総務委員会速記録第十二号

平成十五年十月二日(木曜日)
第一委員会室
   午後一時五分開議
 出席委員 十五名
委員長名取 憲彦君
副委員長倉林 辰雄君
副委員長大西由紀子君
理事山下 太郎君
理事藤井  一君
理事松本 文明君
長橋 桂一君
酒井 大史君
鈴木 一光君
古館 和憲君
野田 和男君
矢島 千秋君
橋本辰二郎君
山崎 孝明君
木村 陽治君

 欠席委員 なし

 出席説明員
知事本部本部長前川 燿男君
次長只腰 憲久君
企画調整部長高橋 道晴君
総務局局長赤星 經昭君
総務部長大橋 久夫君
選挙管理委員会事務局局長押切 重洋君
人事委員会事務局局長高橋 和志君
任用公平部長松田 曉史君
監査事務局局長松澤 敏夫君

本日の会議に付した事件
 意見書について
 付託議案の審査(決定)
 ・第百七十八号議案 東京都組織条例の一部を改正する条例
 ・第百七十九号議案 東京都震災対策条例の一部を改正する条例
 請願陳情の継続審査について
 特定事件の継続調査について

○名取委員長 ただいまから総務委員会を開会いたします。
 初めに、意見書について申し上げます。
 さきに理事会にご一任いただきました意見書四件は、すべて調整がつかなかった旨、議長に報告すべきであるとの結論になりました。ご了承願います。

○名取委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、付託議案の審査並びに閉会中における請願陳情及び特定事件の継続審査及び調査の申し出の決定を行います。
 これより付託議案の審査を行います。
 第百七十八号議案及び第百七十九号議案を一括して議題といたします。
 本案に対する質疑は既に終了しております。
 この際、本案に対する発言の申し出がありますので、これを許します。

○古館委員 第百七十八号議案、東京都組織条例の一部改正につきましては、地方自治権の拡充の観点から、評価できるものであり、賛成です。
 第百七十九号議案、東京都震災対策条例の一部改正について意見を述べます。
 宮城県北部地震、十勝沖地震など大きな地震災害が連続的に発生している中、東京都の震災対策が、地震は自然現象であるが、地震による災害の多くは人災であるといえるという三年前の震災予防条例の見地の再確認こそ喫緊の重要課題となっています。我が党は、今こそ東京都が事前の震災予防対策に万全な対策を急いでとることを改めて強く求めておきます。
 今回の条例の一部改正は、地震による災害の発生に際し、速やかな都民生活の再建及び安定並びに都市の復興を図るため、地域協働復興に関する規定を設けたものです。この中では、知事が、震災対策事業計画の策定に当たり、復興市民組織の意見を聞くよう努めるとか、施策の推進に当たり、知事は、都民の自発的意思を尊重するとともに、区市町村の施策と相まった総合的施策とするよう努めるなどが盛り込まれたものであり、評価します。
 同時に、事後の震災復興事業の推進に当たっては、あくまでも都民生活の再建と安定、コミュニティの維持が優先で進められること、そして、その手法は、区市町村や都民、住民の意思の尊重と、徹底した住民参加の保障が不可欠であり、私権の制限を初め強権的な復興計画であっては決してならないことを指摘した上で、賛成いたします。
 以上です。

○名取委員長 これより採決を行います。
 第百七十八号議案及び第百七十九号議案を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○名取委員長 異議なしと認めます。よって、第百七十八号議案及び第百七十九号議案は、いずれも原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○名取委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日まで決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項につきましては、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申し出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○名取委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。
 なお、閉会中に、会議規則第六十条の規定に基づき、委員の派遣が必要となった場合は、その取り扱いを委員長に一任いただきたいと思います。ご了承願います。

○名取委員長 この際、所管全局を代表いたしまして総務局長から発言を求められておりますので、これを許します。

○赤星総務局長 当委員会所管の五局を代表いたしまして、一言御礼を申し上げます。
 ただいま、本定例会にご提案申し上げておりました議案につきましてご決定を賜り、まことにありがとうございました。
 この間にちょうだいいたしました貴重なご意見、ご要望等につきましては、可能な限り今後の都政運営に生かしてまいりたいと思います。
 昨年十月から、名取委員長を初め、当委員会の委員の皆様方におかれましては、私どもが所管しております事務事業につきまして、いろいろなご指導、ご鞭撻を賜りました。この際、重ねて御礼を申し上げたいと思います。
 今後ともよろしくお願い申し上げます。
 簡単ではございますが、お礼の言葉とさせていただきます。ありがとうございました。

○名取委員長 発言は終わりました。
 この際、私からも一言ごあいさつを申し上げたいと思います。
 この一年間、任を終わるに当たりまして、一言御礼、また、感謝の言葉を述べたいと思います。
 まずもって、当委員会所属の副委員長、理事、また委員の皆様、そして所管各局の理事者の皆様には、委員会の運営に当たりまして特段のご協力、また、ご支援を賜りましたこと、そして、委員会を運営するに当たりまして、議会局の職員並びに所管各局の職員の皆様には大変なお支えをいただきました。心から感謝を申し上げたいと思います。
 私ども、この委員会一年は、石原都政の最終の年、そして二期目のスタートの年を迎えておりました。都政にかかわる課題、大変山積をしている中で、各委員の先生方のまさに真摯なご議論と審議、審査によりまして、都政発展のための一助になり得たと確信をさせていただいております。
 しかしながら、取り巻く環境はさらに厳しさを増している状況下の中で、先生方初め、また理事者の方々につきましても、都政発展のために、また、都民の幸せ向上のために研さんを積み、ご努力を願いますように心からお願いを申し上げまして、一年間お世話になりましたごあいさつにさせていただきます。大変ありがとうございました。(拍手)
 これをもちまして本日の委員会を閉会します。
   午後一時十一分散会

ページ先頭に戻る

ページ先頭に戻る