委員長 | 山崎 一輝君 |
副委員長 | 上野 和彦君 |
副委員長 | 鈴木あきまさ君 |
副委員長 | 酒井 大史君 |
理事 | 伊藤こういち君 |
理事 | 尾崎あや子君 |
理事 | 和泉 武彦君 |
理事 | あさの克彦君 |
理事 | 田中たけし君 |
理事 | 崎山 知尚君 |
小林 健二君 | |
小松 久子君 | |
栗林のり子君 | |
菅野 弘一君 | |
おときた駿君 | |
松田やすまさ君 | |
中村ひろし君 | |
島崎 義司君 | |
桜井 浩之君 | |
三宅 正彦君 | |
かち佳代子君 | |
曽根はじめ君 | |
宇田川聡史君 |
欠席委員 なし
出席説明員中央卸売市場 | 市場長 | 村松 明典君 |
次長 | 澤 章君 | |
理事新市場整備部長事務取扱 | 福田 至君 | |
管理部長 | 松永 哲郎君 | |
事業部長 | 白川 敦君 | |
企画担当部長 | 吉村 恵一君 | |
事業支援担当部長 | 西坂 啓之君 | |
渉外調整担当部長 | 有金 浩一君 | |
市場政策担当部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務 | 金子 光博君 | |
財政調整担当部長 | 長嶺 浩子君 | |
移転支援担当部長 | 長田 稔君 | |
新市場整備調整担当部長 | 井上 佳昭君 | |
移転調整担当部長 | 赤木 宏行君 | |
基盤整備担当部長 | 村井 良輔君 | |
施設整備担当部長 | 佐藤 千佳君 | |
建設技術担当部長 | 吉野 敏郎君 |
本日の会議に付した事件
豊洲市場の移転に向けた諸課題について調査及び検討を行う。
報告事項(説明)
・第九回地下水モニタリング調査の経過等について
○山崎委員長 ただいまから豊洲市場移転問題特別委員会を開会いたします。
これより豊洲市場の移転に向けた諸課題について調査検討を行います。
本日は、お手元配布の会議日程のとおり、報告事項の聴取を行います。
なお、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は後日の委員会で行いますので、ご了承願います。
初めに、理事者の欠席について申し上げます。
櫻庭新市場事業推進担当部長は、公務のため、本日の委員会に出席できない旨の申し出がありました。ご了承願います。
次に、資料の配布について申し上げます。
お手元配布のとおり、過日の委員会における湘南分析センターの参考人より、当日の質疑に関する補足資料の提出が、また、当日の委員会において参考人が提示したパネル資料の提出がありました。ご了承願います。
それでは、理事者から、第九回地下水モニタリング調査の経過等について報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。
○松永中央卸売市場管理部長 私からは、去る三月四日の当委員会の参考人招致における株式会社湘南分析センターの発言を踏まえまして、第九回地下水モニタリング調査の経過等について、お手元の資料に基づき、十一点の項目についてご説明申し上げます。
表紙をおめくりいただき、一ページをごらんください。株式会社湘南分析センターの発言要旨〔1〕、入札前に事前の現場の状況説明がなかったに関し、当局で確認している状況でございますが、契約に際しての現場の事前確認は通常行われておらず、こうした疑問については、仕様書に対する質問をいただき、これに対する回答を入札参加者にお伝えしている。
今回の契約については、地下ピットには照明設備がないことや水がたまっていることなど、地下ピットの状況についても回答している。
発言要旨〔2〕、契約延期や辞退を都に申し込んだが、都が責任を持つからやってくれと文書で頼まれたに関し、当局で確認している状況でございますが、二ページをお開きください。十一月十七日に、湘南分析センターには十一月二十一日から十二月四日までの採水スケジュールを示し、十一月二十一日に打ち合わせを行った。その後、調査延期の提案はあったが、最終的に、調査を実施することについて応諾。
湘南分析センターが応諾するに当たり、作業スケジュールは、市場が提示したものであることを明確にするための依頼書を担当が作成し、上司に確認をとった上で交付している。
上司は、内容自体に問題があるものではないことから、交付することを許可した。
発言要旨〔3〕、地下ピット内のたまり水の排水のため、短期間での採水を強いられたに関し、当局で確認している状況でございますが、地下ピットの排水については、十二月開催の専門家会議で指示があることが想定されており、モニタリング作業のスケジュールでは、こうした状況も盛り込んでいた。
実際には、十二月四日に採水を終える予定であったが、ふぐあいのある井戸への対応等から十二月六日に採水を終えた。
発言要旨〔4〕、現場では、井戸の水没二十五カ所、変形二十五カ所、内部詰まり五カ所など、ふぐあいのある井戸は五十九カ所あったに関し、当局で確認している状況でございますが、モニタリング井戸の状況は、水没二十五カ所、変形二十五カ所、詰まり五カ所、破損等四カ所の計五十九カ所でふぐあいを確認した。
水没している井戸は、上部にアタッチメントを設置し、ピット内のたまり水が入らないようにした上で、パージ、採水を行っている。
変形や詰まりについては、採水器具を小型のものにする、あるいは堆積物を吸い上げる等、詰まりを解消してから、パージ、採水するといった対応をしており、いずれの場合も作業に影響はなかった。
これらのふぐあいがある井戸への対応に対し、一月六日付で設計変更の上、契約変更を行った。
四ページをお開きください。発言要旨〔5〕、分析結果で、異常値が初期段階で出たので、口頭で伝えた、二回が、速報はしなくてもよい、一月上旬に文書で伝えるようにと指示されたに関し、当局で確認している状況でございますが、第九回の調査結果は、二年間モニタリングの最終回となるため、データは慎重に扱うものと認識しており、個別に報告を受けるのではなく、一括して報告を受けることとしていた。
十一月二十四日の打ち合わせの議事録及び資料は別添のとおりであり、打ち合わせは、主に現場の状況や費用等について話し合ったものである。三月四日以降、担当者に確認をしたところ、打ち合わせにおいて基準値を大きく超えている箇所があったという報告は受けていない。また、湘南分析センターの出席者から、希釈倍率のターゲットレベルが今までと異なるので、他の濃度データはないのかというようなことを聞かれたため、お渡しした一回から八回の地下水モニタリングデータしかないと回答した。委員会において、湘南分析センターが都に基準値を大きく超えている箇所があった旨報告を行ったとしていることは、このことを指しているのかもしれないが、そのように認識できるやりとりではなかったとのことであった。また、当日の会議では、データの報告は一月初旬とし、その前に速報は不要とすると伝えている。
担当によると、十二月二日は、モニタリング井戸の状況確認を主とした目的で豊洲市場に赴いた際、湘南分析センターの職員と会っているものの、基準値を大きく超える箇所が多数あったとの報告を受けた記憶はないとのことであった。
さらに、一月十日以前に、検査結果について報告を受けた者はいないと確認している。
発言要旨〔6〕、パージ作業後の復水が遅い井戸があり、翌日以降の採水を申し入れたが、パージした水で分析するように指示された、その水は濁っていたに関し、当局で確認している状況でございますが、最終日の十二月六日に採水を行ったP38-6は、都の指示でパージした地下水を分析試料としている。
六ページをお開きください。この地点は二百一本の最後の井戸であり、パージ後十分経過後も水位の回復が見られず、井戸が枯渇している状況であった。受託者から対応について相談があったが、P38-6はシアンを対象としており、懸濁していたとしても、ろ過分析により対応可能との認識のもと、スケジュールを考慮し、現場担当者の判断により指示した。
分析結果については基準値内であったが、ガイドラインではパージ後、採水することとしており、採水方法として適切ではなかったと考えられるため、この取り扱いの妥当性については、次回の専門家会議において評価していただく予定である。
発言要旨〔7〕、パージから採水までの間隔は、二十から三十分間、同日の採水を都から指示されたに関し、当局で確認している状況でございますが、入札時の質問への回答において、各井戸での水位回復の時間は平均で二十から三十分と仮定しています、そのため、パージ作業及び採水作業は同日を想定しておりますとしている。
二十から三十分は水位回復時間を示したもので、静置時間を指示したものではない。
また、都から、静置時間を設けずにすぐに採水するよう指示したといった事実はない。
参考までに、ガイドラインには静置時間について規定は特に設けられていない。このため、各社に対するヒアリングにおいて、どの程度静置時間を設けたかを確認しているところ。
発言要旨〔8〕、モニタリング井戸の上部がピット内の配管で塞がれている箇所があり、井戸の上部を切除して測定した、この井戸の過去一回から八回の測定時の対応は不明であるに関し、当局で確認している状況でございますが、井戸上部の切除については、湘南分析センターからの協議を受けて、これを了承し、作業の際には立ち会っている。
なお、配管が設置されていた六回目以降のモニタリングの際には、井戸の立ち上げ部をしならせて、ポンプのホースを挿入する等により、パージ及び採水を行った。
八ページをお開きください。発言要旨〔9〕、一月十日にモニタリング結果を報告したところ、同日夕方に、シアンの試料の提供を求められた、十二日午前中に、都と打ち合わせが設定され、その席には環境局の職員も同席していた、この打ち合わせの中で、提供した試料の分析結果が、弊社の分析結果と同じような結果であったとの報告があったに関し、当局で確認している状況でございますが、一月十日にデータを受領した後、平田座長に確認をしてもらったところ、これまでのデータと大きく乖離していることから、確認が必要との指示があった。
湘南分析センターに連絡をし、保管試料のうちシアンの一部について一月十一日に持ち込んでもらった。
即日、東京都環境科学研究所にて分析をしてもらい、既に前処理済みのシアンの検体、一部について、分析結果が同等であることを確認した。
当時、採水や前処理を含め全体的に確認中であり、後日、二月十七日に再調査の精度管理の一環で湘南分析センターに立ち入りした際に、環境局より、分析は妥当であることを確認した旨を伝えている。
発言要旨〔10〕、一月十二日十七時ごろ、都が立ち入りをするとの電話連絡を受けた、十九時ごろに来社し、いろいろと質問をされ二十時三十分ごろまで滞在していた、一月十二日二十三時ごろ、都から電話連絡を受け、写真などの調査資料を翌朝までに提出するよう強く求められた、一月十三日、都に、要求された資料を提出したに関し、当局で確認している状況でございますが、第九回目の調査結果が、これまでと大きく乖離するものであったため、採水や分析の方法等について詳細な確認が必要と判断し、一月十二日に、あらかじめ湘南分析センターに連絡し、了解をいただいた上で訪問した。
この際、保管されている試料や作業状況を記録した写真や野帳などの資料を用いて、説明いただいた。
帰庁後、都として作業状況等の情報を共有するため、説明の際に使用されていた資料の提供を依頼した。
この依頼を受けて、翌日の午後、依頼した資料の一部をお届けいただいた。
発言要旨〔11〕、暫定値という取り扱いになったことについては非常に疑問を抱いている、弊社に対する風評被害も出ているに関し、当局で確認している状況でございますが、第九回目の調査結果は、これまで第一回から第八回までの調査結果と比べ、急激に変動している箇所が多々あり、調査内容等の確認を行っていることから、暫定値として公表したものである。
専門家会議においても、これまでの調査結果と大きく乖離し、現時点で評価できないことから、専門家会議の管理のもと、再調査を実施している。
再調査の結果については、次回の専門家会議で評価、検証する予定である。
次に、参考資料をごらんください。資料は七点でございます。
表紙をおめくりいただき、一ページをごらんください。参考資料1は、入札時の質問回答書でございます。
五ページをお開きください。参考資料2は、十一月十七日の打合せの際に湘南分析センターに示したスケジュールでございます。
六ページをお開きください。参考資料3は、中央卸売市場から湘南分析センター宛てに提出した依頼書でございます。
七ページをごらんください。参考資料4は、入札経過書及び一連の契約書等でございます。
少し飛びますが、一三ページをごらんください。参考資料5は、十一月二十四日に行いました湘南分析センターとの打ち合わせ議事録及び資料でございます。
一七ページをお開きください。参考資料6は、いわゆる環境省のガイドラインの抜粋でございます。
二三ページをお開きください。参考資料7は、現在、専門家会議の管理のもと、精度管理を含め実施している再調査に関する契約の仕様書でございます。
報告は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○山崎委員長 報告は終わりました。
なお、資料要求については、今回の報告事項の範囲内としていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、資料要求のある方は発言を願います。
○あさの委員 資料をお願いいたします。
第一回目から九回目までのパージ、採水、分析の仕様書、指示書というのをいただきたいと思います。
二つ目、日水コン作成の採水の手順書をお願いいたします。
三点目、採水作業に入る前に行った事前協議の議事録メモなど協議内容のわかるものをお願いいたします。
四点目、この確認のためにシアンの検体を受けて環境科学研究所に分析を出した際の分析結果報告書の原本のコピー。
そして最後に、その際の費用や契約など、環境科学研究所と結んだ依頼に関する書類の全て。
以上です。
○山崎委員長 ほかに。
○かち委員 八点お願いします。
日水コンがつくった暫定井戸で使用したモニタリングの手順書と、本格実施のときに使った手順書。
それから、二番目として、五十九カ所の破損、水没、目詰まりなどのモニタリングポストの位置のわかるもの。
三番目に、一回から九回までの五、六、七街区におけるパージ、採水を実施した事業者一覧。
四番目、一回から九回のモニタリング事業者から都へ、モニタリング作業の問題に関連して報告された事項。
五番目、一回から九回のモニタリング事業者から分析する業者への資料送付に先立った連絡事項及びそれに対する都の対応を示すもの。
六番目、日水コンからパージ作業をゼネコンへ再委託することの把握状況。
七番目、モニタリング採水口の状況についての把握状況を示すもの。
八番目、九回目のモニタリングへの市場当局、環境局の監督、立ち会いの対応状況について。
以上です。
○おときた委員 一点お願いします。
参考資料2で湘南分析センターに示したスケジュールが記載されておりますが、こちら第一回から第八回目も同様のスケジュールがありましたら、そちらの資料をお願いいたします。
○山崎委員長 ただいま、あさの理事、かち委員、おときた委員から資料要求がありましたが、これを委員会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山崎委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
午後一時十八分散会
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