公営企業会計決算特別委員会速記録第十五号

平成十二年五月十七日(水曜日)
   午後一時四分開議
 出席委員 二十三名
委員長松村 友昭君
副委員長松原 忠義君
副委員長浅川 修一君
副委員長鈴木貫太郎君
理事織田 拓郎君
理事真鍋よしゆき君
理事西条 庄治君
理事古館 和憲君
理事小礒  明君
三宅 茂樹君
いなば真一君
沢西きよお君
森田 安孝君
宮崎  章君
石川 芳昭君
新藤 義彦君
白井  威君
島田  久君
曽根はじめ君
花川与惣太君
嶋田  実君
藤田 愛子君
西田ミヨ子君

 欠席委員 なし

 出席説明員
衛生局局長今村 皓一君
総務部長長尾 至浩君
中央卸売市場市場長大矢  實君
経営管理部長碇山 幸夫君
港湾局局長浪越 勝海君
総務部長阿部  功君
交通局局長横溝 清俊君
総務部長橋本  勲君
水道局局長赤川 正和君
総務部長石山 伸彦君
下水道局局長鈴木  章君
経理部長藤井 浩二君

本日の会議に付した事件
 平成十年度東京都公営企業各会計決算の認定について
 ・病院会計決算
 ・中央卸売市場会計決算
 ・埋立事業会計決算
 ・臨界副都心開発事業会計決算
 ・羽田沖埋立事業会計決算
 ・交通事業会計決算
 ・高速電車事業会計決算
 ・電気事業会計決算
 ・水道事業会計決算
 ・工業用水道事業会計決算
 ・下水道事業会計決算

○松村委員長 ただいまから平成十年度公営企業会計決算特別委員会を開会いたします。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、平成十年度公営企業各会計決算の認定について採決を行います。
 これより決算の審査を行います。
 平成十年度東京都病院会計決算外十会計決算を一括して議題といたします。
 本決算の認定の際に付する意見につきましては、理事会でご協議いただきました意見をお手元に配布してあります。
 朗読は省略させていただきます。


平成十年度東京都公営企業各会計決算認定意見

◎病院会計
一 都立病産院は、その基本的役割である、救急医療、障害者医療などの行政的医療や、がん医療、難病医療などの高度・専門医療を都民に適正に提供するとともに、ターミナル・ケア、周産期医療、リハビリテーション医療など都民要望の高い医療にも積極的に取り組み、高度・専門医療機能の一層の充実に努められたい。   
二 都財政の厳しい状況を踏まえ、一般会計補助対象経費の見直しを行うとともに、経費の節減と収入の確保に努め、より一層の経営改善を図られたい。 
三 都立病産院は、医療事故防止対策に万全を期すとともに、インフォームド・コンセントの推進やボランティアとの協働を積極的に進めることなどにより、快適な療養環境づくりに留意し、患者中心の医療の提供とサービスの向上に努められたい。
四 都立病産院における救急医療体制や土曜診療体制を強化し、三百六十五日、二十四時間体制を推進するための必要な措置を講じられたい。
五 松沢病院の改築計画を進めるとともに、地域のニーズに応え、合併症患者に対する一般診療機能を一層活用するよう努められたい。
六 小児医療機関の減少を踏まえ、都立病産院における小児医療の充実強化に努められたい。特に、多摩地域における新生児医療に対処するための周産期医療体制の整備及び八王子小児病院の移転改築を進められたい。
  また、アレルギー対策についても充実強化に努められたい。
七 各病産院の計画的な整備を図り、あわせて、震災への対応をはじめとした災害対応能力の向上に努め、災害医療体制の充実に努められたい。
  また、増加傾向にある結核緊急患者への医療体制についても強化されたい。
八 都立病産院は、その医療機能を生かし、地域の医療機関との連携を進め、地域医療のシステム化に積極的に寄与されたい。
九 都立病産院の医薬分業を促進するため、院外処方せんの発行について引き続き努力するとともに、院内の薬剤管理の適正化を推進されたい。
十 骨髄移植について、都立病産院における医療体制の充実を図られたい。あわせて、昨年設立された「日本さい帯血バンクネットワーク」への一層の協力に努められたい。
十一 エイズ患者、感染者が安心して適切な医療を受けられるよう、引き続き診療体制の整備拡充に努められたい。
十二 感染性医療廃棄物については、東京ルールにのっとり、最終処分までの業者、処分地の確認に努められたい。
十三 都立病産院において、患者の相談窓口を設置するなど、権利擁護制度の創設に努められたい。また薬剤の副作用情報についても積極的に提供されたい。

◎中央卸売市場会計
一 都民に対する生鮮食料品等の円滑な流通と安定的な供給を確保するため第六次東京都卸売市場整備計画に基づく市場施設整備を着実に実施するとともに、卸売市場を取り巻く社会経済情勢の変化等を見極めつつ、第七次整備計画の策定を進められたい。
二 世田谷、食肉、淀橋等の市場の施設整備を促進するとともに、築地市場の整備にあたっては、将来とも基幹市場としての役割を担い、流通環境のな理解と協力を得ながら、事業を促進されたい。
三 多摩地域における青果物の円滑な供給を図るため、これまでの調査結果業界の要望を踏まえ、新たな卸売市場整備の方向性を早急に明確にされたい。 
四 市場財政の健全化と長期的な安定を目指して一層の内部努力を進め、効率的な経営に努めるとともに、国庫補助の増額、一般会計との負担区分の見直し、施設整備の水準や手法の検討などに取り組まれたい。
五  発泡廃棄物をはじめとするゴミ問題については、市場関係業者と協力しながら分別収集や資源化、再利用を推進するなど、今後とも総合的な処理体制の確立に努め、市場内の環境改善を進めるとともに、小型特殊自動車の電動化の推進に努められたい。
六 今回の改正条例の運用にあたっては、売買参加者や小売店にとって不利益とならないよう、十分配慮されたい。
七 有機農産物の供給を図る上での対策を進められたい。

◎埋立事業会計
一 東京港の埋立地は都民にとって貴重な財産であり、東京の都市構造の再編に寄与するよう、長期的な視点に立った着実な開発整備を推進されたい。
  また、都民のニーズに的確に対応し、海上公園やスポーツ・レクリエーション施設の充実を図り、利用者サービスの向上にも努め、良好な都市環境の形成に努められたい。
二 老朽化した護岸の改修等を実施し、埋立地の防災対策に万全を期されたい。
三 有明北地区の埋立は、臨海地域の発展及び首都圏交通ネットワークの形成に大きく寄与する広域幹線道路の整備に不可欠なものであり、引き続き水生生物等が生息できるよう自然環境に十分配慮し、豊かな水辺環境を生かした職住近接のまちづくりを目指し、積極的に事業を進められたい。

◎臨海副都心開発事業会計
一 東京の活力と創造力を生み出す臨海副都心の開発は、我が国経済を牽引し、中小企業に対する大きな生産誘発効果や雇用誘発効果をもたらすなど、都民の生活を支える極めて意義の大きい事業であり、今後とも進出企業の誘致に積極的に取り組み、着実な開発を推進されたい。
二 東京港臨海道路、晴海通り、環状二号線等の広域幹線道路の整備、臨海高速鉄道の大崎延伸や新交通「ゆりかもめ」の豊洲延伸など広域交通基盤の整備については、都財政の厳しい状況に配慮しつつ、着実に推進されたい。 
三 臨海副都心を含む東京臨海地域の新たな開発整備ビジョンの策定にあたっては、情報公開と都民意見の反映に努め、その地域特性や可能性を生かし、二十一世紀の東京と日本を見据えた都市づくりを提案するとともに、我が国の物流の中核となるよう、より効率的で高度化された物流機能の構築についても検討されたい。
四 有明の丘については、広域防災拠点としての機能を確実に果たせるよう、地域内の施設整備やアクセス道路等の基盤整備を着実に進めるとともに、既成市街地の再開発にあたって臨海副都心の活用を図るなど、既成市街地とリンクする開発の推進に努められたい。
五 臨海部関連の第三セクターについては、引き続き経営状況の公開や一層の経営安定化への取り組みを行うよう指導されたい。

◎ 羽田沖埋立事業会計
一 羽田空港の沖合展開に伴う事業がすでに終了したところであるが、引き続き浅場造成事業を着実に推進されたい。
二 羽田空港の沖合展開の跡地の活用については、都が責任をもって、関係機関と協議されたい。

◎交通事業会計
一 「都営交通プラン97」に定めた事業計画の着実な執行に努めるとともに、組織の簡素効率化等により、経費の節減等の徹底した経営の効率化を推進し、あわせて資産の有効活用等による増収にも積極的に取り組むなど、経営基盤を強化し、東京独自の公共交通政策に的確に対応できるよう、長期的視野に立った体制の整備を図られたい。
二 バス事業については、地下鉄等の開業による乗客潮流の変化に対応したバス路線の整備をはかるとともに、利用者ニーズを的確に把握し、地下鉄とのネットワーク形成による乗継制度、運行ダイヤの見直し等、利用者利便向上のための方策について検討を進められたい。
三 高齢者や身体障害者はもとより、すべての人々が利用しやすいバスとするために、引き続きノンステップバス等低床式バスの導入を進められたい。
四 環境対策の一環として、引き続きCNGバス、ハイブリッドバス等の低公害型バス車両の試験的導入の拡充に努めるとともに、従来のバス全てにDPF装置を装着し、TDMで積極的役割を果たすなど大気汚染防止対策に取り組み、環境に配慮した先導的施策を推進されたい。       
五 安全優先の運行管理を徹底し、組織全体の危機管理意識の徹底を図り、報告と分析、真摯な情報開示に努められたい。
六 都バスの公共機関としての機能を十分発揮するため、バス専用レーンの拡充、信号サイクル等の調整、駅ターミナルの整備及び違法駐車対策等、バス優先の走行環境の整備を推進するよう関係機関に要望されたい。
七 バスの車体広告を拡大し増収を図るとともに、路面電車への車体広告の導入を進められたい。
八 路面電車については、利用者ニーズを的確に把握し、利用者の利便向上と乗客誘致をさらに推進されたい。
九 コミュニティバスやライトレール・トランジットなどの地域内交通の確立に向けた計画を進められたい。

◎高速電車事業会計
一 「都営交通プラン’97」に定めた事業計画の着実な執行に努めるとともに、組織の簡素効率化等により、経費の節減等の徹底した経営の効率化を推進し、あわせて資産の有効活用等による増収にも積極的に取り組むなど、経営基盤を強化し、東京の公共交通政策に的確に対応できるよう、長期的視野に立った体制の整備を図られたい。
二 東京の公共交通ネットワークの形成に不可欠であり、都民の期待が極めて大きい大江戸線環状部の平成十二年十二月全線開業に向け、安全対策を含め、準備に万全を期されたい。
  また、平成十二年九月の三田線目黒延伸部の開業及び東急目黒線との相互直通運転開始についても、安全対策を含め、準備に万全を期されたい。
三 誰もが利用しやすい地下鉄とするため、エレベーター等垂直移動施設の整備、上下エスカレーターの設置促進、車いす対応型トイレの設置などバリアフリー化に向けて駅施設を改善するとともに、大江戸線環状部等の開業にあわせた乗り継ぎ利便性向上のための施設整備等、輸送サービスの充実に努められたい。
四 地下鉄の安全対策については、安全のための施設整備を進めるとともに、安全優先の運行管理、保守管理の徹底、組織全体の危機管理意識の徹底を図り、報告と分析、真摯な情報開示を行い、乗客の安全の確保に万全を期されたい。
五 地下鉄の防災、震災対策については、ハード面での適切な対策を講ずるとともに、ソフト面での検討を行い、乗客の安全確保に努められたい。
六 地下鉄の安全対策や利用者利便の向上をはかるための施設整備が計画的に進められるよう、国等からの助成制度の拡充に努められたい。
七 地下鉄建設費に対する国の助成措置を大幅に増額するシステムの確立を国に強く働きかけられたい。   
八 今後の地下鉄事業における財政基盤の強化を図るため、大江戸線環状部買い取りに伴う財政対策について、国等関係機関との協議に基づき着実に実施されたい。
九 平成十二年十月に予定されている鉄道事業者間のカード共通化を確実に実施するとともに、乗継割引制度の拡大など、わかりやすく利用しやすい地下鉄運賃制度について検討を進められたい。

◎電気事業会計
一 引き続き良好な経営状況となっているが、電気事業の規制緩和の進展を踏まえ、一層の効率的経営に努めるとともに、クリーンエネルギーの安定的供給に寄与するため、白丸発電所の建設を推進されたい。

◎水道事業会計
一 利根川水系及び荒川水系における水資源開発基本計画で予定している新規水源開発について、国に一層の促進を要望するとともに、水源県との協力関係を深め、その推進に努められたい。
  また、財源対策として、国庫補助金等の拡大導入に努力されたい。
二 現在及び将来にわたる安定給水を確保するため、主要施設整備事業を強力に推進するとともに、事故・震災時においても都民生活や都市活動に必要な水を確保できるよう、応急給水槽の整備や水道施設の耐震性の強化など、引き続き危機管理体制に万全を期されたい。
三 貴重な水資源の損失を防止し有効活用を図るため、経年配水管の取り替え、給水管のステンレス化に積極的に取り組むとともに、漏水発見技術の研究開発に努め、漏水防止作業の効率化など漏水防止対策を推進されたい。
  また、広報による都民の節水意識の高揚、大規模ビル等に対する循環利用及び雨水利用の促進等、節水諸施策を積極的に推進し、節水型都市づくりに努められたい。
四 資源の再利用やエネルギー効率の良い水道システムの構築を図り、地球環境への負荷をできる限り抑制する施策の推進に努められたい。
五 近年の水源水質の悪化に鑑み、安全でおいしい水を供給するため、水道水源の水質保全対策、下水道の整備促進、流水保全水路整備事業の推進、さらに、いわゆる環境ホルモン等の化学物質の安全性に関する調査研究について、国や関係機関に強力に働きかけられたい。
  また、都としても、小河内貯水池の水質保全対策を進めるとともに、水質状況に応じた浄水処理に最善を尽くし、水質管理体制の強化や水質検査技術の向上、高度浄水施設の建設を積極的に推進されたい。
六 コスト縮減を含めた企業努力はもとより、PFI手法の適用範囲の拡大など、新たな経営手法を積極的に採用し、事業経営の一層の効率化に努められたい。
七 都民サービスの一層の向上を目指し、料金、経営内容、施設整備の状況等についてパンフレットやインターネット等を活用し、積極的に情報公開に努めるとともに、相談体制の充実、窓口業務の改善、施設の開放を進めるなど、地域に密着した水道の実現に努められたい。
  また、水道局が培ってきた経営ノウハウや技術力を活かし、職員の海外派遣などを通して国際貢献に積極的に取り組まれたい。
八 物品購入における公正、公平な競争を確保するため、物品購入事務総点検委員会で示された改善の方向に基づき、その実現に努められたい。  
  また、支給材料制度については、一部材料の請負業者持ちへの試行実施の検証を早急に行い、制度の存廃を含めた抜本的な見直しを実施されたい。
九 中長期的視点に立った事業目標の達成に向け、着実な経営を行うとともに、適正な人事の配置、人材育成を行い、都民サービスの維持向上に努められたい。
十 多摩地域の水道統合については、今後も地元の意向を尊重されたい。

◎工業用水道事業会計
一 工業用水道事業経営改善計画に基づく事業を着実に推進するとともに、より一層効率的な事業運営、財政の安定化に努められたい。

◎下水道事業会計
一 区部における下水道普及困難地域の早期解消に努められたい。
二 老朽化施設の計画的な再構築を進め、より効率的で維持管理のしやすい下水道システムへの転換に努められたい。
  また、施設の耐震強化、既管渠の更生や既設設備の延命化等の技術開発に取り組まれたい。  
三 浸水から都民の生命と財産を守るため、管渠及びポンプ所等の整備を急ぐとともに、雨水流出抑制のための貯留・浸透施設の整備を促進するなど、最近の浸水被害の実態を踏まえた重点的な雨水対策を進められたい。  
四 東京湾や都内河川の水質を改善し、快適な水辺環境を創出するため、高度処理や合流式下水道の改善を推進されたい。
五 多摩地域の生活環境の改善、河川等の水質汚濁防止に資するため、流域関連公共下水道の整備と整合を図りながら、流域下水道建設事業を積極的に推進されたい。
六 多摩地域の浸水被害を解消するため、市町が行う雨水排水施設の整備との整合を図り、必要な浸水対策を推進されたい。
七 循環型社会の形成に資するため、再生水の利用、下水汚泥の資源化などの技術開発を進めるとともに、利用の拡大に努められたい。   
  また、汚泥資源については、積極的活用を図るため、都が発注する公共事業で利用促進を働きかけるとともに、一層の低コスト化を図り、民間への普及に努められたい。
八 下水熱を利用した地域冷暖房事業については、事業採算性を確保しつつ積極的に進め、都市の環境負荷低減に貢献されたい。
九 下水道管渠を利用した光ファイバーケーブル通信網の構築により、効率的な維持管理を推進するとともに、高度情報化に貢献する事業の展開を図られたい。
十 下水道施設の周辺環境を良好に保つため、臭気、騒音等の対策に万全を期し、施設の緑化を促進されたい。
  また、施設上部の利用にあたっては、地元と十分協議し、バリアフリーにも配慮した公園、スポーツ施設等として、地域住民に親しまれる施設づくりに努められたい。
十一 下水道施設の保全及び下水処理を円滑に行うため、有害物質を含む下水を排出するおそれのある事業所等に対して、除害施設の設置等の指導をさらに強化されたい。
十二 災害時の下水対策について、検討を進められたい。
十三 下水道建設事業を着実に実施するため、国庫補助金等の必要な財源確保に努めるとともに、国庫補助採択基準の緩和、起債における良質な資金枠の拡大等、財政措置の改善を国に強く要望されたい。
十四 下水道施設を適正かつ効率的に維持管理するとともに、適切な人員配置、新技術の導入による経費の縮減、資産の有効活用など、不断の経営改善に取り組み、、健全な財政運営と都民サービスの向上に努められたい。


○松村委員長 これより採決を行います。
 初めに、平成十年度東京都病院会計決算、平成十年度東京都中央卸売市場会計決算、平成十年度東京都埋立事業会計決算、平成十年度東京都臨海副都心開発事業会計決算、平成十年度東京都羽田沖埋立事業会計決算、平成十年度東京都高速電車事業会計決算、平成十年度東京都水道事業会計決算及び平成十年度東京都下水道事業会計決算を一括して採決いたします。
 本決算は、起立により採決いたします。
 本決算は、それぞれお手元配布の意見を付して認定することに賛成の方はご起立を願います。
   〔賛成者起立〕

○松村委員長 起立多数と認めます。よって、平成十年度東京都病院会計決算外七会計決算は、それぞれお手元配布の意見を付して認定することに決定いたしました。

○古館委員 ただいま廃棄されました本決算に対する我が会派の意見は、少数意見として留保いたします。

○松村委員長 ただいま古館理事から、少数意見として留保したい旨の発言がありましたが、本件は、会議規則第六十七条第一項の規定により、二名以上の賛成者を必要とします。
 古館理事の発言に賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○松村委員長 賛成者二名以上であります。よって、本件は少数意見として留保されました。
 なお、少数意見報告書は議長に提出いたしますので、速やかに委員長までご提出を願います。
 次に、平成十年度東京都交通事業会計決算、平成十年度東京都電気事業会計決算及び平成十年度東京都工業用水道事業会計決算を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。
 本決算は、お手元配布の意見を付して認定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○松村委員長 異議なしと認めます。よって、平成十年度東京都交通事業会計決算外二会計決算は、お手元配布の意見を付して認定することに決定いたしました。
 以上で平成十年度公営企業各会計決算の審査はすべて終了いたしました。
 なお、本会議における委員長口頭報告につきましては、理事会にご一任願いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○松村委員長 異議なしと認め、そのように取り扱わさせていただきます。

○松村委員長 この際、所管局を代表いたしまして交通局長から発言の申し出がありますので、これを許します。

○横溝交通局長 公営企業会計関係六局を代表いたしまして、一言ごあいさつを申し述べさせていただきます。
 委員長初め委員の皆様方には、平成十年度公営企業十一会計の決算につきまして、長期間にわたり慎重かつご熱心なご審査を賜り、まことにありがとうございました。
 また、ただいまは貴重なるご意見を付してご認定をいただきまして、厚く御礼を申し上げます。
 今後、私ども所管事業の執行に当たりましては、ただいまいただきましたご意見はもとより、委員会審査の過程におきまして委員の皆様方からちょうだいいたしましたご指摘、ご意見等につきましても、その趣旨を踏まえ、適正かつ効率的な事業運営を図ってまいる所存でございます。
 今度とも、委員の皆様方の変わらぬご指導、ご鞭撻を心よりお願い申し上げまして、簡単ではございますが、御礼のごあいさつとさせていただきます。
 どうもありがとうございました。

○松村委員長 この際、私からも一言ごあいさつをさせていただきます。
 当委員会は、昨年の九月二十二日に発足して以来本日まで八カ月間、委員会を十五回、視察を二回実施してまいりました。本日無事に決算の認定を終了することができましたのも、副委員長初め理事の皆さん、委員の皆さんの多くのご協力のおかげでございます。
 また、関係局の皆さんにも大変ご協力をいただきました。ここに皆様方への感謝を申し上げ、御礼のごあいさつとさせていただきます。大変ありがとうございました。(拍手)
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時九分散会

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