環境・建設委員会速記録第八号

令和五年六月十九日(月曜日)
第九委員会室
午後一時開議
出席委員 十四名
委員長里吉 ゆみ君
副委員長須山たかし君
副委員長曽根はじめ君
理事柴崎 幹男君
理事成清梨沙子君
理事小磯 善彦君
漢人あきこ君
もり  愛君
山田ひろし君
原  純子君
渋谷のぶゆき君
伊藤こういち君
こいそ 明君
たきぐち学君

欠席委員 なし

出席説明員
環境局局長栗岡 祥一君
次長宮澤 浩司君
総務部長小川 謙司君
建設局東京都技監建設局長兼務中島 高志君
次長古屋 留美君
道路監花井 徹夫君
総務部長浅野 直樹君

本日の会議に付した事件
付託議案の審査(決定)
・第百十三号議案 令和五年度東京都一般会計補正予算(第三号)中、歳出 環境・建設委員会所管分
・第百五十七号議案 東京都立明治公園の指定管理者の指定について
請願陳情の継続審査について
特定事件の継続調査について

○里吉委員長 ただいまから環境・建設委員会を開会いたします。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、付託議案の審査並びに請願陳情及び特定事件の閉会中の継続審査及び調査の申出の決定を行います。
 これより付託議案の審査を行います。
 第百十三号議案、令和五年度東京都一般会計補正予算(第三号)中、歳出、環境・建設委員会所管分及び第百五十七号議案を一括して議題といたします。
 本案につきましては、いずれも既に質疑を終了しております。
 この際、本案に対し発言の申出がありますので、これを許します。

○曽根委員 第百五十七号議案、東京都立明治公園の指定管理者の指定について、日本共産党の意見を申し上げます。
 本議案では、明治公園で新たに整備される庭園と集客施設について、既に二年前に都が選定委員会で選定したPFI事業者を、公園の指定管理者についても特命随意契約で指定するというもので、今回初めて都議会に議案として出されました。
 もともとこの新たな庭園部分は、旧明治公園の霞ヶ丘広場が再開発による日本青年館、また、岸記念体育会館の建て替え用地となったことから、隣接していた都営住宅を除却し、その跡地に明治公園を移すことが計画されたものです。現に高齢世帯の居住者が住んでいる都営団地を、反対を押し切って強引に除却、移転させるなど、近隣住民に大きな犠牲を強いての移転でした。
 しかも、新しい明治公園の設計は、都が選定したPFI事業者が一・六ヘクタールの中に五か所の集客施設を配置するもので、霞ヶ丘都営住宅を除却する必要性は全く感じられないものです。
 さらに集客施設を経営するPFI事業者が自ら庭園全体を特定公園施設として、店舗の営業に役立つよう設計したことも過去に例がなく、さらに公園の日常管理まで、全て長期に指定管理者として任されることになれば、広く都民に憩いの場として供用されるべき都立公園が全て民間企業にフリーハンドでコントロールされることになります。
 PFI事業者は神宮外苑ほか都心の開発を進めてきた東京建物、三井物産などの出資する明治公園限定の目的会社であり、その選定過程で公園近隣の住民や集会等で利用していた団体等の意見は聞いていません。
 このままでは明治公園が都立公園として、都民誰もが憩える場という公的な役割を果たしていくことは極めて困難になるといわざるを得ません。
 よって、本議案には反対するものです。
 以上です。

○里吉委員長 発言は終わりました。
 これより採決を行います。
 初めに、第百五十七号議案を採決いたします。
 本案は、起立により採決いたします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○里吉委員長 起立多数と認めます。よって、第百五十七号議案は原案のとおり決定いたしました。
 次に、第百十三号議案、令和五年度東京都一般会計補正予算(第三号)中、歳出、環境・建設委員会所管分を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○里吉委員長 異議なしと認めます。よって、第百十三号議案、令和五年度東京都一般会計補正予算(第三号)中、歳出、環境・建設委員会所管分は原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○里吉委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日まで決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項につきましては、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○里吉委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○里吉委員長 この際、所管二局を代表いたしまして、栗岡環境局長から発言を求められておりますので、これを許します。

○栗岡環境局長 発言のお許しをいただき、両局を代表いたしまして御礼の挨拶を申し上げます。
 今定例会に提案いたしました議案につきまして、ただいまご決定をいただきました。
 里吉委員長をはじめ、各委員の皆様方には、一方ならぬご指導を賜りまして、厚く御礼を申し上げます。ありがとうございます。
 今定例会において頂戴いたしました貴重なご意見、ご提言につきましては、今後の施策に十分反映させてまいります。今後とも両局に対しまして、より一層のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
 以上、甚だ簡単ではございますが、ご挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。

○里吉委員長 発言は終わりました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時六分散会

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