公営企業会計決算特別委員会第一分科会速記録第一号

平成十五年十月十日(金曜日)
第一委員会室
   午後二時十五分開議
 出席委員 十一名
委員長矢島 千秋君
副委員長秋田 一郎君
副委員長山下 太郎君
副委員長石川 芳昭君
かち佳代子君
大西由紀子君
高島なおき君
大塚 隆朗君
吉野 利明君
東ひろたか君
小山 敏雄君

 欠席委員 なし

 出席説明員
交通局局長松尾  均君
次長谷川 健次君
総務部長木村 純一君
経営企画室長齊藤 春雄君
職員部長坂上 信雄君
電車部長市川 英治君
自動車部長鷲田 能敬君
車両電気部長関口 貞夫君
建設工務部長北川 知正君
会計契約担当部長帯刀  宏君
バス路線再編成・事業活性化担当部長遠藤 秀和君
参事斎藤  信君
参事荒井 哲夫君
参事古川 俊明君
中央卸売市場市場長森澤 正範君
管理部長石川 俊一君
事業部長高津 満好君
調整担当部長岸  信子君
新市場建設担当部長井戸 秀寿君
参事上田 良治君
参事松村  進君
港湾局局長成田  浩君
技監高野 一男君
総務部長浅倉 義信君
参事岡田  至君
港湾経営部長片岡 貞行君
参事新田 洋平君
臨海開発部長高松  巖君
開発調整担当部長萩原 豊吉君
営業担当部長金子  優君
港湾整備部長樋口 和行君
計画調整担当部長松井  創君
参事安藤 哲士君
離島港湾部長原田 龍次君
参事松本 義憲君

本日の会議に付した事件
平成十四年度東京都公営企業各会計決算の認定について
  交通局関係
  ・平成十四年度東京都交通事業会計決算(説明)
  ・平成十四年度東京都高速電車事業会計決算(説明)
  ・平成十四年度東京都電気事業会計決算(説明)
  中央卸売市場関係
  ・平成十四年度東京都中央卸売市場会計決算(説明)
  港湾局関係
  ・平成十四年度東京都臨海地域開発事業会計決算(説明)
  ・平成十四年度東京都港湾事業会計決算(説明)

○矢島委員長 ただいまから平成十四年度公営企業会計決算特別委員会第一分科会を開会いたします。
 このたび第一分科会委員長に選任いただきました矢島でございます。
 最初の分科会ですので、一言ごあいさつを申し上げます。
 決算機能の重要さが叫ばれておりますけれども、その実を上げるように、可能な限りの審議と、そして限られた時間の中の効率的運営を、各委員さん方のお力をいただきながら公平に進めてまいりたいと思いますので、よろしくご協力をお願いいたします。
 それでは、さきの委員会で決定いたしました実施要領及び審査日程に従いまして、本日から分科会の審査を進めてまいります。
 初めに、分科会の議席につきまして申し上げます。
 議席は、先ほどの打合会で、ただいまご着席のとおりとすることを申し合わせましたので、ご了承をお願いいたします。
 次に、本分科会の担当書記を紹介いたします。
 議事課担当書記は、野口博喜君です。寺崎友子さんです。
 議事部議案調査担当書記は、福寿陽子さんです。
 よろしくお願いをいたします。
   〔書記あいさつ〕

○矢島委員長 本日は、交通局、中央卸売市場及び港湾局関係の決算の審査を行います。
 なお、本日は、説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は後日の分科会で行いたいと思います。ご了承をお願いいたします。
 これより交通局関係に入ります。
 初めに、交通局長から、あいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○松尾交通局長 第一分科会最初のご審議をいただく交通局でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 本日出席の当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 次長の谷川健次でございます。総務部長の木村純一でございます。経営企画室長の齊藤春雄でございます。職員部長の坂上信雄でございます。電車部長の市川英治でございます。自動車部長の鷲田能敬でございます。車両電気部長の関口貞夫でございます。建設工務部長の北川知正でございます。会計契約担当部長の帯刀宏でございます。バス路線再編成・事業活性化担当部長の遠藤秀和でございます。参事で関連事業担当の斎藤信でございます。参事で安全管理担当の荒井哲夫でございます。参事で技術管理担当の古川俊明でございます。続きまして、当委員会の連絡に当たります総務課長の野澤美博でございます。同じく財務課長の塩見清仁でございます。
 よろしくお願い申し上げます。
   〔理事者あいさつ〕

○矢島委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○矢島委員長 これより決算の審査を行います。
 平成十四年度東京都交通事業会計決算、平成十四年度東京都高速電車事業会計決算及び平成十四年度東京都電気事業会計決算を一括して議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○木村総務部長 それでは、平成十四年度の決算につきまして、お手元に配布させていただいております平成十四年度決算説明資料によりましてご説明申し上げます。
 一ページをお開きいただきたいと存じます。
 交通局の平成十四年度決算総括表でございます。大きく分けまして、収益的収支と資本的収支とがございます。
 まず、上段の収益的収支につきまして、交通局所管の三会計の合計で申し上げます。右端の合計欄、上から九段目でございますが、収入総額一千七百四十二億一千七百万円に対しまして、支出総額は、その九段下にございますが、二千二十三億三千四百万円でございました。この結果、純損益は、その四段下にございますように、二百八十一億一千七百万円の赤字となりました。
 以上の収益的収支につきまして、各事業ごとに損益の状況を申し上げます。
 まず、一番左側の自動車事業でございますが、表の中ほど二重線の七段上にございますように、経常損益では三千五百万円の黒字となり、当年度の純損益でも、その二段下にございますように、四億八千三百万円の黒字となりました。
 次に、軌道事業でございますが、その右の欄にございますように、経常損益では二億一千六百万円の黒字となり、純損益も二億一千六百万円の黒字となりました。
 また、懸垂電車事業の純損益は、その右の欄にございますように、百万円の赤字となりました。
 以上、三事業を合計いたしました交通事業会計では、その右の欄にございますように、経常損益では二億五千万円の黒字となり、純損益でも六億九千八百万円の黒字となりました。
 次に、高速電車事業会計でございますが、その右の欄にございますように、経常損益では二百九十億五千百万円の赤字となり、当年度の純損益も、その二段下にございますように、二百八十九億八千五百万円の赤字となりました。
 その上の段にございますが、資金の状況を示す償却前損益では、二百三十六億一千万円の黒字となりました。
 次に、電気事業会計でございますが、さらにその右の欄にございますように、経常損益では一億七千万円の黒字となり、当年度の純損益も、その二段下にございますように、一億七千万円の黒字となりました。
 次に、資本的収支に移らせていただきます。これも三会計の合計で申し上げます。右端、合計欄の中ほどの二重線の下、七段目にございますように、収入総額一千七十一億七千二百万円で、支出総額は、そこから六段下にございますが、一千百八十六億五千八百万円となりました。収支差し引きでは、その下の段にございますように、百十四億八千六百万円の資金不足となりました。この不足額を、その五段下にございますが、損益勘定留保資金など二百六十五億二千八百万円により補てんいたしまして、その下の段にございますように、当年度は百五十億四千二百万円の資金残となりました。
 以上の結果、全事業合計における当年度末の累積資金残は、右端一番下の段にございますように、二百九十一億二千三百万円となりました。
 なお、次のページは、消費税、地方消費税込みの決算総括表でございます。
 詳細な内容につきましては、三ページから六ページに決算総表がございますので、後ほどお読み取りいただきたいと存じます。
 続きまして、各会計ごとに予算に対する決算の内容をご説明申し上げます。
 なお、予算決算対比につきましては、予算が消費税及び地方消費税込みでございますので、決算も同様とさせていただいておりますので、ご了承いただきたいと思います。
 八ページをお開きいただきたいと存じます。青い紙の次のページでございます。
 平成十四年度の交通事業決算報告書でございます。自動車、軌道、懸垂電車の各事業ごとに、予算額、決算額、前年度決算額及びそれぞれの比較を記載してございます。
 まず、自動車運送事業収益の営業収益でございます。予算額四百二十三億五千四百万円に対しまして決算額は三百九十八億八千万余円となりました。この大宗を占めておりますのは乗車料収入でございまして、そのほかに広告料収入などがございます。
 営業外収益は、予算額六十二億三千二百万円に対しまして決算額は五十八億三千六百万余円となりました。主なものは、受取利息及び配当金、一般会計補助金などでございます。
 特別利益は、予算には計上しておりませんでしたが、決算額は四億九千四百万余円で、固定資産売却益でございます。
 次に、軌道事業収益の営業収益でございます。予算額二十九億一千五百万円に対しまして決算額は二十七億八千八百万余円となりました。この大宗は乗車料収入でございます。
 営業外収益は、予算額十億二千四百万円に対して、決算額は四億一千九百万余円となりました。主なものは、受託工事収入、一般会計補助金などでございます。
 次に、懸垂電車事業収益でございます。予算額一億四千二百万円に対しまして決算額は一億一千二百万余円でございます。
 以上、三事業を合計いたしました交通事業会計収益的収入の合計が、一番下の欄にございますが、予算額五百二十六億六千七百万円に対しまして、決算額は四百九十五億三千二百万余円で、予算に対する比率は九四・〇%、前年度決算額との比率は九四・五%となりました。
 続きまして、支出でございますが、次の九ページをお開きいただきたいと存じます。
 まず、自動車運送事業費の営業費用でございます。予算額四百八十四億六千五百万円に対しまして決算額は四百三十三億六千八百万余円で、人件費、物件費、減価償却費でございます。
 営業外費用は、予算額二十四億四千六百万円に対しまして決算額は二十一億二千四百万余円で、主なものは支払い利息などでございます。
 特別損失は、予算額七千五百万円に対しまして決算額は四千四百万余円で、固定資産売却損でございます。
 次に、軌道事業費の営業費用でございます。予算額二十九億五千五百万円に対しまして決算額は二十四億八千七百万余円となりました。
 営業外費用は、予算額九億八千三百万円に対しまして決算額四億九千万余円で、主なものは受託工事費などでございます。
 次に、懸垂電車事業費の営業費用でございます。予算額一億三千六百万円に対しまして決算額は一億九百万余円となりました。
 営業外費用は、予算額六百万円に対しまして決算額三百万余円で、消費税及び地方消費税の納付金でございます。
 以上、三事業を合計いたしました交通事業会計収益的支出の合計が、下から二段目にございますが、予算額五百五十億六千六百万円に対しまして決算額四百八十六億二千八百万余円で、執行率は八八・三%、前年度決算額との比率は九六・四%となりました。
 続きまして、資本的収入及び支出でございます。次の一〇ページをお開きいただきたいと存じます。
 資本的収入は、自動車運送事業だけでございますが、予算額三十四億二百万円に対しまして決算額は三十四億八千八百万余円となりました。主なものは、企業債、一般会計補助金、財産収入などでございます。
 交通事業会計資本的収入の予算に対する決算の比率は一〇二・五%となりました。
 続きまして、資本的支出でございますが、次の一一ページをお開きいただきたいと存じます。
 まず、自動車運送事業資本的支出でございます。予算額八十五億六千七百万円に対しまして決算額は七十四億五千八百万余円で、建設改良費及び企業債償還金でございます。
 次に、軌道事業資本的支出は、予算額五億五千二百万円に対しまして決算額は三億八百万余円で、建設改良費でございます。
 以上、合計いたしました交通事業会計資本的支出は、予算額九十一億一千九百万円に対しまして決算額は七十七億六千六百万余円、執行率は八五・二%となりました。
 交通事業会計の決算につきまして、その概要をご説明申し上げましたが、詳細な内容につきましては、次の一二ページから三七ページに科目ごとに説明を付してございます。また、三八ページから交通事業剰余金計算書でございますので、後ほどお読み取りいただきたいと存じます。
 次に、欠損金の処理につきまして、交通事業欠損金処理計算書(案)に基づきご説明申し上げます。
 四〇ページをお開きいただきたいと存じます。
 交通事業の当年度の未処理欠損金は、六十六億一千五百万余円となっております。これにつきまして、資本剰余金から特定自動車車両購入費負担金二千七百万余円を取り崩して処理を行いまして、残余の六十五億八千七百万余円を翌年度に繰り越すことといたしたいと存じます。
 次の四一ページから四七ページまでは、交通事業貸借対照表の前年度比較でございますので、後ほどお読み取りいただきたいと存じます。
 次に、高速電車事業会計に移らせていただきます。
 四九ページをお開きいただきたいと存じます。青い紙の次のページでございます。
 収益的収入及び支出のうち、収入についてご説明申し上げます。
 まず、高速電車事業収益の営業収益でございます。予算額一千百九十三億一千三百万円に対しまして決算額は一千百六十九億八千七百万余円となりました。この大宗を占めておりますのは乗車料収入でございまして、そのほかに広告料収入などがございます。
 営業外収益は、予算額百九十五億五千三百万円に対しまして決算額は百三十八億一千百万余円となりました。主なものは、国及び一般会計からの補助金、雑収益などでございます。
 特別利益は、予算には計上しておりませんでしたが、決算額は六千九百万余円で、固定資産売却益でございます。
 以上を合計いたしましたのが、一番上の段、高速電車事業収益でございますが、予算額一千三百八十八億六千六百万円に対しまして決算額は一千三百八億六千八百万余円で、予算に対する比率は九四・二%、前年度決算額との比率は一〇二・七%となりました。
 続きまして、支出でございますが、高速電車事業費の営業費用は、予算額一千三百四十八億三千九百万円に対しまして決算額は一千百九十二億八千八百万余円で、人件費、物件費、減価償却費でございます。
 営業外費用は、予算額四百八十九億二千三百万円に対しまして決算額は三百九十五億二千七百万余円で、主なものは支払い利息などでございます。
 以上を合計いたしましたのが、一番上の段、高速電車事業費でございますが、予算額一千八百三十七億六千二百万円に対しまして決算額は一千五百八十八億一千五百万余円で、執行率は八六・四%、前年度決算額との比率は九七・五%となりました。
 次に、資本的収入及び支出でございますが、次の五〇ページをお開きいただきたいと存じます。
 まず、高速電車事業資本的収入でございます。予算額一千百二十一億八千四百万円に対しまして決算額は一千三十七億一千七百万余円で、予算に対する比率は九二・五%となりました。この主なものは、企業債、一般会計出資金、地下鉄建設などに対する国及び一般会計からの補助金などでございます。
 次に、高速電車事業資本的支出でございますが、次の五一ページをお開きいただきたいと存じます。予算額欄の括弧内にございます前年度からの繰越額二十六億九千六百万余円を含めた予算額一千二百六十七億五千八百万余円に対して、決算額は一千百十九億九千万余円で、執行率は八八・三%となりました。この内容は、地下鉄建設などの建設改良費、企業債償還金及び投資でございます。
 以上、高速電車事業会計の決算につきまして、その概要を説明させていただきましたが、詳細な内容につきましては、次の五二ページから六九ページに記載してございます。また、七〇ページから高速電車事業剰余金計算書でございますので、後ほどお読み取りいただきたいと存じます。
 次に、欠損金の処理につきまして、高速電車事業欠損金処理計算書(案)に基づきご説明申し上げます。
 七二ページをお開き願います。
 高速電車事業の当年度の未処理欠損金は、四千五百六十三億六千二百万余円となっております。これにつきまして、資本剰余金から一般会計補助金八十八億五百万余円を取り崩して処理を行いまして、残余の四千四百七十五億五千六百万余円を翌年度に繰り越すことといたしたいと存じます。
 次の七三ページから八〇ページまでは、高速電車事業貸借対照表の前年度比較でございますので、後ほどお読み取りいただきたいと存じます。
 それでは、最後の電気事業会計に移らせていただきます。
 八二ページをお開き願います。青い紙の次のページでございます。
 まず、電気事業収益でございますが、予算額十億八千五百万円に対しまして決算額は十億八千万余円で、この主なものは、電力料収入、受取利息などでございます。予算に対する比率は九九・六%、前年度決算額との比率は九九・六%となっております。
 次に、電気事業費でございますが、予算額十億三千四百万円に対しまして決算額は九億四百万余円で、執行率は八七・五%、前年度決算額との比率は九九・〇%となりました。
 次に、資本的収入及び支出でございますが、次の八三ページをお開き願います。
 電気事業資本的支出でございますが、予算額一億九千六百万円に対しまして決算額は一億二千四百万余円で、執行率は六三・七%となりました。
 詳細な内容につきましては、次の八四ページから八九ページに記載してございます。また、九〇ページからは電気事業剰余金計算書でございますので、後ほどお読み取りいただきたいと存じます。
 次に、剰余金の処分につきまして、電気事業剰余金処分計算書(案)に基づきご説明申し上げます。
 九二ページをお開き願います。
 電気事業の当年度の未処分利益剰余金は、一億七千万余円となっております。これにつきまして、利益積立金に九百万円を、中小水力発電開発改良積立金に一億六千百万円をそれぞれ積み立て、残余の六十七万余円を翌年度に繰り越すことといたしたいと存じます。
 次の九三ページから九五ページまでは、電気事業貸借対照表の前年度比較でございますので、後ほどお読み取りいただきたいと存じます。
 以上、簡単ではございますが、平成十四年度の交通局関係の決算説明とさせていただきます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。

○矢島委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言を願います。

○東委員 では、幾つかお願いします。
 まず一つは、地下鉄の方のことなんですが、転落事故が結構あるということを聞いているんですけれども、どういう事故が起こっているのか。駅名と、それから、どういう対策を立てているか、この五年間ぐらいの経過でお願いします。
 二つ目は、地下鉄バリアフリー対策の推移、どういうふうにバリア対策をとってきたか。それから、エレベーター未設置がまだかなりあるんですが、その駅名と対策。
 次に、ことし一月でしたか、起こりましたが、韓国の大邱の地下鉄火災があったんですけれども、その地下鉄の火災対策。これは基準があるわけですよね。その基準と、その達成状況、それから未達成の駅名、これをお願いします。
 次は、十二号線、大江戸線ですね、乗客数の目標と達成状況、最近大分ふえてきたと聞いておりますけれども。
 それからもう一つ、この十二号線に対する一般会計からの繰入金の推移と、それから今後の計画。
 次に、バスのことなんですが、縮小、廃止されたバス路線の一覧表、できればこの十年ぐらい、お願いしたいと思います。足が後退しています。
 それからもう一つ、ちょっと残したんですが、大江戸線の全事業費と、これまでもう既に執行した額がどれぐらいになるのか。そして、これはさっきいいましたが、一般会計からの繰出金ですね。それからまた、今後の事業計画、この大江戸線についてあったら。
 以上、ちょっと多くなりましたけれども、よろしくお願いします。

○高島委員 何点かお願いしたいんですけれども、今、東委員からお話があった、そこの追加といっては失礼なんですけれども、事故とかありますよね、信号の事故とか何かありまして地下鉄がおくれるということ、ダイヤが乱れるという言葉を使うんでしょうか。その折には、例えば何分以上の場合はどうするとか、そういうマニュアルがあれば、対応ということ。事故とかそういうことではなくて、けがをしたとかそういうことではなくて、もう少し違った意味で、あくまで機械的な事故とかそういうものでダイヤが乱れたときに、どのようなマニュアルがあるのか、五分おくれればこうするとか、もしあればお知らせいただきたいと思っております。
 それから、ラッピングバスとか、地下鉄のラッピングもありましたし、車内広告もありましたし、それから都電もありましたし、事業主体がもろもろあると思うんですが、その過去五年間の広告収入の推移をお知らせいただきたいと思っております。
 もう一つは、交通局が持っていらっしゃる土地、資産ですね。例えばバスの営業所もございますし、それからあと、私が仄聞するところによりますと、大江戸線の工事に伴って、駅のそばで土地を持っていらっしゃるようなお話も聞いております。そういう資産の一覧表があれば、全部といってもなかなか難しいと思いますけれども、その中で、当然、現実にバスの営業所として使っているところもあるでしょうし、営業所の廃止に伴ってほかの利用をしているところもあるでしょう。それから、一等地や何かは、先ほど局長からお話ございましたように、いろいろと有効利用をなさっていらっしゃる。お貸ししているところもあるでしょう。それからまた、これから検討しているところもあると思うんですね。その辺のことは差をつけて、どの程度の面積を持っているのか。それから、雑収入ということなんでしょうか、営業外収入ということなんでしょうか、それの数字を出していただきたいと思っております。
 あともう一つ、先ほど全体の中でお話があったときの交通局長の決算の概要のご説明の二ページの下の方に、大江戸線のダイヤ改正やスピーディーな改札処理のできる乗車券云々とあるんですが、当然、朝夕のラッシュ時には、要するに増車をするということなんでしょうか、地下鉄ですね、混雑を緩和させるための方策をとっていると。ただし、朝夕のラッシュ時以外については、当然それなりの、八分間隔とか十分--十分ということはないのかな、そういう間隔でやっていらっしゃると思うんです。それの各路線の一覧表というんでしょうか、そんなに大げさに書かなくても結構でございますから、そのデータと、もし仮に、このことに伴って、始発から最終まで通常六分置きに出ていたとすると、幾らぐらいのコストがかかっているのか。人件費とかいろいろありますね。それが、このダイヤ改正に伴い--利用者の利便性を考えてということで、この文章をしたためているわけですから、それに伴ってのコストの増減、そこについてちょっと資料をいただきたいと思っています。
 以上です。

○矢島委員長 ほかにございますか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○矢島委員長 それでは、資料要求が東委員、高島委員からありました。これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○矢島委員長 異議なしと認めます。理事者においては、要求された委員と調整の上、提出願います。
 以上で交通局関係を終わります。

○矢島委員長 これより中央卸売市場関係に入ります。
 初めに、中央卸売市場長から、あいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○森澤中央卸売市場長 中央卸売市場長の森澤正範でございます。
 矢島委員長初め委員の皆様方には、日ごろから中央卸売市場の所管の事務事業につきましてご指導、ご鞭撻を賜り、厚く御礼を申し上げます。
 今後とも、当局の事業運営に全力で取り組んでまいる所存でございますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 引き続きまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 管理部長の石川俊一でございます。事業部長の高津満好でございます。調整担当部長の岸信子でございます。新市場建設担当部長の井戸秀寿でございます。参事で市場政策担当の上田良治でございます。参事で新市場建設技術担当の松村進でございます。当委員会との連絡に当たります参事で総務課長事務取扱の及川繁巳でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
   〔理事者あいさつ〕

○矢島委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○矢島委員長 これより決算の審査を行います。
 平成十四年度東京都中央卸売市場会計決算を議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○石川管理部長 それでは、平成十四年度東京都中央卸売市場会計決算の内容につきましてご説明申し上げます。
 お手元にお配りしてございます横長の決算説明資料に基づきましてご説明申し上げます。
 目次をお開き願いたいと存じます。内容は、1、平成十四年度東京都中央卸売市場事業決算報告書、2の決算説明書、3の剰余金計算書、4の欠損金処理計算書及び5の貸借対照表から成っております。
 なお、決算額は、予算現額と対比させるために、消費税を含んだ金額で表示してございます。
 一ページをお開き願います。まず、決算報告書でございます。ここに記載しましたのは、収益的収入及び支出の総括的な表でございます。これは市場の日常の業務運営に関する収支でございます。
 まず、上段の表のア、収入でございますが、一番上の市場事業収益欄に記載しましたとおり、予算現額二百三十四億五千七百五万余円に対しまして決算額は二百二十二億五千九百七十九万余円で、執行率は九四・九%となっております。
 次に、下段の表のイ、支出でございますが、一番上の市場事業費欄に記載しましたとおり、予算現額二百四十三億四千九百万円に対しまして決算額は二百十八億一千六百五十一万余円でございます。執行率が八九・六%になりましたのは、主に営業費用の中の管理費の実績減によるものでございます。
 二ページをお開き願います。資本的収入及び支出の総括的な表でございます。これは市場の施設整備に関する収支でございます。
 上段の表のア、収入ですが、予算現額二十億二十一万余円に対しまして決算額は十九億四千十五万余円で、執行率は九七%でございます。内訳は、ごらんのように、企業債、国庫補助金及びその他資本収入でございます。
 次に、下段の表のイ、支出ですが、市場資本的支出は、予算現額百十七億二千六百五十万円に対しまして決算額は百二億八千二百三万余円で、執行率は八七・七%でございます。執行率が低くなりましたのは、建設改良費の実績減によるものでございます。内訳は、建設改良費及び企業債償還金でございます。
 続いて、三ページの決算説明書に移らせていただきます。これは、以上申し上げました収益的収支及び資本的収支の内訳となります。
 まず、(1)、アの収入でございます。
 市場事業収益についてですが、表の二段目、営業収益は、決算額百五十二億一千二百五十九万余円で、対前年度比は一〇三・一%でございます。
 営業収益のうちの売上高割使用料ですが、決算額は三十五億三千六百三十五万余円で、対前年度比は一〇一・二%でございます。
 下に市場別の内訳を一覧にしてございますので、ご参照願いたいと存じます。
 続いて、四ページをお開き願います。施設使用料でございますが、決算額は八十五億七千五百八十八万余円で、対前年度比は一〇四・一%でございます。対前年度比で増となりましたのは、施設使用料の改定及び施設の使用指定面積の増加によるものでございます。
 施設別、市場別の内訳につきましては、下の一覧表のとおりでございます。
 五ページをごらん願います。雑収益でございます。これは、市場関係業者の使用した光熱水費等の受け入れ収入でございまして、決算額は三十一億三十四万余円で、対前年度比は一〇二・三%でございます。
 六ページをお開き願います。営業外収益ですが、決算額は六十六億七千百十二万余円で、対前年度比は九一・〇%でございます。前年度に比べて六億五千九百五十万余円減少いたしましたのは、受取利息の減及び消費税及び地方消費税還付金の減によるものでございます。
 営業外収益のうちの受取利息及び配当金ですが、これは、旧神田市場など廃止市場の処分益に係ります資金の運用等によるもので、決算額は三十六億二千七十万余円と、前年度に比べまして二億七千七百四十一万余円の減少となっております。これは一般会計に対する貸付金の利率の低下によるものでございます。
 そのほかに、一般会計補助金、国庫補助金及び次のページにあります雑収益がございます。
 七ページ中段をごらん願います。特別利益でございます。これは、豊島市場用地の一部を国道一七号線の拡幅に伴いまして売却したことによる売却益でございます。
 八ページをお開き願います。イの支出に移らせていただきます。
 市場事業費についてですが、表の二段目、営業費用は、決算額百七十二億五千四百四十八万余円で、対前年度比は一〇四・一%でございます。
 このうち管理費ですが、決算額は百十五億九千二百七十六万余円でございます。内訳は、このページから一〇ページにかけて記載しておりまして、人件費を初めとしました市場施設の維持管理等に要した経費でございます。
 一一ページをごらん願います。業務費ですが、決算額は一億四千七百七十七万余円でございます。内訳は、水産物、農産物、畜産物及び花きの取引に係ります指導監督並びに統計等に要した経費でございます。
 一二ページをお開き願います。減価償却費及び資産減耗費ですが、これは固定資産の減価償却等に要した経費でございます。決算額はそれぞれ五十一億七千七百十七万余円、三億三千六百七十七万余円でございます。
 次に、一三ページをごらん願います。営業外費用ですが、決算額は四十二億九千八百三十七万余円で、対前年度比は一〇八・七%でございます。
 内訳といたしましては、まず、生鮮食料品流通対策費ですが、決算額は四億二千百十三万余円でございます。前年度比一五七・七%になりましたのは、地方卸売市場施設整備補助金の増によるものでございます。
 事業費の内容は、このページから次の一四ページにかけまして記載しておりますとおり、情報サービス事業費、地方卸売市場助成事業費などでございます。
 続いて、一五ページをごらん願います。支払い利息及び企業債取扱諸費ですが、これは企業債に対する利息及び取扱諸費に要した経費でございまして、決算額は三十六億四千三百二十二万余円でございます。前年度に比べ減少しましたのは、支払った企業債利息の利率低下によるものでございます。
 繰延勘定償却は、企業債発行差金の償却に要した経費でございます。
 次の消費税及び地方消費税でございますが、平成十四年度は一億七千八百九十五万余円の納付となりました。
 一六ページをお開き願います。雑支出ですが、これは不用品売却原価及びその他の経費でございます。
 一六ページ中段をごらん願います。特別損失でございます。これは、品川駅東口地区都市計画道路用地として食肉市場用地の一部を港区に売却したことに伴いまして、土地売却価格と土地原価の差を売却損として計上したものでございます。
 一七ページをごらん願います。資本的収入及び支出でございます。
 まず、アの収入でございます。
 市場資本的収入のうちの企業債ですが、決算額は十四億六百五十七万円で、執行率は九五・八%でございます。
 次の国庫補助金は、建設改良事業に対します国からの補助金収入で、決算額は二千六百四十五万余円で、執行率は三六・八%でございます。執行率が低率となりましたのは、補助対象工事の実績減によるものでございます。
 一八ページをお開き願います。その他資本収入ですが、決算額は五億七百十二万余円で、執行率は一一〇・四%でございます。内訳は、工事負担金収入、長期貸付金返還金収入及び固定資産売却収入でございます。
 一九ページをごらん願います。イの支出でございます。
 市場資本的支出についてですが、建設改良費は、決算額四十四億一千五百六十二万余円で、執行率は七五・四%でございます。執行率が低くなりましたのは、施設拡張費の実績減でございます。
 このうち、まず施設拡張費ですが、決算額は四十億五千五百五万余円で、執行率は七五・八%でございます。
 市場別の内訳は、このページから次の二〇ページにかけて記載しております。
 二一ページをごらん願います。次に、施設改良費でございます。これは市場施設の改良に要した経費で、決算額は三億五千五百十一万余円でございます。
 二二ページをお開き願います。上段は資産購入費で、決算額は五百四十五万余円でございます。
 次は、企業債償還金ですが、これは企業債の元金償還に要した経費で、決算額は五十八億六千六百四十万余円でございます。
 次の二三ページからは、剰余金計算書でございます。
 まず、利益剰余金の部ですが、減債積立金のうちの当年度処分額四十四億五千九百八十三万余円は、資本的収支の不足額に充当したものでございます。
 最後の行に記載しております当年度未処理欠損金は、百五十二億三千八百五十三万余円となりました。
 二四ページをお開き願います。資本剰余金の部でございます。最後の行に記載したとおり、翌年度繰越資本剰余金は四百七十億四百三万余円でございます。
 二五ページをごらん願います。欠損金処理計算書でございます。当年度未処理欠損金百五十二億三千八百五十三万四百五十七円については、地方公営企業法の定めるところにより、そのまま翌年度へ繰り越すことといたしました。
 次の二六ページから二九ページにかけましては、平成十四年度末の貸借対照表でございます。様式に従いまして、それぞれの項目ごとに増減説明を記載したものでございます。ご参照いただきたいと存じます。
 以上をもちまして、平成十四年度東京都中央卸売市場会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○矢島委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言を願います。

○東委員 また少しお願いします。
 まず一つは、築地市場の再整備計画、つまり移転計画ですよね、の簡単な推移のわかるもの。
 二つ目は、今現在の築地市場の暫定整備の実施状況と今後の計画。また、これは、移るにしたって、あと十年やそこらかかると思うんですね。
 三つ目は、豊洲市場建設計画と事業費の見込み、どれぐらいかかるのか。
 次は、十一ですか、市場がありますが、この各市場ごとの取扱数量の変化、それから収支状況。できればこれは一覧表で欲しいんですが、十年ぐらいのものをお願いします。
 次は、市場の使用料の改定の経過がわかるものですね。
 次に、市場における食の安全対策の取り組み状況。
 最後に、大都市の中央卸売市場の状況。これは、規模だとか種別だとか、それから、使用料あるいはその取扱数量、そういうものがわかるものを、できたら調べていただきたい。
 以上、お願いします。

○高島委員 一点だけ。
 過去五年間の十一あります市場の施設使用料の推移。それで、先ほど市場長からお話がございましたように、卸さんが統廃合したりするし、仲卸さんも大分廃業している方もいらっしゃるので、そういうことも一つの根拠かなと思うんですけれども、その理由、根拠を何点かお示しいただきたい。それだけでございます。

○矢島委員長 ほかにございますか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○矢島委員長 ただいま、東委員、高島委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○矢島委員長 異議なしと認めます。理事者においては、要求された委員と調整の上、提出をお願いいたします。
 以上で中央卸売市場関係を終わります。

○矢島委員長 これより港湾局関係に入ります。
 初めに、港湾局長から、あいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○成田港湾局長 港湾局長の成田でございます。
 第一分科会最後の港湾局でございます。よろしくお願いします。
 矢島委員長初め委員の皆様方におかれましては、本日からご審議のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 それでは、早速でございますが、お手元にお配りしてございます名簿に従いまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 まず、港湾局技監の高野一男でございます。総務部長の浅倉義信でございます。参事で団体調整担当の岡田至でございます。港湾経営部長の片岡貞行でございます。参事で物流企画担当の新田洋平でございます。臨海開発部長の高松巖でございます。開発調整担当部長の萩原豊吉でございます。営業担当部長の金子優でございます。港湾整備部長の樋口和行でございます。計画調整担当部長の松井創でございます。参事で環境対策担当の安藤哲士でございます。離島港湾部長の原田龍次でございます。参事で島しょ・小笠原空港整備担当の松本義憲でございます。当委員会との連絡に当たります参事で総務課長事務取扱の多羅尾光睦でございます。同じく計理課長の土渕裕でございます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者あいさつ〕

○矢島委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○矢島委員長 これより決算の審査を行います。
 平成十四年度東京都臨海地域開発事業会計決算及び平成十四年度東京都港湾事業会計決算を一括して議題といたします。
 本件について理事者の説明を求めます。

○浅倉総務部長 平成十四年度臨海地域開発事業会計及び港湾事業会計の決算の内容につきましてご説明申し上げます。
 お手元にお配りしてございます資料1及び資料2の各会計の決算説明資料によりご説明申し上げます。
 資料1、平成十四年度臨海地域開発事業会計決算説明資料をごらんいただきたいと存じます。
 一ページから四ページまでは、先ほど局長がご説明申し上げました決算の総括でございますので、省略させていただきます。
 恐れ入りますが、七ページをお開き願います。平成十四年度臨海地域開発事業会計決算報告書でございます。
 まず、収益的収入及び支出のうちの収入でございます。
 第一項の営業収益は、臨海副都心地域の土地及びその他埋立地の処分収入及び賃貸料収入でございます。
 第二項の営業外収益は、預金利息、東京臨海副都心建設株式会社に対する都市基盤整備貸付金等の利息、埋立地処分代金の分割払いに伴う分納利息及び土地の一時貸付料等でございます。
 第三項の特別利益については、実績がございませんでした。
 以上、収益的収入を合計いたしますと、予算現額七百六十億六千九百万円に対しまして決算額五百六十四億五百十万余円で、収入率は七四・一%でございます。
 八ページをお開き願います。支出でございます。
 第一項の営業費用は、臨海副都心地域の土地及びその他埋立地の処分原価、埋立地の管理、処分に要する経費及び人件費等でございます。
 第二項の営業外費用は、企業債利息、企業債手数料及び取扱費等でございます。
 第三項の特別損失につきましては、実績がございませんでした。
 以上、収益的支出を合計いたしますと、予算現額八百六十一億六千二百五十六万余円に対しまして決算額四百六十一億七千九百七十万余円で、執行率は五三・六%でございます。
 九ページに参りまして、資本的収入及び支出のうちの収入でございます。
 第一項の企業債は、臨海地域開発事業に充当するために発行した企業債収入でございます。
 第二項の雑収入は、工事負担金等の収入でございます。
 以上、資本的収入を合計いたしますと、予算現額四十七億一千九百万円に対しまして決算額四十六億一千八百六十五万余円で、収入率は九七・九%でございます。
 一〇ページをお開き願います。支出でございます。
 第一項の埋立事業費のうち、埋立地造成費から埋立改良費及び埋立諸費の一部につきましては、臨海副都心地域を除く埋立地に係る経費でございます。
 まず、埋立地造成費は、豊洲・晴海地区の防潮護岸整備費及び開発者負担金等でございます。
 次の環境整備費は、海上公園の整備を行ったものでございます。
 次の道路橋梁整備費は、埋立地の開発に必要な道路の調査、設計を行ったものでございます。
 次の埋立改良費は、道路、橋梁及び公園施設の改修経費等でございます。
 次の埋立諸費は、埋立地の造成に必要な諸調査及び埋立事業に従事する職員の人件費等でございます。
 次の臨海副都心建設費は、有明北地区の埋立造成費及びその他臨海副都心の開発に必要な建設費並びに開発者負担金等でございます。
 次の臨海副都心改良費は、設備改良費等でございます。
 次の臨海副都心諸費は、臨海副都心の開発に必要な開発調査費等でございます。
 次の羽田沖整備費は、羽田沖の浅場造成費等でございます。
 第二項の投資は、東京臨海高速鉄道株式会社に対する出資金でございます。
 第三項の企業債費は、企業債の元金償還金等を支出したものでございます。
 以上、資本的支出を合計いたしますと、予算現額三百四十三億十九万余円に対しまして決算額二百六十三億一千七百九十六万余円、翌年度繰越額五億六千八百六十九万余円で、執行率は七六・七%でございます。
 次に、一一ページから三六ページにかけましては、これまでにご説明申し上げました決算報告書の内容を、各目ごとに説明を加え、まとめたものでございます。また、三七ページ以降につきましては、損益計算書、剰余金計算書、剰余金処分計算書及び貸借対照表でございます。後ほどごらんいただきたいと存じます。
 以上で、平成十四年度臨海地域開発事業会計決算の説明を終わらせていただきます。
 続きまして、港湾事業会計決算の説明に移らせていただきます。
 資料2をごらんいただきたいと存じます。
 一ページから四ページまでは、先ほど局長がご説明申し上げました決算の総括でございますので、省略させていただきます。
 恐れ入りますが、七ページをお開き願います。平成十四年度港湾事業会計決算報告書でございます。
 まず、収益的収入及び支出のうちの収入でございます。
 第一項の営業収益は、本会計が所管する上屋等の港湾施設の使用料収入でございます。
 第二項の営業外収益は、預金利息及び財産運用収入、光熱水費受け入れ等の雑収益でございます。
 第三項の特別利益については、実績がございませんでした。
 以上、収益的収入を合計いたしますと、予算現額七十四億四百万円に対しまして決算額は七十四億二千百六十八万余円で、収入率は一〇〇・二%でございます。
 八ページをお開き願います。支出でございます。
 第一項の営業費用は、上屋、荷役機械等港湾施設の管理運営に要する経費、減価償却費及び人件費等でございます。
 第二項の営業外費用は、企業債利息等でございます。
 第三項の特別損失については、実績がございませんでした。
 以上、収益的支出を合計いたしますと、予算現額五十五億五千八百万円に対しまして決算額は五十一億三千四百一万余円で、執行率は九二・四%でございます。
 九ページに参りまして、資本的収入及び支出のうちの収入でございます。
 第一項の企業債は、港湾施設整備事業に充当するために発行した企業債収入でございます。
 第二項の雑収入は、人件費に係る還付金収入でございます。
 以上、資本的収入を合計いたしますと、予算現額一億百万円に対しまして決算額は一億余円で、収入率は九九%でございます。
 一〇ページをお開き願います。支出でございます。
 第一項の建設改良費は、荷役機械、野積み場等の港湾施設の整備費等でございます。
 第二項の企業債費は、企業債の元金償還金を支出したものでございます。
 以上、資本的支出を合計いたしますと、予算現額二十七億三千八百万円に対しまして決算額は十六億一千六百一万余円で、執行率は五九%でございます。
 次に、一一ページから二六ページにかけましては、これまでにご説明申し上げました決算報告書の内容を、各目ごとに説明を加え、まとめたものでございます。また、二七ページ以降につきましては、損益計算書、剰余金計算書、剰余金処分計算書(案)及び貸借対照表でございます。後ほどごらんいただきたいと存じます。
 以上で、平成十四年度臨海地域開発事業会計及び港湾事業会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。

○矢島委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言を願います。

○東委員 まず一つは、臨海副都心関連の所有地の売却実績、それから、土地の暫定利用の状況がわかるものをお願いいたします。
 二つ目に、有明北、豊洲埋立事業の進捗状況。
 もう一つは、臨海第三セクターの経営状況と、それから、金融機関の業態別融資の残高、幾ら借りて残っているかというやつですね。
 それからもう一つ、未処分埋立地の状況。
 最後に、羽田沖の浅場造成事業というのをやっていますよね。その進捗状況と今後の計画。
 以上、お願いします。

○大西委員 経営安定化策の実績の十年から十四年まで。それから、第三セクターの経営状況の十年から十四年、バランスシートの推移とか流動負債、短期借入金及び固定負債、長期借入金とかそういうものです。
 それから、先ほど出ましたけど、第三セクターの経営安定化実施計画、前期の実績、各項目、収入と支出、損益及び累積損益、金融機関の借入金残高とかそういうものです。
 それから、有明と青海の臨海ビルの過去三年の入居率の推移、なるべく直近でいただきたいんです。
 それから、「ゆりかもめ」の乗客数、過去五年の計画と実績及び今後の計画。
 以上です。

○矢島委員長 ほかにございますか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○矢島委員長 ただいま、東委員、大西委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○矢島委員長 異議なしと認めます。理事者においては、要求された委員と調整の上、提出願います。
 以上で港湾局関係を終わります。
 これをもちまして本日の分科会を閉会いたします。
   午後三時十三分散会

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