総務委員会速記録第二号

平成二十一年三月二日(月曜日)
第一委員会室
   午後一時一分開議
 出席委員 十四名
委員長馬場 裕子君
副委員長伊藤 ゆう君
副委員長崎山 知尚君
理事大松  成君
理事倉林 辰雄君
理事松村 友昭君
鈴木 章浩君
後藤 雄一君
山口 文江君
石毛しげる君
串田 克巳君
木内 良明君
鈴木 一光君
大沢  昇君

 欠席委員 なし

 出席説明員
知事本局局長吉川 和夫君
儀典長多賀 敏行君
次長河島  均君
理事川澄 俊文君
総務部長大井 泰弘君
地方分権推進室長森山 寛司君
外務部長猪熊 純子君
国際共同事業担当部長高橋  誠君
参事中村 信一君
参事延與  桂君
政策部長遠藤 雅彦君
計画調整部長松浦 將行君
青少年・治安対策本部本部長久我 英一君
総合対策部長小濱 哲二君
東京オリンピック・パラリンピック招致本部本部長荒川  満君
企画部長並木 一夫君
総務局局長中田 清己君
危機管理監島田幸太郎君
理事志賀 敏和君
総務部長岳野 尚代君
参事和久井孝太郎君
行政改革推進部長和賀井克夫君
情報システム部長紺野 秀之君
首都大学支援部長松本 義憲君
人事部長中西  充君
労務担当部長安藤 弘志君
主席監察員齋藤  進君
行政部長笠井 謙一君
多摩島しょ振興担当部長松山 英幸君
参事鈴木 隆夫君
参事塩見 清仁君
総合防災部長石野 利幸君
企画調整担当部長鈴木 省五君
統計部長三田村みどり君
人権部長荒井  浩君
国体・障害者スポーツ大会推進部長谷島 明彦君
選挙管理委員会事務局局長矢口 貴行君
人事委員会事務局局長中村 晶晴君
任用公平部長宮川 雄司君
試験室長内藤 泰樹君
参事鷲見 博史君
監査事務局局長白石弥生子君
参事三森 生野君

本日の会議に付した事件
 選挙管理委員会事務局関係
付託議案の審査(質疑)
・第九十八号議案 平成二十年度東京都一般会計補正予算(第四号)中、歳出 選挙管理委員会事務局所管分
 人事委員会事務局関係
付託議案の審査(質疑)
・第九十八号議案 平成二十年度東京都一般会計補正予算(第四号)中、歳出 人事委員会事務局所管分
 監査事務局関係
付託議案の審査(質疑)
・第九十八号議案 平成二十年度東京都一般会計補正予算(第四号)中、歳出 監査事務局所管分
 知事本局関係
付託議案の審査(質疑)
・第九十八号議案 平成二十年度東京都一般会計補正予算(第四号)中、歳出 知事本局所管分
 総務局関係
付託議案の審査(質疑)
・第九十八号議案 平成二十年度東京都一般会計補正予算(第四号)中、歳出 総務局所管分
・第九十九号議案 平成二十年度東京都特別区財政調整会計補正予算(第一号)
付託議案の審査(決定)
・第九十八号議案 平成二十年度東京都一般会計補正予算(第四号)中、歳出 総務委員会所管分
・第九十九号議案 平成二十年度東京都特別区財政調整会計補正予算(第一号)

○馬場委員長 ただいまから総務委員会を開会いたします。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、選挙管理委員会事務局、人事委員会事務局、監査事務局、知事本局及び総務局関係の付託議案の審査を行います。
 これより選挙管理委員会事務局関係に入ります。
 付託議案の審査を行います。
 第九十八号議案、平成二十年度東京都一般会計補正予算(第四号)中、歳出、選挙管理委員会事務局所管分を議題といたします。
 本案につきましては既に説明を聴取しておりますので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○馬場委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○馬場委員長 異議なしと認め、本案に対する質疑は終了いたしました。
 以上で選挙管理委員会事務局関係を終わります。

○馬場委員長 これより人事委員会事務局関係に入ります。
 付託議案の審査を行います。
 第九十八号議案、平成二十年度東京都一般会計補正予算(第四号)中、歳出、人事委員会事務局所管分を議題といたします。
 本案につきましては既に説明を聴取しておりますので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○馬場委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○馬場委員長 異議なしと認め、本案に対する質疑は終了いたしました。
 以上で人事委員会事務局関係を終わります。

○馬場委員長 これより監査事務局関係に入ります。
 付託議案の審査を行います。
 第九十八号議案、平成二十年度東京都一般会計補正予算(第四号)中、歳出、監査事務局所管分を議題といたします。
 本案につきましては既に説明を聴取しておりますので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○馬場委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○馬場委員長 異議なしと認め、本案に対する質疑は終了いたしました。
 以上で監査事務局関係を終わります。

○馬場委員長 これより知事本局関係に入ります。
 初めに、理事者の欠席について申し上げます。
 前田理事は公務のため、本日の委員会に出席できない旨の申し出がありました。ご了承願います。
 次に、付託議案の審査を行います。
 第九十八号議案、平成二十年度東京都一般会計補正予算(第四号)中、歳出、知事本局所管分を議題といたします。
 本案につきましては既に説明を聴取しておりますので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○馬場委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○馬場委員長 異議なしと認め、本案に対する質疑は終了いたしました。
 以上で知事本局関係を終わります。

○馬場委員長 これより総務局関係に入ります。
 付託議案の審査を行います。
 第九十八号議案、平成二十年度東京都一般会計補正予算(第四号)中、歳出、総務局所管分及び第九十九号議案を一括して議題といたします。
 本案につきましては既に説明を聴取しておりますので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。

○大沢委員 それでは、第九十八号議案について何点かお伺いをしたいと思います。
 補正予算案の中の区市町村振興費、小笠原諸島離島航路事業についてお伺いをいたします。
 小笠原諸島は、我が国の排他的経済水域の約三割という広大な海域を確保する重要な国境離島であるとともに、船舶にとっても緊急時の大切な寄港地であります。また、亜熱帯に位置し、多くの固有動植物が生息する海洋島であり、エコツーリズムが今後も有望な地域となっております。現在、日本における世界自然遺産の候補地に選定をされ、小笠原の重要度はますます増すばかりであります。
 一方、小笠原は本土から約一千キロメートル以上離れた外洋に位置し、六日に一便の航路が本土との唯一の生命線であるわけであります。そして、台風の常襲地域でもあるため、荒天による欠航もあり、高速交通アクセスの整備が課題となっていると考えております。
 そこで、小笠原の村民生活の安定及び福祉の向上、そしてまた産業振興などの観点から、唯一の航路維持に対する国や都の支援は大変重要であると考えますが、この離島航路補助制度の目的、考え方についてお伺いをいたします。

○松山多摩島しょ振興担当部長 離島航路補助でございますが、離島航路整備法等に基づきまして、離島航路の維持及び改善のため、定期航路事業者に欠損が生じた場合、その補てんのための補助金を国と地方公共団体が交付するものでございます。全国の補助対象航路は百二十三航路ございまして、このうち東京では小笠原航路や八丈島航路など、五つの航路が補助対象となっております。

○大沢委員 今のご答弁で、東京は五つの補助対象の航路を持っているということがよくわかりました。
 それでは、平成二十年度は、小笠原諸島が我が国に復帰してから四十年目の節目に当たり、年間を通じ島内外でイベントが開催され、昨年の七月には記念式典が行われております。しかし、前年からの原油の高騰は小笠原にも波及をし、島内の石油製品価格は大きく上昇、そしてまた漁業用燃料油も高騰をいたしました。そして、航路運賃をも圧迫、二十年四月からは燃料油価格変動調整金を導入せざるを得ない状態となったわけであります。
 原油の高騰は小笠原諸島航路にどのような影響を与えたのか、その状況についてお伺いをいたします。

○松山多摩島しょ振興担当部長 今回の補助対象期間となります平成十九年十月から平成二十年九月は、世界的に原油価格が高騰した時期でございました。「おがさわら丸」運航のための主燃料でありますC重油は、収支が黒字であった十七年度の平均一リットル当たり三十三円に比べますと、ピーク時には約二・六倍となる八十六円にまで上昇いたしました。
 「おがさわら丸」の運航事業者であります小笠原海運株式会社は、平成二十年四月から、燃料油価格変動調整金、いわゆるバンカーサーチャージを導入いたしましたが、予想外の急激な原油価格の高騰によりまして、結果的に約一億七千万円の欠損を生じることとなったものでございます。

○大沢委員 約一億七千万円の欠損が生じたということで、ますますこの補助制度の必要性というものがわかるわけでございます。
 平成十八年度に続いて欠損が発生し、その補正予算額は六割増となったわけでございますが、都は小笠原諸島と本土との唯一の連絡航路の重要性をかんがみて、その維持と改善を引き続き図り、一層の利便性や快適性を向上させていくべきと考えますが、見解をお伺いいたします。

○松山多摩島しょ振興担当部長 東京父島航路は本土と約一千キロメートル離れた外海離島であります小笠原諸島の唯一の生活航路でございまして、村民の生活の安定のために不可欠なものでございます。都といたしましては、今後とも本航路の維持確保に努めてまいります。
 また、引き続き運航事業者に対しましては、さらなる経営改善を求めるとともに、乗船客の快適性を向上させるための船内設備の改善や、観光客の増加を促進するためのツアー企画等の取り組みを求めてまいります。

○大沢委員 どうしても小笠原航路という言葉を聞きますと、TSLというものを思い出してしまうわけでございますが、国と都は、この燃料価格の高騰などによって、この超高速船TSL構想を断念した経緯があります。改めて交通アクセスの改善に対応すべく、振興基本方針と振興開発計画を変更したわけであります。そのため、平成十九年十二月から、小笠原村は村民へ航空路の開設に関する意識調査を行い、結果、都と村が小笠原航空路協議会を設置し、検討を開始したと聞いております。
 昨年十月、協議会は航空路の検討における住民参画を評価、助言するための小笠原航空路PI評価委員会を設置したと聞いておりますが、この委員会はPIを客観的視点で評価し、住民への説明責任がより果たされることとなるなど、重要な位置づけを担っているものと考えます。PI評価委員会の役割について、改めてお伺いをいたします。

○松山多摩島しょ振興担当部長 平成十九年十二月に小笠原村が実施した村民アンケートでは、航空路が必要という意見は回答した村民の七割強となりました。この結果を受けまして、都と小笠原村は、航空路開設に関する検討を行うため、関係者で構成する小笠原航空路協議会を設置したところでございます。
 PI評価委員会は、この航空路協議会におきます住民参画の手続の透明性、公平性、公正性をチェックする第三者機関でございまして、行政手続や航空行政などに関する専門的知識や知見を有する三名の委員で構成されております。

○大沢委員 今後の小笠原の魅力的な将来像を展望し、航空路の開設の検討が一層進められることを望みますが、協議会は今年度末からPI活動ステップ1の手続を開始するものと聞いております。協議会は今後、小笠原村民などの意見を航空路協議会にどのように反映していくのか、お伺いをいたします。

○松山多摩島しょ振興担当部長 小笠原航空路協議会は公開が原則でございまして、議事録や配布資料についても公開しております。また、協議会ではこれまでも村民のご意見を広く受け付けておりまして、必要に応じて現地説明会やアンケート調査等も実施いたします。今後とも、村民のご意見は協議会の議論に可能な限り反映してまいります。

○大沢委員 今のご答弁で、村民の意見を協議会で反映していただくという答弁がございました。自然環境との調和など、航空路開設における課題解決に向けて、村民の悲願でもあります航空路を、村民の意見を今後とも尊重していくことを求めて質問を終わります。
 以上です。

○馬場委員長 ほかに発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○馬場委員長 異議なしと認め、本案に対する質疑は終了いたしました。
 以上で総務局関係を終わります。

○馬場委員長 これより付託議案の審査を行います。
 第九十八号議案、平成二十年度東京都一般会計補正予算(第四号)中、歳出、総務委員会所管分及び第九十九号議案を一括して議題といたします。
 本案につきましては、既に質疑を終了しております。
 これより採決を行います。
 第九十八号議案、平成二十年度東京都一般会計補正予算(第四号)中、歳出、総務委員会所管分及び第九十九号議案を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○馬場委員長 異議なしと認めます。
 よって、第九十八号議案、平成二十年度東京都一般会計補正予算(第四号)中、歳出、総務委員会所管分及び第九十九号議案は、いずれも原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時十九分散会

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