財政委員会速記録第十二号

平成十七年十月四日(火曜日)
第二委員会室
   午後一時二分開議
 出席委員 十四名
委員長山加 朱美君
副委員長東村 邦浩君
副委員長大沢  昇君
理事門脇ふみよし君
理事曽根はじめ君
理事大西 英男君
鈴木 隆道君
伊沢けい子君
高倉 良生君
村上 英子君
佐藤 広典君
吉田康一郎君
神林  茂君
桜井  武君

 欠席委員 なし

 出席説明員
財務局局長谷川 健次君
経理部長臼井  勇君
主計部長安藤 立美君
主税局局長菅原 秀夫君
総務部長三橋  昇君
出納長室出納長幸田 昭一君
副出納長島田幸太郎君
収用委員会事務局局長嶋津 隆文君
審理担当部長井戸 秀寿君

本日の会議に付した事件
付託議案の審査(決定)
・第百七十八号議案 日暮里・舎人線日暮里駅(仮称)建築工事請負契約
・第百七十九号議案 日暮里・舎人線西日暮里駅(仮称)建築工事請負契約
・第百八十号議案 都立八王子地区産業高等学校(仮称)(H十七)改築及び改修工事請負契約
請願陳情の継続審査について
特定事件の継続調査について

○山加委員長 ただいまから財政委員会を開会いたします。
 初めに、議席について申し上げます。
 議席は、ただいまご着席のとおりといたしますので、ご了承願います。

○山加委員長 次に、今後の委員会日程について申し上げます。
 お手元配布の日程のとおり、理事会において申し合わせましたので、ご了承願います。
 次に、意見書について申し上げます。
 過日の委員会で理事会にご一任をいただきました意見書につきましては、調整がつかなかった旨、議長に報告すべきであるとの結論になりましたので、ご了承願います。

○山加委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、付託議案の審査並びに請願陳情及び特定事件の閉会中の継続審査、調査の申し出の決定を行います。
 これより付託議案の審査を行います。
 第百七十八号議案から第百八十号議案までを一括して議題といたします。
 本案につきましては、既に質疑を終了しております。
 なお、第百七十八号議案から第百八十号議案までの契約議案につきましては、事業所管の委員会から、お手元配布のとおり調査の報告がありました。
 朗読は省略いたします。ご了承願います。

平成十七年九月二十九日
環境・建設委員長 ともとし春久
財政委員長 山加 朱美殿
契約議案の調査について(報告)
 九月二十八日付けをもって議長から依頼のあったこのことについて、左記のとおり報告します。
     記
1 調査議案
第百七十八号議案 日暮里・舎人線日暮里駅(仮称)建築工事請負契約
第百七十九号議案 日暮里・舎人線西日暮里駅(仮称)建築工事請負契約
2 調査結果
 自民党、民主党、公明党、日本共産党及びネットは、両議案に対し異議はありません。

平成十七年九月三十日
文教委員長 村松みえ子
財政委員長 山加 朱美殿
契約議案の調査について(報告)
 九月二十八日付けをもって議長から依頼のあったこのことについて、左記のとおり報告します。
     記
1 調査議案
第百八十号議案 都立八王子地区産業高等学校(仮称)(H十七)改築及び改修工事請負契約
2 調査結果
(1) 自民党、民主党、公明党は、本議案に対し異議はありません。
(2) 日本共産党は、本議案に対し次の意見がありました。
(意見)
 「都立高校改革推進計画」に基づく高校統廃合の一環で、第二商業高等学校と八王子工業高等学校を廃止し八王子地区産業高等学校(仮称)を建設するものである。この二つの学校は、地域産業の担い手を育てる貴重な学校として大きな役割を果たしてきた学校で、生徒、同窓生、関係者から存続させてほしいという要望が大きくある。よって、本議案に反対する。

○山加委員長 この際、本案に対し発言の申し出がありますので、これを許します。

○曽根委員 第百八十号議案の産業高校の建設に伴う請負契約について、日本共産党としての意見を述べたいと思います。
 文教委員会からの調査報告にもありますように、この議案は、都立高校の改革推進計画に基づいて、都立八王子工業高校と第二商業高校について合併し、新しい産業高校を八王子工業高校の敷地内に建設をするという契約議案ですけれども、八王子工業及び第二商業ともに関係者から、特にOBの方々から、地域産業の担い手を育ててきた伝統ある専門高校の存続を求める強い世論がありました。また、関係者が必ずしも今回の統廃合について、また、新しい産業高校のコンセプトについても了解をしているという状況ではありません。
 こういう中で、しかも、ことし四月からは募集停止が行われていますが、まだ在校生がいるという中での建設工事に着手するというのも、今後の授業その他に支障も考えられます。
 こういう点から、本議案については契約議案ではありますけれども、反対をするということを表明して、意見を終わります。

○伊沢委員 第百七十八号議案、第百七十九号議案に反対する立場から、日暮里・舎人線について意見を申し上げます。
 平成十五年六月の機能するバランスシートの結果によりますと、平成二十九年度末見込みでインフラ部も合わせて計算をいたしますと、累積損失が約二百九十五億円に上るという結果が出ております。
 今、これまでの公共事業のあり方を見直すべきときに来ております。採算性ということが公共事業を行うときに非常に重要視されますので、今後、この事業を初め、こうした事業に関してバランスシートの考え方を大いに取り入れていくべきと考え、この事業に反対をいたします。
 以上です。

○山加委員長 発言は終わりました。
 これより採決を行います。
 初めに、第百七十八号議案及び第百七十九号議案を一括して採決いたします。
 本案は、起立により採決いたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○山加委員長 起立多数と認めます。よって、第百七十八号議案及び第百七十九号議案は、いずれも原案のとおり決定をいたしました。
 次に、第百八十号議案を採決いたします。
 本案は、起立により採決いたします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○山加委員長 起立多数と認めます。よって、第百八十号議案は原案のとおり決定をいたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○山加委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日まで決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項につきましては、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申し出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○山加委員長 異議なしと認め、そのように決定をいたしました。

○山加委員長 この際、所管四局を代表いたしまして、幸田出納長から発言を求められておりますので、これを許します。

○幸田出納長 所管四局を代表いたしまして、一言御礼のごあいさつを申し上げます。
 ただいま当委員会に付託されました各議案につきましてご決定をいただきました。まことにありがとうございました。
 また、都財政が直面する課題や新たな公会計制度など報告事項につきましても、さまざまな視点からご熱心にご審議を賜りまして、厚く御礼申し上げます。
 この間、委員の皆様方からちょうだいいたしました貴重なご指摘、ご意見につきましては、今後の行政運営、事務の執行に反映させ、万全を期してまいります。
 今後ともよろしくご指導、ご鞭撻のほどお願い申し上げまして、御礼のごあいさつといたします。
 まことにありがとうございました。

○山加委員長 発言は終わりました。
 以上をもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時八分散会

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