公営企業会計決算特別委員会第一分科会速記録第一号

平成十三年十月十二日(金曜日)
   午後二時六分開議
 出席委員 十一名
委員長大山  均君
副委員長花輪ともふみ君
副委員長藤井  一君
副委員長野田 和男君
東村 邦浩君
山加 朱美君
串田 克巳君
川井しげお君
執印真智子君
中村 明彦君
曽根はじめ君

 欠席委員 なし

 出席説明員
交通局局長寺内 広壽君
次長松尾  均君
総務部長久保田経三君
経営企画室長鷲田 能敬君
職員部長佐伯 憲彦君
電車部長齊藤 春雄君
自動車部長木村 純一君
車両電気部長水元亜紀雄君
建設工務部長金安  進君
経理契約担当部長久保  大君
関連事業担当部長福田志津雄君
安全管理担当部長帯刀  宏君
バス路線再編成・事業活性化担当部長坂本 達郎君
技術管理担当部長北川 知正君
中央卸売市場市場長碇山 幸夫君
管理部長長尾 至浩君
事業部長内村 修三君
計画担当部長石川 俊一君
調整担当部長高津 満好君
参事小山 利夫君
参事松村  進君
港湾局局長川崎 裕康君
技監小池 正臣君
総務部長津島 隆一君
港湾経営部長浅倉 義信君
物流企画担当部長小宮山元二君
臨海開発部長三枝 修一君
参事金子  優君
参事樋口 和行君
港湾整備部長高野 一男君
計画調整担当部長細川 泰廣君
参事安藤 哲士君
離島港湾部長野村 孝雄君
参事片岡 貞行君

本日の会議に付した事件
 平成十二年度東京都公営企業各会計決算の認定について
  交通局関係
  ・交通事業会計決算(説明)
  ・高速電車事業会計決算(説明)
  ・電気事業会計決算(説明)
  中央卸売市場会計関係
  ・中央卸売市場会計決算(説明)
  港湾局関係
  ・埋立事業会計決算(説明)
  ・臨海副都心開発事業会計決算(説明)
  ・羽田沖埋立事業会計決算(説明)
  ・港湾事業会計決算(説明)

○大山委員長 ただいまから平成十二年度公営企業会計決算特別委員会第一分科会を開会いたします。
 このたび、第一分科会委員長に選任いただきました大山でございます。
 最初の分科会でございますので、一言ごあいさつをさせていただきます。
 今年度から決算の審査方法が新しくなり、分科会という方式をとります。各委員の先生方におかれましても、初めてのご体験だと思いますので、存分なご意見をいただきながら委員会運営をしてまいりたいと思いますので、副委員長初め委員の皆さん方のご協力をいただきながら、分科会の円滑なる運営に努めてまいりたいと思いますので、よろしくご協力をお願い申し上げます。
 初めに、分科会の議席につきまして申し上げます。
 議席は、先ほど打合会で、ただいまご着席のとおりとすることを申し合わせましたので、ご了承願います。
 分科会日程につきまして申し上げます。
 打合会におきまして、お手元配布の日程のとおり申し合わせましたので、ご了承願います。
 担当書記をご紹介いたします。
 議事課の担当書記は脇阪義靭君です。竹田千鶴子さんです。議案調査課の担当書記は木之内美智さんです。
 よろしくお願いいたします。
   〔書記あいさつ〕

○大山委員長 本日は、交通局、中央卸売市場及び港湾局関係の決算の審査を行います。
 なお、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は後日の分科会で行いたいと思いますので、ご了承願います。
 これより交通局関係に入ります。
 初めに、交通局長から、あいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○寺内交通局長 第一分科会最初のご審議をいただきます交通局でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 それでは、早速でございますが、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 次長の松尾均君でございます。総務部長の久保田経三君でございます。経営企画室長の鷲田能敬君でございます。職員部長の佐伯憲彦君でございます。電車部長の齊藤春雄君でございます。自動車部長の木村純一君でございます。車両電気部長の水元亜紀雄君でございます。建設工務部長の金安進君でございます。経理契約担当部長の久保大君でございます。関連事業担当部長の福田志津雄君でございます。安全管理担当部長の帯刀宏君でございます。バス路線再編成・事業活性化担当部長の坂本達郎君でございます。技術管理担当部長の北川知正君でございます。続きまして、当委員会の連絡に当たります総務課長の柴田健次君でございます。同じく財務課長の野澤美博君でございます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者あいさつ〕

○大山委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○大山委員長 これより決算審査を行います。
 平成十二年度東京都交通事業会計決算、平成十二年度東京都高速電車事業会計決算及び平成十二年度東京都電気事業会計決算を一括して議題といたします。
 本件につきまして理事者の説明を求めます。

○久保田総務部長 それでは、平成十二年度の決算につきまして、お手元にお配りした平成十二年度決算説明資料によりましてご説明を申し上げます。
 目次の次の一ページをお開きいただきたいと存じます。
 交通局の平成十二年度決算総括表でございます。大きく分けまして、収益的収支と資本的収支とがございます。
 まず、上段の収益的収支につきまして、交通局所管の三会計の合計で申し上げます。
 収入は、右端の合計欄、上から九段目にございますが、千五百五十九億八千八百万円、支出は、さらにその九段下にございますが、二千四百九十一億七千七百万円でございました。この結果、純損益は、その四段下にございますように、九百三十一億八千九百万円の赤字となりました。
 以上の収益的収支につきまして、各事業別に損益の状況を申し上げます。
 まず、一番左側、自動車事業でございますが、経常損益では、表の中ほど二重線の七段上にございますように、六億六百万円の黒字となりましたが、当年度の純損益では、その二段下にございますように、二百六億八百万円の赤字となりました。
 次に、軌道事業でございますが、その右の欄にございますように、経常損益では五億二百万円の黒字となりましたが、純損益は六億一千八百万円の赤字となりました。
 また、懸垂電車事業の純損益は、その右の欄にございますように、四億八千四百万円の赤字となりました。
 以上、三事業を合計いたしました交通事業会計では、その右の欄にございますように、経常損益では十一億三百万円の黒字となりましたが、純損益では二百十七億九百万円の赤字となりました。
 次に、高速電車事業会計でございますが、経常損益では、右から三列目の欄の中ほどの二重線の七段上にございますが、三百五十二億百万円の赤字を生じ、当年度の純損益は、その二段下にございますように、七百十二億一千九百万円の赤字となりました。しかし、その上の段にございます資金の状況を示します償却前損益は、八十二億五千百万円の黒字となりました。
 次に、電気事業会計でございますが、経常損益では、右から二列目の欄の中ほどの二重線の七段上にございますが、一億七千万円の黒字となりましたが、当年度の純損益は、その二段下にございますように、二億六千百万円の赤字となりました。
 次に、資本的収支に移らせていただきます。これも三会計の合計で申し上げます。
 収入は、右端中ほどの二重線の下七段目にございますように、千九百三十六億九千六百万円で、支出は、そこから六段下にございますが、二千五十六億六千五百万円となりました。収支差し引きでは、その下の段にございますように、百十九億六千九百万円の資金不足となりました。この不足額を、その五段下にございます損益勘定留保資金など百三十四億三千七百万円により補てんいたしまして、その下の段にございますように、当年度は十四億六千八百万円の資金残となりました。
 以上の結果、全事業合計における当年度末の累積資金残は、右端一番下の段にございますように、八十四億二千二百万円となりました。
 なお、次のページは、消費税及び地方消費税込みの決算総括表でございます。
 詳細な内容につきましては、三ページから六ページに決算総表がございますので、後ほどお読み取りいただきたいと存じます。
 続きまして、各会計ごとに決算の内容をご説明申し上げます。
 なお、予算、決算対比の部分につきましては、予算が消費税及び地方消費税込みでございますので、決算も同様としております。
 八ページをお開きいただきたいと存じます。青い紙の次のページでございます。
 平成十二年度の交通事業決算報告書でございます。自動車、軌道、懸垂の各事業ごとに予算額、決算額、前年度決算額及びそれぞれの比較を記載してございます。
 まず、第一款、自動車運送事業収益の第一項、営業収益でございます。予算額四百六十七億一千四百万円に対して、決算額は四百七十三億三千万余円となりました。この決算額の大宗を占めておりますのは乗車料収入でございまして、そのほかに広告料収入などがございます。
 第二項、営業外収益は、予算額五十六億五百万円に対して、決算額は五十七億三百余万円となりました。この主な内容は、受取利息及び配当金、一般会計補助金などでございます。
 第三項、特別利益は、予算には計上しておりませんでしたが、決算額は六十六万余円で、この内容は固定資産売却益でございます。
 次に、第二款、軌道事業収益の第一項、営業収益でございます。予算額二十八億五千四百万円に対して、決算額は二十八億三千余万円となりました。この決算額の大宗を占めておりますのは、自動車運送事業と同様に乗車料収入でございます。
 第二項、営業外収益は、予算額十一億九千五百万円に対して、決算額は六億七千余万円となりました。この主な内容は、受託工事収入、一般会計補助金などでございます。
 次に、第三款、懸垂電車事業収益の第一項、営業収益でございます。予算には計上しておりませんでしたが、決算額は一万余円でございます。
 第二項、営業外収益は、予算額四億余万円に対して、決算額は三億八千九百余万円で、この大宗は受託工事収入でございます。
 以上、三事業を合計いたしました交通事業会計収益的収入の合計が、一番下の欄にございますが、予算額五百六十七億六千八百余万円に対して、決算額は五百六十九億二千六百余万円で、予算に対する比率は一〇〇・三%、前年度決算額との比率は九六・四%となりました。
 続きまして、支出の方でございますが、次の九ページをお開きいただきたいと存じます。
 まず、支出の第一款、自動車運送事業費の第一項、営業費用でございます。予算額五百二十億九千九百万円に対して、決算額は四百九十六億九千八百余万円となりました。その内容は、人件費、物件費、減価償却費でございます。
 第二項、営業外費用は、予算額三十億六百万円に対して、決算額は二十六億五千百万余円で、その主な内容は支払い利息などでございます。
 第三項、特別損失は、予算額三億三千万円に対して、決算額は二百十二億一千四百余万円で、これは包括外部監査の意見を踏まえた過年度の退職給与引当金などでございます。
 次に、第二款、軌道事業費の第一項、営業費用でございます。予算額三十一億六千七百万円に対して、決算額は二十六億五千九百余万円となりました。
 第二項、営業外費用は、予算額七億八千五百万円に対して、決算額三億二千二百余万円で、その主な内容は受託工事費などでございます。
 第三項、特別損失は、予算額には計上しておりませんでしたが、決算額は十一億二千余万円で、この内容は、自動車運送事業と同じく過年度の退職給与引当金でございます。
 次に、第三款、懸垂電車事業費の第一項、営業費用でございます。予算額一千三百万円に対して、決算額は五百余万円となりました。
 第二項、営業外費用は、予算額四億円に対して、決算額三億八千九百余万円で、この内容は受託工事費でございます。
 第三項、特別損失は、予算額五千四百万円に対して、決算額四億七千八百余万円で、この内容は固定資産除却損でございます。
 以上、三事業を合計いたしました交通事業会計収益的支出の合計が下から二段目にございますが、予算額五百九十八億五千四百万円に対して、決算額七百八十五億四千余万円で、執行率は一三一・二%、前年度決算額との比率は一三三・〇%となりました。
 また、先ほど申し上げました収入合計との差し引きを一番下に記載してございますが、交通事業会計の収支差し引きでは、決算額で二百十六億一千三百余万円の赤字となっております。
 続きまして、資本的収入及び支出でございます。
 次の一〇ページをお開きいただきたいと存じます。
 まず、収入の第一款、自動車運送事業資本的収入でございます。予算額一億三千四百万円に対して、決算額は一億三千九百余万円となりました。その主な内容は、固定資産売却代金、国及び一般会計からの補助金などでございます。
 次に、第二款、軌道事業資本的収入でございますが、予算額四千六百万円に対して、決算額は四千七百余万円で、この内容は新停留場建設に伴う負担金収入でございます。
 以上、合計いたしました交通事業会計資本的収入は、予算額一億八千万円に対して、決算額は一億八千七百万余円となり、予算に対する決算の比率は一〇三・九%となりました。
 続きまして、資本的支出でございますが、次の一一ページをお開きいただきたいと存じます。
 まず、第一款、自動車運送事業資本的支出でございます。括弧内にございます前年度からの繰越額七億八千二百万円を含めた予算額四十八億九千五百万円に対して、決算額は三十八億九千余万円となりました。その内容は、建設改良費、企業債償還金でございます。
 次に、第二款、軌道事業資本的支出では、同じく括弧内にございます前年度からの繰越額五千六百万円を含めた予算額四億三千万円に対して、決算額は三億五千百余万円となりました。その内容は、建設改良費、企業債償還金でございます。
 以上、合計いたしました交通事業会計資本的支出は、予算額五十三億二千五百万円に対して、決算額は四十二億四千二百余万円、執行率は七九・七%となりました。また、収支差し引きは一番下に記載してございますが、交通事業会計全体としての決算額で、四十億五千五百余万円の資金不足となりました。
 以上、交通事業会計の決算につきまして、その概要をご説明申し上げましたが、詳細な内容につきましては、次の一二ページ以降に科目ごとに説明を付してございますので、後ほどお読み取りいただきたいと存じます。
 次に、欠損金の処理につきまして、交通事業欠損金処理計算書(案)に基づき、ご説明申し上げます。
 四二ページをお開き願います。
 交通事業の当年度の未処理欠損金は、左側一番上の段にございますように、二百七十一億九千三百余万円となっております。これにつきまして、下の段にございますように、包括外部監査における意見を踏まえまして、資本剰余金から事業施設受贈財産評価額など、百七十七億二千百余万円を取り崩して処理を行いまして、一番下の段にございますように、残余の九十四億七千二百余万円を翌年度に繰り越すことといたしたいと存じます。
 次に、高速電車事業会計に移らせていただきます。
 五一ページをお開きいただきたいと存じます。青い紙の次のページでございます。
 収益的収入及び支出のうち、収入についてご説明申し上げます。
 まず、高速電車事業収益の第一項、営業収益でございます。予算額千八億九千百万円に対して、決算額は九百六十三億七千五百余万円となりました。決算額の大宗を占めておりますのは乗車料収入でございまして、そのほかに広告料収入などがございます。
 第二項、営業外収益は、予算額百十一億四百万円に対して、決算額は三百九十八億一千六百余万円となりました。この主な内容は、消費税及び地方消費税還付金、国及び一般会計からの補助金などでございます。
 第三項、特別利益は、予算には計上しておりませんでしたが、決算額は一千六百余万円で、その内容は固定資産売却益でございます。
 以上を合計いたしましたのが、一番上の段、高速電車事業収益でございます。予算額一千百十九億九千五百万円に対して、決算額は一千三百六十二億八百余万円で、予算に対する比率は一二一・六%、前年度決算額との比率は一三八・五%となりました。
 続きまして、支出の高速電車事業費の第一項、営業費用は、予算額千百四十六億七千五百万円に対して、決算額は一千三十八億九千九百余万円となりました。その内容は、人件費、物件費、減価償却費でございます。
 第二項、営業外費用は、予算額三百六十六億二千万円に対して、決算額は三百十三億一千八百余万円で、その主な内容は支払い利息などでございます。
 第三項、特別損失は、予算には計上しておりませんでしたが、決算額は三百六十億三千四百余万円で、この内容は、交通事業会計と同様に過年度の退職給与引当金でございます。
 以上を合計いたしましたのが、一番上の段、高速電車事業費でございまして、予算額一千五百十二億九千五百万円に対して、決算額は一千七百十二億五千二百余万円で、執行率は一一三・二%、前年度決算額との比率は一四六・一%となりました。
 収支差し引きでは、一番下の段にございますように、決算額において三百五十億四千三百余万円の赤字となっております。
 次に、資本的収入及び支出でございますが、次の五二ページをお開き願います。
 まず、高速電車事業資本的収入でございます。予算額二千百十三億八千百万円に対して、決算額は千九百三十三億八千五百余万円で、予算に対する比率は九一・五%となりました。その主な内容は、企業債収入、一般会計出資金、地下鉄建設に対する国及び一般会計からの補助金などでございます。
 次に、高速電車事業資本的支出でございますが、次の五三ページをお開き願います。
 括弧内にございます前年度からの繰越額二十七億七千八百万円を含めた予算額二千百九十七億二千百万円に対して、決算額は二千十八億一千五百余万円で、その執行率は九一・九%となりました。その内容は、地下鉄建設などの建設改良費、企業債償還金でございます。
 以上の結果、収支差し引きでは、一番下の段にございますように、決算額において八十四億三千余万円の資金不足となりました。
 以上、高速電車事業会計の決算につきまして、その概要を説明させていただきましたが、詳細な内容につきましては、次の五四ページ以降に記載してございますので、後ほどお読み取りいただきたいと存じます。
 次に、欠損金の処理につきまして、高速電車事業欠損金処理計算書(案)に基づき、ご説明申し上げます。
 七六ページをお開き願います。
 高速電車事業の当年度の未処理欠損金は、左側一番上の段にございますように、五千六百十二億三千九百余万円となっております。これにつきまして、次の段でございますが、交通事業会計と同様に包括外部監査における意見を踏まえまして、資本剰余金から国庫補助金など一千六百十一億三千百余万円を取り崩して処理を行いまして、一番下の段にございますように、残余の四千一億七百余万円を翌年度に繰り越すことといたしたいと存じます。
 それでは、最後の電気事業会計に移らせていただきます。
 八六ページをお開き願います。青い紙の次のページでございます。
 まず、電気事業収益でございますが、予算額十億九千三百万円に対して、決算額は十億三千七百余万円で、その主な内容は、電力料収入、受取利息などでございます。予算に対する比率は九四・九%、前年度決算額との比率は九九・〇%となっております。
 次に、電気事業費でございますが、予算額九億九千三百万円に対して、決算額は十二億四千四百余万円で、執行率は一二五・三%、前年度決算額との比率は一四一・七%となりました。
 なお、第三項、特別損失は、前二会計と同じく過年度の退職給与引当金として、決算額四億三千百余万円を計上しております。
 また、収支差し引きでは、一番下の段にございますように、決算額において二億七百余万円の赤字となりました。
 次に、資本的収入及び支出でございますが、次の八七ページをお開き願います。
 まず、電気事業資本的収入でございますが、予算額二億七千九百万円に対して、決算額は二億五千百余万円で、予算に対する比率は九〇・三%となりました。
 次に、電気事業資本的支出でございますが、予算額十二億四千八百万円に対して、決算額は十一億二千六百余万円で、執行率は九〇・三%となりました。
 以上の結果、収支差し引きは、一番下の段にございますように、決算額において八億七千四百余万円の資金不足となりました。
 なお、詳細な内容につきましては、次の八八ページ以降に記載してございますので、後ほど読み取りいただきたいと存じます。
 次に、欠損金の処理につきまして、電気事業欠損金処理計算書(案)に基づき、ご説明申し上げます。
 九八ページをお開き願います。
 電気事業の当年度の未処理欠損金は、左側一番上の段にございますように、二億六千余万円となっております。これにつきまして、利益積立金から一億四千九百余万円を取り崩して処理を行い、残余の一億一千百余万円を翌年度に繰り越すことといたしたいと存じます。
 以上をもちまして、平成十二年度の交通局関係の決算説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどをお願いいたします。

○大山委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○曽根委員 まず初めに、当該年度の都営各交通機関でのバリアフリー対策の実績をお願いします。
 それから、都営バス、地下鉄、都電でのそれぞれのシルバーパス利用状況を、平均利用率とか、利用の多い路線など、そういうことがわかるように、それぞれ資料をお願いします。
 それから、大江戸線の開通に伴う廃止、縮小されたバス路線の一覧と、その各路線ごとの利用客の推移を五年間ぐらいお願いします。
 それから、損益収支状況を五年間の推移が見られるように、事業別にお願いできればと思います。
 以上四点です。

○藤井委員 車内広告、それから、車体のラッピング広告を実施されておりますが、これの実績というか、収入状況がわかるものをお願いしたいと思います。
 それから、大江戸線については、当初の大江戸線建設の予算に対して、実際にかかった金額がわかるよう、項目別に対比できるようにお願いしたいと思います。
 あとは、曽根委員と一緒ですから、いいです。

○東村委員 特別損失に計上しています過年度退職給与引当金の計算根拠について、できる限り詳細に提出願いたいと思います。
 それから、固定資産の減価償却等を行っておりますが、これの耐用年数表について提出をしていただければと思います。
 また、欠損金処理に当たって、諸権利金収入を充当しておりますけれども、これの明細について提出を願いたいと思います。これは交通事業と高速電車事業、これを充当していると思いますので、お願いしたいと思います。
 それから、交通事業におきます固定資産売却収入、これの明細について提出願いたいと思います。
 以上でございます。

○執印委員 先ほどいただきました決算の概要の中の二ページにありますバリアフリーの状況、それと、既設路線におきましてもエレベーターやエスカレーターや車いす用トイレの設置など、駅施設の改善に努めましたという状況がわかる資料をいただきたいということとあわせまして、子連れの方への対策というのがどれぐらいとられているかという資料をいただきたいと思います。具体的には、ベビーベッドですとか、赤ちゃんを乗せるいすのようなものがあるんですけれども、それが女性用トイレと男性用トイレと、どれぐらいついているのかというのがわかるようなものをお願いしたいと思います。
 それから、四ページにあります乗合バスの件なんですけれども、非常に減少しているというふうに書いてありますので、もしかしたら、資料請求が重なる部分があるのかもしれませんが、この五年ぐらいの推移をお願いしたいと思います。

○大山委員長 ほかに。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○大山委員長 なければ、ただいま曽根委員、藤井副委員長、東村委員、執印委員から資料要求がありましたが、これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○大山委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求されました委員と調整の上、ご提出を願います。
 以上で交通局関係を終わります。

○大山委員長 これより中央卸売市場関係に入ります。
 初めに、中央卸売市場長から、あいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○碇山中央卸売市場長 市場長の碇山幸夫でございます。
 大山委員長初め委員の先生方には、日ごろから中央卸売市場の所管の事務事業につきまして、ご指導、ご鞭撻を賜り、まことにありがとうございます。
 ご審議をいただくに当たりまして、当局の幹部職員をご紹介させていただきます。
 管理部長の長尾至浩でございます。事業部長の内村修三でございます。計画担当部長の石川俊一でございます。調整担当部長の高津満好でございます。築地市場再整備担当参事の小山利夫でございます。築地市場再整備技術担当参事の松村進でございます。当委員会との連絡に当たります総務課長の佐藤守でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
   〔理事者あいさつ〕

○大山委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○大山委員長 これより決算の審査を行います。
 平成十二年度東京都中央卸売市場会計決算を議題といたします。
 本件につきまして理事者の説明を求めます。

○長尾管理部長 それでは、平成十二年度東京都中央卸売市場会計決算の内容につきまして、お配りしてございます東京都中央卸売市場会計決算説明資料により、ご説明申し上げます。
 目次をお開き願いたいと存じます。内容は、1、平成十二年度東京都中央卸売市場事業決算報告書、2、決算説明書、3、剰余金計算書、4、欠損金処理計算書及び5の貸借対照表から成っておりまして、決算額は、予算現額と対比させるために消費税を含んだ金額とさせていただきました。
 一ページをお開き願います。決算報告書でございまして、収益的収入及び支出の総括的な表でございます。これは、市場の日常の業務運営に関する収支でございます。
 まず、収入ですが、上段の表一番上の欄に記載しておりますが、予算現額二百二十三億六千百五十二万余円に対し、決算額は二百十二億六千三百十四万余円で、執行率は九五・一%でございます。
 次に、支出ですが、下段の表の市場事業費は、一番上の欄にありますように、予算現額二百二十一億三千二百万円に対し、決算額は二百二億九千六百四十四万余円で、執行率は九一・七%でございます。
 二ページをお開き願います。資本的収入及び支出の総括的な表でございます。これは、市場の施設整備に関する収支でございます。
 アの収入ですが、予算現額九十六億六百二十万余円に対し、決算額は六十七億九千八百十七万余円で、執行率は七〇・八%でございます。内訳は、ごらんのように企業債、国庫補助金及びその他資本収入でございます。
 次に、イの支出ですが、市場資本的支出は、予算現額二百十九億七千四百二十四万余円に対し、決算額は百九十三億一千七百十万余円で、執行率は八七・九%でございます。内訳は、建設改良費及び企業債償還金でございます。
 続きまして、三ページの決算説明書に移らせていただきます。これは、以上申し上げました収益的収支及び資本的収支の内訳となります。
 まず、(1)のアの収入でございますが、表の二段目、営業収益は、決算額は百四十二億九千六百七十万余円で、対前年度比は一〇二・六%でございます。
 営業収益のうち、売上高割使用料ですが、決算額は三十六億五千八百八十一万余円で、対前年度比は九七・六%でございます。この売上高割使用料は、食肉以外の業種につきまして売上金額の減少により、前年度に比べまして八千八百二十万余円の減少となっております。
 市場別の内訳を一覧にしてございますので、ご参照願いたいと存じます。
 四ページをお開き願います。施設使用料でございますが、決算額は七十六億六千五百万余円で、対前年度比は一〇七・八%でございます。これは、施設使用料の改定及び施設の使用指定面積の増加によるものでございます。
 施設別、市場別の内訳につきましては、一覧表のとおりでございます。
 恐れ入ります、五ページをごらん願います。雑収益でございます。これは、市場関係業者の使用した光熱水費等の受け入れ収入でございまして、決算額は二十九億七千二百八十九万余円で、対前年度比は九六・八%でございます。
 六ページをお開き願います。営業外収益ですが、決算額は六十九億六千六百四十三万余円で、対前年度比は一三一・七%でございます。
 営業外収益のうち、まず受取利息及び配当金ですが、これは旧神田市場など廃止市場の処分益に係ります資金の運用等によるもので、決算額は三十四億三千八百六十万余円と、前年度に比べまして十七億一千四百六十八万余円の増加となっております。これは、一般会計に対する長期貸付金の利息収入の増によるものでございます。
 そのほかに、一般会計補助金、国庫補助金、消費税及び地方消費税還付金及び次のページの雑収益がございます。
 八ページをお開き願います。支出に移らせていただきます。
 市場事業費ですが、営業費用は、決算額百五十九億四千四百三十一万余円で、対前年度比は九五・六%でございます。
 このうち管理費ですが、決算額は百十一億九千六百五万余円でございまして、内訳は、このページから一〇ページにかけて記載しております。人件費を初めとしました市場施設の維持管理等に要した経費でございます。
 一一ページに移らせていただきます。業務費ですが、決算額は一億六千六百六十五万余円でございます。内訳は、水産物、農産物、畜産物及び花きの取引に係ります指導監督並びに統計等に要した経費でございます。
 一二ページをお開き願います。減価償却費及び資産減耗費ですが、これは固定資産の減価償却等に要した経費でございます。決算額は、それぞれ四十三億七千八百四十四万余円、二億三百十五万余円でございます。
 次に、一三ページをごらん願います。営業外費用ですが、決算額は四十三億五千二百十三万余円で、対前年度比は九四・三%でございます。内訳といたしましては、まず生鮮食料品流通対策費ですが、決算額は五億三千百八十九万余円でございます。
 事業費の内容は、このページから次の一四ページにかけまして記載しておりますが、世田谷市場花き部助成事業費、地方卸売市場助成事業費などでございます。
 恐れ入ります、一五ページをごらん願います。支払い利息及び企業債取扱諸費ですが、これは企業債に対する利息及び取扱諸費に要した経費でございまして、決算額は三十七億六千二百四十六万余円でございます。企業債利息の減少は、支払った利率の低下によるものでございます。
 次の繰延勘定償却は、企業債発行差金の償却に要した経費でございます。
 一六ページをお開き願います。雑支出ですが、これは不用品売却原価及びその他の経費でございます。
 一七ページをごらん願います。資本的収入及び支出でございます。
 まず、資本的収入のうちの企業債ですが、決算額は三十五億五千四百二十四万余円で、執行率は五六・三%でございます。
 次の国庫補助金は、建設改良事業に対します国からの補助金収入で、決算額は三十一億二千五百三万余円、執行率は九八・一%でございます。
 一八ページをお開き願います。その他資本収入ですが、決算額は一億一千八百八十八万余円で、執行率は一〇七・二%でございます。
 一九ページをごらん願います。支出に移りまして、市場資本的支出のうち、建設改良費は決算額百六十七億九千八百五十四万余円で、執行率は八六・三%でございます。
 まず、施設拡張費ですが、決算額は百六十四億九千四百七十九万余円で、執行率は八六・六%でございます。
 市場別の内訳及び繰越額の明細は、このページから次の二〇ページにかけて記載しております。
 二一ページをごらん願います。施設改良費でございます。これは市場施設の改良に要した経費で、決算額は三億四十五万余円でございます。
 二二ページをお開き願います。上段は資産購入費ですが、決算額は三百二十九万余円、次は企業債償還金ですが、これは企業債の元金償還に要した経費で、決算額は二十五億一千八百五十六万余円でございます。
 次の二三ページからは、3の剰余金計算書でございます。
 まず、利益剰余金の部ですが、減債積立金当年度処分額二十三億八千二百四十五万余円及び建設改良積立金当年度処分額四十八億九千三百五十四万余円は、資本的収支の不足額に充当したものでございます。
 最後の行の当年度未処理欠損金は、百五十七億七千十二万余円でございます。
 二四ページをお開き願います。資本剰余金の部でございますが、最後の行の翌年度繰越資本剰余金は、四百五十二億三千八百十四万余円でございます。
 二五ページをお開き願います。4の欠損金処理計算書でございます。
 当年度未処理欠損金百五十七億七千十二万二千百七十五円につきましては、地方公営企業法の定めるところにより、そのまま翌年度へ繰り越すことといたしました。
 次の二六ページから二九ページにかけましては、平成十二年度末の貸借対照表でございます。様式に従いまして、それぞれの項目ごとに増減説明を記載したものでございます。ご参照いただきたいと存じます。
 以上をもちまして、平成十二年度東京都中央卸売市場会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○大山委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○曽根委員 二つお願いします。一つは、築地市場の移転計画に関連して、平成十二年度を含めた経過がわかるもの、特に、市場内外の関係業者団体との協議状況について、できるだけ詳しく資料をお願いします。
 二つ目に、食肉市場の改築がやられていますけれども、その中でのO157並びに狂牛病などの検査体制及び感染防止防疫体制の設備内容についてお願いします。

○藤井委員 第一点目は、築地市場での取扱数量、金額について、水産、青果、畜産、花き、それぞれ五年間の推移がわかるものをお願いいたします。
 二番目に、築地市場のいわゆる作業中での車、ターレットの事故、事故の状況がわかるもの、これは件数をお願いします。
 三番目に、繰越欠損金というのが百六十億近くあるんですけれども、繰越欠損金がどういう内容なのかというのがわかる資料をお願いします。
 それから、たしかことしだったと思いますが、前市場長が何か弁償したといわれた記事が出ておりましたけれども、職員の早期退庁等の不当な就労時間に対する弁償をしたということの処分状況がわかるもの、これをお願いします。

○東村委員 いわゆる狂牛病、食肉市場に関連しまして、過去三年間のと畜、解体した頭数、これは月別に資料の提出をお願いしたいと思います。

○大山委員長 ほかにないですか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○大山委員長 ただいま曽根委員、藤井副委員長、東村委員から資料要求がありましたが、これを委員会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○大山委員長 異議なしと認めます。理事者においては、要求された委員と調整の上、ご提出を願います。
 以上で中央卸売市場関係を終わります。

○大山委員長 これより港湾局関係に入ります。
 初めに、港湾局長から、あいさつ並びに幹部職員の紹介があります。

○川崎港湾局長 このたび、大山委員長を初め委員の皆様方には、当局所管の平成十二年度東京都埋立事業会計外三会計の決算につきましてご審議をいただくことになりました。何とぞご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 ご審議いただくに当たり、お手元にお配りしてございます名簿に従いまして、当局の幹部職員を紹介させていただきます。
 港湾局技監の小池正臣でございます。総務部長の津島隆一でございます。港湾経営部長の浅倉義信でございます。物流企画担当部長の小宮山元二でございます。臨海開発部長の三枝修一でございます。参事で営業担当の金子優でございます。参事で開発調整担当の樋口和行でございます。港湾整備部長の高野一男でございます。計画調整担当部長の細川泰廣でございます。参事で環境対策担当の安藤哲士でございます。離島港湾部長の野村孝雄でございます。参事で小笠原空港整備担当の片岡貞行でございます。当委員会との連絡に当たります参事で総務課長事務取扱の新田洋平でございます。同じく計理課長の山本隆でございます。
 どうぞよろしくお願いいたします。

○大山委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。
   〔理事者あいさつ〕

○大山委員長 これより決算の審査を行います。
 平成十二年度東京都埋立事業会計決算、平成十二年度東京都臨海副都心開発事業会計決算、平成十二年度東京都羽田沖埋立事業会計決算及び平成十二年度東京都港湾事業会計決算を一括して議題といたします。
 本件につきまして理事者の説明を求めます。

○津島総務部長 平成十二年度埋立事業会計、臨海副都心開発事業会計、羽田沖埋立事業会計及び港湾事業会計の決算の内容につきましてご説明申し上げます。
 お手元にお配りしてございます資料1から4の各会計の決算説明資料によりまして、ご説明申し上げます。
 それでは、資料1、平成十二年度埋立事業会計決算説明資料をごらんいただきたいと存じます。
 一ページから四ページまでは、先ほど局長がご説明申し上げました決算の総括でございますので、省略させていただきます。
 恐れ入りますが、七ページをお開き願います。平成十二年度埋立事業会計決算報告書でございます。
 まず、収益的収入及び支出のうちの収入でございます。第一項の営業収益は、埋立地の売却、長期貸付等による処分収入及び賃貸料収入でございます。
 第二項の営業外収益は、預金利息、臨海副都心開発事業会計に対する貸付金の利息、埋立地処分代金の分割払いに伴う分納利息及び埋立地の一時貸付料等でございます。
 以上、収益的収入を合計いたしますと、予算現額二百四十三億八千七百万円に対しまして、決算額百六十三億五千六百九十四万余円で、収入率は六七・一%でございます。
 八ページをお開き願います。収益的支出でございます。
 第一項の営業費用は、埋立地の処分原価、埋立地の管理、処分に要する経費及び人件費等でございます。
 第二項の営業外費用は、消費税及び地方消費税等でございます。
 第三項の特別損失は、電話加入権を無償所属がえしたことに伴う経費等でございます。
 以上、収益的支出を合計いたしますと、予算現額二百四十四億四千七百万円に対しまして、決算額八十九億九百九十七万余円で、執行率は三六・四%でございます。
 九ページに参りまして、資本的収入及び支出のうちの収入でございます。
 第一款の企業債は、埋立造成事業に充当するために発行した企業債収入でございます。
 第二款、雑収入は、工事負担金収入等でございます。
 以上、資本的収入を合計いたしますと、予算現額七十三億百万円に対しまして、決算額三十一億九千五百六万余円で、収入率は四三・八%でございます。
 一〇ページをお開き願います。資本的支出でございます。
 第一款の埋立事業費、第一項の埋立造成費のうち埋立地造成費は、埋立地を造成するための有明北地区の護岸整備等を行ったものでございます。
 次の環境整備費は、海上公園の整備を行ったものでございます。
 次の道路橋梁整備費及び上下水道整備費は、埋立地の開発に合わせて道路及び上下水道の整備を行ったものでございます。
 次の開発費は、東京港臨海道路整備事業及び城南島海浜公園整備事業等に対する開発者負担等を行ったものでございます。
 次の埋立諸費は、埋立地の造成に必要な諸調査及び埋立造成事業に従事する職員の人件費等でございます。
 第二項の埋立改良費は、道路、橋梁及び公園施設の改修経費並びに固定資産の取得経費等でございます。
 第二款の企業債費は、企業債利子及び企業債取扱費でございます。
 以上、資本的支出を合計いたしますと、予算規模三百十八億七千三百五十万円に対しまして、決算額百八十四億四千八百三十八万余円、翌年度繰越額十五億四千七百九十六万余円で、執行率は五七・九%でございます。
 次に、一三ページから二九ページにかけましては、これまでご説明申し上げました決算報告書の内容を各目ごとに説明を加え、まとめたものでございます。
 また、三一ページ以降につきましては、損益計算書、剰余金計算書、剰余金処分計算書及び貸借対照表でございます。後ほどご参照いただきたいと存じます。
 以上で、平成十二年度埋立事業会計決算の説明を終わらせていただきます。
 続きまして、平成十二年度臨海副都心開発事業会計決算の説明に移らせていただきます。資料2をごらんいただきたいと存じます。
 一ページから四ページまでは、先ほど局長がご説明申し上げました決算の総括でございますので、省略させていただきます。
 恐れ入りますが、七ページをお開き願います。平成十二年度臨海副都心開発事業会計決算報告書でございます。
 まず、収益的収入及び支出のうちの収入でございます。
 第一項の営業収益は、土地の処分収入及び賃貸料収入でございますが、土地の処分収入につきましては、実績がございませんでした。
 第二項の営業外収益は、預金利息、東京臨海副都心建設株式会社に対する都市基盤整備貸付金等の利息及び土地の一時貸付料等でございます。
 第三項の特別利益につきましては、実績がございませんでした。
 以上、収益的収入を合計いたしますと、予算現額三百八億二千万円に対しまして、決算額二百五十八億八千二十二万余円で、収入率は八四・〇%でございます。
 八ページをお開き願います。収益的支出でございます。
 第一項の営業費用は、土地の管理、処分に要する経費及び人件費等でございます。
 第二項の営業外費用は、企業債利息、埋立事業会計等に対する借入金利息及び企業債手数料及び取扱諸費等でございます。
 第三項の特別損失は、固定資産の無償会計がえに伴う経費でございます。
 以上、収益的支出を合計いたしますと、予算現額五百九十億八千九百万円に対しまして、決算額五百五十八億四百七十七万余円で、執行率は九四・四%でございます。
 九ページに参りまして、資本的収入及び支出のうちの収入でございます。
 第一款の企業債は、東京臨海副都心建設株式会社からの都市基盤施設の引き取り経費に充当するために発行した企業債収入でございます。
 第二款の長期借入金は、羽田沖埋立事業会計からの借入金収入でございます。
 第三款の長期貸付金返還金は、都市基盤整備貸付金の返還金収入でございます。
 第四款の雑収入については、実績がございませんでした。
 以上、資本的収入を合計いたしますと、予算現額二千七百七十三億八千百万円に対しまして、決算額二千七百三十五億四千四百六十八万余円で、収入率は九八・六%でございます。
 一〇ページをお開き願います。資本的支出でございます。
 第一款第一項の建設改良費のうち建設費は、臨海副都心の開発に必要なプロムナード等の整備費、開発者負担金及び都市基盤施設の引き取り経費等でございます。
 次の改良費は、施設の改良費等でございます。
 次の諸費は、臨海副都心の開発に必要な開発調査等を行ったものでございます。
 第二款の投資は、株式会社東京テレポートセンターに対する貸付金でございます。
 第三款の企業債費は、企業債の元利償還金を支出したものでございます。
 以上、資本的支出を合計いたしますと、予算現額二千九百七億九千六百万円に対しまして、決算額二千八百五十三億六千二百四十一万余円、翌年度繰越額十七億一千百十万円で、執行率は九八・一%でございます。
 次に、一一ページから二八ページにかけましては、これまでご説明いたしました決算報告書の内容を各目ごとに説明を加えたものでございます。
 また、二九ページ以降につきましては、損益計算書、剰余金計算書、欠損金処理計算書及び貸借対照表でございます。後ほどご参照いただきたいと存じます。
 以上で、平成十二年度臨海副都心開発事業会計決算の説明を終わらせていただきます。
 引き続きまして、羽田沖埋立事業会計決算の説明に移らせていただきます。資料3をごらんいただきたいと存じます。
 一ページから四ページまでは、先ほど局長がご説明申し上げました決算の総括でございますので、省略させていただきます。
 恐れ入りますが、七ページをお開き願います。平成十二年度羽田沖埋立事業会計決算報告書でございます。
 まず、収益的収入及び支出のうちの収入でございます。
 第一項の営業外収益は、預金利息及び臨海副都心開発事業会計等に対する貸付金の利息収入等でございます。
 以上、収益的収入は、予算現額四十二億八千二百万円に対しまして、決算額は五十三億四千六百二十七万余円で、収入率は一二四・九%でございます。
 八ページをお開き願います。収益的支出でございます。
 第一項の営業費用につきましては、実績がございませんでした。
 第二項の営業外費用は、企業債利息及び企業債取扱諸費等でございます。
 第三項の特別損失については、実績がございませんでした。
 以上、収益的支出を合計いたしますと、予算現額十一億七千五百万円に対しまして、決算額十一億七千四百七十二万余円で、執行率は一〇〇・〇%でございます。
 九ページに参りまして、資本的収入及び支出のうちの収入でございます。
 第一款の雑収入は、地方公務員災害補償基金の精算金収入でございます。
 第二款の長期貸付金返還金は、一般会計に対する貸付金の返還金収入でございます。
 以上、資本的収入を合計いたしますと、予算現額百万円に対しまして、決算額は二百億余円でございます。
 一〇ページをお開き願います。資本的支出でございます。
 第一款第一項の埋立造成費は、羽田沖の浅場造成費及び同事業に従事する職員の人件費等でございます。
 第二款の投資は、臨海副都心開発事業会計への貸付金を支出したものでございます。
 以上、資本的支出を合計いたしますと、予算現額六十三億六百万円に対しまして、決算額五十二億六千三百八十九万余円で、執行率は八三・五%でございます。
 次に、一一ページから二〇ページにかけましては、これまでご説明いたしました決算報告書の内容を各目ごとに説明を加え、まとめたものでございます。
 また、二一ページ以降につきましては、損益計算書、剰余金計算書、剰余金処分計算書及び貸借対照表でございます。後ほどご参照いただきたいと存じます。
 最後に、港湾事業会計決算の説明に移らせていただきます。資料4をごらんいただきたいと存じます。
 一ページから四ページまでは、先ほど局長がご説明申し上げました決算の総括でございますので、省略させていただきます。
 七ページをお開き願います。平成十二年度港湾事業会計決算報告書でございます。
 まず、収益的収入及び支出のうちの収入でございます。
 第一項の営業収益は、本会計が所管する上屋、荷役機械等の港湾施設の使用料収入でございます。
 第二項の営業外収益は、預金利子及び財産運用収入、光熱水費受け入れ等の雑収益でございます。
 第三項の特別利益は、区分地上権の設定に伴う権利金収入でございます。
 以上、収益的収入を合計いたしますと、予算現額六十九億七千七百万円に対しまして、決算額は七十四億四千三百四十八万余円で、収入率は一〇六・七%でございます。
 八ページをお開き願います。収益的支出でございます。
 第一項の営業費用は、上屋、荷役機械等港湾施設の管理運営に要する経費、減価償却費及び人件費等でございます。
 第二項の営業外費用は、企業債利息等でございます。
 第三項の特別損失については、実績がございませんでした。
 以上、収益的支出を合計いたしますと、予算現額四十一億三千八百万円に対しまして、決算額は六十二億六千百六十五万余円で、執行率は一五一・三%でございます。
 九ページに参りまして、資本的収入及び支出のうちの収入でございます。
 第一項の企業債は、港湾施設の整備に充当するために発行した企業債収入でございます。
 第二項の雑収入については、実績がございませんでした。
 以上、資本的収入を合計いたしますと、予算規模三億百万円に対しまして、決算額は二億三千九百万円で、収入率は七九・四%でございます。
 一〇ページをお開き願います。資本的支出でございます。
 第一項の建設改良費は、上屋、荷役機械等の港湾施設の整備費でございます。
 第二項の企業債費は、企業債の元金償還金を支出したものでございます。
 以上、資本的支出を合計いたしますと、予算規模四十三億三千四百万円に対しまして、決算額は二十三億九千五百二万余円、翌年度繰越額六億三千七百五十七万余円で、執行率は五五・三%でございます。
 次に、一一ページから二六ページにかけましては、これまでご説明いたしました決算報告書の内容を各目ごとに説明を加え、まとめたものでございます。
 また、二七ページ以降につきましては、損益計算書、剰余金計算書、剰余金処分計算書(案)及び貸借対照表でございます。後ほどご参照いただきたいと存じます。
 以上で、平成十二年度埋立事業会計、臨海副都心開発事業会計、羽田沖埋立事業会計及び港湾事業会計決算の説明を終わらせていただきます。
 よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。

○大山委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。

○曽根委員 六点お願いします。
 一つは、四会計の関連で所有地を売却した実績が当該年度でどのぐらいあるか。
 二つ目に、臨海、羽田沖埋立事業会計を昨年度末で統合したわけですが、その統合に当たっての清算方法。
 三つ目に、臨海会計が発足してからの収入、支出の内訳。
 四番目に、十二年度で臨海会計が基盤整備もしくは維持管理費で一般会計が負担した分。
 五番目に、有明北、豊洲の埋立事業の進ちょく状況。
 最後に、四会計それぞれの収益的収支、資本的収支の中で執行率が九〇%を下回っているものについて、幾つかあったと思うんですが、予算との乖離がどういうものなのかわかるものをお願いします。

○大山委員長 ほかに。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○大山委員長 ほかになければ、ただいま曽根委員から資料要求がありました。これを分科会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○大山委員長 異議なしと認めます。理事者においては、要求された曽根委員と調整の上、提出を願います。
 以上で港湾局関係を終わります。
 これをもちまして本日の分科会を閉会いたします。
   午後三時九分閉会

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