財政委員会速記録第七号

令和六年五月二十四日(金曜日)
第二委員会室
午後一時開議
出席委員 十一名
委員長林あきひろ君
副委員長清水やすこ君
副委員長和泉なおみ君
理事吉住はるお君
理事清水とし子君
理事慶野 信一君
かつまたさとし君
長橋 桂一君
阿部祐美子君
菅野 弘一君
たきぐち学君

欠席委員 一名

出席説明員
財務局局長山下  聡君
経理部長DX推進担当部長兼務稲垣 敦子君
主計部長佐伯  亮君
財産運用部長松井  裕君
建築保全部長金子 陽子君
施設整備担当部長五嶋 智洋君
主税局局長佐藤  章君
次長武田 康弘君
総務部長DX推進担当部長兼務丹羽恵玲奈君
税制部長辻谷 久雄君
税制調査担当部長筒井 宏守君
調整担当部長小林 孝幸君
課税部長蓮沼 正史君
資産税部長齋藤 栄一君
徴収部長小谷  健君
特別滞納整理担当部長上野 正之君
会計管理局局長須藤  栄君
管理部長前田  豊君
会計企画担当部長DX推進担当部長兼務菊地 顕行君
収用委員会事務局局長有金 浩一君

本日の会議に付した事件
会計管理局関係
報告事項(説明)
・令和五年度公金管理実績(年間)
・令和六年度公金管理計画
主税局関係
第二回定例会提出予定案件について(説明)
・東京都都税条例の一部を改正する条例
・地方自治法第百七十九条第一項の規定に基づき専決処分した東京都都税条例の一部を改正する条例の報告及び承認について
財務局関係
第二回定例会提出予定案件について(説明)
・東京国際展示場(六)東展示棟改修工事請負契約
・東京都青山葬儀所(六)改築工事請負契約
・都営住宅六H−一三四東(葛飾区新宿四丁目)工事請負契約
・都営住宅六H−一〇四西(清瀬市野塩二丁目)工事請負契約
・都営住宅六H−一〇三西及び六M−一〇三西(練馬区田柄二丁目)工事請負契約
・東京国際展示場(六)東展示棟改修電気設備工事請負契約
・新海面処分場(六)Dブロック西側及び南側護岸遮水・裏埋工事請負契約
・新海面処分場(六)Dブロック南側護岸遮水・裏埋工事(その一)請負契約
・新海面処分場(六)Dブロック南側護岸遮水・裏埋工事(その二)請負契約
・広尾病院及び広尾看護専門学校整備等事業契約の締結について
・区分建物の買入れについて
報告事項(説明・質疑)
・令和五年度予算の繰越しについて

○林委員長 ただいまから財政委員会を開会いたします。
 初めに、委員の所属変更について申し上げます。
 議長から、去る五月十七日付をもって、藤井とものり議員が本委員会委員から総務委員会委員に所属変更になった旨の通知がありましたので、ご報告をいたします。
 なお、議席につきましては、お手元配布の議席表のとおりといたしますので、ご了承をお願いいたします。

○林委員長 次に、会期中の委員会日程について申し上げます。
 お手元配布の日程のとおり、理事会において申し合わせましたので、ご了承をお願いします。
 次に、先般の人事異動に伴い、収用委員会事務局長に有金浩一君が就任いたしました。
 有金事務局長から挨拶があります。
 有金浩一君を紹介いたします。

○有金収用委員会事務局長 去る四月一日付で収用委員会事務局長を拝命いたしました有金浩一でございます。
 東京のまちづくりを着実に進めるため、公正、中立の立場から裁決を行う収用委員会をしっかりと支え、その職責を果たしてまいります。
 林委員長をはじめ委員の皆様方のご指導、ご鞭撻をどうぞよろしくお願い申し上げます。

○林委員長 挨拶は終わりました。

○林委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、主税局及び財務局関係の第二回定例会に提出を予定されております案件の説明聴取並びに会計管理局及び財務局関係の報告事項の聴取を行います。
 なお、報告事項、令和五年度予算の繰越しについては、説明を聴取した後、質疑を終了まで行い、提出予定案件及びその他の報告事項については、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は会期中の委員会で行いますので、ご了承を願います。
 これより会計管理局関係に入ります。
 初めに、先般の人事異動に伴い、幹部職員に交代がありましたので、局長から紹介があります。

○須藤会計管理局長 去る四月一日付で異動のありました幹部職員をご紹介申し上げます。
 管理部長で子供政策連携室企画調整担当部長、スタートアップ・国際金融都市戦略室スタートアップ戦略推進担当部長を兼務いたします前田豊でございます。会計企画担当部長でDX推進担当部長を兼務いたします菊地顕行でございます。当委員会との連絡等に当たらせていただきます総務課長の高橋直義でございます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○林委員長 紹介は終わりました。

○林委員長 次に、理事者からの報告の申出がありますので、これを聴取いたします。

○前田管理部長 令和五年度公金管理実績(年間)及び令和六年度公金管理計画につきましてご説明申し上げます。
 まず、お手元の資料第1号、令和五年度公金管理実績(年間)の表紙をおめくりいただき、一ページをご覧ください。
 初めに、1、全体でございます。太枠の部分をご覧ください。
 令和五年度の平均残高は六兆二千四百三億円で、対前年度比三千八十五億円増加しております。また、利回りは〇・〇三四%で、前年度と比べ〇・〇〇四ポイント上昇しております。この結果、運用収入は二十一億一千四百四十万円で、前年度と比べ三億二千七百八十万円増加しております。
 次に、2、内訳でございます。
 まず、(1)の歳計現金等でございます。
 平均残高は一兆六千八百二十三億円となっております。都税収入の増加や国庫支出金の収入等により、前年度と比べ二千二百六十四億円増加しております。また、利回りは〇・〇〇二%で、前年度と比べ〇・〇〇一ポイント上昇しております。この結果、運用収入は二千八百十九万円で、前年度と比べ六百三十九万円増加しております。
 次に、(2)の基金でございます。
 平均残高は三兆六千七百八十七億円となっております。東京強靱化推進基金等の積立てにより、前年度と比べ九百九十四億円増加しております。また、利回りは〇・〇五五%で、前年度と比べ〇・〇〇八ポイント上昇しております。この結果、運用収入は二十億一千五百二十四万円で、前年度と比べ三億一千五百三十三万円増加しております。
 次に、(3)の準公営企業会計資金でございます。
 平均残高は八千七百九十三億円となっております。前年度中の病院会計の廃止に伴う資金の移管等により、前年度と比べ百七十四億円減少しております。また、利回りは〇・〇〇八%で、前年度と比べ〇・〇〇一ポイント上昇しております。この結果、運用収入は七千九十七万円で、前年度と比べ六百七万円増加しております。
 二ページをご覧ください。運用商品別内訳でございます。
 表頭の期中平均残高の構成比の欄をご覧ください。
 表側の一段目、歳計現金等及び三段目、準公営企業会計資金につきましては、預金がそれぞれ一〇〇%となっております。
 表側の二段目、基金につきましては、預金が七二・四%、債券が二七・五%となっております。
 三ページをご覧ください。ここでは、平均残高及び利回り推移についてグラフでお示ししております。
 四ページをご覧ください。金融機関種別預金内訳でございます。
 五ページをご覧ください。基金と準公営企業会計資金の金融機関種別預金内訳推移についてグラフでお示ししております。
 六ページをご覧ください。債券種別内訳でございます。
 基金における債券種別ごとの残高の状況をお示ししております。
 このほか、参考として、八ページから一一ページにかけて、それぞれについて四半期ごとの状況をお示ししております。
 続きまして、お手元の資料第2号、令和六年度公金管理計画をご覧ください。
 本計画は、当局が管理しております公金について、当年度の収支や残高の見通しを立て、具体的な保管、運用方法を定めるものとして、本年四月に策定したものでございます。
 表紙と目次をおめくりいただきまして、一ページをご覧ください。1、都の公金管理を取り巻く状況及び計画策定に当たっての考え方でございます。
 まず、(1)において、計画策定時における経済、金利動向について記載しております。
 二ページをご覧ください。
 (2)の公金の平均残高見込みでございますが、令和六年度の平均残高は、表−1のとおり、歳計現金等、基金、準公営企業会計資金の合計で六兆五百億円と見込んでおり、前年度の見込額である六兆二千億円と比べ一千五百億円の減少となっております。これは、前年度と比べ基金が減少する見込みであることなどが影響しております。
 続いて、(3)の計画策定に当たっての考え方でございますが、日本銀行による、当面、緩和的な金融環境が継続するとの考えを踏まえますと、国内金利の大幅な上昇は見込み難く、公金の運用には難しい状況が続くものと想定されます。
 また、経済のリスク要因が金融機関等の経営に与える影響については、しっかりと注視していく必要がございます。
 今後の社会経済動向や金融情勢の先行きに特段の注意を払いつつ、迅速かつ的確なリスク対応を行いながら、東京都公金管理ポリシーに基づき、安全性を最重要視し、流動性を十分に確保した上で、柔軟かつ効率的な保管、運用を目指していくこととしています。
 三ページをご覧ください。2、歳計現金等でございます。
 まず、(1)の資金収支の見通しでございますが、図−2のグラフで、令和六年度の歳計現金等の資金状況見込みをお示ししております。
 令和六年度の平均残高は約一兆六千八百億円となる見込みでございます。これは、企業収益の堅調な推移に伴う法人二税の増などによるものでございます。
 四ページをご覧ください。(2)の運用方法及び想定資金配分でございます。
 歳計現金等は原則一年以内で保管するものでございますが、このうち、日々の支払いに備えるための支払い準備金は流動性預金で保管し、これを上回る運用可能資金につきましては、効率性を確保するため、できる限り長い期間、安全性が確認できる金融機関に定期性預金を基本として保管いたします。表−2に、歳計現金等の想定資金配分をお示ししております。
 五ページをご覧ください。3、基金でございます。
 まず、(1)の基金残高の見通しでございますが、社会資本等整備基金を取り崩して活用することなどにより、令和六年度の平均残高は約三兆五千四百億円となる見込みでございます。表−3に、令和六年度基金一覧と平均残高見込みをお示ししております。
 六ページをご覧ください。(2)の運用方法及び想定ポートフォリオでございます。
 各基金の設置目的を踏まえまして、積立て及び取崩しの計画等に適切に対応できるよう、金融商品及び運用期間を設定いたします。
 金融商品別のポートフォリオは、適切な分散運用を基本とし、金融環境の変化に応じて柔軟に運用してまいります。表−4、最上段の表、金融商品別ポートフォリオにおける令和六年度の想定は、預金七〇%、債券三〇%としております。
 七ページをご覧ください。4、準公営企業会計資金でございます。
 まず、(1)の資金残高の見通しでございますが、臨海地域開発事業会計など四つの会計について、表−5に記載のように、令和六年度の平均残高は約八千三百億円となる見込みでございます。
 続いて、(2)の運用方法及び想定資金配分でございますが、支払い準備金は普通預金で保管し、これを上回る運用可能資金は、定期性預金を基本に、できる限り長い期間運用いたします。
 以上をもちまして報告事項の説明を終わらせていただきます。よろしくお願い申し上げます。

○林委員長 報告は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○林委員長 なければ、資料要求はなしと確認させていただきます。
 以上で会計管理局関係を終わります。

○林委員長 これより主税局関係に入ります。
 初めに、先般の人事異動に伴い、主税局長に佐藤章君が就任いたしました。
 佐藤局長から挨拶並びに交代のあった幹部職員の紹介があります。
 佐藤章君を紹介いたします。

○佐藤主税局長 去る四月一日付で主税局長に就任いたしました佐藤章でございます。
 林委員長をはじめ委員の皆様方のご指導、ご鞭撻を賜り、当局の使命である都税収入の確保に向けて、職務をしっかりと果たしてまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 続きまして、四月一日付で幹部職員の異動がございましたので、紹介申し上げます。
 主税局次長の武田康弘でございます。課税部長の蓮沼正史でございます。特別滞納整理担当部長の上野正之でございます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○林委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○林委員長 次に、第二回定例会に提出を予定されております案件について、理事者の説明を求めます。

○佐藤主税局長 令和六年第二回定例会に提出を予定しております主税局関係の議案について概要をご説明申し上げます。
 恐れ入りますが、お手元の資料第1号、令和六年第二回東京都議会定例会議案の概要の表紙をおめくりいただき、目次をご覧いただきたいと存じます。
 今回提出を予定しております議案は、条例案一件、専決処分の報告及び承認案一件でございます。
 初めに、一ページをお開きいただきたいと存じます。
 東京都都税条例の一部を改正する条例案についてご説明申し上げます。
 主な改正内容は、固定資産税、都市計画税について、地方自治体が条例により定めることができる特例割合を定めるもの及び法人事業税について、外形標準課税の適用対象法人の見直しに伴い、規定の整備を行うものでございます。
 続きまして、二ページをお開きいただきたいと存じます。
 専決処分の報告及び承認案についてご説明申し上げます。
 地方税法等の一部を改正する法律の施行に伴い、東京都都税条例の改正を必要とする事項のうち、急ぎ施行を要する部分につきましては、知事の専決処分により、本年三月三十一日に公布し、四月一日に施行させていただきました。
 主な改正内容は、不動産取得税の特例措置を延長するもの及び固定資産税、都市計画税の軽減措置を継続するものでございます。
 以上で第二回定例会に提出を予定しております議案の概要について説明を終わらせていただきます。
 詳細につきましては、税制部長からご説明申し上げます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○辻谷税制部長 局長からの概要説明に引き続きまして、私から、令和六年第二回定例会に提出を予定しております議案の詳細についてご説明申し上げます。
 恐れ入りますが、お手元の資料第1号、令和六年第二回東京都議会定例会議案の概要の表紙と目次をおめくりいただき、一ページをご覧いただきたいと存じます。
 初めに、東京都都税条例の一部を改正する条例案についてご説明申し上げます。
 まず、1の固定資産税、都市計画税についてでございます。
 一体型滞在快適性等向上事業により整備した一定の固定資産に対する課税標準の特例について、地方自治体が条例により特例割合を定めることとされたため、二分の一とするものです。
 次に、2の法人事業税についてでございます。
 これまで資本金一億円超の法人を対象としていた外形標準課税について、適用対象法人の見直しに伴い、規定の整備を行うものです。
 恐れ入りますが、一枚おめくりいただきまして、二ページをお開きいただきたいと存じます。
 続きまして、地方自治法第百七十九条第一項の規定に基づき知事が専決処分いたしました東京都都税条例の改正についてご説明申し上げます。
 まず、1の不動産取得税についてでございます。
 一点目は、住宅及び土地の取得に係る税率を本則の四%から三%とする特例措置を令和九年三月三十一日まで三年延長するものです。
 二点目は、宅地評価土地の取得に係る課税標準を価格の二分の一とする特例措置を令和九年三月三十一日まで三年延長するものです。
 次に、2の固定資産税、都市計画税についてでございます。
 一点目は、商業地等について、負担水準の上限を六五%に引き下げる軽減措置を令和六年度も継続するものです。
 二点目は、住宅用地等について、税額が前年度税額の一・一倍を超える場合に、当該超える額について減額する措置を令和八年度まで継続するものです。
 なお、お手元には、資料第2号、東京都都税条例の一部を改正する条例(案)関係資料、資料第3号、東京都都税条例の一部を改正する条例(令和六年三月専決処分)関係資料をお配りしておりますので、後ほどご覧いただきたいと存じます。
 以上をもちまして第二回定例会に提出を予定しております議案についての説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○林委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○林委員長 よろしいですか。なければ、資料要求はなしと確認をさせていただきます。
 以上で主税局関係を終わります。

○林委員長 これより財務局関係に入ります。
 初めに、理事者の欠席について申し上げます。
 小西利活用調整担当部長は、病気療養のため、本日の委員会に出席できない旨の申出がございました。ご了承をお願いいたします。
 次に、先般の人事異動に伴い、幹部職員に交代がありましたので、局長から紹介があります。

○山下財務局長 四月一日付の人事異動により就任いたしました財務局の幹部職員をご紹介申し上げます。
 経理部長でDX推進担当部長、子供政策連携室企画調整担当部長及びスタートアップ・国際金融都市戦略室スタートアップ戦略推進担当部長を兼務いたします稲垣敦子でございます。主計部長の佐伯亮でございます。財産運用部長の松井裕でございます。施設整備担当部長の五嶋智洋でございます。
 なお、利活用調整担当部長で運営・調整担当部長を兼務いたします小西拓は、病気療養のため、本日欠席させていただいております。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。
   〔理事者挨拶〕

○林委員長 紹介は終わりました。

○林委員長 次に、第二回定例会に提出を予定されております案件について、理事者の説明を求めます。

○山下財務局長 第二回定例会に提出を予定しております財務局関係の議案につきましてご説明申し上げます。
 恐れ入ります、お手元の配布資料一覧、令和六年第二回東京都議会定例会提出予定議案等件名表をご覧いただきたいと存じます。
 今回提出いたします議案は十一件でございまして、内訳は、契約案九件、事件案二件でございます。
 まず、契約案についてでございますが、今回提出いたします九件の内訳は、建築工事五件、設備工事一件、土木工事三件でございます。契約金額の総額は約百七十四億円でございます。
 次に、事件案についてでございますが、広尾病院及び広尾看護専門学校整備等事業契約の締結について及び区分建物の買入れについてでございます。
 以上が提出を予定しております議案の概略の説明でございます。
 詳細につきましては、それぞれ所管の部長からご説明申し上げます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○稲垣経理部長 お手元の資料第1号、令和六年第二回定例会提出予定工事請負契約議案の概要についてをお開き願います。
 一ページの工事請負契約議案一覧のページをご覧いただきたいと存じます。
 1の総括表をご覧ください。今回ご審議いただきます契約議案は、右側の計の欄のとおり、合計九件、契約金額の総額は百七十四億二千一万六千百三十円でございます。
 次に、2の案件別の表によりましてご説明いたします。
 番号1は、江東区有明三丁目地内におきまして、東京国際展示場東展示棟の改修工事を施行するものでございます。
 番号2は、港区南青山二丁目地内におきまして、東京都青山葬儀所の改築工事を施行するものでございます。
 番号3から番号5は、いずれも都営住宅を建設するもので、番号3は、葛飾区新宿四丁目地内、番号4は、清瀬市野塩二丁目地内、番号5は、練馬区田柄二丁目地内におきまして、それぞれ建築工事を施行するものでございます。
 番号6は、東京国際展示場東展示棟の改修工事に伴う設備工事を施行するもので、電気設備工事でございます。
 番号7から番号9は、江東区海の森三丁目地先におきまして、新海面処分場Dブロックを建設するもので、番号7は、西側及び南側、番号8及び番号9は、南側におきまして、それぞれ遮水、裏埋め工事を施行するものでございます。
 次に、契約の方法でございますが、提出予定の九件につきまして、いずれも一般競争入札によるものでございます。それぞれの契約金額及び契約の相手方は、表の右側に記載のとおりでございます。
 一ページお進みいただきまして、二ページから六ページにかけまして、案件ごとに件名、工事場所、契約の相手方、契約金額、工期、契約の方法及び工事概要等を記載してございますので、後ほどご覧いただければと存じます。
 また、各案件の入札経過等につきましては、七ページ以降に掲載してございますので、併せてご覧いただきたいと存じます。
 以上が今回提出を予定しております契約議案の概要でございます。
 続きまして、同じく今定例会に提出を予定しております事件案の概要につきましてご説明を申し上げます。
 恐れ入りますが、資料第2号のファイルをお開きいただきたいと存じます。
 今回提出いたします議案は、広尾病院及び広尾看護専門学校整備等事業契約の締結についてでございます。
 ご審議いただきますのは、本事業のうち、東京都が整備主体となります広尾看護専門学校整備等に係る部分でございまして、地方独立行政法人東京都立病院機構と共同で、敷地内の施設、設備をPFI手法により一体的に整備し、維持管理するものでございます。
 工事場所は、渋谷区恵比寿二丁目地内でございます。
 契約の相手方は、広尾パートナーズ株式会社でございます。
 広尾看護専門学校整備等に係る部分の契約金額は五十八億三千三百六十九万四千二百四十円でございます。
 このほか、契約期間、契約の方法、事業内容につきましては、資料に記載のとおりでございます。
 この議案は、民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律第十二条の規定に基づきまして提出を行うものでございます。
 以上が今回提出を予定してございます資料第2号の事件案の概要でございます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○松井財産運用部長 私からは、資料第3号の区分建物の買入れにつきましてご説明申し上げます。
 この買入れの目的は、東京都北都税事務所の用に供するため、十条駅西口地区第一種市街地再開発事業として整備される区分建物を買い入れるものでございます。
 地上三十九階地下二階のうち三階の二区画で、取得面積は九百十三・九六平方メートルでございます。
 予定価格は八億二千七百五十六万五千円でございます。
 次のページ、別図1の案内図をご覧ください。
 本件区分建物は、JR埼京線十条駅の西方に隣接する場所に位置しております。
 同ページ下部は配置図となっております。
 次のページ、別図2の平面図をご覧ください。
 太枠で囲った部分が都税事務所として使用する箇所となり、事務所面積千四百十七・二二平方メートルのうち、権利床五百三・二六平方メートルを除いた九百十三・九六平方メートルの保留床を取得するものでございます。
 同ページ下部には全体概略図がございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 以上で説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○林委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。

○和泉委員 北都税事務所に係る区分建物の買入れについて、都税事務所に係る保留床、権利床の平米当たりの価格、それから、それ以外のところの床の平米当たりの価格が分かる資料についてお願いいたします。
 以上です。

○林委員長 ただいま和泉副委員長から資料要求がございましたが、これを委員会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○林委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出をお願いいたします。

○林委員長 次に、理事者から報告の申出がありますので、これを聴取いたします。

○佐伯主計部長 それでは、お手元の資料第4号に基づきまして、令和五年度予算の繰越しについてご説明申し上げます。
 これは、一般会計及び特別会計の繰越明許費に係る繰越し並びに事故繰越につきまして、いずれも地方自治法施行令の規定に基づきご報告するものでございます。
 まず、一ページ目をご覧いただきたいと存じます。これは、一般会計の繰越明許費に係る繰越しでございます。
 繰越しをいたしました事業は、左上の区分欄に款と事業名がございますが、総務費のTokyo Innovation Baseの整備など、全体で五十四事業でございます。表の一番下に合計欄がございますが、今回繰越しをいたしました事業に係る予算現額は一兆七百三十四億三千百万円、これに対しまして、繰越明許費といたしまして議決いただいた額が、その右側でございますが、二千九百四十三億七千四百万円、そのうち翌年度に繰越しをいたしました額は千六百九十五億八千四百万円でございます。
 次に、二ページ目をご覧いただきたいと思います。二ページ目は、特別会計に係る繰越明許費でございます。
 繰越しをいたしました事業は、地方独立行政法人東京都立病院機構貸付等事業会計など四会計五事業でございます。一番下の合計欄でございますが、予算現額が一千五百四十二億一千六百万円、繰越明許費として議決いただいた額が百七十二億八千百万円、そのうち翌年度に繰越しをいたしました額が八十五億九千三百万円でございます。
 次に、三ページ目でございますが、一般会計の事故繰越でございまして、産業労働費の少花粉苗木の生産対策など八事業でございます。翌年度に繰越しをいたしました額は、合計で三十四億五千万円でございます。
 以上でお手元の資料の説明を終わらせていただきます。
 なお、このほかに、他の委員会の所管でございますので、今回資料はお配りしておりませんが、公営企業会計の建設改良費繰越及び事故繰越といたしまして、中央卸売市場会計など八会計で合わせて五百六億八千九百万円の繰越しがございます。これらにつきましても、今回の議会にご報告させていただくこととしております。よろしくお願い申し上げます。

○林委員長 報告は終わりました。
 これより本件に対する質疑を行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○林委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本件に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○林委員長 異議なしと認め、報告事項に対する質疑は終了いたしました。
 以上で財務局関係を終わります。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時三十五分散会