財政委員会速記録第二十号

平成三十年十二月十七日(月曜日)
第二委員会室
午後一時開議
出席委員 十三名
委員長大松あきら君
副委員長早坂 義弘君
副委員長おじま紘平君
理事池川 友一君
理事おときた駿君
理事石川 良一君
つじの栄作君
清水やすこ君
大場やすのぶ君
秋田 一郎君
小磯 善彦君
山田ひろし君
清水ひで子君

欠席委員 一名

出席説明員
財務局局長武市  敬君
経理部長財政企画担当部長
オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務
初宿 和夫君
主計部長山田 忠輝君
主税局局長目黒 克昭君
総務部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務小山 明子君
会計管理局局長土渕  裕君
管理部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務野口 一紀君
収用委員会事務局局長佐藤  敦君

本日の会議に付した事件
決議について
付託議案の審査(決定)
・第二百一号議案   平成三十年度東京都一般会計補正予算(第二号)中、予算総則、歳入
・第二百二十一号議案 警視庁志村警察署庁舎(三十)改築工事請負契約
・第二百二十二号議案 都立久留米特別支援学校(仮称)(三十)改築及び改修工事その二請負契約
・第二百二十三号議案 都営住宅三十CH-一一〇東(江東区辰巳一丁目・江東区施設)工事請負契約
・第二百二十四号議案 産業交流拠点(仮称)及び八王子合同庁舎(三十)新築電気設備工事請負契約
・第二百二十五号議案 産業交流拠点(仮称)及び八王子合同庁舎(三十)新築空調設備工事請負契約
・第二百二十六号議案 産業交流拠点(仮称)及び八王子合同庁舎(三十)新築給水衛生設備工事その二請負契約
・第二百二十七号議案 綾瀬川護岸耐震補強工事(その二百五十四)請負契約
・第二百二十八号議案 小名木川護岸耐震補強工事(その四)請負契約
・第二百二十九号議案 北十間川護岸建設工事(その三)請負契約
・第二百三十号議案  神田川整備工事(その二百十一)請負契約
・第二百三十一号議案 当せん金付証票の発売について
・議員提出議案第二十一号 東京都議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例
請願陳情の継続審査について
特定事件の継続調査について

○大松委員長 ただいまから財政委員会を開会いたします。
 初めに、決議について申し上げます。
 過日の委員会で理事会にご一任をいただきました決議一件につきましては、お手元配布の案文のとおり調整いたしました。
 案文の朗読は省略いたします。

   固定資産税及び都市計画税の軽減措置の継続に関する決議(案)
 我が国の景気は、緩やかに回復しているものの、多くの都民や中小企業者にとってその実感は薄く、また海外経済の不確実性や自然災害の影響など先行きに不安感がある。こうした中、二十三区の地価水準は、全国と比較して依然として高く、基準地価も六年連続で上昇するなど、固定資産税等の税負担が更に大きくなることが見込まれている。
 都は、これまで独自に固定資産税等の軽減措置を実施することで税負担の緩和を図り、都民の暮らしや中小企業者の事業継続等を支援してきた。
 今、これらの軽減措置を廃止することは、都民や厳しい経営状況にある中小企業者等に対し、多大な税負担増を求めることになりかねない。
 よって、東京都議会は、二十三区に住み、働く、都民や中小企業者等の税負担感に配慮する観点から、次の事項を実施するよう強く求めるものである。
一 商業地等に対する固定資産税等の負担水準の上限引下げを平成三十一年度も継続すること。
二 小規模住宅用地に対する都市計画税の軽減措置を平成三十一年度も継続すること。
三 小規模非住宅用地に対する固定資産税等の減免措置を平成三十一年度も継続すること。
 以上、決議する。
  平成三十年十二月 日
東京都議会

○大松委員長 本件は、議長宛て提出の手続をとりたいと思いますので、ご了承願います。

○大松委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、付託議案の審査並びに請願陳情及び特定事件の閉会中の継続審査及び調査の申し出の決定を行います。
 これより付託議案の審査を行います。
 第二百一号議案、平成三十年度東京都一般会計補正予算(第二号)中、予算総則、歳入、第二百二十一号議案から第二百三十一号議案まで及び議員提出議案第二十一号を一括して議題といたします。
 本案については、いずれも既に質疑を終了しております。
 なお、付託議案中、第二百二十一号議案から第二百三十号議案までの契約議案については、事業所管の常任委員会からお手元配布のとおり調査の報告がありました。
 朗読は省略いたします。ご了承願います。

平成三十年十二月十四日
文教委員長 とや英津子
財政委員長 大松あきら殿
   契約議案の調査について(報告)
 十二月四日付けをもって議長から依頼のあったこのことについて、左記のとおり報告します。
     記
1 調査議案
 第二百二十二号議案 都立久留米特別支援学校(仮称)(三十)改築及び改修工事その二請負契約
2 調査結果
 本議案に対し異議はありません。

平成三十年十二月十四日
都市整備委員長 本橋ひろたか
財政委員長 大松あきら殿
   契約議案の調査について(報告)
 十二月十二日付けをもって議長から依頼のあったこのことについて、左記のとおり報告します。
     記
1 調査議案
 第二百二十三号議案 都営住宅三十CH-一一〇東(江東区辰巳一丁目・江東区施設)工事請負契約
2 調査結果
 本議案に対し異議はありません。

平成三十年十二月十三日
経済・港湾委員長 中山ひろゆき
財政委員長 大松あきら殿
   契約議案の調査について(報告)
 十二月十二日付けをもって議長から依頼のあったこのことについて、左記のとおり報告します。
     記
1 調査議案
 第二百二十四号議案 産業交流拠点(仮称)及び八王子合同庁舎(三十)新築電気設備工事請負契約
 第二百二十五号議案 産業交流拠点(仮称)及び八王子合同庁舎(三十)新築空調設備工事請負契約
 第二百二十六号議案 産業交流拠点(仮称)及び八王子合同庁舎(三十)新築給水衛生設備工事その二請負契約
2 調査結果
 全議案に対し異議はありません。

平成三十年十二月十四日
環境・建設委員長 栗下 善行
財政委員長 大松あきら殿
   契約議案の調査について(報告)
 十二月十二日付けをもって議長から依頼のあったこのことについて、左記のとおり報告します。
     記
1 調査議案
 第二百二十七号議案 綾瀬川護岸耐震補強工事(その二百五十四)請負契約
 第二百二十八号議案 小名木川護岸耐震補強工事(その四)請負契約
 第二百二十九号議案 北十間川護岸建設工事(その三)請負契約
 第二百三十号議案  神田川整備工事(その二百十一)請負契約
2 調査結果
 全議案に対し異議はありません。

平成三十年十二月十四日
警察・消防委員長 石毛しげる
財政委員長 大松あきら殿
   契約議案の調査について(報告)
 十二月十二日付けをもって議長から依頼のあったこのことについて、左記のとおり報告します。
     記
1 調査議案
 第二百二十一号議案 警視庁志村警察署庁舎(三十)改築工事請負契約
2 調査結果
 異議はありません。

○大松委員長 この際、本案に対し発言の申し出がありますので、これを許します。

○おときた委員 議員提出議案第二十一号について、一言意見を申し上げます。
 現在、東京都は、職員給与と都議会議員の報酬、手当が連動するという仕組みがとられております。これは決して一般的なことではなくて、他の道府県の事例を見れば、職員給与と議員の給与というのは連動しない、しっかりと別々に審議をされる自治体も多く散見されます。
 そもそも、こういった議員のあり方について議論をして改革しなければいけないところではありますが、暫定の措置として、都議会議員の報酬が連動して上がらないようにということで出させていただいたのが本議員提出の条例案であります。
 そもそも、現在、共同提案者の池川理事からも既にお話を申し上げたように、我々都議会議員は二割の報酬カットを議会改革では行っております。こういった状況下で、なぜ都議会議員が、理由もなく手当が上がってしまうのか、こういったことは到底都民の理解が得られるものではないと考えております。
 そもそもを申し上げれば、今回この報酬等の改定の根拠となっている人事委員会勧告、こちらの方も、特別区二十三区においては、引き下げの勧告があったにもかかわらず、二十三区の自治体はその引き下げを無視して、今回それを取り入れないということも行っております。人事委員会勧告という存在そのものが形骸化しているのではないか、そういったものから外れて、都議会議員の報酬のあり方、待遇のあり方は一体どうあるべきかという本質的なところを議論しなければならないところに来ていると思います。その議論を強く推進をしていただくとともに、今回、まずはこの議員の待遇が上がってしまう、報酬が上がってしまうという点に関しては据え置きをさせていただく、このことに多くの方々の賛同を求めまして、私の意見とさせていただきます。

○大松委員長 発言は終わりました。
 これより採決を行います。
 初めに、議員提出議案第二十一号を採決いたします。
 本案は、起立により採決いたします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○大松委員長 起立少数と認めます。よって、議員提出議案第二十一号は否決されました。
 次に、第二百一号議案、平成三十年度東京都一般会計補正予算(第二号)中、予算総則、歳入及び第二百二十一号議案から第二百三十一号議案までを一括して採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○大松委員長 異議なしと認めます。よって、第二百一号議案、平成三十年度東京都一般会計補正予算(第二号)中、予算総則、歳入及び第二百二十一号議案から第二百三十一号議案までは、いずれも原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○大松委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日まで決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項につきましては、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申し出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○大松委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○大松委員長 この際、所管四局を代表いたしまして、武市財務局長から発言を求められておりますので、これを許します。

○武市財務局長 所管四局を代表いたしまして、一言ご挨拶を申し上げます。
 本定例会に提案いたしました議案につきまして、それぞれご審議の上、ただいまご決定をいただき、まことにありがとうございました。
 付託議案及び報告事項のご審議の過程で委員の皆様方から賜りました貴重なご指摘、ご意見につきましては、十分に尊重させていただき、今後の事務事業の執行に万全を期してまいりたいと存じます。
 今後とも、より一層のご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。どうもありがとうございました。

○大松委員長 発言は終わりました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時六分散会

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