環境・建設委員会速記録第二号

平成二十六年三月七日(金曜日)
第九委員会室
午後一時開議
出席委員 十四名
委員長野上ゆきえ君
副委員長桜井 浩之君
副委員長河野ゆりえ君
理事小林 健二君
理事山内れい子君
理事相川  博君
米倉 春奈君
舟坂ちかお君
高椙 健一君
大西さとる君
小磯 善彦君
高橋かずみ君
林田  武君
こいそ 明君

欠席委員 なし

出席説明員
環境局局長長谷川 明君
次長石野 利幸君
環境政策部長吉村 憲彦君
環境政策担当部長須藤  栄君
都市地球環境部長山本  明君
環境都市づくり担当部長谷上  裕君
都市エネルギー部長松下 隆弘君
都市エネルギー推進担当部長久原 京子君
都市エネルギー技術担当部長石川 裕通君
環境改善部長木村 尊彦君
環境改善技術担当部長島田 光正君
自動車公害対策部長山内 和久君
自然環境部長笹沼 正一君
緑施策推進担当部長臼井 郁夫君
廃棄物対策部長齊藤 和弥君
調整担当部長スーパーエコタウン担当部長兼務山根 修一君
建設局局長横溝 良一君
次長前田 敏宣君
道路監邊見 隆士君
総務部長佐藤  敦君
用地部長今村 篤夫君
道路管理部長今村 保雄君
道路建設部長加藤 昌宏君
三環状道路整備推進部長長谷川金二君
公園緑地部長滝澤  達君
河川部長中島 高志君
企画担当部長相場 淳司君
総合調整担当部長梅田 弘美君
道路保全担当部長川合 康文君
道路計画担当部長横井 純夫君
公園計画担当部長五十嵐政郎君

本日の会議に付した事件
建設局関係
提出議案について(説明)
・第百二十九号議案 平成二十六年度東京都一般会計補正予算(第一号)中、歳出 建設局所管分
契約議案の調査
・第百十九号議案 環二勝どき高架橋(仮称)上部仕上げ工事(二十五 一-環二築地)請負契約
付託議案の審査(質疑)
・第百二十二号議案 平成二十五年度の連続立体交差事業の実施に伴う費用の関係特別区・市の負担の変更について
・第百二十三号議案 平成二十五年度東京都一般会計補正予算(第三号)中、歳出、繰越明許費 建設局所管分
環境局関係
提出議案について(説明)
・第百二十九号議案 平成二十六年度東京都一般会計補正予算(第一号)中、歳出 環境局所管分
付託議案の審査(質疑)
・第百二十三号議案 平成二十五年度東京都一般会計補正予算(第三号)中、歳出 環境局所管分
付託議案の審査(決定)
・第百二十二号議案 平成二十五年度の連続立体交差事業の実施に伴う費用の関係特別区・市の負担の変更について
・第百二十三号議案 平成二十五年度東京都一般会計補正予算(第三号)中、歳出、繰越明許費 環境・建設委員会所管分

○野上委員長 ただいまから環境・建設委員会を開会いたします。
 初めに、契約議案について申し上げます。
 契約議案は財政委員会に付託されておりますが、本委員会所管分について、議長から調査依頼がありました。
 本件については、調査結果を財政委員長に報告することになっております。
 公文の写しはお手元に配布してあります。
 朗読は省略いたします。

平成二十六年三月六日
東京都議会議長 吉野 利明
環境・建設委員長 野上ゆきえ殿
   契約議案の調査について(依頼)
 左記の議案について調査し、財政委員長にご報告願います。
     記
1 調査議案
 第百十九号議案 環二勝どき高架橋(仮称)上部仕上げ工事(二十五 一-環二築地)請負契約
2 提出期限 平成二十六年三月七日(金)

○野上委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、環境局及び建設局関係の平成二十六年度補正予算案の説明聴取及び中途議決に係る付託議案の審査並びに建設局関係の契約議案の調査を行います。
 なお、平成二十六年度補正予算案については、本日は説明を聴取した後、資料要求をすることにとどめ、質疑は後日の委員会で行いますので、ご了承願います。
 これより建設局関係に入ります。
 初めに、第百二十九号議案、平成二十六年度東京都一般会計補正予算(第一号)中、歳出、建設局所管分について理事者の説明を求めます。

○横溝建設局長 平成二十六年度当初予算につきましては、既に本会議に提出してございますが、知事就任後の追加の予算案として提出いたしました案件の概要につきましてご説明を申し上げます。
 お手元の資料1、薄い紙でございます。平成二十六年第一回定例会提出案件の概要をごらんいただきたいと存じます。
 表紙にございますように、提出案件は予算案一件でございます。
 今回の予算案につきましては、史上最高のオリンピック・パラリンピックの開催に向けて、バリアフリーに配慮した優しいまちづくりや、自転車の活用への取り組みを加速させるため、追加したものでございます。
 一ページをお開きください。平成二十六年度一般会計補正予算案についてご説明申し上げます。
 1の(1)、建設局所管分の補正予算計上額は、歳出予算につきまして四億一千万円を、歳入予算につきましては二千百万円をそれぞれ増額計上しております。
 (2)の補正事項は、歳出予算につきましては交通安全施設費を、歳入予算につきましては分担金及び負担金をそれぞれ増額補正しております。
 なお、平成二十六年度の補正後予算額は、歳出予算額につきましては、当初予算と合わせまして五千五十三億二千九百万円となります。また、歳入予算額につきましては、当初予算と合わせまして四千百三億七千五百万円となります。
 以上で平成二十六年度一般会計補正予算案の説明を終わります。
 詳細につきましては、総務部長よりご説明させます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○佐藤総務部長 引き続きまして、第一回定例会に追加の予算案として提出いたしました平成二十六年度補正予算案の内容につきましてご説明申し上げます。
 お手元の資料2、平成二十六年度補正予算説明書をごらんいただきたいと存じます。
 一ページをお開き願います。平成二十六年度建設局予算総括表でございます。
 1といたしまして、歳入歳出予算の総額を記載してございます。
 一段目の一般会計(土木費)の欄をごらん願います。
 今回の補正予算額は四億一千万円で、当初予算と合わせました平成二十六年度歳出予算額は五千五十三億二千九百万円となり、前年度と比較いたしますと、二百八十五億一千七百万円、六・〇%の増となります。
 二ページをお開き願います。平成二十六年度一般会計(土木費)予算総括表でございます。
 上段の歳出補正予算四億一千万円に対する特定財源は、下段の表、歳入の一段目にございますように二千百万円でございまして、当初予算額と合わせました平成二十六年度歳入予算額は四千百三億七千五百万円となり、前年度と比較いたしますと、百六十八億五千九百万円、四・三%の増となってございます。
 歳入補正予算の内訳は、分担金及び負担金としまして、電線共同溝整備に係る電線管理者からの工事負担金二千百万円を計上してございます。
 次に、三ページをお開き願います。今回の補正予算の詳細につきましてご説明申し上げます。
 右側説明欄の2、事業内容をごらん願います。
 (1)、歩道整備といたしまして、道路のバリアフリー化で、選手村から八キロメートル圏内の都道の現況調査費に一千万円、(2)、無電柱化の推進といたしまして、都道における無電柱化の推進などに三億八千万円を計上してございます。特に、オリンピック・パラリンピック競技施設等へのアクセス道路に対する区市への補助につきましては、新たに補助率を四分の三から四分の四に拡充してまいります。
 (3)、自転車走行空間の整備といたしまして二千万円を計上してございます。オリンピック・パラリンピック競技施設等の周辺におきまして、自転車が安全に走行できる推奨ルートの検討などに新たに着手をいたします。
 以上で平成二十六年度補正予算案の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○野上委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○野上委員長 なければ、資料要求はなしと確認をさせていただきます。

○野上委員長 次に、契約議案の調査を行います。
 第百十九号議案を議題といたします。
 本案については既に説明を聴取しておりますので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○野上委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○野上委員長 異議なしと認め、本案に対する質疑は終了いたしました。
 この際、本案に対して意見のある方は発言を願います。

○米倉委員 第百十九号議案、環二勝どき高架橋(仮称)上部仕上げ工事請負契約について意見を述べさせていただきます。
 本議案は、中央区勝どき六丁目地内から勝どき五丁目地内の環状二号線道路勝どき高架橋の上部仕上げ工事請負契約です。
 環状二号線は、都心と臨海部を結ぶ骨格幹線道路との位置づけで事業が進められてきました。
 二〇〇三年、築地市場の豊洲移転との関係で、勝どきと汐留の間が地下から地上化になったことにより、勝どき五丁目と六丁目の間が高架で建設されることになりました。環状二号線は、建設局関係で、汐留から豊洲大橋間の臨海部地域間の工事費が千三百億円、汐留から虎ノ門の間を加えると千七百九十億円の巨額の工事費を要します。
 日量六万台の自動車走行量が予測され、周辺住民からは、大気汚染、騒音など環境悪化への不安が出されています。勝どき高架橋周辺は高層の集合住宅であるため、遮音壁や吸音板などの対策が施されたとしても、音は上部に伝わってくるのだから環境悪化は免れないとの意見も寄せられています。
 加えて、築地市場の豊洲への移転を前提として市場内を貫通する道路が計画され、東京都は、市場関係者の理解と合意が形成されていないにもかかわらず、隅田川橋梁の下部取りつけ工事を進めました。
 このように住民や市場関係者の意見に耳を傾けず、道路建設先にありきで工事を進める東京都の姿勢は到底認められません。
 したがって、本議案には反対の態度を表明します。

○野上委員長 発言は終わりました。
 お諮りいたします。
 本案については、ただいまの意見を含め、委員長において取りまとめの上、財政委員長に報告いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○野上委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。
 以上で契約議案の調査を終わります。

○野上委員長 次に、付託議案の審査を行います。
 第百二十二号議案及び第百二十三号議案、平成二十五年度東京都一般会計補正予算(第三号)中、歳出、繰越明許費、建設局所管分を一括して議題といたします。
 本案については、いずれも既に説明を聴取しておりますので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○野上委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑は、いずれもこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○野上委員長 異議なしと認め、本案に対する質疑は終了いたしました。
 以上で建設局関係を終わります。

○野上委員長 これより環境局関係に入ります。
 初めに、第百二十九号議案、平成二十六年度東京都一般会計補正予算(第一号)中、歳出、環境局所管分について理事者の説明を求めます。

○長谷川環境局長 知事就任後の追加の予算案として提出いたしました平成二十六年度一般会計補正予算案についてご説明申し上げます。
 お手元の資料1、平成二十六年第一回都議会定例会提出案件の概要をごらんください。
 表紙をおめくりいただき、一ページをお開き願います。
 1の(1)、環境局所管分補正予算計上額は、歳出予算につきまして十二億五千六百万円を増額計上しております。
 (2)、補正事項は、都市地球環境費五百万円、都市エネルギー費十二億五千百万円をそれぞれ増額補正しております。
 なお、平成二十六年度の歳出予算額は、当初予算四百四億九千七百万円と合わせまして、合計四百十七億五千三百万円となっております。
 以上、平成二十六年度一般会計補正予算案についてご説明申し上げました。
 詳細につきましては、引き続き環境政策部長からご説明申し上げます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○吉村環境政策部長 お手元の資料2をごらんください。平成二十六年度一般会計補正予算についてでございます。
 表紙をめくって一ページをお開き願います。1の歳出予算総括表をごらんください。
 歳出予算を補正する項は環境保全費でございまして、十二億五千六百万円を増額計上しております。
 次に、歳出予算の内訳についてご説明申し上げます。
 二ページをお開き願います。目は都市地球環境費でございます。
 内容につきましては、右側の説明欄にございますとおり、自転車シェアリング事業を推進し、都内で自転車を利用しやすい環境を整備するための経費といたしまして五百万円を増額補正しております。
 次に、目は都市エネルギー費でございます。
 内容につきましては、右側の説明欄にございますとおり、1の水素社会実現に向けた都の率先的なロードマップを示すため、実態調査や専門家会議を開催し、あわせて普及啓発を行うことで水素社会実現に向けた機運を醸成するための経費といたしまして四千百万円を増額補正しております。
 また、2の、新たに官民連携再生可能エネルギーファンドを創設し、都内及び東北地方等において再生可能エネルギーによる発電を推進するための経費といたしまして十二億一千万円を増額補正しております。
 以上、平成二十六年度一般会計補正予算案につきましてご説明申し上げました。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○野上委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○野上委員長 なければ、資料要求はなしと確認させていただきます。

○野上委員長 次に、付託議案の審査を行います。
 第百二十三号議案、平成二十五年度東京都一般会計補正予算(第三号)中、歳出、環境局所管分を議題といたします。
 本案については既に説明を聴取しておりますので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。

○大西委員 大島の災害が起こってから、私たち民主党は、すぐに現地に議員を派遣いたしました。他会派の方も、皆さん行かれて、よく見ておられますが、そのときに感じたことを少しだけ述べさせていただきます。
 まず第一点目として、自衛隊等、数多くおられた復興支援隊もほとんど引き揚げ、現在残っているのは、社会福祉協議会が行っているボランティアセンターだけとなっているのが現状でございます。長い目で見て、このセンターが存在できるという支援も必要だと感じているところです。
 次として、大島は、ご存じのように観光業をなりわいとしている人が非常に多うございます。被害に遭ったのは一部なのに、島全体に被害があったと思っている方も多く、まだまだ島を訪れる人が少ないという現状がございます。この点の克服も必要であろうと思います。
 一方で、今回崩れたのは島の一部でございますが、同じようになってもおかしくない場所がたくさんあります。次に大雨が降ったときには大丈夫かと心配する人も多い。今回崩れた地域以外の調査、対策も必要であると思います。
 東京都には、大きな財政基盤と対処能力がございます。このような災害時には、迅速に、かつ大胆に対処することが大きな安心につながると思います。
 今回大雪が降りましたが、このような災害はいつ起こるかわかりません。大島のこの補正には特に、どんな災害にも都が廃材の処理などを迅速に対応するということが必要で、必要なら、本当は増額ももっとするべきだという意見を述べさせていただき、意見とさせていただきます。

○野上委員長 ほかに発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○野上委員長 異議なしと認め、本案に対する質疑は終了いたしました。
 以上で環境局関係を終わります。

○野上委員長 これより付託議案の審査を行います。
 第百二十二号議案及び第百二十三号議案、平成二十五年度東京都一般会計補正予算(第三号)中、歳出、繰越明許費、環境・建設委員会所管分を一括して議題といたします。
 本案については、いずれも既に質疑を終了しております。
 これより採決を行います。
 第百二十二号議案及び第百二十三号議案、平成二十五年度東京都一般会計補正予算(第三号)中、歳出、繰越明許費、環境・建設委員会所管分を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○野上委員長 異議なしと認めます。よって、第百二十二号議案及び第百二十三号議案、平成二十五年度東京都一般会計補正予算(第三号)中、歳出、繰越明許費、環境・建設委員会所管分は、いずれも原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時十九分散会

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