総務委員会速記録第十九号

令和四年十二月十三日(火曜日)
第一委員会室
午後一時開議
出席委員 十四名
委員長松田 康将君
副委員長米川大二郎君
副委員長小林 健二君
理事五十嵐えり君
理事小松 大祐君
理事福島りえこ君
関口健太郎君
福手ゆう子君
古城まさお君
やまだ加奈子君
清水やすこ君
原 のり子君
本橋たくみ君
石川 良一君

欠席委員 なし

出席説明員
政策企画局局長中村 倫治君
次長戦略広報調整監兼務山田 忠輝君
総務部長末村 智子君
子供政策連携室室長山下  聡君
子供政策連携推進部長土村 武史君
総務局局長野間 達也君
次長理事兼務小笠原雄一君
総務部長猪口 太一君
デジタルサービス局局長久我 英男君
次長吉村 恵一君
理事総務部長事務取扱丸山 雅代君
選挙管理委員会事務局局長松永 竜太君
人事委員会事務局局長初宿 和夫君
任用公平部長新田見慎一君
監査事務局局長小室 一人君

本日の会議に付した事件
意見書、決議について
付託議案の審査(決定)
・第二百六号議案 令和四年度東京都一般会計補正予算(第五号)中、歳出、債務負担行為
総務委員会所管分
・第二百八号議案 東京都公文書等の管理に関する条例の一部を改正する条例
・第二百九号議案 東京都情報公開条例の一部を改正する条例
・第二百十号議案 個人情報の保護に関する法律施行条例
・第二百十一号議案 東京都個人情報保護審査会条例
・第二百十二号議案 審理、喚問、聴聞等に出頭した者及び公聴会に参加した者の費用弁償に関する条例の一部を改正する条例
・第二百十三号議案 職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
・第二百十四号議案 東京都の一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部を改正する条例
・第二百十五号議案 東京都の一般職の任期付研究員の採用及び給与の特例に関する条例の一部を改正する条例
請願陳情の継続審査について
特定事件の継続調査について

○松田委員長 ただいまから総務委員会を開会いたします。
 初めに、意見書、決議について申し上げます。
 過日の委員会で理事会にご一任をいただきました意見書二件、決議一件につきましては、いずれも調整がつかなかった旨、議長に報告すべきであるとの結論になりましたので、ご了承願います。

○松田委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、付託議案の審査並びに請願陳情及び特定事件の閉会中の継続審査及び調査の申出の決定を行います。
 これより付託議案の審査を行います。
 第二百六号議案、令和四年度東京都一般会計補正予算(第五号)中、歳出、債務負担行為、総務委員会所管分及び第二百八号議案から第二百十五号議案までを一括して議題といたします。
 本案については、いずれも既に質疑を終了しています。
 この際、本案に対し発言の申出がありますので、これを許します。

○福手委員 まず、第二百六号議案、令和四年度東京都一般会計補正予算の政策企画局所管分について意見を述べます。
 この補正予算は、スタートアップの拡大を図るため、海外進出したスタートアップやその関係者が交流する場をつくるため、来年一月から五月にかけて行う海外での調査費用として計上されています。
 スタートアップと交流するための出先機関、出島は八月に開設したばかりで、その検証もない中で新たな場をつくるというのはあまりに拙速です。補正予算を組むまでして急がなければならない理由が見当たりません。今回の補正予算は、物価高騰やコロナから都民を守ることが中心であるべきです。
 よって、日本共産党都議団は、政策企画局所管分の補正予算に反対いたします。
 次に、第二百八、二百九、二百十、二百十一、二百十二号議案について意見を述べます。
 これらは、個人情報保護法改正に伴うものです。国のデジタル関連法の目的は、国や自治体が持つ膨大な個人情報のデータを企業に開放して、利活用しやすい仕組みにするものです。このことを進めるためには、自治体独自の個人情報保護条例が支障になるため、全国共通ルールで一元化し、自治体の条例が国より強い規制をすることができなくなります。
 日本共産党は、国会において反対をしました。個人情報の漏えいやプライバシーの侵害などに不安を感じる国民、都民は多く、国の法改正の下でも、東京都が個人情報保護の立場を鮮明にしていくことが必要です。
 そもそも、この新設の個人情報の保護に関する法律施行条例に基づく事務執行は自治事務です。地方自治法では、地方公共団体が地域の特性に応じて事務処理ができるように特に配慮しなければならないとされていますが、都は、法と重複する部分が多いとして、これまでの個人情報保護条例を廃止します。自治体の個人情報保護条例は、国に先んじてつくられてきたものであり、こんなに簡単に手放していいのでしょうか。
 デジタル関連法自体に多くの問題があり、そして、それに基づく今回の条例案は、これまでの条例の目的、個人の権利利益を保護することから大きく後退しかねません。
 よって、個人情報保護法改正に基づくこの五つの条例案に反対をいたします。

○松田委員長 発言は終わりました。
 これより採決を行います。
 初めに、第二百六号議案、令和四年度東京都一般会計補正予算(第五号)中、歳出、債務負担行為、総務委員会所管分及び第二百八号議案から第二百十二号議案までを一括して採決をいたします。
 本案は、起立により採決いたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○松田委員長 起立多数と認めます。よって、第二百六号議案、令和四年度東京都一般会計補正予算(第五号)中、歳出、債務負担行為、総務委員会所管分及び第二百八号議案から第二百十二号議案までは、いずれも原案のとおり決定いたしました。
 次に、第二百十三号議案から第二百十五号議案までを一括して採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○松田委員長 異議なしと認めます。よって、第二百十三号議案から第二百十五号議案までは、いずれも原案のとおり決定をいたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○松田委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日まで決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項につきましては、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○松田委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○松田委員長 この際、所管七局を代表いたしまして、野間総務局長から発言を求められておりますので、これを許します。

○野間総務局長 当委員会所管の七局を代表いたしまして、ご挨拶を申し上げます。
 本定例会にご提案申し上げておりました議案につきましてご決定を賜り、誠にありがとうございました。
 この間に頂戴いたしました貴重なご意見、ご提言につきましては十分に尊重させていただき、今後の都政運営に生かしてまいります。
 今後とも、より一層のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、簡単ではございますが、お礼の言葉とさせていただきます。どうもありがとうございました。

○松田委員長 発言は終わりました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時六分散会

ページ先頭に戻る

ページ先頭に戻る