総務委員会速記録第十二号

令和三年十月十一日(月曜日)
第一委員会室
午後一時開議
出席委員 十四名
委員長鈴木あきまさ君
副委員長福島りえこ君
副委員長まつば多美子君
理事あかねがくぼかよ子君
理事川松真一朗君
理事藤井とものり君
森澤 恭子君
平田みつよし君
福手ゆう子君
慶野 信一君
西崎つばさ君
原 のり子君
早坂 義弘君
藤井あきら君

欠席委員 一名

出席説明員
政策企画局局長中嶋 正宏君
次長理事兼務横山 英樹君
次長総務部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長
新型コロナウイルスワクチン接種連絡調整担当部長事務取扱
梅村 拓洋君
都民安全推進本部本部長國枝 治男君
総合推進部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務加藤 英典君
総務局局長黒沼  靖君
次長理事兼務山口  真君
総務部長小平 基晴君
デジタルサービス局局長寺崎 久明君
次長久我 英男君
総務部長有金 浩一君
選挙管理委員会事務局局長桃原慎一郎君
人事委員会事務局局長武市 玲子君
任用公平部長堀越弥栄子君
監査事務局局長岡安 雅人君

本日の会議に付した事件
意見書について
付託議案の審査(決定)
・第百五十八号議案 令和三年度東京都一般会計補正予算(第十五号)中、歳出 総務委員会所管分
・第百六十号議案 東京都地方独立行政法人評価委員会条例の一部を改正する条例
・第百六十一号議案 職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例
・第百六十二号議案 東京都職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例
特定事件の継続調査について

○鈴木委員長 ただいまから総務委員会を開会いたします。
 初めに、意見書について申し上げます。
 過日の委員会で理事会にご一任をいただきました意見書二件につきましては、調整がつかなかった旨、議長に報告すべきであるとの結論になりましたので、ご了承願います。

○鈴木委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、付託議案の審査及び特定事件の閉会中の継続調査の申出の決定を行います。
 付託議案の審査を行います。
 第百五十八号議案、令和三年度東京都一般会計補正予算(第十五号)中、歳出、総務委員会所管分及び第百六十号議案から第百六十二号議案までを一括して議題といたします。
 本案については、いずれも既に質疑を終了しております。
 この際、本案に対し発言の申出がありますので、これを許します。

○福手委員 まず最初に、第百五十八号議案、令和三年度東京都一般会計補正予算について意見を述べます。
 点検、認証済店舗へのデジタルトランスフォーメーションによる支援強化事業は、認証済店舗を対象にした事業です。しかし、今問題になっているのは、認証を受けているお店にしかお酒の提供ができないという線引きがいきなり示され、これまで都の要請に協力して休業してきたお店などが点検を受けたいと申請しても、まだ点検日さえも決まっていない状況にあることです。
 これまでも、そして、これからも、感染拡大防止に協力しているお店が不利益を受けないような救済措置を至急講じることを求め、議案には賛成いたします。
 次に、第百六十号議案、東京都地方独立行政法人評価委員会条例の一部を改正する条例についてです。
 都立、公社病院は、積極的、迅速にコロナ対応をしてきた重要な役割を果たしています。そこには、使命感を持って取り組む職員がいます。独法化は、コロナが終息するめどが立たない中、病院の在り方が大きく変わってしまう。公務員の職員の身分も全く変わってしまう。こういう重大なことをこんなときに決めるべきではありません。
 そもそも独法化は収益を上げることが目的で、都の財政負担を問題にしているものです。都立、公社病院の独法化はやめるべきです。都立、公社病院の十五の施設が一体で独法化する、こんな大規模な独法化は東京都では前例がありません。それを七名の評価委員が評価するという重大な事案を簡単に進めていること、その人選も毎年の事業報告や予算も議決事項ではなく、議会や住民の関与が非常に薄くなります。
 評価委員会の評価が議会として関与することの代わりにならないということも明らかになりました。そして、知事がこれまでと同様に財政負担をしていくといっていても、健康長寿医療センターでは、コロナ禍で医業収入を確保するための取組や、さらなるコスト削減を求められる評価が出ている事実からも、何の保障もないことは明らかです。
 よって、都立、公社病院を独法化したときの評価委員会の人数を決める第百六十号議案には反対します。
 以上です。

○鈴木委員長 発言は終わりました。
 これより採決を行います。
 初めに、第百六十号議案を採決いたします。
 本案は、起立により採決いたします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○鈴木委員長 起立多数と認めます。よって、第百六十号議案は原案のとおり決定いたしました。
 次に、第百五十八号議案、令和三年度東京都一般会計補正予算(第十五号)中、歳出、総務委員会所管分、第百六十一号議案及び第百六十二号議案を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○鈴木委員長 異議なしと認めます。よって、第百五十八号議案、令和三年度東京都一般会計補正予算(第十五号)中、歳出、総務委員会所管分、第百六十一号議案及び第百六十二号議案は、いずれも原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○鈴木委員長 次に、特定事件についてお諮りいたします。
 お手元配布の特定事件調査事項につきましては、閉会中の継続調査の申出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○鈴木委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○鈴木委員長 次に、今後の委員会日程について申し上げます。
 お手元配布の日程のとおり、理事会において申し合わせましたので、ご了承願います。

○鈴木委員長 この際、所管七局を代表いたしまして、黒沼総務局長から発言を求められておりますので、これを許します。

○黒沼総務局長 当委員会所管の七局を代表いたしまして、一言ご挨拶を申し上げます。
 本定例会にご提案申し上げておりました議案につきましてご決定を賜り、誠にありがとうございました。
 この間に頂戴いたしました貴重なご意見、ご提言等につきましては十分に尊重をさせていただき、今後の都政運営に生かしてまいります。
 今後とも、より一層のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、簡単ではございますが、お礼の言葉とさせていただきます。どうもありがとうございました。

○鈴木委員長 発言は終わりました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時八分散会

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