委員長 | 山加 朱美君 |
副委員長 | 東村 邦浩君 |
副委員長 | 大沢 昇君 |
理事 | 村上 英子君 |
理事 | 曽根はじめ君 |
伊沢けい子君 | |
高倉 良生君 | |
佐藤 広典君 | |
吉田康一郎君 | |
神林 茂君 | |
門脇ふみよし君 | |
桜井 武君 | |
大西 英男君 |
欠席委員 一名
出席説明員財務局 | 局長 | 谷川 健次君 |
経理部長 | 泉本 和秀君 | |
参事 | 竹本 節子君 | |
主計部長 | 安藤 立美君 | |
財産運用部長 | 塚本 直之君 | |
特命担当部長 | 三津山喜久雄君 | |
建築保全部長 | 南部 敏一君 | |
参事 | 松村 進君 | |
参事 | 岡沢 裕君 | |
主税局 | 局長 | 菅原 秀夫君 |
総務部長 | 三橋 昇君 | |
税制部長 | 松田 曉史君 | |
参事 | 目黒 克昭君 | |
参事 | 堀内 宣好君 | |
課税部長 | 安田 準一君 | |
資産税部長 | 吉田 裕計君 | |
徴収部長 | 齊藤 吉民君 | |
特別滞納整理担当部長 | 宮下 茂君 | |
出納長室 | 出納長 | 幸田 昭一君 |
副出納長 | 関 敏樹君 | |
副出納長 | 牛山 幸彦君 | |
会計制度担当部長 | 細野 友希君 |
本日の会議に付した事件
出納長室関係
報告事項(説明)
・平成十八年度資金管理実績(第一・四半期)について
主税局関係
第三回定例会提出予定案件について(説明)
・地方自治法第百七十九条第一項の規定に基づき専決処分した都税還付加算金還付請求事件の控訴提起に関する報告及び承認について
財務局関係
第三回定例会提出予定案件について(説明)
・たつみ橋交差点立体化工事(十七 五-放十四東新小岩)請負契約
・警視庁西新井警察署庁舎(H十八)改築工事請負契約
・警視庁多摩西警察署(仮称)庁舎(H十八)新築工事請負契約
・晴豊二号橋(仮称)鋼けた製作・架設工事(十八 五-環二)請負契約
・是政橋二期鋼けた製作・架設工事(その一)請負契約
・中央環状品川線大井北発進立坑設置工事請負契約
報告事項(説明)
・「今後の財政運営の指針」について
○山加委員長 ただいまから財政委員会を開会いたします。
初めに、会期中の委員会日程について申し上げます。
お手元配布の日程のとおり理事会において申し合わせましたので、ご了承願います。
次に、先般の人事異動に伴い、収用委員会事務局の幹部職員に交代がありましたので、事務局長からごあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。
○中田収用委員会事務局長 ただいま委員長からご紹介を賜りました収用委員会事務局長の中田清己でございます。
微力ではございますが、全力を尽くして職責を果たしていく所存でございます。
山加委員長初め委員の皆様方のご指導、ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。
なお、去る七月十六日付の人事異動によりまして、当局の審理担当部長に太田雄二郎が就任いたしましたので、ご紹介いたします。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
〔理事者あいさつ〕
○山加委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。
○山加委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、財務局及び主税局関係の第三回定例会に提出を予定されております案件の説明聴取、出納長室及び財務局関係の報告事項の聴取を行います。
なお、提出予定案件及び報告事項につきましては、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は会期中の委員会で行いたいと思います。ご了承願います。
これより出納長室関係に入ります。
初めに、先般の人事異動に伴い、出納長室の幹部職員に交代がありましたので、出納長より紹介があります。
○幸田出納長 七月十六日付で異動のございました出納長室の幹部職員を紹介申し上げます。
副出納長の関敏樹でございます。会計制度担当部長の細野友希でございます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
〔理事者あいさつ〕
○山加委員長 紹介は終わりました。
○山加委員長 次に、理事者から報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。
○関副出納長 それでは、報告事項につきましてご説明させていただきます。
恐れ入りますが、お手元の資料第1号をごらんいただきたいと存じます。平成十八年度第一・四半期の資金管理実績についてご説明申し上げます。
(1)、歳計現金等でございますが、例年、年度当初には都税収入がほとんどないため、平均残高は十七年度第四・四半期より減少しておりますが、前年同期と比べては、法人二税の税収増などの影響により増加し、七千八百六十四億円となっております。
また、利回りは、定期性預金の金利上昇により、第四・四半期の〇・〇二二%から〇・〇二七%へ向上しております。
次に、(2)、基金でございますが、平均残高は、財政調整基金の積立増等により、第四・四半期並びに前年同期と比べても増加し、七千五百八十億円となっております。
利回りでございますが、定期性預金の金利上昇に加え、より効率的な運用に努めたことなどにより、第四・四半期の〇・一三〇%から〇・二八九%へ向上いたしました。
二ページをごらんください。下段に、ただいまご説明いたしました平均残高、それから利回りの推移をグラフによりお示ししております。
三ページをごらんください。上の表の部分でございますが、第一・四半期の金融機関種別預金内訳でございます。
上段の歳計現金等につきましては、支払い準備など流動性確保の観点から、これまで同様、すべて都市銀行に預金しております。
中段の基金につきましては、都の基準に基づき健全性を評価した上で、競争性にすぐれた引き合い方式を活用し、預託をいたしました結果、期中平均残高は、都市銀行七・一%、信託銀行五一・二%、その他四一・七%となっております。
資金管理につきましては、引き続き安全性を最重要視した上で、効率的な保管、運用を行ってまいります。
以上をもちまして報告事項の説明を終わらせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
○山加委員長 報告は終わりました。
この際、資料要求のある方は発言を願います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○山加委員長 なければ、資料要求はなしと確認をさせていただきます。
以上で出納長室関係を終わります。
○山加委員長 これより主税局関係に入ります。
初めに、先般の人事異動に伴い、主税局の幹部職員に交代がありましたので、局長より紹介があります。
○菅原主税局長 去る七月十六日付をもちまして異動がございました主税局の幹部職員をご紹介申し上げます。
税制部長の松田曉史でございます。参事で税制調査担当の目黒克昭でございます。参事で調整担当の堀内宣好でございます。課税部長の安田準一でございます。資産税部長の吉田裕計でございます。徴収部長の齊藤吉民でございます。特別滞納整理担当部長の宮下茂でございます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
〔理事者あいさつ〕
○山加委員長 紹介は終わりました。
○山加委員長 次に、第三回定例会に提出を予定されております案件について、理事者の説明を求めます。
○菅原主税局長 第三回定例会に提出を予定しております主税局関係の専決処分の報告・承認案につきまして、概要をご説明申し上げます。
都税還付加算金還付請求事件訴訟につきましては、去る七月十四日、東京地方裁判所におきまして東京都一部敗訴の判決が出されました。
本判決は、法律の解釈及び適用を誤った不当なものでございまして、控訴を提起する必要が生じましたが、その控訴期間に時間的余裕がなかったため、地方自治法第百七十九条第一項の規定に基づく専決処分を行ったものでございます。
以上、簡単ではございますが、概要の説明を終わらせていただきます。
詳細につきましては徴収部長からご説明申し上げますので、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○齊藤徴収部長 引き続きまして、第三回定例会に提出を予定しております専決処分の報告・承認案の詳細をご説明申し上げます。
恐れ入りますが、お手元の資料第1号、都税還付加算金還付請求事件の控訴提起に関する報告の概要をごらんいただきたいと存じます。
本件訴訟は、都が法人事業税及び法人都民税の減額更正に伴い還付加算金を原告であるミュンヘン再保険会社に支払ったところ、原告が、その増額を求めて訴えを提起した事件であり、その争点は、法人都民税の還付加算金の計算期間の始期はいつとすべきかでございます。
平成十八年七月十四日、東京地方裁判所は、法人事業税については原告の請求を棄却しましたが、法人都民税については原告の主張を認め、還付加算金の計算期間の始期は納付の日の翌日とすべきであるとして、都に対して原告に四億八千二百二十九万五千九百円及びこれに対する年五分の割合による金員を支払えとの判決を申し渡しました。
しかしながら、地方税法第十七条の四第一項第四号及び地方税法施行令第六条の十五第一項第一号によりますと、申告書の提出により納付額が確定したものについて減額更正したことにより発生した過誤納金については、更正があった日の翌日から起算して一月を経過する日の翌日をもって還付加算金の計算期間の始期とすることとされております。
このことから、本判決は、法律の解釈及び適用を誤った不当なものであり、控訴を提起する必要が生じましたが、その控訴期間に時間的余裕がなかったため、専決処分を行ったものでございます。
なお、お手元には、資料第2号、提出予定議案及び資料第3号、地方税法及び地方税法施行令条文をお配りしておりますので、後ほどごらんいただきたいと存じます。
以上をもちまして、第三回定例会に提出を予定しております専決処分の報告・承認案についての説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○山加委員長 説明は終わりました。
この際、資料要求のある方は発言を願います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○山加委員長 なければ、資料要求はなしと確認させていただきます。
以上で主税局関係を終わります。
○山加委員長 これより財務局関係に入ります。
初めに、先般の人事異動に伴い、財務局の幹部職員に交代がありましたので、局長より紹介があります。
○谷川財務局長 去る七月十六日付で財務局の幹部職員に異動がありましたので、ご紹介申し上げます。
経理部長の泉本和秀でございます。参事で契約調整担当の竹本節子でございます。財産運用部長の塚本直之でございます。参事でコスト・調整担当の岡沢裕でございます。
よろしくお願いいたします。
〔理事者あいさつ〕
○山加委員長 紹介は終わりました。
○山加委員長 次に、第三回定例会に提出を予定されております案件について、理事者の説明を求めます。
○谷川財務局長 第三回定例会に提出を予定しております財務局関係の議案につきましてご説明申し上げます。
お手元にお配りしてあります提出予定議案件名表をごらんいただきたいと存じます。
今回の提出予定議案は、契約案六件でございます。契約案の六件の内訳は、土木工事が四件、建築工事が二件でございます。これらの契約金額は、合計で約百六十六億七千万円でございます。
詳細につきましては、経理部長から資料第1号によりご説明申し上げます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○泉本経理部長 第三回定例会に提出を予定しております工事請負契約議案の概要について、資料第1号によりご説明申し上げます。
表紙をおめくりいただきまして、一ページの工事請負契約議案一覧をお開きください。
初めに、1の総括の表をごらんください。
今回ご審議いただきます契約議案は、右側の計の欄にございますとおり合計六件、契約金額の総額は、百六十六億七千二百七十四万円でございます。
契約の方法は、提出予定の六件すべてにつきまして、一般競争入札により契約を締結しようとするものでございます。
次に、2の案件別の表によりまして、概要についてご説明申し上げます。
番号1は、葛飾区西新小岩一丁目地内から同区東新小岩一丁目地内にかけて、たつみ橋交差点立体化工事を施工するものでございます。
番号2は、足立区西新井栄町一丁目地内において、警視庁西新井警察署庁舎の改築工事を施工するものでございます。
番号3は、八王子市南大沢一丁目地内において、警視庁多摩西警察署(仮称)庁舎の新築工事を施工するものでございます。
番号4は、中央区晴海四丁目地内から江東区豊洲六丁目地内にかけて、晴豊二号橋(仮称)の鋼けた製作・架設工事を施工するものでございます。
番号5は、府中市是政五丁目地内から稲城市大丸地内にかけて、是政橋二期部分の鋼けた製作・仮設工事を施工するものでございます。
番号6は、品川区八潮一丁目地内において、中央環状品川線大井北発進立坑の設置工事を施工するものでございます。
それぞれの契約の相手方は、表の右側の欄に記載してございます。
一枚おめくりいただきまして、二ページから四ページには、案件ごとに件名、工事場所、契約の相手方、契約金額、工期、契約の方法及び工事概要等を記載してございますので、ご参照いただきますようお願い申し上げます。
また、各案件の入札の経過等につきましても、五ページ以降に記載してございますので、あわせてごらんください。
以上が今回提出を予定しております契約議案の概要でございます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○山加委員長 説明は終わりました。
この際、資料要求のある方は発言を願います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○山加委員長 なければ、資料要求はなしと確認させていただきます。
○山加委員長 次に、理事者から報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。
○安藤主計部長 財務局では、この七月に、「今後の財政運営の指針」を作成したところでございますので、その件につきましてご報告を申し上げます。
資料第2号をごらんいただきまして、挟んでございます概要版でご説明を申し上げます。
この指針では、財政再建推進プランにかわります新たな財政運営の方向を示すことによりまして、財政構造改革をさらに加速させるために策定をいたしました。
最初に、1枚目の上の部分でございますが、財政再建の状況を分析してございますが、その趣旨を結論的に申し上げますと、箱にありますように、財政再建推進プランで掲げた二つの数値目標を達成するなど、財政再建に一つの区切りがついたとしているところでございます。
巨額の財源不足を解消し、また経常収支比率も八五・八%と改善をしたところでございます。本文では、ここに至るまでの取り組みでございます内部努力、施策の見直し、歳入確保についても記述をしてございます。
次に、ページの下半分でございますが、今後の財政運営に当たりましての基本的な考え方を明らかにしてございます。
まず、現状認識といたしまして、財政再建に一つの区切りをつけたものの、東京の将来を展望する新たな取り組みにも積極的に対応できる財政基盤は、いまだ十分確立されたとはいえない状況であるとの立場に立ちまして、都財政が抱える課題を、公債費負担が増加していくこと、負の遺産が存在していること、社会資本の整備に取り組む必要があることなどと整理をいたしまして、その上で、右側でございますが、基本的な視点といたしまして、中長期的な視点を重視すること、二つ目が、各局の主体的な取り組みを推進することといたしたところでございます。
二枚目に移っていただきまして、ただいま申し上げました基本的視点に立ちまして、財政構造改革に向けた新たな取り組みといたしまして、このページの上の方の四つの箱にありますように、四本の柱を掲げたところでございます。
すなわち、中期財政フレームと財政運営の基本方針の作成、二つ目が、基金の積極的活用、三点目が、予算編成手法の見直し、四点目が、マネジメントサイクルの確立でございます。
そして、これを踏まえまして、表の下半分にありますように、平成十九年度から平成二十一年度の財政運営の方針を決定いたしました。
まず、前提となります中期財政フレームを左の表のとおりといたしてございます。
このフレームは、より中期的視点に立った財政運営を進めるため、平成十八年度当初予算をベースに、現時点で見込まれる主な歳入歳出の増減要素を加味した上で試算をしたものでございます。
表をごらんいただきますと、十八年度予算では歳入歳出が六兆一千七百二十億円でございますが、二十一年度のそれを六兆三千八百億円と推計をしてございます。
なお、歳入中、都税につきましては、税源移譲など平成十八年度までの税制改正の影響を踏まえました上で、毎年度さらに二%の増を見込んでございます。
また、歳出欄で、一番下に、その他の歳出として数字が載ってございますが、これで想定しておりますものは負の遺産への対応、大規模施設等の計画的改築、改修などでございます。
このフレームを踏まえまして、今後三年間の財政運営の基本方針を、右の囲みのとおり策定をいたしました。今後三年間は、都税が堅調に推移する見込みでございますが、強固で弾力的な財政基盤の礎を築く重要な時期にあるとしてございます。
したがいまして、一つ、三年間はゼロシーリングを基本とし、スクラップ・アンド・ビルドを徹底して歳出を安定化させること、二つ目が、負の遺産への対応といたしまして、問題を先送りすることなく抜本的な対策を講じていくこと、三点目といたしまして、基金の積み立て、取り崩しによる財源の年度間調整の強化でございまして、想定以上に都税収入が増加した場合には、基金に積極的に積み立てるといたしたところでございます。
この方針の初年度といたしまして、平成十九年度予算見積もり方針を作成し、七月に各局に通知をいたしたところでございます。
報告は以上でございます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○山加委員長 報告は終わりました。
この際、資料要求のある方は発言を願います。
○曽根委員 「今後の財政運営の指針」について、何点か資料をお願いします。
本文三ページに職員定数の推移の表がありますが、これについて、平成十一年以降の推移を局別の定数を含めて、もう少し詳細な資料をいただきたいと思います。
一五ページに基金の推移がありますが、これも平成十一年以降の基金の名目別の積み立て、取り崩し状況も含めた詳細な資料をお願いします。
それから本文一〇ページにあります負の遺産についてですが、負の遺産と考えられる事業と金額について。
また、これまでいっていた隠れ借金との区別の基準ないし目安があれば、その内容を。
また、負の遺産以外にも、今後、都の財政投入が求められる可能性がある事業があれば、その内容について。
以上の資料をお願いしたいと思います。
それから、委員長のお許しをいただければ、先ほどの契約案件で、申しわけないんですが、たつみ橋交差点の入札の、五ページに資料が載っていますが、入札金額が多い方の三菱・戸田のジョイントベンチャーが、総合評価の値が高いということで落札をしていますが、この評価の内容について、もう少し詳しくわかるものがあれば資料を、もしお許しいただければいただきたいんですが。
以上です。
○山加委員長 ただいま曽根理事から資料要求がありましたが、これを委員会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山加委員長 異議なしと認めます。
理事者においては要求された委員と調整の上、提出を願います。
以上で財務局関係を終わります。
これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
午後一時二十五分散会
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