財政委員会速記録第十七号

平成二十八年十一月三十日(水曜日)
第二委員会室
午後一時開議
出席委員 十四名
委員長栗山 欽行君
副委員長松田やすまさ君
副委員長吉倉 正美君
理事小松 大祐君
理事とくとめ道信君
理事大西さとる君
山森 寛之君
大津ひろ子君
斉藤やすひろ君
山内れい子君
北久保眞道君
鈴木 隆道君
秋田 一郎君
大山とも子君

欠席委員 なし

出席説明員
財務局局長武市  敬君
経理部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務十河 慎一君
契約調整担当部長五十嵐 律君
主計部長岩瀬 和春君
財産運用部長中村 倫治君
利活用調整担当部長山根 恭子君
建築保全部長久保田浩二君
技術管理担当部長中山  衛君
庁舎運営担当部長米今 俊信君
オリンピック・パラリンピック施設整備担当部長小野寺弘樹君
会計管理局局長浅川 英夫君
管理部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務中澤 基行君
警察・消防出納部長吉野 孝行君
資金活用担当部長鈴木 誠司君
会計制度担当部長野口 毅水君

本日の会議に付した事件
会計管理局関係
報告事項(説明)
・平成二十八年度公金管理実績(上半期)について
財務局関係
第四回定例会提出予定案件について(説明)
・東京国際展示場(二十八)増築工事請負契約
・警視庁中野警察署庁舎(二十八)改築工事請負契約
・東京都現代美術館(二十八)改修工事請負契約
・東京都障害者総合スポーツセンター(二十八)改修及び増築工事請負契約
・東京国際展示場(二十八)増築電気設備工事請負契約
・東京国際展示場(二十八)増築空調設備工事請負契約
・東京国際展示場(二十八)増築給水衛生設備工事請負契約
・東京都現代美術館(二十八)改修空調設備工事請負契約
・東京都現代美術館(二十八)改修電気設備工事請負契約
・平成二十八年度新砂水門(再整備)建設工事(その三)請負契約
・綾瀬川護岸耐震補強工事(その二百五十二)請負契約
・小名木川護岸耐震補強工事(その一)請負契約
・平成二十八年度中潮橋撤去工事請負契約
・平成二十八年度十三号地新客船ふ頭岸壁(-(マイナス)十一・五m)連絡通路建設工事(その一)請負契約
・当せん金付証票の発売について

○栗山委員長 ただいまから財政委員会を開会いたします。
 初めに、会期中の委員会日程について申し上げます。
 お手元配布の日程のとおり、理事会において申し合わせましたので、ご了承願います。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、財務局関係の第四回定例会に提出を予定されております案件の説明聴取及び会計管理局関係の報告事項の聴取を行います。
 なお、提出予定案件及び報告事項につきましては、本日は説明を聴取し、資料要求することにとどめ、質疑は会期中の委員会で行いますので、ご了承願います。
 これより会計管理局関係に入ります。
 理事者から報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。

○中澤管理部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務 平成二十八年度上半期の公金管理実績につきましてご説明申し上げます。
 お手元の資料第1号の表紙をおめくりいただき、一ページをごらんいただきたいと存じます。
 初めに、1、全体でございます。
 二十八年度上半期の平均残高は五兆五百七億円で、これは(参考)として掲げてある二十七年度上半期と比べ、対前年同期比で三千四十二億円増加しております。一方、利回りは〇・〇七四%で、これは二十七年度上半期の〇・一一二%から〇・〇三八ポイント低下しております。この結果、運用収入は十八億八千百五十五万円で、前年同期と比べ七億七千二百十万円減少しております。
 次に、2、内訳でございます。
 まず、(1)の歳計現金等でございます。
 平均残高は一兆一千百十九億円となっております。これは、基金への積み立て等により、前年同期と比べ二千三百五十六億円減少しております。また、市場金利の低下等により利回りが低下したため、運用収入は五千四百三十五万円となり、前年同期と比べ一億四千八百六十三万円減少しております。
 次に、(2)の基金でございます。
 平均残高は三兆四千二百七十九億円となっております。これは、防災街づくり基金の積み立て等により、前年同期と比べ四千七百二十七億円増加しております。一方、市場金利の低下等により利回りが低下したため、運用収入は十七億七千九百三十万円となり、前年同期と比べ四億七千四百七十万円減少しております。
 次に、(3)の準公営企業会計資金でございます。
 平均残高は五千百八億円となっております。これは、企業債の発行等により、前年同期と比べ六百七十億円増加しております。一方、市場金利の低下等により利回りが低下したため、運用収入は四千七百九十万円となり、前年同期と比べ一億四千八百七十六万円減少しております。
 二ページをお開きください。運用商品別内訳でございます。
 表頭の期中平均残高の構成比の欄をごらんください。
 表の一段目、歳計現金等及び表の三段目、準公営企業会計資金につきましては、全て預金で運用しております。
 表の二段目、基金につきましては、預金が七八・九%、債券等が二〇・四%、金銭信託が〇・七%となっております。
 次に、三ページをごらんください。ここでは、平成二十八年度の第一・四半期と第二・四半期の状況をお示ししてございます。
 四ページをお開きください。ここでは、平均残高及び利回りの推移についてグラフでお示ししてございます。
 次に、五ページをごらんください。金融機関種別預金内訳でございます。
 表頭の平成二十八年度上半期のうち、期中平均残高の構成比をごらんください。
 表の一段目、歳計現金等の保管先につきましては、支払い準備における流動性確保の観点から、これまで同様、一〇〇%都市銀行に預金しております。
 表の二段目、基金の運用先につきましては、都市銀行四八・六%、信託銀行二一・三%、地方銀行等一五・〇%、外国銀行一五・〇%となっております。
 表の三段目、準公営企業会計資金につきましては、都市銀行六一・六%、信託銀行二六・九%、地方銀行等一〇・五%、外国銀行〇・九%となっております。
 次に、六ページをお開きください。ここでは、預金内訳の推移についてグラフでお示ししてございます。
 次に、七ページをごらんください。債券種別内訳でございます。
 表頭の平成二十八年度上半期のうち、期中平均残高の構成比をごらんください。
 基金における債券の運用種別につきましては、国債三四・三%、地方債三六・八%、政府保証債一五・七%、財投機関債八・六%、外債一・四%、その他三・二%となっております。
 下段の表では、債券内訳の推移をグラフでお示ししてございます。
 引き続き、公金管理につきましては、安全性の確保を最重要視した上で、あわせて流動性、効率性の確保に万全を期していきます。
 以上をもちまして報告事項の説明を終わらせていただきます。よろしくお願いを申し上げます。

○栗山委員長 報告は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○栗山委員長 なければ、資料要求はなしと確認させていただきます。
 以上で会計管理局関係を終わります。

○栗山委員長 これより財務局関係に入ります。
 初めに、第四回定例会に提出を予定されております案件について理事者の説明を求めます。

○武市財務局長 第四回定例会に提出を予定しております財務局関係の議案につきましてご説明申し上げます。
 恐れ入りますが、お手元にお配りしてございます資料、平成二十八年第四回東京都議会定例会提出予定議案件名表をごらんいただきたいと存じます。
 今回提出いたします議案は十五件ございまして、内訳は、契約案十四件、事件案一件でございます。
 初めに、契約案についてご説明申し上げます。
 内訳は、建築工事が四件、設備工事が五件、土木工事が五件でございます。契約金額の総額は約六百九十億円でございます。
 次に、事件案でございますが、当せん金付証票の発売についてでございます。
 以上が提出を予定しております議案の概略の説明でございます。
 詳細につきましては、それぞれ所管の部長から、資料に基づきましてご説明いたします。
 よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○十河経理部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務 それでは、工事請負契約議案の概要についてご説明を申し上げます。
 恐れ入りますが、お手元の資料第1号、平成二十八年第四回定例会提出予定工事請負契約議案の概要についての一ページ、工事請負契約議案一覧をお開き願います。
 初めに、1の総括の表をごらんください。
 今回ご審議いただきます契約議案は、右側の計の欄にありますとおり、合計十四件、契約金額の総額は六百八十九億一千二百四十七万一千五百二十円でございます。
 次に、2の案件別の表によりまして、概要についてご説明申し上げます。
 番号1は、江東区有明三丁目地内におきまして、東京国際展示場の増築工事を施行するものでございます。
 番号2は、中野区中央二丁目地内におきまして、警視庁中野警察署庁舎の改築工事を施行するものでございます。
 番号3は、江東区三好四丁目地内におきまして、東京都現代美術館の改修工事を施行するものでございます。
 番号4は、北区十条台一丁目地内におきまして、東京都障害者総合スポーツセンターの改修及び増築工事を施行するものでございます。
 番号5から7は、東京国際展示場の増築に伴う設備工事を施行するもので、番号5は電気設備工事、番号6は空調設備工事、番号7は給水衛生設備工事でございます。
 番号8及び9は、東京都現代美術館の改修に伴う設備工事を施行するもので、番号8は空調設備工事、番号9は電気設備工事でございます。
 一枚おめくりいただきまして、番号10は、江東区新砂三丁目地先から同区夢の島三丁目地先にかけまして、新砂水門の再整備工事を施行するものでございます。
 番号11は、足立区綾瀬六丁目地内から同区加平一丁目地内にかけまして、綾瀬川護岸の耐震補強工事を施行するものでございます。
 番号12は、江東区白河四丁目地内から同区森下五丁目地内にかけまして、小名木川護岸の耐震補強工事を施行するものでございます。
 番号13は、江東区青海三丁目地先におきまして、中潮橋の撤去工事を施行するものでございます。
 番号14は、江東区青海二丁目地先におきまして、新客船ふ頭岸壁の連絡通路を建設するものでございます。
 次に、契約の方法についてでありますが、提出予定の十四件につきまして、いずれも一般競争入札によるものでございます。
 それぞれの契約金額及び契約の相手方は、表の右側に記載のとおりでございます。
 一枚おめくりいただきまして、三ページから九ページにかけまして、案件ごとに件名、工事場所、契約の相手方、契約金額、工期、契約の方法及び工事概要等を記載しておりますので、ご参照いただきますようお願い申し上げます。
 また、各案件の入札経過等につきましても、一〇ページ以降に記載しておりますので、あわせてごらんいただきたいと存じます。
 以上が今回提出を予定しております契約議案の概要でございます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○岩瀬主計部長 お手元の資料第2号、当せん金付証票の発売についてご説明申し上げます。
 これは、当せん金付証票、いわゆる宝くじの平成二十九年度の発売に関する議案でございます。
 議案の中ほどの記書きにございますように、宝くじの発売の目的といたしましては、公園整備等の費用の財源に充当するために発行するものでございまして、平成二十九年度は、一千七百八十七億円の発売限度額を定めるというものでございます。
 提案の理由でございます。裏面にご参考に条文を掲載してございますが、当せん金付証票法第四条第一項の規定に基づきご提案するものでございます。
 よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○栗山委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○栗山委員長 なければ、資料要求はなしと確認させていただきます。
 以上で財務局関係を終わります。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時十三分散会

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