総務委員会速記録第八号

平成二十六年六月二十三日(月曜日)
第五委員会室
午後一時開議
出席委員 十五名
委員長伊藤こういち君
副委員長小山くにひこ君
副委員長鈴木 章浩君
理事みやせ英治君
理事中屋 文孝君
理事清水ひで子君
栗山 欽行君
徳留 道信君
野上 純子君
両角みのる君
島田 幸成君
村上 英子君
藤井  一君
宇田川聡史君
川井しげお君

欠席委員 なし

出席説明員
知事本局局長中村  靖君
次長理事兼務武市  敬君
総務部長河内  豊君
青少年・治安対策本部本部長河合  潔君
総合対策部長横山  宏君
総務局局長中西  充君
総務部長榎本 雅人君
選挙管理委員会事務局局長森 祐二郎君
人事委員会事務局局長真田 正義君
任用公平部長石井  玲君
監査事務局局長松井多美雄君

本日の会議に付した事件
意見書について
付託議案の審査(決定)
・第百三十二号議案 政治倫理の確立のための東京都知事の資産等の公開に関する条例の一部を改正する条例
・第百三十三号議案 東京都組織条例の一部を改正する条例
・第百三十四号議案 都と特別区及び特別区相互間の財政調整に関する条例の一部を改正する条例
請願陳情の継続審査について
特定事件の継続調査について

○伊藤委員長 ただいまから総務委員会を開会いたします。
 初めに、意見書について申し上げます。
 過日の委員会で理事会にご一任をいただきました意見書中、意見書一件につきましては、お手元配布の案文のとおり調整いたしました。
 案文の朗読は省略いたします。

北朝鮮による日本人拉致問題の全面解決に関する意見書(案)
 本年五月二十六日から同月二十八日までストックホルムで開催された日朝政府間協議において、両国政府は、日本人拉致問題の全面調査と制裁解除について合意に至った。
 これまで「拉致問題は解決済み」と主張してきた北朝鮮が、拉致被害者の再調査を認めたことは大きな前進であり、全面解決に向けた第一歩となることを期待するものである。
 一方、日本政府は、再調査の実施に当たり制裁の一部を解除することとしている。かつて北朝鮮は、合意した再調査を反故にしてきた経緯もあり、政府は今回の調査結果をしっかりと見極め、実効性が担保されるよう北朝鮮に求めていく必要がある。
 日本人拉致問題については、平成十四年に北朝鮮が拉致を認め、五人の拉致被害者が帰国して以降、具体的な進展が見られない。高齢となった家族は、長年にわたり一日千秋の思いで肉親との再会を待ち望んできた。政府はこの機会を逃すことなく、全ての拉致被害者の帰国という成果が得られるよう全力で取り組むべきである。
 よって、東京都議会は、国会及び政府に対し、日本人拉致問題の全面解決に向けて、次の事項を実現するよう強く要請する。
一 拉致被害者全員の一刻も早い帰国に向けて精力的に協議を行い、政府一丸となって全力で北朝鮮との交渉に当たること。
二 拉致被害者や特定失踪者など、全ての日本人に関する再調査を北朝鮮に確実に実施させるとともに、調査結果について科学的な根拠も含めたしっかりとした検証を行うこと。
三 制裁解除に当たっては、行動対行動の原則に基づき、北朝鮮による再調査の進展を慎重に見極めた上で実施すること。
四 拉致被害者の帰国が実現した場合には、被害者やその家族の生活基盤や雇用、教育の機会の確保を図るなど、生活再建が円滑に進むよう地方自治体と連携しつつ万全の支援を行うこと。
 以上、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。
  平成二十六年六月 日
東京都議会議長 吉野 利明
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
総務大臣
外務大臣
拉致問題担当大臣
宛て

○伊藤委員長 本件は、議長宛て提出の手続をとりたいと思いますので、ご了承願います。
 なお、その他の意見書につきましては調整がつかなかった旨、議長に報告すべきであるとの結論になりましたので、ご了承願います。

○伊藤委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、付託議案の審査並びに請願陳情及び特定事件の閉会中の継続審査及び調査の申し出の決定を行います。
 これより付託議案の審査を行います。
 第百三十二号議案から第百三十四号議案までを一括して議題といたします。
 本案については、いずれも既に質疑を終了しております。
 これより採決を行います。
 第百三十二号議案から第百三十四号議案までを一括して採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○伊藤委員長 異議なしと認めます。よって、第百三十二号議案から第百三十四号議案までは、いずれも原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○伊藤委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日まで決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項については、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申し出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○伊藤委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○伊藤委員長 この際、所管六局を代表いたしまして、中西総務局長から発言を求められておりますので、これを許します。

○中西総務局長 当委員会所管の六局を代表いたしまして、一言ご挨拶を申し上げます。
 ただいま本定例会にご提案申し上げておりました議案につきまして、ご決定を賜り、まことにありがとうございました。
 この間に頂戴いたしました貴重なご意見、ご提言等につきましては、十分に尊重させていただき、今後の都政運営に生かしてまいります。
 今後とも、より一層のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、簡単ではございますが、お礼の言葉とさせていただきます。ありがとうございました。

○伊藤委員長 発言は終わりました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時三分散会

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