たすべての収益とこれに対応するすべての費用を消費税抜きの金額で記載したものでございます。
 三〇ページをお開き願います。下から三行目にございますように、平成十七年度の純利益は五百三十四億九千四百九十万余円となっております。
 三一ページをお開き願います。平成十七年度剰余金計算書でございます。
 利益剰余金の部の減債積立金につきましては、利益剰余金処分により積み立てたものを企業債償還に充てたものでございます。
 建設改良積立金につきましては、利益剰余金処分により積み立てたものを建設改良に充てたものでございます。
 この結果、中段にございます未処分利益剰余金につきましては、前年度未処分利益剰余金の四百八十八億六千七百三十四万余円を全額、減債積立金及び建設改良積立金に処分したことから、繰越利益剰余金はゼロ円となっております。
 当年度未処分利益剰余金は、最下段にありますように、五百三十四億九千四百九十万余円となっております。
 次の三二ページと三三ページに資本剰余金の部を表示してございます。ご参照いただきたいと存じます。
 三四ページをお開き願います。平成十七年度剰余金処分計算書案でございます。
 当年度未処分利益剰余金の五百三十四億九千四百九十万余円を、法令に基づく減債積立金に三百四十億九千四百九十万余円、予算で定めた予定処分に基づく建設改良積立金に百九十四億円、それぞれ処分することといたしました。この結果、翌年度繰越利益剰余金はゼロ円となる予定でございます。
 次の三五ページから、貸借対照表を記載してございます。
 三八ページをお開き願います。下段の資産合計でございますが、平成十七年度末は二兆四千五百七十七億余円であり、前年度と比較して二百五十七億余円増加しております。
 次に、四〇ページをお開き願います。下段の負債合計でございますが、平成十七年度末は一千八百四十六億余円であり、前年度と比較して二百五億余円増加しております。
 次に、四二ページをお開き願います。下から二行目の資本合計でございますが、平成十七年度末は二兆二千七百三十一億余円であり、前年度と比較して五十一億余円増加しております。
 なお、増減内容等につきましては、右欄の説明欄に記載してございますので、ご参照願います。
 引き続き、工業用水道事業会計決算説明資料に基づきまして、決算の概要についてご説明申し上げます。
 一ページをお開き願います。平成十七年度決算報告書でございます。
 まず、収益的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 工業用水道事業収益につきましては、予算額十九億七千四百万円に対しまして決算額は十六億七千百六十四万余円となっております。
 営業収益は、給水収益など営業活動に伴う収益を計上いたしております。
 営業外収益の主なものは、土地物件収益及び一般会計補助金でございます。
 二ページをお開き願います。支出の部でございます。
 工業用水道経営費につきましては、予算額十九億七千四百万円に対しまして決算額は十六億三千八百六十四万余円となっております。
 営業費用のうち主なものは、工業用水道の供給に必要な浄水、配水及び給水施設の維持管理費と固定資産の減価償却費でございます。
 営業外費用の主なものは、支払い利息及び企業債取扱諸費でございます。
 なお、下の欄外に収支差引額を表示してございます。ご参照願います。
 三ページをお開き願います。資本的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 資本的収入につきましては、予算額四億七千六百万円に対しまして決算額は六億二千六百二十八万余円となっております。
 主なものは、国庫補助金及び一般会計出資金でございます。
 四ページをお開き願います。支出の部でございます。
 資本的支出につきましては、予算額十六億二千三百万円に対しまして決算額は十四億一千六百六万余円となっております。
 建設改良費は、浄水及び配水施設の設備改良などに伴う支出でございます。
 企業債償還金は、建設事業の財源として借り入れた企業債の償還金でございます。
 なお、下の欄外に、資本的収支の差し引き及び補てん財源を記載してございます。
 資本的収支における差引不足額は、括弧書きで表示してありますとおり、消費税抜きの金額で七億五千六百七十七万余円となり、減価償却費などの損益勘定留保資金で補てんいたしました。
 次の五ページから一七ページにかけましては、ただいまご説明いたしました決算報告書の内容を各科目ごとに記載してございます。ご参照いただきたいと存じます。
 一八ページをお開き願います。平成十七年度損益計算書でございます。
 経営成績を明らかにするために、当年度に得たすべての収益とこれに対応するすべての費用を消費税抜きの金額で記載したものでございます。
 一九ページをお開き願います。下から三行目にございますように、平成十七年度の純利益はゼロ円で、収支が均衡しております。
 二〇ページをお開き願います。平成十七年度剰余金計算書でございます。
 利益剰余金の部の前年度及び当年度の未処分利益剰余金はゼロ円でございます。
 また、本ページと二一ページに資本剰余金の部を表示してございます。ご参照いただきたいと思います。
 二二ページをお開き願います。平成十七年度剰余金処分計算書でございます。
 当年度処分すべき未処分利益剰余金はございません。
 次の二三ページから、貸借対照表を記載してございます。
 二五ページをお開き願います。下段の資産合計でございますが、平成十七年度末は三百五十六億四千九百三十八万余円であり、前年度と比較して二億九千三十四万余円増加しております。
 次に、二七ページをお開き願います。下段の負債合計でございますが、平成十七年度末は七億九千六百六十五万余円であり、前年度と比較して三億四千三百六万余円増加しております。
 次に、二九ページをお開き願います。下から二行目の資本合計でございますが、平成十七年度末は三百四十八億五千二百七十三万余円であり、前年度と比較して五千二百七十一万余円減少しております。
 なお、増減内容等につきましては説明欄に記載してございますので、ご参照願います。
 以上、簡単ではございますが、平成十七年度水道事業会計及び工業用水道事業会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。

○東野委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○松村委員 一つは、水源開発にかかわる事業費と財源内訳、これまでの執行状況、今後の推移について。
 二点目が、浄水施設などの整備事業費の推移について、十年間分お願いします。
 三点目が、高度処理水にかかわるこれまでの導入実績と今後の計画について、財源も含めてお願いします。
 四点目が、前回値上げした以降の収益的収支、資本的収支、損益勘定留保資金の推移についてお願いします。
 最後に、世界主要都市の水道使用量と水道料金について、資料をできたらつくっていただきたいと思います。
 よろしくお願いします。

○東野委員長 ほかに。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○東野委員長 ただいま松村副委員長より資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○東野委員長 異議なしと認めます。理事者におきましては、要求された委員と調整の上、提出願います。
 以上で水道局関係を終わります。

○東野委員長 これより下水道局関係に入ります。
 初めに、下水道局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○前田下水道局長 下水道局長の前田正博でございます。よろしくお願いいたします。
 ご審議をいただくに当たりまして、当局の幹部職員をご紹介させていただきます。
 次長の今里伸一郎でございます。流域下水道本部長の中村益美でございます。総務部長の野口孝でございます。職員部長の阿部義博でございます。経理部長の佐藤仁貞でございます。計画調整部長の小川健一でございます。施設管理部長の桜井義紀でございます。建設部長の伊東三夫でございます。参事、施設管理担当の梶原明でございます。参事、技術開発担当の黒住光浩でございます。流域下水道本部管理部長の大西登喜雄でございます。技術部長の宇田川孝之でございます。また、本委員会との連絡を担当いたします総務課長の小山哲司でございます。理財課長の熊谷透でございます。会計課長の小林勇美でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者あいさつ〕

○東野委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○東野委員長 これより決算の審査を行います。
 平成十七年度東京都下水道事業会計決算を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○佐藤経理部長 平成十七年度下水道事業会計決算の内容につきまして、お手元にお配りいたしました東京都下水道事業会計決算説明資料によりご説明申し上げます。
 恐れ入りますが、一ページをお開き願います。まず、収益的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 1の下水道事業収益は、区部下水道事業の経営により生じた事業収益を計上したもので、決算額は、B欄にございますように三千三百五十億八千百余万円となっております。
 内訳の営業収益における主なものは、下水道料金と一般会計補助金でございます。一般会計補助金は、雨水処理経費等の行政的経費を一般会計から繰り入れたものでございます。
 営業外収益の主なものは、一般会計補助金でございます。これは、建設財源として発行した企業債に係る支払い利息のうち、雨水相当分等を一般会計から繰り入れたものでございます。
 次に、二ページをお開き願います。2の流域下水道事業収益は、流域下水道事業の経営により生じた事業収益を計上したもので、決算額は百八十億一千二百余万円となっております。
 営業収益の主な内容は、まず、維持管理に要する経費に充てるため関係市町が負担いたしました流域下水道管理費負担金収入でございます。
 また、営業外収益の主なものは一般会計補助金でございまして、これは、建設財源として発行した企業債の支払い利息等を一般会計が負担するものでございます。
 以上の区部と流域の収益的収入を合計いたしますと、一番下の欄にございますように、予算額三千五百八十五億六千百万円に対しまして決算額は三千五百三十億九千四百余万円となっております。
 次に、三ページをお開き願います。支出の部でございます。
 1の下水道管理費は、区部下水道施設の維持管理等に要した経費を計上したもので、決算額は三千四十四億二千九百余万円となっております。
 このうち、営業費用の主なものは、管渠費、ポンプ場費、処理場費などの維持管理費用と固定資産の減価償却費でございます。
 また、営業外費用の主なものは企業債の支払い利息でございます。
 次に、四ページをお開き願います。2の流域下水道経営費でございますが、これは、流域下水道施設の維持管理等に要した経費を計上したもので、決算額は百六十六億一千四百余万円となっております。
 このうち、営業費用の主なものは処理場管理費及び減価償却費でございます。
 また、営業外費用の主なものは企業債の支払い利息でございます。
 以上の区部と流域の収益的支出を合計いたしますと、一番下の欄にございますように、予算額三千三百三十八億九千七百万円に対しまして決算額は三千二百十億四千四百余万円となっております。
 なお、その下の欄外に記載してございますように、収益的収入合計と収益的支出合計の差し引きは三百二十億五千余万円でございます。
 損益計算は消費税抜きで行うこととされておりますので、純利益は、括弧書きでお示しした二百八十億九千百余万円となっております。
 次に、五ページをお開き願います。資本的収入及び支出でございます。
 1の下水道事業資本的収入は、区部下水道の建設改良事業等に充当する収入を計上したもので、決算額はB欄の二千百一億九千百余万円となっております。
 その主なものは、企業債、一般会計出資金及び国庫補助金でございます。
 次に、六ページをお開き願います。2の流域下水道事業資本的収入の決算額は百四十四億三千五百余万円となっており、その主なものは、企業債、一般会計出資金、国庫補助金及び市町村負担金収入でございます。
 以上の区部と流域の資本的収入を合計いたしますと、一番下の欄にございますように、予算額二千三百四十九億五千四百万円に対しまして決算額は二千二百四十六億二千七百余万円となっております。
 次に、七ページをお開き願います。資本的支出の部に移らせていただきます。
 1の下水道事業資本的支出は、区部下水道の建設改良事業費等を計上したもので、決算額は三千六百十七億二千百余万円となっております。
 内訳の下水道建設改良費は、施設整備に要した工事費等を計上したもので、その下の欄の企業債償還金は、建設改良事業に充当いたしました企業債の償還金を計上したものでございます。
 次に、八ページをお開き願います。2の流域下水道事業資本的支出は、流域下水道の建設改良事業費等を計上したもので、決算額は百七十八億九百余万円となっております。
 区部と流域の資本的支出の合計は、一番下の欄にございますように、予算額四千百七十七億四千五百余万円に対しまして決算額は三千七百九十五億三千余万円となっております。
 なお、その下の欄外には、資本的収支の差し引き及び差引資金不足額をお示ししてございます。差引資金不足額一千七百八十三億百余万円は、括弧書きにございますように、前年度からの繰越工事資金及び減価償却費などの損益勘定留保資金等をもって補てんいたしました。
 次の九ページから二一ページまでは、ただいまご説明いたしました収入、支出の明細でございますので、後ほどご参照いただきたいと存じます。
 恐れ入りますが、二二ページをお開き願います。剰余金計算書に進ませていただきます。
 まず、利益剰余金の部でございます。
 ローマ数字のⅠからⅢは、減債積立金を初めとする各種積立金の増減を表示したものでございます。平成十七年度における取り崩し等による増減額を金額欄の中央に表示し、年度末の残高をその右側に表示したものでございます。二重線で表示してあります十七億五百余万円が、平成十七年度末の積立金の合計となっております。
 次のローマ数字のⅣは、未処分利益剰余金でございます。当年度、すなわち平成十七年度末の未処分利益剰余金は、金額欄下から三行目の前年度からの繰越利益剰余金年度末残高百二十七億六千八百余万円に、その下の当年度純利益二百八十億九千百余万円を加えまして、一番下の行にございますように四百八億六千余万円となっております。
 次に、二三ページをお開き願います。資本剰余金の部の増減額を、国庫補助金など各事項ごとに表示したものでございます。ご参照いただきたいと存じます。
 次に、二四ページをお開き願います。Ⅳの剰余金処分計算書の案でございます。
 先ほどご説明いたしましたIの当年度未処分利益剰余金四百八億六千余万円のうちから、区部下水道事業の経営から発生しました未処分利益剰余金二百六十七億四千四百余万円の全額を減債積立金として処分し、流域下水道事業の経営から発生した未処分利益剰余金のうち七億一千六百万円を建設積立金として、二十四億三千三百万円を改良積立金として処分し、残りの百九億六千六百余万円が翌年度、すなわち平成十八年度への繰越利益剰余金となっております。
 なお、次の二五ページ以降は、これまでご説明いたしました内容を貸借対照表にまとめたものでございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 以上で、簡単ではございますが、平成十七年度下水道事業会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。

○東野委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○かち委員 資料をお願いします。
 区部における浸水対策の計画と実績及び主な浸水被害状況の推移。
 下水道事業における公共雨水浸透ますの設置状況。
 雨水整備クイックプランの進捗状況と投資額の推移。
 区部下水道事業建設事業費と維持管理事業費の推移。
 それから、前回値上げ以降の収益的収支、資本的収支、損益勘定留保資金の推移について。
 よろしくお願いします。

○東野委員長 ただいま、かち委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○東野委員長 異議なしと認めます。理事者においては、要求されました委員と調整の上、提出願います。
 以上で下水道局関係を終わります。

○東野委員長 これより病院経営本部関係に入ります。
 初めに、病院経営本部長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○大塚病院経営本部長 病院経営本部長大塚孝一でございます。よろしくお願い申し上げます。
 東野委員長を初め委員の皆様方には、日ごろから病院事業につきましてご指導、ご鞭撻を賜り、厚く御礼申し上げます。
 ご審議いただくに当たりまして、私から当本部の幹部職員を紹介させていただきます。
 経営企画部長及川繁巳でございます。サービス推進部長鈴木茂でございます。経営戦略・再編整備担当参事の岸上隆でございます。当委員会との連絡等に当たらせていただきます総務課長中川原米俊でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
   〔理事者あいさつ〕

○東野委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○東野委員長 これより決算の審査を行います。
 平成十七年度東京都病院会計決算を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○及川経営企画部長 平成十七年度東京都病院会計の決算内容につきましてご説明申し上げます。
 お手元にお配りしてございます資料は、平成十七年度東京都病院会計決算説明資料でございます。以下、この決算説明資料によりまして、ご説明申し上げます。
 まず、目次の次の一ページをお開き願います。1、平成十七年度東京都病院事業決算報告書でございます。これは予算現額と消費税込みの決算額を対比したものでございます。
 (1)、収益的収入及び支出でございますが、これは病院の運営に関する収支の状況をあらわしたもので、表の上段、病院事業収益は、予算現額一千四百五十八億九千百万円、決算額一千三百九十八億六千七十万余円で、執行率九五・九%となっております。
 表の中ほどにございます病院事業費用は、予算現額一千四百五十八億九千百万円、決算額一千四百十八億八千十八万余円で、執行率九七・三%となっております。
 二ページをお開き願います。(2)、資本的収入及び支出でございますが、これは施設と設備の整備に要する経費の経理状況をあらわしたもので、表の上段、資本的収入は、予算現額五十四億三千三百九十八万余円、決算額百十一億四千三百八万余円で、執行率二〇五・一%となっております。
 表の中ほどにあります資本的支出は、予算現額百七十一億一千七百万円、決算額百五十三億一千九百七十万余円で、執行率八九・五%となっております。
 なお、欄外の注1にございますように、資本的収入額が資本的支出額に不足する四十一億七千六百六十一万余円は、損益勘定留保資金等で補てんいたしました。
 三ページをごらん願います。2、平成十七年度東京都病院事業損益計算書でございますが、損益計算書は、事業活動の実態を見るという趣旨から、消費税抜きで表示しております。表の上段部分が収益、中ほどから下が費用でございます。
 下の小さな表の一段目の純損益欄をごらんください。平成十七年度決算では、二十億四千四百八万余円の純損失を計上いたしました。これは、経営改善が進み、経常収支比率は九八・四%と前年度に比較して〇・六ポイントの向上となったものの、土地売却等の特別利益が前年度と比べて三十億七千二百五十三万余円減少したことによるものでございます。
 次に、四ページをお開き願います。3、平成十七年度東京都病院事業決算説明書でございます。
 この四ページから七ページにかけまして、病院事業収益及び病院事業費用の科目別、病院別内訳を総括的に記載してございますので、後ほどご参照いただきたいと存じます。
 次に、八ページをお開き願います。(3)、収益的収入及び支出でございます。
 この八ページから三四ページまでは、収入と支出の科目ごとに、病院別に、平成十六年度決算額との対比を行っております。
 初めに、八ページのア、収益的収入でございますが、表の上段、医業収益の決算額は一千百三十三億二千七百四十八万余円でございまして、前年度と比較して十億八百二十七万余円の増となっております。
 その内訳といたしまして、まず、次の行にございます入院収益が前年度に比較して四億三千三十七万余円の増となっております。これは、患者数は減少しているものの、診療単価が増加したことによるものでございます。
 表に、病院別に入院の延べ患者数、金額及び患者一人当たりの単価をそれぞれ前年度と比較して記載しておりますので、ご参照いただきたいと存じます。
 次に、一〇ページをお開き願います。外来収益でございます。
 前年度と比較しまして九億一千四百二十二万余円の増となっております。入院収益と同様、患者数は減少しているものの、診療単価が増加したことによるものでございます。
 表に、病院別に外来の延べ患者数、金額及び患者一人当たりの単価をそれぞれ前年度と比較して記載しておりますので、ご参照いただきたいと存じます。
 次に、一二ページをお開き願います。一般会計負担金でございます。
 この一般会計負担金は、救急医療経費や精神病院運営経費などに対するもので、決算額は百五十六億八千七百四十四万余円で、前年度と比較しまして三億二千二百六十一万余円の減となっております。
 一三ページから一五ページにかけましては、その他医業収益といたしまして、特別入院室料、診断書諸証明等を掲載しておりますので、後ほどごらんいただきたいと存じます。
 次に、一六ページをお開き願います。表の上段の医業外収益でございます。
 決算額は二百六十億三千二百三十四万余円でございまして、前年度に比較して五億一千五百五十七万余円の減となっております。
 その内訳といたしまして、一六ページに記載しております受取利息及び配当金に続いて、一七ページに記載しております一般会計負担金と、一八ページに記載しております一般会計補助金がございます。
 続きまして、一九ページ、二〇ページには国庫補助金を、二一ページには、その他医業外収益としまして、土地賃貸料や不用品売却収益などを記載しております。
 次に、二二ページをお開き願います。特別利益でございます。
 決算額は三億六千七百九十三万余円でございます。旧明石住宅の跡地の売却などによるものでございます。
 次に、二三ページをごらん願います。このページからは、収益的支出を記載しております。
 まず、医業費用の決算額でございますが、表の上段にございますように、一千三百四十一億四千四百七十五万余円でございまして、前年度に比較して三億一千三十九万余円の減となっております。
 その内訳といたしまして、次の行の給与費でございますが、前年度と比較して七億一万余円の減となっております。これは、主に給与改定に伴う給料や諸手当の引き下げによる減等によるものでございます。
 次に、二五ページをお開き願います。材料費でございます。
 診療に必要な薬品や患者給食の賄い材料などでございますが、前年度に比較して九億三千六百八十一万余円の増となっております。これは、入院や外来の医業収益の増などに伴うものでございます。
 次に、二六ページをお開き願います。経費でございます。
 病院の運営に要する光熱水費や修繕料、委託料、賃借料などでございまして、前年度に比較して五億三千八百三十一万余円の減となっております。これは、新病院情報システムの稼働に伴う旧病院情報システムの並行稼働の解消等によるものでございます。
 二七、二八ページは有形固定資産の減価償却費等、二九ページは棚卸資産減耗費等を、三〇ページには研究研修費を記載しておりますので、後ほどご参照いただきたいと存じます。
 次に、三一ページをお開き願います。このページから医業外費用でございます。
 決算額は、表の上段にございますように七十四億七千四百七十八万余円で、その内訳でございますが、企業債に係る利息や企業債手数料のほか、三二ページは繰延勘定償却、三三ページは雑支出でございます。後ほどご参照いただきたいと存じます。
 次に、三四ページをお開き願います。特別損失でございます。
 決算額は一億五千二百三十万余円でございまして、これは医療器械の除却に伴う過年度損益修正と過年度の入院、外来収益の修正でございます。
 次に、三五ページをごらん願います。(4)、資本的収入及び支出でございます。
 この三五ページから四六ページにわたりましては、工事の有無等により年度によって金額が大きく変わりますことから、予算現額と決算額との対比を行っております。
 ア、資本的収入の決算額は、表の上段にございますように百十一億四千三百八万余円でございます。資本的収入の主なものは企業債と一般会計出資金で、病院の施設整備及び医療器械の整備等に充当したものでございます。
 次に、三六ページをお開き願います。イ、資本的支出でございます。
 決算額は、表の上段にございますように百五十三億一千九百七十万余円でございます。内訳でございますが、工事費が七億百六十五万余円でございます。
 詳細につきましては、この三六ページから四〇ページにわたりまして病院別に表にお示ししてございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 次に、四一ページをお開き願います。器械及び備品購入費でございます。
 決算額は四十五億九千百三十一万余円でございます。各病院別に、品名、数量、単価及び金額を四四ページまで記載してございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 次に、四五ページをお開き願います。建設改良諸費でございます。
 決算額は十六億五千百二万余円でございます。これは、工事に伴います設計委託料等に要する経費などでございます。
 次に、四六ページをお開き願います。企業債償還金でございます。
 決算額は八十三億七千五百七十万余円でございます。これは、病院建設等に当たって発行いたしました企業債元金の償還に要した経費でございます。
 次に、四七ページをごらんください。この四七ページから四八ページにかけましては、4、平成十七年度東京都病院事業剰余金計算書でございます。事項ごとに当年度の発生額及び処分額の内訳を表示してございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 次に、四九ページをお開き願います。5、平成十七年度東京都病院事業欠損金処理計算書でございます。
 当年度未処理欠損金五十七億六千七百四十万余円につきましては、全額を翌年度に繰り越しいたします。
 次の五〇ページから五四ページにかけましては、6、平成十七年度東京都病院事業貸借対照表でございます。それぞれの事項ごとに増減説明を記載してございますので、後ほどご参照いただきたいと存じます。
 以上で平成十七年度東京都病院会計決算の説明を終わらせていただきます。ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。

○東野委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○かち委員 何点かお願いします。
 都立病院における経営指標の推移、一般会計繰入金の推移、施設整備関連経費とそれ以外のものに分けて、全体を年度ごとにと、それから病院ごとにお願いします。
 都立病院の医師、看護師、技術者等の定数と十月一日現在の実員の推移、各病院の産科、小児科、麻酔科の医師の定数と同じく実員の推移、各病院の在院日数の推移、病院別医師、看護師の退職者数と採用数の推移、看護師の中途退職者数の推移のわかるものをお願いします。

○東野委員長 ただいま、かち委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○東野委員長 異議なしと認めます。理事者においては、要求されました委員と調整の上、提出願います。
 以上で病院経営本部関係を終わります。

○東野委員長 これより都市整備局関係に入ります。
 初めに、都市整備局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○柿堺都市整備局長 都市整備局長の柿堺至でございます。
 東野委員長初め委員の皆様には、当局の事務事業につきまして日ごろからご指導、ご鞭撻を賜り、まことにありがとうございます。
 都市整備局といたしましては、事務事業の適切かつ円滑な運営を図るとともに、安全で快適な都市づくりを進めるため一層の努力をいたす所存でございます。何とぞよろしくお願い申し上げます。
 それでは、お手元の理事者名簿に従いまして、当局の幹部職員をご紹介いたします。
 次長の南雲栄一でございます。技監の福島七郎でございます。技監の只腰憲久でございます。航空政策担当理事の河島均でございます。総務部長の安藤明でございます。都市づくり政策部長の野本孝三でございます。住宅政策推進部長の矢島達郎でございます。都市基盤部長の石井恒利でございます。市街地整備部長の宮村光雄でございます。市街地建築部長の金子敏夫でございます。都営住宅経営部長の小林計代でございます。企画・技術担当部長の村尾公一でございます。開発プロジェクト推進担当部長の戸田敬里でございます。住宅政策担当部長の水流潤太郎でございます。区市町村調整担当部長の中沢弘行でございます。民間住宅施策推進担当部長の山室善博でございます。多摩ニュータウン事業担当部長の今井光でございます。都市景観担当部長の安井順一でございます。経営改革担当部長の小宮三夫でございます。連絡調整担当参事の並木勝市でございます。航空政策担当参事の笠井謙一でございます。外かく環状道路担当参事の山口明でございます。民間開発担当参事の座間充でございます。調整担当参事の小澤弘でございます。再編整備推進担当参事の清水文夫でございます。営繕担当参事の宇多田裕久でございます。当委員会との連絡に当たらせていただきます、参事で総務課長事務取扱の浅川英夫でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願いをいたします。
   〔理事者あいさつ〕

○東野委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○東野委員長 これより決算の審査を行います。
 平成十七年度東京都都市再開発事業会計決算を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○安藤総務部長 平成十七年度東京都都市再開発事業会計決算につきましてご説明申し上げます。
 お手元に配布してございます東京都都市再開発事業会計決算説明資料をごらんいただきたいと存じます。
 一ページから四ページまでは、先ほど開かれました委員会で局長からご説明申し上げました決算の総括でございますので、省略させていただきます。
 七ページをお開き願います。平成十七年度東京都都市再開発事業会計決算報告書でございます。
 決算額は、予算額との対比のため、消費税額及び地方消費税額を含んだ額となっております。
 まず、(1)、収益的収入及び支出のうちの収入でございます。
 第二項の営業外収益は、預金利息及び土地建物の賃貸料収入などでございます。
 以上、収益的収入を合計いたしますと、予算現額三億七千二百万余円に対しまして決算額七千百万余円で、収入率は一九・三%でございます。
 八ページをお開き願います。支出でございます。
 第一項の営業費用は、保留床、敷地の販売に係る経費でございます。
 第二項の営業外費用は、国費充当により購入した土地の目的外使用に係る国庫への返納金でございます。
 以上、収益的支出を合計いたしますと、予算現額二億八千八百万円に対しまして決算額一千八百万余円で、執行率は六・四%でございます。
 九ページをごらんください。(2)、資本的収入及び支出のうちの収入でございます。
 第一項の企業債は、市街地再開発事業に充当するために発行した企業債による収入でございます。
 第二項の一般会計負担金は、公共施設の建設などの費用に充てるため一般会計から繰り入れるものでございます。
 第四項の雑収入は、下水道工事の費用を東京都下水道局から収入したものなどでございます。
 以上、資本的収入を合計いたしますと、予算現額三百四十六億四千四百万円に対しまして決算額二百七十三億三千六百万余円で、収入率は七八・九%でございます。
 一〇ページをお開き願います。支出でございます。
 第一項の都市再開発事業費は、北新宿地区、環状第二号線新橋・虎ノ門地区及び大橋地区における市街地再開発事業に係る職員の人件費、用地費、施設建築物工事費及び公共施設工事費などを支出したものでございます。
 第二項の企業債償還金は、市街地再開発事業に係る企業債の償還金、第三項の建設利息は、同じく企業債の支払い利息などでございます。
 以上、資本的支出を合計いたしますと、予算現額三百六十九億二百万余円に対しまして決算額二百六十五億一千百万余円、翌年度繰越額三十億八千九百万余円で、執行率は七一・八%でございます。
 次に、一一ページから三二ページにかけましては、これまでにご説明申し上げました決算報告書の内容を各目ごとにご説明を加え、まとめたものでございます。
 また、三三ページ以降につきましては、損益計算書、剰余金計算書、剰余金処分計算書及び貸借対照表でございます。
 甚だ簡単ですが、以上をもちまして平成十七年度東京都都市再開発事業会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○東野委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○松村委員 三点お願いします。
 一つは、三地区の事業年度と総事業費と財源内訳。それから、それぞれ各年度の同じ事業費と財源内訳。それが一点目です。
 二点目が、これまでの進捗状況と今後の推移について。
 三点目が、従前居住者などの生活再建の状況について。
 以上、お願いいたします。

○東野委員長 ただいま松村副委員長より資料要求がありました。これを本分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○東野委員長 異議なしと認めます。理事者においては、要求されました委員と調整の上、提出願います。
 以上で都市整備局関係を終わります。
 これをもちまして本日の分科会を閉会いたします。
   午後三時十一分散会

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