環境・建設委員会速記録第二号

平成二十八年二月二十九日(月曜日)
第九委員会室
午後一時開議
出席委員 十三名
委員長田中 朝子君
副委員長高椙 健一君
副委員長大島よしえ君
理事西崎 光子君
理事上野 和彦君
理事神林  茂君
菅野 弘一君
米倉 春奈君
田中  健君
吉倉 正美君
高橋かずみ君
林田  武君
こいそ 明君

欠席委員 なし

出席説明員
環境局局長遠藤 雅彦君
次長和賀井克夫君
総務部長池田 俊明君
環境政策担当部長篠原 敏幸君
政策調整担当部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務鈴木 研二君
地球環境エネルギー部長笹沼 正一君
都市エネルギー推進担当部長小川 謙司君
環境改善部長木村 尊彦君
環境改善技術担当部長島田 光正君
自然環境部長志村 昌孝君
緑施策推進担当部長須藤  栄君
資源循環推進部長谷上  裕君
調整担当部長スーパーエコタウン担当部長兼務野崎 慎一君
建設局局長佐野 克彦君
次長福田 良行君
道路監西倉 鉄也君
総務部長佐藤  敦君
用地部長杉崎智恵子君
道路管理部長今村 篤夫君
道路建設部長相場 淳司君
三環状道路整備推進部長川嶋 直樹君
公園緑地部長五十嵐政郎君
河川部長三浦  隆君
企画担当部長オリンピック・ パラリンピック調整担当部長兼務伊佐 賢一君
総合調整担当部長前田  豊君
道路保全担当部長川合 康文君
道路計画担当部長東野  寛君
公園管理担当部長日浦 憲造君

本日の会議に付した事件
環境局関係
付託議案の審査(質疑)
・第百十四号議案 平成二十七年度東京都一般会計補正予算(第一号)中、歳出 環境局所管分
建設局関係
契約議案の調査
・第百号議案  木下川排水機場耐震補強工事請負契約
・第百一号議案 上平井水門耐震補強工事請負契約
・ 第百二号議案 上平井水門耐震補強工事(その二)請負契約
付託議案の審査(質疑)
・第百十一号議案 平成二十七年度の連続立体交差事業の実施に伴う費用の関係特別区の負担の変更について
・第百十四号議案 平成二十七年度東京都一般会計補正予算(第一号)中、歳出 建設局所管分
・諮問第一号 地方自治法第二百三十一条の三の規定に基づく審査請求に関する諮問について
付託議案の審査(決定)
・第百十一号議案 平成二十七年度の連続立体交差事業の実施に伴う費用の関係特別区の負担の変更について
・第百十四号議案 平成二十七年度東京都一般会計補正予算(第一号)中、歳出 環境・建設委員会所管分
・諮問第一号 地方自治法第二百三十一条の三の規定に基づく審査請求に関する諮問について

○田中(朝)委員長 ただいまから環境・建設委員会を開会いたします。
 初めに、契約議案について申し上げます。
 契約議案は、財政委員会に付託されておりますが、本委員会所管分について議長から調査依頼がありました。
 本件については、調査結果を財政委員長に報告することになっております。
 公文の写しはお手元に配布してあります。
 朗読は省略いたします。

平成二十八年二月二十五日
東京都議会議長 川井しげお
環境・建設委員長 田中 朝子殿
   契約議案の調査について(依頼)
 左記の議案について調査し、財政委員長にご報告願います。
     記
1 調査議案
 第百号議案  木下川排水機場耐震補強工事請負契約
 第百一号議案 上平井水門耐震補強工事請負契約
 第百二号議案 上平井水門耐震補強工事(その二)請負契約
2 提出期限 平成二十八年二月二十九日(月)

○田中(朝)委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、環境局及び建設局関係の中途議決にかかわる付託議案の審査及び建設局関係の契約議案の調査を行います。
 これより環境局関係に入ります。
 付託議案の審査を行います。
 第百十四号議案、平成二十七年度東京都一般会計補正予算(第一号)中、歳出、環境局所管分を議題といたします。
 本案については、既に説明を聴取しておりますので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○田中(朝)委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○田中(朝)委員長 異議なしと認め、本案に対する質疑は終了いたしました。
 以上で環境局関係を終わります。

○田中(朝)委員長 これより建設局関係に入ります。
 初めに、契約議案の調査を行います。
 第百号議案から第百二号議案までを一括して議題といたします。
 本案につきましては、いずれも既に説明を聴取しております。
 その際要求いたしました資料は、お手元に配布してあります。
 資料について理事者の説明を求めます。

○佐藤総務部長 去る二月十五日の当委員会におきまして、契約案に関して要求のございました資料につきましてご説明を申し上げます。
 お手元の資料1、環境・建設委員会要求資料、契約議案関係をごらんいただきたいと存じます。
 一ページをお開き願います。この資料は、上平井水門耐震補強工事請負契約におきます入札経過でございます。
 本請負契約におきます件名、落札者、落札金額、開札日、入札経過をあらわしたものでございます。
 二ページをお開き願います。この資料は、上平井水門耐震補強工事その二請負契約における入札経過でございます。
 本請負契約における、件名、落札者、落札金額、開札日、入札経過をあらわしたものでございます。
 以上で要求のございました資料の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○田中(朝)委員長 説明は終わりました。
 ただいまの資料を含めまして、これより本案に対する質疑を行います。
 発言を願います。

○上野委員 私からは、今回の契約案件である上平井水門耐震補強工事並びに上平井水門耐震補強工事その二、及び木下川排水機場耐震補強工事について質問をいたします。
 ご存じのとおり、東部低地帯は、いわゆる地盤の高さが東京湾の海面より低いゼロメートル地帯が広範囲を占めているわけであります。この地域に約三百万人の人々が河川の堤防や水門などに守られて生活しておられます。したがいまして、東部低地帯では、地震や高潮、津波による水害から、この方々の命と財産を守るために、水門や堤防などの安全性を向上させることが極めて重要でございます。
 このたびの上平井水門は、荒川と並行して流れる中川と綾瀬川との合流部にあります。私の地元江戸川区は、この水門によりまして高潮や津波などの脅威から守られているのであります。大地震により、万が一この施設が損傷して閉鎖できなくなると、高潮などによりまして、江戸川区の大半が浸水してしまう可能性があるとの不安から、早急な耐震対策が望まれております。
 東京都は、東日本大震災発生後、速やかに整備計画を策定し、平成二十四年度から耐震対策を進めておりますが、上平井水門についても耐震対策を急がなければなりません。
 そこでまず、上平井水門耐震補強工事と上平井水門耐震補強工事その二の目的と工事内容、また今後の予定についてお尋ねいたします。

○三浦河川部長 中川にございます上平井水門は、特に地盤の低いこの地域におきまして、都民の生命と財産を高潮等の脅威から守るため、昭和四十四年度に設置をいたしました施設でございます。今回、契約予定の工事は、平成二十四年四月に東京都防災会議が示しました最大級の地震が発生した場合におきましても、水門の開閉機能を保持し、津波等による浸水を防止するため、耐震対策を実施するものでございます。
 二件の契約案のうち、上平井水門の耐震補強工事では、門扉の取りかえや巻き上げ機の更新によりまして、地震や津波に対する強度を高めるとともに、門扉を開閉する時間の短縮を図ってまいります。耐震補強工事その二では、門柱等コンクリート躯体のかさ上げや補強などを行ってまいります。
 今後、水門を操作する管理棟の建てかえなどの工事を行いまして、三十一年度までの対策完了に向け着実に進めてまいります。

○上野委員 上平井水門は、今井水門と同レベルの大型水門であります。多くの区民の生命線となる極めて重要な施設であります。工事は、三十一年度まで長期間にわたるとのことでありますので、くれぐれも工事間の調整を十分に行いながら、耐震対策完了に向けまして確実に推進していただきたいと要望いたします。
 次に、旧中川にある木下川排水機場の耐震補強工事について質問いたします。
 江戸川区内でも、特に地盤の低い地域を流れる旧中川、大地震により仮に排水ポンプなどが損傷しますと、豪雨時に河川の水を排水できなくなるために、低地帯では甚大な水害が発生するおそれがあります。ゼロメートル地帯は海面下であるため、ポンプで排水するしかありません。排水機場が有効に機能することが不可欠であります。そのためには、耐震対策だけではなくて、電気室などの施設を浸水高よりも高く設置するなどの耐水対策も重要であると考えております。
 そこで、木下川排水機場耐震補強工事の目的と工事内容、また、今後の予定についてお尋ねいたします。

○三浦河川部長 旧中川にございます木下川排水機場は、江東内部河川の東側の地域におきまして、都民の生命と財産を高潮や豪雨等の脅威から守るため、昭和五十二年度に設置をいたしました施設でございます。
 今回、契約予定の工事は、最大級の地震が発生した場合におきましても、ポンプによる排水機能を保持し、津波等による浸水を防止できるよう、耐震耐水対策を実施するものでございます。
 具体的には、ポンプ設備及び附帯設備の更新、壁や床等コンクリート躯体の補強などの耐震対策と冷却塔や燃料ポンプ等の高所への設置などの耐水対策を行ってまいります。
 今後、排水機場を運転操作するための受変電設備の改修や管理棟の建てかえなどの工事を行いまして、平成三十一年度までの対策完了に向け着実に進めてまいります。

○上野委員 想定される最大級の地震用対策として、耐震対策にあわせて耐水対策の工事も行っていくということがわかり、安心いたしました。東部低地帯には、このほかにも多くの水門や排水機場があります。高潮、津波などからこの地域を守るためには、水門など全体の耐震耐水対策を着実に進めていく必要があります。
 そこで、河川における水門、排水機場などの施設における耐震耐水対策の全体の進捗状況についてお尋ねします。

○三浦河川部長 整備計画におきまして、水門排水機場等全二十二施設の耐震耐水対策を、平成三十一年度までに完了することとしておりまして、二十七年度末までに、本契約案件を含めまして十三施設に着手をいたします。
 二十八年度は、新たに、江戸川区内の新川東水門や江東区内の扇橋閘門など四施設で耐震対策に着手をいたしまして、平成二十八年度末までに対策が完了する施設は、大島川水門など六施設となる見込みでございます。
 引き続き、三十一年度までの対策完了に向けまして、着実に取り組んでまいります。

○上野委員 今のご答弁にありますように、水門排水機場などの施設の耐震、そしたまた耐水対策というのを、建設局の皆さんは本当に着実に進捗しているということで、私は評価しております。東部地帯を地震や津波から守るために、一刻も早い耐震耐水対策の完了を期待しているところでございます。
 旧中川は、もう既にご存じだと思いますけれども、明治の東京大洪水があって、隅田川が大氾濫して、城下町が大変なことになってしまったということで、国の政策として、荒川放水路というのを新たにつくっていった。今の荒川が、これはもう人工的に明治の暮れから昭和の初めまでの約二十年間でつくっていった川が荒川と。この荒川をつくっている中で、実は、中川がちょうど真ん中で分断されてしまって、残りの部分が旧中川として残っているということで、地元の方は、旧中川といわずに、今でも中川といわれているんですね。そういったところでございます。
 ご存じのとおり、この江東三角地帯というのは、明治以降の工業の発展によりまして地盤が沈下してしまった。これによって、洪水や高潮に対して極めて脆弱な地域となっていると。過去に、幾多の水害に見舞われてきたところがこの旧中川なんですね。この旧中川というのは、河床が高くなっていて、住んでいる住宅の方が低いという、いわゆる昔は天井川だったと、暴れ川ともいわれたわけですけれども、そうしたところを、何とか住民を守ろうと、都民を守ろうということで、建設局の河川部の皆さんに、もう必死になってやってもらいました。地域全体を堤防と水門で囲みながら、これはもう全体そうですけれども、特に地盤の低い旧中川を含む東側の河川では排水機場と、閘門というのを設置して、人為的に平常時の水位を段階的に低下させていかれたんです。段階的に低下させながら、今は、この東京湾の満潮面よりも水位を低下させて、それをずっと維持されているということです。だから住んでいる方々は、あの旧中川は低くあると思っているんですけれども、あれはもう建設局の方々が都民の命を守るために、ずっと四十年間ですよ、四十年間やってきて完成したという、我々としては本当に感謝しているところでございます。
 こういった意味で、その水害に対する安全性を大きく向上させたのが建設局、また環境に配慮した堤防の整備によって、安全で潤いのある親水空間に生まれ変わりました。これも建設局と地元の区、これは三つの区ですけれども、江東区、墨田区、江戸川区が協力して、すばらしい。もう皆さん、朝は散策とかマラソンとか一生懸命やっていらっしゃいますけれども、この間見たときには、パラリンピックの強化選手の方がカヌーの練習をされておりました。こういうふうにいろいろな形で使われている。
 これから桜の咲く季節になっていくわけですけれども、そこでは、ボートフェスティバルも行われていくわけでございます。桜花らんまんの中、この都民の方がボートに乗りながら、また、その桜の背景の後ろにスカイツリーがでかく見えるんです。こうしたスポットというのは都内にはないんです。ボートで桜を見ながら、スカイツリーのすぐそばでこげるという、これからもマスコミで捉えられていくと思うんですけれども、こういった絶好の観光スポットになったのも、ひとえに私は建設局河川部の歴代にわたる職員の皆様が、これまで大変なご尽力とご苦労によって、都民の安全・安心というのが、豊かな憩いの場を築いてこられたということで、本当に感謝の思いと敬意を表したいと、このように思っているところでございます。
 これからもしっかりとこの耐震対策のために頑張っていただいて、皆さんの仕事を高く評価しておりますので、ご努力していただきますように心から要望いたしまして、私の発言を終わります。

○田中(朝)委員長 ほかにご発言ありますでしょうか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○田中(朝)委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑は、いずれもこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○田中(朝)委員長 異議なしと認め、契約議案に対する質疑は終了いたしました。
 お諮りいたします。
 本案は、いずれも異議のない旨、財政委員長に報告いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○田中(朝)委員長 異議なしと認め、このように決定いたしました。
 以上で契約議案の調査を終わります。

○田中(朝)委員長 次に、付託議案の審査を行います。
 第百十一号議案、第百十四号議案、平成二十七年度東京都一般会計補正予算(第一号)中、歳出、建設局所管分及び諮問第一号を一括して議題といたします。
 本案及び本件については、いずれも既に説明を聴取しております。
 この際、理事者からの発言の申し出がありますので、これを許します。

○佐藤総務部長 去る二月十五日の当委員会におきましてご説明申し上げました資料8、審査請求に関する諮問についてでございますが、資料に記載のうち、催告通知に関する部分につきましては、議会への諮問をお願いする事項ではございませんことから、議案との整合を図るため、削除させていただきたく存じます。
 まことに恐れ入りますが、改めて、資料2といたしまして、訂正した資料をお手元にお配りしてございます。
 よろしくご審議のほどお願いいたします。

○田中(朝)委員長 発言は終わりました。
 説明の際要求いたしました資料は、お手元に配布してあります。
 資料について理事者の説明を求めます。

○佐藤総務部長 去る二月十五日の当委員会におきまして、中途議決分の付託議案に関しまして要求のございました資料についてご説明を申し上げます。
 お手元の資料3、環境・建設委員会要求資料、付託議案関係をごらんいただきたいと存じます。
 一ページをお開き願います。道路・街路整備における事業費の推移でございます。
 この表は、骨格幹線道路及び地域幹線道路と、そのうち特定整備路線につきまして、平成二十四年度から平成二十六年度までの予算額と決算額、平成二十七年度予算額及び平成二十八年度予算案の額をあらわしたものでございます。
 以上で要求のございました資料の説明を終わらせていただきます。
 よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○田中(朝)委員長 説明は終わりました。
 ただいまの資料を含めまして、これより本案及び本件に対する質疑を行います。
 発言を願います。

○大島委員 平成二十七年度一般会計補正予算(第一号)、建設局所管分について意見を述べます。
 今回の最終補正予算案は、九百八十九億六千九百万円の減額補正となっています。今回の補正予算では、現時点で執行しないことが明らかになった事項など、不用額を精査し、最終補正予算案では、都債発行額を抑制するため、都債を七百九十五億六千八百万円を減額し、社会資本等整備基金繰入金を十八億三千九百万円減額して処理しています。
 確かに、事業の実績減や契約差金などが生じたことによるものが主なものではありますが、減額分で大きいものは、道路橋梁費で八百六十七億三千三百万円の減額となっています。土木費全体の減額分の七六・四%を占める大変大きな額となっています。特に大きいのが街路整備費で五百四十五億一千六百万円が減額となっています。これは特に、昨年三月末に、特定整備路線の事業決定を、地元に大きな反対の声があるにもかかわらず、これを無視して強行したことによる影響が大きかったのではないでしょうか。
 全体で二十八路線、建設局関係では十八路線の事業化を進めるために多額の予算を計上したわけですが、結果として、特定整備路線の用地取得ができなかったことや、道路整備費等で住民合意ができずに測量ができなかったため、境界確定ができなかったことなどが影響していると聞きました。道路事業を進める上で住民合意は欠かすことができません。
 こうした多額の不用額を生まないためにも、住民の声に耳を傾けることを強く求めておきます。
 次に、諮問第一号について意見を述べます。
 審査請求人は、生活保護を受給しており、経済的困難もあって、都立霊園管理料の全額免除を求めています。しかし、現行の東京都霊園条例及び施行規則では、管理料の半額免除は定められていますが、全額免除の規定はありません。したがって棄却はやむを得ないものと判断します。
 しかし、審査請求人の請求内容にあるとおり、生活保護法は、憲法第二十五条の規定する理念に基づき、生活に困窮する全ての国民に、その困窮の程度に応じて必要な保護を行い、最低限度の生活を保障し、自立を助長することが目的となっています。そして、最低限度の生活とは、健康で文化的な生活水準を維持することができるものと規定されています。
 このため、生活保護受給世帯には、水道料金の基本料免除や各種税金は申請によって減額免除の制度が設けられ、生計を支援する考え方によるものだと考えています。
 現在、貧困と格差が広がる中で、生活保護受給世帯だけでなく、都民生活も一層困難になっています。生活保護受給世帯や低所得者世帯への生活支援のために、都立霊園管理料の仕組みについて新たな検討が求められているのではないでしょうか。東京都の一層の努力を求めて発言を終わります。

○田中(朝)委員長 ほかにご発言はございませんでしょうか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○田中(朝)委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本案及び本件に対する質疑は、いずれもこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○田中(朝)委員長 異議なしと認め、本案及び本件に対する質疑は終了いたしました。
 以上で建設局関係を終わります。

○田中(朝)委員長 これより付託議案の審査を行います。
 第百十一号議案、第百十四号議案、平成二十七年度東京都一般会計補正予算(第一号)中、歳出、環境・建設委員会所管分及び諮問第一号を一括して議題といたします。
 本案及び本件につきましては、いずれも既に質疑を終了しております。
 これより採決を行います。
 初めに、第百十一号議案及び第百十四号議案、平成二十七年度東京都一般会計補正予算(第一号)中、歳出、環境・建設委員会所管分を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○田中(朝)委員長 異議なしと認めます。よって、第百十一号議案及び第百十四号議案、平成二十七年度東京都一般会計補正予算(第一号)中、歳出、環境・建設委員会所管分は、いずれも原案のとおり決定いたしました。
 次に、諮問第一号、地方自治法第二百三十一条の三の規定に基づく審査請求に関する諮問についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本件は棄却すべき旨答申することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○田中(朝)委員長 異議なしと認めます。よって、諮問第一号は棄却すべき旨答申することに決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時二十五分散会