環境・建設委員会速記録第一号

平成二十三年二月二日(水曜日)
第九委員会室
   午後一時一分開議
 出席委員 十四名
委員長橘  正剛君
副委員長山田 忠昭君
副委員長野上ゆきえ君
理事島田 幸成君
理事石森たかゆき君
理事伊藤まさき君
野田かずさ君
山下ようこ君
興津 秀憲君
かち佳代子君
こいそ 明君
木内 良明君
高橋かずみ君
中村 明彦君

 欠席委員 なし

 出席説明員
環境局局長大野 輝之君
次長森  浩志君
環境政策部長紺野 秀之君
環境政策担当部長吉村 憲彦君
都市地球環境部長和賀井克夫君
環境都市づくり担当部長山本  明君
環境改善部長山越 伸子君
環境改善技術担当部長中村  豊君
自動車公害対策部長高橋 英次君
自然環境部長長谷川 均君
緑施策推進担当部長鈴木 秀章君
緑化募金担当部長福田 良行君
廃棄物対策部長木村 尊彦君
調整担当部長スーパーエコタウン担当部長兼務谷川 哲男君
建設局局長村尾 公一君
次長影山 竹夫君
道路監山口  明君
総務部長野口 宏幸君
用地部長四方 敏彦君
道路管理部長東  了一君
道路建設部長情報基盤整備担当部長兼務吉原 一彦君
三環状道路整備推進部長戸谷 有一君
公園緑地部長上杉 俊和君
河川部長横溝 良一君
企画担当部長西倉 鉄也君
総合調整担当部長今村 保雄君
道路保全担当部長鈴木 昭利君
道路計画担当部長萩原 松博君
公園管理担当部長滝澤  達君

本日の会議に付した事件
 環境局関係
第一回定例会提出予定案件について(説明)
・平成二十三年度東京都一般会計予算中、歳出、繰越明許費、債務負担行為 環境局所管分
・平成二十二年度東京都一般会計補正予算(第二号)中、歳出 環境局所管分
・都民の健康と安全を確保する環境に関する条例の一部を改正する条例
・東京都自然公園条例の一部を改正する条例
・東京都廃棄物条例の一部を改正する条例
陳情の審査
(1)二二第九五号  住宅街における商業目的での拡声機の使用禁止に関する陳情
(2)二二第二九九号 東大農場の緑地と生態系を保存するための都独自の実態調査と保護策に関する陳情
(3)二二第六五七号 東大農場・演習林の自然環境に関する陳情
 建設局関係
第一回定例会提出予定案件について(説明)
・平成二十三年度東京都一般会計予算中、歳出、繰越明許費、債務負担行為 建設局所管分
・平成二十二年度東京都一般会計補正予算(第二号)中、歳出 建設局所管分
・東京都立公園条例の一部を改正する条例
・中央環状品川線南品川換気所建築工事請負契約
・白子川地下調節池工事(その五)請負契約
・環二地下トンネル(仮称)築造工事(二十二一-環二汐留工区)請負契約
・古川地下調節池取水施設工事請負契約
・平成二十三年度の連続立体交差事業の実施に伴う費用の関係特別区・市の負担について
・平成二十二年度の連続立体交差事業の実施に伴う費用の関係特別区・市の負担の変更について
陳情の審査
(1)二二第一〇五号 都市計画決定に基づく西東京市内石神井川の河川整備及び河道整備の見直しに関する陳情
(2)二二第二九九号 東大農場の緑地と生態系を保存するための都独自の実態調査と保護策に関する陳情
(3)二二第四六一号 都市計画道路西東京三・四・九号線建設事業の見直しに関する陳情

○橘委員長 ただいまから環境・建設委員会を開会いたします。
 初めに、会期中の委員会日程について申し上げます。
 お手元配布の日程のとおり理事会において申し合わせましたので、ご了承願います。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、環境局及び建設局関係の第一回定例会に提出を予定されております案件の説明聴取並びに陳情の審査を行います。
 なお、提出予定案件につきましては、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は会期中の委員会で行いますので、ご了承願います。
 これより環境局関係に入ります。
 初めに、第一回定例会に提出を予定されております案件について、理事者の説明を求めます。

○大野環境局長 平成二十三年第一回定例会に提出を予定しております環境局関係の案件につきまして、概要をご説明申し上げます。
 お手元の資料1、平成二十三年第一回都議会定例会提出予定案件の概要をごらんください。今回提出を予定しております案件は、予算案二件、条例案三件の合計五件でございます。
 一ページをお開き願います。平成二十三年度一般会計当初予算につきましてご説明申し上げます。
 1の(1)、環境局所管分歳出予算計上額は三百六十三億四千七百万円でございます。歳入予算は百八十九億六千九百六十一万円を見込んでおります。差引一般財源充当額は百七十三億七千七百三十九万円となっております。
 歳出予算は、前年度と比較いたしまして七十四億八千八百万円、率にして一七・一%の減となっております。
 次に(2)、平成二十三年度予算案の基本的な考え方でございます。
 気候変動がもたらす危機を回避するための温室効果ガス削減に向けた取り組みや、大気・水環境の保全、化学物質対策、自然環境の保全と再生、資源循環と廃棄物対策など、引き続き取り組むべき多くの課題がございます。このため、環境局は、環境基本計画に基づき、都民、事業者の協力のもと、東京を世界で最も環境負荷の少ない先進的な環境都市としていくために、国や他の自治体に先駆けたさまざまな取り組みを進めております。
 平成二十三年度は、厳しい財政状況の中ではございますが、環境を改善することが東京の経済の活性化、魅力ある都市づくりにも寄与するような取り組みに重点を置きまして、これらの施策展開をさらに推進するために必要な経費を積極的に計上しております。
 二ページをお開き願います。(3)の主要事業でございます。
 環境局の事業の体系を大きく四つに区分してございます。以下、それぞれの柱ごとに主な事業を申し上げます。
 第一の柱は、人類・生物の生存基盤の確保でございます。
 まず、気候変動の危機回避に向けた施策の展開といたしまして、大規模事業所に対する温室効果ガス排出総量削減義務と排出量取引制度の運用、中小規模事業所における地球温暖化対策の推進、新築住宅への太陽熱新技術導入調査や集合住宅等太陽熱導入事業などの太陽エネルギー利用拡大プロジェクト、地球温暖化対策を契機とした投資行動への誘導などでございます。
 次に、持続可能な環境交通の実現といたしまして、電気自動車タクシー実用性実証試験走行事業などの次世代自動車(EV・pHV)等の普及促進、物流に係る自動車からのCO2削減対策などでございます。
 続きまして、省資源化と資源の循環利用の促進といたしまして、静脈物流の効率化・高度化、健全な静脈ビジネスの発展などでございます。
 第二の柱は、健康で安全な生活環境の確保でございます。
 まず、大気汚染物質のさらなる排出削減といたしまして、微小粒子状物質(PM二・五)対策の推進などでございます。
 次に、化学物質の適正管理と環境リスクの低減、環境の負の遺産を残さない取り組みといたしまして、中小事業者への土壌汚染対策技術支援制度、中小企業保有微量PCB絶縁油処理経費に対する補助などでございます。
 三ページをお開き願います。第三の柱は、より快適で質の高い都市環境の創出でございます。
 まず、市街地における豊かな緑の創出といたしまして、校庭芝生化事業、東京の郷土種に配慮した植栽のあり方調査などでございます。
 次に、水循環の再生と潤いのある水辺環境の回復といたしまして、都内の中小河川等の水生生物調査などでございます。
 次に、森林や丘陵地、島しょにおける自然の保全といたしまして、生物多様性地域戦略の策定、希少動植物保全事業、保全地域等の希少種・外来生物種等の生育生息状況調査などでございます。
 第四の柱は、横断的・総合的施策でございます。
 持続可能な都市づくりを促進する仕組みの構築といたしまして、地球温暖化対策等推進のための区市町村の取り組み促進制度などでございます。
 以上が平成二十三年度一般会計当初予算案の概要でございます。
 続きまして、平成二十二年度一般会計補正予算案につきましてご説明申し上げます。
 2の(1)、補正予算計上額は、歳出予算につきまして十五億五千五百六万八千円を減額計上しております。
 補正事項は、執行状況等を踏まえまして、給与費につきまして三億三千二百六万八千円、自動車公害対策費につきまして四億四千七百万円、廃棄物対策費につきまして五億三千六百万円、施設整備費につきまして二億四千万円をそれぞれ減額補正しております。
 続きまして、条例案の概要についてご説明を申し上げます。
 四ページをお開き願います。まず、(1)、都民の健康と安全を確保する環境に関する条例の一部を改正する条例案についてでございます。これは、振替可能削減量等の管理を行う口座の適正な運用を図るため、削減量口座簿の開設等に関する手数料に係る規定及び一般管理口座の更新等に関する規定を設けるほか、規定を整備するものでございます。
 次に、(2)、東京都自然公園条例の一部を改正する条例案についてでございます。これは、使用料及び占用料の上限額を改定するものでございます。
 最後に、(3)、東京都廃棄物条例の一部を改正する条例案についてでございます。これは、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴い、一般廃棄物処理施設及び産業廃棄物処理施設の定期検査及び熱回収施設の認定等に関する手数料に係る規定を設けるほか、規定を整備するものでございます。
 以上、今定例会に提出を予定しております案件の概要についてご説明申し上げました。
 詳細につきましては、引き続き環境政策部長からご説明申し上げます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○紺野環境政策部長 初めに、平成二十三年度一般会計当初予算案でございます。
 お手元の資料2、平成二十三年度一般会計当初予算事業別概要に基づきましてご説明申し上げます。
 なお、金額につきましては、原則として百万円未満を四捨五入してご説明させていただきます。
 表紙から二枚をおめくりください。当初予算総括表でございます。
 次のページ、一ページをお開き願います。まず、歳入予算でございます。
 使用料及び手数料から都債まで、合わせまして百八十九億七千万円の計上となり、前年度に比べ七十六億一千九百万円の減となっております。
 二ページをお開き願います。歳出予算として、環境局合計で三百六十三億四千七百万円の計上となり、前年度に比べ七十四億八千八百万円の減となっております。
 差引一般財源充当額は約百七十三億七千七百万円で、前年度に比べ一億三千百万円の増となっております。
 三ページをごらんください。繰越明許費でございます。
 自然公園及び小笠原公園の整備におきまして、年度内に支出が終わらない見込みのあるものにつきまして一億三千二百万円を計上しております。
 四ページをお開き願います。債務負担行為でございます。
 新たに債務負担が発生しましたり、あるいは既に債務負担が生じておりますディーゼル車買いかえ促進融資利子及び信用保証料補助による経費として合計で百五十八億三千百万円を計上しております。
 五ページをごらんください。予算の性質別内訳をお示ししております。
 続きまして、七ページからの当初予算事業別概要につきましてご説明させていただきます。
 環境局の予算科目は、環境管理費、環境保全費、廃棄物費の三つの項から成っております。七ページは一つ目の項の環境管理費でございまして、五十六億六千八百万円を計上しております。
 八ページをお開き願います。一〇ページにかけまして環境管理費の内訳となっております。
 まず、八ページは、一つ目の目の管理費でございます。環境管理事務に従事する職員の給料、諸手当及び管理事務費等に要する経費として十八億一千百万円を計上しております。
 九ページをごらんください。二つ目の目の環境政策費でございまして二十九億七千七百万円を計上しております。
 事業の概要でございますが、1の環境保全施策の企画・調整等といたしまして、(4)の区市町村が行います温暖化対策や緑化施策の取り組みを支援する、地球温暖化対策等推進のための区市町村の取り組み促進制度、(5)の気候変動による東京への影響に適切に対応していくため、地域的な影響を調査研究する気候変動による影響への適応状況調査などを行ってまいります。
 一〇ページをお開き願います。三つ目の目の環境科学費でございまして、環境に関する調査研究等に要する経費として八億八千万円を計上しております。
 一一ページをごらんください。二つ目の項の環境保全費でございまして、二百十一億三千九百万円を計上しております。
 一二ページをお開き願います。一六ページにかけまして環境保全費の内訳となっております。
 まず、一二ページは、一つ目の目の管理費でございます。
 環境保全事業に従事する職員の給料、諸手当として十九億六千万円を計上しております。
 一三ページをごらんください。
 二つ目の目の都市地球環境費でございまして、五十七億一千六百万円を計上しております。
 事業の概要でございますが、1の地球温暖化対策といたしまして、(2)の大規模事業所に対する温室効果ガス排出総量削減義務と排出量取引制度の運用、(4)の中小規模事業所に対する省エネ診断や運用改善技術支援等を行います、中小規模事業所における地球温暖化対策の推進、また、(10)の企業の新たな取り組みを加速するため、先進的な事例を効果的に発信する、地球温暖化対策を契機とした投資行動への誘導、(12)の新築集合住宅等への太陽熱利用機器の補助事業実施のため、東京都環境整備公社へ出捐等を行う、太陽エネルギー利用拡大プロジェクトなどを行ってまいります。
 一四ページをお開き願います。三つ目の目の環境改善費でございまして、十一億四千七百万円を計上しております。
 事業の概要でございますが、3の有害化学物質対策の推進の(1)、土壌・地下水汚染対策といたしまして、中小事業者に対しまして土壌汚染対策技術等について専門的な助言を行う土壌汚染対策技術者を派遣する、中小事業者への土壌汚染対策技術支援制度などを、また、5の発生源規制指導等の(1)、大気環境監視及び改善指導といたしまして、微小粒子状物質(PM二・五)の常時測定体制を整備するとともに、削減対策を検討する、微小粒子状物質(PM二・五)対策の推進などを行ってまいります。
 一五ページをごらんください。四つ目の目の自動車公害対策費でございまして、十九億三千九百万円を計上しております。
 事業の概要でございますが、1の自動車公害対策の普及啓発等の(4)、自動車からの温暖化対策といたしまして、運送事業者における物流の効率化やエコドライブを推進し、車両運行の質の向上を図る、物流に係る自動車からのCO2削減対策や、中小規模事業者を対象としたEV、pHVの導入補助や急速充電設備の設置補助を行うとともに、電気自動車のタクシーへの導入可能性を検討するための実証試験を実施する、次世代自動車(EV・pHV)等の普及促進などを、また、5のディーゼル車対策融資あっせんといたしまして、環境保全資金融資あっせんなどを行ってまいります。
 一六ページをお開き願います。五つ目の目の自然環境費でございまして、百三億七千七百万円を計上しております。
 事業の概要でございますが、1の自然の保護と回復に関する施策の推進の(1)、生物多様性地域戦略の推進といたしまして、生物多様性基本法に基づく生物多様性地域戦略を策定するための調査や検討会の運営を行う、生物多様性地域戦略の策定や、伊豆諸島において生態系に影響を及ぼす移入種現況調査などを行う、希少動植物保全事業などを、また、(3)、鳥獣保護等といたしまして、皇居や高尾山などに生育する東京の在来種であるクヌギやコナラなどの郷土種に配慮した動植物の生息環境の確保に資する植栽のあり方を検討する、東京の郷土種に配慮した植栽のあり方調査などを行ってまいります。
 また、2の水環境対策の推進の(1)、水質環境監視及び改善指導といたしまして、都民の生活に身近な水辺空間において、魚類や水生昆虫などの水生生物の生息状況を把握するための調査を行う、都内の中小河川等における水生生物調査などを、3の緑地保全策の推進といたしまして、(2)の保全緑地の公有化、(4)の校庭芝生化事業など、5の小笠原諸島の世界自然遺産登録推進事業などを行ってまいります。
 一七ページをごらんください。三つ目の項の廃棄物費でございまして、九十五億四千万円を計上しております。
 一八ページをお開き願います。二〇ページにかけて廃棄物費の内訳となっております。
 まず、一八ページは、一つ目の目の管理費でございます。廃棄物対策事業に従事する職員の給料、諸手当及び管理事務費等として十億四千四百万円を計上しております。
 一九ページをごらんください。二つ目の目の廃棄物対策費でございまして六十六億九千六百万円を計上しております。
 事業の概要でございますが、3の廃棄物の規制・指導等の(5)、ポリ塩化ビフェニル廃棄物対策といたしまして、中小事業者が保有する微量PCB絶縁油の処理を促進する補助事業実施のため、東京都環境整備公社へ出捐等を行う、中小企業保有微量PCB絶縁油処理経費に対する補助などを、また(8)の産業廃棄物処理業者のレベルアップを図るため、講習会を開催する、健全な静脈ビジネスの発展や、(9)、資源循環の推進といたしまして、複数のビル等から排出される廃棄物の収集運搬システムの効率化等を検討するための基礎調査を行う、静脈物流の効率化・高度化などを行ってまいります。
 二〇ページをお開き願います。三つ目の目の施設整備費でございます。十八億円を計上しております。
 事業の概要でございますが、1の海面処分場の建設整備といたしまして、(3)の中防合同庁舎等の緑化工事、(4)の中央防波堤外側処分場のLFG--これはごみの分解によって生じるメタンガス等でございますが--を有効活用するための施設整備工事などを行ってまいります。
 以上、平成二十三年度一般会計当初予算事業別概要につきましてご説明申し上げました。
 続きまして、平成二十二年度一般会計補正予算案につきましてご説明申し上げます。
 お手元の資料3、平成二十二年度一般会計補正予算説明書を一枚おめくりください。
 1の歳出予算総括表をごらんください。補正する項は、環境保全費及び廃棄物費でございまして、十五億五千五百六万八千円を減額計上しております。
 次に、歳出の内訳についてご説明を申し上げます。
 二ページをお開き願います。項は環境保全費、目は管理費及び自動車公害対策費でございます。管理費の内容につきましては、右側の説明欄にございますとおり、給与費につきまして、給与改定による影響等の執行状況を踏まえまして、三億三千二百六万八千円を減額補正しております。
 次に、自動車公害対策費の内容につきましては、右側の説明欄にございますとおり、環境保全資金融資あっせん事業の執行状況を踏まえまして、四億四千七百万円を減額補正しております。
 三ページをごらんください。項は廃棄物費、目は廃棄物対策費及び施設整備費でございます。廃棄物対策費の内容につきましては、右側の説明欄にございますとおり、排水処理場の運転事業の執行状況等を踏まえまして五億三千六百万円を減額補正しております。
 次に、施設整備費の内容につきましては、同じく説明欄にございますが、海面処分場の建設整備の執行状況を踏まえまして二億四千万円を減額補正しております。
 以上、平成二十二年度一般会計補正予算案についてご説明申し上げました。
 続きまして、資料4をごらんください。都民の健康と安全を確保する環境に関する条例の一部を改正する条例案についてでございます。
 表紙をめくって一ページをお開き願います。
 まず、一、改正理由でございますが、振替可能削減量等の管理を行う口座の適正な運用を図るため、削減量口座簿の開設等に関する手数料に係る規定及び一般管理口座の更新等に関する規定を設けるほか、規定を整備する必要があるためでございます。
 二、改正案の内容でございますが、まず(一)、一般管理口座の更新でございます。
 ア、一般管理口座について、規則で定める期間ごとに更新が必要である旨を規定しております。ただし、その期間の満了の日において、指定地球温暖化対策事業者、その他規則で定める者である場合には更新の必要はございません。
 イ、一般管理口座の更新の手続について規定しております。
 次に、(二)、管理口座に係る記録事項の証明申請でございます。
 管理口座に係る記録事項証明書の交付及びその申請手続について規定しております。
 二ページをお開き願います。
 次に、(三)、削減量口座簿の開設等に関する手数料でございます。
 ア、次の申請者に係る手数料について規定しております。(ア)、指定地球温暖化対策事業者、その他規則で定める者以外の一般管理口座の開設申請者につきまして、一口座につき一万三千四百円でございます。(イ)、管理口座に係る記録事項証明書の交付申請者につきまして、一通につき四百円でございます。
 イ、手数料の減額または免除について規定しております。
 次に、(四)、その他の規定整備についてでございます。措置命令の規定に関し、所要の規定を整備しております。
 三、条例の施行日でございますが、平成二十三年四月一日からとしております。
 三ページから五ページまでは本条例案、六ページから八ページまでは新旧対照表でございます。
 続きまして、資料5をごらんください。東京都自然公園条例の一部を改正する条例案についてでございます。
 表紙をめくって一ページをお開き願います。
 一、改正理由でございますが、使用料及び占用料の上限額を改定する必要があるためでございます。
 二、改正案の内容でございますが、条例別表第二及び第三に規定する自然公園施設の使用料及び占用料の上限額を適正額に改めるものでございます。
 二ページにかけまして、それぞれの種別ごとに、改定前及び改定後の使用料等を記載してございます。
 三、条例の施行日でございますが、平成二十三年四月一日からとしております。
 三ページ及び四ページは本条例案、五ページ及び六ページは新旧対照表でございます。
 続きまして、資料6をごらんください。東京都廃棄物条例の一部を改正する条例案についてでございます。
 表紙をめくって一ページをお開き願います。
 一、改正理由でございますが、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴い、一般廃棄物処理施設及び産業廃棄物処理施設の定期検査及び熱回収施設の認定等に関する手数料に係る規定を設けるほか、規定を整備する必要があるためでございます。
 二、改正案の内容でございますが、まず、(一)、条例別表に規定する手数料に追加する手数料について、次のとおり規定しております。
 まず、ア、一般廃棄物処理施設定期検査手数料につきまして、手数料の額は三万三千円でございます。
 次に、イ、一般廃棄物処理施設の熱回収施設認定申請手数料につきまして、手数料の額は三万三千円ございます。
 次に、ウ、一般廃棄物処理施設の熱回収施設認定更新申請手数料につきまして、手数料の額は二万七千円でございます。
 二ページをお開き願います。
 次に、エ、産業廃棄物処理施設定期検査手数料につきまして、手数料の額は三万三千円でございます。
 次に、オ、産業廃棄物処理施設の熱回収施設認定申請手数料につきまして、手数料の額は三万三千円でございます。
 次に、カ、産業廃棄物処理施設の熱回収施設認定更新申請手数料につきまして、手数料の額は二万七千円でございます。
 次に(二)、その他の規定整備につきまして、産業廃棄物処理施設の変更許可申請手数料の規定に関し、所要の規定を整備しております。
 三、条例の施行日でございますが、平成二十三年四月一日からとしております。
 三ページから五ページまでは本条例案、六ページから八ページまでは新旧対照表でございます。
 以上で説明を終わらせていただきます。どうぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○橘委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。

○かち委員 十点ほどお願いします。
 まず、都内のエネルギー消費量の部門別推移。
 二番目に、都内の二酸化炭素排出量の部門別推移。
 三番目に、大気汚染濃度の高い測定局の推移。二酸化炭素について、一般的局、自排局。浮遊粒子状物質について、一般局、自排局。
 四番目に、大気汚染及び騒音に関する環境基準の達成状況。
 五番目に、米軍横田基地周辺における騒音発生回数の推移。
 六番目に、保全地域に係る公有化予算額、公有化面積及び管理費予算額の推移。
 七番目に、保全地域の指定実績。
 八番目に、建設泥土の排出量等の推移。
 九番目に、一般廃棄物の廃プラスチック類資源化率の推移。
 十番目に、事業系一般廃棄物の処理量の推移。
 以上です。

○橘委員長 ほかにございますでしょうか。--ただいまかち委員から資料要求がありましたが、これを委員会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○橘委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。

○橘委員長 次に、陳情の審査を行います。
 陳情二二第九五号を議題といたします。
 理事者の説明を求めます。

○山越環境改善部長 それでは、資料7、陳情審査説明表の一ページをお開きください。
 整理番号1、陳情番号二二第九五号、住宅街における商業目的での拡声機の使用禁止に関する陳情につきましてご説明申し上げます。
 陳情者は、練馬区の福尾勲将さんでございます。
 陳情の要旨でございますが、都において住環境が良好な地域での商業宣伝を目的とした拡声機の使用を罰則をもって禁止するよう、都民の健康と安全を確保する環境に関する条例の改正を求めるものでございます。
 次に、現在の状況でございますが、環境確保条例では百二十九条で、第一種低層住居専用地域等の住居の環境が良好である区域などについて、原則、商業宣伝を目的とした拡声機の使用を禁止してございます。
 この規定には例外がありまして、周辺の生活環境に支障を及ぼさないよう、商業宣伝を目的とする拡声機の使用に係る遵守事項を遵守して、自動車等により移動して拡声機を使用する場合については、その区域の住民に便宜を与えることもあり、騒音も一時的であることなどの理由から、禁止の対象から除外しております。
 本遵守事項において、拡声機から発する音量については、地域ごとに定められた基準の範囲内とすることが定められております。この基準、規定に違反して、周辺の生活環境に支障を及ぼしていると認めるときは、百三十八条の規定に基づきまして、違反行為をしている者に対し、騒音防止の方法等、必要な措置をとることを勧告することができます。
 この勧告制度により停止等の命令を発するに先立ち、違反者に違反の事実等を告知して改善を促すこととしております。
 さらに、この勧告に従わないときは、百三十九条の規定に基づきまして、当該違反行為の停止等、必要な措置を命ずることができます。そして、この命令に違反した者に対しては、百五十八条におきまして、一年以下の懲役または五十万円以下の罰金に処することを規定してございます。
 今ご説明いたしました百二十九条の違反者に対する百三十八条の勧告及び百三十九条の停止命令等の事務は、特別区における東京都の事務処理の特例に関する条例におきまして、特別区が処理することとなっております。
 最後に、6でございますが、都といたしましては、区の担当職員に対して、騒音測定等の研修や担当者会議等で行政実例等の情報を提供するなど、技術的支援を行っております。また、区におきましては、警察と連携して事態の改善を図るなど、地域の実情に応じて対応を図っております。
 説明は以上でございます。よろしくご審査のほどお願い申し上げます。

○橘委員長 説明は終わりました。
 本件について発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○橘委員長 発言がなければ、これより採決を行います。
 お諮りいたします。
 本件は、不採択とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○橘委員長 異議なしと認めます。よって、陳情二二第九五号は不採択と決定いたしました。

○橘委員長 次に、陳情二二第二九九号及び陳情二二第六五七号は内容に関連がありますので、一括して議題といたします。
 理事者の説明を求めます。

○長谷川自然環境部長 それでは、お手元にお配りしてございます資料7、陳情審査説明表二ページをお開きください。
 整理番号2、陳情番号二二第二九九号、東大農場の緑地と生態系を保存するための都独自の実態調査と保護策に関する陳情につきましてご説明申し上げます。
 陳情者は、西東京市の緑を守り活かす、まちづくり市民の会代表内田直之さんでございます。
 陳情の趣旨ですが、西東京市にある東大農場・演習林に生息する絶滅危惧種を初めとする希少動植物の実態を都が独自に調査し、それらの保護策を策定するよう求めるものでございます。
 現在の状況でございますが、東京大学の東大農場--正式名称は東京大学大学院農学生命科学研究科附属生態調和農学機構でございます--は、西東京市緑町一丁目一番一号にあり、面積は三十一万三千三百六十四平方メートルでございます。そのうち、演習林が九万一千五百四十一平方メートル、農場が二十二万一千八百二十三平方メートルとなっております。
 東京大学は、組織再編に伴い、施設内における総合研究棟の新築や畑、水田、温室等の再整備等を予定しております。
 平成二十年五月には、東京大学が再編整備について住民説明会を行っております。
 本件再編整備については、平成二十一年五月二十一日に環境局に事前相談がございました。自然保護条例第四十七条第一項の開発許可案件に該当するため、区域内の自然環境調査とそれに基づく希少種等の保全計画の策定が手続上必要であることを東京大学に説明いたしました。
 これを受けまして、東京大学は、現在、自然環境調査を実施中であり、今後、保全計画を策定する予定でございます。
 東京大学は、二月十日に再編整備について、二回目の住民説明会を予定しております。
 また、本件は開発面積が三万平方メートル以上でございますので、自然保護条例第四十七条第三項の規定に基づき、東京都自然環境保全審議会に諮問し、審議していただく予定でございます。
 続きまして、三ページをお開きください。整理番号3、陳情番号二二第六五七号、東大農場・演習林の自然環境に関する陳情につきましてご説明申し上げます。
 陳情者は、西東京市の西東京風の会代表小林力さんでございます。
 陳情の趣旨ですが、西東京市の東大農場・演習林の自然環境の保全を求めるものでございます。
 現在の状況につきましては、先ほどの陳情番号二二第二九九号と同様でございますので、説明は省略させていただきます。
 説明は以上でございます。よろしくご審査のほどお願い申し上げます。

○橘委員長 説明は終わりました。
 本件について発言を願います。

○山田委員 それでは、私から、この東大農場に関する二件の陳情について意見を述べさせていただきたいと思います。
 今ご説明がございました東大農場、三十一万三千三百六十四平方メートルという--私は西東京市でありますけれども、西東京市の中心に位置しておりまして、緑の少ない西東京市にあっては、水田や演習林などさまざまな自然がありまして、春には桜並木に市民が集い、安らぎや潤いを与えてくれる貴重な場所となっております。
 この東大農場の施設の再編整備につきましては、私もその必要性について理解するものでありますけれども、自然環境にも十分配慮しながら、施設の計画について検討を進めていってほしいと考えているものであります。
 今後、都に対し、東大農場の開発許可申請があった際には、東京都自然環境保全審議会に付議されるということでありますけれども、市民に親しまれているこの東大農場であります、自然環境調査や保全計画の内容について、貴重な自然が保全されるよう、第六五七号の陳情者の願意に沿って、厳正な審査をお願いいたしたいと思います。
 一方、都に対して、これは陳情第二九九号でありますけれども、独自の実態調査と保護策の策定を求めているこの陳情についてでありますが、この自然保護条例に基づく開発許可申請に当たりましては、開発申請者みずからが自然環境調査の実施及び保全計画の策定を行うものとされております。
 既に東京大学が自然環境調査を実施中であり、調査結果に基づき、今後、希少種等の保全計画を策定する予定と聞いております。このため、この陳情者が求められております、都が独自に自然環境調査や保全計画の策定を行う必要はないと私は考えております。
 以上で私の意見表明を終わります。

○かち委員 私からも一、二、お伺いしたいと思います。
 二二第二九九号、東大農場の緑地と生態系を保存するための都独自の実態調査と保護策に関する陳情及び二二第六五七号、東大農場・演習林の自然環境に関する陳情について伺います。
 二つの陳情の願意は、いずれも東大農場の整備計画に当たっては、都として、緑地や自然環境を保全するための保護策を積極的にとってほしいというものだと考えます。都が独自に実態調査というのはちょっと表現上、踏み込み過ぎてはいると思いますけれども、その願意は、この広大な農場の自然環境、農地を守りたいという思いだというふうに酌み取りました。
 東大農場は、西東京市のほぼ中央に位置し、約三十一万平方メートルの広大なまちの里山としての役割を果たしてきたわけです。八十年余の歴史を持つ東大農場・演習林がこれまで営々と築き上げてきた研究、教育の場としての役割、また緑地の乏しい都心隣接地で、これだけのまとまった演習林や農地が存在することは、絶滅危惧種のオオタカの存在など、東京の自然環境保全の立場からも大変重要なものであると思いますけれども、環境局としてこの東大農場の果たしている役割をどのように認識しているでしょうか。

○長谷川自然環境部長 市街化が進んだ地域にありまして、東大農場は畑、水田、演習林など多様な緑が存在しており、市民にとって貴重な憩いの場所であると考えております。
 また、西東京市の緑の基本計画においても、特に緑化を重点的に推進する区域である緑化重点スポットとして位置づけられております。
 この東大農場の再編整備に当たりましては、自然環境の保全と両立できるように努めてまいりたいと思います。

○かち委員 再編整備に当たっては、自然環境と両立できるように努めていきたいというお答えでした。現在、東大農場は再整備計画を立案中とのことですけれども、この間、東大農場をめぐってはさまざまな経緯があったところです。
 二〇〇三年の三月に、一たんは千葉県検見川へ移転を発表したんですね。それを聞いた市民が、東大農場を残す会を結成し、農場存続運動が大きく広がり、四万六千筆の署名が東大総長に届けられてきました。
 こういう中で、二〇〇四年四月に、国立大学が独立行政法人化して、運営上は一層自立性が求められ、厳しい運営を余儀なくされてきたわけです。
 二〇〇七年八月には、東大農場の移転を中止することが決定されました。これを契機に、東大農場は一般市民にも開放され、こうした中で、市民の憩いの場として、また自然観察会など教育の場としても利用されてきました。近年、地球温暖化、生物多様性など、さまざま問題になっている中で、こういうフィールドは大変貴重な場所になったわけです。
 二〇〇八年五月に東大農場再編整備計画案が住民に説明されました。整備計画が三万平米を超えるということで、自然環境保全審議会に付託されるということですけれども、そして二〇〇九年五月に環境局に相談をして、そこで自然環境調査等を行う指導を受けたところです。
 ところで、東大農場の演習林ですけれども、オオタカの営巣が確認されたと聞いておりますけれども、局としてはそのことを把握しているでしょうか。

○長谷川自然環境部長 先ほどご説明させていただいたとおり、東大農場の再編整備については、平成二十一年五月に、東京大学から環境局に事前相談がございました。その際に、敷地内にオオタカが確認されたと大学から聞いております。このため、オオタカも含めて自然環境調査を実施するよう大学に説明し、現在、大学で自然環境調査を実施中でございまして、詳細についてはまだ報告を受けておりません。

○かち委員 調査中で、その結果についてはまだ報告を受けていないということなので、今調査をしてまとめたころなのかなというふうに思いますけれども、オオタカについての調査、保護対策計画を立てるには大体どのぐらいの期間が必要になるんでしょうか。

○長谷川自然環境部長 オオタカの自然環境調査については、国が定めた猛禽類保護の進め方に基づいて行うことになります。
 この猛禽類保護の進め方では、オオタカの巣づくりから産卵、巣立ちまでの期間を一営巣期として、二営巣期を含む連続した一年半以上を調査期間としております。

○かち委員 調査期間として一年半ぐらい、それから保護策等々で二年ぐらいは必要なのだということだと思いますけれども、今現在では東大農場がどのような再編整備計画、詳細はわからないという状況ではありますけれども、考えられることは、貴重な緑の農園の一部が売却され、計画道路工事と再編整備工事が同時期に行われる可能性も高いということです。
 道路整備と東大農場の再編整備工事が同時的に行われれば、それぞれの工事は、それぞれ配慮したとしても、工事車両や騒音などが倍になる可能性もあるわけで、絶滅危惧種のオオタカやマヤラン、キンラン、ケブカツルカコソウなど、希少生物にとって大変リスクの高い状況になると思われます。こういう事態は極力避けるべきだと思います。
 東大農場の再編整備に当たっては、最大限、こうした希少生物の保護に配慮した対策を講じて、自然環境を保全することが極めて重要であることから、都としての積極的な取り組みを求めることは当然であり、第二九九号の一項、第六五七号は、趣旨採択を求めて私の質問を終わります。

○橘委員長 ほかに発言がなければ、これより採決を行います。
 まず、陳情二二第二九九号につきましては、建設局所管分もございますので、決定は建設局関係の審査の際に行い、現在のところは継続審査といたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○橘委員長 異議なしと認めます。よって、陳情二二第二九九号は継続審査といたします。
 次に、陳情二二第六五七号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本件は、趣旨採択とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○橘委員長 異議なしと認めます。よって、陳情二二第六五七号は趣旨採択と決定いたしました。
 以上で陳情の審査を終わります。
 以上で環境局関係を終わります。

○橘委員長 これより建設局関係に入ります。
 初めに、第一回定例会に提出を予定されております案件について、理事者の説明を求めます。

○村尾建設局長 平成二十三年第一回定例会に提出を予定しております案件につきましてご説明申し上げます。
 予定案件は、予算案二件、条例案一件、契約案四件及び事件案二件でございます。
 お手元の資料1、平成二十三年度主要事業及び提出予定案件の概要をごらんください。
 一ページをお開きください。平成二十三年度主要事業の概要についてご説明いたします。
 建設局は、災害に強く、快適で住みよい都市を目指し、道路、河川、公園など都市基盤の整備を推進しております。
 都市基盤の整備は、日々の都市活動、都民生活を支え、未来につながる財産を築く重要な事業でございます。「十年後の東京」計画の実現に向け、積極的に都市基盤の整備を進めるとともに、各施設を良好な状態で将来世代に継承していくため、適切な維持管理及び計画的な更新を実施するのに必要な予算編成を行いました。その結果、平成二十三年度予算案は、一般会計、土木費が四千八百三億円となっております。
 今後とも、国庫支出金など財源を積極的に確保しながら、職員が一丸となって、早期の事業効果の発現を目指し、迅速かつ着実な事業執行に努め、都民の負託に積極的にこたえてまいります。
 それでは、順次、事業別にご説明申し上げます。
 最初に、道路事業でございます。
 道路は、都民生活を支える最も基礎的な都市基盤であり、円滑な都市活動を行うため、交通渋滞の解消に向け、道路ネットワークの早期形成を努めるとともに、常時良好な状態に維持することにより、安全で円滑な交通を確保してまいります。
 まず、首都圏三環状道路では、中央環状品川線につきまして、平成二十五年度の完成に向け、着実に整備を行うとともに、東京外かく環状道路につきましては、国から受託した用地測量や用地取得を積極的に推進するなど、早期完成の実現に向け、取り組みを一層強化してまいります。
 次に、区部環状方向の道路では環状第二号線など、多摩南北方向の道路では調布保谷線など、また放射方向の道路では放射五号線などの整備を推進してまいります。
 鉄道の連続立体交差事業につきましては、京急本線・空港線など七路線八カ所で事業を推進いたします。
 二ページをお開きください。
 橋梁の整備では、是政橋など橋梁整備を進めるとともに、既存橋梁の耐震補強や予防保全型管理による長寿命化対策などを進めてまいります。
 道路補修につきましては、路面補修の実施、路面温度の上昇抑制に効果のある遮熱性舗装の実施、道路アンダーパス部における冠水警報装置の設置などのほか、街路樹の充実などにより道路緑化の推進にも積極的に取り組んでまいります。
 交通安全施設では、区市町村への補助を含め、道路の無電柱化事業を積極的に進めるほか、歩道の整備、交差点すいすいプランの推進、自転車走行空間の整備を図ります。
 また、多摩地域のまちづくりと密接に関連した都道の整備を市と協力して進めるため、新みちづくり・まちづくりパートナー事業を実施いたします。
 次に、河川事業でございます。
 河川事業では、洪水や高潮による水害や土砂災害などの危険から都民の生命と暮らしを守るとともに、潤いのある水辺の創出など、良好な都市環境を形成してまいります。
 まず、都市型水害から都民生活を守るため、神田川などで、一時間五〇ミリの降雨に対応する中小河川の改修を積極的に進めてまいります。
 また、古川や白子川では、早期の取水開始を目指し、地下調節池のシールドトンネル工事を着実に実施してまいります。
 さらに、近年、局地的かつ短時間の集中豪雨が増加していることなどから、今後の河川整備のあり方について検討を進めるとともに、石神井川から白子川地下調節池に取水することを検討するなど、緊急豪雨対策を実施してまいります。
 東部低地帯を高潮や地震による水害から守るため、防潮堤や護岸の整備を進めるとともに、耐震性強化に取り組むほか、隅田川などでは、スーパー堤防やテラスなどの整備を進めてまいります。
 また、土砂災害から都民の生命を守るため、まず、多摩地域を中心に避難体制を確立するほか、砂防、地すべり対策などを推進いたします。
 三ページをお開きください。次に、公園事業でございます。
 公園は、都民に安らぎ、レクリエーションの場を提供し、都市に潤いや風格を与えるとともに、都市環境の改善や防災空間の確保などに重要な役割を果たしていくものでございます。
 まず、緑のネットワークの拠点となる都市公園の整備を図るため、和田堀公園など二十一・四ヘクタールの公園の造成を行うとともに、上野恩賜公園の竹の台広場再整備など、既設公園の改修を行うほか、緑施策の先進都市としての成果を発信するため、全国都市緑化フェアを平成二十四年度に東京で開催いたします。
 また、防災公園の整備として、災害時にヘリコプターが緊急に離着陸できるよう、広場の改修などを行います。
 動物園につきましては、新たな施設として、多摩動物公園におけるオオカミ等の展示施設、アジアの平原などを整備いたします。
 霊園につきましては、青山霊園や谷中霊園で再生事業を進めるほか、小平霊園において、新たに樹林墓地を整備いたします。
 次に、その他の事業といたしまして、道路や公園の整備事業などに対する市町村土木補助のほか、生活再建資金の貸し付けなどを行ってまいります。
 以上が平成二十三年度主要事業でございます。
 続きまして、平成二十二年度補正予算案の概要につきましてご説明いたします。
 平成二十二年度予算の執行状況の精査の結果、人件費や街路整備、中小河川整備などで二百十一億円の減額補正を行います。
 四ページをお開きください。続きまして、条例案についてご説明いたします。条例案一件は、東京都立公園条例の一部を改正する条例でございます。
 続きまして、契約案についてご説明いたします。契約案四件は、白子川地下調節池工事(その五)ほか三件でございます。
 最後に、事件案二件についてご説明いたします。平成二十三年度の連続立体交差事業の実施に伴う費用の関係特別区・市の負担についてほか一件でございます。
 以上が平成二十三年度主要事業及び提出予定案件の概要でございます。
 詳細につきましては総務部長からご説明申し上げます。よろしくご審議のほどお願いいたします。

○野口総務部長 引き続きまして、第一回定例会提出予定案件の内容につきまして、ご説明申し上げます。
 資料2、平成二十三年度当初予算説明書をごらんいただきたいと存じます。
 最初に、平成二十三年度当初予算案につきましてご説明申し上げます。
 一ページをお開きください。平成二十三年度建設局予算総括表でございます。
 1といたしまして、歳入歳出予算の総額を記載してございます。
 一段目の一般会計(土木費)の欄をごらんください。二十三年度予算額は四千八百二億五千三百万円で、前年度と比較いたしますと一・三%の減となっております。
 下段の左側の表、2、繰越明許費につきましては、後ほどご説明いたします。
 また、右側の3、債務負担行為につきましては、一般会計(土木費)の欄にございますように、四十八件、四百二十三億七千八百万円を計上しております。
 なお、注にございますように、道路橋梁費には、ゼロ都債四件、七十億五千万円を計上しております。
 二ページをお開きください。一般会計(土木費)予算総括表でございます。
 上段の歳出予算四千八百二億五千三百万円に対する特定財源は、下段の表、歳入の一段目にございますように四千六十七億五千五百万円で、前年度と比較いたしますと特定財源は五・八%の減となっております。これは、主に繰入金の減によるものでございます。
 次に、三ページをお開きください。このページからは、歳出につきまして主要事項ごとにご説明いたします。
 1の道路の整備でございますが、予算額は百八十八億二千百万円でございます。
 右側の概要欄の中ほど、事業内容をごらんください。
 1、都市の骨格を形成する幹線道路や、2、地域幹線道路、4、山間・島しょ地域の振興を図る道路の整備を進めてまいります。
 一つ戻りまして、3、東京外かく環状道路の整備推進では、国において事業化された外環道の整備について、国と都が受委託契約を締結した大泉ジャンクション部の用地取得に係る事務経費などを計上しております。
 6の新みちづくり・まちづくりパートナー事業では、多摩地域のまちづくりと密接に関連する都道の整備を地元市と協力して進めてまいります。
 四ページをお開きください。2の街路の整備でございます。予算額は二千百九十八億五千三百万円でございます。
 概要欄の事業内容をごらんください。
 1、都市の骨格を形成する幹線道路の整備では放射第二五号線などを、2、都市高速道路の整備では中央環状品川線を、3、地域幹線道路の整備では補助第四号線などを整備いたします。
 6の鉄道の連続立体交差事業の推進では、小田急小田原線などで事業を推進いたします。
 五ページをお開きください。3の橋梁の整備でございますが、予算額は百四十億九千六百万円でございます。
 概要欄の事業内容をごらんください。
 1、橋梁の整備として、橋梁の新設、かけかえを進めるほか、2、橋梁の長寿命化は、予防保全型管理を実施することにより、良好な状態で橋梁の耐用年数を延ばすものでございます。
 また、3、橋梁補修のうち、(1)、橋梁耐震補強では、緊急輸送道路上にあります橋梁の補強を計画的に実施してまいります。
 六ページをお開きください。4の道路の保全でございますが、予算額は二百五十三億五千五百万円でございます。
 概要欄の事業内容をごらんください。
 1、路面補修では、遮熱性舗装など環境対策型舗装を含む路面補修を外堀通りなどで実施いたします。
 また、3、道路施設整備では、集中豪雨時の緊急安全対策として、道路のアンダーパス部における冠水警報装置の設置などを実施いたします。
 なお、本事業は平成二十三年度完了予定でございます。
 4、道路緑化の推進では、街路樹百万本の達成に向け、既存道路における街路樹の本数の充実を、また、5、モルタル吹きつけ斜面の安全対策として、道路斜面の安全対策を実施いたします。
 7ページをお開きください。5の交通安全でございますが、予算額は二百九十六億五千四百万円でございます。
 概要欄の事業内容をごらんください。
 1、歩道整備では、歩道の整備や道路のバリアフリー化などを、2、交差点改良では、交差点すいすいプランなどを実施いたします。
 3、無電柱化の推進では、既存都道の無電柱化はもとより、面的な無電柱化を図るために、区市町村道における整備への補助を実施するなど、積極的に推進してまいります。
 また、4、自転車走行空間の整備では、既設の幅の広い歩道や車道を活用した整備など、多様な手法により事業を進めてまいります。
 八ページをお開きください。6の河川の改修でございますが、予算額は二百八十億五千八百万円でございます。
 概要欄の事業内容をごらんください。
 1、中小河川整備のうち、(1)、護岸の整備では、神田川や石神井川などで護岸整備を行うとともに、(2)、調節池の整備では、古川地下調節池の整備など、都市型水害への対策を積極的に推進いたします。
 また、(4)、緊急豪雨対策では、既設調節池の活用として、新たに石神井川から白子川地下調節池への取水を検討いたします。
 九ページをお開きください。7の高潮防御施設の整備でございますが、予算額は百四十六億百万円でございます。
 概要欄の事業内容をごらんください。
 1、高潮防御施設の整備では、新中川などで防潮堤等の整備を、3、スーパー堤防等の整備では、隅田川などで整備を行います。
 5、係留保管施設の整備では、不法係留船舶の適正化を行うため、保管施設を整備いたします。
 一〇ページをお開きください。8の砂防海岸の整備でございますが、予算額は五十億一千七百万円でございます。
 概要欄の事業内容ですが、主に多摩・島しょ地域の砂防、地すべり防止、海岸保全施設、急傾斜地崩壊防止対策を行います。
 一一ページをお開きください。9の都市公園の整備でございますが、予算額は二百三十九億八百万円でございます。
 概要欄の事業内容をごらんください。
 1、都立公園の整備として、篠崎公園などで用地取得や公園造成を、小金井公園などで施設改修などの整備を行います。
 また、全国都市緑化フェアについて、平成二十四年度の開催に向け、会場の整備などを進めます。
 2、防災公園の整備として、災害発生時にヘリコプターが緊急に離着陸できるよう広場などの改修を行うほか、避難場所の整備を進めてまいります。
 一二ページをお開きください。上段の10、動物園の整備でございますが、予算額は十七億四百万円でございます。
 概要欄の事業内容をごらんください。
 1、恩賜上野動物園では、老朽化、分散化した施設を集約する飼育繁殖センターの整備を、また、2、多摩動物公園では、オオカミなどを展示するアジアの平原の整備を実施いたします。
 下段の11の霊園葬儀所の整備でございますが、予算額は十二億六千二百万円でございます。青山霊園や谷中霊園で霊園の再生などを行うほか、小平霊園において新たに樹林墓地を整備いたします。
 一三ページをお開きください。上段12の生活再建対策でございますが、予算額は七億八千九百万円で、生活再建資金の貸し付けや代替地の購入を行います。
 下段13の市町村土木補助でございますが、予算額は五十五億八千万円で、市町村が施行する道路整備、公園整備などの土木事業に対して積極的に補助を行います。
 一四ページをお開きください。14のその他投資的経費でございますが、予算額は二百九十九億八千八百万円で、主なものは、道路、河川の国直轄事業負担金でございます。
 一五ページをお開きください。15の都市基盤施設の良好な維持管理でございますが、予算額は四百七億四千五百万円でございます。
 概要欄の事業内容をごらんください。
 1、道路橋梁事業では、道路の安全を守るための路面維持など、2、河川海岸事業では、水防活動に不可欠な維持管理対策など、3、公園霊園事業では、安全・安心で快適な空間を提供する維持管理など、各施設を良好な状態に保つ維持、修繕、管理等に加え、安全性や景観の向上に重点を置いた維持管理を実施してまいります。
 一六ページをお開きください。職員の給料、諸手当などの経常経費を記載してございます。
 次に、用地会計につきましてご説明いたします。
 一七ページをお開きください。事業用地先行取得でございます。
 財務局から執行委任を受けて、道路、河川、公園事業において、三万二百六十一平方メートルの用地を取得するものでございます。予算額は百三十八億三千三百万円でございます。
 一八ページをお開きください。繰越明許費でございます。
 事業の性質上、年度内に支出が完了しないと予想されるものにつきまして、翌年度に継続して実施するため、あらかじめ繰越明許費を計上しております。対象は一般会計(土木費)で土木管理費など二十事業、予算額は三百四十八億八千二百万円でございます。
 続きまして、債務負担行為についてご説明いたします。資料3、平成二十三年度当初予算債務負担行為の冊子をごらんいただきたいと存じます。
 債務負担行為は、工期が複数年にまたがり、分割契約が困難な工事などにつきまして、二十四年度以降の工事費等を、限度額を上限として債務を予定するものでございます。
 一ページをお開きください。一ページから八ページには、事項ごとに、期間、限度額、対象事業、理由を記載してございます。
 なお、一〇ページから五三ページに図面がございますので、後ほどごらんいただきたいと存じます。
 以上で平成二十三年度当初予算案の説明を終わらせていただきます。
 続きまして、平成二十二年度補正予算案につきましてご説明申し上げます。資料4、平成二十二年度補正予算説明書をごらんいただきたいと存じます。
 一ページをお開きください。平成二十二年度建設局予算総括表でございます。
 歳入歳出予算でございますが、表の一段目、一般会計(土木費)の欄をごらんください。今回の補正予算は、二百十億七千万円の減額で、既定予算と合わせた補正後予算額は四千六百五十四億九千五百万円となります。
 二ページをお開きください。一般会計(土木費)予算総括表でございます。
 下段の表をごらんいただきたいと存じます。今回の歳出補正予算に対する特定財源でございますが、予算額の補正に伴い、財源を減額するとともに、減収補てん債の充当及び財源更正を行うものでございます。
 三ページをお開きください。このページからは、補正予算を計上する各事項につきまして、補正予算の科目、金額、経費内訳などを記載してございます。
 以上で平成二十二年度補正予算案の説明を終わらせていただきます。
 次に、資料5をごらんいただきたいと存じます。条例案につきましてご説明申し上げます。
 表紙をおめくりください。今回提出を予定している条例案の件名は、目次に記載してあるとおりでございます。
 一ページをお開きください。条例案の概要をまとめたものでございます。
 条例案につきましては、本概要にてご説明申し上げます。
 本件は、東京都立公園条例の一部を改正する条例でございまして、使用料及び占用料の上限額を改定する必要があることから、関係規定を整備するものでございます。
 改正案の内容でございますが、一点目は、土地の使用料について上限額を改定するもの、二点目は、公園施設の使用料について上限額を改定するもの、三点目は、占用料について上限額を改定するものでございます。
 なお、二ページ以降に議案及び新旧対照表を添付してございます。後ほどごらんいただきたいと存じます。
 次に、資料6をごらんいただきたいと存じます。契約案についてご説明申し上げます。
 表紙をおめくりください。今回提出を予定しております契約案四件の件名は、目次に記載のとおりでございます。
 一ページをお開きください。白子川地下調節池工事(その五)でございます。
 本工事は、練馬区高松三丁目地内に到達立て坑を設置するとともに、延長三千百八十五・三メートルのトンネル式調節池を構築するものでございます。
 工事場所は練馬区大泉町二丁目地内から同区高松三丁目地内、契約の相手方は大成・佐藤・錢高建設共同企業体、契約金額は百三十四億九千二百五十万円、工期は平成二十四年九月十一日までとする工事請負契約を、技術提案型総合評価方式で一般競争入札により締結しようとするものでございます。
 二ページをお開きください。本件の施工場所の案内図でございます。案内図の右側から左側に網かけで表示してあります箇所が今回の工事場所でございます。
 三ページをお開きください。構造物の形状は、平面図、標準断面図のとおりでございます。
 四ページをお開きください。古川地下調節池取水施設工事でございます。
 本工事は、港区白金五丁目地内において、河川からの洪水を取り入れ、地下のトンネルまで導く取水施設を施工するものでございます。
 工事場所は港区南麻布四丁目地内から同区白金五丁目地内、契約の相手方は鹿島・明治建設共同企業体、契約金額は十一億九千四百五十八万五千円、工期は平成二十五年三月十五日までとする工事請負契約を、技術力評価型総合評価方式で一般競争入札により締結しようとするものでございます。
 五ページをお開きください。本件の施工場所の案内図でございます。案内図の中ほど、左下に丸い網かけで表示してあります箇所が今回の工事場所でございます。
 六ページをお開きください。構造物の形状は、平面図、標準断面図のとおりでございます。
 七ページをお開きください。中央環状品川線南品川換気所建築工事でございます。
 本工事は、中央環状品川線南品川換気所の建築工事を行うものでございます。
 工事場所は品川区南品川四丁目地内、契約の相手方は森本・奈良建設共同企業体、契約金額は八億十万円、工期は平成二十五年二月二十二日までとする工事請負契約を一般競争入札により締結しようとするものでございます。
 八ページをお開きください。本件の施工場所の案内図でございます。案内図の中ほど、左側に網かけで表示してあります箇所が今回の工事場所でございます。
 九ページをお開きください。構造物の形状は、平面図、立面図のとおりでございます。
 一〇ページをお開き願います。環二地下トンネル(仮称)築造工事(二十二 一-環二汐留工区)でございます。
 本工事は、延長百五十六メートルの地下トンネルを開削工法により施工するものでございます。
 工事場所は港区東新橋一丁目地内、契約の相手方は鉄建・福田・日工建設共同企業体、契約金額は三十億九千八百三十四万円、工期は平成二十六年三月七日までとする工事請負契約を一般競争入札により締結しようとするものでございます。
 一一ページをお開きください。本件の施工場所の案内図でございます。案内図の中ほど、左上に網かけで表示してあります箇所が今回の工事場所でございます。
 一二ページをお開きください。構造物の形状は、平面図、側面図、断面図のとおりでございます。
 次に、資料7をごらんいただきたいと存じます。事件案についてご説明申し上げます。
 表紙をおめくりください。今回提出を予定している事件案二件の件名は、目次に記載してあるとおりでございます。
 一ページをごらんください。事件案につきまして概要をまとめたものでご説明申し上げます。
 まず、左側をごらんください。整理番号1、平成二十三年度の連続立体交差事業の実施に伴う費用の関係特別区・市の負担についてでございます。
 (3)の関係特別区・市の負担限度額をごらんください。平成二十三年度の連続立体交差事業の実施に伴う費用の関係特別区・市の負担につきまして、各路線と箇所別に、世田谷区など十四区市の負担限度額を、地方財政法の規定に基づき議会の議決を経た上で定めるものでございます。
 次に、右側をごらんください。整理番号2、平成二十二年度の連続立体交差事業の実施に伴う費用の関係特別区・市の負担の変更についてでございます。
 (3)の関係特別区・市の負担限度額をごらんください。平成二十二年度の連続立体交差事業の実施に伴う費用の関係特別区・市の負担につきまして、各路線と箇所別の事業の進捗に伴い、練馬区など三区市の負担限度額を、地方財政法の規定に基づき議会の議決を経た上で改めるものでございます。
 二ページ以降に議案を添付してございますので、後ほどごらんいただきたいと存じます。
 以上で平成二十三年第一回定例会提出予定案件の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○橘委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。

○かち委員 九点お願いします。
 まず、建設局の事業別予算、決算の推移。
 二番目に、道路橋梁費における事業別財源内訳。
 三番目に、国直轄負担金の推移。
 四番目、建設局に係る中小企業への工事発注実績の推移。
 五番目、骨格幹線、地域幹線道路の整備費の推移。
 六番目、都市公園の維持管理費、整備費及び用地取得費及び開園面積の推移。
 七番目に、中小河川の整備状況の推移及び治水安全度達成状況の推移。
 八番目、道路補修費の予算と決算の推移。
 九番目、歩道の整備状況の推移。
 以上です。

○橘委員長 ただいま、かち委員から資料要求がありましたが、これを委員会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○橘委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。

○橘委員長 次に、陳情の審査を行います。
 陳情二二第一〇五号を議題といたします。
 理事者の説明を求めます。

○横溝河川部長 お手元配布の資料8、陳情審査説明表の表紙をおめくりいただき、整理番号1、陳情二二第一〇五号をごらんいただきたいと存じます。
 本件は、都市計画決定に基づく西東京市内石神井川の河川整備及び河道整備の見直しに関する陳情でございまして、西東京市、天野敬也さんから提出していただいたものでございます。
 その要旨でございますが、現在、建設局北多摩南部建設事務所が進めております石神井川の整備計画について、次のことを実現していただきたいというものでございます。
 まず一点目は、現在、事業認可はおりていないが、都市計画決定がおりている地域において、整備計画を進めるのが適切なのか再検証が必要なのではないかという箇所があるので、莫大な予算と人手が必要な事業だけに、いま一度を再検証すること。
 二点目は、再検証後、整備が本当に必要ならば、市を含め、事業自体を河川流域の住民に早目に知らせることというものでございます。
 次に、現在の状況でございますが、石神井川は、小平市御幸町に源を発し、北区堀船付近で隅田川に合流する延長約二十五・二キロの河川でございます。
 本河川では、全延長を対象に、一時間に五〇ミリの降雨を安全に流下させるため、河道拡幅を基本とし、四カ所の調節池を効果的に組み合わせた整備計画としてございます。
 このうち、西東京市の富士見橋から隅田川合流点までの約二十二・六キロを都市計画決定しておりまして、下流から順次事業認可を取得しながら護岸整備を進めております。現在、約十七・五キロの護岸が完成し、約二・五キロの区間で整備を行っております。残る約二・六キロが未整備でございます。
 なお、四カ所の調節池は既に完成してございます。
 本陳情区間は、未整備区間のうち、西東京市の富士見橋から坂下橋までの約一・六キロでございまして、河道が狭く、洪水の危険性が高いため、今後、事業認可を取得して整備を進めていく予定でございます。
 また、整備に当たりましては、地元要望も踏まえまして、隣接する公園と一体的な親水公園の整備を進めることとしてございます。
 石神井川の整備は、水害の危険から都民の命と暮らしを守ることを第一の目的といたしまして計画的に進めてございます。
 また、都市計画決定や事業認可、用地取得や工事の際など、各段階ごとに説明会等を開催し、地域住民の皆様の意見を伺いながら、理解と協力を得て事業を進めております。
 以上でございます。よろしくご審査のほどお願い申し上げます。

○橘委員長 説明は終わりました。
 本件について発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○橘委員長 発言がなければ、これより採決を行います。
 お諮りいたします。
 本件は、不採択とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○橘委員長 異議なしと認めます。よって、陳情二二第一〇五号は不採択と決定いたしました。

○橘委員長 次に、陳情二二第二九九号及び陳情二二第四六一号は、内容に関連がありますので一括して議題といたします。
 理事者の説明を求めます。

○吉原道路建設部長情報基盤整備担当部長兼務 整理番号2の陳情二二第二九九号と、整理番号3の陳情二二第四六一号の二件は、いずれも都市計画道路西東京三・四・九号線の整備に関する陳情でございますので、一括してご説明申し上げます。
 まず、整理番号2の陳情二二第二九九号をお開き願います。
 本件は、東大農場の緑地と生態系を保存するための都独自の実態調査と保護策に関する陳情で、西東京市の緑を守り活かす、まちづくり市民の会代表内田直之さんから提出されたものでございます。
 陳情の要旨は、西東京市にある東大農場・演習林に生息する絶滅危惧種を初めとする希少動植物の実態を独自に調査し、それらの保護策の具体策が定まるまで、都市計画道路西東京三・四・九号線の着工を延期することというものでございます。
 一枚おめくりください。
 整理番号3の陳情二二第四六一号は、都市計画道路西東京三・四・九号線建設事業の見直しに関する陳情で、西東京市の武藤一人さんから提出されたものでございます。
 陳情の要旨は、計画どおりの事業を実施することは、生態系を破壊し、住民の将来の生活に重大な悪影響を及ぼす危険が明白である。よって、計画道路の、特に東大農場通過部分の構造を地下トンネル方式に変更するか、道路線形を、東大農場を迂回するよう変更する等の見直しを行い、見直しが終わるまでは予算等の措置を中止していただきたいというものでございます。
 これらの陳情につきまして、現在の状況でございますが、西東京三・四・九号線は、西東京市中町四丁目を起点とし、同市西原町四丁目の東久留米市境を終点とする延長三・四キロメートルの都市計画道路であり、さらに、東村山三・四・一一号線などを経て埼玉県に至る北多摩地域の重要な路線でございます。
 このうち、調布保谷線から東久留米市境までの延長二・六キロメートルにつきましては、主要渋滞ポイントである新青梅街道の北原交差点の渋滞緩和に効果が高く、沿道のまちづくりにも寄与することから、第三次事業化計画において、平成二十七年度までに優先的に整備すべき路線として位置づけております。
 陳情区間は、西東京三・四・二〇号線との交差部から、東大農場を横断し、東久留米市境までの延長一・四キロメートルでございます。
 道路構造は、交差する道路との接続や沿道利用、防災機能の確保のため、平面構造としております。
 都は、平成二十一年二月に本路線の測量説明会を開催し、測量もすべて完了しております。
 東京大学は、東大農場の再編整備を計画しており、本路線の地表式での早期整備を要望しております。
 また、西東京市においても、現計画での本路線の整備を前提に、東大農場の再編整備に伴う地区計画の策定に向けた検討を進めており、本路線の早期整備を要望しております。
 本路線の整備に当たりましては、自然環境に配慮するため、東京都における自然の保護と回復に関する条例に基づきまして適切な対応を行います。
 引き続き、地元の理解と協力を得ながら、本路線の早期事業化に取り組んでまいります。
 以上でございます。

○橘委員長 説明は終わりました。
 本件について発言を願います。

○山田委員 それでは、陳情二二第二九九号の二項並びに陳情二二第四六一号の西東京三・四・九号線に関する陳情について、お伺いをいたしたいと思います。
 私の地元であります西東京市は、隣接市に比べまして、大変、道路を初めとした都市基盤の整備が大幅におくれている地域でもあります。
 本市の中央部を東西に走り、第三次優先整備路線に位置づけられております西東京三・四・九号線は、北多摩地域の道路ネットワークの形成におきましても大変重要な路線でもあり、私はこれまでにも予算特別委員会等で西東京三・四・九号線の早期整備を強く要望してきたところでもあります。
 そこで、まず、西東京三・四・九号線の必要性について、改めて都の見解をお伺いいたします。

○吉原道路建設部長情報基盤整備担当部長兼務 西東京三・四・九号線は、西東京市中町四丁目を起点とする延長三・四キロメートルの都市計画道路で、東村山三・四・一一号線などを経て埼玉に至る北多摩地域の重要な路線であります。このうち、調布保谷線から東久留米市境までの延長二・六キロメートルを第三次優先整備路線に位置づけております。
 本路線を整備することで、青梅街道、新青梅街道及び所沢街道が複雑な形で交差する北原交差点付近を迂回する東西方向の新たなルートが形成されるため、渋滞緩和に効果が高く、沿道のまちづくりにも寄与する路線でございます。

○山田委員 今ご説明いただきましたけれども、西東京三・四・九号線の整備につきましては、北原交差点の渋滞緩和に大変効果が高いとのことでございましたが、現在の北原交差点の交通状況についてお伺いをいたします。

○吉原道路建設部長情報基盤整備担当部長兼務 平成二十年に当局で行った交通量調査によりますと、北原交差点に流入する十二時間交通量は約四万一千台でございます。
 また、交差点のピーク時の渋滞長でございますが、新青梅街道で五百五十メートル、所沢街道で四百五十メートルの渋滞が発生しております。

○山田委員 私も地元ということでありますし、よくこの北原交差点を利用いたしますけれども、今お話がありましたように大変渋滞のひどいところといいますか、都内でも渋滞主要ポイントというようなことを聞いております。地元からもこの渋滞の早期解消が望まれておりますし、また、この渋滞解消は当然なんですけれども、地域のまちづくりにとってもこの西東京三・四・九号線というのは大事な路線だと思いますし、早期整備が望まれているところでもあります。
 そこで、事業化に向けましたこれまでの取り組みと今後の事業の進め方についてお伺いいたします。

○吉原道路建設部長情報基盤整備担当部長兼務 本陳情区間であります谷戸新道との交差部から東久留米市境までの延長一・四キロメートル区間につきましては、平成二十年度に事業説明会及び現況測量を実施し、平成二十一年度には用地測量を行い、測量作業はすべて完了いたしております。
 東京大学は、本路線が横断する東大農場の再編整備を計画しておりまして、平成二十年五月に地元説明会を開催し、今月十日に二回目の説明会を開催する予定でございます。
 さらに、西東京市におきましても、緑豊かな地域特性を維持、保存しながら、農場と市民生活が共存できるよう地区計画を策定していく予定と聞いております。
 本路線につきましては、引き続き、西東京市や東京大学と連携し、地域のまちづくりとの整合を図りながら、平成二十三年度の事業化を目指してまいります。

○山田委員 これまでの都の事業化に向けた取り組みや、西東京市や東京大学が連携を図ってこの地域のまちづくりの検討を進めているという、その状況がよくわかりました。
 東大農場は、西東京市内の中心に位置しておりますし、多くの市民に親しまれている憩いの場所となっております。
 今後、道路整備を進めるに当たっては、このような自然環境にどのように配慮していくのか、それについて改めてお伺いいたしたいと思います。

○吉原道路建設部長情報基盤整備担当部長兼務 緑豊かな東大農場を通過する西東京三・四・九号線の整備に当たりましては、東京都における自然の保護と回復に関する条例に基づきまして、自然環境に配慮し、適切な対応を行ってまいります。
 今後とも、地域のまちづくりと整合を図り、地元の理解と協力を得ながら、平成二十三年度の事業化を目指してまいります。

○山田委員 引き続き、地域のまちづくりとの整合を図りながら、多くの市民に親しまれ、そして憩いの場所となっている東大農場の自然環境をしっかりと保全をし、そして、また、地元住民の理解と協力を得ながら、早期の事業化を要望して、平成二十三年度ということでありますけれども、私の質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。

○かち委員 私からも質問させていただきます。
 陳情二二第四六一号、都市計画道路西東京三・四・九号線建設事業の見直しに関する陳情と、陳情二二第二九九号、東大農場の緑地と生態系を保存するための都独自の実態調査と保護策に関する陳情の二項についてお聞きします。
 二つの陳情の願意は、貴重な自然と生物多様性をはぐくんでいる東大農場の環境を守るために、農場を横切る計画道路の見直し、ないしは着工の延期を求めるものです。
 東大農場の再整備計画案は、先ほどもいいましたけれども、二〇〇八年五月に住民説明会を行い、その後しばらく時間がたって、今回、先ほどの質疑で明らかになりましたが、二月の十日に二回目の説明会を行う予定だということです。
 前回の計画案では、三十一万平米中、一部売却を含むとなっている、これがどのように変わるかどうかわかりませんけれども、この外部のところの売却を含んだ計画になっているわけです。(資料を示す)そして、この中には計画道路が走るということになっているわけですけれども、今後の計画としては、二月十日に東大の整備計画説明会があり、同時に、西東京市の地区計画も発表していきたいと。そして、平成二十三年度をめどに都市計画道路の事業化を決定していたんだというふうなご説明がありました。
 東大は、計画道路の事業化を促進する要望を確かに東京都に出しておりますけれども、しかし、その要望書の中には、二〇〇二年には計画道路を地下化してほしいと要望した経緯があったことも書かれています。研究者として、オオタカを初め絶滅危惧種など多様な生物が生息する自然環境を守るべき立場として、自動車排ガスを引き込む計画道路などが敷地内に貫通することは極力避けたいと思うのは当然のことだと思います。
 しかしながら、独法化した東大は、敷地内の老朽化した研究棟などの建てかえ資金を捻出しなければならないという事情から、一部売却をせざるを得ないという大変残念な状況を迎えているわけです。
 それでは、この計画道路の整備に本当に緊急性があるのかどうかという点で確認したいと思います。北原交差点の混雑解消が主な要因だというふうに先ほど説明がありましたけれども、この交差点は構造上も五差路のようになっていたり、道路形態からしても非常に混雑しやすい形態になっていたようです。先ほど交通状況の説明がありましたけれども、四万一千台の交通量があって、渋滞延長が五百五十とか四百五十メートルというお話がありましたけれども、これはいつの時点の調査結果でしたでしょうか。もう一度確認したいと思います。

○吉原道路建設部長情報基盤整備担当部長兼務 先ほどの北原交差点の交通状況でございますが、平成二十年度に当局で行った交通量調査による数値でございます。

○かち委員 二十年度ということでしたけれども、最近、この北原交差点は、渋滞解消すべき場所だということで、スムーズ東京21という、渋滞解消対策百カ所の一つとして、交差点の改良工事がされました。平成十八年から二十二年にかけて行われたわけですけれども、この工事が行われた後、地元の方からお聞きしますと、改良工事の後、混雑は軽減したとも聞いております。
 近隣道路を通る、じゃあ交通量はどうなのかということで、新青梅街道、あるいは所沢街道では経過的にどのような交通量の変化になっているんでしょうか。

○吉原道路建設部長情報基盤整備担当部長兼務 道路交通センサスによりますと、新青梅街道の十二時間交通量は、平成十一年が約二万八千台、平成十七年は約二万七千台となっております。
 また、所沢街道の十二時間交通量は、平成十一年が約九千百台、平成十七年が約九千三百台となっております。

○かち委員 所沢街道では九千三百台で若干ふえておりますけれども、新青梅街道では六年間で千三百六十八台減っているんですね。この道路環境というのは、今の計画道路とほぼ並行して所沢街道が走っているわけです。で、東大農場の手前で交差しているわけなんですね。
 こういう状況にあるということなんですけれども、所沢街道は計画道路三・四・九号とほぼ並行していて、同じ二車線道路です。しかし、この道路は、歩道の整備が進んでいないということで、今、歩道の整備が着々と進められているところであるわけです。現道があるわけですから、ここが整備をされれば、かなり交通量は緩和するんじゃないかと思いますが、これが東大農場に入ると一本に重なってしまうので、今、九千台程度の車が走っていますけれども、東大農場を過ぎると二本に分かれるけれども、東大農場の中はそれが一本になるので、やっぱり九千台以上の車がそこに集中するという状況になるわけです。
 西東京市が地区計画を立てなければならない理由というのは、東大農場が切り売りされた場合、再開発によって貴重な緑地が減少することを食いとめるためであり、東大農場がそのまま現状を確保することができるなら、その必要もないわけです。
 大学は、収益事業とはほど遠い存在です。にもかかわらず、年月がたって、建物が老朽化すれば再整備しなければなりませんが、そのたびに財源を捻出するために自分の土地を売らざるを得ないというようなことになれば、都民にとっても、国民にとっても大変な損失となり、日本の大学の権威にも大きな影響を及ぼすことになります。要は、国がもっと責任を持って対応すべき課題だと思います。
 まちの里山として市民とともに自然環境や多様な生物をはぐくんできた東大農場を、計画道路が貫通すれば、毎日数千から一万台の自動車排ガスにさらされます。オオタカを初め、絶滅危惧種や環境に多大な影響を及ぼすことはいうまでもありません。
 人口減少時代に入り、高度成長期ではない今日、交通量もだんだん減っている中で、四十年以上前に計画決定された道路の必要性の有無について、今まだ事業化決定されていないときだからこそ再検討すべきだと思います。よって、第四六一号と二九九号二項の陳情については趣旨採択を求めます。

○橘委員長 ほかに発言がなければ、これより採決を行います。
 まず、陳情二二第二九九号を採決いたします。
 本件は、起立により採決いたします。
 本件は、趣旨採択とすることに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○橘委員長 起立少数と認めます。よって、陳情二二第二九九号は不採択と決定いたしました。
 次に、陳情二二第四六一号を採決いたします。
 本件は、起立により採決いたします。
 本件は、趣旨採択とすることに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○橘委員長 起立少数と認めます。よって、陳情二二第四六一号は不採択と決定いたしました。
 以上で陳情の審査を終わります。
 以上で建設局関係を終わります。
 なお、本日審査いたしました陳情中、採択と決定いたしました分につきましては、執行機関に送付し、その処理の経過及び結果について報告を請求することにいたしますので、ご了承願います。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後二時四十一分散会

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