令和七年第一回臨時会会議録

令和七年二月十日(月曜日)
 出席議員 百二十二名
一番北口つよし君
二番かまた悦子君
三番東 まり子君
四番増山あすか君
五番しのはらりか君
六番松田りゅうすけ君
七番滝田やすひこ君
八番漢人あきこ君
九番岩永やす代君
十一番さんのへあや君
十二番田の上いくこ君
十三番桐山ひとみ君
十四番関口健太郎君
十五番清水とし子君
十六番玉川ひでとし君
十七番竹平ちはる君
十八番かつまたさとし君
十九番たかく則男君
二十番青木 英太君
二十一番石島 秀起君
二十二番吉住はるお君
二十三番鈴木  純君
二十五番遠藤ちひろ君
二十六番伊藤 大輔君
二十七番平けいしょう君
二十八番上田 令子君
二十九番もり  愛君
三十番米川大二郎君
三十一番銀川ゆい子君
三十二番斉藤 りえ君
三十三番アオヤギ有希子君
三十四番原  純子君
三十五番福手ゆう子君
三十六番古城まさお君
三十七番慶野 信一君
三十八番細田いさむ君
三十九番うすい浩一君
四十番星  大輔君
四十一番磯山  亮君
四十二番浜中のりかた君
四十三番本橋たくみ君
四十四番渋谷のぶゆき君
四十五番田村 利光君
四十六番龍円あいり君
四十七番あかねがくぼかよ子君
四十八番清水やすこ君
四十九番山田ひろし君
五十番おじま紘平君
五十二番須山たかし君
五十三番鈴木  烈君
五十四番風間ゆたか君
五十五番原 のり子君
五十六番斉藤まりこ君
五十七番藤田りょうこ君
五十八番原田あきら君
五十九番小林 健二君
六十番加藤 雅之君
六十二番大松あきら君
六十三番伊藤こういち君
六十四番ほっち易隆君
六十五番川松真一朗君
六十六番柴崎 幹男君
六十七番平田みつよし君
六十八番早坂 義弘君
六十九番山加 朱美君
七十番関野たかなり君
七十一番森口つかさ君
七十二番白戸 太朗君
七十三番入江のぶこ君
七十四番成清梨沙子君
七十五番福島りえこ君
七十七番藤井とものり君
七十八番宮瀬 英治君
七十九番曽根はじめ君
八十番とくとめ道信君
八十一番池川 友一君
八十二番米倉 春奈君
八十三番中山 信行君
八十四番谷村 孝彦君
八十五番長橋 桂一君
八十六番小磯 善彦君
八十七番菅野 弘一君
八十八番三宅 正彦君
八十九番河野ゆうき君
九十番林あきひろ君
九十一番伊藤しょうこう君
九十二番小宮あんり君
九十三番保坂まさひろ君
九十四番藤井あきら君
九十五番菅原 直志君
九十六番内山 真吾君
九十七番本橋ひろたか君
九十八番増子ひろき君
九十九番山口  拓君
百番西沢けいた君
百一番中田たかし君
百二番とや英津子君
百三番尾崎あや子君
百四番里吉 ゆみ君
百五番あぜ上三和子君
百六番高倉 良生君
百七番まつば多美子君
百八番東村 邦浩君
百九番中嶋 義雄君
百十番鈴木 章浩君
百十一番こいそ 明君
百十二番松田 康将君
百十三番小松 大祐君
百十四番宇田川聡史君
百十五番三宅しげき君
百十六番尾崎 大介君
百十七番荒木ちはる君
百十八番後藤 なみ君
百十九番村松 一希君
百二十番小山くにひこ君
百二十一番森村 隆行君
百二十二番中村ひろし君
百二十三番西崎つばさ君
百二十四番竹井ようこ君
百二十五番白石たみお君
百二十六番大山とも子君
百二十七番和泉なおみ君

 欠席議員 二名
  十番   こまざき美紀君
  六十一番 斉藤やすひろ君
 欠員
  二十四番 五十一番 七十六番

 出席説明員
知事小池百合子君
副知事中村 倫治君
副知事宮坂  学君
副知事栗岡 祥一君
副知事松本 明子君
教育長坂本 雅彦君
都市整備局長代理次長小平 基晴君
政策企画局長佐藤  章君
総務局長佐藤 智秀君
財務局長山下  聡君
警視総監迫田 裕治君
子供政策連携室長田中 愛子君
スタートアップ・国際金融都市戦略室長代理理事末村 智子君
デジタルサービス局長代理次長丸山 雅代君
主税局長武田 康弘君
生活文化スポーツ局長古屋 留美君
生活文化スポーツ局生活安全担当局長竹迫 宜哉君
環境局長須藤  栄君
福祉局長山口  真君
保健医療局長雲田 孝司君
消防総監吉田 義実君
産業労働局長田中 慎一君
建設局長花井 徹夫君
港湾局長松川 桂子君
会計管理局長梅村 拓洋君
交通局長久我 英男君
水道局長西山 智之君
下水道局長佐々木 健君
住宅政策本部長小笠原雄一君
中央卸売市場長早川 剛生君
選挙管理委員会事務局長川上 秀一君
人事委員会事務局長田中  彰君
監査事務局長小林 忠雄君
労働委員会事務局長堀越弥栄子君
収用委員会事務局長有金 浩一君

二月十日議事日程第一号
第一 議長辞職
議事日程第一号追加の一
第一 議長選挙
第二 副議長選挙

   午後一時開会・開議

○副議長(増子ひろき君) ただいまから令和七年第一回東京都議会臨時会を開会いたします。
 これより本日の会議を開きます。

○副議長(増子ひろき君) まず、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第百二十四条の規定により、議長において
   三番   東 まり子さん 及び
   七十二番 白戸 太朗君
を指名いたします。

○副議長(増子ひろき君) 次に、議事部長をして諸般の報告をいたさせます。

○議事部長(小河原靜子君) 令和七年二月三日付東京都告示第七十六号をもって、知事より、本臨時会を招集したとの通知がありました。
 次に、知事及び教育委員会教育長並びに監査委員外五行政委員会より、令和七年中における東京都議会説明員及び説明員の委任について、地方自治法第百二十一条及び会議規則第四十二条の規定に基づき、それぞれ通知がありました。
 次に、知事より、東京都議会説明員について、東京都技監谷崎馨一、スタートアップ・国際金融都市戦略室長吉村恵一及びデジタルサービス局長山田忠輝は、公務による海外出張のため、本臨時会を欠席するとの通知がありました。
 なお、東京都技監谷崎馨一は都市整備局次長小平基晴が、スタートアップ・国際金融都市戦略室長吉村恵一は理事末村智子が、デジタルサービス局長山田忠輝は次長丸山雅代が代理出席するとの通知がありました。
 次に、公安委員会委員長より、先般の人事異動に伴う東京都議会説明員の委任変更について、地方自治法第百二十一条及び会議規則第四十二条の規定に基づき通知がありました。
 次に、監査委員より、住民監査請求について、地方自治法第二百四十二条第三項の規定により通知がありました。
(別冊参照)

○副議長(増子ひろき君) 次に、警視総監緒方禎己君の退任に伴い、新たに迫田裕治君が警視総監に就任いたしましたので、ご紹介いたします。
 警視総監迫田裕治君。
   〔警視総監迫田裕治君登壇〕

○警視総監(迫田裕治君) 去る一月二十八日付で警視総監に就任いたしました迫田でございます。
 東京都議会の皆様方には、平素から警視庁の運営につきまして格別のご理解、ご高配を賜り、心から厚く御礼を申し上げます。
 都内の治安情勢につきましては、匿名・流動型犯罪グループによる強盗などの凶悪な事件が発生しておりますほか、いまだ憂慮すべき状況にあります特殊詐欺、SNS型投資・ロマンス詐欺などの事件、深刻な情勢が続くサイバー空間への脅威、発生が危ぶまれる首都直下地震、富士山噴火などの大規模災害など、取り組むべき重要課題が山積しております。
 また、本年は、各種選挙のほか、九月には世界陸上、十一月にはデフリンピックが予定されるなど、治安対策上の重要行事が続き、これら警備等諸対策につきましても万全を期していかなければなりません。
 当庁といたしましては、首都東京を守る任に当たる警察として、こうした様々な治安上の課題に的確に対応するとともに、都民、国民の皆様の声、また、声なき声にも耳を澄ましながら、世界一安全な都市東京の実現に向けて、各種対策に全力で取り組んでまいります。
 東京都議会の皆様方におかれましては、今後とも、一層のご支援を賜りますようお願い申し上げ、挨拶とさせていただきます。

○副議長(増子ひろき君) 以上をもって紹介は終わりました。

○副議長(増子ひろき君) 次に、閉会中の議会運営委員の辞任及び選任について申し上げます。
 お手元配布の名簿のとおり、各委員よりそれぞれ辞任願が提出されましたので、委員会条例第十一条第一項ただし書の規定により、議長において、それぞれこれを許可いたしました。
 なお、委員の欠員を補充するため、委員会条例第五条第四項の規定により、議長において、お手元配布の名簿のとおり指名いたしました。
   〔議会運営委員辞任・選任名簿は本号末尾(五ページ)に掲載〕

○副議長(増子ひろき君) 会期についてお諮りいたします。
 今回の臨時会の会期は、本日一日といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(増子ひろき君) ご異議なしと認めます。よって、会期は一日と決定いたしました。

○副議長(増子ひろき君) これより日程に入ります。
 日程第一、議長辞職の件を議題といたします。
 議事部長をして辞職願を朗読いたさせます。
   〔小河原議事部長朗読〕
   辞職願
 私儀、今般一身上の都合により議長の職を辞職したいので、許可されるよう願い出ます。
  令和七年一月二十四日
 東京都議会副議長 増子ひろき殿
東京都議会議長 宇田川聡史

○六十七番(平田みつよし君) この際、議事進行の動議を提出いたします。
 本件は、願い出のとおり許可されることを望みます。

○副議長(増子ひろき君) お諮りいたします。
 ただいまの動議のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(増子ひろき君) ご異議なしと認めます。よって、議長の辞職を許可することに決定いたしました。

○百二十六番(大山とも子君) この際、議事進行の動議を提出いたします。
 議長辞職に当たって会派の発言を行うことを望みます。

○副議長(増子ひろき君) ただいま大山とも子さんから、議長辞職に当たって会派の発言を求める動議が提出されました。
 本動議は起立により採決いたします。
 本動議に賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕

○副議長(増子ひろき君) 起立少数と認めます。よって、本動議は否決されました。

○副議長(増子ひろき君) ただいま議長が欠位となりましたので、議長選挙の件を本日の日程に追加し、追加日程第一として、直ちに議長の選挙を行います。
 選挙は、投票により行います。
 議場を閉鎖します。
   〔議場閉鎖〕

○副議長(増子ひろき君) この際、立会人について申し上げます。
 立会人には、会議規則第二十七条第二項の規定により、百八番東村邦浩君、百十三番小松大祐君、百十九番村松一希君、百二十四番竹井ようこさん及び百二十七番和泉なおみさんを指名いたします。
 これより投票用紙を配布いたします。書き損じの場合は、それと引換えに代わりの用紙を差し上げますから、議長までお申出を願います。
   〔投票用紙配布〕

○副議長(増子ひろき君) 投票用紙の配布漏れはありませんか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(増子ひろき君) 配布漏れなしと認めます。
 投票箱を点検いたします。
   〔投票箱点検〕

○副議長(増子ひろき君) 異状なしと認めます。
 念のため申し上げます。投票は、単記無記名一人一票であります。
 投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票を願います。
 局長をして点呼いたさせます。
   〔局長点呼〕
   〔各員投票〕

○副議長(増子ひろき君) 投票漏れはありませんか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(増子ひろき君) 投票漏れなしと認めます。
 以上をもって投票を終了いたします。
 投票箱を閉じます。
   〔投票箱閉鎖〕

○副議長(増子ひろき君) これより開票を行います。
 立会人の方々の立会いを願います。
   〔開票〕

○副議長(増子ひろき君) 局長をして投票の結果を報告いたさせます。

○議会局長(児玉英一郎君) 投票結果。
   出席議員数 百二十二人
   投票総数 百二十二票
   有効投票 百二十二票
    有効投票中
    増子ひろき議員 九十五票
    大山とも子議員 二十一票
    もり  愛議員 四票
    上田 令子議員 二票
 以上。

○副議長(増子ひろき君) ただいまご報告申し上げましたとおり、投票の多数を得ました私、
   増子ひろき
が議長に当選いたしました。
 議場の閉鎖を解きます。
   〔議場開鎖〕

○議長(増子ひろき君) この際、議長就任に当たり、私から一言、ご挨拶を申し上げます。
 ただいま皆様のご推挙により、第五十二代東京都議会議長に就任することとなりました増子ひろきでございます。
 一千四百万都民の代表である都議会の議長の重責を痛感し、改めて身の引き締まる思いでございます。精いっぱい務めてまいりますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。
 都政においては、令和七年度予算案などを審議する第一回定例会が目前に迫っております。二元代表制の一翼を担う都議会には、都民の多様なニーズを把握し、執行機関の皆様と真摯な議論を重ね、よりよい政策を実現していく責務がございます。
 私は議長として、山積する様々な都政の課題の解決に向け、公正かつ円滑な議会運営に努めてまいります。
 現在、都議会に対して、都民の皆様から大変厳しい目が向けられております。都議会の使命と責任を強く自覚し、都民の皆様の信頼を回復できるよう尽力してまいります。
 議会の皆様、小池知事をはじめとする執行機関の皆様におかれましては、より一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げ、就任の挨拶とさせていただきます。

○議長(増子ひろき君) ただいま副議長が欠位となりましたので、副議長選挙の件を本日の日程に追加し、追加日程第二として、直ちに副議長の選挙を行います。
 選挙は、投票により行います。
 議場を閉鎖いたします。
   〔議場閉鎖〕

○議長(増子ひろき君) この際、立会人について申し上げます。
 立会人には、会議規則第二十七条第二項の規定により、百八番東村邦浩君、百十三番小松大祐君、百十九番村松一希君、百二十四番竹井ようこさん及び百二十七番和泉なおみさんを指名いたします。
 これより投票用紙を配布いたします。書き損じの場合は、それと引換えに代わりの用紙を差し上げますから、議長までお申出を願います。
   〔投票用紙配布〕

○議長(増子ひろき君) 投票用紙の配布漏れはありませんか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(増子ひろき君) 配布漏れなしと認めます。
 投票箱を点検いたします。
   〔投票箱点検〕

○議長(増子ひろき君) 異状なしと認めます。
 念のため申し上げます。投票は、単記無記名一人一票であります。
 投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票を願います。
 局長をして点呼いたさせます。
   〔局長点呼〕
   〔各員投票〕

○議長(増子ひろき君) 投票漏れはありませんか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(増子ひろき君) 投票漏れなしと認めます。
 以上をもって投票を終了いたします。
 投票箱を閉じます。
   〔投票箱閉鎖〕

○議長(増子ひろき君) これより開票を行います。
 立会人の方々の立会いを願います。
   〔開票〕

○議長(増子ひろき君) 局長をして投票の結果を報告いたさせます。

○議会局長(児玉英一郎君) 投票結果。
   出席議員数 百二十二人
   投票総数 百二十二票
   有効投票 百十八票
   無効投票 四票
    有効投票中
    谷村 孝彦議員  九十一票
    大山とも子議員  二十一票
    もり  愛議員  四票
    さんのへあや議員 二票
 以上。

○議長(増子ひろき君) ただいまご報告申し上げましたとおり、投票の多数を得られました
   谷村 孝彦君
が副議長に当選されました。
 議場の閉鎖を解きます。
   〔議場開鎖〕

○議長(増子ひろき君) 副議長谷村孝彦君よりご挨拶があります。
 副議長谷村孝彦君。
   〔八十四番谷村孝彦君登壇〕

○八十四番(谷村孝彦君) ただいま第四十六代東京都議会副議長に選任いただきました谷村孝彦でございます。
 副議長職を仰せつかり、その重責を痛感し、身の引き締まる思いでございます。
 増子議長を支え、公正かつ円滑な議会運営に努めてまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 都政におきましては、都民の皆様、事業者の皆様に寄り添った物価高騰対策をはじめ、子育て支援や子供、若者施策の充実、災害対策や暮らしの安全確保など多岐にわたる課題の解決が求められております。
 私は、増子議長と共に、全ての都民の皆様が将来にわたり安心して暮らせる東京の実現に向けて、都議会がその役割を十分に果たせるよう努めてまいります。
 現在、都議会に対する都民の皆様の信頼が大きく揺らいでおり、信頼回復に全力で取り組んでいかなければなりません。そのために、私も増子議長と共に力を尽くしてまいります。
 議員の皆様、そして小池知事をはじめとする執行機関の皆様のご支援、ご協力を賜りますようよろしくお願いを申し上げ、私の就任の挨拶とさせていただきます。(拍手)

○議長(増子ひろき君) 以上をもって副議長の挨拶は終わりました。

○議長(増子ひろき君) 陳情の付託について申し上げます。
 本日までに受理いたしました陳情十件は、お手元に配布の陳情付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会及び議会運営委員会に付託いたします。
(別冊参照)

○議長(増子ひろき君) お諮りいたします。
 ただいま常任委員会及び議会運営委員会に付託いたしました陳情は、閉会中の継続審査に付したいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(増子ひろき君) ご異議なしと認めます。よって、本件陳情は、いずれも閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。

○議長(増子ひろき君) 以上をもって本日の日程は全部議了いたしました。
 会議を閉じます。
 これをもって令和七年第一回東京都議会臨時会を閉会いたします。
   午後一時五十八分閉議・閉会