環境・建設委員会速記録第八号

平成三十年六月二十五日(月曜日)
第九委員会室
午後一時開議
出席委員 十四名
委員長田の上いくこ君
副委員長佐野いくお君
副委員長河野ゆりえ君
理事栗林のり子君
理事関野たかなり君
理事三宅 正彦君
平  慶翔君
西郷あゆ美君
やながせ裕文君
田村 利光君
宮瀬 英治君
原田あきら君
保坂まさひろ君
小磯 善彦君

欠席委員 なし

出席説明員
環境局局長和賀井克夫君
次長吉村 憲彦君
総務部長谷上  裕君
建設局東京都技監建設局長兼務西倉 鉄也君
次長片山  謙君
道路監三浦  隆君
総務部長今村 篤夫君

本日の会議に付した事件
意見書について
付託議案の審査(決定)
地方自治法第百七十九条第一項の規定に基づき専決処分した都民の健康と安全を確保する環境に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の報告及び承認について
請願陳情の継続審査について
特定事件の継続調査について

○田の上委員長 ただいまから環境・建設委員会を開会いたします。
 初めに、意見書について申し上げます。
 過日の委員会で理事会にご一任をいただきました意見書一件につきましては、お手元配布の案文のとおり調整いたしました。
 案文の朗読は省略いたします。

   再生可能エネルギーによる電力供給の大幅な拡大に関する意見書(案)
 世界では、熱波や干ばつなどの異常気象や海面水位の上昇、氷河の後退といった地球温暖化による気候変動の危機に対する不安が、かつてないほど高まっている。
 国際的には、二〇一五年十二月に、二〇二四年オリンピック・パラリンピックの開催都市であるフランスのパリ市で開催された国連気候変動枠組条約第二十一回締約国会議(COP21)において「パリ協定」が採択され、二〇一七年十一月にドイツのボン市で開催された国連気候変動枠組条約第二十三回締約国会議(COP23)では、「パリ協定」の実施に向けて各国が協調して臨むことが合意されている。
 我が国においても、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会が開催される七月下旬から九月初旬は、猛暑や局所的な集中豪雨の可能性があり、気候変動の影響は、看過できない問題となっている。
 都は、電力の大消費地として、「ゼロエミッション東京」の実現に向けた施策を展開している。また、二〇二〇年以降の施策として、都の率先行動計画である「スマートエネルギー都庁行動計画」及び「キャップ・アンド・トレード制度」について、二〇二〇年からの計画としての検討も開始している。
 しかし、再生可能エネルギーの供給量は極めて少なく、CO2を排出しない「ゼロエミッション東京」に向けては、送電網の更なる開放や蓄電技術の研究開発など、再生可能エネルギーの供給拡大と最大活用に取り組むことが不可欠である。
 よって、東京都議会は、国会及び政府に対し、発電コストが世界的に低下し、電力需給調整に関するICT技術が進展していることを踏まえ、太陽光、風力などの再生可能エネルギーによる電力供給を大幅に拡大するよう強く要請する。
 以上、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。
  平成三十年六月 日
東京都議会議長 尾崎 大介
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
総務大臣
経済産業大臣
環境大臣
規制改革担当大臣
宛て

○田の上委員長 本件は、議長宛て提出の手続をとりたいと思いますので、ご了承願います。

○田の上委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、付託議案の審査並びに請願陳情及び特定事件の閉会中の継続審査及び調査の申し出の決定を行います。
 これより付託議案の審査を行います。
 地方自治法第百七十九条第一項の規定に基づき専決処分した都民の健康と安全を確保する環境に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の報告及び承認についてを議題といたします。
 本件につきましては、既に質疑を終了しております。
 これより採決を行います。
 地方自治法第百七十九条第一項の規定に基づき専決処分した都民の健康と安全を確保する環境に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の報告及び承認についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本件は、報告のとおり承認することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○田の上委員長 異議なしと認めます。よって、本件は、報告のとおり承認することに決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○田の上委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日まで決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項につきましては、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申し出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○田の上委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○田の上委員長 次に、今後の委員会日程について申し上げます。
 お手元配布の日程のとおり、理事会において申し合わせましたので、ご了承願います。

○田の上委員長 この際、所管二局を代表いたしまして、和賀井環境局長から発言を求められておりますので、これを許します。

○和賀井環境局長 発言のお許しをいただき、両局を代表して、御礼のご挨拶を申し上げます。
 今定例会に提案いたしました議案につきまして、ただいまご決定をいただきました。
 田の上委員長を初め各委員の皆様方には、一方ならぬご指導を賜りまして、厚く御礼を申し上げます。
 今定例会において頂戴いたしました皆様の貴重なご意見、ご提言につきましては、今後の施策に十分反映させてまいります。今後とも両局に対し、より一層のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願いを申し上げます。
 以上、甚だ簡単ではございますが、ご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

○田の上委員長 発言は終わりました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時三分散会

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