公営企業会計決算特別委員会第二分科会速記録第一号

平成十七年十月十四日(金曜日)
第二委員会室
   午後二時十三分開議
 出席委員 十一名
委員長ともとし春久君
副委員長山田 忠昭君
副委員長斉藤あつし君
副委員長古館 和憲君
石森たかゆき君
たぞえ民夫君
上野 和彦君
大西由紀子君
吉田康一郎君
松原 忠義君
田代ひろし君

 欠席委員 なし

 出席説明員
水道局局長御園 良彦君
次長中田 清己君
総務部長東岡 創示君
職員部長鈴木 孝三君
経理部長加藤 英夫君
サービス推進部長大平 晃司君
浄水部長田口  靖君
給水部長滝沢 優憲君
建設部長長岡 敏和君
設備担当部長六車 一正君
参事尾崎  勝君
多摩水道改革推進本部本部長本山 智啓君
調整部長松井 庸司君
施設部長細矢 重次君
参事今井 茂樹君
下水道局局長前田 正博君
次長今里伸一郎君
総務部長野口  孝君
職員部長石坂 景二君
経理部長渡辺  勉君
業務部長大西登喜雄君
計画調整部長中村 益美君
施設管理部長小川 健一君
建設部長伊東 三夫君
参事伊藤 英男君
流域下水道本部本部長只腰 憲久君
管理部長三浦  茂君
技術部長桜井 義紀君
病院経営本部本部長大塚 孝一君
経営企画部長奥田  匠君
サービス推進部長徳毛  宰君
参事及川 繁巳君
都市整備局局長梶山  修君
次長村松  満君
技監小林 崇男君
技監依田 俊治君
総務部長安藤  明君
都市づくり政策部長福島 七郎君
住宅政策推進部長矢島 達郎君
都市基盤部長成田 隆一君
市街地整備部長石井 恒利君
市街地建築部長野本 孝三君
都営住宅経営部長小林 計代君
住宅政策担当部長水流潤太郎君
航空政策担当部長小山  隆君
多摩ニュータウン事業担当部長酒井 洋一君
都市景観担当部長安井 順一君
再編整備推進担当部長庄司 静夫君
参事北村 俊文君
参事飯尾  豊君
参事金子 敏夫君
参事中沢 弘行君
参事山室 善博君
参事山口  明君
参事渡辺  滋君
参事今井  光君
参事宇多田裕久君

本日の会議に付した事件
平成十六年度東京都公営企業各会計決算の認定について
水道局関係
・平成十六年度東京都水道事業会計決算(説明)
・平成十六年度東京都工業用水道事業会計決算(説明)
下水道局関係
・平成十六年度東京都下水道事業会計決算(説明)
病院経営本部関係
・平成十六年度東京都病院会計決算(説明)
都市整備局関係
・平成十六年度東京都都市再開発事業会計決算(説明)

○ともとし委員長 ただいまから平成十六年度公営企業会計決算特別委員会第二分科会を開会いたします。
 このたび第二分科会委員長に選任いただきました、ともとしでございます。一言ごあいさつをさせていただきます。
 当委員会の所管をする水道局、下水道局、そして病院経営本部、さらにはまた都市整備局と、都民生活には一番密接に関係のある大切な局の審査をこれからお願いするわけでございます。委員の先生方には、いろいろとご協力のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。さらにまた、各関係の局の皆様には、よろしくご協力のほどお願いを申し上げます。
 それでは、さきの委員会で決定いたしました実施要領及び審査日程に従いまして、本日から分科会の審査を進めてまいります。
 初めに、分科会の議席につきまして申し上げます。
 議席は、先ほどの打合会で、ただいまご着席のとおりとすることを申し合わせましたので、ご了承をお願いいたします。
 なお、委員会におきまして、委員会中の禁煙が申し合わされております。本第二分科会におきましても同様にさせていただきたく、ご協力をお願い申し上げます。
 次に、本分科会の担当書記を紹介いたします。
 議事課の担当書記は渡辺進君です。そしてもう一人、保井邦仁君でございます。
 議事部議案法制課担当書記は、野口里美さん、河野和美さんでございます。
 よろしくお願い申し上げます。
   〔書記あいさつ〕

○ともとし委員長 本日は、水道局、下水道局、病院経営本部及び都市整備局関係の決算の審査を行います。
 なお、本日は説明を聴取し、資料要求することにとどめ、質疑は後日の分科会で行いたいと思いますので、ご了承をお願いいたします。
 これより水道局関係に入ります。
 初めに、水道局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○御園水道局長 水道局長の御園良彦でございます。よろしくお願い申し上げます。
 ともとし委員長初め委員の皆様方には、日ごろから当局事業につきましてご理解とご支援を賜り、厚く御礼を申し上げます。
 ご審議いただくに当たりまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 次長の中田清己でございます。多摩水道改革推進本部長の本山智啓でございます。総務部長の東岡創示でございます。職員部長の鈴木孝三でございます。経理部長の加藤英夫でございます。サービス推進部長の大平晃司でございます。浄水部長の田口靖でございます。給水部長の滝沢優憲でございます。建設部長の長岡敏和でございます。設備担当部長の六車一正でございます。多摩水道改革推進本部調整部長の松井庸司でございます。同じく施設部長の細矢重次でございます。参事、企画担当の尾0勝でございます。多摩水道改革推進本部参事、技術調整担当の今井茂樹でございます。次に、当委員会との連絡に当たります総務課長の廣瀬秀樹でございます。主計課長の石井正明でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
   〔理事者あいさつ〕

○ともとし委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○ともとし委員長 これより決算の審査を行います。
 平成十六年度東京都水道事業会計決算及び平成十六年度東京都工業用水道事業会計決算を一括して議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○東岡総務部長 平成十六年度東京都水道事業会計及び工業用水道事業会計の決算につきまして、その概要をご説明申し上げます。
 初めに、お手元に配布してございます資料についてご案内申し上げます。資料は、それぞれ水道事業会計及び工業用水道事業会計の決算説明資料でございます。
 それでは、まず、水道事業会計決算説明資料に基づきまして、決算の概要についてご説明申し上げます。
 一ページをお開き願います。平成十六年度決算報告書でございます。
 まず、収益的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 水道事業収益につきましては、予算額三千六百八十億九千六百万円に対しまして、決算額は三千五百九十八億五千四百八十九万余円となっております。
 営業収益のうち主なものは給水収益で、水道料金収入でございます。
 受託事業収益は、給水装置の新設や改造工事、他企業等からの依頼による工事に伴う収入でございます。
 その他営業収益の主なものといたしましては、下水道料金の徴収に伴う下水道局からの繰入金でございます。
 営業外収益の主なものは、土地物件収益でございます。
 二ページをお開き願います。支出の部でございます。
 水道経営費につきましては、予算額三千三百十二億六千三百万円に対しまして、決算額は三千七十四億九千三百五十三万余円となっております。
 営業費用のうち主なものは、水道の供給に必要な原水、浄水、配水及び給水施設の維持管理費と固定資産の減価償却費でございます。
 営業外費用の主なものは、支払い利息及び企業債取扱諸費でございます。
 なお、下の欄外に収支差引額を表示してございます。ご参照願います。
 三ページをお開き願います。資本的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 資本的収入につきましては、予算額五百四十九億九千八百万円に対しまして、決算額は三百四十七億四千七百七十九万余円となっております。
 主なものは、企業債、国庫補助金及び一般会計出資金でございます。
 四ページをお開き願います。支出の部でございます。
 資本的支出につきましては、括弧書きで表示しております前年度からの繰越額を含めまして、予算額一千八百七十二億一千九百万円に対しまして、決算額は一千六百六十億一千九百四十七万余円でございます。
 建設改良費は、水源開発等の分担金、水道施設の建設改良などに伴う支出でございます。
 企業債償還金は、建設事業の財源として借り入れた企業債の償還金でございます。
 なお、下の欄外に、資本的収支の差し引き及び補てん財源を記載してございます。
 3の差引不足額は、括弧書きで表示しておりますとおり、消費税抜きの金額で一千二百八十五億五千六百七十万余円となり、減価償却費などの損益勘定留保資金等で補てんいたしました。
 次の五ページから二八ページにかけましては、ただいまご説明いたしました決算報告書の内容を各科目ごとに記載してございます。ご参照いただきたいと存じます。
 二九ページをお開き願います。平成十六年度損益計算書でございます。
 経営成績を明らかにするために、当年度に得たすべての収益とこれに対応するすべての費用を消費税抜きの金額で記載したものでございます。
 三〇ページをお開き願います。下から三行目にございますように、平成十六年度の純利益は四百八十八億六千七百三十四万余円となっております。
 三一ページをお開き願います。平成十六年度剰余金計算書でございます。
 利益剰余金の部の減債積立金につきましては、利益剰余金処分により積み立てたものを企業債償還に充てたものでございます。
 建設改良積立金につきましては、利益剰余金処分により積み立てたものを建設改良に充てたものでございます。
 この結果、中段にございます未処分利益剰余金につきましては、前年度未処分利益剰余金の四百三億一千九百三十万余円を全額、減債積立金及び建設改良積立金に処分したことから、繰越利益剰余金はゼロ円となっております。当年度未処分利益剰余金は、最下段にありますように、四百八十八億六千七百三十四万余円となっております。
 三四ページをお開き願います。平成十六年度剰余金処分計算書案でございます。
 当年度未処分利益剰余金の四百八十八億六千七百三十四万余円を、法令に基づく減債積立金に三百十九億六千七百三十四万余円、予算で定めた予定処分に基づく建設改良積立金に百六十九億円、それぞれ処分することといたしました。この結果、翌年度繰越利益剰余金はゼロ円となる予定でございます。
 次の三五ページからは、貸借対照表を記載してございます。
 三八ページをお開き願います。
 下段の資産合計でございますが、平成十六年度末は二兆四千三百二十億余円であり、前年度と比較して二百五億余円増加しております。
 次に、四〇ページをお開き願います。
 下段の負債合計でございますが、平成十六年度末は一千六百四十億余円であり、前年度と比較して百五十七億余円増加しております。
 次に、四二ページをお開き願います。
 下から二行目の資本合計でございますが、平成十六年度末は二兆二千六百八十億余円であり、前年度と比較して四十八億余円増加しております。
 なお、増減内容等につきましては、右側の説明欄に記載してございますので、ご参照願います。
 引き続き、工業用水道事業会計決算説明資料に基づきまして、決算の概要についてご説明申し上げます。
 一ページをお開き願います。平成十六年度決算報告書でございます。
 まず、収益的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 工業用水道事業収益につきましては、予算額十九億六千二百万円に対しまして、決算額は十七億八千五百二十七万余円となっております。
 営業収益は、給水収益など営業活動に伴う収益を計上いたしております。
 営業外収益の主なものは、土地物件収益及び一般会計補助金でございます。
 二ページをお開き願います。支出の部でございます。
 工業用水道経営費につきましては、予算額十九億六千二百万円に対しまして、決算額は十七億五千七百九十八万余円となっております。
 営業費用のうち主なものは、工業用水道の供給に必要な浄水、配水及び給水施設の維持管理費と固定資産の減価償却費でございます。
 営業外費用の主なものは、支払い利息及び企業債取扱諸費でございます。
 なお、下の欄外に収支差引額を表示してございます。ご参照願います。
 三ページをお開き願います。資本的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 資本的収入につきましては、予算額七億一千八百万円に対しまして、決算額は五億五千六百八万余円となっております。
 主なものは、国庫補助金及び一般会計出資金でございます。
 四ページをお開き願います。支出の部でございます。
 資本的支出につきましては、予算額十五億四千四百万円に対しまして、決算額は九億二千八百七万余円となっております。
 建設改良費は、浄水及び配水施設の設備改良などに伴う支出でございます。
 企業債償還金は、建設事業の財源として借り入れた企業債の償還金でございます。
 なお、下の欄外に、資本的収支の差し引き及び補てん財源を記載してございます。
 資本的収支における差引不足額は、括弧書きで表示しておりますとおり、消費税抜きの金額で三億四千四百六十九万余円となり、減価償却費などの損益勘定留保資金で補てんいたしました。
 次の五ページから一七ページにかけましては、ただいまご説明いたしました決算報告書の内容を各科目ごとに記載してございます。ご参照いただきたいと存じます。
 一八ページをお開き願います。平成十六年度損益計算書でございます。
 経営成績を明らかにするために、当年度に得たすべての収益とこれに対応するすべての費用を消費税抜きの金額で記載したものでございます。
 一九ページをお開き願います。下から三行目にございますように、平成十六年度の純利益はゼロ円で、収支が均衡しております。
 二〇ページをお開き願います。平成十六年度剰余金計算書でございます。
 前年度及び当年度の未処分利益剰余金はゼロ円でございます。
 二二ページをお開き願います。平成十六年度剰余金処分計算書でございます。
 当年度処分すべき未処分利益剰余金はございません。
 次の二三ページからは、貸借対照表を記載してございます。
 二六ページをお開き願います。
 中段の資産合計でございますが、平成十六年度末は三百五十三億五千九百三万余円であり、前年度と比較して十四億八千四百万余円減少しております。
 次に、二七ページをお開き願います。
 下段の負債合計でございますが、平成十六年度末は四億五千三百五十八万余円であり、前年度と比較して十六億四百七十四万余円減少しております。
 次に、二九ページをお開き願います。
 下から二行目の資本合計でございますが、平成十六年度末は三百四十九億五百四十四万余円であり、前年度と比較して一億二千七十四万余円増加しております。
 なお、増減内容等につきましては説明欄に記載してございますので、ご参照願います。
 以上、簡単ではございますが、平成十六年度水道事業会計及び工業用水道事業会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。

○ともとし委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○たぞえ委員 五点お願いします。
 一つは、水源、浄水施設など整備事業の総事業費を十年間分お願いします。
 二つ目は、水源開発にかかわる事業費とその財源内訳について。
 三つ目、八ッ場ダムの事業費、東京都の負担金など含めて、当初からの推移を経年的にお願いします。
 四つ目は、高度処理施設の導入計画と実績や事業費について。
 五つ目に、小河内ダムの水源能力と利用状況について。
 以上五つ、お願いいたします。

○ともとし委員長 ほかにありませんか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○ともとし委員長 ただいまたぞえ委員から資料要求がありました。これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○ともとし委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、提出を願います。
 以上で水道局関係を終わります。

○ともとし委員長 これより下水道局関係に入ります。
 初めに、下水道局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○前田下水道局長 下水道局長の前田正博でございます。よろしくお願い申し上げます。
 ご審議をいただくに当たりまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 次長の今里伸一郎でございます。流域下水道本部長の只腰憲久でございます。総務部長の野口孝でございます。職員部長の石坂景二でございます。経理部長の渡辺勉でございます。業務部長の大西登喜雄でございます。計画調整部長の中村益美でございます。施設管理部長の小川健一でございます。建設部長の伊東三夫でございます。参事、技術開発担当の伊藤英男でございます。流域下水道本部管理部長の三浦茂でございます。技術部長の桜井義紀でございます。また、本委員会との連絡を担当いたします総務課長の小山哲司でございます。理財課長の西村球春でございます。会計課長の鷲見政明でございます。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。
   〔理事者あいさつ〕

○ともとし委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○ともとし委員長 これより決算の審査を行います。
 平成十六年度東京都下水道事業会計決算を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○渡辺経理部長 平成十六年度下水道事業会計決算の内容につきまして、お手元にお配りしました東京都下水道事業会計決算説明資料によりご説明申し上げます。
 恐れ入りますが、一ページをお開き願います。まず、収益的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 1の下水道事業収益は、区部下水道事業の経営により生じた事業収益を計上したもので、決算額は、B欄にございますように三千四百二十四億五千六百余万円となっております。
 内訳の営業収益における主なものは、下水道料金と一般会計補助金でございます。一般会計補助金は、雨水処理経費等の行政的経費を一般会計から繰り入れたものでございます。
 営業外収益の主なものは、一般会計補助金でございます。これは、建設財源として発行した企業債に係る支払い利息のうち、雨水相当分等を一般会計から繰り入れたものでございます。
 次に、二ページをお開き願います。2の流域下水道事業収益は、流域下水道事業の経営により生じた事業収益を計上したもので、決算額は百八十五億五千五百余万円となっております。
 営業収益の主な内容は、まず、維持管理に要する経費に充てるため、関係市町が負担いたしました流域下水道管理費負担金収入でございます。
 その二行下の受託事業収益は、環境局から受託しました野火止用水等の清流復活事業に要する経費に充当するための収入でございます。
 また、営業外収益の主なものは一般会計補助金でございまして、これは、建設財源として発行した企業債の支払い利息等を一般会計が負担するものでございます。
 以上の区部と流域の収益的収入を合計いたしますと、一番下の欄にございますように、予算額三千六百五十五億四千二百万円に対しまして、決算額は三千六百十億一千百余万円となっております。
 次に、三ページをお開き願います。支出の部でございます。
 1の下水道管理費は、区部下水道施設の維持管理等に要した経費を計上したもので、決算額は三千百十億一千三百余万円となっております。
 このうち営業費用の主なものは、管渠費、ポンプ場費、処理場費などの維持管理費用と固定資産の減価償却費でございます。
 また、営業外費用の主なものは、企業債の支払い利息でございます。
 次に、四ページをお開き願います。
 2の流域下水道経営費でございますが、これは流域下水道施設の維持管理等に要した経費を計上したもので、決算額は百六十四億九千八百余万円となっております。
 このうち営業費用の主なものは、管渠管理費、処理場管理費及び減価償却費等でございます。
 また、営業外費用の主なものは、企業債の支払い利息等でございます。
 以上の区部と流域の収益的支出を合計いたしますと、一番下の欄にございますように、予算額三千四百九億一千六百万円に対しまして、決算額は三千二百七十五億一千百余万円となっております。
 なお、その下の欄外に記載してございますように、収益的収入合計と収益的支出合計の差引額は三百三十四億九千九百余万円でございます。
 損益計算は消費税抜きで行うこととされておりますので、純利益は、括弧書きでお示しした二百九十一億八千六百余万円となっております。
 次に、五ページをお開き願います。資本的収入及び支出でございます。
 1の下水道事業資本的収入は、区部下水道の建設改良事業等に充当する収入を計上したもので、決算額はB欄の二千三百三十億七千八百余万円となっております。
 その主なものは、企業債、一般会計出資金及び国庫補助金でございます。
 次に、六ページをお開き願います。2の流域下水道事業資本的収入の主なものは、企業債、一般会計出資金、国庫補助金及び市町村負担金収入でございます。決算額は百六十八億一千二百余万円となっております。
 以上の区部と流域の資本的収入を合計いたしますと、一番下の欄にございますように、予算額二千五百八十八億一千五百余万円に対しまして、決算額は二千四百九十八億九千百余万円となっております。
 次に、七ページをお開き願います。資本的支出の部に移らせていただきます。
 1の下水道事業資本的支出は、区部下水道の建設改良事業費等を計上したもので、決算額は四千八十六億二千百余万円となっております。
 内訳の下水道事業建設改良費は、施設整備に要した工事費等を計上したもので、その下の欄の企業債償還金は、建設改良事業に充当いたしました企業債の償還金を計上したものでございます。
 次に、八ページをお開き願います。2の流域下水道事業資本的支出は、流域下水道の建設改良事業費等を計上したもので、決算額は二百十一億四千七百余万円となっております。
 区部と流域の資本的支出の合計は、一番下の欄にございますように、予算額四千五百二十億五千二百余万円に対しまして、決算額は四千二百九十七億六千八百余万円となっております。
 なお、その下の欄外には、資本的収支の差し引き及び差引資金不足額をお示ししてございます。差引資金不足額一千九百二十六億八千七百余万円は、括弧書きにございますように、前年度からの繰越工事資金及び減価償却費などの損益勘定留保資金等をもって補てんいたしました。
 次の九ページから二一ページまでは、ただいまご説明いたしました収入、支出の明細でございますので、後ほどご参照いただきたいと存じます。
 恐れ入りますが、二二ページをお開き願います。剰余金計算書に進ませていただきます。
 まず、利益剰余金の部でございます。
 ローマ数字のⅠからⅢは、減債積立金を初めとする各種積立金の増減を表示したものでございます。平成十六年度における取り崩し等による増減額を金額欄の中央に表示し、年度末の残高をその右側に表示したものでございます。二重線で表示してあります二十三億八千五百余万円が、平成十六年度末の積立金の合計となっております。
 次のローマ数字の【4】は、未処分利益剰余金でございます。当年度、すなわち平成十六年度末の未処分利益剰余金は、金額欄下から三行目の前年度からの繰越利益剰余金年度末残高百九億一千百余万円に、その下の当年度純利益二百九十一億八千六百余万円を加えまして、一番下の行にございますように四百億九千八百余万円となっております。
 次に、二三ページをお開き願います。資本剰余金の部の増減額を、国庫補助金など各事項ごとに表示したものでございます。ご参照いただきたいと存じます。
 次に、二四ページをお開き願います。【4】の剰余金処分計算書でございます。
 先ほどご説明いたしましたⅠの当年度未処分利益剰余金四百億九千八百余万円のうちから、区部下水道事業の経営から発生しました未処分利益剰余金二百七十三億二千九百余万円の全額を減債積立金として処分したもので、残りの百二十七億六千八百余万円が翌年度、すなわち平成十七年度への繰越利益剰余金となっております。
 なお、次の二五ページ以降は、これまでご説明いたしました内容を貸借対照表にまとめたものでございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 以上で、簡単ではございますが、平成十六年度下水道事業会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。

○ともとし委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○たぞえ委員 五点お願いします。
 一点は、住宅敷地内にかかわる下水排水管設置に伴う確認業務について。
 二つ目は、九月の集中豪雨での浸水状況がわかるもの。
 三つ目に、浸水対策の計画と実績について。
 四つ目が、雨水の流出抑制施設の設置状況、公共と民間を分けてお願いします。
 五つ目は、区部の下水道改良事業の総事業費、十年間の推移をお願いします。
 以上です。

○ともとし委員長 ただいまたぞえ委員から資料要求がありました。これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○ともとし委員長 異議なしと認めます。理事者においては、要求されました委員と調整の上、提出を願います。
 以上で下水道局関係を終わります。

○ともとし委員長 これより病院経営本部関係に入ります。
 初めに、病院経営本部長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○大塚病院経営本部長 病院経営本部長の大塚孝一でございます。よろしくお願い申し上げます。
 ご審議いただくに当たりまして、私から当本部の幹部職員を紹介させていただきます。
 経営企画部長、奧田匠でございます。サービス推進部長、徳毛宰でございます。経営戦略・再編整備担当参事、及川繁巳でございます。当委員会との連絡に当たります、総務課長、和賀井克夫でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者あいさつ〕

○ともとし委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○ともとし委員長 これより決算の審査を行います。
 平成十六年度東京都病院会計決算を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○奥田経営企画部長 平成十六年度東京都病院会計の決算内容についてご説明いたします。
 お手元にお配りしてございます資料は、平成十六年度東京都病院会計決算書、平成十六年度東京都病院会計決算審査意見書、平成十六年度東京都病院会計決算説明資料の三点でございます。
 病院会計決算書は、法令に定められております決算書でございます。病院会計決算審査意見書は、法令に基づいて、決算に対しまして監査委員からいただきました審査意見書でございます。病院会計決算説明資料は、病院会計決算の内容を詳しくご説明するために作成いたしました資料でございまして、以下、この決算説明資料によりましてご説明申し上げます。
 まず、目次の次の一ページをお開き願います。1、平成十六年度東京都病院事業決算報告書でございます。これは予算現額と消費税込みの決算額を対比したものでございます。
 (1)、収益的収入及び支出でございますが、病院の運営に関する収支の状況をあらわしたもので、表の上段、病院事業収益は、予算現額一千四百六十三億円、決算額一千四百二十四億三千六百九十七万余円で、執行率九七・四%となっております。
 表の中ほどにございます病院事業費用は、予算現額一千四百六十三億円、決算額一千四百二十二億五千三百三十五万余円で、執行率九七・二%となっております。
 二ページをお開き願います。(2)、資本的収入及び支出でございますが、施設と設備の整備に要する経費の経理状況をあらわしたもので、表の上段、資本的収入は、予算現額五十七億二千五百九十二万余円、決算額五十億千百十六万余円で、執行率八七・五%となっております。
 表の中ほどにあります資本的支出は、予算現額百七十七億三千四百万円、決算額百五十九億八千八十一万余円で、執行率九〇・一%となっております。
 なお、欄外の注1にございますように、資本的収入額が資本的支出額に不足する百九億六千九百六十五万余円は、損益勘定留保資金で補てんいたしました。
 三ページをごらんいただきたいと存じます。2、平成十六年度東京都病院事業損益計算書でございます。これは事業活動の実態を見るという趣旨から、消費税抜きで表示しております。表の上段部分が収益、中ほどから下が費用でございます。
 下の小さな表でございますが、一段目の純損益欄をごらんいただきたいと存じます。平成十六年度決算では、二億百三十七万余円の純利益を計上いたしました。これは、旧母子保健院の跡地の一部と旧成増住宅の跡地の一部を、予定よりも高額で売却できたことによる特別利益の増加などによるものでございます。
 次に、四ページをお開き願います。3、平成十六年度東京都病院事業決算説明書でございます。この四ページから七ページにかけまして、病院事業収益及び病院事業費用の科目別、病院別内訳を総括的に記載してございますので、後ほどご参照いただきたいと存じます。
 次に、八ページをお開き願います。(3)、収益的収入及び支出でございます。この八ページから三四ページまでは、収入と支出を科目別、病院別に、平成十五年度決算額と対比してございます。
 平成十六年度決算には、前年度限りで大久保病院を財団法人東京都保健医療公社に移管した影響が大きくあらわれております。
 初めに、八ページのア、収益的収入でございますが、表の上段、医業収益の決算額は千百二十三億千九百二十一万余円でございまして、前年度と比較して四十八億三千百十七万余円の減となっております。
 その内訳といたしまして、次の行にございます入院収益が、前年度に比較して四十二億三千二百二十三万余円の減となっております。大久保病院の移管や、診療報酬改定による入院収益単価の減などによるものでございます。
 表には、病院別に入院の延べ患者数、金額及び患者一人当たりの単価を、それぞれ前年度と比較して記載してございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 次に、一〇ページをお開き願いたいと存じます。外来収益でございます。
 前年度と比較いたしまして十六億四千七百三万余円の減となっております。入院収益と同様、大久保病院の移管等により、患者数が減少したことによるものでございます。
 表に、病院別に外来の延べ患者数、金額及び患者一人当たりの単価を、それぞれ前年度と比較して記載してございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 次に、一二ページをお開き願います。一般会計負担金でございます。
 この一般会計負担金は、救急医療経費や精神病院運営経費などに対するもので、決算額は百六十億一千五万余円で、前年度と比較いたしまして十一億六千七百三十九万余円の増となっております。
 これは、総務省の繰り出し基準の変更によりまして、小児医療経費の項目が新たに設置されたことに伴い、それまで医業外収益の一般会計補助金として区分していたものを組みかえたことによるものでございます。
 一三ページから一五ページにかけましては、その他医業収益といたしまして、特別入院室料、診断書諸証明等を記載してございますので、後ほどご参照いただきたいと存じます。
 次に、一六ページをお開き願いたいと存じます。表の上段の医業外収益でございます。
 決算額は二百六十五億四千七百九十一万余円でございまして、前年度に比較して四十六億八千九百五十五万余円の減となっております。
 その内訳といたしまして、一六ページに記載してございます受取利息及び配当金に続いて、一七ページに記載しております一般会計負担金と、一八ページに記載してございます一般会計補助金の減がございますが、このうち、一般会計補助金の減は、先ほどご説明しましたとおり、医業収益の一般会計負担金との組みかえ等によるものでございます。
 続きまして、一九ページ、二〇ページには国庫補助金を、二一ページには、その他医業外収益といたしまして、土地賃借料や不用品売却収益等を記載してございます。
 次に、二二ページをお開き願いたいと存じます。特別利益でございます。
 決算額は三十四億四千四十七万余円でございます。これは旧母子保健院の跡地の一部と旧成増住宅の跡地の一部を売却した固定資産売却益などでございます。
 次に、二三ページをごらん願います。このページからは、表左上にございますとおり、収益的支出を記載してございます。
 まず、医業費用の決算額でございますが、表の上段にございますように、千三百四十四億五千五百十五万余円でございまして、前年度に比較して七十四億五千五百二十九万余円の減となっております。
 その内訳といたしまして、次の行の給与費でございますが、前年度と比較して二十億九千七百四十四万余円の減となっております。主に大久保病院の減等によるものでございます。
 次に、二五ページをお開き願いたいと存じます。材料費でございます。
 診療に必要な薬品や患者給食の賄い材料などでございますが、前年度に比較して十二億九千九十六万余円の減となっております。同様に、大久保病院の減等によるものでございます。
 次に、二六ページをお開き願います。経費でございます。
 病院の運営に要する光熱水費や修繕料、委託料、賃借料などでございまして、前年度に比較して三十三億二千三百四十一万余円の減となっております。同様に、大久保病院の減等によるものでございます。
 二七ページから二八ページは、有形固定資産の減価償却費等、二九ページは棚卸資産減耗費等を、それから三〇ページには研究研修費を記載してございますので、後ほどご参照いただきたいと存じます。
 次に、三一ページをお開き願います。このページから医業外費用でございます。
 決算額は、表の上段にございますように七十五億一千九百五十六万余円で、その内訳でございますが、企業債に係る利息や企業債手数料のほか、三二ページは繰り延べ勘定償却、三三ページは雑支出でございます。後ほどご参照いただきたいと存じます。
 次に、三四ページをお開き願います。特別損失でございます。
 決算額は一億三千百五十一万余円でございまして、その主なものは、旧成増住宅建物の撤去及び医療器械の除却に伴う費用でございます。
 次に、三五ページをごらん願います。(4)、資本的収入及び支出でございます。この三五ページから四七ページにわたりましては、工事の有無等により、年度によって金額が大きく変わりますことから、予算現額と決算額との対比を行っております。
 ア、資本的収入の決算額は、表の上段にございますように五十億一千百十六万余円でございます。資本的収入の主なものは、企業債で、病院建設及び医療器械の整備に充当したものでございます。
 次に、三六ページをお開き願います。イ、資本的支出でございます。
 決算額は、表の上段にございますように百五十九億八千八十一万余円でございます。内訳でございますが、工事費が十四億三千七十九万余円でございます。
 詳細につきましては、この三六ページから四一ページにわたりまして、病院別にお示ししてございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 次に、四二ページをお開き願います。器械及び備品購入費でございます。
 決算額は四十一億五千八百三十三万余円でございます。広尾病院以下、各病院別に、品名、数量、単価及び金額を四五ページまで記載してございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 次に、四六ページをお開き願います。建設改良諸費でございますが、決算額は十八億八千三百二十一万余円でございます。これは工事に伴います設計委託料等に要する経費などでございます。
 次に、四七ページをお開き願います。企業債償還金でございます。
 決算額は八十五億八百四十六万余円でございます。これは病院建設等に当たって発行いたしました企業債元金の償還に要した経費でございます。
 次に、四八ページをお開き願います。この四八ページから四九ページにかけましては、4、平成十六年度東京都病院事業剰余金計算書でございます。事項ごとに当年度の発生額及び処分額の内訳を表示してございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 次に、五〇ページをお開き願います。5、平成十六年度東京都病院事業欠損金処理計算書でございます。
 当年度未処理欠損金三十七億二千三百三十一万余円につきましては、全額を翌年度に繰り越しいたします。
 次の五一ページから五四ページにかけましては、6、平成十六年度東京都病院事業貸借対照表でございます。それぞれの事項ごとに増減説明を記載してございますので、後ほどご参照いただきたいと存じます。
 以上で平成十六年度東京都病院会計決算の説明を終わらせていただきます。ご審議のほど、よろしくお願い申し上げます。

○ともとし委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言を願います。

○たぞえ委員 七つお願いします。
 一つ目は、母子保健院廃止後の都有地売却の状況について。
 二つ目が、小児休日・全夜間診療事業を実施している各都立病院の委託費の額と事業の実績がわかるもの。
 三つ目に、一般会計繰入金の推移、施設整備関連経費とそれ以外の繰入金の推移、別々にお願いします。
 五つ目に、病院別の患者実績の推移。
 六つ目に、紹介率及び紹介状持参患者数の推移のわかるものをお願いします。
 七つ目が、特別の療養環境にかかわる病棟の利用料金、いわゆる差額ベッド料の状況がわかるもの。
 以上七点、お願いいたします。

○ともとし委員長 ただいまたぞえ委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○ともとし委員長 異議なしと認めます。理事者においては、要求されました委員と調整の上、提出を願います。
 以上で病院経営本部関係を終わります。

○ともとし委員長 これより都市整備局関係に入ります。
 初めに、都市整備局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○梶山都市整備局長 都市整備局長の梶山修でございます。
 ともとし委員長初め委員の皆様方には、当局の事務事業につきまして日ごろからご指導、ご鞭撻を賜り、まことにありがとうございます。
 都市整備局といたしましては、今後とも、事務事業の適切かつ円滑な運営を図るとともに、安全で快適な住みよい都市づくりを進めるために、一層の努力をいたす所存でございます。よろしくお願い申し上げます。
 それでは、お手元の理事者名簿に従いまして、当局の幹部職員をご紹介いたします。
 次長の村松満でございます。技監の小林崇男でございます。技監の依田俊治でございます。総務部長の安藤明でございます。都市づくり政策部長の福島七郎でございます。住宅政策推進部長の矢島達郎でございます。都市基盤部長の成田隆一でございます。市街地整備部長の石井恒利でございます。市街地建築部長の野本孝三でございます。都営住宅経営部長の小林計代でございます。住宅政策担当部長の水流潤太郎でございます。航空政策担当部長の小山隆でございます。多摩ニュータウン事業担当部長の酒井洋一でございます。都市景観担当部長の安井順一でございます。再編整備推進担当部長の庄司静夫でございます。連絡調整担当参事の北村俊文でございます。企画・技術担当参事の飯尾豊でございます。開発プロジェクト推進担当参事の金子敏夫でございます。区市町村調整担当参事の中沢弘行でございます。民間住宅施策推進担当参事の山室善博でございます。外かく環状道路担当参事の山口明でございます。民間開発担当参事の渡辺滋でございます。調整担当参事の今井光でございます。営繕担当参事の宇多田裕久でございます。当委員会との連絡に当たらせていただきます総務課長の浅川英夫でございます。
 なお、経営改革担当部長の石井一夫は、病気療養のため、本日の委員会を欠席させていただいております。
 どうぞよろしくお願いいたします。
   〔理事者あいさつ〕

○ともとし委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○ともとし委員長 これより決算の審査を行います。
 平成十六年度東京都都市再開発事業会計決算を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○安藤総務部長 平成十六年度東京都都市再開発事業会計決算につきましてご説明申し上げます。
 お手元に配布してございます東京都都市再開発事業会計決算説明資料をごらんいただきたいと存じます。
 一ページから四ページまでは、先ほど開かれました委員会で、局長からご説明申し上げました決算の総括でございますので、省略させていただきます。
 恐れ入りますが、七ページをお開き願います。平成十六年度東京都都市再開発事業会計決算報告書でございます。決算額は、予算額との対比のため、消費税額及び地方消費税額を含んだ額となっております。
 まず、(1)、収益的収入及び支出のうちの収入でございます。
 第一項の営業収益は、北新宿地区敷地等処分収益及び一般会計補助金を収入したものでございます。
 第二項の営業外収益は、預金利息及び土地建物の賃貸料収入などでございます。
 以上、収益的収入を合計いたしますと、予算現額四十七億三千四百万余円に対しまして、決算額五十八億二千二百万余円で、収入率は一二三・〇%でございます。
 八ページをお開き願います。支出でございます。
 第一項の営業費用は、北新宿地区敷地等処分原価を支出したものでございます。
 第二項の営業外費用は、国費充当により購入した土地の目的外使用に係る国庫への返納金等でございます。
 以上、収益的支出を合計いたしますと、予算現額四十五億九千九百万円に対しまして、決算額五十五億七千五百万余円で、執行率は一二一・二%でございます。
 九ページをごらんください。(2)、資本的収入及び支出のうちの収入でございます。
 第一項の企業債は、市街地再開発事業に充当するために発行した企業債による収入でございます。
 第二項の一般会計負担金は、公共施設の建設などの費用に充てるため、一般会計から繰り入れるものでございます。
 第四項の都市再開発事業収入は、施設建築敷地の処分代金の予納金を収入したものでございます。
 第五項の雑収入は、過年度用地補償費の戻入等でございます。
 以上、資本的収入を合計いたしますと、予算現額三百六十五億八千八百万円に対しまして、決算額二百八十九億九千四百万余円で、収入率は七九・二%でございます。
 一〇ページをお開き願います。支出でございます。
 第一項の都市再開発事業費は、北新宿地区、環状第二号線新橋・虎ノ門地区及び大橋地区における市街地再開発事業に係る職員の人件費、用地費、施設建築物工事費及び公共施設工事費などを支出したものでございます。
 第二項の企業債償還金は、市街地再開発事業に係る企業債の償還金、第三項の建設利息は、同じく企業債の支払い利息などでございます。
 以上、資本的支出を合計いたしますと、予算現額四百三十八億九千九百万余円に対しまして、決算額三百五十三億三千五百万余円、翌年度繰越額二十二億五千八百万余円で、執行率は八〇・五%でございます。
 次に、一一ページから三二ページにかけましては、これまでにご説明申し上げました決算報告書の内容を各目ごとにご説明を加え、まとめたものでございます。
 また、三三ページ以降につきましては、損益計算書、剰余金計算書、剰余金処分計算書及び貸借対照表でございます。
 甚だ簡単でございますが、以上をもちまして平成十六年度東京都都市再開発事業会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほど、お願い申し上げます。

○ともとし委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○斉藤委員 北新宿地区都市再開発事業に関する概要が一点目。
 そして二点目は、同じく環状二号線地区都市再開発事業に関する概要。
 三点目は、大橋地区都市再開発事業に関する概要について。
 以上三点、資料要求いたします。

○ともとし委員長 ほかにありませんか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○ともとし委員長 ただいま斉藤副委員長から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○ともとし委員長 異議なしと認めます。理事者においては、要求されました委員と調整の上、提出を願います。
 以上で都市整備局関係を終わります。
 これをもちまして本日の分科会を閉会いたします。
   午後三時十五分散会

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