総務委員会速記録第二号

平成十四年三月四日(月曜日)
第一委員会室
   午後一時五分開議
 出席委員 十五名
委員長坂口こうじ君
副委員長大西由紀子君
副委員長新藤 義彦君
理事織田 拓郎君
理事馬場 裕子君
理事樺山 卓司君
谷村 孝彦君
山下 太郎君
古館 和憲君
臼井  孝君
木内 良明君
松本 文明君
矢部  一君
三田 敏哉君
木村 陽治君

 欠席委員 なし

 出席説明員
総務局局長大関東支夫君
理事石山 伸彦君
総務部長高橋 和志君
行政改革推進室長島田 健一君
IT推進室長木谷 正道君
人事部長山内 隆夫君
主席監察員古河 誠二君
行政部長反町 信夫君
島しょ・小笠原振興担当部長高橋 敏夫君
災害対策部長岡部 恒雄君
参事矢島 達郎君
勤労部長尾井 幹男君
法務部長小林 紀歳君
統計部長早川  智君
人権部長関  正子君

本日の会議に付した事件
 総務局関係
  付託議案の審査(質疑)
  ・第三十二号議案 東京都組織条例の一部を改正する条例
  ・第百四十六号議案 平成十三年度東京都一般会計補正予算(第一号)中、歳出、繰越明許費 総務局所管分
  ・第百四十七号議案 平成十三年度東京都特別区財政調整会計補正予算(第一号)
  報告事項(質疑)
  ・平成十三年度都区財政調整再調整について

○坂口委員長 ただいまから総務委員会を開会いたします。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、総務局関係の中途議決関係の付託議案の審査及び報告事項に対する質疑を行います。ご了承願います。
 これより総務局関係に入ります。
 これより付託議案の審査及び報告事項に対する質疑を行います。
 第三十二号議案、第百四十六号議案、平成十三年度東京都一般会計補正予算(第一号)中、歳出、繰越明許費、総務局所管分及び第百四十七号議案を一括して議題といたします。
 また、報告事項、平成十三年度都区財政調整再調整については、付託議案と関連がありますので、あわせて議題といたします。
 本案及び報告事項につきましては、既に説明を聴取しております。
 これより質疑を行います。
 発言を願います。

○古館委員 それでは、第三十二号議案の東京都組織条例の一部を改正する条例に関連して質問いたします。
 今回の組織改正で、昭和二十二年以来という長い歴史を持っている衛生局、この名称が健康局というふうに改まるわけですが、この提案理由で、都の保健衛生と医療に関する新たな施策展開と事業の再構築を図るというのが理由になっております。
 そこでお伺いをしますけれども、この健康局はこれまでの衛生局とどう違いがあるのか、まずお尋ねをいたします。

○島田行政改革推進室長 健康局におきましては、都立病院事業を専管する組織を独立させました上で、東京発医療改革を着実に推進するため、医療政策機能と医療サービス機能を明確に分け、それぞれの機能強化を図るとともに、食品や医薬品などの健康被害から都民を守るための危機管理部門を設置するなど、保健医療の今日的課題に対応した簡素で効率的な体制としております。

○古館委員 簡素で効率的な執行体制とのことですけれども、今回の改正の内容を見ますと、現行の分掌の一つに、条例の中に、保健所に関することというのがあったわけですね。これが今回削除されているんですが、これはどういった理由で削除されているのでしょうか。

○島田行政改革推進室長 ご指摘のように、現行の分掌事務は、昭和二十二年、自治法に局部として例示されました保健衛生に関すること及び保健所に関することを使用してございます。この法律は平成三年に改正をされまして、そこでは、局部の名称及び分掌事務の例示は削除されてきております。
 この間、保健衛生を取り巻く環境が大きく変化してまいりましたことから、今回の名称に当たりましては、保健所に関することは、保健衛生に関することに含まれるものと位置づけております。その一方で、新たに医療に関することを加えまして、分掌を整理したものでございます。これによりまして、健康局が、都民の関心の高い医療に関する施策を所管する局であることを強く示すものでございます。

○古館委員 今の答弁で、保健所に関することというのは削除されたんですが、保健所機能そのものについてはやるという大きな--包含しているという意味合いで理解をしております。
 そこで、引き続き質問したいんですが、今回の組織改正で、現行の衛生局病院事業部を独立させて、病院経営本部というのを設置する、こういう流れですよね。この病院経営本部を設置するということですけれども、どういう目的なんでしょうか。

○島田行政改革推進室長 病院経営本部は、都民に対する医療サービスのさらなる向上を目指すとともに、都立病院の経営責任を明確にし、自律的な経営を目的とした、健康局の一級事業所として設置するものでございます。あわせまして、東京発医療改革の核としての都立病院改革を着実に推進する体制を強化することを目的としたものでございます。

○古館委員 今回、そういう名称の大きな変更と同時に、かなり組織そのものについても、いわゆる病院経営本部というのを立ち上げる、こういうことで、今、最後の方に、東京発医療改革の核としての都立病院改革ということがいわれております。都立病院改革マスタープランというのがあるんですが、そこの一一ページに、マスタープランの考え方というのがありまして、ここに、改革推進体制の強化という中に、病院局(仮称)の設置、こういうふうに書かれているんです。それが、ここの病院経営本部というふうになったと理解してよろしいんでしょうか。

○島田行政改革推進室長 ご指摘のとおりでございます。

○坂口委員長 ほかに発言はございますでしょうか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○坂口委員長 お諮りいたします。
 本案及び報告事項に対する質疑はこれをもって終了したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○坂口委員長 異議なしと認め、本案及び報告事項に対する質疑は終了いたしました。
 以上で総務局関係を終わります。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時十三分散会