総務委員会速記録第十九号

平成二十六年十二月二十二日(月曜日)
第一委員会室
午後一時開議
出席委員 十五名
委員長栗林のり子君
副委員長西沢けいた君
副委員長中屋 文孝君
理事やながせ裕文君
理事徳留 道信君
理事早坂 義弘君
清水 孝治君
栗山 欽行君
上田 令子君
高倉 良生君
服部ゆくお君
田島 和明君
ともとし春久君
山下 太郎君
清水ひで子君

欠席委員 なし

出席説明員
政策企画局局長川澄 俊文君
次長理事兼務武市  敬君
総務部長河内  豊君
青少年・治安対策本部本部長河合  潔君
総合対策部長横山  宏君
総務局局長中西  充君
次長理事兼務中村 長年君
総務部長榎本 雅人君
選挙管理委員会事務局局長松井多美雄君
人事委員会事務局局長真田 正義君
任用公平部長津国 保夫君
監査事務局局長石原 清次君

本日の会議に付した事件
付託議案の審査(決定)
・第百八十四号議案 平成二十六年度東京都一般会計補正予算(第四号)中、債務負担行為 総務委員会所管分
・第百八十八号議案 公益的法人等への東京都職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例
・第百九十号議案  職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例
・第百九十一号議案 職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例
・第百九十二号議案 非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例
・第百九十三号議案 職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例
・第百九十四号議案 職員の懲戒に関する条例の一部を改正する条例
・第百九十五号議案 職員の分限に関する条例の一部を改正する条例
・第百九十六号議案 職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例
・第百九十七号議案 職員団体のための職員の行為の制限の特例に関する条例の一部を改正する条例
・第百九十八号議案 東京都特別職報酬等審議会条例の一部を改正する条例
・第百九十九号議案 職員の配偶者同行休業に関する条例
・第二百号議案   特別区における東京都の事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例
・第二百一号議案  市町村における東京都の事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例
・第二百二号議案  東京都議会議員の定数並びに選挙区及び各選挙区における議員の数に関する条例の一部を改正する条例
・地方自治法第百七十九条第一項の規定に基づき専決処分した平成二十六年度東京都一般会計補正予算(第三号)の報告及び承認について
請願陳情の継続審査について
特定事件の継続調査について

○栗林委員長 ただいまから総務委員会を開会いたします。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、付託議案の審査並びに請願陳情及び特定事件の閉会中の継続審査及び調査の申し出の決定を行います。
 これより付託議案の審査を行います。
 第百八十四号議案、平成二十六年度東京都一般会計補正予算(第四号)中、債務負担行為、総務委員会所管分、第百八十八号議案及び第百九十号議案から第二百二号議案まで並びに地方自治法第百七十九条第一項の規定に基づき専決処分した平成二十六年度東京都一般会計補正予算(第三号)の報告及び承認についてを一括して議題といたします。
 本案及び本件については、いずれも既に質疑を終了しております。
 この際、本案及び本件に対し発言の申し出がありますので、これを許します。

○清水(ひ)委員 非常勤職員制度の見直しについて発言いたします。
 来年度から一般職非常勤制度を導入するという今回の改正は、労使交渉を踏まえたものであり、その内容について我が党としても尊重するものですが、都の非常勤制度が抱える課題の根本解決にはいまだ至っていないことから、さらなる取り組みを求め、意見の表明を行います。
 我が党は、さきの代表質問において、非常勤職員、臨時職員の職を正規雇用に転換するとともに、待遇改善に向け都が率先して行動すべきと申し上げました。
 今回の改正については、ことし七月の国からの通知で、一般職非常勤職員に関する考え方が示されたことから、これを踏まえて実施するものと聞いています。しかしながら、一般職非常勤職員の任期は、更新する制度はあるものの、これまでどおり一年とされており、安定雇用にはほど遠いものです。待遇についても、地方公務員法が適用され、これまで特別職には適用されなかった不服申し立てなどの利益保護が図られる、休暇、休業制度が拡充されるなど、一定の改善を含むことは否定しませんが、都においては、常勤職員のような期末手当等の手当支給はなく、何年働いても昇給はありません。また、育児時間や子供の看護休暇など、一部の休暇についても常勤職員と異なり、無休とされており、いまだ格差は残されたままです。
 こうした点から、今回の改正は、我が党が目指す正規雇用との均等待遇の実現という面からは、依然として不十分なものといわざるを得ません。
 非正規雇用の待遇が社会問題化している中で、都の動向は、他の地方公共団体のみならず、民間企業に対しても影響を及ぼすものです。都には、非常勤職員、臨時職員の正規雇用化や、さらなる待遇改善に向けた一層の取り組みを要望し、意見表明とします。
 以上です。

○栗林委員長 発言は終わりました。
 これより採決を行います。
 初めに、第百八十四号議案、平成二十六年度東京都一般会計補正予算(第四号)中、債務負担行為、総務委員会所管分、第百八十八号議案及び第百九十号議案から第二百二号議案までを一括して採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○栗林委員長 異議なしと認めます。よって、第百八十四号議案、平成二十六年度東京都一般会計補正予算(第四号)中、債務負担行為、総務委員会所管分、第百八十八号議案及び第百九十号議案から第二百二号議案までは、いずれも原案のとおり決定いたしました。
 次に、地方自治法第百七十九条第一項の規定に基づき専決処分した平成二十六年度東京都一般会計補正予算(第三号)の報告及び承認についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本件は、報告のとおり承認することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○栗林委員長 異議なしと認めます。よって、本件は、報告のとおり承認することに決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○栗林委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日まで決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項については、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申し出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○栗林委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○栗林委員長 この際、所管六局を代表いたしまして、中西総務局長から発言を求められておりますので、これを許します。

○中西総務局長 当委員会所管の六局を代表いたしまして、一言ご挨拶を申し上げます。
 ただいま、本定例会にご提案申し上げておりました議案につきまして、ご決定を賜り、まことにありがとうございました。
 この間頂戴いたしました貴重なご意見、ご提言等につきましては、十分に尊重させていただき、今後の都政運営に生かしてまいります。
 今後とも、より一層のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、簡単ではございますが、お礼の言葉とさせていただきます。ありがとうございました。

○栗林委員長 発言は終わりました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時七分散会

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