委員長 | 高木 けい君 |
副委員長 | 吉田康一郎君 |
副委員長 | たぞえ民夫君 |
理事 | 菅 東一君 |
理事 | 中谷 祐二君 |
理事 | 上野 和彦君 |
福士 敬子君 | |
くりした善行君 | |
斉藤やすひろ君 | |
鈴木 隆道君 | |
田島 和明君 | |
大西さとる君 | |
酒井 大史君 |
欠席委員 一名
出席説明員財務局 | 局長 | 安藤 立美君 |
経理部長 | 藤原 正久君 | |
主計部長 | 長谷川 明君 | |
主税局 | 局長 | 荒川 満君 |
総務部長 | 目黒 克昭君 | |
会計管理局 | 局長 | 新田 洋平君 |
管理部長 | 安藤 弘志君 | |
収用委員会事務局 | 局長 | 藤井 芳弘君 |
本日の会議に付した事件
付託議案の審査(決定)
・第百一号議案 平成二十二年度東京都一般会計補正予算(第二号)中、予算総則、歳入、歳出-財務局所管分、都債
・第百三号議案 平成二十二年度東京都地方消費税清算会計補正予算(第一号)
・第八十五号議案 都立板橋学園特別支援学校(仮称)(二十二)改築工事請負契約
・第八十六号議案 東京芸術劇場(二十二)改修工事請負契約
・第八十七号議案 東京消防庁金町消防署庁舎(二十二)新築工事請負契約
・第八十八号議案 中央環状品川線南品川換気所建築工事請負契約
・第八十九号議案 東京芸術劇場(二十二)改修電気設備工事請負契約
・第九十号議案 東京芸術劇場(二十二)改修空調設備工事請負契約
・第九十一号議案 警視庁鮫洲運転免許試験場庁舎棟(二十二)改築空調設備工事請負契約
・第九十二号議案 白子川地下調節池工事(その五)請負契約
・第九十三号議案 環二地下トンネル(仮称)築造工事(二十二 一-環二汐留工区)請負契約
・第九十四号議案 古川地下調節池取水施設工事請負契約
○高木委員長 ただいまから財政委員会を開会いたします。
本日は、お手元配布の会議日程のとおり、付託議案の審査を行います。
これより付託議案の審査を行います。
第百一号議案、平成二十二年度東京都一般会計補正予算(第二号)中、予算総則、歳入、歳出、財政委員会所管分、都債及び第百三号議案並びに第八十五号議案から第九十四号議案までを一括して議題といたします。
本案については、いずれも既に質疑を終了しております。
なお、第八十五号議案から第九十四号議案までの契約議案については、事業所管の常任委員会から、お手元配布のとおり、調査の報告がありました。
朗読は省略いたします。ご了承願います。
平成二十三年二月十八日
文教委員長 原田 大
財政委員長 高木 けい殿
契約議案の調査について(報告)
二月十七日付けをもって議長から依頼のあったこのことについて、左記のとおり報告します。
記
1 調査議案
第八十五号議案 都立板橋学園特別支援学校(仮称)(二十二)改築工事請負契約
第八十六号議案 東京芸術劇場(二十二)改修工事請負契約
第八十九号議案 東京芸術劇場(二十二)改修電気設備工事請負契約
第九十号議案 東京芸術劇場(二十二)改修空調設備工事請負契約
2 調査結果
全議案に対し異議はありません。
平成二十三年二月十八日
環境・建設委員長 橘 正剛
財政委員長 高木 けい殿
契約議案の調査について(報告)
二月十七日付けをもって議長から依頼のあったこのことについて、左記のとおり報告します。
記
1 調査議案
第八十八号議案 中央環状品川線南品川換気所建築工事請負契約
第九十二号議案 白子川地下調節池工事(その五)請負契約
第九十三号議案 環二地下トンネル(仮称)築造工事(二十二 一-環二汐留工区)請負契約
第九十四号議案 古川地下調節池取水施設工事請負契約
2 調査結果
(1) 民主党、自民党、公明党は、全議案に対し異議はありません。
(2) 日本共産党は、第八十八号議案、及び第九十三号議案に対し、次の意見がありました。その他の議案については異議はありません。
(意見)
第八十八号議案中央環状品川線南品川換気所建築工事請負契約については、中央環状品川線工事そのものが、本来国の事業であるものを、工期を短縮するという理由だけで、都が街路事業として、その半分を直接施工する事業であるが、実態的には、四千億円の総事業費のうち、首都高速道路株式会社は国と都の出資金等により、三五%の負担で品川線を建設し、六五%を都の財源と、都と国の出資金によって、建設するものである。完成後は首都高速道路株式会社が、高速料金収入を得ることができるというものであり、税金の使い方としても、あまりに、偏重しているものであり、到底認められない。
今回の契約案件は、品川線の四つの換気所のうちの一つ、南品川換気所の建築工事であるが、中央環状品川線は、新宿線に接続することになり、完成すれば、中央環状線の換気所は十三箇所になり、この運営・管理は首都高速道路株式会社が行う。
昨年三月から稼動している新宿線の排気塔からのデータには、多々矛盾がある。
毎日、十万台近い交通量の地下トンネルから集中的に排出される排気ガスが、まともに脱硝されているのかどうかの信頼性に大きな疑問を抱かざるをえない。
このようなことでは、換気塔周辺住民の大気汚染から健康を守ることさえ、危ぶまれる。以上の理由から、第八十八号議案には、反対である。
第九十三号議案環二地下トンネル(仮称)築造工事(二十二 一-環二汐留工区)請負契約について、この工事は、これまでにも述べてきたとおり、行政としてやるべきでない都施行の「市街地再開発事業」の一環で行う、環状第二号線地下トンネル道路の一区間(補助第三一三号線から放射第一八号線、通称海岸通り区間)の築造工事請負契約である。
環状第二号線の整備は、臨海地域にある湾岸道路から、豊洲・晴海・勝どきと都心とを結ぶ物流ネットワークの強化を図るための骨格幹線道路で、破たんした臨海副都心の再生道路事業である。
さらに、従前住民の大多数が、住み続けられない街づくりであるとともに、来年度着工予定の虎ノ門街区では、わざわざ道路の上にビルを建て、立体道路制という規制緩和によって、容積率一一五〇%、高さ二百四十七mもの高層ビルを建設する、大企業優遇の再開発と道路建設であり、環境負荷の点からしても認められないものである。
よって、第九十三号議案には、反対である。
平成二十三年二月十八日
警察・消防委員長 宇田川聡史
財政委員長 高木 けい殿
契約議案の調査について(報告)
二月十七日付けをもって議長から依頼のあったこのことについて、左記のとおり報告します。
記
1 調査議案
第八十七号議案 東京消防庁金町消防署庁舎(二十二)新築工事請負契約
第九十一号議案 警視庁鮫洲運転免許試験場庁舎棟(二十二)改築空調設備工事請負契約
2 調査結果
異議はありません。
○高木委員長 この際、本案に対し発言の申し出がありますので、これを許します。
○たぞえ委員 本委員会に付託された議案について、日本共産党の意見を述べます。
まず、一般会計補正予算(第二号)についてです。
提案されている最終補正予算は、職員費や事業の差金など七百七十四億円の減額に伴い、都債を増発し、八百三十四億円の財源を基金に繰り入れるものです。
その中でも都市整備局は、一般財源の歳入減に伴い、財源を確保するとして、減収補てん債を六十五億円発行し、通常債を八億四千六百万円減額するとしています。本来なら都債を八億四千六百万円減らすことができたのに、六十五億円の都債を発行しなければならなくなったことは重大です。二十二年度当初予算では、首都高への出資金百八億円のうち、都債は九十七億二千万円であり、今回の補正で都債は百七億二千万円と増額されます。税収が落ち込んで都財政が厳しいからと、都債を発行して借金をふやし、もともと出す必要のない、民営化した株式会社である首都高への出資は認めることはできません。
以上の点から、最終補正予算(第二号)には反対します。
次に、第八十八号議案、中央環状品川線南品川換気所建築工事請負契約は、道路ネットワーク網を整備する環状高速道路の契約です。この高速道路は、湾岸道路を起点に都内の首都高速や幹線道路と接続するもので、これらの道路ネットワークに三カ年で五千六百九十八億円の事業費を投入する計画になっています。
もともと品川線は、首都高速道路株式会社が行う事業であるにもかかわらず、東京都が総事業費の半分である二千億円を負担して街路事業として乗り出し、直接施行している路線です。東京都が急ぎ賃として税金を投入する理由に、国であれ民間であれ、事業を肩がわりするもので、我が党はこのような事業に対する税金の支出は認められません。
よって、反対するものです。
次に、第九十三号議案、環二地下トンネル(仮称)築造工事請負契約についてです。
環状二号線は、臨海地域の湾岸道路から豊洲、晴海、勝どきと都心を結ぶ物流ネットワークの強化を図るための骨格幹線道路です。国際コンテナ戦略機能強化のための物流道路ネットワークに過大な投資を行う一方、市街地再開発事業によって地権者を立ち退かせる、そのための約三十一億円の道路築造は認められません。
よって、反対するものです。
以上です。
○高木委員長 発言は終わりました。
これより採決を行います。
初めに、第八十八号議案及び第九十三号議案を一括して採決いたします。
本案は、起立により採決いたします。
本案は、いずれも原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。
〔賛成者起立〕
○高木委員長 起立多数と認めます。よって、第八十八号議案及び第九十三号議案は、いずれも原案のとおり決定いたしました。
次に、第百一号議案、平成二十二年度東京都一般会計補正予算(第二号)中、予算総則、歳入、歳出、財政委員会所管分、都債を採決いたします。
本案は、起立により採決いたします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。
〔賛成者起立〕
○高木委員長 起立多数と認めます。よって、第百一号議案、平成二十二年度東京都一般会計補正予算(第二号)中、予算総則、歳入、歳出、財政委員会所管分、都債は、原案のとおり決定いたしました。
次に、第百三号議案及び第八十五号議案から第八十七号議案まで及び第八十九号議案から第九十二号議案まで並びに第九十四号議案を一括して採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、いずれも原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○高木委員長 異議なしと認めます。よって、第百三号議案及び第八十五号議案から第八十七号議案まで及び第八十九号議案から第九十二号議案まで並びに第九十四号議案は、いずれも原案のとおり決定いたしました。
以上で付託議案の審査を終わります。
これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
午後一時七分散会
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