平成二十五年第一回臨時会会議録

平成二十五年八月八日(木曜日)
 出席議員 百二十六名
一番小林 健二君
二番加藤 雅之君
三番かんの弘一君
四番山内  晃君
五番栗山よしじ君
六番小松 大祐君
七番松田やすまさ君
八番大津ひろ子君
九番石川 良一君
十番みやせ英治君
十一番おときた駿君
十二番小松 久子君
十三番西沢けいた君
十四番米倉 春奈君
十五番白石たみお君
十六番斉藤やすひろ君
十七番栗林のり子君
十八番まつば多美子君
十九番伊藤こういち君
二十番河野ゆうき君
二十一番柴崎 幹男君
二十二番ほっち易隆君
二十三番舟坂ちかお君
二十四番清水 孝治君
二十五番島崎 義司君
二十六番神野 次郎君
二十七番やながせ裕文君
二十八番田中 朝子君
二十九番塩村あやか君
三十番山内れい子君
三十一番中山ひろゆき君
三十二番田中  健君
三十三番里吉 ゆみ君
三十四番和泉なおみ君
三十五番尾崎あや子君
三十六番大松あきら君
三十七番吉倉 正美君
三十八番遠藤  守君
三十九番中山 信行君
四十番木村 基成君
四十一番北久保眞道君
四十二番高椙 健一君
四十三番栗山 欽行君
四十四番大場やすのぶ君
四十五番和泉 武彦君
四十六番小宮あんり君
四十七番三宅 正彦君
四十八番吉住 健一君
四十九番桜井 浩之君
五十番野上ゆきえ君
五十一番上田 令子君
五十二番西崎 光子君
五十三番小山くにひこ君
五十四番あさの克彦君
五十五番新井ともはる君
五十六番徳留 道信君
五十七番河野ゆりえ君
五十八番小竹ひろ子君
五十九番上野 和彦君
六十番高倉 良生君
六十一番橘  正剛君
六十二番野上 純子君
六十三番谷村 孝彦君
六十四番山崎 一輝君
六十五番崎山 知尚君
六十六番川松真一朗君
六十七番近藤  充君
六十八番堀  宏道君
六十九番鈴木 錦治君
七十番きたしろ勝彦君
七十一番田中たけし君
七十二番鈴木 隆道君
七十三番神林  茂君
七十四番早坂 義弘君
七十五番両角みのる君
七十六番島田 幸成君
七十七番今村 るか君
七十八番斉藤あつし君
七十九番大西さとる君
八十番畔上三和子君
八十一番大島よしえ君
八十二番松村 友昭君
八十三番東村 邦浩君
八十四番小磯 善彦君
八十五番鈴木貫太郎君
八十六番木内 良明君
八十七番高木 けい君
八十八番村上 英子君
八十九番高橋 信博君
九十番鈴木 章浩君
九十一番秋田 一郎君
九十二番鈴木あきまさ君
九十三番山加 朱美君
九十四番高橋かずみ君
九十五番相川  博君
九十六番山田 忠昭君
九十七番林田  武君
九十八番服部ゆくお君
九十九番こいそ 明君
百番中村ひろし君
百一番尾崎 大介君
百二番石毛しげる君
百三番植木こうじ君
百四番かち佳代子君
百五番曽根はじめ君
百六番藤井  一君
百七番長橋 桂一君
百八番中嶋 義雄君
百九番ともとし春久君
百十番田島 和明君
百十一番中屋 文孝君
百十二番宇田川聡史君
百十三番吉原  修君
百十四番高島なおき君
百十五番古賀 俊昭君
百十六番立石 晴康君
百十七番野島 善司君
百十八番三宅 茂樹君
百十九番川井しげお君
百二十番吉野 利明君
百二十一番野村 有信君
百二十三番酒井 大史君
百二十四番山下 太郎君
百二十五番清水ひで子君
百二十六番大山とも子君
百二十七番吉田 信夫君

 欠席議員 一名
百二十二番 内田  茂君

 出席説明員
知事猪瀬 直樹君
副知事安藤 立美君
副知事秋山 俊行君
教育長比留間英人君
東京都技監都市整備局長兼務藤井 寛行君
知事本局長前田 信弘君
総務局長中西  充君
財務局長中井 敬三君
主税局長新田 洋平君
生活文化局長小林  清君
警視総監西村 泰彦君
スポーツ振興局長細井  優君
環境局長長谷川 明君
福祉保健局長川澄 俊文君
産業労働局長塚田 祐次君
建設局長横溝 良一君
港湾局長多羅尾光睦君
会計管理局長松田 芳和君
交通局長中村  靖君
水道局長吉田  永君
消防総監大江 秀敏君
下水道局長松浦 將行君
青少年・治安対策本部長河合  潔君
病院経営本部長醍醐 勇司君
中央卸売市場長塚本 直之君
人事委員会事務局長真田 正義君
労働委員会事務局長岳野 尚代君
監査事務局長松井多美雄君
収用委員会事務局長目黒 克昭君

八月八日議事日程第一号
第一 議長選挙
議事日程第一号追加の一
第一 副議長選挙
第二 常任委員の選任
第三 議会運営委員の選任
第四 東京都監査委員の選任の同意について(二五財主議第二三六号)
第五 東京都監査委員の選任の同意について(二五財主議第二三七号)
第六 オリンピック・パラリンピック招致特別委員会設置に関する動議

   午後一時一分

○議会局長(産形稔君) 議会局長の産形でございます。
 本日は改選後初の議会でございますので、先例に従いまして、私から参集のご案内を差し上げました。ご了承願います。
 本日の会議では、議長が選挙されるまでの間、地方自治法第百七条の規定によりまして、年長議員が臨時議長の職務を行うことになっております。出席議員中、年長議員は野村有信議員でございます。
 それでは野村議員、議長席にお着き願います。
   〔臨時議長野村有信君着席〕

○臨時議長(野村有信君) 一般選挙後の初の議会でありますので、僣越ではございますが、地方自治法第百七条の規定により、私が議長選挙のための臨時議長の職務を行うことにいたします。よろしくご協力のほどお願いいたします。

   午後一時三分開会・開議

○臨時議長(野村有信君) ただいまから平成二十五年第一回東京都議会臨時会を開会いたします。
 これより本日の会議を開きます。

○臨時議長(野村有信君) まず、会議規則第二条第一項の規定により、議席の指定をいたします。
 議席は、お手元に配布の議席表のとおり指定いたします。
(議席表省略)

○臨時議長(野村有信君) 次に、会議録署名議員について申し上げます。
 本件署名議員は、一番及び六十四番から、出席者について一会期二名を順次指名してまいりたいと思います。ご了承願います。
 それでは、今回の臨時会における会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員には、会議規則第百二十四条の規定により、議長において
     一番 小林 健二君 及び
   六十四番 山崎 一輝君
を指名いたします。

○臨時議長(野村有信君) 会期についてお諮りいたします。
 今回の臨時会の会期は、本日一日といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○臨時議長(野村有信君) ご異議なしと認めます。よって、会期は一日と決定いたしました。

○臨時議長(野村有信君) これより日程に入ります。
 日程第一、議長の選挙を行います。
 選挙は、投票により行います。
 議場を閉鎖いたします。
   〔議場閉鎖〕

○臨時議長(野村有信君) この際、立会人について申し上げます。
 立会人には、会議規則第二十七条第二項の規定により、百二番石毛しげる君、百八番中嶋義雄君、百十三番吉原修君及び百二十六番大山とも子さんを指名いたします。
 これより投票用紙を配布いたします。書き損じの場合は、それと引きかえにかわりの用紙を差し上げますから、議長までお申し出を願います。
   〔投票用紙配布〕

○臨時議長(野村有信君) 投票用紙の配布漏れはありませんか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○臨時議長(野村有信君) 配布漏れなしと認めます。
 投票箱を点検いたします。
   〔投票箱点検〕

○臨時議長(野村有信君) 異状なしと認めます。
 念のため申し上げます。投票は、単記無記名一人一票であります。
 投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票を願います。
 局長をして点呼いたさせます。
   〔局長点呼〕
   〔各員投票〕

○臨時議長(野村有信君) 投票漏れはありませんか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○臨時議長(野村有信君) 投票漏れなしと認めます。
 以上をもって投票を終了いたします。
 投票箱を閉じます。
   〔投票箱閉鎖〕

○臨時議長(野村有信君) これより開票を行います。
 立会人の方々の立ち会いを願います。
   〔開票〕

○臨時議長(野村有信君) 局長をして投票の結果を報告いたさせます。

○議会局長(産形稔君) 投票結果でございます。
   出席議員数 百二十六人
   投票総数 百二十六票
   有効投票 百二十六票
   無効投票 ゼロ票
    有効投票中
    吉野 利明議員 百二十六票
 以上。
   〔拍手〕

○臨時議長(野村有信君) ただいまご報告申し上げましたとおり、満票を得られました
   吉野 利明君
が議長に当選されました。
 議場の閉鎖を解きます。
   〔議場開鎖〕

○臨時議長(野村有信君) 議長吉野利明君よりご挨拶があります。
 議長吉野利明君。
   〔百二十番吉野利明君登壇〕

○百二十番(吉野利明君) ただいま皆様のご推挙をいただきまして、はえある第四十五代東京都議会議長に就任することになりました吉野利明でございます。
 身に余る光栄に感激するとともに、責任の重さを痛感しているところでございます。今後は、議長として、全力を傾け、公正かつ円滑な議会運営に取り組んでまいりますので、皆様方のご協力をよろしくお願いいたします。
 さて、我が国を取り巻く内外の情勢が大きく変化する中、東京都も、現在、さまざまな課題が山積しております。都は、これまでも高度防災都市づくりや都市インフラの老朽化対策、中小企業雇用就業支援対策、少子高齢対策など、首都ならではの重要課題に積極的に取り組んでまいりました。特に、二〇二〇年オリンピック・パラリンピック競技大会の東京招致は、東京のさらなる発展のみならず日本再生の起爆剤ともなり得るものです。
 こうした中、都民の代表である都議会には、執行機関とは異なる視点で都民の多様なニーズを把握し、執行機関に対するチェック機能や政策提言機能を充実させていくことが一層強く求められております。
 私は、猪瀬知事を初めとする執行機関と都議会とが二元代表制のもとで真摯な議論を交わすことにより、東京の抱えるさまざまな課題を解決し、より活力と魅力にあふれた世界一の都市東京をつくり上げていけるものと確信しております。
 折しも、来る九月七日には、ブエノスアイレスで開催されるIOC総会において、二〇二〇年オリンピック・パラリンピック競技大会の開催都市が決定されます。また、九月二十八日からは、第六十八回国民体育大会と第十三回全国障害者スポーツ大会を一つの祭典として行うスポーツ祭東京二〇一三が、多摩・島しょ地域を中心に開催されます。東京が、ビッグプロジェクトを機に、さらなる躍進をしようとしているこの時期に、都政をしっかりとかじ取りし、牽引していくことこそ都議会に課された責務であります。
 私は、議長として、都民生活の向上を図るため、都議会が持てる力を十分発揮できるよう全力を尽くしてまいる決意であります。
 議員の皆様、猪瀬知事を初めとする執行機関の皆様におかれましては、より一層のご指導、ご鞭撻のほどをよろしくお願い申し上げます。
 最後に、中村前議長並びに、ともとし前副議長の数々のご功績に、心から敬意と感謝の意を表しまして、私の就任の挨拶とさせていただきます。
 ありがとうございました。(拍手)

○臨時議長(野村有信君) 議長の挨拶は終わりました。
 吉野利明君、議長席にお着き願います。
 協力ありがとうございました。(拍手)
   〔臨時議長野村有信君退席、議長吉野利明君着席〕

○議長(吉野利明君) 引き続き会議を進めます。
 この際、日程の追加について申し上げます。
 一番小林健二君外百六名より、オリンピック・パラリンピック招致特別委員会設置に関する動議が文書をもって提出されました。
 また、知事より、東京都監査委員の選任の同意について二件が提出されました。
 これらを、副議長選挙の件、常任委員の選任の件及び議会運営委員の選任の件とあわせて本日の日程に追加いたします。

○議長(吉野利明君) これより追加日程に入ります。
 追加日程第一、副議長の選挙を行います。
 選挙は、投票により行います。
 議場を閉鎖いたします。
   〔議場閉鎖〕

○議長(吉野利明君) この際、立会人について申し上げます。
 立会人には、会議規則第二十七条第二項の規定により、百二番石毛しげる君、百八番中嶋義雄君、百十三番吉原修君及び百二十六番大山とも子さんを指名いたします。
 これより投票用紙を配布いたします。書き損じの場合は、それと引きかえにかわりの用紙を差し上げますから、議長までお申し出を願います。
   〔投票用紙配布〕

○議長(吉野利明君) 投票用紙の配布漏れはありませんか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(吉野利明君) なしと認めます。
 投票箱を点検いたします。
   〔投票箱点検〕

○議長(吉野利明君) 異状なしと認めます。
 念のため申し上げます。投票は、単記無記名一人一票であります。
 投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票を願います。
 局長をして点呼いたさせます。
   〔局長点呼〕
   〔各員投票〕

○議長(吉野利明君) 投票漏れはありませんか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(吉野利明君) 投票漏れなしと認めます。
 以上をもって投票を終了いたします。
 投票箱を閉じます。
   〔投票箱閉鎖〕

○議長(吉野利明君) これより開票を行います。
 立会人の方々の立ち会いを願います。
   〔開票〕

○議長(吉野利明君)  局長をして投票の結果を報告いたさせます。

○議会局長(産形稔君) 投票結果。
   出席議員数 百二十六人
   投票総数 百二十六票
   有効投票 百二十六票
    有効投票中
    藤井  一議員 百二十六票
 以上。
   〔拍手〕

○議長(吉野利明君) ただいまご報告申し上げましたとおり、満票を得られました
   藤井  一君
が副議長に当選されました。
 議場の閉鎖を解きます。
   〔議場開鎖〕

○議長(吉野利明君) 副議長藤井一君よりご挨拶があります。
 副議長藤井一君。
   〔百六番藤井一君登壇〕

○百六番(藤井一君) ただいま第四十代の東京都議会副議長にご選任をいただきました藤井一でございます。
 伝統ある都議会の副議長を仰せつかり、身に余る光栄でございます。また、責任の重さを痛感するとともに、身の引き締まる思いでいっぱいでございます。吉野議長を支え、公正かつ円滑な議会運営に努めてまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 いうまでもなく、都政におきましては、防災減災対策を初め、治安対策、中小企業対策、少子高齢化対策など課題が山積をしております。こうした課題の解決に向け、吉野議長とともに議会の役割を十分に果たすことができますよう、全力で頑張る決意でございます。
 議員の皆様、そして猪瀬知事を初め、執行機関の皆様のご支援、ご協力を賜りますよう心からお願いを申し上げ、就任の挨拶とさせていただきます。
 大変にありがとうございました。(拍手)

○議長(吉野利明君) 以上をもって副議長の挨拶は終わりました。

○議長(吉野利明君) 次に、議会局の部長を紹介いたします。
 管理部長鈴木省五君、議事部長別宮浩志君、調査部長熊谷克三君。
   〔部長挨拶〕

○議長(吉野利明君) 以上で紹介を終わります。

○議長(吉野利明君) 次に、議事部長をして諸般の報告をいたさせます。

○議事部長(別宮浩志君) 平成二十五年八月一日付東京都告示第千百十九号をもって、知事より、本臨時会を招集したとの通知がありました。
 次に、知事及び監査委員並びに各行政委員会より、平成二十五年中における東京都議会説明員及び説明員の委任について、地方自治法第百二十一条及び会議規則第四十二条の規定に基づき、それぞれ通知がありました。
 次に、選挙管理委員会委員長より、都議会説明員について、事務局長影山竹夫は、事故による入院のため、本臨時会を欠席するとの通知がありました。
(別冊参照)

○議長(吉野利明君) この際、知事より発言の申し出がありますので、これを許します。
 知事猪瀬直樹君。
   〔知事猪瀬直樹君登壇〕

○知事(猪瀬直樹君) 平成二十五年第一回都議会臨時会の開会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
 さきの都議会議員選挙において、都民の信任を得て当選された百二十七名の議員の皆様に、心よりお祝い申し上げます。まことにおめでとうございます。ここにお集まりの皆様と、都民、国民のため、力を一つにして取り組んでまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。
 さて、日本経済が陥った長く深い停滞の中で、国民は、将来への期待を持てず、閉塞感に苦しんでまいりました。さらに、一昨年の未曽有の大震災は、その状況に追い打ちをかけたのであります。
 昨年末に誕生した安倍政権は、矢継ぎ早に経済政策を打ち出しました。暗雲に覆われた日本列島に一筋の光が差し込んできたというのが、大方の実感ではないでしょうか。
 今回の参議院選挙の結果は、景気回復への期待のみならず、安定した政権が、社会保障の構造的な行き詰まりや破綻寸前の国家財政といった日本の危機に真正面から向き合い、取り組むことを多くの国民が望んだからだと思います。
 そして、差し込んだ一筋の光を確かな輝きにしていくことが求められているのです。不安から安心へ、失望から希望へ、停滞から成長へ、人々の心の季節、時代の季節を変えていく力と責任があります。安心、希望、成長、この三つを軸に都政運営を行ってまいります。都議会の皆様のご協力をお願いいたします。
 二〇二〇年のオリンピック・パラリンピック東京招致、これを何としてでも実現したい、熱い情熱で招致活動に取り組んでおります。未来を担う子供たちに夢を贈り、被災地の復興に弾みをつけ、日本が持つ力とホスピタリティーを国際社会に強くアピールし、東京と日本を大きく飛躍させる起爆剤にしたいと思います。
 オリンピック・パラリンピックは、平和の祭典であります。折しも来週八月十五日は終戦の日でありますが、我が国は、戦後六十八年、一貫して平和を守り続けてきました。その日本で大会を開催することで、これからも平和のトップリーダーであり続けるその決意を全世界に示してまいりたいと思います。
 IOC評価委員会の報告書では、東京は高い評価を受けることができました。都議会の皆様、都民、国民の皆様から大きな力をいただいたおかげであります。また、スイス・ローザンヌで行われたテクニカルブリーフィングでは、政府、スポーツ界の代表の力に加えて、滝川クリステルさんの流暢なフランス語もIOC委員の心をとらえ、東京に流れを引き寄せることができたと感じています。しかし、イスタンブールやマドリードも、国運をかけて懸命に頑張っているのです。
 九月七日の開催都市決定まで残り一カ月、招致レースで目指すのは金メダルのみです。開催都市の名前が読み上げられるその瞬間まで、チーム日本、総力を挙げて、さらに戦闘的に、そして謙虚に戦い抜き、ブエノスアイレスでは、トップランナーとしてゴールを駆け抜けたいと思います。
 改めて申し上げるまでもなく、東京は日本の心臓であります。加えて洗練された成熟都市東京は、少子高齢化や環境問題など、発展段階にある世界の都市がいずれ直面することになる課題を先取りする位置にあります。その意味においても、東京は、最もあしたに近いところにいるのです。その東京が果敢に挑戦していくことこそが、都民はもちろん、国民全体、人類全体の利益にもつながるに違いありません。
 吉野利明議長、藤井一副議長を初めとして、都議会の皆様とは、まさに車の両輪として真摯な議論を交わしながら、東京のため、日本全体のため、ともに力を尽くし、都政を前進させてまいりたいと思います。より一層のご理解、ご協力をお願い申し上げます。
 なお、臨時会には、監査委員の選任の同意に関する議案を提案しております。よろしくご審議をお願いいたします。
 以上をもちまして発言を終わります。
 ありがとうございました。

○議長(吉野利明君) 以上をもって知事の発言は終わりました。

○議長(吉野利明君) 次に、説明員の方々をご紹介いたします。
 副知事安藤立美君、副知事秋山俊行君、教育長比留間英人君、東京都技監都市整備局長兼務藤井寛行君、知事本局長前田信弘君、総務局長中西充君、財務局長中井敬三君、主税局長新田洋平君、生活文化局長小林清君、警視総監西村泰彦君、スポーツ振興局長細井優君、環境局長長谷川明君、福祉保健局長川澄俊文君、産業労働局長塚田祐次君、建設局長横溝良一君、港湾局長多羅尾光睦君、会計管理局長松田芳和君、交通局長中村靖君、水道局長吉田永君、消防総監大江秀敏君、下水道局長松浦將行君、青少年・治安対策本部長河合潔君、病院経営本部長醍醐勇司君、中央卸売市場長塚本直之君、選挙管理委員会事務局長影山竹夫君は本日欠席をいたしておりますので、紹介は改めて行います。人事委員会事務局長真田正義君、労働委員会事務局長岳野尚代さん、監査事務局長松井多美雄君、収用委員会事務局長目黒克昭君。
   〔理事者挨拶〕

○議長(吉野利明君) 以上をもって説明員の紹介は終わりました。

○議長(吉野利明君) 追加日程第二、常任委員の選任を行います。
 お諮りいたします。
 常任委員の選任については、委員会条例第五条第一項の規定により、議長から、お手元に配布いたしてあります常任委員名簿のとおり指名いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(吉野利明君) ご異議なしと認めます。よって、常任委員は、お手元の常任委員名簿のとおり選任することに決定いたしました。
   〔常任委員名簿は本号末尾(八ページ)に掲載〕

○議長(吉野利明君) 追加日程第三、議会運営委員の選任を行います。
 お諮りいたします。
 議会運営委員の選任については、委員会条例第五条第一項の規定により、議長から、お手元に配布いたしてあります議会運営委員名簿のとおり指名いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(吉野利明君) ご異議なしと認めます。よって、議会運営委員は、お手元の議会運営委員名簿のとおり選任することに決定いたしました。
   〔議会運営委員名簿は本号末尾(八ページ)に掲載〕

○議長(吉野利明君) この際、各常任委員会及び議会運営委員会の役員互選のため休憩し、お手元配布のとおり各常任委員会及び議会運営委員会を招集いたしますので、ご了承願います。
 暫時休憩いたします。
   午後二時一分休憩

   午後三時五分開議

○議長(吉野利明君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 追加日程第四、東京都監査委員の選任の同意についてを議題といたします。
   〔別宮議事部長朗読〕
一、東京都監査委員の選任の同意について一件

二五財主議第二三六号
平成二十五年八月八日
東京都知事 猪瀬 直樹
 東京都議会議長殿
   東京都監査委員の選任の同意について(依頼)
 このことについて、左記の者を東京都監査委員に選任したいので、地方自治法第百九十六条第一項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
       記
     都議会議員 高橋かずみ

      略歴
現住所 東京都練馬区
高橋かずみ
昭和二十二年十一月十一日生(六十五歳)
昭和五十八年 五月 東京都練馬区議会議員
昭和六十二年 五月 東京都練馬区議会議員
平成三年   五月 東京都練馬区議会議員
平成七年   五月 東京都練馬区議会議員
平成十一年  五月 東京都練馬区議会議員
平成十三年  七月 東京都議会議員
平成十七年  七月 東京都議会議員
平成二十一年 七月 東京都議会議員
平成二十五年 七月 東京都議会議員
現在        東京都議会議員

○議長(吉野利明君)  本件は、起立により採決いたします。
 本件は、知事の選任に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕

○議長(吉野利明君) 起立多数と認めます。よって、本件は、知事の選任に同意することに決定いたしました。

○議長(吉野利明君) 追加日程第五、東京都監査委員の選任の同意についてを議題といたします。
   〔別宮議事部長朗読〕
一、東京都監査委員の選任の同意について一件

二五財主議第二三七号
平成二十五年八月八日
東京都知事 猪瀬 直樹
 東京都議会議長殿
   東京都監査委員の選任の同意について(依頼)
 このことについて、左記の者を東京都監査委員に選任したいので、地方自治法第百九十六条第一項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
       記
     都議会議員 野上 純子

      略歴
現住所 東京都葛飾区
野上 純子
昭和二十八年一月十六日生(六十歳)
平成十三年  七月 東京都議会議員
平成十七年  七月 東京都議会議員
平成二十一年 七月 東京都議会議員
平成二十五年 七月 東京都議会議員
現在        東京都議会議員

○議長(吉野利明君) 本件は、起立により採決いたします。
 本件は、知事の選任に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕

○議長(吉野利明君) 起立多数と認めます。よって、本件は、知事の選任に同意することに決定いたしました。

○議長(吉野利明君) 追加日程第六、オリンピック・パラリンピック招致特別委員会設置に関する動議を議題といたします。
 案文は、お手元に配布いたしてあります。
 朗読は省略いたします。

   オリンピック・パラリンピック招致特別委員会設置に関する動議
 右の動議を別紙のとおり提出します。
  平成二十五年八月八日
(提出者)
小林 健二  加藤 雅之  かんの弘一
山内  晃  栗山よしじ  小松 大祐
松田やすまさ 大津ひろ子  石川 良一
みやせ英治  おときた駿  西沢けいた
斉藤やすひろ 栗林のり子  まつば多美子
伊藤こういち 河野ゆうき  柴崎 幹男
ほっち易隆  舟坂ちかお  清水 孝治
島崎 義司  神野 次郎  やながせ裕文
田中 朝子  塩村あやか  中山ひろゆき
田中  健  大松あきら  吉倉 正美
遠藤  守  中山 信行  木村 基成
北久保眞道  高椙 健一  栗山 欽行
大場やすのぶ 和泉 武彦  小宮あんり
三宅 正彦  吉住 健一  桜井 浩之
野上ゆきえ  上田 令子  小山くにひこ
あさの克彦  新井ともはる 上野 和彦
高倉 良生  橘  正剛  野上 純子
谷村 孝彦  山崎 一輝  崎山 知尚
川松真一朗  近藤  充  堀  宏道
鈴木 錦治  きたしろ勝彦 田中たけし
鈴木 隆道  神林  茂  早坂 義弘
両角みのる  島田 幸成  今村 るか
斉藤あつし  大西さとる  東村 邦浩
小磯 善彦  鈴木貫太郎  木内 良明
高木 けい  村上 英子  高橋 信博
鈴木 章浩  秋田 一郎  鈴木あきまさ
山加 朱美  高橋かずみ  相川  博
山田 忠昭  林田  武  服部ゆくお
こいそ 明  中村ひろし  尾崎 大介
石毛しげる  藤井  一  長橋 桂一
中嶋 義雄  ともとし春久 田島 和明
中屋 文孝  宇田川聡史  吉原  修
高島なおき  古賀 俊昭  立石 晴康
野島 善司  三宅 茂樹  川井しげお
吉野 利明  野村 有信  内田  茂
酒井 大史  山下 太郎
東京都議会議長殿

   オリンピック・パラリンピック招致特別委員会設置に関する動議
 次の要綱に基づきオリンピック・パラリンピック招致特別委員会を設置されたい。
   オリンピック・パラリンピック招致特別委員会設置要綱
一 名称
  オリンピック・パラリンピック招致特別委員会とする。
二 設置の根拠
  地方自治法第百九条第一項及び東京都議会委員会条例第四条による。
三 目的
  二〇二〇年に開催される第三十二回オリンピック競技大会及び第十六回パラリンピック競技大会の東京招致に向けた調査研究及び必要な活動を行う。
四 委員会の組織
  委員の定数は、十七名とし、委員長一名、副委員長三名及び理事三名を置く。

○議長(吉野利明君) 本動議は、起立により採決いたします。
 本動議に賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕

○議長(吉野利明君) 起立多数と認めます。よって、オリンピック・パラリンピック招致特別委員会設置に関する動議は可決されました。

○議長(吉野利明君) ただいま設置されました特別委員会の委員は、委員会条例第五条第一項の規定により、議長からお手元に配布の名簿のとおり指名いたしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(吉野利明君) ご異議なしと認めます。よって、委員は、お手元に配布の名簿のとおり選任することに決定いたしました。
 この際、お諮りいたします。
 オリンピック・パラリンピック招致特別委員会の調査は、閉会中も継続して行うことにいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(吉野利明君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、閉会中も継続して調査することに決定いたしました。
 なお、本日の本会議終了後、役員互選のため、委員会を第四委員会室に招集いたしますので、ご了承願います。
   〔オリンピック・パラリンピック招致特別委員名簿は本号末尾(九ページ)に掲載〕

○議長(吉野利明君) 陳情の付託について申し上げます。
 本日までに受理いたしました陳情四件は、お手元に配布の陳情付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会及び議会運営委員会に付託いたします。
(別冊参照)

○議長(吉野利明君) お諮りいたします。
 ただいま常任委員会及び議会運営委員会に付託いたしました陳情は、閉会中の継続審査に付したいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(吉野利明君) ご異議なしと認めます。よって、本件陳情は、いずれも閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。

○議長(吉野利明君) 次に、各常任委員会及び議会運営委員会の所管事務について、閉会中の継続調査の申し出があります。
 本件は、お手元に配布の特定事件継続調査事項表のとおり、閉会中の継続調査に付したいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(吉野利明君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、閉会中の継続調査に付することに決定いたしました。
(別冊参照)

○議長(吉野利明君) 以上をもって本日の日程は全部議了いたしました。
 会議を閉じます。
 これをもって平成二十五年第一回東京都議会臨時会を閉会いたします。
   午後三時十分閉議・閉会

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