環境・建設委員会速記録第十号

令和七年十月六日(月曜日)
第九委員会室
午後一時開議
出席委員 十四名
委員長清水やすこ君
副委員長天沼ひろし君
副委員長とや英津子君
理事竹平ちはる君
理事藤井あきら君
理事風間ゆたか君
しのはらりか君
村松としたか君
田中とも子君
本橋たくみ君
田村 利光君
保坂まさひろ君
関野たかなり君
中村ひろし君

欠席委員 なし

出席説明員
建設局局長花井 徹夫君
次長総務部長事務取扱荒井 芳則君
道路監久野健一郎君
用地部長澤井 晴美君
道路管理部長上田 貴之君
道路建設部長松島  進君
公園緑地部長本木 一彦君
河川部長斉藤  有君
企画担当部長山本  聡君
公園計画担当部長大道 和彦君
公園建設担当部長水谷 正史君

本日の会議に付した事件
建設局関係
 契約議案の調査
 ・第二百三十三号議案 隅田川(水神大橋下流)左岸防潮堤耐震補強工事(その二)請負契約
 ・第二百三十四号議案 隅田川(駒形橋上下流)左岸防潮堤耐震補強工事請負契約
 ・第二百三十五号議案 環状第四号線橋梁(仮称)鋼けた製作・架設工事(七 一—環四港南)請負契約
 ・第二百三十六号議案 稲城多摩トンネル(仮称)(七)擁壁築造工事請負契約
 付託議案の審査(質疑)
 ・第二百四十一号議案 土地の買入れについて
 ・第二百四十二号議案 軌道工事施行認可申請に関する意見について

○清水委員長 ただいまから環境・建設委員会を開会いたします。
 初めに、契約議案について申し上げます。
 契約議案は財政委員会に付託されておりますが、本委員会所管分について、議長から調査依頼がありました。
 本件については、調査結果を財政委員長に報告することになっております。
 公文の写しはお手元に配布してあります。
 朗読は省略いたします。

令和七年十月二日
東京都議会議長 増子 博樹
(公印省略)
環境・建設委員長 清水やすこ殿
   契約議案の調査について(依頼)
 左記の議案について調査し、財政委員長にご報告願います。
     記
1 調査議案
 第二百三十三号議案 隅田川(水神大橋下流)左岸防潮堤耐震補強工事(その二)請負契約
 第二百三十四号議案 隅田川(駒形橋上下流)左岸防潮堤耐震補強工事請負契約
 第二百三十五号議案 環状第四号線橋梁(仮称)鋼けた製作・架設工事(七 一—環四港南)請負契約
 第二百三十六号議案 稲城多摩トンネル(仮称)(七)擁壁築造工事請負契約
2 提出期限 令和七年十月六日(月)

○清水委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、建設局関係の契約議案の調査及び付託議案の審査を行います。
 これより建設局関係に入ります。
 初めに、契約議案の調査を行います。
 第二百三十三号議案から第二百三十六号議案までを一括して議題といたします。
 本案については、いずれも既に説明を聴取しておりますので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。

○保坂委員 では、よろしくお願いします。
 私からは、今回の契約案件のうち、隅田川の左岸防潮堤耐震補強工事の二案件、これについて伺っていきたいと思います。よろしくお願いします。
 都は、今後発生が想定されております大地震や津波などに対して、東京をより安全で安心な都市としていくために、まさに東部低地帯の河川施設整備計画を策定され、耐震、耐水対策を実施されております。
 私の地元台東区を含む隅田川流域の河川整備は、流域に暮らしている都民の命と暮らしを守るだけでなく、都心部の首都機能を守る上でも喫緊の課題であります。
 本契約二案件も、その計画に基づき進められていると聞いておりまして、先日、この二案件の現場を案内していただきながら確認をし、そして説明を受けてきました。
 そこでまず、東部低地帯におけます耐震、耐水対策の進捗についてを伺ってまいります。お願いします。

○斉藤河川部長 都は、東日本大震災を受け策定した計画に基づきまして、令和六年度末までに堤防約七十七キロメートル、水門等二十施設の対策を完了いたしました。
 今年度は、隅田川や中川等の堤防約五・三キロメートル、花畑水門の対策を完了する予定であります。これによりまして、堤防の対策延長の約七割、水門等の約九割が完了する予定であります。
 引き続き、令和十三年度の完了を目指して整備を着実に進めてまいります。

○保坂委員 東部低地帯全体の耐震対策は、今お答えいただきましたように、着実に進捗していることが確認できました。
 東部低地帯のうち、今回のまさに契約案件であります隅田川は、対象延長も長くて、事業期間までに計画的に事業を進めていくことが大変重要になってまいります。
 そこで、隅田川におけます堤防の耐震対策の進捗状況も伺ってまいります。お願いします。

○斉藤河川部長 隅田川におきましては、令和六年度末までに、対策延長約三十一・二キロメートルのうち約二十六・五キロメートルの対策を完了いたしました。
 今年度は、本契約案件を含め約〇・九キロメートルの工事に着手する予定でございます。
 今年度末には、隅田川におきまして対策延長の約九割が完了する見込みでございます。

○保坂委員 今年度末までには、隅田川においては対策延長の約九割が完了の見込みと力強い答弁をいただきました。まさに事業が着実に進捗していることが確認ができました。
 現地を視察した際に隣接する工事の現場では、テラスを既に通行止めにしており、まさに工事が進んでおりますけれども、今回の工事区間も、さらなる通行止めになるということも伺っております。
 隅田川のテラスは、地元の住民や散策する人の多くが利用していることから、工事期間中の対応が必要になると考えます。
 既に耐震工事が進んでいる隣接する現場でも、利用者にご理解をいただきながら、都には、安全第一での対応を今いただいておりますが、最後になります、本契約二案件におけますテラス利用などへの対応について伺います。

○斉藤河川部長 テラス利用者等への対応につきましてというご質問に対してお答えをさせていただきます。
 工事期間中は、二案件ともにテラスを通行止めにすることから、テラス利用者に対しまして、工事区間を迂回できるルートを看板等により案内いたします。加えて、工事車両の出入り口等、必要な箇所には交通誘導員を配置しまして、歩行者等の安全性を確保してまいります。

○保坂委員 テラス利用などへの対応について今確認ができました。
 この工事は、さきにも述べましたとおり、単なる更新工事ではなくて、東部低地帯や都心部を災害から守るための大変重要な工事ですので、そのこともしっかり周知していただいて、この工事の意義をご理解いただけるよう、さらに努めていただきたいと思います。私も、そのつもりで地域の皆さんにご説明をさせていただきます。
 引き続き、耐震対策の早期完了に向けて着実に進めていくよう強く要望して、質問を終わります。

○中村委員 それでは、二百三十六号議案、稲城多摩トンネル擁壁築造工事について質問します。
 今回の工事を含む南多摩尾根幹線道路は、地域にとって重要な幹線道路です。この委員会でも何度も議論してきたものです。
 ここに至るまで、一度計画が止まり、再開もされています。もちろん、現在でも様々なご意見はありますが、地元から整備を求める声があり、今現在、事業が進んでいます。
 改めて、計画時から現在までの経緯を伺います。

○松島道路建設部長 南多摩尾根幹線は、多摩ニュータウンの開発に合わせて昭和四十四年に都市計画決定されており、一部区間は四車線で整備されていますが、大半は暫定二車線であることから、慢性的な渋滞が発生しております。
 このため、暫定二車線区間について四車線化することとし、令和二年より事業を推進しております。整備に当たっては、沿道へのアクセスやまちづくりとの一体性などを考慮し、掘り割り構造を平面構造とするなど、都市計画の変更を行っております。

○中村委員 いろいろ経過もたどっているのは承知はしております。大規模な事業であるということは承知しつつも、また大変長い時間もかかっています。いつになったらできるのかという声も出ています。
 今回の提出議案を含む事業認可区間において、認可期間は令和十一年度末までとなっています。令和三年の七月三十日に建設局が発表した、この多摩三・一・六号、南多摩尾根幹線事業に着手しますというところに、令和十一年までと書いてあります。
 今回の工事の工期も見てみると、令和十一年二月となっています。この工事が全体の総仕上げということでしたらつじつまが合うのですが、まだトンネルもこれから掘るわけなので、どう見ても認可期間の令和十一年度に完了するとは考えられません。
 改めて、この区間の事業はいつ完了するのか伺います。

○松島道路建設部長 稲城市東長沼から多摩市聖ヶ丘までの延長約四キロメートルの区間については、令和三年度に用地取得や工事等に必要な期間を踏まえ、令和十一年度までを事業期間と設定し、事業認可を取得しております。
 現在、仮称稲城多摩トンネルの稲城市側坑口付近の擁壁工事や、JR武蔵野貨物線と交差する竪谷戸大橋の下部工事を進めております。
 引き続き、早期の完成に向けて、地元の理解と協力を得ながら着実に工事を進めてまいります。

○中村委員 計画を立てても、土地の買収は相手もありますし、工事の状況は地形によって変わることもあります。とはいえ、事業の完了を見込んで、ほかの事業の計画を立てることもあります。
 そこで、道路事業の完了については正しい情報を都民に伝えるべきと考えますが、見解を伺います。

○松島道路建設部長 事業期間については、都市計画道路の整備に着手する際に、その概要や効果とともに、ホームページなどで公表しております。
 あわせて、区市町の窓口では、都市計画法の規定に基づき事業期間等を示した図書を縦覧しております。
 また、既定の事業期間内に完了できない場合には、内容を精査した上で延伸し、公表しております。

○中村委員 先ほどもいいましたけど、この工事そのものが令和十一年なので、全体が令和十一年というのは無理があるところなんだろうと思います。内容を精査した上で、延伸した場合は公表ということなんですけれども、最初から現実的な計画を立てるべきでしょうし、変更になったときには、公表すべきではないかというふうに思っています。
 多摩地域におけるこれは非常に大切な幹線道路なので、前に進めていただきたいと思います。ただ、大規模工事とはいえ、あまりに時間がかかっています。そして、そのことが公表された期間とあまりに違うことが問題であり、事業の完成を期待している方々にとってみれば、そこが大切なので、私は業務のやり方を見直す必要があると考えます。
 民間と違うことは重々承知していますが、民間であれば、土地を購入する場合には借金をして買うので、早く事業展開をして借金を返さないと、利子の支払いがどんどん増えてしまいます。
 もちろん土地の買収など相手のある話なので、丁寧かつ着実に進めることは重要ですが、やはり税金を投じ都債も発行するのでしょうから、道路が開通しても利益を得るわけではないにせよ、コスト感覚を持った仕事の進め方は重要です。
 近隣に住む方や関係する方にとっても、いつ事業が完了して、その道路を走れるようになるかは非常に関心も高く、道路を見込んで家を買ったり、事業を展開したりすることもあるのですから、的確な情報提供が必要です。
 また、事業を予定どおりに完成させるにも、現実可能な見通しを持って計画を立てて、計画どおりに行っていく努力をすることが重要です。大きな事業になればなるほど工期が延びるものが多いのですが、最初から現実的な計画を立てて、実現に向けて取り組むことが重要です。
 もちろん目標としては少しでも早く事業を完了させることでしょうが、かえって実態に即したものではない計画では、ずるずる延びてしまうことは往々にして起こり得ます。
 また、工期が延びれば、物価や人件費の高騰によって総事業費も大きくなっていきます。ぜひ工期も総事業費も迅速かつ確実に実現できる計画を立てて、それを着実に実施することが重要だと思います。
 この議案の案件だけではないかもしれませんが、着実な事業の完了に向けて、私は業務の進め方を見直すことを求めたいと思います。このことを申し上げて、質問を終わります。

○村松委員 村松としたかでございます。第二百三十三号議案、隅田川(水神大橋下流)左岸防潮堤耐震補強工事(その二)についてお伺いをいたします。
 ゼロメートル地帯が広がる東部低地帯では、大地震によって堤防等が損壊すると、地域全体に甚大な浸水被害が想定されることから、河川施設の耐震、耐水は地域住民にとって大変重要な課題であります。
 そこで、本契約案件の工事内容についてお伺いをします。

○斉藤河川部長 本契約案件では、地震による防潮堤の沈下や損傷を防止するため、地盤改良工や増厚コンクリート工などの耐震対策を実施してまいります。
 そのほか、テラスから防潮堤の天端につながるスロープである坂路の改築や、船着場への案内板設置などを実施してまいります。

○村松委員 本案件の工事内容について確認ができました。
 先ほど、スロープの整備、坂路の改築工事というお話がございました。その実施する目的をお伺いします。

○斉藤河川部長 本工事区間内には白鬚東防災船着場がございまして、災害時には船舶による被災者の避難や緊急物資の輸送などを行うこととなっております。
 この防災船着場にアクセスする既存の坂路は歩行者や車椅子用となっておりまして、車両の通行ができない構造でありますことから、災害時に車両を用いた、より迅速なアクセスを可能とすることを目的として、耐震対策に合わせて坂路の改築工事を実施いたします。

○村松委員 スロープの改築後は、白鬚東防災船着場への陸路から車両によるアクセスが可能になるということが分かりました。
 隅田川には、ほかにも防災船着場が設置をされております。
 そこで、本件工事のほかに、今年度、隅田川の防災船着場でスロープを整備する箇所についてお伺いをします。

○斉藤河川部長 白鬚東防災船着場に加えまして、今年度は箱崎町でスロープ整備を実施中であり、両国と浜町でも整備を実施してまいります。

○村松委員 災害対応力の強化のため、防災船着場のスロープの整備も着実に進めていただきたいということを要望しまして、質問を終わります。

○藤井委員 契約議案であります第二百三十六号議案、稲城多摩トンネル(仮称)(七)擁壁築造工事についてお伺いをいたします。
 私も地元の町田から母の住む府中などに行く際に、この南多摩尾根幹線というのはよく利用しております。
 一方で、先ほどほかの委員からもありましたが、答弁でもありましたけれども、度々交通渋滞が発生しているということもありまして、この四車線化の早期実現というのは、周辺住民のみならず、利用している皆さんが多く望んでいることだと認識をしております。
 今回の稲城多摩トンネル(仮称)の工事の議案として提出されている部分ですが、本工事を含めたトンネル区間については、現在の道路とは異なるルートで計画をされていると認識しております。
 この現在の道路というのも、私、よく通るんですけれども、高低差が非常に大きくて、起伏があって、またカーブが連続をしていることもありまして、路線の中でも整備の必要性というのは非常に高い区間だと認識をしております。
 ちょっと話がそれますが、以前、自転車でもよくこの辺を走ったりしていたんですが、やはり非常に高低差が厳しくて、坂を上り切れないぐらいの感じだったので、途中のところで横に入って、遠回りして回っていくようなこともしておりまして、そういったような結構起伏の激しい区間だという認識をしております。
 そこで、まずはこの本トンネル区間の整備の効果についてお伺いをいたします。

○松島道路建設部長 本トンネルの区間の整備につきましては、多摩市聖ヶ丘から稲城市長峰までの区間において、延長約一・八キロメートルの仮称稲城多摩トンネル及びその前後の擁壁を築造するものであります。
 これにより、四車線化による渋滞の解消や、道路線形の改善による交通の円滑化が図られます。また、現在供用されている道路において自動車交通の転換が図られ、地域の安全性が向上いたします。

○藤井委員 交通の円滑化や、またカーブや高低差を避けられるなど安全性が向上するということ、トンネル区間の整備効果について理解をいたしました。
 昨年度、このトンネルの掘削工事も、もう既に契約をされておりまして、現場を見ると工事が進められている状況というのがうかがえるところであります。
 そこで、本トンネル区間の工事の進捗状況と今後の取組について伺います。

○松島道路建設部長 トンネルの稲城市側坑口付近では、現在、擁壁工事を進めており、引き続き、トンネル掘削工事に着手する予定であります。また、多摩市側坑口付近では、現在、埋設企業者による水道管の移設工事を実施しており、今後は、本提出議案の擁壁工事に着手する予定であります。
 引き続き、安全に配慮するとともに、地元の理解と協力を得ながら工事を実施してまいります。

○藤井委員 ありがとうございます。安全に配慮しつつ、地元の理解と協力を得ながら着実に進めていくということであります。
 効果の高い区間でありますので、着実に進めていただきたいとお願いして、私の質疑を終えさせていただきます。ありがとうございました。

○清水委員長 ほかに発言がなければ、お諮りいたします。
 本件に対する質疑は、いずれもこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○清水委員長 異議なしと認め、契約議案に対する質疑は終了いたしました。
 この際、本案に対して意見のある方は発言を願います。

○とや委員 共産党のとや英津子です。議案第二百三十五号、環状四号線橋梁(仮称)鋼けた製作・架設工事契約について意見を申し上げます。
 この議案は、東京都港区港南一丁目地内から同区港南二丁目地内、品川駅手前からの橋桁製作と架設工事の契約です。
 車道は四車線、その両側に歩道及び自転車走行空間を整備すると。そして、道路構造は平面構造に加えて、鉄道及び国道一五号線、第一京浜との交差部は橋梁構造とするとして、鉄道の交差部につながる橋梁の橋桁製作と架設工事を行うためのものです。
 環状四号線は、港区港南三丁目を起点とし、江東区新砂三丁目に至る延長約二十九・九キロメートルの都市計画道路であり、終戦直後から整備が進められ、未完成の区間の開通に向けて今も建設事業が進行中です。
 しかし、この計画については、住民から道路計画の妥当性の検証や営業補償、高輪築堤の保存や説明責任などに関する陳情が環境・建設委員会や文教委員会に提出されてきました。
 また、計画区間である白金地域は、住宅街や公園を幅二十五メートル程度の道路で貫き、私立学校や住宅街の中をかなり高低差の大きな大型道路が、地域の貴重な児童遊園を二か所も潰してしまうことになります。
 児童遊園は保育園のお散歩コースでもあり、自治会のお花見や盆踊り、防災訓練として利用していることから、港区議会には自治会長から道路計画見直しの請願も出されてきました。このとき港区の副区長は、地域の全ての地権者が用地買収に応じない限り、児童遊園の処分に応じないという姿勢も示しています。
 この審議を機に、住民らは、道路反対のステッカーも貼り出し、反対の意見を表明しています。
 環状四号線の計画区域では、拡幅予定の沿道に神社仏閣も多く、そういう場所があるなど、容易にセットバックや立ち退きが進むものではありません。
 このように道路整備の見通しがかなり遠のいている下で、自動車交通も減少が予想され、本当に必要不可欠な道路なのか検証すべきではないでしょうか。
 さらに、今回の計画では、幅員二十七メートルの道路の上にオーバーパスで四車線の橋が架かることで、全体で幅員三十メートルになりますが、整備前にあった植栽帯も整備後はなくなり、都の緑の保全、緑化推進の立場からも逆行しているといわなければなりません。
 以上、環状四号線計画には問題が多く、今回の契約議案には反対であることを表明いたしまして、意見といたします。ありがとうございました。

○清水委員長 発言は終わりました。
 お諮りいたします。
 第二百三十五号議案につきましては、ただいまの意見を含め、委員長において取りまとめの上、また、第二百三十三号議案、第二百三十四号議案及び第二百三十六号議案につきましては、いずれも異議のない旨、財政委員長に報告いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○清水委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。
 以上で契約議案の調査を終わります。

○清水委員長 次に、付託議案の審査を行います。
 第二百四十一号議案及び第二百四十二号議案を一括して議題といたします。
 本案については、いずれも既に説明を聴取しておりますので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。

○中村委員 二百四十一号議案の土地の買入れについて質問いたします。
 練馬城址公園の土地の買入れということで、二・二ヘクタールを六十三億円で買うということだと思います。
 広域的な防災の観点から、旧としまえんを都立公園にすることが取り組まれています。一部には、ワーナーブラザーススタジオツアー東京として残り、それ以外の部分について都立公園化することになっています。
 まず、この練馬城址公園の全体の事業費について、併せて今回の買入れに伴う開園までの整備予定と予定している工事費を伺います。

○大道公園計画担当部長 練馬城址公園は、令和三年六月に事業認可を取得しており、事業認可時における総事業費は約八百三十億円でございます。
 今回取得する土地を含む公園南側の未開園エリアにおきましては、令和十一年度の概成に向けて、草地広場や水遊び場、広域防災拠点としての機能に配慮した出入口や園路などを整備していく予定でございまして、工事費につきましては、事業の進捗に合わせて精査してまいります。

○中村委員 工事費はこれからまた精査ということもあるでしょうけれども、昨今では、やっぱり物価の高騰、人件費の高騰等もありますので、ぜひこういったところで見直しをしていただいたときに精査をして、変わったときがあればちゃんと公表していただいて、説明責任も果たしていただければというふうに思っています。
 さて、現在都内では、地価の方も高騰しています。今が値上がりのピークなのか、いつかは下がるのか、見通すのは難しいのですが、一度購入すると、売るわけではないので、いつか高く売って取り戻すことはできません。
 何回かに分けて土地を購入していますが、計画した段階からも時間が経過をしていますが、今回の買入れ価格は、初回に買入れした令和四年度の平米単価からどの程度値上がりしているのか伺います。

○澤井用地部長 今回取得する土地の評価格は一平方メートル当たり二十八万七千円であり、令和四年度に取得した石神井川南側の土地の評価格は一平方メートル当たり二十五万七千円でございます。令和四年度からの三年間で約一二%上昇しております。

○中村委員 三年間で一二%という、かなり大きなものもあるかと思っています。
 いつ買えばいいのかというのは非常に難しいところもあるんですけれども、計画をすれば、計画のときのその時価で買うということになるので、こういったタイミングなども推しはかることも必要なのかもしれないなというような値上がりかと思っています。
 さて、本公園の整備については、三つのコンセプトが示されて、そのうちの一つに広域防災拠点というのがあります。
 私も現地でかまどベンチも見てきましたが、防災に資する様々な施設も重要ですが、どのような整備を計画しているのか伺います。

○大道公園計画担当部長 令和三年五月に策定した練馬城址公園整備計画におきましては、コンセプトの一つとして、人々が迅速に避難でき、地域の防災機能の向上につながる拠点づくりを定めております。
 具体的には、周辺からの避難や緊急車両を受け入れる出入口や園路を確保するとともに、防災照明や防災トイレ、また、災害時にも活用できる管理所等の整備を行い、防災拠点としての機能を高めていく予定でございます。

○中村委員 非常に周りの方が住宅街になっているので、多くの方が避難するということも想定もされます。ぜひ地元とも協力しながら、こういった防災の施設等も整備をしていただければと思います。
 さて、三つのコンセプトのうちのもう一つに緑と水があります。昨今では地球温暖化の影響で猛暑ともなっていますが、そうした中でもやはり樹木や水辺があると涼しくも感じるものです。
 昨今の公園は、アスファルトで舗装された部分が多くなっています。地球温暖化対策もありますが、土や水、緑など自然の多い公園にすべきだと思いますが、見解を伺います。

○大道公園計画担当部長 本公園は、整備計画におきまして、都民に親しまれてきた土地の歴史、風土、緑豊かな自然を生かしながら、緑と水、広域防災拠点、にぎわいといった三つの基本目標の実現に向けて整備を進めることとしており、既存の樹林等を保全するとともに、新たな樹木の植栽や草地広場等の整備により、緑を増やしてまいります。

○中村委員 先に開園している花のふれあいゾーンとエントランス交流ゾーンのところを見てきたんですけれども、もう少し樹木が植わって枝が広がっていると日陰もできていいのかなというふうに思いました。
 今、これから購入するところはまだ樹木も残っていますし、そういったものも生かしながら、できるだけ人々がそこに行ったときに涼を感じられるようになっていればと思いますし、なるべく自然も増やしていただければというふうに思っています。
 さて、周辺道路が少し危ないんではないかという声もいただきました。私の方も現地に行って、その周りを歩いてみました。それほど交通量は今の時点では多くはなかったんですが、看板が出ていまして、この先、道が狭く大型車両通行困難とか、徐行、事故多し、スピード落とせといった看板が出ていました。
 これまでは有料のとしまえんなので、特定の入り口以外は入れなかったんですが、これからは出入口も多くつくられるので、住宅街から周辺道路を横切って公園に向かう人もいると危険は増していきます。
 一般の方からすれば、道路も公園も、また東京都も練馬区も公には変わりないので、一体となった安全対策がされるものと当然考えるものです。
 改めて、周辺道路の安全について地元区や都民からどのような声が出されているのか伺います。

○大道公園計画担当部長 公園の南側エリアの外周道路につきましては、練馬城址公園の整備計画中間のまとめに対するパブリックコメントにおいて、練馬区からは、公園外周部にある区道の拡幅整備及び歩行者空間の整備を望むという意見がございました。
 また、都民からは、無電柱化や道路を拡幅整備し、歩道や自転車道を整備してほしいという声がございました。

○中村委員 地元からそういったいろんな声も出ていますが、こうした声を受けて、公園整備に当たっては地元区とも連携して、地域の住民が安心して通行できる空間をつくることが大切だと思いますが、見解を伺います。

○大道公園計画担当部長 公園の南側エリアの外周道路は、練馬区が管理いたします区道でございますことから、都といたしましては、区が行うまちづくりに合わせ、公園内の外周部に園路を整備することなどについて、区と話合いを行っているところでございます。

○中村委員 これから公園ということになると、先ほども述べましたけれども、今までよりも人も増えてくる可能性もあります。交通量も場合によっては増えてくることもあるんではないかと思っています。
 ぜひ、この安全対策というのは大事なことですから、地元区と話合いをしているということなんですけれども、これからその辺りを丁寧に話合いをしていただいて、そしてまた安全に通行できる、安心できる空間をつくっていただくことを要望いたしまして、質問を終わります。

○村松委員 第二百四十一号議案、土地の買入れについてお伺いをいたします。
 練馬城址公園は、令和四年度から土地の買入れを始めており、令和五年五月に一部開園され、お子様連れのご家族をはじめ、地域住民の憩いの場としてにぎわっております。
 今回の買入れが四回目となり、これで令和十一年暫定開園に必要な土地は取得されることとなると思います。
 都議会公明党は、令和三年の第一回定例会の一般質問で、練馬城址公園の整備に当たり三点要望をいたしました。一点目は、地元区及び区民の要望を丁寧に聞き最大限に尊重すること、二点目に、地域住民に安心感を与える堅実な防災機能を備えた公園整備、三点目に、高齢者、幼児、障害者など誰もが楽しめる魅力ある公園整備です。
 こうした三つの視点を改めて踏まえて、今後は、今回買い入れる土地を含む取得済みの公園用地を最大限に活用して、地域に愛される公園づくりを進めていただきたいと思います。
 そこで、練馬城址公園南側の未開園エリアは、どのようなコンセプトで公園を整備するのか、そして、具体的にはどのような公園になるのか、配置される施設についてはどのようなものがあるのかお伺いをします。

○大道公園計画担当部長 練馬城址公園は、令和三年四月の東京都公園審議会の答申を受けて、同年五月に策定した整備計画におきまして、緑と水、広域防災拠点、にぎわいという三つの基本目標を掲げております。
 具体的には、練馬城や遊園地など土地の歴史、風土、緑豊かな自然を大切にし、多様な人々が関わり、公園をつくり上げていくという考えの下、五つのゾーンの特徴を生かした整備を進めているところでございます。
 このうち公園南側の未開園エリアの、人々を繋げ歴史を伝える文化ゾーンにおきましては、草地広場や水遊び場、花畑、飲食施設、広域防災拠点としての機能に配慮した出入口などを整備していく予定でございます。

○村松委員 今後整備される未開園エリアにおいても、整備計画に基づく基本目標をベースに、ゾーンの特徴を生かして整備されるということですが、これから詳細な検討を進めていくに当たり重要となるのは、改めて、地域のニーズを的確に捉え、整備に反映させていくことだと考えます。
 そこで、都は、公園利用者をはじめ地元町会などをメンバーとするワークショップを実施していますが、地域の意見をどのように反映させているのか、具体的な取組についてお伺いします。

○大道公園計画担当部長 令和六年度に実施したワークショップにおきましては、土地の歴史の継承方法、自然と触れ合える水辺空間の在り方、樹木の取扱いなどにつきまして活発な意見交換を行い、その結果を具体的な整備のイメージ図として取りまとめたところでございます。
 今年度は、これらで得られた意見を参考にしながら基本設計を進めてまいります。

○村松委員 ワークショップにおいて得られた意見を参考に設計作業を進めているとのことで、今年度もワークショップを実施すると聞いておりますので、ぜひ地域の意見を参考にしながら、地域に愛される公園づくりを進めていただきたいと思います。
 練馬城址公園は、中央に石神井川が流れ、南北に広がる自然豊かな公園とする計画であり、計画区域の周囲は道路に囲まれています。特に公園南側に接する道路は、もともと道路幅が狭く、車が擦れ違うにも大変に困難がある道路であります。
 地域住民の方からは、公園整備に当たって、公園をセットバックして道路を拡幅してほしいという切実な要望もいただいております。
 こうした要望を受け、都議会公明党も、今日まで担当部署と繰り返し意見交換を重ね、地域住民にご理解をいただけるような方策を提示できるよう取り組んでまいりました。特に練馬区と着実に調整をしていくことが極めて重要であります。
 こうした地域住民の声に対して、練馬区とはいつから、どのように調整を進めていくのかお伺いします。

○大道公園計画担当部長 公園の南側エリアの外周道路は、練馬区が管理する区道でございますことから、都といたしましては、区が行うまちづくりに合わせて、公園内の外周部に歩行者が安全に利用できる園路を整備することなどについて検討していくこととしており、区とは、今年度から話合いの場を設け、具体的な検討を行っているところでございます。

○村松委員 地域住民の皆様にとっては、長年の懸案であるこの区道の問題を公園整備と併せて取り組んでいける絶好の機会であります。
 練馬区ともしっかり協議を進めていただき、地域住民の快適、安全な生活環境に資する取組を進めていただくよう要望いたしまして、質問を終わります。

○とや委員 よろしくお願いします。
 私からも、議案二百四十一号、土地の買入れについて伺います。
 この議案は、都市計画公園練馬城址公園の整備に伴って、西武鉄道が約九十四年間営業してきた遊園地であるとしまえんの閉園後、順次土地の買入れを行い、防災公園として整備するために土地を買い入れるというものであります。
 練馬城址公園の都市計画区域は二十六・六六ヘクタールですが、うち九ヘクタールは、現在、ハリー・ポッターが三十年間の定期借地権契約で営業しており、返還は二〇五三年、また区域内では温浴施設である庭の湯も営業をしています。
 西武鉄道がこの間、切り売りしてきた住宅地もあることから、土地計画区域が全て練馬城址公園として概成される、供用されるのはかなり先になるということであります。
 東京都は、練馬城址公園について、先ほど来出ていますが、震災対策条例に基づく避難場所として指定されており、東京都地域防災計画及び練馬区地域防災計画により、防災上の重要な位置づけを持っていると述べております。それにふさわしい公園として整備していただくことをまず望みます。
 そこで質問ですが、今回の土地の買入れは、事業認可区域でとしまえん遊園地跡地では最後になるわけですが、まず事業認可区域の土地代、整備費を合わせた総事業費、先ほどお答えになりましたが、もう一度、すみませんがお願いします。また、今回の買入れを含めたこれまでの用地取得費は幾らになっているのか、お答えください。

○大道公園計画担当部長 練馬城址公園は、令和三年六月に事業認可を取得しており、事業認可時における用地取得費は約七百六十億円、工事費は約七十億円、総事業費は約八百三十億円でございます。
 なお、これまでの用地取得費は、今回買入れ分を含めまして約二百九十九億円でございます。

○とや委員 これまでで用地取得費は約三百億円になるということです。
 現在開園しているエントランスゾーンと花のエリア、それから川沿いのエリアは、としまえん遊園地跡ということで、土地の状態を熟知している、西武鉄道の関連企業になるんでしょうかね。西武造園に公園の整備の工事契約を結んで、公園の造成に当たってもらっていました。
 東京都は、国の補助があるとはいえ、多額の税金を投じて公園用地を買収し、遊園地のアトラクションなどの物件補償もしてきているわけです。
 さらに詳しくお聞きしたいんですが、今回の買入れ金額は約六十三億円となっています。買入れ対象地の平米単価について伺います。また、この間、順次部分的に買入れを行っていますが、令和四年度から令和六年度までに買い入れた土地の面積と金額、平米単価を年度ごとに伺います。

○澤井用地部長 今回の買入れに係る評価格は、一平方メートル当たり二十八万七千円でございます。
 また、各年度に取得した土地の面積、取得費、評価格は、令和四年度は約四・一ヘクタール約百億円で、一平方メートル当たり石神井川北側は二十三万七千円、南側は二十五万七千円、令和五年度は約三・〇ヘクタールで約八十億円、一平方メートル当たり二十六万三千円、令和六年度は約二・一ヘクタールで約五十六億円、一平方メートル当たり二十七万二千円でございます。

○とや委員 ありがとうございます。練馬城址公園は東側が商業地域に面しています。西側は住宅地なので、当然、土地の価格に差が出てくると思いますが、こうして時系列にお答えいただくと、最初に用地取得をしたときと比較して、かなり価格がやはり上がっていますよね。商業地域であっても、今よりも安かったいうことがいえると思います。
 公園面積が広いため、分割購入はやむを得ないとしても、土地代の上昇分について、先ほど一二%上がっているということもありましたが、都民の理解を得るために十分な説明責任を果たしていただきたいと思います。
 今後ですが、これから事業認可区域で用地取得をする中に、温浴施設である庭の湯エリアの用地買収が大体二〇三四年、令和十六年には用地買収に入ると聞いています。
 この施設は、練馬区民だけでなく多くの都民が大江戸線や西武池袋線を利用して訪れ、天然温泉のある人気の施設です。そのまま残してほしいとの声がいまだにあります。
 営業している施設の用地買収は、土地代に加えて営業補償も上乗せされ、かなりの高額になることが予想されます。都民の声をよく聞き、慎重な判断を要望しておきます。
 この議案の最後にお聞きしたいんですが、今回購入する区域を含む未開園の区域について伺っておきます。
 練馬城址公園区域は、遊園地の営業中から豊かな樹木と貴重な生物が生息していたところであります。私も大体月に一回ぐらいあそこへ行っているんですよね。観察しているんですけれども、こうした特色を十分生かした公園にこの間、要望をしてきました。
 購入区域を含め未開園区域は、樹木がとしまえんの開園時のまま残っています。樹木の調査は行っているのか、誰がいつ実施したのか伺います。あわせて、既に開園している区域を含め、樹木の調査はいつ誰が実施したのか伺います。

○大道公園計画担当部長 開園区域につきましては、令和二年度に土地所有者が樹木調査の上、必要な樹木に対して樹木診断を行っております。
 未開園区域につきましては、令和二年度に土地所有者が樹木調査のみを実施していることから、今年度より、都において必要な樹木に対して樹木診断を実施する予定でございます。

○とや委員 開園区域全体については令和二年、つまり基本設計に入る前に実施しているということです。
 しかし、未開園区域は、樹木調査は実施しているが、診断は実施していないということで、今回行うということです。
 ちょっとここでお聞きしておきたいんですけれども、公園の改修や整備を行う場合、事業認可区域全体の樹木調査は、基本設計に入る前に通常行うという理解でよろしいんでしょうか。すみません、ちょっと確認させてください。

○大道公園計画担当部長 ご質問にお答えいたします。
 基本設計に入る前に樹木調査を行うことを基本としておりますけれども、その後の整備の計画の時間軸の中では、その基本のとおりでない場合がございます。

○とや委員 今回のように基本設計に入る前に全体の調査はしているけれども、樹木診断をしていないので、する場合があると、こういったことが考えられると思います。分かりました。
 それで、この樹木診断についてなんですけれども、私の地元ですけれども、過去に桜の老木が樹木診断によって伐採対象になり、切られてしまいました。しかし、切ってみたら健康で、伐採の必要がなかったという経験があります。
 樹木診断は非常に難しいと聞きますが、ぜひ、あそこを私も一回拝見させていただいているし、この間も長い歴史を積み重ねてきているので、としまえんへ行くと、樹木が本当にうっそうと茂ってきていたり、あそこはプールがあった場所ですから、その中に入ると、ところどころ樹木が植わってきているんですけれども、老木もやっぱり多いです。多いけれども、やっぱり傷みがあったり、老木であったとしても、伐採は慎重にしていただきたいということを求めておきます。
 それから、先ほどワークショップのお話がありました。ワークショップも二年連続で行うということで、住民の皆さんからは——私、この間この建設局さんについては、決算の中で練馬城址公園のことも度々取り上げさせていただいてきたんですけれども、今回の整備に当たって古城の塔も結局なくなってしまうということがございます。これについても再検討をお願いしたいと思います。
 練馬城址公園は、としまえん遊園地の閉園を惜しむ人たちから、閉園をしないでほしいとたくさんの声が上がり、多様な主体と共に公園をつくっていくと東京都が明言した場所であります。多額の税金投入にふさわしく、住民の声をよく聞いていただき、公園をつくっていってほしいと思います。
 先ほど外周道路の話もありました。私も南側の区道はよく通るんですよね。車で通りますと、擦れ違いが非常に大変です。東京都は園内の通路、園路をつくるということですけれども、地元や地元区ともよく検討していただき、相談をしていただき、その公園の在り方、区道についても考えていただきたいということを要望しておきます。
 本日は土地の買入れということですので、ここまでの質疑とし、ほかの機会にまた質問をしたいと思います。
 先ほどもいいましたが、この間、決算でも練馬城址公園については取り上げさせていただき、様々な改善を求めてきましたが、今後整備するゾーンについては、ぜひ丁寧に、住民の声をよく聞いてつくっていっていただきたいということを要望して終わります。ありがとうございました。

○清水委員長 ほかに発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑は、いずれもこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○清水委員長 異議なしと認め、付託議案に対する質疑は終了いたしました。
 以上で建設局関係を終わります。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時五十二分散会