財政委員会速記録第九号

令和八年六月二十二日(月曜日)
第二委員会室
午後一時開議
出席委員 十三名
委員長平田みつよし君
副委員長北口つよし君
副委員長山田ひろし君
理事吉住はるお君
理事岩佐ゆきひろ君
理事あかねがくぼかよ子君
藤崎こうき君
山口せいや君
竹内  愛君
もがみよしのり君
国崎たかし君
大松あきら君
中田たかし君

欠席委員 なし

出席説明員
財務局局長田中 慎一君
経理部長DX推進担当部長女性活躍推進担当部長兼務佐藤 直樹君
主計部長佐伯  亮君
主税局局長武田 康弘君
理事総務部長事務取扱入佐 勇人君
会計管理局局長梅村 拓洋君
管理部長女性活躍推進担当部長兼務巻嶋 國雄君
収用委員会事務局局長蜂谷 典子君

本日の会議に付した事件
意見書について
付託議案の審査(決定)
・第百二十三号議案 令和八年度東京都一般会計補正予算(第一号)中、予算総則、歳入、都債
・第百二十六号議案 東京都都税条例の一部を改正する条例
・第百三十三号議案 都立戸山地区学園特別支援学校(仮称)(八)新築工事請負契約
・第百三十四号議案 都営住宅八H−一〇九・一一〇東(江東区東砂二丁目)工事請負契約
・第百三十五号議案 都営住宅八H−一二九東(足立区竹の塚七丁目)工事請負契約
・第百三十六号議案 都営住宅八H−一二七・一二八東(足立区竹の塚七丁目)工事請負契約
・第百三十七号議案 東京消防庁池袋消防署高松出張所(仮称)庁舎(八)改築工事請負契約
・第百三十八号議案 東京消防庁目黒消防署碑文谷出張所庁舎(八)改築工事請負契約
・第百三十九号議案 東京文化会館(八)改修工事請負契約
・第百四十号議案 東京文化会館(八)改修舞台機構工事請負契約
・第百四十一号議案 東京文化会館(八)改修電気設備工事請負契約
・第百四十二号議案 東京文化会館(八)改修給水衛生設備工事請負契約
・第百四十三号議案 東京文化会館(八)改修舞台音響設備工事請負契約
・第百四十四号議案 都庁第一本庁舎(八)防災設備改修工事請負契約
・第百四十五号議案 東京都議会議事堂(八)高圧電気設備その他改修工事請負契約
・第百四十六号議案 都立東高等学校(八)空調設備改修工事請負契約
・第百四十七号議案 新海面処分場(八)Dブロック南側護岸遮水・裏埋工事請負契約
・第百四十八号議案 葛西臨海水族園(仮称)整備等事業契約の変更について
・地方自治法第百七十九条第一項の規定に基づき専決処分した東京都都税条例の一部を改正する条例の報告及び承認について
請願陳情の継続審査について
特定事件の継続調査について

○平田委員長 ただいまから財政委員会を開会いたします。
 初めに、意見書について申し上げます。
 過日の委員会で理事会にご一任をいただきました意見書一件につきましては、調整がつかなかった旨、議長に報告すべきであるとの結論になりましたので、ご了承願います。

○平田委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、付託議案の審査並びに請願陳情及び特定事件の閉会中の継続審査及び調査の申出の決定を行います。
 これより付託議案の審査を行います。
 第百二十三号議案、令和八年度東京都一般会計補正予算(第一号)中、予算総則、歳入、都債、第百二十六号議案及び第百三十三号議案から第百四十八号議案まで並びに地方自治法第百七十九条第一項の規定に基づき専決処分した東京都都税条例の一部を改正する条例の報告及び承認についてを一括して議題といたします。
 本案及び本件については、いずれも既に質疑を終了しております。
 なお、付託議案中、第百三十三号議案から第百四十三号議案まで、第百四十六号議案及び第百四十七号議案の契約議案並びに第百四十八号議案の民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律に基づく議案につきましては、事業所管の常任委員会からお手元配布のとおり調査の報告がありました。
 朗読は省略いたします。ご了承願います。

令和八年六月十九日
文教委員長 関口健太郎
(公印省略)
財政委員長 平田みつよし殿
   契約議案の調査について(報告)
 六月十七日付けをもって議長から依頼のあったこのことについて、左記のとおり報告します。
     記
1 調査議案
 第百三十三号議案 都立戸山地区学園特別支援学校(仮称)(八)新築工事請負契約
 第百三十九号議案 東京文化会館(八)改修工事請負契約
 第百四十号議案 東京文化会館(八)改修舞台機構工事請負契約
 第百四十一号議案 東京文化会館(八)改修電気設備工事請負契約
 第百四十二号議案 東京文化会館(八)改修給水衛生設備工事請負契約
 第百四十三号議案 東京文化会館(八)改修舞台音響設備工事請負契約
 第百四十六号議案 都立東高等学校(八)空調設備改修工事請負契約
2 調査結果
 全議案に対し異議はありません。

令和八年六月十九日
都市整備委員長 中山 寛進
(公印省略)
財政委員長 平田みつよし殿
   契約議案の調査について(報告)
 六月十七日付けをもって議長から依頼のあったこのことについて、左記のとおり報告します。
     記
1 調査議案
 第百三十四号議案 都営住宅八H−一〇九・一一〇東(江東区東砂二丁目)工事請負契約
 第百三十五号議案 都営住宅八H−一二九東(足立区竹の塚七丁目)工事請負契約
 第百三十六号議案 都営住宅八H−一二七・一二八東(足立区竹の塚七丁目)工事請負契約
2 調査結果
 全議案に対し異議はありません。

令和八年六月十八日
経済・港湾委員長 大山とも子
(公印省略)
財政委員長 平田みつよし殿
   契約議案の調査について(報告)
 六月十七日付けをもって議長から依頼のあったこのことについて、左記のとおり報告します。
     記
1 調査議案
 第百四十七号議案 新海面処分場(八)Dブロック南側護岸遮水・裏埋工事請負契約
2 調査結果
 本議案に対し異議はありません。

令和八年六月十九日
環境・建設委員長 清水やすこ
(公印省略)
財政委員長 平田みつよし殿
   議案の調査について(報告)
 六月十七日付けをもって議長から依頼のあったこのことについて、左記のとおり報告します。
     記
1 調査議案
 (1) 民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律に基づく議案
  第百四十八号議案 葛西臨海水族園(仮称)整備等事業契約の変更について
2 調査結果
 (1) 都民ファ、自民党、立憲ミネ無、公明党、国民民主党、無(優しい東京)は、本議案に対し異議はありません。
 (2) 日本共産党は、本議案に対し、次の意見がありました。
  (意見)
   本議案は、都立葛西臨海水族園のリニューアルにともない、PFI方式で当初四百三十一億円で契約したものの、物価高騰への対応で百二十三億円、法改正や鳥インフルエンザ対応、下りエスカレーターの設置、アニマルウェルフェアなどによる設計変更により六十四億円、合計百八十七億円の増額、また、樹木の移設準備にともない予定外の期間がかかることから契約期間を延長するものである。
   そもそも葛西臨海水族園のリニューアル計画については、PFI方式で行うことから選定過程も企業秘密とされ、情報はほとんど都民に明らかにならず、樹林帯も大きく削られるという大きな課題がある。都民からは樹木の保存や淡水生物園をこのまま残して欲しいなどたくさんの声が寄せられたが、かなわなかった。
   そのもとで、当初は都が施工するより三%の経費縮減と工期も短縮できると説明して契約が交わされたが、多額の契約金額増額と工期の延長が提案されている。
   しかもその理由とされている物価高騰や労務単価の引上げ、設計変更などに伴う増額分の内訳も秘密事項として明らかにならない。
   さらに千七百本の樹木のうち、八百本を移植することで樹木に負担もかかる工事が行われ、結果的に移植のための準備工事に想定外の時間を割くことになり、工期が伸び予定外の税金支出をすることになった。
   このような説明責任も果たせず、都民の声が反映されない計画への税金投入は都民の納得を得られず、反対する。

令和八年六月十九日
警察・消防委員長 伊藤こういち
(公印省略)
財政委員長 平田みつよし殿
   契約議案の調査について(報告)
 六月十七日付けをもって議長から依頼のあったこのことについて、左記のとおり報告します。
     記
1 調査議案
 第百三十七号議案 東京消防庁池袋消防署高松出張所(仮称)庁舎(八)改築工事請負契約
 第百三十八号議案 東京消防庁目黒消防署碑文谷出張所庁舎(八)改築工事請負契約
2 調査結果
 全議案に対し異議はありません。

○平田委員長 この際、本案及び本件に対し発言の申出がありますので、これを許します。

○竹内委員 それでは、財政委員会に付託された議案について、日本共産党の意見を述べます。
 まず、議案第百二十三号、令和八年度一般会計補正予算(第一号)についてです。
 今回の補正は、質疑で確認されたとおり、知事から指示が出され、中東情勢の影響が長期化しつつある状況を踏まえ、石油頼みからのエネルギー構造の転換等の加速、足元の都民、事業者の不安を払拭するものとしてまとめられたとのことでした。
 補正予算の規模は五百四十二億二千三百四十七万二千円で、東京強靱化推進基金から約二十二億円、ゼロエミッション東京推進基金から約百四十一億円を繰り入れ、不足分約三百七十九億円を財政調整基金から拠出し、四百万円が都債となっています。
 補正予算の約四三%を占めているのは物価高騰対策です。その内容は、この間、国の交付金で実施し、六月末で終了予定であった保育所等福祉施設や医療機関に対する支援金支給、公衆浴場、運輸事業者への燃料費への支援金支給及び中小企業や家庭へのLPガスの負担軽減策を九か月間延長するものです。
 あらゆるものの値段が上がり続けており、従来の金額では足りないというのが実態です。期間の延長にとどまらず、支援金の単価引上げを求めておきます。
 また、中小企業への支援として百三十六億円が計上されました。中小事業者は、物価高や人材不足で大変だったところに、イラン攻撃の影響で資材不足に陥るなど、仕事ができないという深刻な事態に見舞われています。
 私たち日本共産党は、建設、医療、介護などの事業所やフリーランスの方などから、たくさんお話を伺ってきました。同じ業界でも深刻の度合いに差があり、被害が見えにくい一方で、既に資材不足で休業や廃業にまで追い込まれている事業者がいることも分かりました。今後、連鎖的な倒産が広がる可能性も指摘されており、運転基金に対する支援が強く求められていました。
 しかし、既に数億円もの資金力を自力で獲得しているスタートアップに対して最大二億円もの直接支援を行う一方で、中東情勢の影響を受けて事業継続が危機に陥っている建設業や塗装業などの中小企業や個人事業主に対しては直接支援がありません。今の状況を危機と位置づけ、コロナ禍で実施されたゼロゼロ融資や、事業継続の負担となる機材のリース代や家賃等の固定費への補助などを実施すべきです。
 また、東京アプリによるポイント付与事業から排除されている都民を含め、暮らしや営業への直接支援の充実を強く求めてまいります。
 次に、百二十六号についてです。
 本件は、都税条例の一部を改正する条例で、再生可能エネルギー設備及びバリアフリー改修を行った特別特定建築物の減免、減額の割合を定めるものです。実際に適用されるか課題はあるものの、必要である立場から賛成をいたします。
 次に、契約議案についてです。
 第百四十四号、百四十五号は、庁舎の電気設備更新に関するものです。両議案は、いずれも必要な工事であることから賛成いたしますが、応札が少ないという問題については引き続き検証し、必要な対策を講じていただきたい。
 建設業については、第三次担い手三法が本格施行となり、働き方の見直しやダンピングの是正等への期待が寄せられていましたが、人手不足に加え資材不足で、特に専門業者に深刻なダメージが広がっています。
 入札制度の見直しにとどまらず、下請、孫請等中小事業者への支援を一体で進めることが重要です。全庁的な取組を求めておきます。
 最後に、専決処分についてです。
 本件は、本年四月一日施行の都税条例の一部改正条例の報告及び承認を求めるものです。
 二点の改正のうち、軽油引取税の暫定税率廃止については、与野党六党が合意をしたものであり、日本共産党はかねてから廃止を求めてきた立場から賛同するものです。
 一方、もう一点の自動車税の環境性能割の廃止については問題があると考えます。これは、トランプ関税の影響に伴う自動車業界の要望に応えて行われました。
 環境性能割は、電気自動車などを非課税とし、環境性能に応じて段階的に課税するもので、より環境性能がよい自動車に移行させるためのインセンティブとして二〇一九年に導入され、CO2排出削減という政策目的にもかなう制度です。これを廃止することは、脱炭素化を遅らせることにつながり、気候危機打開にも逆行するものです。
 よって、本件については反対といたします。
 発言は以上です。

○平田委員長 発言は終わりました。
 これより採決を行います。
 初めに、第百四十八号議案を採決いたします。
 本案は、起立により採決いたします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○平田委員長 起立多数と認めます。よって、第百四十八号議案は、原案のとおり決定いたしました。
 次に、第百二十六号議案を採決いたします。
 本案は、起立により採決いたします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○平田委員長 起立多数と認めます。よって、第百二十六号議案は、原案のとおり決定いたしました。
 次に、第百二十三号議案、令和八年度東京都一般会計補正予算(第一号)中、予算総則、歳入、都債及び第百三十三号議案から第百四十七号議案までを一括して採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○平田委員長 異議なしと認めます。よって、第百二十三号議案、令和八年度東京都一般会計補正予算(第一号)中、予算総則、歳入、都債及び第百三十三号議案から第百四十七号議案までは、いずれも原案のとおり決定いたしました。
 次に、地方自治法第百七十九条第一項の規定に基づき専決処分した東京都都税条例の一部を改正する条例の報告及び承認についてを採決いたします。
 本件は、起立により採決いたします。
 本件は、報告のとおり承認することに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○平田委員長 起立多数と認めます。よって、本件は報告のとおり承認することに決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○平田委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日まで決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項につきましては、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○平田委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○平田委員長 この際、所管四局を代表いたしまして、田中財務局長から発言を求められておりますので、これを許します。

○田中財務局長 所管四局を代表いたしまして、一言ご挨拶を申し上げます。
 本定例会に提案いたしました議案につきまして、それぞれご審議の上、ただいまご決定をいただき、誠にありがとうございました。
 付託議案及び報告事項のご審議の過程で委員の皆様方から賜りました貴重なご指摘、ご意見につきましては、十分に尊重させていただき、今後の事務事業の執行に万全を期してまいりたいと存じます。
 今後とも、より一層のご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。

○平田委員長 発言は終わりました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時九分散会