令和二年第一回臨時会会議録第七号

令和二年四月十七日(金曜日)
 出席議員 百二十名
一番古城まさお君
二番けいの信一君
四番平  慶翔君
五番後藤 なみ君
六番藤井あきら君
七番内山 真吾君
九番上田 令子君
十番山内れい子君
十一番伊藤しょうこう君
十二番田村 利光君
十三番菅野 弘一君
十四番藤井とものり君
十六番細田いさむ君
十七番うすい浩一君
十八番小林 健二君
十九番加藤 雅之君
二十一番あかねがくぼかよ子君
二十二番保坂まさひろ君
二十三番鳥居こうすけ君
二十四番菅原 直志君
二十五番清水やすこ君
二十六番森澤 恭子君
二十七番斉藤れいな君
二十八番川松真一朗君
二十九番小松 大祐君
三十番舟坂ちかお君
三十一番三宅 正彦君
三十二番宮瀬 英治君
三十三番原田あきら君
三十四番斉藤まりこ君
三十五番藤田りょうこ君
三十六番斉藤やすひろ君
三十七番栗林のり子君
三十八番伊藤こういち君
三十九番大松あきら君
四十番白戸 太朗君
四十一番本橋ひろたか君
四十二番馬場 信男君
四十三番佐野いくお君
四十四番細谷しょうこ君
四十五番栗下 善行君
四十六番中山ひろゆき君
四十七番たきぐち学君
四十八番奥澤 高広君
五十番山崎 一輝君
五十一番神林  茂君
五十二番早坂 義弘君
五十三番高橋 信博君
五十四番西沢けいた君
五十五番米倉 春奈君
五十六番原 のり子君
五十七番星見てい子君
五十八番とくとめ道信君
五十九番遠藤  守君
六十番上野 和彦君
六十一番のがみ純子君
六十二番まつば多美子君
六十三番田の上いくこ君
六十四番両角みのる君
六十五番西郷あゆ美君
六十六番もり  愛君
六十七番岡本こうき君
六十八番米川大二郎君
六十九番森口つかさ君
七十一番関野たかなり君
七十二番桐山ひとみ君
七十三番石川 良一君
七十四番中屋 文孝君
七十六番秋田 一郎君
七十七番吉原  修君
七十八番山口  拓君
七十九番河野ゆりえ君
八十番清水ひで子君
八十一番とや英津子君
八十二番池川 友一君
八十三番中山 信行君
八十四番谷村 孝彦君
八十五番長橋 桂一君
八十六番小磯 善彦君
八十七番藤井  一君
八十八番増田 一郎君
八十九番滝田やすひこ君
九十番おじま紘平君
九十一番木下ふみこ君
九十二番村松 一希君
九十三番福島りえこ君
九十四番ひぐちたかあき君
九十五番鈴木 邦和君
九十六番森村 隆行君
九十七番入江のぶこ君
九十八番柴崎 幹男君
九十九番清水 孝治君
百番大場やすのぶ君
百一番三宅しげき君
百二番中村ひろし君
百三番里吉 ゆみ君
百四番尾崎あや子君
百五番曽根はじめ君
百六番橘  正剛君
百七番高倉 良生君
百八番東村 邦浩君
百九番中嶋 義雄君
百十番山内  晃君
百十一番山田ひろし君
百十二番伊藤 ゆう君
百十三番木村 基成君
百十四番荒木ちはる君
百十五番小山くにひこ君
百十六番増子ひろき君
百十七番石毛しげる君
百十八番大津ひろ子君
百十九番尾崎 大介君
百二十番宇田川聡史君
百二十一番小宮あんり君
百二十二番鈴木 章浩君
百二十三番高島なおき君
百二十四番あぜ上三和子君
百二十五番白石たみお君
百二十六番大山とも子君
百二十七番和泉なおみ君

 欠席議員 三名
三番  成清梨沙子君
二十番 龍円あいり君
七十番 つじの栄作君
 欠員
    八番 十五番 四十九番
    七十五番

 出席説明員
知事小池百合子君
副知事長谷川 明君
副知事多羅尾光睦君
副知事梶原  洋君
副知事宮坂  学君
教育長藤田 裕司君
東京都技監都市整備局長兼務佐藤 伸朗君
政策企画局長山手  斉君
総務局長遠藤 雅彦君
財務局長武市  敬君
主税局長塩見 清仁君
生活文化局長浜 佳葉子君
福祉保健局長内藤  淳君
産業労働局長村松 明典君
戦略政策情報推進本部長寺崎 久明君
病院経営本部長堤  雅史君
選挙管理委員会事務局長桃原慎一朗君
人事委員会事務局長岡崎 義隆君
監査事務局長河内  豊君

四月十七日議事日程第一号
第一 第百九号議案
令和二年度東京都一般会計補正予算(第四号)
第二 第百十号議案
令和二年度東京都病院会計補正予算(第二号)
第三 第百十一号議案
東京都における新型コロナウイルス感染症のまん延の影響を受けた者の権利利益の保全等を図るための特別措置に関する条例
第四 第百十二号議案
東京都区市町村振興基金条例の一部を改正する条例
第五 地方自治法第百七十九条第一項の規定に基づき専決処分した令和元年度東京都一般会計補正予算(第四号)の報告及び承認について
第六 地方自治法第百七十九条第一項の規定に基づき専決処分した令和二年度東京都一般会計補正予算(第三号)の報告及び承認について
第七 地方自治法第百七十九条第一項の規定に基づき専決処分した東京都新型コロナウイルス感染症対策条例の報告及び承認について
第八 地方自治法第百七十九条第一項の規定に基づき専決処分した東京都都税条例の一部を改正する条例の報告及び承認について
議事日程第一号追加の一
第一 新型コロナウイルス感染症対策特別委員会設置に関する動議
第二 議員提出議案第十号
新型コロナウイルス感染症拡大に対する国の支援を求める決議

   午後一時開会・開議

○議長(石川良一君) ただいまから令和二年第一回東京都議会臨時会を開会いたします。
 これより本日の会議を開きます。

○議長(石川良一君) まず、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第百二十四条の規定により、議長において
   十二番  田村 利光君 及び
   六十九番 森口つかさ君
を指名いたします。

○議長(石川良一君) 次に、議会局の部長に異動がありましたので、紹介いたします。
 管理部長飯田一哉君、議事部長広瀬健二君、調査部長長嶺浩子さん。
〔部長挨拶〕

○議長(石川良一君) 以上で紹介は終わります。

○議長(石川良一君) 次に、議事部長をして諸般の報告をいたさせます。

○議事部長(広瀬健二君) 令和二年四月十日付東京都告示第六百三十三号の二をもって、知事より、本臨時会を招集したとの通知がありました。
 また、本臨時会に提出するため、議案四件の送付並びに地方自治法第百七十九条第一項の規定に基づく専決処分四件の報告及び承認についての依頼がありました。
 次に、令和二年第一回定例会の会議において同意を得た収用委員会委員及び収用委員会予備委員の任命について、発令したとの通知がありました。
 次に、知事及び監査委員外二行政委員会より、先般の人事異動に伴う東京都議会説明員の変更及び説明員の委任の変更について、地方自治法第百二十一条及び会議規則第四十二条の規定に基づき、それぞれ通知がありました。
 次に、監査委員より、東京都監査委員監査基準の策定について、地方自治法第百九十八条の四第三項の規定により通知がありました。
(別冊参照)

○議長(石川良一君) 次に、先般の人事異動に伴い異動のありました説明員の方々をご紹介いたします。
 戦略政策情報推進本部長寺崎久明君、選挙管理委員会事務局長桃原慎一郎君、人事委員会事務局長岡崎義隆君、監査事務局長河内豊君。
〔理事者挨拶〕

○議長(石川良一君) 以上をもって説明員の紹介は終わりました。

○議長(石川良一君) 次に、日程の追加について申し上げます。
 議員より、議員提出議案第十号、新型コロナウイルス感染症拡大に対する国の支援を求める決議が提出されました。
 また、三十三番原田あきら君外十七名より、新型コロナウイルス感染症対策特別委員会設置に関する動議が文書をもって提出されました。
 これらを本日の日程に追加いたします。

○議長(石川良一君) 会期についてお諮りいたします。
 今回の臨時会の会期は、本日から四月二十二日までの六日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(石川良一君) ご異議なしと認めます。よって、会期は六日間と決定いたしました。

○議長(石川良一君) この際、知事より発言の申し出がありますので、これを許します。
 小池百合子さん。
〔知事小池百合子君登壇〕

○知事(小池百合子君) 令和二年第一回都議会臨時会の開会に当たりまして、新型コロナウイルス感染症への対策等について申し上げます。
 三月九日、古賀俊昭議員が逝去されました。三月二十一日、名誉都民である宮城まり子さんが逝去されました。ここに謹んで哀悼の意を表し、心よりご冥福をお祈りいたします。
 また、新型コロナウイルス感染症により亡くなられた方々に、改めて深く哀悼の意を表し、心よりご冥福をお祈りいたします。
 四月七日、国から発出された緊急事態宣言のもと、都といたしまして緊急事態措置を講じてから十日が経過をいたしました。人と人の接触を大きく減らし、感染拡大を食いとめるべく、都民の皆様には徹底した外出自粛をお願いいたしております。
 また、各種施設に対しましては、四月十一日から五月六日の間におけます営業の休止等を要請いたしました。
 何よりも大切な都民の皆様の命と健康、そして、それを支える東京の医療現場を何としても守らなければならない。そうした強い信念のもと、スピード感を持って国と協議を重ね、幅広い施設に対し営業休止等を早期に要請をしたものであります。都民の皆様、事業者の皆様のご協力に深く感謝を申し上げます。
 専門家のご指摘によりますと、一カ月程度で感染を終息させるためには、人と人との接触を八割減らす必要があるとされています。
 自分を守る。家族や大切な人を守る。私たちの社会を守る。そのためには、この感染症との闘いを長引かせてはなりません。この一カ月間に総力を挙げ、八割の接触削減を何とか実現をして、都議会の皆様、都民の皆様とともに、一刻も早くこの難局を打破していきたいと考えております。引き続き、皆様のご理解、ご協力、心からお願いを申し上げます。
 次に、新型コロナウイルス感染症対策のため、専決処分により実施をいたしました補正予算の編成及び条例の制定につきまして申し上げます。
 三月三十一日、令和元年度一般会計予算に二百五十億円を追加する専決処分を行いました。これは、この感染症により事業活動に影響を受けた中小企業に対する緊急融資について、当初の想定を大幅に上回る申し込みが寄せられましたことから、融資目標額を引き上げ、その資金需要に応えるために実施をしたものであります。
 また、四月七日には総額二百三十二億円の令和二年度一般会計補正予算案を編成し、同様に専決処分を行いました。外来診療体制の強化、病床確保の支援、軽症患者等の療養のための宿泊施設の活用、学童クラブの開所時間延長への補助など、医療提供体制の充実を初めとする喫緊の課題に迅速に対応するための措置であります。
 さらに、国による緊急事態宣言の発出を受け、新たに新型コロナウイルス感染症対策条例を制定いたしました。本条例は、この感染症への対応の一層の強化を図るため、都、都民、事業者それぞれの責務を定めるとともに、専門的な見地から調査審議を行う審議会を設置するものであります。
 この条例に基づき、都は、対策を的確かつ迅速に実施する一方、都民及び事業者の皆様には、感染症の予防や都の対策への協力に努め、罹患者等に対し不当な差別的取り扱いをしないことを求めてまいります。
 これらはいずれも、時期を逸することなく的確な対応を行うべく専決処分を行ったものであります。都議会の皆様のご承認のほど、よろしくお願いをいたします。
 一昨日には、都としての対策をさらに前へと進めるべく、都議会、区市町村、経済界、専門家等の皆様のご意見を踏まえました緊急対策の第四弾を公表いたしました。この間の感染症との闘いにより、都民生活及び企業活動には深刻な影響が生じております。これらに積極的に手を打つことこそ行政の責任であり、感染拡大を食いとめ、都民の皆様、事業者の皆様を支えるための対策を果敢に講じてまいります。
 この緊急対策は、三つの柱により構成をいたしました。
 その第一は、新型コロナウイルスの感染拡大を阻止する対策であります。
 感染拡大の防止を図るため、都からの休業等の呼びかけに全面的にご協力いただける中小事業者を対象とした協力金制度の創設、検査体制及び患者受け入れ体制の強化、区市町村に対する財政支援など、幅広い側面から対策を講じます。
 第二は、経済活動と都民生活を支えるセーフティーネットの強化であります。
 中小企業の資金繰りや事業継続に対します支援の強化、住居を失った方々への一時住居の提供、妊婦の方々の感染防止に取り組む区市町村の支援など、都民の皆様、事業者の皆様の不安を払拭する取り組みを進めます。
 そして、第三は、社会構造の変革を促し直面する危機を乗り越える取り組みであります。
 人と人の接触を抑制しながら社会生活を維持するべく、オンラインによる教育や医療の充実、テレワークの推進などを図ることで、現下の危機を乗り越えるとともに、暮らしの質の向上や産業の高付加価値化にもつなげてまいります。
 これらの対策のうち、直ちに着手すべき取り組みを迅速に進めるべく、本臨時会には総額三千五百七十四億円の補正予算案を提案いたしました。本予算案を含め、この緊急対策の規模は約八千億円に上り、これは、リーマンショックや東日本大震災の際に講じた対策を大きく上回る過去最大のものとなります。
 我が国が戦後最大の国難に直面しているといわれる中、都庁一丸となって緊急対策を全力で推し進め、都民の皆様、事業者の皆様のご協力をいただきながら、この危機的な状況を突破していきたいと思います。
 あわせまして、本臨時会には、新型コロナウイルス感染症のまん延の影響を受けた者の権利利益の保全等を図るための特別措置に関する条例を提案いたしました。これは、この感染症の蔓延の影響を受けた方々の権利利益の保全等を図るため、行政上の権利利益に関する満了日の延長や期限内に履行されなかった義務の免責を定めるものであります。よろしくご審議のほどお願いをいたします。
 先般、東京都医師会の尾崎治夫会長は、医療崩壊の危険性が高まってきているとして、医療的緊急事態宣言を発出、全ての都民の皆様に対して外出自粛を呼びかけられました。医療の現場からの切実な声であります。
 私たち一人一人がこの声を胸に刻み、感染しない、させないための行動を徹底しなければなりません。不要不急の外出はしない。外出せざるを得ない場合は、密閉、密集、密接、この三つの密を避け、人との間隔を二メートル確保し、手洗いやせきエチケットを励行する。ぜひとも実践していただくよう、強くお願いをいたします。
 何度でも申し上げます。都民の皆様の命と健康ほど大切なものはありません。それを守るため、医師、看護師、医療スタッフの皆様は、感染症との闘いの最前線において、まさに粉骨砕身で尽力されています。
 また、生活必需品の供給やそれを支える物流など、社会生活の維持のために不可欠な業務に携わる皆様も、みずからの使命に日々邁進され、都の職員もそれぞれの現場で奮闘しております。
 そして、都民の皆様、事業者の皆様には大変なご不便をおかけしている中、多大なるご協力をいただいているところであります。都知事として、全ての皆様に心からの謝意と敬意を表したいと存じます。
 第七代東京市長を務めた後藤新平は、日清戦争終結後、コレラが蔓延する中国から二十三万人もの兵士が帰還するに当たり、内務省の官僚として、短期間で大規模な検疫を実施しました。当時は批判も大きかったと見られますが、強い意思を貫いて、国内での流行を阻止したのであります。
 私は、現職の都知事といたしまして、東京が一丸となってこの難局を早期に乗り越えるため、先頭に立って力を尽くす決意であります。都議会の皆様、都民の皆様のご理解とご協力、重ねてお願いを申し上げます。
 なお、本臨時会には、これまで申し上げましたものを含めまして、予算案二件、条例案二件など、合わせまして八件の議案を提案いたしております。ご審議のほどよろしくお願いいたします。
 以上をもちまして私の発言を終わります。ともに頑張ってまいりましょう。ご清聴まことにありがとうございました。

○議長(石川良一君) 以上をもって知事の発言は終わりました。

○議長(石川良一君) これより日程に入ります。
 日程第一から第八まで、第百九号議案、令和二年度東京都一般会計補正予算(第四号)外議案三件、専決四件を一括議題といたします。
 本案に関し、提案理由の説明を求めます。
 副知事長谷川明君。
〔副知事長谷川明君登壇〕

○副知事(長谷川明君) ただいま上程になりました八議案についてご説明申し上げます。
 初めに、第百九号議案及び第百十号議案の二議案は、予算案でございます。
 新型コロナウイルス感染症と都民生活や経済等への影響に対する東京都緊急対策(第四弾)に掲げる施策のうち、六月までに着手すべき事項について、予算上の措置を講ずるものでございます。
 新型コロナウイルスの感染拡大を阻止する対策、経済活動と都民生活を支えるセーフティーネットの強化及び社会構造の変革を促し直面する危機を乗り越える取り組みを補正予算の柱として、一般会計で三千五百六十八億円、病院会計で六億円、合わせまして三千五百七十四億円を増額する補正を行うものでございます。
 第百十一号議案及び第百十二号議案の二議案は、条例案でございます。
 初めに、新設の条例でございます。
 第百十一号議案、東京都における新型コロナウイルス感染症のまん延の影響を受けた者の権利利益の保全等を図るための特別措置に関する条例は、新型コロナウイルス感染症の蔓延の影響を受けた者の権利利益の保全等を図るため、行政上の権利利益に係る満了日の延長及び履行されなかった義務に係る免責について定めるものでございます。
 次に、一部を改正する条例でございます。
 第百十二号議案、東京都区市町村振興基金条例の一部を改正する条例は、基金の額を改めるとともに、特別区の財政負担を緩和するため、長期貸付を無利子とするものでございます。
 次に、専決でございます。
 初めに、令和元年度一般会計補正予算(第四号)は、新型コロナウイルス感染症対応に係る中小企業制度融資に要する経費を計上したものでございます。
 次に、令和二年度一般会計補正予算(第三号)は、新型コロナウイルス感染症対応に係る医療提供体制の強化等に要する経費を計上したものでございます。
 次に、東京都新型コロナウイルス感染症対策条例は、新型コロナウイルス感染症に対する措置の強化を図るため、条例を制定したものでございます。
 次に、東京都都税条例の一部を改正する条例は、地方税法等の一部を改正する法律の施行に伴い、規定を整備したものでございます。
 それぞれ議会を招集する時間的余裕がないと認め、専決処分を行ったものでございます。
 以上で説明を終わります。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
(議案の部参照)

○議長(石川良一君) 以上をもって提案理由の説明は終わりました。

○六十七番(岡本こうき君) この際、議事進行の動議を提出いたします。
 ただいま議題となっております議案のうち、日程第一から第七までについては、十八人の委員をもって構成する令和二年度新型コロナウイルス感染症対策補正予算等審査特別委員会を設置し、これに付託されることを望みます。

○議長(石川良一君) ただいまの動議は、起立により採決いたします。
 ただいまの動議のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕

○議長(石川良一君) 起立多数と認めます。よって、日程第一から第七までは、十八人の委員をもって構成する令和二年度新型コロナウイルス感染症対策補正予算等審査特別委員会を設置し、これに付託することに決定いたしました。
 委員の選任について、起立により採決いたします。
 委員は、委員会条例第五条第一項の規定により、議長からお手元配布の名簿のとおり指名いたしたいと思います。これに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕

○議長(石川良一君) 起立多数と認めます。よって、委員は、お手元配布の名簿のとおり選任することに決定いたしました。
 なお、本日の本会議終了後、委員会を第十五委員会室に招集いたしますので、ご了承願います。
〔令和二年度新型コロナウイルス感染症対策補正予算等審査特別委員名簿は本号末尾(七ページ)に掲載〕

○議長(石川良一君) お諮りいたします。
 ただいま議題となっております日程第八は、財政委員会に付託いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(石川良一君) ご異議なしと認めます。よって、日程第八は、財政委員会に付託することに決定いたしました。

○議長(石川良一君) これより追加日程に入ります。
 追加日程第一、新型コロナウイルス感染症対策特別委員会設置に関する動議を議題といたします。
 案文は、お手元に配布いたしてあります。
 朗読は省略いたします。

新型コロナウイルス感染症対策特別委員会設置に関する動議
 右の動議を別紙のとおり提出します。
  令和二年四月十七日
(提出者)
原田あきら  斉藤まりこ 藤田りょうこ
米倉 春奈  原 のり子 星見てい子
とくとめ道信 河野ゆりえ 清水ひで子
とや英津子  池川 友一 里吉 ゆみ
尾崎あや子  曽根はじめ あぜ上三和子
白石たみお  大山とも子 和泉なおみ
東京都議会議長 石川 良一殿

新型コロナウイルス感染症対策特別委員会設置に関する動議
 次の要綱に基づき新型コロナウイルス感染症対策特別委員会を設置されたい。
新型コロナウイルス感染症対策特別委員会設置要綱
一 名称
 新型コロナウイルス感染症対策特別委員会とする。
二 設置の根拠
 地方自治法第百九条第一項及び東京都議会委員会条例第四条による。
三 目的
 新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策及び都民生活・事業者等に対する支援策等について調査・検討する。
四 委員会の組織
 委員の定数は、二十三名とし、委員長一名、副委員長三名及び理事五名を置く。

○議長(石川良一君) 本動議は、起立により採決をいたします。
 本動議に賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕

○議長(石川良一君) 起立少数と認めます。よって、新型コロナウイルス感染症対策特別委員会設置に関する動議は否決されました。

○議長(石川良一君) 追加日程第二、議員提出議案第十号、新型コロナウイルス感染症拡大に対する国の支援を求める決議を議題といたします。
 案文は、お手元に配布いたしてあります。
 朗読は省略いたします。

議員提出議案第十号
新型コロナウイルス感染症拡大に対する国の支援を求める決議
 右の議案を別紙のとおり東京都議会会議規則第十二条第一項の規定により提出します。
  令和二年四月十七日
(提出者)
古城まさお  けいの信一  成清梨沙子
平  慶翔  後藤 なみ  藤井あきら
内山 真吾  伊藤しょうこう 田村 利光
菅野 弘一  藤井とものり  細田いさむ
うすい浩一  小林 健二  加藤 雅之
龍円あいり  あかねがくぼかよ子 保坂まさひろ
鳥居こうすけ 菅原 直志  清水やすこ
森澤 恭子  斉藤れいな  川松真一朗
小松 大祐  舟坂ちかお  三宅 正彦
宮瀬 英治  原田あきら  斉藤まりこ
藤田りょうこ 斉藤やすひろ 栗林のり子
伊藤こういち 大松あきら  白戸 太朗
本橋ひろたか 馬場 信男  佐野いくお
細谷しょうこ 栗下 善行  中山ひろゆき
たきぐち学  奥澤 高広  山崎 一輝
神林  茂  早坂 義弘  高橋 信博
西沢けいた  米倉 春奈  原 のり子
星見てい子  とくとめ道信 遠藤  守
上野 和彦  のがみ純子  まつば多美子
田の上いくこ 両角みのる  西郷あゆ美
もり  愛  岡本こうき  米川大二郎
森口つかさ  つじの栄作  関野たかなり
桐山ひとみ  石川 良一  中屋 文孝
秋田 一郎  吉原  修  山口  拓
河野ゆりえ  清水ひで子  とや英津子
池川 友一  中山 信行  谷村 孝彦
長橋 桂一  小磯 善彦  藤井  一
増田 一郎  滝田やすひこ おじま紘平
木下ふみこ  村松 一希  福島りえこ
ひぐちたかあき 鈴木 邦和 森村 隆行
入江のぶこ  柴崎 幹男  清水 孝治
大場やすのぶ 三宅しげき  中村ひろし
里吉 ゆみ  尾崎あや子  曽根はじめ
橘  正剛  高倉 良生  東村 邦浩
中嶋 義雄  山内  晃  山田ひろし
伊藤 ゆう  木村 基成  荒木ちはる
小山くにひこ 増子ひろき  石毛しげる
大津ひろ子  尾崎 大介  宇田川聡史
小宮あんり  鈴木 章浩  高島なおき
あぜ上三和子 白石たみお  大山とも子
和泉なおみ
東京都議会議長 石川 良一殿
新型コロナウイルス感染症拡大に対する国の支援を求める決議
 令和二年四月七日、安倍内閣は、感染拡大が急速に進む都を始めとする七都府県を対象に、法律に基づく緊急事態宣言を発出した。特に、世界有数の人口密集都市である東京の感染拡大は著しく、都は今、正に戦後最大の危機を迎えている。
 既に、都は都民に対し徹底した外出自粛を要請し、事業者に対し施設の使用停止及び催物の開催の停止を要請している。これに伴い、飲食、観光、イベント関係を始め多くの事業者が甚大な影響を受けたことで、未曽有の経済危機にも直面している。
 こうした事態を受けて、国は、生活困窮者や中小企業・小規模事業者に六兆円を超える現金給付を実施するほか、二十六兆円規模の社会保険料などの支払猶予を盛り込んだ総額百八兆円の緊急経済対策を打ち出した。
 都においても、これまでに緊急の財政出動を行い、感染症対策と併せて、社会と経済への支援を打ち出してきたものの、感染症拡大の影響は長期にわたり、事業者や労働者の数が世界一の規模である首都東京では、多くの事業者がばくだいな損失を抱え込み、倒産や廃業の危機にひんしている。今後も新型コロナウイルス感染症の克服とともに、あらゆる手段を駆使し、都民の生命、財産を守り抜くことは、東京都議会の使命である。
 加えて、東京都は他の道府県に比べて感染者数が著しく多く、医療体制はひっ迫しており、更なる感染拡大防止策や検査・医療提供体制の強化を図る必要がある。
 また、全国知事会の緊急対策本部においても、国に対し、協力要請に対する補償を求める緊急提言を行っている。
 よって、東京都議会は、この国難に当たり、日本の首都である東京の社会と経済を支えるため、国に対し、都民と事業者へのより一層の経済支援及び都を含めた緊急事態宣言対象地域への感染状況に応じた財政支援を強く求めるものである。
 以上、決議する。
  令和二年四月十七日
東京都議会

○六十七番(岡本こうき君) この際、議事進行の動議を提出いたします。
 ただいま議題となっております議員提出議案第十号については、原案のとおり決定されることを望みます。

○議長(石川良一君) お諮りいたします。
 ただいまの動議のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(石川良一君) ご異議なしと認めます。よって、議員提出議案第十号は、原案のとおり可決されました。

○議長(石川良一君) お諮りいたします。
 明十八日から二十一日まで四日間、委員会審査のため休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(石川良一君) ご異議なしと認めます。よって、明十八日から二十一日まで四日間、委員会審査のため休会することに決定いたしました。
 なお、次回の会議は、四月二十二日午後一時に開きます。
 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
 本日はこれをもって散会をいたします。
   午後一時二十二分散会

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