公営企業会計決算特別委員会第二分科会速記録第一号

平成十六年十月十五日(金曜日)
第二委員会室
   午後二時八分開議
 出席委員 十一名
委員長前島信次郎君
副委員長高橋かずみ君
副委員長酒井 大史君
副委員長かち佳代子君
村上 英子君
鈴木 一光君
土持 正豊君
近藤やよい君
池田 梅夫君
古賀 俊昭君
大河原雅子君

 欠席委員 なし

 出席説明員
水道局局長高橋  功君
技監御園 良彦君
総務部長中田 清己君
職員部長鈴木 孝三君
経理部長中村 忠夫君
サービス推進部長大平 晃司君
浄水部長田口  靖君
給水部長滝沢 優憲君
建設部長長岡 敏和君
設備担当部長六車 一正君
参事尾崎  勝君
参事伊藤  豊君
多摩水道改革推進本部本部長本山 智啓君
調整部長松井 庸司君
施設部長細矢 重次君
参事今井 茂樹君
下水道局局長二村 保宏君
技監北川 知正君
総務部長今里伸一郎君
職員部長石坂 景二君
経理部長野口  孝君
業務部長渡辺  勉君
計画調整部長佐伯 謹吾君
施設管理部長中里 卓治君
流域下水道本部本部長只腰 憲久君
管理部長三浦  茂君
技術部長伊東 三夫君
参事桜井 義紀君
病院経営本部本部長押元  洋君
経営企画部長奥田  匠君
サービス推進部長徳毛  宰君
参事織戸 正義君
都市整備局局長梶山  修君
次長中路 有一君
技監小林 崇男君
技監杉浦  浩君
総務部長村松  満君
都市づくり政策部長森下 尚治君
住宅政策推進部長安藤  明君
都市基盤部長成田 隆一君
市街地整備部長石井 恒利君
市街地建築部長野本 孝三君
都営住宅経営部長小林 計代君
連絡調整担当部長加藤 英夫君
外かく環状道路担当部長道家 孝行君
多摩ニュータウン事業担当部長酒井 洋一君
参事飯尾  豊君
参事金子 敏夫君
参事中沢 弘行君
参事山室 善博君
参事小山  隆君
参事渡辺  滋君
参事今井  光君
参事安井 順一君
参事石井 一夫君
参事庄司 静夫君
参事松村  進君

本日の会議に付した事件
平成十五年度東京都公営企業各会計決算の認定について
水道局関係
・平成十五年度東京都水道事業会計決算(説明)
・平成十五年度東京都工業用水道事業会計決算(説明)
下水道局関係
・平成十五年度東京都下水道事業会計決算(説明)
病院経営本部関係
・平成十五年度東京都病院会計決算(説明)
都市整備局関係
・平成十五年度東京都都市再開発事業会計決算(説明)

○前島委員長 ただいまから平成十五年度公営企業会計決算特別委員会第二分科会を開会いたします。
 このたび第二分科会委員長に選任をいただきました前島でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。一言ごあいさつを申し上げます。
 当委員会の所管をする水道局、下水道局、そして病院経営本部、さらにはまた都市整備局と、都民生活には一番密接に関係のある大切な局の審査をこれからお願いするわけでございます。委員の先生方には、いろいろとご協力のほどをどうぞよろしくお願い申し上げます。さらにまた、各関係の局の皆様には、よろしくご協力のほどをお願い申し上げます。
 それでは、さきの委員会で決定をいたしました実施要領及び審査日程に従いまして、本日から分科会の審査を進めてまいりたいと思います。
 初めに、分科会の議席につきまして申し上げます。
 議席は、先ほどの打合会で、ただいまご着席のとおりとすることに申し合わせをいたしましたので、ご了解を願います。
 なお、分科会での喫煙につきましては、でき得る限り自粛をしていただきますように申し合わせをいたしましたので、ご協力をよろしくお願い申し上げます。
 次に、本分科会の担当書記を紹介いたします。
 議事課の担当書記は小笠原勝彦君、寺崎友子さんです。
 議事部の議案調査担当書記は鈴木研二君です。
 議案調査課の担当書記は久保藤次君です。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔書記あいさつ〕

○前島委員長 本日は、水道局、下水道局、病院経営本部及び都市整備局関係の決算の審査を行います。
 なお、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は後日の分科会で行いたいと思いますが、よろしくお願い申し上げます。
 これより水道局関係に入ります。
 初めに、水道局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○高橋水道局長 水道局長の高橋功でございます。よろしくお願い申し上げます。
 前島委員長を初め委員の皆様には、日ごろから当局事業につきましてご理解とご支援を賜り、厚くお礼を申し上げます。
 ご審議をいただくに当たりまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 技監の御園良彦でございます。多摩水道改革推進本部長の本山智啓でございます。総務部長の中田清己でございます。職員部長の鈴木孝三でございます。経理部長の中村忠夫でございます。サービス推進部長の大平晃司でございます。浄水部長の田口靖でございます。給水部長の滝沢優憲でございます。建設部長の長岡敏和でございます。多摩水道改革推進本部調整部長の松井庸司でございます。同じく施設部長の細矢重次でございます。設備担当部長の六車一正でございます。参事で企画担当の尾崎勝でございます。参事で固定資産管理担当の伊藤豊でございます。多摩水道改革推進本部参事で技術調整担当の今井茂樹でございます。次に、当委員会との連絡に当たります総務課長の廣瀬秀樹でございます。主計課長の岸本良一でございます。
 どうぞよろしくお願いいたします。
   〔理事者あいさつ〕

○前島委員長 これより決算の審査を行います。
 平成十五年度東京都水道事業会計決算及び平成十五年度東京都工業用水道事業会計決算を一括して議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○中田総務部長 平成十五年度東京都水道事業会計及び工業用水道事業会計の決算につきまして、その概要をご説明申し上げます。
 初めに、お手元に配布してございます資料についてご案内申し上げます。資料は、水道事業会計及び工業用水道事業会計の決算説明資料でございます。
 それではまず、水道事業会計決算説明資料に基づきまして、決算の概要についてご説明申し上げます。
 一ページをお開き願いたいと思います。平成十五年度決算報告書でございます。
 まず、収益的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 水道事業収益につきましては、予算額三千七百六十一億三千万円に対しまして、決算額は三千五百九十四億八千二百二十二万余円となっております。
 営業収益のうちの主なものは給水収益で、水道料金収入でございます。
 受託事業収益は、給水装置の新設や改造工事、他企業等からの依頼による工事に伴う収入でございます。
 その他営業収益の主なものといたしましては、下水道料金の徴収に伴う下水道局からの繰入金でございます。
 次に、営業外収益の主なものといたしましては、土地物件収益でございます。
 特別利益は、固定資産売却益を計上したものでございます。
 二ページをお開き願いたいと思います。支出の部でございます。
 水道経営費につきましては、予算額三千三百八十四億六千七百万円に対しまして、決算額は三千百五十七億五千六百二十七万余円となっております。
 営業費用のうちの主なものは、水道の供給に必要な浄水、配水及び給水施設の維持管理費と固定資産の減価償却費でございます。
 営業外費用の主なものは、支払い利息及び企業債取扱諸費でございます。
 なお、下の欄外に収支差引額を表示してございます。ご参照願いたいと思います。
 三ページをお開き願います。資本的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 資本的収入につきましては、予算額五百六十一億九千九百万円に対しまして、決算額は四百十九億七十三万余円となっております。
 主なものは、企業債、国庫補助金及び一般会計出資金でございます。
 四ページをお開き願います。支出の部でございます。
 資本的支出につきましては、前年度からの繰越額を含めまして、予算額一千九百五十九億八千万円に対しまして、決算額一千六百八十三億五千百九十二万余円でございます。
 建設改良費は、水源開発等の分担金、水道施設の建設改良などに伴う支出でございます。
 企業債償還金は、建設事業の財源として借り入れた企業債の償還金でございます。
 なお、下の欄外には、資本的収支の差し引き及び補てん財源を記載してございます。
 3の資本的収支における差引不足額は、括弧書きの消費税及び地方消費税相当額控除後の金額で一千百六十六億一千三百七十八万余円となり、減価償却費などの損益勘定留保資金等で補てんいたしました。
 次の五ページから二八ページにかけましては、ただいまご説明いたしました決算報告書を、各科目ごとに内容を説明したものでございます。ご参照していただきたいと存じます。
 恐縮ですが、二九ページをお開き願いたいと思います。二九ページから三〇ページにわたりまして、損益計算書を記載してございます。
 経営成績を明らかにするために、当年度に得たすべての収益とこれに対応するすべての費用を消費税及び地方消費税抜きの金額で記載したものでございます。
 三〇ページをお開き願いたいと思います。下から三行目にございますように、平成十五年度の純利益は四百三億一千九百三十万余円となっております。
 三一ページをお開き願います。三一ページから三三ページにわたりまして、剰余金計算書を記載してございます。
 利益剰余金の部の減債積立金につきましては、利益剰余金処分により積み立てたものを企業債償還に充てたものでございます。
 建設改良積立金につきましては、利益剰余金処分により積み立てたものを建設改良に充てたものでございます。
 その結果、中段にございます未処分利益剰余金につきましては、前年度未処分利益剰余金の三百二十二億九千七百五十八万余円を全額、減債積立金及び建設改良積立金に処分したことから、当年度未処分利益剰余金は、最下段にありますように、当年度純利益と同額の四百三億一千九百三十万余円となっております。
 次の三二ページと三三ページに資本剰余金の部を表示してございます。ご参照いただきたいと存じます。
 三四ページをお開き願います。剰余金の処分計算書案でございます。
 当年度未処分利益剰余金の四百三億一千九百三十万余円を、法令に基づく減債積立金に二百二十五億一千九百三十万余円、予算で定めました予定処分に基づく建設改良積立金に百七十八億円、それぞれ処分することといたしました。
 次の三五ページから四二ページにかけましては、貸借対照表を記載してございます。
 まず、資産の部でございます。三八ページをお開き願いたいと思います。
 下段の資産合計でございますが、平成十五年度末では二兆四千百十五億九百九十四万余円でございます。無形固定資産や流動資産などが減少した反面、有形固定資産が増加したことによりまして、前年度と比較して九十二億八千六百二十二万余円の増加となっております。
 次に、負債の部でございます。四〇ページをお開き願います。
 下段の負債合計でございますが、平成十五年度末では一千四百八十三億一千三百九万余円であり、流動負債が減少した反面、固定負債が増加したことによりまして、前年度と比較いたしまして三十二億三千三十万余円の増加となっております。
 次に、資本の部でございます。四二ページをお開き願います。
 下から二行目の資本合計でございますが、平成十五年度末では二兆二千六百三十一億九千六百八十五万余円であり、前年度と比較いたしまして六十億五千五百九十一万余円増加しております。
 なお、増減内容等につきましては、説明欄に記載してございますので、ご参照願いたいと思います。
 引き続き、東京都工業用水道事業会計決算説明資料に基づきまして、決算の概要についてご説明申し上げます。
 一ページをお開き願いたいと思います。平成十五年度決算報告書でございます。
 まず、収益的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 工業用水道事業収益につきましては、予算額二十一億六千二百万円に対しまして、決算額は二十一億三千七百二十七万余円となっております。
 営業収益は、給水収益など営業活動に伴う収益を計上いたしております。
 営業外収益の主なものといたしましては、土地物件収益及び一般会計補助金でございます。
 特別利益は、施設撤去に係ります補てん金でございます。
 二ページをお開き願います。支出の部でございます。
 工業用水道経営費につきましては、予算額二十一億六千二百万円に対しまして、決算額は二十億五千十三万余円となっております。
 営業費用のうちの主なものは、取水から使用者へ給水するまでの施設の維持管理費と、固定資産の減価償却費でございます。
 営業外費用の主なものは、支払い利息及び企業債取扱諸費でございます。
 なお、下の欄外に収支差引額を表示してございます。ご参照願います。
 三ページをお開き願います。資本的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 資本的収入につきましては、予算額十一億五千七百万円に対しまして、決算額は八億五千三百二十三万余円となっております。
 主なものは国庫補助金及び一般会計出資金でございます。
 四ページをお開き願います。支出の部でございます。
 資本的支出につきましては、前年度からの繰越額を含めまして、予算額二十五億八千百万円に対しまして、決算額は二十一億六千四百三十四万余円となっております。
 建設改良費は、浄水及び配水施設の設備改良などに伴う支出でございます。
 企業債償還金は、建設事業の財源として借り入れた企業債の償還金でございます。
 国庫補助金返還金は、財産処分に伴う国庫補助金の返還金でございます。
 なお、下の欄外に資本的収支の差し引き及び補てん財源を記載しております。
 3の資本的収支における差引不足額は、括弧書きの消費税及び地方消費税相当額控除後の金額で七億十五万余円となり、減価償却費などの損益勘定留保資金等で補てんいたしました。
 次の五ページから一八ページにかけましては、ただいまご説明いたしました決算報告書を各科目ごとに内容を説明したものでございます。ご参照いただきたいと存じます。
 恐縮ですが、一九ページをお開き願います。一九ページから二〇ページにわたりまして、損益計算書を記載してございます。
 経営成績を明らかにするため、当年度に得たすべての収益とこれに対応するすべての費用を消費税及び地方消費税抜きの金額で記載したものでございます。
 二〇ページをお開き願います。下から三行目にございますように、平成十五年度は純利益がゼロ円と、収支が均衡しております。
 二一ページをお開き願いたいと思います。二一ページから二二ページにわたりまして、剰余金計算書を記載してございます。
 利益剰余金の部の減債積立金につきましては、利益剰余金処分によりまして積み立てたものを企業債償還に充てたものでございます。中段にございます未処分利益剰余金につきましては、前年度未処分利益剰余金の三千二百七万余円を全額減債積立金に処分したことから、当年度未処分利益剰余金は、最下段にありますようにゼロ円となっております。
 次の二二ページに資本剰余金の部を表示してございます。ご参照いただきたいと存じます。
 二三ページをお開き願いたいと思います。剰余金処分計算書でございます。
 収益的収支が均衡しておりますので、当年度処分すべき剰余金はございません。
 次の二四ページから三〇ページにかけましては、貸借対照表を記載してございます。
 まず、資産の部でございます。二七ページをお開き願いたいと思います。
 中段の資産合計でございますが、平成十五年度末では三百六十八億四千三百三万余円でございます。前年度と比較いたしまして十八億四千八十六万余円増加しております。
 次に、負債の部でございます。二八ページをお開き願います。
 下段の負債合計でございますが、平成十五年度末では二十億五千八百三十三万余円であり、前年度と比較いたしまして十三億六千一万余円増加しております。
 次に、資本の部でございます。三〇ページをお開き願いたいと思います。
 下から二行目の資本合計でございますが、平成十五年度末では三百四十七億八千四百七十万余円でございまして、前年度と比較しまして四億八千八十四万余円増加しております。
 なお、増減内容等につきましては説明欄に記載してございますので、ご参照願いたいと思います。
 以上、簡単ではございますが、平成十五年度水道事業会計及び工業用水道事業会計決算の説明を終わらせていただきます。
 よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。

○前島委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○池田委員 最初に、水源、それから浄水施設などの整備事業の総事業費、これは十年ぐらい、とってほしいです。
 次に、水源開発にかかわる事業費について、特に八ッ場ダムの事業費、また東京都の負担金、この問題で既に支出した金額も含めて示してください。
 次に、高度処理施設の導入計画と実績、事業費としてどのぐらいかかってきているのか、これがわかるようにしてください。
 最後に、小河内ダムの水源能力と利用した状況、これを十年ぐらい、示してください。
 以上です。

○前島委員長 ほかにありませんか。--ただいま池田委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○前島委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求されました委員と調整の上、提出を願いたいと思います。
 以上をもちまして水道局関係を終わります。

○前島委員長 これより下水道局関係に入ります。
 初めに、理事者の欠席について申し上げます。
 中村建設部長は公務出張のため、本日の分科会に出席できない旨の申し出がありました。ご了承を願います。
 次に、下水道局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○二村下水道局長 下水道局長の二村保宏でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 ご審議をいただくに当たりまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 技監の北川知正でございます。流域下水道本部長の只腰憲久でございます。総務部長の今里伸一郎でございます。職員部長の石坂景二でございます。経理部長の野口孝でございます。業務部長の渡辺勉でございます。計画調整部長の佐伯謹吾でございます。施設管理部長の中里卓治でございます。流域下水道本部管理部長の三浦茂でございます。技術部長の伊東三夫でございます。参事、技術開発担当の桜井義紀でございます。また、本委員会との連絡を担当いたします参事、総務課長の阿部義博でございます。理財課長の西村球春でございます。会計課長の木暮一夫でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者あいさつ〕

○前島委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○前島委員長 これより決算の審査を行います。
 平成十五年度東京都下水道事業会計決算を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○野口経理部長 平成十五年度下水道事業会計決算の内容につきまして、お手元にお配りいたしました東京都下水道事業会計決算説明資料によりご説明申し上げます。
 恐れ入りますが、一ページをお開き願います。まず、収益的収入及び支出のうち、収入の部でございます。
 1の下水道事業収益は、区部下水道事業の経営により生じた事業収益を計上したもので、決算額はB欄にございますように、三千四百六十九億七千百余万円となっております。
 内訳の営業収益における主なものは、下水道料金と一般会計補助金でございます。一般会計補助金は、雨水処理経費等の行政的経費を一般会計から繰り入れたものでございます。
 営業外収益の主なものは、一般会計補助金でございます。これは、建設財源として発行した企業債に係る支払い利息のうち、雨水相当分等を一般会計から繰り入れたものでございます。
 次に、二ページをお開き願います。2の流域下水道事業収益は、流域下水道事業の経営により生じた事業収益を計上したもので、決算額は百八十一億五千三百余万円となっております。
 営業収益の主な内容は、まず、維持管理に要する経費に充てるため、関係市町が負担いたしました流域下水道管理費負担金収入でございます。
 その二行下の受託事業収益は、環境局から受託しました野火止用水等の清流復活事業に要する経費に充当するための収入でございます。
 また、営業外収益の主なものは一般会計補助金でございまして、これは建設財源として発行した企業債の支払い利息等を一般会計が負担するものでございます。
 以上の区部と流域の収益的収入を合計いたしますと、一番下の欄にございますように、予算額三千七百六十六億六千七百万円に対しまして、決算額は三千六百五十一億二千四百余万円となっております。
 次に、三ページをお開き願います。支出の部でございます。
 1の下水道管理費は、区部下水道施設の維持管理等に要した経費を計上したもので、決算額は三千百八十三億五千八百余万円となっております。
 このうち営業費用の主なものは、管渠費、ポンプ場費、処理場費などの維持管理費用と固定資産の減価償却費でございます。
 また、営業外費用の主なものは、企業債の支払い利息でございます。
 次に、四ページをお開き願います。2の流域下水道経営費でございますが、これは流域下水道施設の維持管理等に要した経費を計上したもので、決算額は百六十七億一千二百余万円となっております。
 このうち営業費用の主なものは、処理場管理費、受託事業費及び減価償却費等でございます。
 また、営業外費用の主なものは、企業債の支払い利息等でございます。
 以上の区部と流域の収益的支出を合計いたしますと、一番下の欄にございますように、予算額三千五百二十七億五千五百万円に対しまして、決算額は三千三百五十億七千百余万円となっております。
 なお、その下の欄外に記載してございますように、収益的収入合計と収益的支出合計の差引額は三百億五千三百余万円でございます。
 損益計算は消費税抜きで行うこととされておりますので、純利益は括弧書きでお示しした二百四十九億八千余万円となっております。
 次に、五ページをお開き願います。資本的収入及び支出でございます。
 1の下水道事業資本的収入は、区部下水道の建設改良事業等に充当する収入を計上したもので、決算額はB欄の二千五百五十四億九千九百余万円となっております。
 その主なものは、企業債、一般会計出資金及び国庫補助金でございます。
 次に、六ページをお開き願います。2の流域下水道事業資本的収入の主なものは、企業債、一般会計出資金、国庫補助金及び市町村負担金収入等でございます。決算額は百五十八億六千余万円となっております。
 以上の区部と流域の資本的収入を合計いたしますと、一番下の欄にございますように、予算額二千八百五億五千四百万円に対しまして、決算額は二千七百十三億六千余万円となっております。
 次に、七ページをお開き願います。資本的支出の部に移らせていただきます。
 1の下水道事業資本的支出は、区部下水道の建設改良事業費等を計上したもので、決算額は四千三百三億四千六百余万円となっております。
 内訳の下水道建設改良費は、施設整備に要した工事費等を計上したもので、その下の欄の企業債償還金は、建設改良事業に充当いたしました企業債の償還金を計上したものでございます。
 次に、八ページをお開き願います。2の流域下水道事業資本的支出は、流域下水道の建設改良事業費等を計上したもので、決算額は二百二十億六千三百余万円となっております。
 区部と流域の資本的支出の合計は、一番下の欄にございますように、予算額四千六百九十二億一千七百余万円に対しまして、決算額は四千五百二十四億九百余万円となっております。
 なお、その下の欄外には、資本的収支の差し引き及び差引資金不足額をお示ししてございます。差引資金不足額一千八百九十億六千五百余万円は、括弧書きにございますように、前年度からの繰越工事資金及び減価償却費などの損益勘定留保資金等をもって補てんいたしました。
 次の九ページから二一ページまでは、ただいまご説明いたしました収入、支出の明細でございますので、後ほどご参照いただきたいと存じます。
 恐れ入りますが、二二ページをお開き願います。剰余金計算書に進ませていただきます。
 まず、利益剰余金の部でございます。
 ローマ数字のⅠからⅢは、減債積立金を初めとする各種積立金の増減を表示したものでございます。平成十五年度における取り崩し等による増減額を金額欄の中央に表示し、年度末の残高をその右側に表示したものでございます。二重線で表示してあります三十二億三千百余万円が、平成十五年度末の積立金の合計となっております。
 次のローマ数字のⅣは、未処分利益剰余金でございます。当年度、すなわち平成十五年度末の未処分利益剰余金は、金額欄下から三行目の前年度からの繰越利益剰余金年度末残高七十二億八百余万円に、その下の当年度純利益二百四十九億八千余万円を加えまして、一番下の行にございますように三百二十一億八千九百余万円となっております。
 次に、二三ページをお開き願います。資本剰余金の部の増減額を、国庫補助金など各事項ごとに表示したものでございます。ご参照いただきたいと存じます。
 次に、二四ページをお開き願います。剰余金処分計算書でございます。
 先ほどご説明いたしました、Iの当年度未処分利益剰余金三百二十一億八千九百余万円のうちから、二百十二億七千七百余万円を減債積立金として処分したもので、残りの百九億一千百余万円が翌年度、すなわち平成十六年度への繰越利益剰余金となっております。
 なお、次の二五ページ以降は、これまでご説明いたしました内容を貸借対照表にまとめたものでございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 以上で、簡単でございますが、平成十五年度下水道事業会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。

○前島委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○池田委員 四点ばかりお願いします。
 最初に、浸水対策の計画と実績。そして、近年の水害被害の状況もあわせて示してください。
 次に、汐留、品川など巨大ビル群建設が進んで、また大型開発などがやられているわけです。それで、下水道施設への影響、負荷について、管渠だとかポンプ所だとか処理場などへの負荷がどういうふうになっているのか、これがわかるものを示してください。
 三つ目に、雨水流出抑制施設の設置状況。公共施設だとか民間施設があるわけですが、この現状と今後の取り組み、これを示してください。
 最後に、区部下水道改良事業の総事業費、これを管渠、ポンプ、処理場などについて、十年ぐらいの経年的なやつで示してください。
 以上です。

○前島委員長 ほかにございませんか。--ただいま池田委員から資料要求がございましたが、これを分科会の資料要求にすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○前島委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求されました委員と調整の上、提出を願います。
 以上をもちまして下水道局関係を終わります。

○前島委員長 これより病院経営本部関係に入ります。
 初めに、病院経営本部長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○押元病院経営本部長 病院経営本部長の押元洋でございます。よろしくお願い申し上げます。
 ご審議をいただくに当たりまして、私から当本部の幹部職員を紹介させていただきます。
 経営企画部長の奧田匠でございます。サービス推進部長の徳毛宰でございます。経営戦略・再編整備担当参事の織戸正義でございます。当委員会との連絡に当たらせていただきます総務課長の和賀井克夫でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者あいさつ〕

○前島委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○前島委員長 これより決算の審査を行います。
 平成十五年度東京都病院会計決算を議題といたします。
 本件につきまして理事者の説明を求めます。

○奥田経営企画部長 平成十五年度東京都病院会計の決算内容につきましてご説明いたします。
 お手元にお配りしてございます資料は、平成十五年度東京都病院会計決算書、平成十五年度東京都病院会計決算審査意見書、平成十五年度東京都病院会計決算説明資料の三点でございます。
 病院会計決算書は、法令に定められております決算書でございます。病院会計決算審査意見書は、法令に基づき決算に対しまして監査委員からいただきました審査意見書でございます。病院会計決算説明資料は、病院会計決算の内容を詳しくご説明するために作成いたしました資料でございますが、以下、説明資料によりましてご説明申し上げます。
 まず、目次の次の一ページ目をお開き願います。1、平成十五年度東京都病院事業決算報告書でございます。これは、予算現額と消費税込みの決算額を対比したものでございます。
 まず、(1)、収益的収入及び支出でございますが、これは、病院の運営に関する収支の状況をあらわしてございます。
 表の上段、病院事業収益は、予算現額一千五百七十一億三千百万円、決算額一千四百九十九億五千四十一万余円で、執行率九五・四%となっております。
 次に、表の中ほどの病院事業費用でございますが、予算現額一千五百七十一億三千百万円、決算額一千五百八億二千四百六十六万余円で、執行率九六・〇%となっております。
 二ページ目をお開き願います。(2)、資本的収入及び支出でございますが、これは、施設と設備の整備に要する経費の経理状況をあらわしてございます。
 表の上段、資本的収入は、予算現額五十一億九千五百四十五万余円、決算額四十一億七千九万余円で、執行率八〇・三%となっております。
 次に、表の中ほどの資本的支出でございますが、予算現額百七十億一千二百万円、決算額百四十七億四千八百三十九万余円で、執行率八六・七%となっております。
 なお、欄外の(注1)にございますように、資本的収入額が資本的支出額に不足する百五億七千八百二十九万余円は、損益勘定留保資金等で補てんをいたしました。
 三ページをごらん願います。2、平成十五年度東京都病院事業損益計算書でございます。損益計算書は、事業活動の実態を見るという趣旨から、消費税抜きで表示しております。表の上段が収益、中ほどから下が費用でございます。
 ページ下の小さな表、一段目の純損益欄をごらんください。平成十五年度決算では、八億九千八百五十四万余円の純損失を計上する結果となりました。これは当初、旧母子保健院の敷地すべてを売却する予定でしたが、一部につきまして翌年度の売却予定となったため、特別利益が予定よりも減少したことなどによるものでございます。
 同じく小さな表の一番下、一般会計繰入金を除きました自己収支比率でございますが、七二・一%となっております。各病院の経営努力の結果、前年度の七〇・二%に比較いたしまして、一・九ポイントと大幅に向上いたしました。
 次に、四ページをお開き願います。3、平成十五年度東京都病院事業決算説明書でございます。この四ページから七ページにかけましては、ただいま総括的にごらんいただきました病院事業収益及び病院事業費用の科目別、病院別内訳を記載してございますので、後ほどご参照いただきたいと存じます。
 次に、八ページをお開き願います。(3)、収益的収入及び支出でございますが、この八ページから三四ページまでは、収入と支出の科目ごとに、平成十四年度決算額との対比を行っております。
 初めに、八ページのア、収益的収入でございますが、表の上段の医業収益の決算額は千百七十一億五千三十八万余円でございまして、前年度と比較いたしまして百六十七億六千七百六万余円の増となっております。
 その内訳といたしまして、次の行にございます入院収益では、前年度に比較いたしまして十八億九千二百四十二万余円の増となっております。これは松沢病院において、長期入院患者の社会復帰への取り組みなどにより患者数が減少したものの、広尾病院等で患者数が増加したこと、各病院で入院期間の適正化を促進し、新たな入院患者を受け入れたことなどにより、収益増となったものでございます。
 下の表に、病院別に入院の延べ患者数、金額及び患者一人当たりの単価を、それぞれ前年度と比較いたしまして記載しておりますので、ご参照いただきたいと存じます。
 次に、一〇ページをお開き願います。外来収益でございますが、前年度に比較いたしまして二億四千四百六十九万余円の減となっております。これは府中病院で患者数が減少したこと、また、外来処方の長期投与などによりまして再来患者の通院回数が減少したことなどが影響したものでございます。下の表に、病院別に外来の延べ患者数、金額及び患者一人当たりの単価を、それぞれ前年度と比較いたしまして記載しておりますので、ご参照いただきたいと存じます。
 次に、一二ページをお開き願います。一般会計負担金でございます。これは平成十四年度決算まで、医業外収益の一般会計補助金として一括経理していたものを、平成十五年度から、負担と補助との区分を明確にする観点から、経理区分を見直し、救急医療経費や精神病院運営経費などにつきまして、新たに医業収益の中に区分して経理することとしたものでございます。決算額は、百四十八億四千二百六十六万余円でございます。
 本目の新設によりまして、医業収益で、前年度と比較して大幅な増となっているところでございます。
 次に、一六ページをお開き願います。表の上段の医業外収益でございますが、決算額は三百十二億三千七百四十七万余円でございまして、前年度に比較して百六十八億二千七十七万余円の減となっております。減収の主な理由でございますが、先ほどご説明いたしましたように、一般会計補助金の一部につきまして、医業収益の一般会計負担金として経理区分を変更したことなどによるものでございます。
 次に、二二ページをお開き願います。特別利益でございますが、決算額は十四億一千九百九十七万余円でございます。これは、梅ケ丘病院の敷地の一部を世田谷区子ども初期救急診療所用地として、また旧母子保健院の跡地の一部を公園用地として、それぞれ世田谷区に売却したほか、遊休地であった旧荒川女子寮跡地などを売却した固定資産売却益でございます。
 次に、二三ページをごらん願います。イ、収益的支出でございます。
 まず、医業費用の決算額でございます。表の上段にございますように、一千四百十九億一千四十四万余円でございまして、前年度に比較して十一億八千九百一万余円の減となっております。
 その内訳といたしまして、次の行の給与費でございますが、前年度と比較して十四億四千五百七十二万余円の減となっております。これは主に、母子保健院の廃止による減及び給与改定に伴う減等によるものでございます。
 次に、二五ページをお開き願います。材料費でございますが、これは診療に必要な薬品や患者給食の賄い材料などでございまして、前年度に比較して一億三千三万余円の減となっております。これは、薬品等の効率的な購入に努めた結果などが反映し、減となったものでございます。
 次に、二六ページをお開き願います。経費でございますが、これは病院の運営に要する光熱水費や委託料、賃借料などでございまして、前年度に比較して六億八千二十八万余円の増となっております。これは、経費の節減に努めた結果、光熱水費や委託料が減少したものの、建物維持補修や医療機器修理の増などによりまして、修繕料が増加したことなどによるものでございます。
 次に、三一ページをお開き願います。医業外費用でございますが、決算額は、表の上段にございますように七十七億九千九百六十七万余円で、その主なものは、企業債に係る利息及び消費税に係る繰り延べ勘定償却などでございます。
 次に、三四ページをお開き願います。特別損失でございますが、決算額は九億九千六百二十五万余円でございまして、その主なものは、旧母子保健院の建物の撤去及び除却に伴う費用でございます。
 次に、三五ページをごらん願います。(4)、資本的収入及び支出でございますが、この三五ページから四七ページまでは、工事の有無等により、年度によって金額が大きく変わりますことから、予算現額と決算額との対比を行っております。
 三五ページ、上のア、資本的収入の決算額は、表の上段にございますように四十一億七千九万余円でございます。資本的収入の主なものは、企業債による収入でございまして、これは病院建設及び医療器械の整備に充当したものでございます。
 次に、三六ページをお開き願います。イ、資本的支出でございます。決算額は、表の上段にございますように百四十七億四千八百三十九万余円でございます。この内訳といたしましては、まず工事費でございますが、決算額は二十一億一千九百七十八万余円でございます。
 主な工事内容といたしまして、下の表の上段にございます広尾病院の救急・災害医療センターの整備でございます。老朽化いたしました看護職務住宅の改築にあわせまして、災害対策用の備蓄倉庫や研修施設、さらに臨時病室を整備いたしました。
 また、次のページの中ほどにございますように、駒込病院では、IT化推進として新病院情報システムの配線工事などを行ったところでございます。
 次に、四一ページをお開き願います。器械及び備品購入費でございますが、決算額は三十三億九千五十九万余円でございます。広尾病院以下、各病院別に、品名、数量、単価及び金額を四五ページまで記載してございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 次に、四六ページをお開き願います。建設改良諸費でございますが、決算額は十四億三千四百七十九万余円でございます。これは、工事に伴います設計委託料等に要する経費などでございます。
 次に、四七ページをお開き願います。企業債償還金でございます。決算額は七十八億三百二十一万余円でございます。これは、病院建設等に当たりまして発行いたしました企業債元金の償還に要した経費でございます。
 次に、四八ページをお開き願います。この四八ぺージから四九ページにかけましては、4、平成十五年度東京都病院事業剰余金計算書でございます。事項ごとに増減額を表示してございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 次に、五〇ページをお開き願います。5、平成十五年度東京都病院事業欠損金処理計算書でございます。当年度未処理欠損金三十九億二千四百六十八万余円につきましては、全額を翌年度に繰り越しいたします。
 次の五一ページから五四ページにかけましては、6、平成十五年度東京都病院事業貸借対照表でございます。それぞれの事項ごとに増減説明を記載してございますので、後ほどご参照いただきたいと存じます。
 以上で平成十五年度東京都病院会計決算の説明を終わらせていただきます。ご審議のほど、よろしくお願い申し上げます。

○前島委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○かち委員 五点ほどお願いします。
 まず、病院会計における一般会計繰入金のうち、施設整備関連経費の推移、五年分です。
 それから、病院会計における病院ごとの繰入金のうち、施設整備費以外の推移、五年分。
 三番目が、病院別平均在院日数、病床利用率、入院、外来の患者数の実績率の推移、五年分。
 都立病院における初診患者の紹介率。救急患者と紹介状持参それぞれ分けて、この推移、五年分をお願いします。
 それから、都内の病院における特別入院室料の利用料金の状況のわかるもの。十年前と現在と比較できるようにお願いいたします。
 以上です。

○近藤委員 府中病院に導入された電子カルテの導入の総括ができるような資料。
 それと、事業手法としてのPFIの導入の検討の状況がわかるような資料。
 それと、先ほどいただいた東京都病院会計決算の概要の四ページにありますように、平成十四年度に比べて大幅に純損失が改善されたということで、その内容なんですけれども、損益計算書を見れば勘定科目のプラス、マイナスは理解できますので、例えば、給与費が十四億からマイナスになっている、このマイナスになっている内容を、それぞれ勘定科目ごとに、その理由がわかるような形で出していただきたいということをお願いします。
 それと、病院の自己収支比率ですけれども、大体同程度の病院との--都立病院と他の病院との比較ができるような、つまり他の同程度規模の病院の自己収支比率について明らかにしてください。

○前島委員長 ほかにございませんか。--ただいま、かち副委員長、近藤委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○前島委員長 異議なしと認めます。理事者におきましては、要求されました委員と調整の上、提出を願います。
 以上をもちまして病院経営本部関係を終わります。

○前島委員長 これより都市整備局関係に入ります。
 初めに、理事者の欠席について申し上げます。
 水流住宅政策担当部長は、公務出張のため、本日の分科会に出席できない旨の申し出がありました。ご了承願います。
 次に、都市整備局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○梶山都市整備局長 都市整備局長の梶山修でございます。
 前島委員長初め委員の皆様方には、当局の事務事業につきまして日ごろからご指導、ご鞭撻を賜り、まことにありがとうございます。都市整備局といたしましては、今後とも事務事業の適切かつ円滑な運営を図るとともに、安全で快適な住みよいまちづくりを進めるために、一層の努力をいたす所存でございます。よろしくお願い申し上げます。
 それでは、お手元の理事者名簿に従いまして当局の幹部職員を紹介いたします。
 次長の中路有一でございます。技監の小林崇男でございます。技監の杉浦浩でございます。総務部長の村松満でございます。都市づくり政策部長の森下尚治でございます。住宅政策推進部長の安藤明でございます。都市基盤部長の成田隆一でございます。市街地整備部長の石井恒利でございます。市街地建築部長の野本孝三でございます。都営住宅経営部長の小林計代でございます。連絡調整担当部長の加藤英夫でございます。外かく環状道路担当部長の道家孝行でございます。多摩ニュータウン事業担当部長の酒井洋一でございます。都市づくり調整担当参事の飯尾豊でございます。開発プロジェクト推進担当参事の金子敏夫でございます。区市町村調整担当参事の中沢弘行でございます。民間住宅施策推進担当参事の山室善博でございます。航空政策担当参事の小山隆でございます。民間開発担当参事の渡辺滋でございます。調整担当参事の今井光でございます。都市景観担当参事の安井順一でございます。経営改革担当参事の石井一夫でございます。再編整備推進担当参事の庄司静夫でございます。営繕担当参事の松村進でございます。当委員会との連絡に当たらせていただきます総務課長の浅川英夫でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
   〔理事者あいさつ〕

○前島委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○前島委員長 これより決算の審査を行います。
 平成十五年度東京都都市再開発事業会計決算を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○村松総務部長 平成十五年度東京都都市再開発事業会計決算につきましてご説明申し上げます。
 お手元に配布してございます東京都都市再開発事業会計決算説明資料、A4横の上とじの資料をごらんいただきたいと存じます。
 まず、一ページから四ページまでは、先ほど開かれました委員会で、局長からご説明申し上げました決算の総括でございますので、省略をさせていただきます。
 恐れ入りますが、七ページをお開き願います。平成十五年度東京都都市再開発事業会計決算報告書でございます。
 まず、(1)、収益的収入及び支出のうちの収入でございます。収入は、営業外収益の一項目のみでございます。この内容は、預金利息及び土地建物の賃貸料収入などでございます。予算現額九千二百万円余に対しまして、決算額六千六百万円余で、収入率は七一・九%でございます。
 八ページをお開き願います。上のページでございます。
 支出でございます。支出も、営業外費用の一項目のみでございます。この内容は、国費充当により購入した土地の目的外使用に係る国庫への返納金でございます。予算現額四千五百万円に対しまして、決算額二千百万円余で、執行率は四八・六%でございます。
 九ページをごらんいただきたいと存じます。(2)の資本的収入及び支出のうちの収入でございます。
 第一項の企業債は、市街地再開発事業に充当するために発行した企業債による収入でございます。
 第二項の一般会計負担金は、公共施設の建設などの費用に充てるため、一般会計から繰り入れるものでございます。
 第三項の長期借入金は、企業債の発行差金を補充するための一般会計からの借入金でございます。
 第四項の雑収入は、下水道工事負担金を収入したものでございます。
 以上、資本的収入を合計いたしますと、予算現額二百六十五億四千三百万円に対しまして、決算額二百五億八千百万円余で、収入率は七七・五%でございます。
 一〇ページをお願いいたします。支出でございます。
 第一項の都市再開発事業費は、北新宿地区及び環状第二号線新橋・虎ノ門地区における市街地再開発事業に係る職員の人件費、用地費、施設建築物工事費及び公共施設工事費などを支出したものでございます。
 第二項の建設利息は、市街地再開発事業に係る企業債の支払い利息などでございます。
 以上、資本的支出を合計いたしますと、予算現額二百八十七億六千九百万円余に対しまして、決算額百五十四億九千六百万円余、翌年度繰越額七十三億一千百万円余で、執行率は五三・九%でございます。
 次に、一一ページから二四ページにかけましては、これまでにご説明申し上げました決算報告書の内容を各目ごとにご説明を加え、まとめたものでございます。
 また、二五ページ以降につきましては、損益計算書、剰余金計算書、剰余金処分計算書及び貸借対照表でございます。
 甚だ簡単ですけれども、以上をもちまして、平成十五年度東京都都市再開発事業会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○前島委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○前島委員長 それでは、特に資料要求はなしと確認をさせていただきたいと思います。よろしいですか。--以上をもちまして都市整備局関係を終わります。
 これをもちまして本日の分科会を閉会いたします。
   午後三時九分散会

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