公営企業会計決算特別委員会第一分科会速記録第一号

平成十七年十月十四日(金曜日)
第一委員会室
   午後二時十三分開議
 出席委員 十一名
委員長こいそ 明君
副委員長花輪ともふみ君
副委員長東村 邦浩君
副委員長秋田 一郎君
小竹ひろ子君
大松  成君
坂本たけし君
鈴木あきまさ君
野上ゆきえ君
神林  茂君
岡崎 幸夫君

 欠席委員 なし

 出席説明員
交通局局長松澤 敏夫君
技監北川 知正君
総務部長金子正一郎君
職員部長坂上 信雄君
資産運用部長松村 光庸君
電車部長佐藤  守君
自動車部長遠藤 秀和君
車両電気部長中野 伸宏君
建設工務部長鈴木  進君
人事制度担当部長柴田 健次君
バス路線再編成・事業活性化担当部長斎藤  信君
参事谷口 哲己君
参事中村 卓也君
参事室木 鉄朗君
参事古川 俊明君
中央卸売市場市場長森澤 正範君
管理部長高津 満好君
事業部長荒井  浩君
新市場担当部長大野 精次君
参事坂  崇司君
参事大橋 健治君
参事後藤  正君
参事戸田 敬里君
港湾局局長津島 隆一君
技監樋口 和行君
総務部長斉藤 一美君
団体調整担当部長岡田  至君
港湾経営部長新田 洋平君
参事江津 定年君
臨海開発部長鈴木 雅久君
開発調整担当部長尾田 俊雄君
参事藤原 正久君
港湾整備部長田中  亨君
計画調整担当部長滝野 義和君
離島港湾部長萩原 豊吉君
参事宮崎 孝治君

本日の会議に付した事件
平成十六年度東京都公営企業各会計決算の認定について
交通局関係
・平成十六年度東京都交通事業会計決算(説明)
・平成十六年度東京都高速電車事業会計決算(説明)
・平成十六年度東京都電気事業会計決算(説明)
中央卸売市場関係
・平成十六年度東京都中央卸売市場会計決算(説明)
港湾局関係
・平成十六年度東京都臨海地域開発事業会計決算(説明)
・平成十六年度東京都港湾事業会計決算(説明)

○こいそ委員長 ただいまから平成十六年度公営企業会計決算特別委員会第一分科会を開会いたします。
 このたび第一分科会委員長に選任をいただきました、こいそでございます。
 最初の分科会でございますので、一言ごあいさつをさせていただきます。
 それでは、第一分科会の委員長ということでお世話になりますが、よろしくお願いをしたいと思います。そしてまた、限られた日程、時間でございますので、何分にも質疑等を簡潔に、重複を避けていただきながら、よろしくお願いしたいと思います。
 それでは、さきの委員会で決定をいたしました実施要領及び審査日程に従いまして、本日から分科会の審査を進めてまいります。
 初めに、分科会の議席について申し上げます。
 議席は、先ほどの打合会で、ただいまご着席のとおりとすることを申し合わせましたので、ご了承願います。
 なお、分科会での喫煙につきましては、自粛していただきますようご協力をお願いいたします。
 次に、本分科会の担当書記を紹介いたします。
 議事課の担当書記は、小笠原勝彦君でございます。また、石川純子さんでございます。
 議案法制課の担当書記は、光永玲子さんです。
 調査部の担当書記は、斎田ゆう子さんでございます。
 よろしくお願いいたします。
   〔書記あいさつ〕

○こいそ委員長 本日は、交通局、中央卸売市場及び港湾局関係の決算の審査を行います。
 なお、本日は、説明を聴取し、資料要求をするにとどめ、質疑は後日の分科会で行いたいと思いますが、ご了承願います。
 これより交通局関係に入ります。
 初めに、交通局長から、あいさつ並びに幹部職員の紹介がございます。

○松澤交通局長 第一分科会でのご審議をいただきます交通局でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 本日出席の当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 交通局技監の北川知正でございます。総務部長の金子正一郎でございます。職員部長の坂上信雄でございます。資産運用部長の松村光庸でございます。電車部長の佐藤守でございます。自動車部長の遠藤秀和でございます。車両電気部長の中野伸宏でございます。建設工務部長の鈴木進でございます。企画担当参事の谷口哲己でございます。人事制度担当部長の柴田健次でございます。安全管理担当参事の中村卓也でございます。バス路線再編成・事業活性化担当部長の斎藤信でございます。技術調整担当参事の室木鉄朗でございます。技術管理担当参事の古川俊明でございます。続きまして、当委員会の連絡に当たります参事で総務課長事務取扱の野澤美博でございます。財務課長の田中俊博でございます。
 以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
   〔理事者あいさつ〕

○こいそ委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○こいそ委員長 これより決算の審査を行います。
 平成十六年度東京都交通事業会計決算、平成十六年度東京都高速電車事業会計決算及び平成十六年度東京都電気事業会計決算を一括して議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○金子総務部長 それでは、平成十六年度の決算につきまして、お手元の平成十六年度決算説明資料によりご説明を申し上げます。
 一ページをお開きいただきたいと存じます。平成十六年度決算総括表でございます。
 大きく分けまして、上段の収益的収支と下段の資本的収支とがございます。
 収益的収支につきまして、交通局が所管する三会計の合計で申し上げます。右端の合計欄、上から九段目にございますが、収入総額千八百三十三億七千三百万円に対しまして、支出総額は、さらにその九段下の千九百三十七億五千万円でございます。この結果、純損益は、その四段下の百三億七千七百万円の赤字となりました。
 以上の収益的収支につきまして、事業ごとに損益の状況をご説明いたします。
 まず、表の左側にあります自動車事業でございますが、表の中ほど二重線の七段上の経常損益は、減価償却費の一時的な減少などによりまして、二億九千七百万円の黒字、その二段下の当年度純損益は五億八千六百万円の黒字となっておりますが、主たる営業活動の結果を示す営業損益では、二十七億三千百万円の赤字となっております。
 次に、軌道事業でございますが、その右の欄にございますように、経常損益は一億四千二百万円の黒字となり、純損益も一億五千五百万円の黒字となりました。
 また、懸垂電車事業の純損益は、その右の欄にありますように、二千五百万円の黒字となりました。
 以上三事業を合計いたしました交通事業会計では、純損益で七億六千六百万円の黒字となりました。
 次に、高速電車事業会計でございますが、その右の欄にございますように、経常損益では百十七億一千八百万円の赤字、純損益も、その二段下のように、百十三億一千六百万円の赤字となりました。この結果、二重線の上の段の当年度末繰越損益予定額に示してございます累積欠損金は四千七百三十三億一千八百万円となりました。
 次に、電気事業会計でございます。さらにその右の欄にございますが、経常損益では一億六千九百万円の黒字となり、当年度の純損益も、その二段下のように、一億七千三百万円の黒字となりました。
 次に、資本的収支に移らせていただきます。これも三会計の合計で申し上げます。右端の合計欄の中ほどにございます二重線の下、七段目にございますが、収入総額九百二十四億六千四百万円で、支出総額は、そこから六段下の千三百八十六億四千万円となりました。収支差し引きでは、その下の段のように、四百六十一億七千六百万円の資金不足となりました。この不足額を、その五段下の損益勘定留保資金などの補てん財源四百十五億八千六百万円により補てんいたしまして、その下の段のように、当年度は四十五億九千万円の資金不足となっております。
 以上の結果、交通局所管三会計における当年度末の累積資金残は、右端の一番下の段にございますように、二百八十八億四千九百万円となっております。
 なお、次のページは、消費税及び地方消費税込みの決算総括表でございます。
 詳細な内容につきましては、三ページから六ページに決算総表がございますので、後ほどごらんをいただきたいと存じます。
 続きまして、予算に対する決算の内容を各会計ごとにご説明申し上げます。
 八ページをお開きいただきたいと存じます。青い紙の次のページになります。
 予算決算対比のご説明に当たりましては、予算が消費税及び地方消費税込みでございますので、決算も同様としております。
 八ページの表は、十六年度交通事業決算報告書でございます。自動車、軌道、懸垂電車の各事業ごとに、予算額、決算額、前年度決算額及びそれぞれの比較を記載してございます。
 まず、自動車運送事業収益の営業収益でございます。予算額四百六億八千百万円に対し決算額は三百八十六億二千四百万余円となりました。この大宗を占めておりますのは乗車料収入で、そのほかに賃貸料、広告料収入などがございます。
 営業外収益は、予算額三十七億八千三百万円に対して決算額は三十七億三千七百万余円となりました。主なものは、受取利息及び配当金、一般会計補助金などでございます。
 特別利益は、予算には計上しておりませんでしたが、決算額は二億九千万余円で、過年度損益修正益などでございます。
 次に、軌道事業収益の営業収益でございます。予算額二十九億二千三百万円に対し決算額は二十七億五千七百万余円となりました。この大宗は乗車料収入でございます。
 営業外収益は、予算額五億四千五百万円に対して決算額は三億三千九百万余円となりました。主なものは、受託工事収入などでございます。
 次に、懸垂電車事業収益でございます。予算額一億四千百万円に対して決算額は一億一千三百万余円でございます。
 以上三事業を合わせました交通事業会計の収益的収入の合計が、一番下の欄にございますが、予算額四百八十億七千三百万円に対して決算額は四百五十八億七千五百万余円で、予算に対する比率は九五・四%、前年度決算額との比率は九八・二%となりました。
 続きまして、支出でございますが、次の九ページをお開きいただきたいと存じます。
 まず、自動車運送事業費の営業費用でございます。予算額四百四十五億二千二百万円に対して決算額は四百二億百万余円で、人件費、物件費、減価償却費でございます。
 営業外費用は、予算額二十億三千万円に対して決算額は十六億九千八百万余円で、主なものは、消費税及び地方消費税の納付金などでございます。
 特別損失は、予算額四千九百万円に対して決算額は百万余円で、固定資産売却損でございます。
 次に、軌道事業費の営業費用でございます。予算額三十億三千九百万円に対して決算額は二十五億五千八百万余円となりました。
 営業外費用は、予算額欄の括弧内にございます前年度からの繰越額一億七千九百万余円を含めた予算額六億六千万余円に対して決算額三億五千三百万余円で、主なものは受託工事費などでございます。
 次に、懸垂電車事業費の営業費用でございます。予算額一億四千七百万円に対して決算額は八千五百万余円となりました。
 営業外費用は、予算額五百万円に対して決算額三百万余円で、消費税及び地方消費税の納付金でございます。
 以上三事業を合わせた交通事業会計収益的支出の合計は、下から二段目にございますが、予算額五百四億五千二百万余円に対して決算額四百四十九億二百万余円で、執行率は八九・〇%、前年度決算額との比率は九五・四%となっております。
 続きまして、資本的収入及び支出でございます。次の一〇ページをお開きいただきたいと存じます。
 資本的収入は自動車運送事業のみでございますが、予算額四十六億六百万円に対して決算額は二十七億五千四百万余円となりました。主なものは、企業債、国庫補助金などでございます。
 交通事業会計資本的収入の予算に対する決算の比率は五九・八%となりました。
 続きまして、資本的支出でございますが、次の一一ページをお開きいただきたいと存じます。
 まず、自動車運送事業資本的支出でございます。予算額九十七億七千九百万円に対して、決算額は七十九億九千万余円で、建設改良費及び企業債償還金でございます。
 軌道事業資本的支出は、建設改良費の予算額欄の括弧内にございます前年度からの繰越額三億九千九百万円を含めた予算額十五億七千七百万円に対して決算額は九億五百万余円で、建設改良費でございます。
 以上、交通事業会計資本的支出の合計は、予算額百十三億五千六百万円に対して決算額は八十八億九千五百万余円、執行率は七八・三%となりました。
 交通事業会計決算の概要をご説明いたしましたが、詳細な内容につきましては、次の一二ページから科目ごとに説明を付してございます。
 また、三八ページからは交通事業剰余金計算書、四〇ページは交通事業欠損金処理計算書、そして四一ページからは交通事業貸借対照表の前年度比較でございます。後ほどごらんをいただきたいと存じます。
 次に、高速電車事業会計に移らせていただきます。
 四九ページをお開きいただきたいと存じます。
 まず、収益的収入及び支出のうち、収入についてご説明を申し上げます。
 高速電車事業収益の営業収益でございます。予算額千二百七十七億六千七百万円に対して決算額は千二百四十三億三千二百万余円となりました。この大宗を占めておりますのは乗車料収入で、そのほかに賃貸料、広告料収入などがございます。
 営業外収益は、予算額百九十六億八千八百万円に対して決算額は百九十一億八百万余円となりました。主なものは、国及び一般会計からの補助金、受託工事収入などでございます。
 特別利益は、予算には計上しておりませんでしたが、決算額は四億二百万余円で、過年度損益修正益などでございます。
 以上を合計したものが、一番上の段、高速電車事業収益でございますが、予算額千四百七十四億五千五百万円に対して決算額は千四百三十八億四千二百万余円で、予算に対する比率は九七・六%、前年度決算額との比率は一〇一・八%となりました。
 続きまして、支出でございますが、高速電車事業費の営業費用は、予算額千三百七億四千百万円に対して決算額は千百八十四億七千万余円で、人件費、物件費、減価償却費でございます。
 営業外費用は、予算額三百九十八億円に対して決算額は三百五十七億三千八百万余円で、主なものは支払い利息などでございます。
 特別損失は、予算には計上しておりませんでしたが、決算額は三十万余円で、固定資産売却損でございます。
 以上を合計したものが、上の段の高速電車事業費でございますが、予算額千七百五億四千百万円に対して決算額は千五百四十二億九百万余円で、執行率は九〇・四%、前年度決算額との比率は九九・七%となりました。
 次に、資本的収入及び支出でございます。次の五〇ページをお開きいただきたいと存じます。
 まず、高速電車事業資本的収入でございます。予算額千三億三千二百万余円に対し決算額は八百九十七億二千九百万余円で、予算に対する比率は八九・四%となりました。この主なものは、企業債、一般会計出資金、国及び一般会計からの補助金などでございます。
 次に、高速電車事業資本的支出でございますが、次の五一ページをお開きいただきたいと存じます。建設改良費の予算額欄の括弧内にございます前年度からの繰越額十二億五千万余円を含めた予算額千四百七億五千七百万余円に対して、決算額は千三百八億一千万余円で、執行率は九二・九%となりました。この内容は、地下鉄建設などの建設改良費、企業債償還金及び投資などでございます。
 以上、高速電車事業会計の決算につきまして、その概要をご説明させていただきましたが、詳細な内容につきましては、次の五二ページ以降に記載をしてございます。
 また、七〇ページからは高速電車事業剰余金計算書、七二ページは高速電車事業欠損金処理計算書、そして七三ページからは高速電車事業貸借対照表の前年度比較でございます。後ほどごらんをいただきたいと存じます。
 それでは、最後の電気事業会計に移らせていただきます。
 八二ページをお開きいただきたいと存じます。
 まず、電気事業収益でございますが、予算額十億四千八百万円に対して決算額は十億五千二百万余円で、この主なものは、電力料収入、受取利息などでございます。予算に対する比率は一〇〇・四%、前年度決算額との比率は一〇〇・五%となっております。
 次に、電気事業費でございますが、予算額十億三千四百万円に対して決算額は八億七千七百万余円で、執行率は八四・九%、前年度決算額との比率は九七・二%となりました。
 次に、資本的収入及び支出でございますが、次の八三ページをお開きいただきたいと存じます。
 電気事業資本的支出でございますが、予算額一億八千三百万円に対しまして決算額は四千万余円で、執行率は二二・四%となりました。
 詳細な内容につきましては、次の八四ページ以降に記載をしてございます。
 また、九〇ページからは電気事業剰余金計算書でございますので、後ほどごらんをいただきたいと存じます。
 次に、利益剰余金の処分につきまして、電気事業剰余金処分計算書(案)に基づきご説明を申し上げます。九二ページをお開きいただきたいと存じます。
 電気事業の当年度の未処分利益剰余金は、一億七千三百万余円となっております。これにつきましては、利益積立金に九百万円を、中小水力発電開発改良積立金に五千八百万余円を、建設改良積立金に一億五百万余円をそれぞれ積み立て、残余の十万余円を翌年度に繰り越すことといたしたいと存じます。
 次の九三ページからは電気事業貸借対照表の前年度比較でございますので、後ほどごらんいただきたいと存じます。
 以上で、平成十六年度の交通局関係の決算説明を終わらせていただきます。よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。

○こいそ委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言を願います。

○小竹委員 三点ほどお願いをいたします。
 廃止、縮小したバス路線、廃止した営業所、一時間に一本とか二本の運行のバス路線数が第一です。
 二番目に、地下鉄における転落事故の数について、この五年間、そしてホームさくの設置状況について。
 三番目に、駅の業務外注化の駅名と派遣職員数について。
 以上です。

○こいそ委員長 ほかにございますか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○こいそ委員長 それでは、ただいま小竹委員より資料の要求がございました。これを分科会の資料要求とすることにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○こいそ委員長 異議なしと認めます。理事者においては、要求されました委員と調整の上、提出を願います。
 それでは、以上で交通局関係を終わります。

○こいそ委員長 これより中央卸売市場関係に入ります。
 初めに、中央卸売市場長から、あいさつ並びに幹部職員の紹介がございます。

○森澤中央卸売市場長 中央卸売市場長の森澤正範でございます。
 こいそ委員長を初め委員の皆様方には、本日から第一分科会での平成十六年度東京都中央卸売市場会計決算のご審議のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 ご審議をいただくに当たりまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 管理部長の高津満好でございます。事業部長の荒井浩でございます。新市場担当部長の大野精次でございます。市場政策担当参事の坂崇司でございます。調整担当参事の大橋健治でございます。新市場建設調整担当参事の後藤正でございます。新市場建設技術担当参事の戸田敬里でございます。当委員会との連絡に当たります総務課長の後藤明でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者あいさつ〕

○こいそ委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○こいそ委員長 これより決算の審査を行います。
 平成十六年度東京都中央卸売市場会計決算を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○高津管理部長 それでは、平成十六年度東京都中央卸売市場会計決算の内容につきましてご説明いたします。
 お手元にお配りいたしております横長の東京都中央卸売市場会計決算説明資料に基づいてご説明いたします。
 目次をお開き願いたいと存じます。内容は、1、平成十六年度東京都中央卸売市場事業決算報告書、2、決算説明書、3、剰余金計算書、4、欠損金処理計算書及び5、貸借対照表から成っております。
 なお、決算額は、予算現額と対比させるために、消費税を含んだ金額で表示しております。
 一ページをお開き願います。まず、決算報告書でございます。
 ここに記載しましたのは、収益的収入及び支出の総括的な表で、市場の日常の業務運営に関する収支を記載しております。
 まず、上段の表のア、収入ですが、一番上の市場事業収益欄に記載しましたとおり、予算現額二百十三億四千五百万円に対しまして決算額は二百三億一千二百五十九万余円で、執行率は九五・二%となっております。
 次に、下段の表のイ、支出ですが、一番上の市場事業費欄に記載しましたとおり、予算現額二百十六億八千四百万円に対しまして決算額は百九十八億五千三百四十五万余円でございます。執行率が九一・六%になりましたのは、主に営業費用の中の管理費の実績減によるものでございます。
 二ページをお開き願います。ここに記載しましたのは資本的収入及び支出の総括的な表で、市場の施設整備に関する収支を記載しております。
 まず上段の表のア、収入ですが、市場資本的収入は、予算現額百四十億円に対しまして決算額は百三十二億二千八百四十五万余円で、執行率は九四・五%となっております。内訳は、ごらんのように企業債及びその他資本収入でございます。
 次に、下段の表のイ、支出ですが、市場資本的支出は、予算現額三百二十八億六千九百四万円に対しまして決算額は二百九十一億五千百十四万余円で、執行率は八八・七%となっております。内訳は、建設改良費、企業債償還金、投資及び国庫補助金返納金でございます。
 続いて、三ページの決算説明書に移らせていただきます。これは、今説明申し上げました収益的収支及び資本的収支の内訳となります。
 まず、収益的収入及び支出のア、収入でございます。市場事業収益ですが、表の二段目、営業収益は、決算額百四十九億八百三十八万余円で、対前年度比は一〇〇・六%となっております。
 このうちの売上高割使用料ですが、決算額は三十三億九千九十九万余円で、対前年度比は一〇〇・五%となっております。
 なお、取扱品目別、市場別の内訳につきましては、一覧表のとおりでございます。
 続いて、四ページをお開き願います。施設使用料ですが、決算額は八十四億六千三百三十三万余円で、対前年度比は九九・九%となっております。なお、施設別、市場別の内訳につきましては、下の一覧表のとおりでございます。
 五ページをごらん願います。雑収益ですが、これは、主に市場関係業者の使用した光熱水費等の受け入れ収入で、決算額は三十億五千四百五万余円で、対前年度比は一〇二・六%となっております。
 六ページをお開き願います。営業外収益ですが、決算額は五十四億四百二十一万余円で、対前年度比は八五・八%となっております。
 このうちの受取利息及び配当金ですが、これは、旧神田市場など廃止市場の処分益に係ります資金の運用等によるもので、決算額は二十八億六千四百九十八万余円でございます。
 そのほかに、一般会計補助金、国庫補助金、消費税及び地方消費税還付金及び次の七ページに記載しております雑収益がございます。
 八ページをお開き願います。イ、支出に移らせていただきます。
 市場事業費ですが、表の二段目の営業費用は、決算額百六十二億七千三十二万余円で、対前年度比は九五・九%となっております。
 このうち管理費ですが、決算額は百八億四千三百七十三万余円で、内訳は、このページから一〇ページにかけて記載しました人件費を初めとする市場施設の維持管理等に要した経費でございます。
 一一ページをお開き願います。業務費ですが、決算額は一億六百九十八万余円で、内訳は、各市場の取引に係ります指導監督及び統計等に要した経費でございます。
 一二ページをお開き願います。減価償却費及び資産減耗費ですが、これは固定資産の減価償却等に要した経費で、決算額は、減価償却費は五十一億九百二十八万余円、資産減耗費が二億一千三十二万余円でございます。
 次に、一三ページをごらん願います。営業外費用ですが、決算額は三十三億一千八百五万余円で、対前年度比は九二・二%となっております。このうち生鮮食料品流通対策費ですが、決算額は一億四千十五万余円で、内訳は下段に記載しました消費者普及委員会等事業費、地方卸売市場助成事業費などでございます。
 続いて一四ページをお開き願います。支払い利息及び企業債取扱諸費ですが、これは企業債に対する利息及び取扱諸費に要した経費で、決算額は三十一億六千三十四万余円でございます。前年度に比べ減少しましたのは、支払った企業債利息の利率低下によるものでございます。
 次の繰延勘定償却は、企業債発行差金の償却に要した経費でございます。
 一五ページをごらん願います。雑支出ですが、これは過年度分の還付金等の経費でございます。
 次の特別損失ですが、決算額は二億六千五百七万余円で、これは食肉分場の施設の撤去に伴う除却費及び過年度分の消費税でございます。
 一六ページをお開き願います。資本的収入及び支出のア、収入でございます。
 市場資本的収入ですが、企業債は、決算額は三十二億二千四百三十八万余円で、執行率は一〇〇・〇%となっております。
 次の、その他資本収入ですが、決算額は百億四百七万余円、執行率は九二・九%で、内訳は、一般会計長期貸付金等の返還金収入でございます。
 一七ページをごらん願います。イ、支出でございます。
 市場資本的支出ですが、建設改良費は、決算額は百九十八億八百七十五万余円で、執行率は八四・九%となっております。執行率が八四・九%になりましたのは、施設拡張費の実績減によるものでございます。
 施設拡張費は、前年度からの繰越額を含め決算額は百九十四億四千九百六十六万余円で、執行率は八五・二%となっております。このページから一八ページにかけて、市場別の内訳を記載しておりますので、ご参照願います。
 一九ページをお開き願います。施設改良費でございます。これは市場施設の改良に要した経費で、決算額は三億五千六百三十四万余円でございます。
 二〇ページをお開き願います。上段は資産購入費で、決算額は二百七十四万余円でございます。
 二段目の企業債償還金ですが、これは企業債の元金償還に要した経費で、決算額は九十一億四千九百五十二万余円でございます。
 次の投資ですが、築地市場水産物仲卸業者の店舗移動に伴い必要な資金を貸し付けたもので、決算額は一億三千八百九十二万円でございます。下段の国庫補助金返納金は、食肉市場総合ビル事務所棟などの撤去に伴い国庫補助金を返還したもので、決算額は五千三百九十五万余円でございます。
 次の二一ページからは剰余金計算書でございます。
 まず、利益剰余金の部ですが、減債積立金当年度処分額五十五億二千三十七万余円、建設改良積立金当年度処分額百九十二億七千七十二万余円及び貸付資金積立金当年度処分額一億三千八百九十二万円は、資本的収支の不足額に充当したものでございます。
 最後の行に記載したとおり、当年度未処理欠損金は百五十二億五千八百三十九万余円となりました。
 二二ページをお開き願います。資本剰余金の部でございます。最後の行に記載したとおり、翌年度繰越資本剰余金は四百六十七億九百五十二万余円でございます。
 二三ページをごらん願います。欠損金処理計算書でございます。
 当年度未処理欠損金百五十二億五千八百三十九万六千四百二十円については、地方公営企業法の定めるところにより、そのまま翌年度へ繰り越すことといたしました。
 次の二四ページから二七ページにかけましては、平成十六年度末の貸借対照表でございます。様式に従いまして、それぞれの項目ごとに増減説明を記載したものでございます。ご参照いただきたいと存じます。
 以上をもちまして、平成十六年度東京都中央卸売市場会計決算の説明を終わらせていただきます。
 よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○こいそ委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○小竹委員 一点だけお願いをいたします。
 新市場の移転計画のタイムスケジュールについてお願いします。

○こいそ委員長 ほかに資料要求はありますか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○こいそ委員長 それでは、ただいま小竹委員から資料要求がございましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○こいそ委員長 異議なしと認めます。理事者においては、要求されました委員と調整の上、提出願います。
 それでは、中央卸売市場関係を終わります。

○こいそ委員長 これより港湾局関係に入ります。
 初めに、港湾局長から、あいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○津島港湾局長 港湾局長の津島隆一でございます。よろしくお願いいたします。
 こいそ委員長を初め各委員の皆様方には、港湾局の事務事業につきまして日ごろから特段のご指導を賜り、厚く御礼申し上げます。
 今後とも、事務事業の執行に当たりましては一層努力してまいる所存でございますので、引き続きご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
 続きまして、港湾局の幹部職員を紹介させていただきます。
 港湾局技監の樋口和行でございます。総務部長の斉藤一美でございます。団体調整担当部長の岡田至でございます。港湾経営部長の新田洋平でございます。参事で物流企画担当の江津定年でございます。臨海開発部長の鈴木雅久でございます。開発調整担当部長の尾田俊雄でございます。参事で営業担当の藤原正久でございます。港湾整備部長の田中亨でございます。計画調整担当部長の滝野義和でございます。離島港湾部長の萩原豊吉でございます。参事で島しょ・小笠原空港整備担当の宮崎孝治でございます。当委員会との連絡に当たります総務課長の中嶋正宏でございます。同じく計理課長の戸澤互でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者あいさつ〕

○こいそ委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○こいそ委員長 これより決算の審査を行います。
 平成十六年度東京都臨海地域開発事業会計決算並びに平成十六年度東京都港湾事業会計決算を一括して議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○斉藤総務部長 平成十六年度臨海地域開発事業会計及び港湾事業会計の決算につきましてご説明申し上げます。
 お手元にお配りしてございます資料1、平成十六年度臨海地域開発事業会計決算説明資料をごらんいただきたいと存じます。
 一ページから四ページまでは、先ほどの委員会におきまして局長がご説明申し上げた決算の総括でございますので、省略させていただきます。
 恐れ入りますが、七ページをお開き願います。平成十六年度臨海地域開発事業会計決算報告書でございます。
 まず、収益的収入及び支出のうちの収入でございます。
 表頭をごらんください。左から、科目の内訳といたしまして款、項、目を、次に予算現額、決算額、予算現額と決算額の差、収入率、前年度決算額、前年度決算額との比率を、それぞれ記載してございます。
 第一項の営業収益は、臨海副都心地域の土地及びその他埋立地の処分収入と賃貸料収入でございます。
 第二項の営業外収益は、預金利息、東京臨海副都心建設株式会社に対します都市基盤整備貸付金等の利息、埋立地処分代金の分割払いに伴います分納利息及び土地の一時貸付料等でございます。
 第三項の特別利益につきましては、実績がございませんでした。
 以上、収益的収入の合計は、最下段に記載のとおり、予算現額六百四十億四千二百万円に対しまして決算額八百二十二億七千五百九十五万余円、収入率は一二八・五%でございます。
 八ページをお開き願います。支出でございます。
 表頭左から、科目の内訳といたしまして款、項、目を、次に予算現額、決算額、不用額、執行率、前年度決算額、前年度決算額との比率をそれぞれ記載してございます。
 第一項の営業費用は、臨海副都心地域の土地及びその他の埋立地の処分原価、管理・処分に要します経費と人件費等でございます。
 第二項の営業外費用は、企業債利息、企業債手数料と取扱費等でございます。
 第三項の特別損失につきましては、実績がございませんでした。
 以上、収益的支出の合計は、最下段に記載してございますとおり、予算現額六百九億六千七百万円に対しまして決算額六百八十四億九千百二十七万余円、執行率は一一二・三%でございます。
 九ページをごらん願います。資本的収入及び支出のうちの収入でございます。
 表のつくりは、先ほどの収益的収入と同様でございます。
 第一項の企業債は、臨海地域開発事業に充当いたしますために発行いたしました企業債収入でございます。
 第二項の長期貸付金返還金は、東京臨海副都心建設株式会社に対します都市基盤整備貸付金の返還金でございます。
 第三項の雑収入は、工事負担金等の収入でございます。
 以上、資本的収入の合計は、最下段に記載のとおり、予算現額三千六十四億七千万円に対しまして決算額は二千九百九十七億三千四百二十九万余円で、収入率は九七・八%でございます。
 一〇ページをお開き願います。支出でございます。
 表のつくりは、先ほどの収益的支出と同様になってございます。
 第一項の埋立事業費のうち、第一目の埋立地造成費から第五目の埋立諸費につきましては、臨海副都心地域を除きます埋立地に係る経費でございます。
 まず、第一目の埋立地造成費は、豊洲・晴海地区の防潮護岸整備費及び開発者負担金等でございます。
 第二目の環境整備費は、海上公園の整備を行ったものでございます。
 第三目の道路橋梁整備費は、埋立地の開発に必要な道路の建設等を行ったものでございます。
 第四目の埋立改良費は、道路、橋梁及び公園施設の改修経費等でございます。
 第五目の埋立諸費は、埋立地の造成に必要な諸調査と人件費等でございます。
 第六目の臨海副都心建設費は、有明北地区の埋立造成費及びその他臨海副都心の開発に必要な建設費と開発者負担金等でございます。
 第七目の臨海副都心改良費は、埋設物移設費等でございます。
 第八目の臨海副都心諸費は、臨海副都心の開発に必要な開発調査費等でございます。
 第九目の羽田沖整備費は、羽田沖の浅場造成費等でございます。
 第三項になりますが、企業債費は、企業債の元金償還金等を支出したものでございます。
 以上、資本的支出の合計は、最下段に記載のとおり、予算現額三千五百三十八億八千九十一万余円に対しまして決算額三千三百三十億一千七百八十六万余円、翌年度繰越額十六億一千九百四十二万余円で、執行率は九四・一%でございます。
 続きまして一一ページから三六ページにかけましては、これまでご説明申し上げました決算報告書の内容を、各目ごとに説明を加えまとめたものでございます。
 また、三七ページ以降につきましては、損益計算書、剰余金計算書、剰余金処分計算書及び貸借対照表でございます。後ほどごらん願いたいと存じます。
 以上で、平成十六年度臨海地域開発事業会計決算の説明を終わらせていただきます。
 続きまして、港湾事業会計の決算をご説明申し上げます。
 恐れ入りますが、資料2、平成十六年度港湾事業会計決算説明資料をごらん願いたいと存じます。
 一ページから四ページまでは、先ほど委員会におきまして局長からご説明申し上げた決算の総括でございますので、省略させていただきます。
 恐れ入りますが、七ページをお開き願います。平成十六年度港湾事業会計決算報告書でございます。
 表のつくりは、先ほどご説明申し上げました臨海地域開発事業会計と同様となってございます。
 まず、収益的収入及び支出のうちの収入でございます。
 第一項の営業収益は、本会計が所管いたします上屋等の港湾施設の使用料収入でございます。
 第二項の営業外収益は、預金利息及び財産運用収入、光熱水費受け入れ等の雑収益でございます。
 第三項の特別利益については、実績がございませんでした。
 以上、収益的収入の合計は、最下段に記載のとおり、予算現額七十六億六千八百万円に対しまして決算額は七十四億三千六万余円、収入率は九六・九%でございます。
 八ページをお開き願います。支出でございます。
 第一項の営業費用は、上屋、荷役機械等港湾施設の管理運営に要します経費、減価償却費と人件費等でございます。
 第二項の営業外費用は、企業債利息等でございます。
 第三項の特別損失につきましては、実績がございませんでした。
 以上、収益的支出の合計は、最下段に記載のとおり、予算現額六十一億二千五百万円に対しまして決算額は五十四億六千四百二十四万余円で、執行率は八九・二%でございます。
 九ページをごらん願います。資本的収入及び支出のうちの収入でございます。
 第一項の雑収入は、港湾施設改良工事に伴います工事負担金等の収入でございます。
 以上、資本的収入の合計は、最下段に記載のとおり、予算現額百万円に対しまして決算額は百六十五万余円で、収入率は一六五・九%でございます。
 一〇ページをお開き願います。支出でございます。
 第一項の建設改良費は、野積み場、コンテナ置き場等の港湾施設の整備費等でございます。
 第二項の企業債費は、企業債の元金償還金を支出したものでございます。
 以上、資本的支出の合計は、最下段に記載のとおり、予算現額二十四億円に対しまして決算額は二十億七千二百十四万余円、執行率は八六・三%でございます。
 続きまして一一ページから二六ページにかけましては、これまでご説明申し上げました決算報告書の内容を、各目ごとに説明を加えましてまとめたものでございます。
 また、二七ページ以降につきましては、損益計算書、剰余金計算書、剰余金処分計算書(案)及び貸借対照表でございます。後ほどごらん願いたいと存じます。
 以上で、平成十六年度臨海地域開発事業会計及び港湾事業会計の決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。

○こいそ委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○小竹委員 三点お願いします。
 一点目は、臨海副都心開発関連の所有地の総区画数、売却実績、土地暫定利用の状況、未処理の埋立地の状況について。
 第二番目に有明北と豊洲埋立事業の進捗状況について。
 三番目に臨海第三セクターの経営状況、金融機関の業態別融資の残高。
 以上についてお願いします。

○こいそ委員長 ほかにありますか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○こいそ委員長 それでは、ただいま小竹委員から資料の要求がございました。これを分科会の資料要求とすることにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○こいそ委員長 異議なしと認めます。理事者においては、要求されました委員と調整の上、提出願います。
 以上で港湾局関係を終わります。
 これをもちまして本日の分科会を閉会いたします。
   午後三時四分散会

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