財政委員会速記録第二号

平成二十九年三月三日(金曜日)
第二委員会室
午後一時開議
出席委員 十四名
委員長栗山 欽行君
副委員長吉倉 正美君
副委員長松田やすまさ君
理事小松 大祐君
理事とくとめ道信君
理事大西さとる君
山森 寛之君
大津ひろ子君
斉藤やすひろ君
山内れい子君
北久保眞道君
鈴木 隆道君
秋田 一郎君
大山とも子君

欠席委員 なし

出席説明員
財務局局長武市  敬君
経理部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務十河 慎一君
契約調整担当部長五十嵐 律君
主計部長岩瀬 和春君
財産運用部長中村 倫治君
利活用調整担当部長山根 恭子君
建築保全部長久保田浩二君
技術管理担当部長中山  衛君
庁舎運営担当部長米今 俊信君
オリンピック・パラリンピック施設整備担当部長小野寺弘樹君
主税局局長目黒 克昭君
総務部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務加藤  隆君
税制部長小山 明子君
税制調査担当部長川上 秀一君
調整担当部長笹本  勉君
課税部長副島  建君
資産税部長大久保哲也君
徴収部長安藤 敏朗君
特別滞納整理担当部長譲原 秀晃君
会計管理局局長浅川 英夫君
管理部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務中澤 基行君
警察・消防出納部長吉野 孝行君
資金活用担当部長鈴木 誠司君
会計制度担当部長野口 毅水君

本日の会議に付した事件
会計管理局関係
付託議案の審査(質疑)
・第八十三号議案 平成二十八年度東京都一般会計補正予算(第三号)中、歳出 会計管理局所管分
主税局関係
付託議案の審査(質疑)
・第八十三号議案 平成二十八年度東京都一般会計補正予算(第三号)中、歳入、歳出 主税局所管分
財務局関係
付託議案の審査(質疑)
・第八十三号議案 平成二十八年度東京都一般会計補正予算(第三号)中、予算総則、歳入、歳出-財務局所管分、都債
・第八十五号議案 平成二十八年度東京都用地会計補正予算(第一号)
・第五十九号議案 都立府中療育センター(二十八)改築工事請負契約
・第六十号議案  都営住宅二十八CS-一〇一東(港区北青山三丁目・港区施設)工事請負契約
・第六十一号議案 都営住宅二十八H-一〇七東(江東区豊洲四丁目)工事請負契約
・第六十二号議案 都営住宅二十八CH-一〇二西(村山・武蔵村山市施設)工事その二請負契約
・第六十三号議案 都営住宅二十八H-一〇四東(江東区南砂三丁目)工事請負契約
・第六十四号議案 警視庁有家族者待機寮戸田橋住宅B号館(二十八)耐震改修工事請負契約
・第六十五号議案 警視庁四谷警察署庁舎(二十八)改築工事請負契約
・第六十六号議案 都立城東高等学校(二十八)改修工事請負契約
・第六十七号議案 都立府中療育センター(二十八)改築空調設備工事請負契約
・第六十八号議案 都立府中療育センター(二十八)改築給水衛生設備工事請負契約
・第六十九号議案 環状七号線地下広域調節池(石神井川区間)工事請負契約
・第七十号議案  平成二十八年度十三号地新客船ふ頭岸壁(-(マイナス)十一・五m)駐車場等用地建設工事請負契約
・第七十一号議案 平成二十八年度新砂水門(再整備)建設工事(その四)請負契約
・第七十二号議案 妙正寺川整備工事(その二〇二)請負契約

○栗山委員長 ただいまから財政委員会を開会いたします。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、会計管理局、主税局及び財務局関係の中途議決に係る付託議案の審査を行います。
 なお、付託議案中、第五十九号議案から第七十二号議案までの契約議案につきましては、議長から事業所管の常任委員会に調査依頼を行っているとのことでございます。ご了承願います。
 これより会計管理局関係に入ります。
 付託議案の審査を行います。
 第八十三号議案、平成二十八年度東京都一般会計補正予算(第三号)中、歳出、会計管理局所管分を議題といたします。
 本案については、既に説明を聴取しておりますので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○栗山委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑は、これをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○栗山委員長 異議なしと認め、本案に対する質疑は終了いたしました。
 以上で会計管理局関係を終わります。

○栗山委員長 これより主税局関係に入ります。
 付託議案の審査を行います。
 第八十三号議案、平成二十八年度東京都一般会計補正予算(第三号)中、歳入、歳出、主税局所管分を議題といたします。
 本案については既に説明を聴取しておりますので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○栗山委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑は、これをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○栗山委員長 異議なしと認め、本案に対する質疑は終了いたしました。
 以上で主税局関係を終わります。

○栗山委員長 これより財務局関係に入ります。
 付託議案の審査を行います。
 第八十三号議案、平成二十八年度東京都一般会計補正予算(第三号)中、予算総則、歳入、歳出、財務局所管分、都債及び第八十五号議案並びに第五十九号議案から第七十二号議案までを一括して議題といたします。
 本案については、いずれも既に説明を聴取しております。
 その際、要求いたしました資料はお手元に配布してあります。
 資料について理事者の説明を求めます。

○十河経理部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務 それでは、先日の委員会におきまして要求のございました契約案に関する資料についてご説明申し上げます。
 恐れ入りますが、お手元に配布してございます財政委員会要求資料をごらんください。
 最初に、表紙をおめくりください。今回、契約案に関して要求のございました資料は、目次に記載しておりますとおり二件でございます。
 一枚おめくりいただきまして、要求資料第1号をごらんください。
 こちらは、中小企業の受注実績を局別にお示ししたものでございまして、一ページから五ページにわたり五年分記載しております。
 恐れ入りますが、一枚おめくりください。要求資料第2号は、都内の自治体における公契約条例等の制定状況をお示ししたものでございます。
 説明は以上でございます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○栗山委員長 説明は終わりました。
 ただいまの資料を含めまして、これより本案に対する質疑を行います。
 発言を願います。

○大西委員 今回もたくさんの契約案件がございます。私も、昔、財政委員会に所属していたときに同じような質問をさせてはいただいたんですが、改めてというか確認のため、今の入札制度の仕組みを、まず、ご説明をお願いしたいと思います。

○五十嵐契約調整担当部長 都における二百五十万円を超える工事契約は、参加資格を有する事業者であれば誰でも入札に参加できる一般競争入札と、入札への参加希望者が少ない場合に事業者を追加指名する希望制指名競争入札の二つの方式により、入札を実施しているところでございます。
 いずれも電子調達システムを活用し、公表から開札まで、他の参加者が一切わからないよう、入札参加希望者が一堂に集まる機会を排除し、入札契約の透明性や競争性を確保しているところでございます。

○大西委員 その中で、九九・九%の落札率というのがありますが、そうなる理由をご説明いただけますでしょうか。

○五十嵐契約調整担当部長 都では、入札にかかわる不正行為を防止し、制度の透明性を高めるため、予定価格を事前公表しているところでございます。
 そのため、その事前公表された予定価格内で採算のとれなくなるおそれがある施工条件の厳しい工事などでは、落札率が高くなる場合があるというふうに考えてございます。

○大西委員 さらに、そこで一者入札で九九・九%の落札になることが散見されるわけでございますが、その理由を説明お願いします。

○五十嵐契約調整担当部長 先ほど申し上げましたとおり、採算のとれなくなるおそれがある施工条件の厳しい工事などでは、見積もりの結果、予定価格内での応札が難しいと判断した事業者は入札に参加せず、結果的に一者入札となる場合が多く、また、応札する事業者についても、採算性を考慮して無理な価格競争を避け、公表された予定価格に近い金額で入札するためというふうに考えております。

○大西委員 東京都として、この一者入札、九九・九%落札というのは、どのように評価されているんでしょうか。

○五十嵐契約調整担当部長 都では、電子調達システムにより入札を行っており、入札参加者は他に入札者の存在を知り得ない仕組みとなっておるため、結果的に一者入札となっても競争性は担保されていると考えております。
 しかしながら、一者入札よりも、できるだけ多くの入札者の参加によって、より競争性の高い入札環境を整え、結果として予定価格に近い金額での落札が減少していくことが望ましいというふうに考えております。

○大西委員 今、減少していくことが望ましいとお答えされましたけれども、この一者入札で落札率が九九・九%となるような入札、これを回避する方法というのはどういうふうなことが考えられるでしょうか。

○五十嵐契約調整担当部長 都では、平成二十六年から入札に参加しやすい環境の整備に向けてというテーマを定め、市場価格とのギャップのない適正な予定価格の設定、事業者に無理を強いることがない適切な工期や工程の設定など、不調を防止し入札参加者をふやすためのさまざまな取り組みを行ってきたところでございます。
 現在、都政改革本部の内部統制PTにおきまして、さまざまな角度から議論しておりまして、今後、よりよい制度の構築に向けた検討を行っていくこととしております。

○大西委員 一者入札になっても、競争性は担保されているということでございますが、やはり世間というものから見れば、一者入札、九九・九%というのは、どうしてもそこに何かあるんじゃないかと、勝手に思う方もたくさんおられると思うんですよね。やはり、そのイメージもありますし、今、最後には回避する方法を述べられましたけれども、なるたけこういう結果にならないような公正な入札をやっていただくようお願い申し上げまして、質問を終わります。

○栗山委員長 ほかにございますか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○栗山委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑は、いずれもこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○栗山委員長 異議なしと認め、本案に対する質疑は終了いたしました。
 以上で財務局関係を終わります。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時十一分散会

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